JP2000170109A - 路面排水用縁石 - Google Patents

路面排水用縁石

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JP2000170109A
JP2000170109A JP10350029A JP35002998A JP2000170109A JP 2000170109 A JP2000170109 A JP 2000170109A JP 10350029 A JP10350029 A JP 10350029A JP 35002998 A JP35002998 A JP 35002998A JP 2000170109 A JP2000170109 A JP 2000170109A
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curb
pavement
water receiving
road surface
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Kiyoshi Katagiri
清 片桐
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KUDO CONCRETE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水性舗装に適応した排水構造を容易に施工
する。 【解決手段】 道路側部に沿って長手状に配される縁石
部材1において、路面中に埋設されるべき基礎部分1b
の車道側となるべき部位に排水用部材2を一体に設け
る。排水用部材2は管状をなし、縁石部材1から表出し
た側面2aに対して、縁石部材1の長手方向に沿って上
下二列をなすように管状内に連通する受水口3が並設さ
れている。施工に際しては、縁石部材1を道路の所定位
置に載置して、その車道側に排水性舗装9を敷設する。
排水用部材2の受水口3は、下列が排水性舗装9の側縁
9aに当接し、上列が排水性舗装9の表面9bよりも上
方に位置する。排水性舗装9に浸透した水は、下列の受
水口3から排水用部材2内に導水されて排水される。排
水性舗装9の表面の流水は、上列の受水口3から排水用
部材2内に導水されて排水される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面に溜まり得る
水を適宜排水し得る路面排水用縁石に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、車道などの舗装路面に溜まり得
る雨水などの排水は、路面の中央部から両側に傾斜する
傾斜面を設け、この傾斜面を以て路側にある側溝などに
排水される。このような路面排水では、台風や雪解け時
などのように路面に溜まり得る水量が多い場合には、適
宜排水が行われず、車両や歩行者の通行を妨げたり、道
路付近の家屋を浸水させる虞がある。
【0003】そこで、従来では、路面をなす舗装表層に
対し、路面上の水が浸透できる舗装を施して、該舗装内
で流水を行わせるようにした排水性舗装が知られてい
る。この排水性舗装を行う場合には、排水性舗装に浸透
した流水を側溝に導くため、路側にある縁石に沿うよう
にして側溝や集水桝などに通じる排水用装置が用いられ
る。
【0004】図8に示すように、排水用装置102は、
排水性舗装109に浸透した水を受ける受水口103を
側面に有し、且つ、排水性舗装109の表面の流水を受
ける受水口103を上面に有して、内部に各受水口10
3に通じる導水空間を備えて長手状に連続する如く形成
されている。この排水用装置102は、縁石部材101
に沿うように設けられ、道路の基礎をなす基盤107上
の所望部位に敷均されたモルタル120に対して複数の
アンカー121にて固定される。その後、固定された排
水用装置102の上面と面一になるように、排水性舗装
109を敷設施工する。また、排水用装置102は、埋
設される導水管などを介して側溝や集水桝などに連結さ
れる。
【0005】このように施工された排水用装置102に
よれば、排水性舗装109に浸透した水と、排水性舗装
109の表面の流水とを各受水口103から受けて、導
水空間および導水管を介して側溝や集水桝などに導き排
水する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た排水用装置102では、基盤107への固定を行うた
めに、モルタル120を敷均し、このモルタル120に
対してアンカー121で固定される。基盤107上に凹
凸が無い場合にはモルタル120の敷均は要さないが、
アンカー121での固定は必要となる。何れにしても、
排水用装置102を施工する際には、アンカー121で
の固定をすることとなるため、施工に手間がかかるとい
う問題がある。
【0007】また、排水用装置102を施工する際、共
に施工される縁石部材101との間に隙間が生じる場合
には、該隙間を埋める如くコーキング122を施さなけ
ればならず、これも施工に手間がかかる要因となる。
【0008】そこで本発明は、上記課題を解消するため
に、排水用装置を容易に施工することができる路面排水
用縁石を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による請求項1に記載の路面排水用縁石は、道路
側縁に沿って配される縁石部材と、管状に形成されて前
記縁石部材と一体に設けられ、道路表面をなす如く施さ
れた排水性舗装の側縁と当接する側面をなし、該側面に
は、前記管状の内部に連通し得る受水口が穿設された排
水用部材と、を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の路面排水用縁石は、請求
項1に記載の路面排水用縁石において、前記排水用部材
の側面は、前記排水性舗装の表面よりも上方に突出する
如く設けられて、該突出した面には、前記管状の内部に
連通し得る受水口が穿設されていることを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の路面排水用縁石は、請求
項1に記載の路面排水用縁石において、前記排水用部材
は、前記排水性舗装の表面と面一となる如く上面をな
し、該上面には、前記管状の内部に連通し得る受水口が
穿設されていることを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の路面排水用縁石は、請求
項1〜請求項3の何れかに記載の路面排水用縁石におい
て、前記縁石部材は、その内部に排水路を有しており、
該排水路と前記排水用部材とが連通する如く形成されて
いることを特徴とする。
【0013】請求項5に記載の路面排水用縁石は、請求
項4に記載の路面排水用縁石において、前記縁石部材
は、前記排水路と前記縁石部材の外部とを連通する受水
口を有していることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して具体的に説明する。図1(a)は本発明によ
る路面排水用縁石の実施形態を示す側面図、図1(b)
は図1(a)における縦断面図である。
【0015】この実施形態における路面排水用縁石は、
縁石部材1と、排水用部材2とからなる。縁石部材1
は、コンクリート製のものであって、道路に沿って配さ
れる如く長手状に形成され、路面から突出する上側の境
界部分1aと、路面中に埋設される下側の基礎部分1b
とを有している。
【0016】排水用部材2は、断面略矩形の管状をなし
ており、縁石部材1の長手方向に沿うように一体に設け
られている。この排水用部材2は、縁石部材1の基礎部
分1bにおける車道側となるべき部位に表出する如く設
けられている。排水用部材2は、表出された部位に、管
状の内部と連通する受水口3が穿設されている。この受
水口3は、本実施の形態では、図1(a)および図1
(b)で示すように、排水用部材2における車道側に面
一に表出する側面2aに形成されており、排水用部材2
の長手方向に沿うように上下二列をなして複数並設され
ている。
【0017】また、排水用部材2をなす材質は、例え
ば、金属材,合成樹脂材あるいはセラミックスなどが考
えられる。この材質は上記に限らず、容易に破損するこ
となく硬質であり、且つ、後述する施工時において、舗
装するアスファルトの温度(約140℃)に耐え得るこ
とができればよい。
【0018】また、排水用部材2は、縁石部材1を成形
する際に、縁石部材1と一体となるように構成されてお
り、縁石部材1側に望む部位に、図2(a)および図2
(b)に示す如く結合部4を有している。この結合部4
は、硬化したコンクリートに対して噛み合うように構成
され、図2(a)では板状片4aに穴部4bが形成され
ており、穴部4bを通ったコンクリートが硬化して噛み
合うことによって縁石部材1に排水用部材2が結合され
る。また、図2(b)で示す結合部4は、突出された棒
状部4cの先端に頭部4dが膨出形成されており、頭部
4dと硬化したコンクリートが噛み合うことによって縁
石部材1に排水用部材2が結合される。なお、結合部4
は、上記の如く構成に限らず、縁石部材1と排水用部材
2を適宜結合するように、硬化したコンクリートが噛み
合う構成であればよい。
【0019】以下、上述した路面排水用縁石の施工につ
いて説明する。図3は路面排水用縁石の施工状態を示す
斜視図である。
【0020】まず、路面排水用縁石は、舗装を施工する
ために略平面とされた道路の基礎をなす基盤7上に載置
される。この際、排水用部材2の受水口3が排水性舗装
9を施工する道路側に向くように配する。
【0021】また、路面排水用縁石は、運搬上の利点の
ためや、道路の曲率に適宜対応するため、数m毎を1ブ
ロックとして構成される。この場合、排水用部材2間の
連結は、図4に示すように、連結する各排水用部材2内
に挿通し得る連結管5を用いるとよい。また、各縁石部
材1間の連結は、それぞれ当接する端縁に段部6を設
け、各縁石部材1を当接させた後に、段部6をセメント
などで埋めるようにする。なお、連結管5は、必ずしも
要することはなく、各縁石部材1を連結させた時に、そ
れぞれの排水用部材2の開口端を当接させるだけでもよ
い。
【0022】そして、連結された排水用部材2を、縁石
部材1に沿って所定間隔で配される集水桝(不図示)に
連通させる。なお、集水桝への連通ができない(集水桝
が設けられない)場合には、排水用部材2と側溝(不図
示)とを適宜通じるようにする。
【0023】次に、道路面を形成するため、基盤7上に
基層8となるアスファルトコンクリートを敷設施工す
る。この基層8は、載置された路面排水用縁石に関し、
排水用部材2の受水口3にかかることなく施工される。
なお、基層8の表面は、道路の中央部から側部に向かっ
て下方に傾斜するように施工される。
【0024】次に、基層8上に排水性舗装9を敷設施工
する。この排水性舗装9は、無数の粒の間が通水可能と
なるように敷設され、敷設した厚さ内に雨水などが浸透
できるように構成されている。また、基層8の上面に
は、浸透防止剤としてのタックコートなどが塗布され、
排水性舗装9に通水した水が基層8へ浸透するのを防止
する。なお、排水性舗装9の表面9aは、道路の中央部
から側部に向かって下方に傾斜するように施工される。
【0025】この排水性舗装9の側縁9aは、図3に示
すように、排水用部材2の側面2aに当接し、受水口3
の下列のみにかかる如く施工される。排水用部材2の受
水口3の上列は、図3に示すように、排水性舗装9の表
面9bよりも上側に位置して外部に表出する。なお、受
水口3は、施工時の排水性舗装9の粒が通過することの
ない大きさで開口している。
【0026】ここで、敷設される基層8および排水性舗
装9の厚さについて説明する。基層8および排水性舗装
9の厚さは、予め調査した一日の車両(大型車含)の交
通量に起因して建設省が定めるところの日本道路協会発
行の舗装要項に基づいて下記のA,B,Cの三種に規格
化されている。Aは、一日の交通量が凡そ250台以内
の場合で、基層8が30mm、排水性舗装9が40mmとさ
れている。Bは、一日の交通量が凡そ250台〜100
0台の場合で、基層8が70mm、排水性舗装9が50mm
とされている。Cは、一日の交通量が凡そ1000台以
上の場合で、基層8が120mm、排水性舗装9が50mm
とされている。
【0027】特にB,Cの場合には、基層8に厚さがあ
るため、上述の如く排水用部材2の下列の受水口3と排
水性舗装9とを対応させるには、基層8の厚み分を避け
るようにして下列の受水口3を上側に配置することにな
る。そこで、本実施の形態では、図3に示すように、排
水用部材2に近接する部分の基層8を薄厚として排水性
舗装9の厚さを増している。これによれば、排水性舗装
9の側縁9aと排水用部材2の側面2aとが当接する受
水口3を備える面積を大きくすることができ、排水効果
がよくなる。具体的には、例えばCの場合120mmの基
層8を排水用部材2に近接する部分で70mmにして排水
性舗装9の厚さを50mm程増す。また、Bの場合70mm
の基層8を排水用部材2に近接する部分で30mmにして
排水性舗装9の厚さを40mm程増す。
【0028】また、排水用部材2は、上記の如くA〜C
の三種の基層8および排水性舗装9の厚さに対応できる
ように、その全体の高さと、上下二列の受水口3の高さ
位置の異なる寸法のものを用意しておくとよい。
【0029】このように施工された路面排水用縁石は、
排水性舗装9に浸透した水を、排水用部材2の下列の受
水口3を以て排水用部材2内に導き、この排水用部材2
を介して適宜排水する。また、排水性舗装9に浸透せず
排水性舗装9の表面9bを流れる水を、排水用部材2の
上列の受水口3を以て排水用部材2内に導いて適宜排水
する。
【0030】したがって、上記路面排水用縁石によれ
ば、縁石部分に排水用部材2を一体としているので、従
来のように排水用装置をアンカーで固定したり、縁石と
の間の隙間にコーキングを施す必要がなく、施工を容易
に行うことが可能となる。
【0031】以下、路面排水用縁石の他の実施形態を説
明する。図5(a)〜(e),図6(a)〜(c),図
7は路面排水用縁石の他の実施形態を示す図である。
【0032】まず、図5(a)に示す実施形態は、縁石
部材1が断面略凸型をなし、基礎部分1bが車道側およ
び歩道側に張り出す張出部1A,1Bを備えるものであ
る。排水用部材2は、車道側に張り出して排水性舗装9
と略面一となるべき張出部1Aに設けられている。この
場合、排水用部材2は、排水性舗装9の側縁9aと当接
する側面2aと、排水性舗装9と略面一となる上面2b
とが表出するようにして縁石部材1の張出部1Aの端部
に一体に設けられている。また、受水口3は、側面2a
と上面2bとに穿設される。
【0033】次に図5(b)に示す実施形態は、図5
(a)に示す縁石部材1に対し、歩道側に張り出す張出
部1Bを有さない構成である。
【0034】次に図5(c)に示す実施形態は、図5
(a)に示す縁石部材1に対し、車道側に張り出す張出
部1Aを有さない構成である。この場合、排水用部材2
は、図1乃至図4にて示す実施形態と同様の構成であ
る。
【0035】次に、図5(d)に示す実施形態は、図5
(b)に示す実施形態の変形型であって、図5(b)に
示す実施形態よりも張出部1Aが車道側に大きく張り出
し、且つ、張出部1Aの上面が流水をなすように傾斜し
て形成されている構成である。
【0036】次に、図5(e)に示す実施形態は、縁石
部材1が車道あるいは歩道の表面から突出せず、排水性
舗装9などに面一となって施工される平板状の構成であ
り、排水用部材2は、該縁石部材1の道路側の側端部に
一体に設けられている。
【0037】次に、図6(a)に示す実施形態は、縁石
部材1が車道あるいは歩道の表面から突出せず、排水性
舗装9などに面一となって施工される構成であり、埋設
される部分の内部に排水路10を有している。排水用部
材2は、該縁石部材1における道路側の角部に一体に設
けられており、排水性舗装9の側縁9aと当接する側面
2aと、排水性舗装9の表面9bと略面一となる上面2
bとを表出させ、受水口3を側面2aと上面2bとに穿
設している。この図6(a)に示す実施形態は、側溝を
有さない道路に好適である。なお、排水用部材2は、排
水路10に連通して導水し得るように構成されていると
よい。
【0038】この図6(a)に示す実施形態は、それ単
体で用いることができるが、路面から突出する別の縁石
部材11と共に施工されてもよい。
【0039】次に、図6(b)に示す実施形態は、図6
(a)に示す実施形態の変形型であって、縁石部材1の
上面が、流水をなす如く傾斜して形成されている構成で
ある。この図6(b)に示す実施形態においても、図6
(a)に示す実施形態と同様に、路面から突出する別の
縁石部材11と共に施工されてもよい。
【0040】次に、図6(c)に示す実施形態は、図6
(a)に示す実施形態の変形型であって、縁石部材1の
上面に、排水路10と縁石部材1の外部とを連通する受
水口12が設けられている構成である。この場合、縁石
部材1の上面には、受水口12に向かって集水する傾斜
面を備えるとよい。なお、受水口12の開口部分には、
グレーチングなどを設けて排水機能をもたせてもよい。
この図6(c)に示す実施形態においても、図6(a)
に示す実施形態と同様に、路面から突出する別の縁石部
材11と共に施工されてもよい。
【0041】次に、図7に示す実施形態は、図6(a)
に示す実施形態の変形型であって、縁石部材1におい
て、路面から突出する別の縁石部材11と共に施工でき
るように、別の縁石部材11が嵌め込まれるべき段部1
3を備えた構成である。この図7に示す実施形態は、図
6(b)に示す実施形態と同様に、縁石部材1の上面
が、流水をなす如く傾斜して形成されている構成として
もよい。さらに、図7に示す実施形態は、図6(c)に
示す実施形態と同様に、縁石部材1の上面に、排水路1
0と縁石部材1の外部とを連通する受水口12を設けて
もよい。また、図7に示す実施形態は、縁石部材1と別
の縁石部材11とを一体に構成してもよい。
【0042】そして、図5(a)〜(e),図6(a)
〜(c),図7に示す他の実施形態における路面排水用
縁石は、排水性舗装9に浸透した水を、排水性舗装9の
側縁9aと当接する排水用部材2の受水口3を以て排水
用部材2内に導き、この排水用部材2を介して適宜排水
する。また、排水性舗装9に浸透せず排水性舗装9の表
面9bを流れる水を、排水性舗装9の側縁9aにかから
ない他の受水口3を以て排水用部材2内に導いて適宜排
水する。さらに、図6(c)に示す実施形態の如く、受
水口12を有した構成では、排水性舗装9に浸透せず排
水性舗装9の表面9bから縁石部材1の上面に流れる水
を、受水口12を以て排水路10に導いて適宜排水す
る。
【0043】また、図5(a)〜(e),図6(a)〜
(c),図7に示す実施形態における路面排水用縁石を
施工する場合には、縁石部材1(縁石部材11)を適宜
載置して施工するだけでよい。
【0044】したがって、図5(a)〜(e),図6
(a)〜(c),図7に示す実施形態における路面排水
用縁石においても、縁石部材1に排水用部材2を一体と
したので、従来のように排水用装置をアンカーで固定し
たり、縁石との間の隙間にコーキングを施す必要がな
く、施工を容易に行うことが可能となる。
【0045】なお、上述した図3,図5(a)〜
(d),図6(a)〜(c),図7に示す実施形態で
は、それぞれ一点鎖線であらわすように、縁石部材1
(あるいは縁石部材11)の上面と面一となるように、
車道よりも高く施工される歩道をなしてもよい。
【0046】また、上述した図5(a),(b),
(d),(e),図6(a)〜(c),図7に示す実施
形態において、表出する排水用部材2の上面2bには、
滑り止めをなす凹凸や、滑り止めをなすコーティングを
施しておくとよい。
【0047】また、上述した図6(a)〜(c)に示す
実施形態において、排水路10の断面形状は、箱型,円
型,卵型など、如何なる形状であってもよい。
【0048】なお、上述した図3,図5(a)〜
(e),図6(a)〜(c),図7に示す実施形態(全
ての実施形態)において、排水用部材2に設けられる受
水口3は、排水性舗装9の側縁9aと当接して排水性舗
装9に浸透した雨水などを排水用部材2内に受けたり、
排水性舗装9の表面9bにある流水を排水用部材2内に
受けることができれば、その形状に限定はない。
【0049】また、上述した図3,図5(a)〜
(e),図6(a)〜(c),図7に示す他の実施形態
(全ての実施形態)において、排水用部材2は、排水性
舗装9の側縁9aと当接して排水性舗装9に浸透した雨
水などを受ける受水口3のみを備えた構成であってもよ
い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明による請求項
1に記載の路面排水用縁石は、排水性舗装に浸透した水
を受水口より排水用部材の管状内に導いて適宜排水を行
う。この排水用部材は、縁石部材に一体に設けられてい
るので、施工の際には縁石部材を設置するだけでよいた
め、容易に施工を行うことができる。
【0051】請求項2に記載の路面排水用縁石は、請求
項1に記載の路面排水用縁石と同様に、排水用部材が縁
石部材に一体に設けられているので、容易に施工を行う
ことができる。また、排水用部材の側面が、排水性舗装
の表面よりも上方に突出する如く設けられて、該突出し
た面に受水口が穿設されているので、排水性舗装の表面
における流水をも排水用部材の管状内に導いて適宜排水
を行うことができる。
【0052】請求項3に記載の路面排水用縁石は、請求
項1に記載の路面排水用縁石と同様に、排水用部材が縁
石部材に一体に設けられているので、容易に施工を行う
ことができる。また、排水用部材が、排水性舗装の表面
と面一となる如く上面をなし、該上面に受水口が穿設さ
れているので、排水性舗装の表面における流水を排水用
部材の管状内に導いて適宜排水を行うことができる。
【0053】請求項4に記載の路面排水用縁石は、縁石
部材の内部に排水用部材と連通する排水路を有している
ので、側溝に代わる構成を同時に施工することができ、
排水効果を向上させることができる。
【0054】請求項5に記載の路面排水用縁石は、排水
路と縁石部材の外部とを連通する受水口を有しているの
で、排水用部材と共に排水路への導水が可能となり、さ
らに排水効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明による路面排水用縁石の実施形態
を示す側面図。 (b)図1(a)における縦断面図。
【図2】(a)(b)結合部を示す斜視図。
【図3】路面排水用縁石の施工状態を示す斜視図。
【図4】排水用部材の連結構造を示す斜視図。
【図5】(a)〜(e)他の実施形態を示す断面図。
【図6】(a)〜(c)他の実施形態を示す断面図。
【図7】他の実施形態を示す断面図。
【図8】公知の路面排水構造を示す斜視図。
【符号の説明】
1…縁石部材、2…排水用部材、2a…側面、2b…上
面、3,12…受水口、9…排水性舗装、9a…側縁、
9b…表面、10…排水路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路側縁に沿って配される縁石部材と、 管状に形成されて前記縁石部材と一体に設けられ、道路
    表面をなす如く施された排水性舗装の側縁と当接する側
    面をなし、該側面には、前記管状の内部に連通し得る受
    水口が穿設された排水用部材と、 を備えたことを特徴とする路面排水用縁石。
  2. 【請求項2】 前記排水用部材の側面は、前記排水性舗
    装の表面よりも上方に突出する如く設けられて、該突出
    した面には、前記管状の内部に連通し得る受水口が穿設
    されていることを特徴とする請求項1に記載の路面排水
    用縁石。
  3. 【請求項3】 前記排水用部材は、前記排水性舗装の表
    面と面一となる如く上面をなし、該上面には、前記管状
    の内部に連通し得る受水口が穿設されていることを特徴
    とする請求項1に記載の路面排水用縁石。
  4. 【請求項4】 前記縁石部材は、その内部に排水路を有
    しており、該排水路と前記排水用部材とが連通する如く
    形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の
    何れかに記載の路面排水用縁石。
  5. 【請求項5】 前記縁石部材は、前記排水路と前記縁石
    部材の外部とを連通する受水口を有していることを特徴
    とする請求項4に記載の路面排水用縁石。
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