JPH03178421A - ポリエステルフィルム - Google Patents

ポリエステルフィルム

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JPH03178421A
JPH03178421A JP27624989A JP27624989A JPH03178421A JP H03178421 A JPH03178421 A JP H03178421A JP 27624989 A JP27624989 A JP 27624989A JP 27624989 A JP27624989 A JP 27624989A JP H03178421 A JPH03178421 A JP H03178421A
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polyester
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研二 綱島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は熱寸法安定性のよい低比重の白色ポリエステル
フィルムに関するものである。更に詳しくはビデオプリ
ンター用受容紙、バーコードプリンター用受容紙、マツ
チプリント用受容紙などの受容紙、複写用紙、印画紙、
ポスター、ラベル、カード、宅配便伝票、表示板、白板
、などの基材および面発光体などの反射板として用いら
れるクツション性の高い白色ポリエステルフィルムに関
するものである。
[従来技術] ポリエステルに二酸化チタンや炭酸カルシウムなどを多
量に添加して白色性ポリエステルフィルムを得ることは
よく知られている。また、ポリエステルにポリプロピレ
ンを添加して白色性ポリエステルフィルムを得ることも
よく知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、ポリエステルに多量の二酸化チタンや炭酸カル
シウムなどの無機物を添加して得られるフィルムは、白
色性は付与できるが、低比重化が出来ずフィルム自体が
硬くなり、ゴワゴワした感じになり、用途によっては問
題となることがある。
また、ポリプロピレンを添加した場合は、無機物を添加
した場合に比べれば、フィルム自身の硬さは多少とも緩
和されるが、熱寸法安定性が悪いのみならず紙などに比
べればソフト性、柔軟性に劣るばかりか、白色性にも劣
るという欠点がある。
すなわち低比重で熱寸法安定性に優れたポリエステルフ
ィルムは存在しなかった。
[課題を解決するための手段] 本発明は、熱寸法安定性、白色性が高く、しかも低比重
でソフト性・柔軟性にも優れたポリエステルフィルムを
得るために次の構成、すなわち、150℃の熱収縮率が
2%未満であり、かつ、比重が0.95以下であること
を特徴とするポリエステルフィルムに関するものである
ポリエステルフィルムの比重は0.95以下、好ましく
は0.90以下、さらに好ましくは0゜80以下である
。0.95より大きいとフィルムにソフト感、柔軟性が
付与されないためである。
柔軟性は、たとえばビデオプリンター用などの受容紙と
して用いるときの感熱記録ヘッドの抑圧を低下させても
鮮明に画像を転写させることができるために必要な事項
である。もちろん、手に触れた時の感触も重要な要素で
ある。このため、クツション率としては10%以上ある
ことが望まれる。
また、熱寸法安定性は、感熱転写、印刷、乾燥などの熱
の加わる工程においてもフィルムが変形しないことから
も重要である。特に150℃での熱収縮率が重要になる
ことが多い。
本発明でいうポリエステルとは、ジオールとジカルボン
酸とから縮重合によって得られるポリマーであり、ジカ
ルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタ
ル酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セパチン
酸、などで代表されるものであり、またジオールとは、
エチレングリコール、トリメチレングリコール、テトラ
メチレングリコール、シクロヘキサンジメタツールなど
で代表されるものである。具体的には例えば、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレー
ト、ポリエチレン−p−オキシベンゾエート、ポリ−1
,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、ポ
リエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートな
どがあげられる。
本発明の場合、特にポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレンナフタレートが好ましい。
もちろん、これらのポリエステルはホモポリエステルで
あっても、コポリエステルであっても良く、共重合成分
としては例えば、ジエチレングリコール、ネオペンチル
グリコール、ポリアルキレングリコールなどのジオール
成分、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル
酸、2.6−ナフタレンジカルボン酸、5−ナトリウム
スルホイソフタル酸などのジカルボン酸成分があげられ
る。
また、このポリエステルの中には、公知の各種添加剤、
例えば、酸化防止剤、帯電防止剤などが添加されていて
も良い。本発明に用いられるポリエステルとしては、ポ
リエチレンテレフタレートが好ましい。ポリエチレンテ
レフタレートフィルムは耐水性、耐久性、耐薬品性など
に優れているものである。
非相溶ポリマーとは、ポリ−3−メチルブテン−1、ポ
リ−4−メチルペンテン−1、ポリビニル−t−ブタン
、1.4−1ランス−ポリ−2゜3−ジメチルブタジェ
ン、ポリビニルシクロヘキサン、ポリスチレン、ポリメ
チルスチレン、ポリジメチルスチレン、ポリフルオロス
チレン、ポリ−2−メチル−4−フルオロスチレン、ポ
リビニル−t−ブチルエーテル、セルローストリアセテ
−ト、セルローストリプロピオネート、ポリビニルフル
オライド、ポリクロロトリフルオロエチレンなどから選
ばれた融点200℃以上のポリマーである。本発明の場
合には価格、熱安定性、ポリエステルとの分散性、など
の点から、ポリ−4−メチルペンテン−1、セルロース
トリアセテートおよびその変性体が特に好ましい。もち
ろん該非相溶ポリマーの融点は200℃以上、好ましく
は210℃以上、さらに好ましくは220’C以上であ
ることが必要で、200℃未満だと、ポリエステルフィ
ルム中での該非相溶ポリマーの分散形状が球形をとらず
、層状の偏平な形状をとることが多く、また、クツショ
ン性の高いポリエステルフィルムが得られないためであ
る。また、該非相溶ポリマーの融点は、300℃以下、
好ましくは280℃以下、さらに好ましくは260℃以
下であるのが好ましい。これはポリエステルの溶融押出
温度以下でないと該非相溶ポリマーが溶解しないためで
ある。
該非相溶ポリマーの添加量としては、好ましくは3〜3
0重量%、さらに好ましくは5〜20重量%である。添
加量が3重量%未満であると、本発明ポリエステルフィ
ルムの比重が0.95以下のものが得にくいばかりか、
白色度が80%以上の白いポリエステルフィルムになり
に<<、さらには、クツション率が10%以上と高いク
ツション性に優れたポリエステルフィルムを得ることが
困難であるためである。また、逆に該非相溶ポリマーの
添加量が30重量%を越えると、本発明ポリエステルフ
ィルムの機械的性質が劣ったものになるばかりか、熱寸
法安定性にも劣り、150℃の熱収縮率が5%以上と大
きくなるなどの欠点を有しているためである。
次に、低比重化剤とは、ポリエステルに添加して比重を
小さくする効果を持つ化合物のことであり、特定の化合
物のみその効果が認められる。
例えば、ポリエチレングリコール、メトキシポリエチレ
ングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコールなどのポリアルキレングリコール、
エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド共重合体、
さらにはドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アル
キルスルホネートナトリウム塩、グリセリンモノステア
レート、テトラブチルホスホニウムパラアミノベンゼン
スルホネートなどで代表されるものである。本発明フィ
ルムの場合、特にポリエチレングリコールが好ましい。
低比重化剤の添加によってポリエステルフィルムの比重
を0.1g/cc以上小さくすることが出来るのである
。さらに、この低比重化剤の添加によって、ポリエステ
ルフィルムの白色度が向上し、表面が平滑化するのみな
らず、耐壁開性が向上し、さらにポリエステルの延伸性
も大巾に向上するという効果もある。本発明における低
比重化剤の添加量としては、好ましくは0.1〜5重量
%、さらに好ましくは0. 5〜3重量%である。添加
量が0.1重量%未満であると、ポリエステルフィルム
が低比重化せず、ソフトなフィルムとはならずポリエス
テルフィルムの比重として0.95以下、好ましくは0
.90、さらに好ましくは0.85以下になりにくいた
めである。
逆に添加剤が5重量%を越えると低比重化の効果が認め
られなくなるばかりか、該フィルムの白色度が低下し、
b値が正の大きな値になってしまうためである。
次に非相溶ポリマーがポリエステルフィルム中で球形に
近い形状であること、すなわち形状係数は1〜4の範囲
にあることが好ましい。ポリエステルフィルムに非相溶
ポリマーが添加されていても、その非相溶ポリマーの形
状によって得られるフィルム特性、特にフィルムの比重
とクツション率との相関性、熱寸法安定性、表面あらさ
、白色性などに大きな相異点が生じてくる。すなわち、
非相溶ポリマーの形状が球形に近い場合、層状に分散し
ている場合に比べて、低比重化できるのみならず、白色
度、クツション率の高い、熱寸法安定性のよいフィルム
が得られるのである。このように球形に近い形状で分散
させるには、ポリエステルに添加する非相溶ポリマーの
粘度、相溶性パラメーター、融点、さらには低比重化剤
の種類、添加量などに強く依存するため、予測すること
ば非常にむずかしい。球形に近い形状とは、・フィルム
中に分散する非相溶ポリマーの長径と短径との比が1〜
4、好ましくは1〜2の範囲のものをいう。
もちろん得られたフィルムの熱寸法安定性は小さくない
とプリンターなどの受容紙などの熱のかかる用途には用
いることが出来ない。すなわち150℃の長手方向、巾
方向の両軸とも熱収縮率は2%未満、好ましくは1%未
満でなければならない。このためにも、ポリエステルフ
ィルムは200℃以上、好ましくは220℃以上の熱処
理をすることが必要であり、もちろんリラックス処理を
してもよい。
また、ポリエステルフィルムの白色度は80%以上、好
ましくは90%以上あることが好ましい。
さらに、色差計で求めた色調す値は一3以下、好ましく
は一4以下、−20以上であるのがよい。
b値が小さいほど見かけのフィルムの白さが向上し、高
級なイメージを与えるものである。
前述した非相溶ポリマーや低比重化剤などの添加により
色調は変化するが、必要により蛍光増白剤を添加しても
よい。蛍光増白剤としては、商品名“ユビテック″OB
、 MD (チバガイギー社)、“0B−1″ (イー
ストマン社)などが挙げられる。
本発明のポリエステルフィルムには、炭酸カルシウムや
、非晶質ゼオライト粒子、アナターゼ型の二酸化チタン
、リン酸カルシウム、シリカ、カオリン、タルク、クレ
ー等の微粒子を併用しても良い。これらの添加量はポリ
エステル組成物100重量部に対し0.005〜25重
量部とするのが好ましい。またこのような微粒子以外に
も、ポリエステルの重縮合反応系で触媒残渣とリン化合
物との反応により析出した微細粒子を併用することもで
きる。析出微細粒子としては、例えば、カルシウム、リ
チウムおよびリン化合物からなるもの、または、カルシ
ウム、マグネシウムおよびリン化合物からなるもの等が
挙げられ、これらの粒子のポリエステル中の含有量はポ
リエステル100重量部に対して0.05〜1.0重量
部であることが好ましい。
次に本発明フィルムの製造方法について説明するが、か
かる例に限定されるものではない。
非相溶ポリマーとして4−メチルペンテン−1ポリマー
を、低比重化剤としてポリエチレングリコールを、ポリ
エチレンテレフタレートに混合し、それを充分混合・乾
燥させて270〜300℃の温度に加熱された押出機A
に供給する。必要な場合は、TiO2、SiO2、Ca
CO3などの無機物添加剤を含んだポリエチレンテレフ
タレートを常法により押出機Bに供給して、Tダイ3層
口金内で押出機B層のポリマーが画表層にくる様B/A
/Bなる構成の3層にラミネートしてもよい。
この溶融されたシートを、ドラム表面温度10〜60℃
に冷却されたドラム上で静電気力で密着冷却固化し、該
未延伸フィルムを80〜120℃に加熱したロール群に
導き、長手方向に2.0〜5.0倍縦延伸し、20〜3
0℃のロール群で冷却する。
続いて、縦延伸したフィルムの両端をクリップで把持し
ながらテンターに導き90〜140℃に加熱された雰囲
気中で長手に垂直な方向に横延伸する。
延伸倍率は縦、横それぞれ2〜5倍に延伸するが、その
面積倍率(縦延伸倍率×横延伸倍率)は6〜20倍であ
ることが好ましい。面積倍率が6倍未満であると得られ
るフィルムの白さが不良となり、逆に20倍を越えると
延伸時に破れを生じやすくなり製膜性が不良となる傾向
がある。
こうして二軸延伸されたフィルムの平面性、寸法安定性
を付与するために、テンター内で150〜230℃の熱
固定を行い、均一に除冷後、室温まで冷やして巻き取り
本発明フィルムを得る。
[物性の測定ならびに効果の評価方法]本発明の物性値
の評価方法ならびに効果の評価方法は次の通りである。
(1)表面あらさ JIS  B12O3−1976に従い、カットオフ0
.25mm、測定長4mmで中心線平均粗さRaおよび
最大粗さRtを求めた(μm)。
■ ボイドの平均球相当径 フィルムの製膜工程の機械方向あるいはその垂直方向に
切った断面を走査型電子顕微鏡で1000倍〜5000
倍に拡大した写真を撮り、指定した厚みの範囲の少なく
とも100個以上のボイドのイメージアナライザにかけ
、ボイドの面積に相当する円の直径の分布を求めた。こ
の分布の体積平均径をボイドの平均球相当径とする。
(3)比重 四塩化炭素−n−へブタン系の密度勾配管によって22
℃での値を用いた。
(4)光学濃度OD フィルムを150μmの近辺の厚みになるように重ね、
光学濃度計(マクベス社製 TR927)で測定する。
厚みと光学濃度のプロットを行い、150μmの厚みに
相当する光学濃度を厚み150μm換算の光学濃度とし
た。
(5)白色度 J I 5−L−1015に基づき、島津製作所■製U
V−260を用いて、波長450 nmの時の反射率を
B(%)、波長550nmの時の反射率をG(%)とし
て、下記式により白色度(%)を求めた。
白色度(%)=4B−3G (6)色調 フィルムの表面色を、日本重色工業■製色差計Σ80で
測定し、得られたL値、a値、b値で判定した。
(7)延伸性 24時間連続して製膜したとき、フィルム破れが皆無の
ものを「良好」、2回以上のものを「破れあり」とした
(8)スリット切粉 24時間本発明フィルムを片刃レザーで切断したとき、
レザーに白い粉が付着している場合を「発生」とした。
(9)クツション率 (%) 三層製作所■製ダイヤルゲージNo、2109−10に
標準測定子900030を用い、さらにダイヤルゲージ
スタンドNo、7001DGSMを用いてダイヤルゲー
ジ押え部分に荷重50gと500gとをかけたときのそ
れぞれのフィルムの厚さd、。、d、。。から次式によ
り求める。
■ 形状係数 ボイドの平均径を求める時と同様に、フィルム断面での
非相溶ポリマーの形状をイメージアナライザーにかけ、
100個の平均の長径/短径の比率で表わす。
[本発明の効果] 本発明のポリエステルフィルムは、熱収縮率および比重
が特定範囲内にあって、さらに好ましくはポリエステル
に分散させた非相溶ポリマーの形状が球形に近い形状を
有することにより、以下の効果がある。
1、比重が0.95以下と小さいにもかかわらず熱寸法
安定性に優れ、クツション性の高い、白色度の高いフィ
ルムが得られる。
2、必要によっては比重として0. 6〜0.7と小さ
いものでも熱寸法安定性に優れたフィルムを得ることが
でき、る。
3、白色度が高く、しかも色調す値も小さなものが得ら
れ、高級なイメージを与える。
4、表面にポリエステルを主体とした層をラミネートす
ることにより、上記特性に加えて表面の平滑なポリエス
テルフィルムを、また光沢性、描画性、遮光性などの特
性も自由に付与できる。
[実施例] 本発明を実施例にもとづいて説明する。
実施例1 ポリエチレンテレフタレート(極限粘度[η]=0.6
5)を88重量%、ポリ−4−メチルペンテン−l(三
井石油化学■ TPX−D820)を10重量%、分子
量4000のポリエチレングリコールを2重量%を混合
した原料を押出機Aに供給し、常法により285℃で溶
融してTダイ3層複合口金の中央層に導入した。
一方、上記ポリエチレンテレフタレート90重量%に、
炭酸カルシウム(平均粒径0. 8μm)を10重量%
し、蛍光増白剤“0B−1”を0゜01重量%添加した
原料を押出機Bに供給し、常法により285℃で溶融し
てTダイ3層複合口金の画表層にラミネートして、該溶
融体シートを表面温度25℃に保たれた冷却ドラム上に
静電荷法で密着冷却固化させた。つづいて該キャストシ
ートを常法に従い長手方向には98℃に加熱されたロー
ル群を用いて3.5倍延伸し、25℃に冷却した。さら
に該延伸フィルムをテンターに導き125℃に加熱され
た雰囲気中で巾方向に3.2倍延伸し、225℃で熱固
定を行ない、厚さ100μmのフィルムを得た。フィル
ムの厚さは、表層5μmずつ、中央層90μmの構成で
あった。得られたフィルムの物性を表1に一覧して示す
。スリット切粉もな(、スリット性も良好であった。
この様に得られたフィルムは、熱寸法安定性に優れ、ク
ツション性、白色性の高い低比重のポリエステルフィル
ムであることがわかる。このフィルムはビデオプリンタ
ー用などの受容紙や、ラベル、カードなどに優れた特性
を示す(表1)。
比較例1〜2 実施例1で用いた非相溶ポリマーのポリ−4−メチルペ
ンテン−1の代わりに、ポリプロピレン(三井東圧社製
ノーブレンJ4H)に代える以外は全〈実施例1と同一
にした場合を比較例1、比較例1での熱処理を行なわな
い場合を比較例2とした(表2)。
このようにポリプロピレンを用いた場合は、寸法安定性
に優れた低比重化フィルムは得られないことがわかる。
実施例2〜3 比較例3〜4 実施例1で用いた低比重化剤ポリエチレングリコール(
PEG)の添加量を変更し、その他は実施例1と全く同
一にして100μmのフィルムを得た(表3)。
以上の様に低比重化剤ポリエチレングリコールの添加に
より低比重で熱寸法安定性に優れたフィルムの得られる
ことがわかる。
表 (長手方向/巾方向)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)150℃の熱収縮率が2%未満であり、かつ、比
    重が0.95以下のポリエステルフィルム。
  2. (2)請求項1のポリエステルフィルム中に非相溶ポリ
    マーが分散混合され、かつ該非相溶ポリマーのフィルム
    中での形状係数が1〜4であることを特徴とするポリエ
    ステルフィルム。
  3. (3)色差計によって求めた色調b値が−3以下である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のポリエステ
    ルフィルム。
  4. (4)ポリエステルに低比重化剤を含有させて得られた
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポリ
    エステルフィルム。
  5. (5)非相溶ポリマーが、メチルブテンポリマー、メチ
    ルペンテンポリマー、スチレン系ポリマー、フッ素系ポ
    リマー、セルロースアセテート、セルロースプロピオネ
    ートポリマーから選ばれた融点200℃以上のポリマー
    であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    のポリエステルフィルム。
  6. (6)低比重化剤が、ポリアルキレングリコール、エチ
    レンオキサイド/プロピレンオキサイド共重合体、アル
    キルベンゼンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、お
    よびそれらの変性体から選ばれたものであることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれかに記載のポリエステルフ
    ィルム。
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