JPH08338009A - 盲人用歩道板 - Google Patents
盲人用歩道板Info
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- JPH08338009A JPH08338009A JP7170193A JP17019395A JPH08338009A JP H08338009 A JPH08338009 A JP H08338009A JP 7170193 A JP7170193 A JP 7170193A JP 17019395 A JP17019395 A JP 17019395A JP H08338009 A JPH08338009 A JP H08338009A
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- Japan
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- blind
- sidewalk
- sidewalk board
- fluorescent member
- board
- Prior art date
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- Pending
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-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01F—ADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
- E01F9/00—Arrangement of road signs or traffic signals; Arrangements for enforcing caution
- E01F9/50—Road surface markings; Kerbs or road edgings, specially adapted for alerting road users
- E01F9/506—Road surface markings; Kerbs or road edgings, specially adapted for alerting road users characterised by the road surface marking material, e.g. comprising additives for improving friction or reflectivity; Methods of forming, installing or applying markings in, on or to road surfaces
- E01F9/512—Preformed road surface markings, e.g. of sheet material; Methods of applying preformed markings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Road Signs Or Road Markings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 盲人ばかりでなく、盲人でない人も暗闇の中
でその安全な歩行が確実に確保できる盲人用歩道板を提
供すること。 【構成】 表面に多数の突起11−1を設けて盲人に床
や道路の状態を認識させる盲人用歩道板10−1であ
る。蓄光性蛍光体を透光性の樹脂又はガラスに混入して
なる蛍光部材13−1を、多数の突起11−1の内の一
部の突起11−1の部分に、蛍光部材13−1の表面が
突起11−1の表面を形成するように取り付ける。この
とき取り付けた蛍光部材13−1全体で1つの記号を形
成する。蓄光性蛍光体としては、MAl2O4で表される
化合物で、Mはカルシウム、ストロンチウム、バリウム
からなる群から選ばれる少なくとも1つ以上の金属元素
からなる化合物(又は該金属元素にマグネシウムを添加
した複数の金属元素からなる化合物)を母結晶とし、賦
活剤としてユウロピウムを、共賦活剤として希土類元素
を添加した蓄光性蛍光体を用いる。
でその安全な歩行が確実に確保できる盲人用歩道板を提
供すること。 【構成】 表面に多数の突起11−1を設けて盲人に床
や道路の状態を認識させる盲人用歩道板10−1であ
る。蓄光性蛍光体を透光性の樹脂又はガラスに混入して
なる蛍光部材13−1を、多数の突起11−1の内の一
部の突起11−1の部分に、蛍光部材13−1の表面が
突起11−1の表面を形成するように取り付ける。この
とき取り付けた蛍光部材13−1全体で1つの記号を形
成する。蓄光性蛍光体としては、MAl2O4で表される
化合物で、Mはカルシウム、ストロンチウム、バリウム
からなる群から選ばれる少なくとも1つ以上の金属元素
からなる化合物(又は該金属元素にマグネシウムを添加
した複数の金属元素からなる化合物)を母結晶とし、賦
活剤としてユウロピウムを、共賦活剤として希土類元素
を添加した蓄光性蛍光体を用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、盲人でない人が暗闇の
中で安全に歩行できる機能を合わせ持つ盲人用歩道板に
関するものである。
中で安全に歩行できる機能を合わせ持つ盲人用歩道板に
関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】従来、歩
道や駅のプラットホームなどには、その表面に多数の点
状の突起や棒状の突起を設けた盲人用歩道板が敷設され
ている。この盲人用歩道板は、盲人や弱視者が安全に歩
行などできるようにその進行方向や停止位置などを知ら
せるためのものである。
道や駅のプラットホームなどには、その表面に多数の点
状の突起や棒状の突起を設けた盲人用歩道板が敷設され
ている。この盲人用歩道板は、盲人や弱視者が安全に歩
行などできるようにその進行方向や停止位置などを知ら
せるためのものである。
【0003】しかしながら従来の盲人用歩道板は、上記
目的以外には使用できなかった。
目的以外には使用できなかった。
【0004】一方従来、不特定多数の人が集まる場所
(例えば地下鉄,地下街,地下道,百貨店,病院,イベ
ントホール)における緊急時の出口誘導のための非常灯
は、停電時においてもその電源が自動的に代替用バッテ
リーに切り替えられるように構成されている。
(例えば地下鉄,地下街,地下道,百貨店,病院,イベ
ントホール)における緊急時の出口誘導のための非常灯
は、停電時においてもその電源が自動的に代替用バッテ
リーに切り替えられるように構成されている。
【0005】しかしながら阪神大震災でも散見されたよ
うに、大地震等の場合は、電源切替装置自体の作動不良
や配線の断線などによって、代替用バッテリーへの電源
切り替えがスムーズに行なわれない場合があり、現在の
非常灯の信頼性を疑問視せざるを得ない状況が露呈し
た。
うに、大地震等の場合は、電源切替装置自体の作動不良
や配線の断線などによって、代替用バッテリーへの電源
切り替えがスムーズに行なわれない場合があり、現在の
非常灯の信頼性を疑問視せざるを得ない状況が露呈し
た。
【0006】また非常時でなくても、停電などによって
屋内・屋外の歩道などが暗闇状態になると、その安全な
歩行ができなくなるという問題点もあった。
屋内・屋外の歩道などが暗闇状態になると、その安全な
歩行ができなくなるという問題点もあった。
【0007】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、盲人ばかりでなく、盲人でない人もそ
の安全な歩行が確実に確保できる盲人用歩道板を提供す
ることにある。
ありその目的は、盲人ばかりでなく、盲人でない人もそ
の安全な歩行が確実に確保できる盲人用歩道板を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、床や歩道の表面に取り付けられ、その表面
に多数の突起を設けて盲人や弱視者に床や道路の状態を
認識させる盲人用歩道板において、下記(1)又は(2)の蓄
光性蛍光体を透光性の樹脂またはガラスに混入してなる
蛍光部材を、前記盲人用歩道板の多数の突起の内の少な
くとも一部の突起の部分に、前記蛍光部材の表面が前記
突起の表面を形成するように取り付けることとした。 (1) MAl2O4で表される化合物で、Mはカルシウム、
ストロンチウム、バリウムからなる群から選ばれる少な
くとも1つ以上の金属元素からなる化合物を母結晶と
し、賦活剤としてユウロピウムを、共賦活剤として希土
類元素を添加した蓄光性蛍光体。 (2) MAl2O4で表される化合物で、Mはカルシウム、
ストロンチウム、バリウムからなる群から選ばれる少な
くとも1つ以上の金属元素にマグネシウムを添加した複
数の金属元素からなる化合物を母結晶とし、賦活剤とし
てユウロピウムを、共賦活剤として希土類元素を添加し
た蓄光性蛍光体。
め本発明は、床や歩道の表面に取り付けられ、その表面
に多数の突起を設けて盲人や弱視者に床や道路の状態を
認識させる盲人用歩道板において、下記(1)又は(2)の蓄
光性蛍光体を透光性の樹脂またはガラスに混入してなる
蛍光部材を、前記盲人用歩道板の多数の突起の内の少な
くとも一部の突起の部分に、前記蛍光部材の表面が前記
突起の表面を形成するように取り付けることとした。 (1) MAl2O4で表される化合物で、Mはカルシウム、
ストロンチウム、バリウムからなる群から選ばれる少な
くとも1つ以上の金属元素からなる化合物を母結晶と
し、賦活剤としてユウロピウムを、共賦活剤として希土
類元素を添加した蓄光性蛍光体。 (2) MAl2O4で表される化合物で、Mはカルシウム、
ストロンチウム、バリウムからなる群から選ばれる少な
くとも1つ以上の金属元素にマグネシウムを添加した複
数の金属元素からなる化合物を母結晶とし、賦活剤とし
てユウロピウムを、共賦活剤として希土類元素を添加し
た蓄光性蛍光体。
【0009】
【作用】上記盲人用歩道板は、通常の盲人用歩道板と同
様に、連続的に歩道や建物の床等に敷設される。このと
き各盲人用歩道板に取り付けた蛍光部材の記号(線,模
様,文字を含む)が避難路や誘導路を表示するようにす
る。そして敷設した盲人用歩道板は通常は盲人専用にそ
の利用に供される。なお通常は蛍光部材は周囲の明るさ
に比べて発光する光が弱いので、発光していないように
見える。一方突然建物内の照明が消えたり、また屋外で
あっても夜間その街灯が消えたりしたような場合は、周
囲が暗闇になってしまう。このとき、各盲人用歩道板に
は蛍光部材が取り付けられているので、暗闇の中でも該
蛍光部材が明るく光る。そして敷設した盲人用歩道板の
蛍光部材全体によって、1つの避難路や誘導路がくっき
りと表れる。従って停電等の非常時の場合においても、
人々を混乱なく安全に誘導できる。つまりこの盲人用歩
道板によって、盲人の安全な歩行と、盲人でない人の暗
闇における安全な歩行とを同時に確保することができ
る。特に本発明に用いる蓄光性蛍光体は初輝度が高く、
しかも長時間(例えば8時間以上)明るい残光があるの
で、誘導標識としての効果は抜群である。
様に、連続的に歩道や建物の床等に敷設される。このと
き各盲人用歩道板に取り付けた蛍光部材の記号(線,模
様,文字を含む)が避難路や誘導路を表示するようにす
る。そして敷設した盲人用歩道板は通常は盲人専用にそ
の利用に供される。なお通常は蛍光部材は周囲の明るさ
に比べて発光する光が弱いので、発光していないように
見える。一方突然建物内の照明が消えたり、また屋外で
あっても夜間その街灯が消えたりしたような場合は、周
囲が暗闇になってしまう。このとき、各盲人用歩道板に
は蛍光部材が取り付けられているので、暗闇の中でも該
蛍光部材が明るく光る。そして敷設した盲人用歩道板の
蛍光部材全体によって、1つの避難路や誘導路がくっき
りと表れる。従って停電等の非常時の場合においても、
人々を混乱なく安全に誘導できる。つまりこの盲人用歩
道板によって、盲人の安全な歩行と、盲人でない人の暗
闇における安全な歩行とを同時に確保することができ
る。特に本発明に用いる蓄光性蛍光体は初輝度が高く、
しかも長時間(例えば8時間以上)明るい残光があるの
で、誘導標識としての効果は抜群である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の1実施例にかかる盲人用歩
道板を示す図であり、同図(a)は斜視図、同図(b)
は同図(a)のA−A断面図である。
に説明する。図1は本発明の1実施例にかかる盲人用歩
道板を示す図であり、同図(a)は斜視図、同図(b)
は同図(a)のA−A断面図である。
【0011】同図に示すようにこの盲人用歩道板10−
1は、コンクリートを略正方形状に成形し、その上面に
多数の円錐台形状の突起11−1を等間隔に設けて構成
されている。なおこの盲人用歩道板10−1は警告表示
用の盲人用歩道板である。
1は、コンクリートを略正方形状に成形し、その上面に
多数の円錐台形状の突起11−1を等間隔に設けて構成
されている。なおこの盲人用歩道板10−1は警告表示
用の盲人用歩道板である。
【0012】そしてこの盲人用歩道板10−1に設けた
多数の突起11−1の内の一部(この実施例では13
個)の突起11−1の中央には、蛍光部材13−1が埋
設されており、これら埋設した全部の蛍光部材13−1
によって1つの記号(矢印)が形成されている。なお蛍
光部材13−1の上面は突起11−1の表面と同一面と
なるように露出している。
多数の突起11−1の内の一部(この実施例では13
個)の突起11−1の中央には、蛍光部材13−1が埋
設されており、これら埋設した全部の蛍光部材13−1
によって1つの記号(矢印)が形成されている。なお蛍
光部材13−1の上面は突起11−1の表面と同一面と
なるように露出している。
【0013】図2はこの蛍光部材13−1を拡大して示
す斜視図である。この蛍光部材13−1は、蓄光性蛍光
体を混入した合成樹脂又はガラスを、円錐台形状に成形
して構成されている。混入する蓄光性蛍光体の含有率は
合成樹脂又はガラスに対して例えば10%としている。
す斜視図である。この蛍光部材13−1は、蓄光性蛍光
体を混入した合成樹脂又はガラスを、円錐台形状に成形
して構成されている。混入する蓄光性蛍光体の含有率は
合成樹脂又はガラスに対して例えば10%としている。
【0014】ここで蛍光部材13−1を構成する合成樹
脂材としては、アクリル樹脂やポリエチレン樹脂などの
透光性の合成樹脂材が使用される。
脂材としては、アクリル樹脂やポリエチレン樹脂などの
透光性の合成樹脂材が使用される。
【0015】次に蓄光性蛍光体としては、以下の材質の
ものが使用される。 (1) MAl2O4で表される化合物で、Mはカルシウム、
ストロンチウム、バリウムからなる群から選ばれる少な
くとも1つ以上の金属元素からなる化合物を母結晶にし
た蓄光性蛍光体。
ものが使用される。 (1) MAl2O4で表される化合物で、Mはカルシウム、
ストロンチウム、バリウムからなる群から選ばれる少な
くとも1つ以上の金属元素からなる化合物を母結晶にし
た蓄光性蛍光体。
【0016】(2) MAl2O4で表される化合物で、Mは
カルシウム、ストロンチウム、バリウムからなる群から
選ばれる少なくとも1つ以上の金属元素にマグネシウム
を添加した複数の金属元素からなる化合物を母結晶にし
た蓄光性蛍光体。
カルシウム、ストロンチウム、バリウムからなる群から
選ばれる少なくとも1つ以上の金属元素にマグネシウム
を添加した複数の金属元素からなる化合物を母結晶にし
た蓄光性蛍光体。
【0017】なお前記(1),(2)の蓄光性蛍光体には、賦
活剤としてユウロピウムを、Mで表す金属元素に対する
モル%で0.001%以上10%以下添加する。
活剤としてユウロピウムを、Mで表す金属元素に対する
モル%で0.001%以上10%以下添加する。
【0018】同時に前記(1),(2)の蓄光性蛍光体には、
共賦活剤として、ランタン,セリウム,プラセオジム,
ネオジウム,サマリウム,ガドリニウム,テルビウム,
ジスプロシウム,ホルミウム,エルビウム,ツリウム,
イッテルビウム,ルテチウム,マンガン,スズ,ビスマ
スからなる群の少なくとも1つ以上の元素(希土類元
素)を、Mで表す金属元素に対するモル%で0.001
%以上10%以下添加する。
共賦活剤として、ランタン,セリウム,プラセオジム,
ネオジウム,サマリウム,ガドリニウム,テルビウム,
ジスプロシウム,ホルミウム,エルビウム,ツリウム,
イッテルビウム,ルテチウム,マンガン,スズ,ビスマ
スからなる群の少なくとも1つ以上の元素(希土類元
素)を、Mで表す金属元素に対するモル%で0.001
%以上10%以下添加する。
【0019】この蓄光性蛍光体は、特開平7−1125
0号公報に開示されたものであり、その明細書に詳細に
記載されているように、以下のような優れた効果を有し
ている。
0号公報に開示されたものであり、その明細書に詳細に
記載されているように、以下のような優れた効果を有し
ている。
【0020】放射性物質を全く含まない非放射性物質
であり、安全である。
であり、安全である。
【0021】初輝度が高く、しかも長時間(例えば8
時間以上)明るい残光があり、一晩中明るく光る(従来
品の残光持続時間は1〜2時間が限度とされる)。
時間以上)明るい残光があり、一晩中明るく光る(従来
品の残光持続時間は1〜2時間が限度とされる)。
【0022】耐光性に優れており、屋内外で使用がで
きる。
きる。
【0023】なお前記盲人用歩道板の材質としては、コ
ンクリートの他に、レジンコンクリート,樹脂,ゴムな
どを用いても良い。
ンクリートの他に、レジンコンクリート,樹脂,ゴムな
どを用いても良い。
【0024】図3は本発明の他の実施例にかかる盲人用
歩道板を示す斜視図である。同図に示すようにこの盲人
用歩道板10−2も、その上面に多数の突起11−2を
等間隔に設けて構成された警告表示用の盲人用歩道板で
ある。
歩道板を示す斜視図である。同図に示すようにこの盲人
用歩道板10−2も、その上面に多数の突起11−2を
等間隔に設けて構成された警告表示用の盲人用歩道板で
ある。
【0025】そしてこの実施例の場合は、突起11−2
に埋設する全ての蛍光部材13−2によって直線が形成
されている。このように蛍光部材13−2を埋設する突
起11−2の位置によって、様々な記号(線,模様,文
字を含む)が形成できる。
に埋設する全ての蛍光部材13−2によって直線が形成
されている。このように蛍光部材13−2を埋設する突
起11−2の位置によって、様々な記号(線,模様,文
字を含む)が形成できる。
【0026】図4は本発明のさらに他の実施例にかかる
盲人用歩道板を示す図であり、同図(a)は斜視図、同
図(b)は同図(a)のB−B断面図である。
盲人用歩道板を示す図であり、同図(a)は斜視図、同
図(b)は同図(a)のB−B断面図である。
【0027】同図に示すようにこの盲人用歩道板10−
3も、その上面に多数の突起11−3を等間隔に設けて
構成された警告表示用の盲人用歩道板である。
3も、その上面に多数の突起11−3を等間隔に設けて
構成された警告表示用の盲人用歩道板である。
【0028】この実施例において前記図1に示す実施例
と相違する点は、盲人用歩道板10−3の材質を樹脂製
とし、また突部11−3全体を蛍光部材13−3で形成
した点である。
と相違する点は、盲人用歩道板10−3の材質を樹脂製
とし、また突部11−3全体を蛍光部材13−3で形成
した点である。
【0029】即ちこの実施例の場合は、盲人用歩道板1
0−3の蛍光部材13−3を取り付ける位置に予め凹部
15を設けておき、またそれとは別に上面が突部11−
3と同一形状で下面が凹部15と同一形状の蛍光部材1
3−3を製造し、該蛍光部材13−3を盲人用歩道板1
0−3の凹部15内に接着剤などによって固定すること
としている。
0−3の蛍光部材13−3を取り付ける位置に予め凹部
15を設けておき、またそれとは別に上面が突部11−
3と同一形状で下面が凹部15と同一形状の蛍光部材1
3−3を製造し、該蛍光部材13−3を盲人用歩道板1
0−3の凹部15内に接着剤などによって固定すること
としている。
【0030】この実施例において、盲人用歩道板10−
3と蛍光部材13−3を別々に製造したのは以下の理由
による。即ち、溶融した合成樹脂を成形して盲人用歩道
板を成形する際、通常はかなりの高温状態となるが、蛍
光部材13−3の中には熱に弱いものもあり、熱によっ
て変色する恐れがあるからである。
3と蛍光部材13−3を別々に製造したのは以下の理由
による。即ち、溶融した合成樹脂を成形して盲人用歩道
板を成形する際、通常はかなりの高温状態となるが、蛍
光部材13−3の中には熱に弱いものもあり、熱によっ
て変色する恐れがあるからである。
【0031】なおコンクリートやレジンコンクリートや
ゴムを用いて図4に示すような構造の盲人用歩道板を構
成しても良いことは言うまでもない。
ゴムを用いて図4に示すような構造の盲人用歩道板を構
成しても良いことは言うまでもない。
【0032】図5は本発明のさらに他の実施例にかかる
盲人用歩道板を示す斜視図である。同図に示す盲人用歩
道板10−4は、その上面に並行に4本の線状の突起1
1−4を等間隔に設けて構成された誘導表示用の盲人用
歩道板である。
盲人用歩道板を示す斜視図である。同図に示す盲人用歩
道板10−4は、その上面に並行に4本の線状の突起1
1−4を等間隔に設けて構成された誘導表示用の盲人用
歩道板である。
【0033】そしてこの盲人用歩道板10−4の場合
は、中央の2本の突起11−4の中に、棒状の蛍光部材
13−4を埋設し、これら埋設した蛍光部材13−4に
よって1つの記号(2本の直線)を形成するように構成
されている。なお蛍光部材13−4の上面は突起11−
4の表面と同一面となるように露出している。
は、中央の2本の突起11−4の中に、棒状の蛍光部材
13−4を埋設し、これら埋設した蛍光部材13−4に
よって1つの記号(2本の直線)を形成するように構成
されている。なお蛍光部材13−4の上面は突起11−
4の表面と同一面となるように露出している。
【0034】ここで図6はこの蛍光部材13−4を拡大
して示す斜視図である。同図に示すようにこの蛍光部材
13−4は、横断面が台形形状の棒となるように成形さ
れており、これによって埋設した蛍光部材13−4が抜
け出ないように構成されている。
して示す斜視図である。同図に示すようにこの蛍光部材
13−4は、横断面が台形形状の棒となるように成形さ
れており、これによって埋設した蛍光部材13−4が抜
け出ないように構成されている。
【0035】なお前記図4に示す実施例のように、盲人
用歩道板10−4に凹部を設けて棒状の蛍光部材を後か
ら取り付けて固定するように構成しても良い。
用歩道板10−4に凹部を設けて棒状の蛍光部材を後か
ら取り付けて固定するように構成しても良い。
【0036】図7は本発明のさらに他の実施例にかかる
盲人用歩道板を示す斜視図である。同図に示す盲人用歩
道板10−5は、その上面に短い直線状の突起11−5
を同一方向に向けて等間隔に多数個設けて構成された誘
導表示用の盲人用歩道板である。
盲人用歩道板を示す斜視図である。同図に示す盲人用歩
道板10−5は、その上面に短い直線状の突起11−5
を同一方向に向けて等間隔に多数個設けて構成された誘
導表示用の盲人用歩道板である。
【0037】そしてこの盲人用歩道板10−5の場合
も、中央の2本の直線を構成する突起11−5の中に、
それぞれ短い棒状の蛍光部材13−5を埋設し、これら
埋設した蛍光部材13−5によって1つの記号(2本の
直線)を形成するように構成されている。
も、中央の2本の直線を構成する突起11−5の中に、
それぞれ短い棒状の蛍光部材13−5を埋設し、これら
埋設した蛍光部材13−5によって1つの記号(2本の
直線)を形成するように構成されている。
【0038】以上説明した各実施例にかかる盲人用歩道
板10(10−1〜10−5)は、盲人誘導のため、通
常の盲人用歩道板と同様に、警告表示用のものと誘導表
示用のものが連続的に歩道や建物の床等に敷設される。
このとき各盲人用歩道板10に取り付けた蛍光部材13
(13−1〜13−5)の記号が全体として避難路や誘
導路を表示するようにする。そして敷設した盲人用歩道
板10は通常は盲人専用にその利用に供される。
板10(10−1〜10−5)は、盲人誘導のため、通
常の盲人用歩道板と同様に、警告表示用のものと誘導表
示用のものが連続的に歩道や建物の床等に敷設される。
このとき各盲人用歩道板10に取り付けた蛍光部材13
(13−1〜13−5)の記号が全体として避難路や誘
導路を表示するようにする。そして敷設した盲人用歩道
板10は通常は盲人専用にその利用に供される。
【0039】なお通常は前記各盲人用歩道板10に取り
付けた蛍光部材13は周囲の明るさに比べて発光する光
が弱いので、発光していないように見える。
付けた蛍光部材13は周囲の明るさに比べて発光する光
が弱いので、発光していないように見える。
【0040】一方地震やその他の災害時、又は電気設備
の故障等によって、突然建物内の照明が消えたり、また
屋外であっても夜間その街灯が消えたりしたような場合
は、周囲が暗闇になってしまう。
の故障等によって、突然建物内の照明が消えたり、また
屋外であっても夜間その街灯が消えたりしたような場合
は、周囲が暗闇になってしまう。
【0041】しかしながら本発明の場合、各盲人用歩道
板10に蛍光部材13を取り付けているので、暗闇の中
でも該蛍光部材13が明るく光る。
板10に蛍光部材13を取り付けているので、暗闇の中
でも該蛍光部材13が明るく光る。
【0042】そしてこれら蛍光部材13全体によって、
例えば図8に示すように、1つの避難路や誘導路がくっ
きりと表れる。従って停電等の非常時の場合において
も、人々を混乱なく安全に誘導できる。
例えば図8に示すように、1つの避難路や誘導路がくっ
きりと表れる。従って停電等の非常時の場合において
も、人々を混乱なく安全に誘導できる。
【0043】特にこの蛍光部材13内に混入されている
蓄光性蛍光体は、前述のように初輝度が高く、しかも長
時間(例えば8時間以上)明るい残光があるので、誘導
標識としての効果は抜群である。しかもこの盲人用歩道
板10には電源が不要なので、何ら電気的トラブル発生
の余地がなく、確実に標識として機能する。
蓄光性蛍光体は、前述のように初輝度が高く、しかも長
時間(例えば8時間以上)明るい残光があるので、誘導
標識としての効果は抜群である。しかもこの盲人用歩道
板10には電源が不要なので、何ら電気的トラブル発生
の余地がなく、確実に標識として機能する。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば以下のような優れた効果を有する。 この盲人用歩道板のみによって、盲人の安全な歩行
と、盲人でない人の暗闇における安全な歩行とを同時に
確保することができる。
ば以下のような優れた効果を有する。 この盲人用歩道板のみによって、盲人の安全な歩行
と、盲人でない人の暗闇における安全な歩行とを同時に
確保することができる。
【0045】電源を用いなくても暗闇の中で誘導路の
表示が長時間有効に行なえる。
表示が長時間有効に行なえる。
【0046】構造が簡単である。
【図1】本発明の1実施例にかかる盲人用歩道板10−
1を示す図であり、同図(a)は斜視図、同図(b)は
同図(a)のA−A断面図である。
1を示す図であり、同図(a)は斜視図、同図(b)は
同図(a)のA−A断面図である。
【図2】蛍光部材13−1を拡大して示す斜視図であ
る。
る。
【図3】本発明の他の実施例にかかる盲人用歩道板10
−2を示す斜視図である。
−2を示す斜視図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例にかかる盲人用歩道
板10−3を示す図であり、同図(a)は斜視図、同図
(b)は同図(a)のB−B断面図である。
板10−3を示す図であり、同図(a)は斜視図、同図
(b)は同図(a)のB−B断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例にかかる盲人用歩道
板10−4を示す斜視図である。
板10−4を示す斜視図である。
【図6】蛍光部材13−4を拡大して示す斜視図であ
る。
る。
【図7】本発明のさらに他の実施例にかかる盲人用歩道
板10−5を示す斜視図である。
板10−5を示す斜視図である。
【図8】本発明にかかる盲人用歩道板の1使用例を示す
概略図である。
概略図である。
10(10−1,10−2,10−3,10−4,10
−5) 盲人用歩道板 11(11−1,11−2,11−3,11−4,11
−5) 突起 13(13−1,13−2,13−3,13−4,13
−5) 蛍光部材
−5) 盲人用歩道板 11(11−1,11−2,11−3,11−4,11
−5) 突起 13(13−1,13−2,13−3,13−4,13
−5) 蛍光部材
Claims (2)
- 【請求項1】 床や歩道の表面に取り付けられ、その表
面に多数の突起を設けて盲人や弱視者に床や道路の状態
を認識させる盲人用歩道板において、 下記(1)又は(2)の蓄光性蛍光体を透光性の樹脂またはガ
ラスに混入してなる蛍光部材を、前記盲人用歩道板の多
数の突起の内の少なくとも一部の突起の部分に、前記蛍
光部材の表面が前記突起の表面を形成するように取り付
けたことを特徴とする盲人用歩道板。 (1) MAl2O4で表される化合物で、Mはカルシウム、
ストロンチウム、バリウムからなる群から選ばれる少な
くとも1つ以上の金属元素からなる化合物を母結晶と
し、賦活剤としてユウロピウムを、共賦活剤として希土
類元素を添加した蓄光性蛍光体。 (2) MAl2O4で表される化合物で、Mはカルシウム、
ストロンチウム、バリウムからなる群から選ばれる少な
くとも1つ以上の金属元素にマグネシウムを添加した複
数の金属元素からなる化合物を母結晶とし、賦活剤とし
てユウロピウムを、共賦活剤として希土類元素を添加し
た蓄光性蛍光体。 - 【請求項2】 前記突起に取り付けた蛍光部材が、盲人
用歩道板全体として所望の記号を形成することを特徴と
する請求項1記載の盲人用歩道板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7170193A JPH08338009A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 盲人用歩道板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7170193A JPH08338009A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 盲人用歩道板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08338009A true JPH08338009A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15900407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7170193A Pending JPH08338009A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 盲人用歩道板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08338009A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-06-12 JP JP7170193A patent/JPH08338009A/ja active Pending
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