JP2000169610A - 微細気泡含有ポリエステルフイルムおよびビデオプリンター用受像紙 - Google Patents

微細気泡含有ポリエステルフイルムおよびビデオプリンター用受像紙

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JP2000169610A
JP2000169610A JP10348477A JP34847798A JP2000169610A JP 2000169610 A JP2000169610 A JP 2000169610A JP 10348477 A JP10348477 A JP 10348477A JP 34847798 A JP34847798 A JP 34847798A JP 2000169610 A JP2000169610 A JP 2000169610A
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polyester
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polyester film
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Takashi Hibiya
隆志 日比谷
Takatoshi Miki
崇利 三木
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Mitsubishi Polyester Film Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性に優れ、かつ十分微細化された気泡を
含有して単位体積当たりの重量が軽減され、柔軟性を有
し、例えばビデオプリンター用受像紙に用いたときに美
麗な画像受容性を呈するフイルムを提供する。 【解決手段】 ポリエステル中に当該ポリエステルに対
して非相溶な熱可塑性樹脂を含有する微細気泡含有ポリ
エステルフイルムであって、表面の細孔分布モード径
(体積基準)が0.01〜0.15μmであることを特
徴とする微細気泡含有ポリエステルフイルム、および当
該フィルムの表面に色材受容層を設けてなることを特徴
とするビデオプリンター用受像紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細気泡含有ポリ
エステルフイルムおよびそれをベースフィルムとするビ
デオプリンター用受像紙に関する。
【0002】
【従来の技術】各種コンピューター、計算機、測定機、
複写機、ファクシミリ等のプリンター用受像紙(印字受
容体)としては、比較的安価な紙などの支持体上に印字
受容層を設けたものが一般的である。ところが印字用途
の急速な多様化に伴い、画質に更なる精細さを要求され
るケースが増えてきている。銀塩写真調の画質を要求さ
れるビデオプリンター用受像紙はその一例である。
【0003】すなわち、ビデオカメラで撮影した画像
が、シアン・マゼンタ・イエローの3原色に分解され、
それらを変換した電気信号が感熱転写プリンターに送ら
れ、その信号に応じて、発熱ヘッドが、3原色を別個に
有するカラーシート上の色材を順次昇華もしくは溶融
し、受像紙上に転写画像を形成する、と言うものであ
る。この方式に、従来のような天然紙そのものを支持体
とした受像紙を用いると、色材受容層に天然紙表面の粗
れが影響し、精細な画像が得られない。また、一般の写
真印画紙と同様に、紙にポリオレフィンフィルムを貼合
わせて表面の平滑性を改良した受像紙も採用されている
が、受像紙製造工程における熱履歴やプリント時に印加
される熱により、耐熱性に劣るポリオレフィンフィルム
が比較的大きく収縮する等の問題がある。
【0004】そこで、ポリエステル中に当該ポリエステ
ルに対して非相溶な熱可塑性樹脂を含有させ、延伸した
微細気泡含有ポリエステルフイルムが受像紙基材として
用いられているが、この製法によると、フィルム表面近
傍に存在する気泡が影響し、受容した画像の精細さ(光
沢感)が不足するという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであって、その解決課題は、耐熱性に
優れ、かつ十分微細化された気泡を含有して単位体積当
たりの重量が軽減され、柔軟性を有し、例えばビデオプ
リンター用受像紙に用いたときに美麗な画像受容性を呈
するフイルムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく種々検討を重ねた結果、特定の表面細孔
分布を有する微細気泡含有フィルムによれば、上記課題
を容易に解決できることを見いだし、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明の要旨は、ポリエステル中
に当該ポリエステルに対して非相溶な熱可塑性樹脂を含
有する微細気泡含有ポリエステルフイルムであって、表
面の細孔分布モード径(体積基準)が0.01〜0.1
5μmであることを特徴とする微細気泡含有ポリエステ
ルフイルム、および当該フィルムの表面に色材受容層を
設けてなることを特徴とするビデオプリンター用受像紙
に存する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の微細気泡含有ポリエステルフイルムを構成する
ポリエステルとは、芳香族ジカルボン酸またはそのエス
テルと、グリコールとを主たる出発原料として得られる
ポリエステルであり、芳香族ジカルボン酸成分として
は、テレフタル酸、イソフタル酸および2,6−ナフタ
レンジカルボン酸、さらにはフタル酸、アジピン酸、セ
バシン酸、オキシカルボン酸(例えばp−オキシエトキ
シ安息香酸等)等の一種または二種以上を使用すること
ができる。グリコール成分としては、エチレングリコー
ル、さらにはジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブタンジオール、1,
4−シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコ
ール等の一種または二種以上を用いることができる。
【0008】本発明の微細気泡含有ポリエステルフイル
ムが、昇華型、溶融型等の感熱転写用受像紙基材として
十分に高濃度な画像受容性を呈するために、フィルム中
の微細気泡によるクッション性と断熱性が有効に作用し
ている。また、受容画像に映る粗れ(ちらつき)を低減
し、光沢を向上させる必要から、フィルム中の気泡のサ
イズは、より微細でかつ多数あることが好ましい。この
ようなフィルムを得るためには、ポリエステルに非相溶
な熱可塑性樹脂を配合し、さらに相当量の界面活性剤を
添加して押出し、少なくとも一軸方向に延伸する方法が
好ましく用いられる。
【0009】上記に言う非相溶な熱可塑性樹脂とは、ポ
リエステルとともに混練、溶融させた際にポリエステル
と相溶せず、ポリエステル中に球状、楕円状、糸引き状
等の形で分散する(海島モデル)熱可塑性樹脂を指す。
ポリエステルに対して非相溶な上記熱可塑性樹脂の含有
量An は、ポリエステルとの合計量に対する割合とし
て、通常4〜40重量%、好ましくは6〜30重量%、
さらに好ましくは8〜20重量%の範囲である。An が
4重量%未満の場合は、フィルム中に形成される気泡の
量が少な過ぎるため、十分に軽量化されかつクッション
性を備えたフィルムを製造することができない場合があ
る。一方、An が40重量%を超える場合は、フィルム
の機械的強度や熱安定性が不足し、また積層フィルム表
面が十分に平滑とならないことがある。かかるフィルム
は、高い光沢感および精細な画像受容性が要求される受
像紙等の用途には不適当になる。またAn が40重量%
を超える場合には、延伸時にフィルム破断が頻発すると
いった生産性上の問題が生じることもある。
【0010】ここでポリエステルに非相溶な熱可塑性樹
脂の具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリメチルペンテン、ポリメチルブテン等のポリオレフ
ィンのほか、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリフ
ェニレンサルファイド、液晶ポリエステル等が挙げられ
るが、これらの中では、コストや生産性の観点からポリ
プロピレン、ポリメチルペンテン、ポリスチレンが好ま
しく、さらに好ましくはポリプロピレンである。なお、
以下の説明においては、ポリエステルに対して非相溶な
熱可塑性樹脂をポリプロピレンで以て代表する。
【0011】上記のポリプロピレンとしては、通常95
モル%以上、好ましくは98モル%以上がプロピレン単
位を有する結晶性ポリプロピレンホモポリマーが好まし
い。非晶性ポリプロピレンの場合は、フィルム製造工程
において未配向ポリエステルシートの表面にポリプロピ
レンがブリードアウトすることがあり、冷却ドラムや延
伸ロール等の表面が汚染される恐れがある。また、プロ
ピレン単位以外の例えばエチレン単位が5モル%を超え
て共重合されているポリプロピレンの場合は、微細気泡
の生成が不足する傾向にある。
【0012】上記のポリプロピレンのメルトフローイン
デックス(MFI)は、通常1.0〜30g/10分、
好ましくは2.0〜15g/10分の範囲から選択され
る。MFIが1.0g/10分未満の場合は、生成する
気泡が大きくなり過ぎ、延伸時に破断が起こりやすく、
MFIが30g/10分を超える場合は、フィルム密度
の経時的均一性が悪化して、製造ラインにて生産性が悪
化することがある。
【0013】本発明では、ポリプロピレンを配合する原
料中に界面活性剤を含有させることが好ましく、界面活
性剤としては非イオン系界面活性剤が好ましい。ここで
言う界面活性剤とは、異なる融液ポリマーのブレンド体
において、その界面の性質を著しく変じるもの、すなわ
ちポリエステルと当該ポリエステルに非相溶な熱可塑性
樹脂の界面において両者の相溶性を高める作用を持つ化
合物を指す。具体的にはポリアルキレングリコール型
類、多価アルコール型類、シリコーン系類、等の非イオ
ン系界面活性剤が好ましく、中でもシリコーン系界面活
性剤が好ましい。より具体的にはオルガノポリシロキサ
ン−ポリオキシアルキレン共重合体やポリオキシアルキ
レン側鎖を有するアルケニルシロキサン等が界面活性化
作用が高く、好ましい。
【0014】フィルム中の上記界面活性剤の含有量As
(重量%)は、ポリエステルに非相溶な熱可塑性樹脂の
含有量An (重量%)との関係で、0.002An ≦A
s ≦0.2An であることが好ましく、より好ましくは
0.005An ≦As ≦0.1An である。As が0.
002An に満たない場合、非相溶樹脂が十分に微分散
しないことから、フィルム表面の光沢が損なわれる傾向
にある。一方、As が0.2An を超える場合、もはや
非相溶樹脂の微分散化を促進する効果が向上しない上、
フィルムの白色度を低下させる等、フィルム品質上悪影
響をきたす傾向がある。
【0015】本発明の微細気泡含有ポリエステルフィル
ムは、特定の細孔分布を有するものであって、その結
果、感熱転写用受像基材として美麗な画像受容性を呈す
ることができる。その細孔分布は水銀圧入法により測定
することができ、以下、水銀圧入法による細孔分布測定
について述べる。一般に、水銀に加えられた圧力と、そ
の圧力下で水銀が進入しうる最小の細孔直径との関係
は、Washburnの式で以下のとおりに表される。
【0016】
【数1】P・D=−4σcosθ (上記式中、Pは印加圧力、Dは細孔直径、σは水銀の
表面張力、θは水銀のサンプルに対する接触角である) つまり、水銀に加えた圧力は、水銀が進入しうる細孔直
径と反比例の関係にある(順次圧力を増していくこと
で、水銀はより径の小さい細孔まで進入していく)。し
たがって、その直径は、σおよびθが既知であれば一義
的に求められる。さらに水銀の変位により、細孔中に進
入した水銀の総量、すなわち細孔容積が求められる。こ
れにより得られる一定の細孔直径範囲に対する細孔容積
の関係を細孔分布と称する。
【0017】上記原理による細孔の分布を元に、以下の
ようにその細孔の大きさを直径として定量化できる。 1)トップピークを与える細孔径(細孔容積積算値(c
3 /g)のlog微分が最も大きい)を体積基準モー
ド径(μm)とする。 2)細孔容積積算値が全細孔容積V(cm3 /g)の5
0%に相当する細孔径を体積基準メディアン径(μm)
とする。 3)各細孔径における細孔表面積を積算したものをA
(m2 /g)とし、4×V÷Aで求められる値を平均細
孔直径(μm)とする。
【0018】特に本発明では表面の細孔分布モード径
(体積基準)が0.01〜0.15μmであることが必
要である。体積基準の細孔分布モード径が0.15μm
を超える場合には、フィルムの光沢感が損なわれる。一
方、細孔分布モード径が0.01μmに満たない場合に
は、フィルム表面が過度に平坦となり、ロール加工の際
にブロッキングする、キズが生じやすい、複数枚の受像
紙が重なって搬送される等の問題が生じる。好ましい細
孔分布モード径は0.01〜0.07μmであり、より
好ましくは0.01〜0.04μmである。
【0019】本発明においては、原料コスト面での利点
およびフイルム製造工程などから排出されるスクラップ
の処理量を減じるという環境への配慮から、原料ポリエ
ステルとして、新規ポリエステルと再生ポリエステルと
を混合使用することが好ましい。さらには再生ポリエス
テルとして、非相溶な熱可塑性樹脂を配合した微細気泡
含有ポリエステルフイルムの製造工程から排出される耳
部フイルムや使用済製品などを使用することが好まし
い。
【0020】ここで驚くべきことに、この再生用フィル
ムの細孔分布モード径が0.15μmを超えている場合
でも、これを再生原料として適量配合して得た微細気泡
含有ポリエステルフィルムの細孔分布モード径を上記の
0.01〜0.15μmの範囲内に至らしめることが可
能である。本発明において、上記の再生原料の使用量
は、全ポリエステルの合計量に対する割合として5〜6
0重量%であることが好ましく、より好ましくは10〜
50重量%、さらに好ましくは15〜40重量%の範囲
である。再生原料の使用量が5重量%未満の場合は原料
コストを減じる効果が乏しく、使用量が60重量%を超
える場合は得られるフイルムの色調が黄味を帯びる傾向
がある。
【0021】また、本発明におけるポリエステル(新規
ポリエステルと再生ポリエステルとの混合体として)の
フイルム段階での固有粘度IVは0.45〜0.72で
あることが好ましい。IVが0.45未満の場合は、製
膜時にフィルム破断が起こりやすくなり、かつ気泡の大
きさが不均一になって密度のコントロールが難しくなる
ため生産性が低下する傾向がある。一方、IVが0.7
2を超えると、微細気泡の生成が抑制される傾向にあ
る。より好ましいIVは0.50〜0.69であり、さ
らに好ましくは0.55〜0.65の範囲である。
【0022】上記の再生原料は、粉砕した後に溶融押出
を行うことにより再生チップとして利用(再投入)する
こともできるが、必ずしもチップ化する必要はなく、粉
砕後フレークの形で新規ポリエステルのチップと共に直
接ベント付二軸押出機に投入して使用することが生産コ
ストの低減の点で好ましい。なお、本発明の微細気泡含
有フイルムは、他のフイルムとの積層フイルムとしても
よいが、上記の再生原料は、ポリエステルと非相溶のポ
リマーを含有するため、積層フイルムにおいては、微細
気泡を含有する層を形成する原料のみに配合することが
好ましい。
【0023】本発明の微細気泡含有フイルムは、特にビ
デオプリンター等の各種受像紙に使用される際、美麗な
画像を得ると言う観点から、高い光沢度を有することが
好ましく、具体的にはJIS Z 8741−1983
の方法3による60゜光沢度G60が20%以上であるこ
とが好ましい。G60が20%未満の場合、フィルムが受
容する画像が精細さ(光沢感)を損なう傾向にある。よ
り好ましいG60は30%以上であり、さらに好ましくは
40%以上である。
【0024】また、G60が120%を超える場合には、
フィルム表面が過度に平坦となり、ロール加工の際にブ
ロッキングする、キズが生じやすい、複数枚の受像紙が
重なって搬送される等の問題が生じることがある。本発
明の微細気泡含有フィルムの表面粗度Raは0.03〜
0.35μmであることが好ましい。このRaが0.0
3μmより小さい場合は、フィルム表面が平坦過ぎて、
光沢度が上限を超えた場合と同様の問題が生じることが
ある。一方、0.30μmを超えると、受容した画像の
精細さが欠けると言う問題を生じることがある。より好
ましいRaの範囲は0.05〜0.20μmであり、さ
らに好ましくは0.07〜0.15μmである。
【0025】本発明のフィルムの密度は、0.90〜
1.35g/cm3 であることが好ましい。密度が1.
35g/cm3 を超える場合は、気泡の含有量が少なす
ぎ、本発明の微細気泡含有フィルムが高濃度な画像受容
性を呈するために必要なクッション性が損なわれる傾向
にある。一方、密度が0.90g/cm3 未満の場合に
は、フィルムの機械的強度や熱安定性が不足し、品質
上、また生産連続性の面でも不都合となる傾向にある。
より好ましい密度は1.00〜1.30g/cm3であ
り、さらに好ましくは1.10〜1.25/cm3 の範
囲である。
【0026】本発明の微細気泡含有フイルムは、特にビ
デオプリンター等の各種受像紙に使用される際、美麗な
画像を得ると言う観点から、白色で高い隠蔽度を備えて
いることが好ましい。斯かる特性を付与するため、微細
気泡含有ポリエステルフイルム中に白色無機粒子を含有
させてもよい。さらに白色度を一層高めるため、蛍光増
白剤を併用することも有効である。
【0027】上記の白色無機粒子としては公知の酸化チ
タン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、酸化亜鉛、シリカ、アルミナ、タルク、クレー等が
挙げられ、これらの中でも粒径が小さく粒状である酸化
チタンが光沢維持と隠蔽性の点で好ましい。白色無機粒
子の好ましい含有量は、0.5〜20重量%、さらには
1〜10重量%である。含有量が0.5重量%未満の場
合には、微細気泡含有ポリエステルフイルムの隠蔽度が
不足し、受容画像の品質、特にコントラストや鮮明さが
不十分となる。一方、含有量が20重量%を超える場合
は、粒子が凝集して粗大突起を形成する等の問題が生ず
る。2種類以上の粒子を使用する場合には、粒子の合計
含有量が上記範囲となるように調整することが好まし
い。
【0028】また、白色無機粒子の粒径は通常3μm以
下である。粒径が3μmを超えると、フィルムからの粒
子の脱離、光沢度の低下等の問題を生じる傾向がある。
より好ましい粒径は0.7μm以下である。好適に使用
し得る蛍光増白剤の例としては、チバガイギー社製の商
品「ユビテック」、イーストマン社製の商品「OB1」
等が挙げられる。各層における蛍光増白剤の好ましい含
有量は、0〜0.30重量%の範囲である。
【0029】本発明の微細気泡含有フィルムの透過濃度
は、通常0.3以上であり、好ましくは0.5以上であ
る。透過濃度が0.3未満の場合は、フィルムの遮光性
が不足し、受像紙として(受容画像)の品質が低下する
傾向がある。また、本発明の微細気泡含有フィルムの白
色度は、フィルムを5枚重ねてJIS L1015−1
992のC法により測定したW値で表すことができる。
フィルムW値は80以上であることが好ましい。W値が
80より小さい場合には、色彩の変調により、受像紙と
して(受容画像)の高級感を損なう傾向にある。より好
ましいW値は85以上であり、さらに好ましくは90以
上である。
【0030】なお本発明においては、ポリエステルおよ
び/または当該ポリエステルに非相溶な熱可塑性樹脂中
に前記の白色無機粒子、蛍光増白剤、界面活性剤の他に
も、必要に応じて公知の滑剤、酸化防止剤、熱安定剤、
帯電防止剤、染料、顔料などの添加剤を配合することが
できる。本発明の微細気泡含有フィルムは、単一フィル
ムのほか、異なる原料配合からなる二つ以上の層構成と
することもできる。そしてフィルム化には、一般に所定
に配合されたポリマーを溶融、押出しした後、少なくと
も一軸方向にロール延伸法、テンター法等に従って延伸
を施せばよい。なお、微細気泡を良好に形成するととも
にフィルム強度や寸法安定性を適度に満足させるために
は、二軸延伸方法および熱処理方法を併用することが好
ましい。
【0031】ここで二軸延伸を用いた場合の一例を詳細
に説明する。層構成は、単一、B/Aの2種2層、もし
くはB/A/Bの2種3層が基本となるが、更なる多層
構成であっても差し支えない。まず、各層に対する配合
の原料を、各層に対応する押出機に供給し、各押出機ラ
イン毎に溶融混練した後、各層のポリマーを、通常マル
チマニホールドまたはフィードブロックを経てダイへ導
く。
【0032】次に、ダイから押し出された溶融シート
を、回転冷却ドラム上でガラス転移温度以下の温度にな
るように急冷固化し、実質的に非晶状態の未配向シート
を得る。この場合、シートの平面性、冷却効果を向上さ
せるためには、シートと回転冷却ドラムとの密着性を高
めることが好ましく、本発明においては静電印加密着法
が好ましく採用される。
【0033】静電印加密着法とは、通常、シートの上面
側にシートの流れと直交する方向に線状電極を張り、該
電極に約5〜15kVの直流電圧を印加することにより
シートに静電荷を与え、ドラムとの密着性を向上させる
方法である。次いで、得られたシートを二軸方向に延伸
してフィルム化する。本発明のポリエステルフィルムに
含有する微細気泡は、かかる延伸によって生成される。
【0034】まず、通常70〜150℃、好ましくは7
5〜130℃の延伸温度、通常2.5〜6.0倍、好ま
しくは3.0〜5.0倍の延伸倍率の条件下、前記未延
伸シートを一方向(縦方向)に延伸する。かかる延伸に
はロールおよびテンター方式の延伸機を使用することが
できる。次いで通常75〜150℃、好ましくは80〜
140℃の延伸温度、通常2.5〜6.0倍、好ましく
は3.0〜5.0倍の延伸倍率の条件下、一段目と直交
する方向(横方向)に延伸を行い、二軸配向フィルムを
得る。かかる延伸には、テンター方式の延伸機を使用す
ることができる。
【0035】上記の一方向の延伸を2段階以上で行う方
法も採用することができるが、その場合も最終的な延伸
倍率が上記した範囲に入ることが好ましい。また、前記
未延伸シートを面積倍率が7〜30倍になるように同時
二軸延伸することも可能である。熱処理は、140〜2
50℃で、30%以内の伸長、制限収縮または定長下で
1秒〜5分間行う。二軸延伸後、さらに110℃〜18
0℃の温度で縦方向に1.05〜2.0倍再延伸を行っ
た後、熱処理する方法も採り得る。この際、再縦延伸前
熱固定、再縦延伸後縦弛緩、再縦延伸前または後微小倍
率縦延伸等の手法を適宜採用することも可能である。ま
た、同様に横方向に再延伸を行ってもよい。また、必要
に応じて製膜工程内で各種の表面処理等を施しても構わ
ない。
【0036】また、上記の微細気泡含有積層ポリエステ
ルフィルムの厚さは、通常20〜250μm、好ましく
は25〜200μmの範囲となる。そして、積層フイル
ムの場合は、微細気泡含有層の厚さが全体厚さの20%
以上であることが好ましい。微細気泡含有層の厚さが2
0%未満の場合は、本発明の微細気泡含有ポリエステル
フイルムの特徴である軽量性やクッション性が十分に満
足されない。
【0037】本発明のフィルムは、その特徴を生かし、
微細気泡含有フィルム単体として、また紙、合成紙、プ
ラスチックフィル等の他の素材との貼合わせ体としてビ
デオプリンター用を始めとする各種感熱転写用受像紙、
ラベル、記録紙、ポスター、シールプリント用台紙、平
版印刷板、包装材料、付箋などに好適に使用される。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお、実施例および比
較例におけるシリコーン系界面活性剤は東レ・ダウコー
ニング・シリコーン社製「SH193」を示す。また各
種評価方法は以下に示すとおりである。 (1)ポリエステルの固有粘度IV (dl/g) ポリエステルに非相溶な他のポリマー成分および白色顔
料を除去したポリエステル1gに対し、フェノール/テ
トラクロロエタン:50/50(重量比)の混合溶媒を
100mlの比で加えて溶解させ、30℃で測定した。 (2)メルト・フロー・インデックス MFI (g/
10分) JIS K−7210−1995に従って、230℃、
21.2Nで測定した。この値が高いほどポリマーの溶
融粘性が低いことを示す。 (3)添加物の平均粒径(μm) 島津製作所製遠心沈降式粒度分布測定装置(SA−CP
3型)で測定した等価球形分布における積算体積分率5
0%の粒径を平均粒径とした。 (4)細孔分布測定 Micromeritics 社製(島津製作所製品)自動ポロシメー
タ(オートポアIII 9420型)を用い、水銀圧入法に
より体積基準のモード径、メディアン径、および平均細
孔直径(4V/A)を測定した。なお、水銀/試料の接
触角は130度、水銀の表面張力は484dynes/cm、初
期圧力は1.1psiaとし、細孔直径4.0μm以上の分
布は試料間の空隙として削除した。 (5)フィルム密度(g/cm3 ) フィルムの任意の部分から10cm×10cmの正方形
のサンプルを切り出し、重量を測定した。次いでマイク
ロメーターで任意の9ヶ所の厚みを測定し、その平均値
と重量とから単位体積当たりの重量を計算した。測定数
nは5とし、その平均値をフィルムの密度とした。 (6)光沢度(%) JIS Z−8741−1983の方法3(60゜光沢
度)によって、フィルム表面のMD方向に光を入射して
測定した。なお測定面はキャスト面(キャストロール接
触面側)とした。測定数nは3とし、その平均値を算出
した。 (7)中心線平均表面粗さRa(μm) 小坂研究所製の万能表面形状測定器SE−3Fを用いて
B層表面を測定した。下記の条件でB層表面につき12
回測定し、上下2点を除いた10点の平均値をとった。
【0039】・触針先端径:2μm ・測定力:
0.03gf ・測定長 :2.5mm ・カットオフ値:0.8m
m (8)透過濃度 マクベス濃度計TD−904型を使用し、ビジュアル光
による透過濃度を測定した。測定点数nは5とした。こ
の値が大きいほど光線透過率が低いことを示す。 (9)白色度(W値) 日本電色工業(株)製測色計300A型(C光源2゜視
野)を用い、JISL1015−1992のC法によ
り、フィルムを5枚重ねた上で表面を測定した。測定点
数nは5とし、その平均値を算出した。 (10)プリント時の画像受容性の評価 フィルムサンプルを三菱化学ポリエステルフィルム社製
W900E100(厚み100μm)に貼合せた後、色
材受容層を塗工したフィルム面上に、ビデオプリンター
(シャープ社製GZ−P11W)にて熱転写記録を行
い、得られたハードコピーの画質を目視にて観察し、画
像の良否を確認した。
【0040】最も高品質と認められるものを3、次いで
高品質と認められるものを2、比較的劣るが実用可能レ
ベルの物を1、実用上問題あるものを×、として評価し
た。 比較例1 固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレートチップ
に、メルトフローインデックス10g/10分の結晶性
ポリプロピレンチップを15重量%配合し、さらに、平
均粒径0.3μmの酸化チタン(白色粒子)を2.4重
量%、蛍光増白剤を0.05重量%、シリコーン系界面
活性剤を0.12重量%となるように均一に添加し、原
料Aを調製した。
【0041】二軸押出機中に上記の原料Aを直接投入し
て290℃で溶融させ、得られた溶融体をダイに導いて
スリット状に押し出し、40℃の冷却ドラム上にて冷却
して無延伸シートを得た。当該無延伸シートを縦方向に
85℃で3.4倍延伸した後、さらに、横方向に110
℃で3.2倍延伸し、230℃で5秒間熱処理を行い、
最終的にフイルム厚さ38μm、密度0.87g/cm
3 の二軸配向フイルムを得た。当該フイルムの物性およ
び特性評価の結果は、表1に示すとおりであった。
【0042】実施例1 比較例1のフイルムを製造する際に発生したスクラップ
を粉砕し、再生用フレークFを得た。当該再生チップ中
のポリエチレンテレフタレートの固有粘度は0.60で
あった。固有粘度0.67のポリエチレンテレフタレー
トチップに、メルトフローインデックス10g/10分
の結晶性ポリプロピレンチップ12重量%および再生フ
レークFを20重量%配合し、新たに平均粒径0.3μ
mの酸化チタンを1.92重量%、蛍光増白剤を0.0
4%、シリコーン系界面活性剤を0.12重量%となる
様に均一に添加し、原料Bを調製した。
【0043】比較例1において、原料Aの代わりに上記
の原料Bを使用した以外は、比較例1と同様にしてフイ
ルム化を行い、最終的にフイルム厚さ38μmで密度
0.91g/cm3 の二軸配向フイルムを得た。 実施例2 実施例1において、メルトフローインデックス10g/
10分の結晶性ポリプロピレンチップの配合量を9重量
%とする以外は実施例1と同様にしてフイルム化を行
い、最終的にフイルム厚さ38μmで密度1.03g/
cm3 の二軸配向フイルムを得た。
【0044】実施例3 実施例1において、メルトフローインデックス10g/
10分の結晶性ポリプロピレンチップの配合量を6重量
%とする以外は実施例1と同様にしてフイルム化を行
い、最終的にフイルム厚さ38μmで密度1.12g/
cm3 の二軸配向フイルムを得た。
【0045】以上、得られた結果をまとめて下記表1に
示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【発明の効果】本発明のフィルムは、美麗な画像受容性
を呈するフィルムであり、ビデオプリンター用受像紙等
の印字基材として用いるのに好適であり、その工業的価
値は非常に高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H111 AA01 AA26 AA27 CA03 CA25 CA30 CA41 CA43 CA45 4F074 AA17 AA24 AA26 AA32 AA66 AA68 AA70 AA87 CA03 CB91 DA03 DA24 4F100 AA21H AK01A AK07 AK41A AL05A BA01 DJ06A EJ38 EJ382 GB90 JB04A JJ03 JK17 JL03 JN21A YY00A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル中に当該ポリエステルに対
    して非相溶な熱可塑性樹脂を含有する微細気泡含有ポリ
    エステルフイルムであって、表面の細孔分布モード径
    (体積基準)が0.01〜0.15μmであることを特
    徴とする微細気泡含有ポリエステルフイルム。
  2. 【請求項2】 60゜光沢度(G60)が25%以上であ
    ることを特徴とする請求項1記載の微細気泡含有ポリエ
    ステルフイルム。
  3. 【請求項3】 微細気泡含有ポリエステルフイルムから
    得られる再生ポリエステル5〜60重量%と新規ポリエ
    ステル40〜95重量%とから構成されることを特徴と
    する請求項1または2記載の微細気泡含有ポリエステル
    フイルム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の微細気
    泡含有ポリエステルフイルムの表面に色材受容層を設け
    てなることを特徴とするビデオプリンター用受像紙。
JP10348477A 1998-09-25 1998-12-08 微細気泡含有ポリエステルフイルムおよびビデオプリンター用受像紙 Pending JP2000169610A (ja)

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Cited By (4)

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JP2002146071A (ja) * 2000-11-16 2002-05-22 Toray Ind Inc 白色ポリ乳酸フィルム
JP2022100312A (ja) * 2017-03-02 2022-07-05 三菱ケミカル株式会社 積層白色フィルムおよび被記録材
JP2022105332A (ja) * 2017-03-02 2022-07-13 三菱ケミカル株式会社 積層白色ポリエステルフィルムおよび被記録材
US11766853B2 (en) 2017-03-02 2023-09-26 Mitsubishi Chemical Corporation White laminated film and recording material

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