JP2004052510A - 標識用白線 - Google Patents

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JP2004052510A JP2002238636A JP2002238636A JP2004052510A JP 2004052510 A JP2004052510 A JP 2004052510A JP 2002238636 A JP2002238636 A JP 2002238636A JP 2002238636 A JP2002238636 A JP 2002238636A JP 2004052510 A JP2004052510 A JP 2004052510A
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Kazuo Saito
斉藤 一夫
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Abstract

【課題】白線の表面に汚れが付着するのを軽減することにより、認識力や識別性を向上させると共に、白線の亀裂や剥離発生を防止することにより、白線の引き直し工事に要するコストや手間を極力削減することができる標識用白線を提供すること。
【解決手段】道路や駐車場、また滑走路に設けられている標識用白線(1)において、白線本体(2)の上面に金属酸化物ガラス膜(3)を施したことを特徴とする。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路や駐車場、また滑走路に設けられている標識用の白線において、特に、白線の表面に汚れが付着するのを軽減し、交通量による摩耗と風雪などによる自然劣化を防止すると共に、亀裂や剥離の発生を防ぐことができる標識用白線に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、道路のセンターラインや路側帯には直線状の白線が、また、横断歩道や十字路近傍には、文字や図形を施した白線が設置されている。また駐車場内の駐車区画や空港の滑走路には、車両や飛行機の誘導や進路方向を指示する白線が設けられている。
【0003】
一般的な標識用白線には、認識力や識別性の高い白色系の塗料が使用され、進行方向や左右を区分けする目的で路面上に直接塗着されている。また、白色系の塗料に小片状のガラスを混入させた特殊の塗料も開発されており、走行中の車両運転手への認識力を高めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の標識用白線は、塗着後しばらく経過すると、表面に排気ガスや空気中の塵埃等が付着し、認識力や識別性が低下するという問題があった。また通過する車両のタイヤにより摩耗が生じたり、風雪などの自然劣化による亀裂や剥離が発生してしまうという欠点も生じた。
【0005】
そのため、定期的に白線の引き直しを行わなければならず、多くのコストや手間を必要とするばかりでなく、白線工事における交通の渋滞を発生させるという問題もあった。
【0006】
そこで本発明は上記の点に鑑み、白線の表面に汚れが付着するのを軽減することにより、認識力や識別性を向上させると共に、白線の亀裂や剥離発生を防止することにより、白線の引き直し工事に要するコストや手間を極力削減することができる標識用白線を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は上記課題を達成するために、道路や駐車場、また滑走路に設けられている標識用の白線において、白線本体の上面に金属酸化物ガラス膜を施したことを特徴とする。そのため、金属酸化物ガラス膜の光触媒機能により、白線の表面に排気ガスや塵埃が付着することを軽減でき、白線の認識力や識別性を向上させることができる。また、金属酸化物ガラス膜のコーティング効果により白線の亀裂や剥離発生を防止することができる。さらに、光触媒機能により、白線を施した路面周囲の空気を浄化させると共に、殺菌、防汚、防錆、耐汚染機能も実現することができる。
【0008】
また、前記白線本体と金属酸化物ガラス膜との間に蓄光剤を施したことにより、白線表面に施された蓄光剤が日中の太陽光を蓄光し、暗闇で白線全体を自然発光させることができ、夜間に発生する接触事故を軽減させることも可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1乃至図6に基づいて説明する。なお、図1は一部を欠切した標識用白線の斜視図、図2は前記標識用白線の拡大断面図、図3は他の好適例を示す標識用白線の拡大断面図、図4は道路に設置された標識用白線の使用状態、図5は駐車場に設置された標識用白線の使用状態、図6は空港の滑走路に設置された標識用白線の使用状態をそれぞれ表す。
【0010】
本発明の標識用白線1は、本出願人が永年にかけて鋭意研究し、繰り返す実験により得られたものである。前記標識用白線1は、道路や駐車場、また滑走路に設けられており、車両や飛行機の誘導や進路方向を容易に認識できる白色系に形成されている。また、前記標識用白線1の白線本体2に使用される塗料は、特に限定されたものではなく、従来より汎用されている白色系の塗料が用いられる。
【0011】
また、前記標識用白線1の白線本体2の上面には、金属酸化物ガラス膜3が施されている。該金属酸化物ガラス膜3は、加水分解可能な有機金属化合物を、水と有機溶媒とからなる反応液中において、ホウ素イオンの存在下でハロゲンイオンを触媒とし、pHを4.5〜5.0に調整しながら加水分解、脱水縮合させた後、反応生成物を基材表面に塗布し、200℃以下の温度でガラス化させることにより製造される。
【0012】
また、金属酸化物ガラス膜3は光触媒機能を保有するため、白線本体2の表面に排気ガスや塵埃が付着することを軽減でき、白線の認識力や識別性を向上させることができる。また、標識用白線1を施した路面周囲の空気を浄化させることも可能となる。
【0013】
さらに、前記金属酸化物ガラス膜3は耐候性、防錆性、耐酸性、耐摩耗性、絶縁性等のコーティング効果を有するため、風雪などの自然劣化により白線本体2が亀裂したり剥離するのを極力防ぐことが可能となり、白線の引き直し工事に要するコストや手間を削減することができる。
【0014】
また、他の好適例として、図3に示すように、前記白線本体2と金属酸化物ガラス膜3との間に蓄光剤4を施すことが好ましい。該蓄光剤4は、周知の金属化合物や希土類を複数混合し、汎用の展色剤を混合して形成されており、太陽光や照明器具等の光を吸収して蓄光し、夜間や暗闇で蛍光色を自然発光させる特徴を有する。そのため、白線表面に施された蓄光剤4が日中の太陽光を蓄光し、暗闇で白線全体を自然発光させることができ、夜間に発生する事故を軽減させることができる。なお、前記蓄光剤4を白線本体2に施す方法としては、吹付塗装や電着塗装、また静電塗装等が挙げられるが、特に限定されたものではない。
【0015】
次に、本発明の標識用白線の使用方法の詳細を図4乃至図6に基づいて説明する。
【0016】
図4においては、道路周辺に標識用白線1を施した状態であり、例えば、センターライン10、路側帯のライン11、横断歩道12、指示標示13、図形14等に使用される。
【0017】
図5においては、標識用白線1を駐車場内の車両を駐車させる区画部分15に使用した状態を示す。なお、これに限らず、駐車場内の誘導用の矢印や区画ナンバー等に設けてもよい。
【0018】
図6においては、標識用白線1を空港の滑走路内に施したもので、飛行機の進行方向を示す矢印16や区画線17等に使用した状態を表す。また、飛行機が離発着するポイントを示すマーク等に使用してもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明の標識用白線は、上述の構成とすることで以下に示す効果を奏するものである。
【0020】
道路や駐車場、また滑走路に設けられている標識用の白線において、白線本体の上面に金属酸化物ガラス膜を施したことにより、金属酸化物ガラス膜の光触媒機能で白線の表面に排気ガスや塵埃が付着することを軽減でき、白線の認識力や識別性を向上させることができる。
【0021】
また、白線を施した路面周囲の空気を浄化させると共に、殺菌、防汚、防錆、耐汚染機能も実現することができる。
【0022】
また、前記金属酸化物ガラス膜は耐候性、防錆性、耐酸性、耐摩耗性、絶縁性等のコーティング効果を有するため、風雪などの自然劣化により白線本体が亀裂したり剥離するのを極力防ぐことが可能となり、白線の引き直し工事に要するコストや手間を削減することができる。
【0023】
さらに、白線本体と金属酸化物ガラス膜との間に蓄光剤を施したことにより、白線表面に施された蓄光剤が日中の太陽光を蓄光し、暗闇で白線全体を自然発光させることができ、夜間に発生する事故を軽減させることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を欠切した標識用白線の斜視図を表す。
【図2】前記標識用白線の拡大断面図を表す。
【図3】他の好適例を示す標識用白線の拡大断面図を表す。
【図4】道路に設置された標識用白線の使用状態を表す。
【図5】駐車場に設置された標識用白線の使用状態を表す。
【図6】空港の滑走路に設置された標識用白線の使用状態を表す。
【符号の説明】
1・・・標識用白線
2・・・白線本体
3・・・金属酸化物ガラス膜
4・・・蓄光剤
10・・センターライン
11・・路側帯ライン
12・・横断歩道
13・・指示標示
14・・図形
15・・区画部分
16・・矢印
17・・区画線

Claims (2)

  1. 道路や駐車場、また滑走路に設けられている標識用の白線において、白線本体の上面に金属酸化物ガラス膜を施したことを特徴とする標識用白線。
  2. 前記白線本体と金属酸化物ガラス膜との間に蓄光剤を施した請求項1記載の標識用白線。
JP2002238636A 2002-07-16 2002-07-16 標識用白線 Pending JP2004052510A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006331058A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Aisin Aw Co Ltd 画像修正装置、地物認識装置及び地物認識方法
JP2015017384A (ja) * 2013-07-09 2015-01-29 世紀東急工業株式会社 蓄光層構造およびその施工方法
CN110143799A (zh) * 2019-06-05 2019-08-20 中国科学院合肥物质科学研究院 道路无机交通标线材料及其制备方法

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