JP2000169234A - 炭化珪素焼結体、その製造方法、それを用いたマイクロ波吸収体及びそれを用いた電力用抵抗体 - Google Patents

炭化珪素焼結体、その製造方法、それを用いたマイクロ波吸収体及びそれを用いた電力用抵抗体

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JP2000169234A
JP2000169234A JP10353985A JP35398598A JP2000169234A JP 2000169234 A JP2000169234 A JP 2000169234A JP 10353985 A JP10353985 A JP 10353985A JP 35398598 A JP35398598 A JP 35398598A JP 2000169234 A JP2000169234 A JP 2000169234A
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Toshiyuki Suzuki
利幸 鈴木
Shigeki Niwa
茂樹 丹羽
Yutaka Okada
裕 岡田
Tamotsu Wakita
保 脇田
Seiichi Fukuoka
聖一 福岡
Yukifumi Sakai
幸文 酒井
Hiroki Kondo
宏樹 近藤
Naoki Tsuji
直樹 辻
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Coorstek KK
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Toshiba Ceramics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 BとCを焼結助剤とした常圧焼結炭化珪素焼
結体と同程度の密度及び機械的特性を有し、かつ電気抵
抗率を小さくすると共に、製造及び取り扱いを容易にな
し得る炭化珪素焼結体を提供する。 【解決手段】 アルミニウムを700〜3500ppm
固溶し、かつ比表面積が15m2 /g以上の炭化珪素粉
末に、焼結助剤として硼素換算で0.1〜0.25wt
%の炭化硼素、及び上記炭化珪素粉末中に含まれる遊離
炭素との総量が炭素換算で3.0〜6.0wt%の炭素
となる熱処理過程で炭化可能な有機物を添加混合して成
形し、成形体を不活性ガス雰囲気において2100〜2
280℃の温度で焼成してなり、かさ密度が3.05g
/cm3 以上で、電気抵抗率が1×10〜1×103 Ω
・cmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、常圧焼結による炭
化珪素焼結体、その製造方法、それを用いたマイクロ波
吸収体及びそれを用いた電力用抵抗体に関する。
【0002】
【従来の技術】炭化珪素焼結体は、耐熱性、耐酸化性、
耐食性、耐摩耗性及び電気的特性等に優れた材料であ
り、現在では構造用部材やマイクロ波吸収体、電力用抵
抗体等として様々な分解で用いられている。従来、常圧
焼結による炭化珪素(SiC)焼結体としては、密度を
理論密度(3.21g/cm3 )の95%以上とするた
め、焼結助剤として硼素(B)と炭素(C)を用いたも
の(特開昭50−78609号公報、特開昭51−14
8712号公報、特開昭52−6716号公報、特開昭
55−116664号公報参照)、アルミニウム(A
l)を用いたもの(特開昭57−156377号公報、
特開昭58−140374号公報参照)、及びベリリウ
ム(Be)を用いたもの(特開昭61−26565号公
報、特開昭61−26566号公報参照)が知られてい
る。BとCを焼結助剤として用いた炭化珪素焼結体は、
軽量、高硬度、室温から1400℃の高温においても曲
げ強さが低下しない等の優れた特性を有している。その
ため、室温では勿論のこと加熱雰囲気においても幅広く
実用化されている。Alを焼結助剤として用いた炭化珪
素焼結体は、BとCを焼結助剤としたものより室温での
曲げ強さが高く、低温での焼結が可能である等の利点が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の常圧焼
結による炭化珪素焼結体におけるBとCを焼結助剤とし
て用いたものでは、他の焼結助剤を用いたものより高密
度の焼結体が得られ易いが、一般に低靱性となるので、
機械的、熱的衝撃が加わる用途には不向きである。又、
電気抵抗率が105 〜107 Ω・cmと高いので、電力
用抵抗体としては不向きである。一方、マイクロ波を吸
収し易いが、吸収されたマイクロ波が熱に変換されて高
発熱し、焼結体、時には装置までも冷却する必要があ
り、かつ高出力のマイクロ波を吸収する場合、急発熱に
よる熱衝撃で破損することもあって、マイクロ波吸収体
としては不向きである。加えて、摺動用部材として利用
する場合、帯電を生じて摩耗粉やダストを吸着する不具
合がある。一方、Alを焼結助剤として用いたもので
は、BとCを焼結助剤として用いたものより高靱性とな
るが、高温での曲げ強さが低くなり、高温構造用部材と
しては好ましくない。又、BとCを焼結助剤として用い
たものより低抵抗であるため、マイクロ波の吸収率は若
干低下するが、その分発熱量は小さくなり、焼結体や装
着の冷却の必要はないものの、液相が関与した焼結とな
るため、焼成時の温度及び雰囲気の制御が難しく、製造
が面倒となる不具合がある。更に、Alの添加量が多い
場合には、炭化珪素粒子の粒界にAlが残存することと
なり、電気抵抗率のばらつき、マイクロ波吸収率の変化
を生ずる不具合がある。他方、Beを焼結助剤として用
いたものでは、BとCを焼結助剤として用いたものに比
べて高密度の焼結体が得られ難いため機械的特性が劣
る。又、製品としては、Beの毒性がその取り扱い上の
不具合となる。更に、電気抵抗率が109 〜1013Ω・
cmと、BとCを焼結助剤として用いたものより高いた
め、電力用抵抗体やマイクロ波吸収体、摺動用部材とし
て利用した場合、前述したような不具合がある。そこ
で、本発明は、BとCを焼結助剤として用いた常圧焼結
炭化珪素焼結体と同程度の密度及び機械的特性を有し、
かつ電気抵抗率を小さくすると共に、製造及び取り扱い
を容易になし得る炭化珪素焼結体、その製造方法、それ
を用いたマイクロ波吸収体及びそれを用いた電力用抵抗
体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の炭化珪素焼結体は、アルミニウムを700
〜3500ppm固溶し、かつ比表面積が15m2 /g
以上の炭化珪素粉末に、焼結助剤として硼素換算で0.
1〜0.25wt%の炭化硼素、及び上記炭化珪素粉末
中に含まれる遊離炭素との総量が炭素換算で3.0〜
6.0wt%の炭素となる熱処理過程で炭化可能な有機
物を添加混合して成形し、成形体を不活性ガス雰囲気に
おいて2100〜2280℃の温度で焼成してなり、か
さ密度が3.05g/cm3 以上で、電気抵抗率が1×
10〜1×103 Ω・cmであることを特徴とする。前
記炭化珪素焼結体は、p型半導体特性を有していること
が好ましい。又、炭化珪素焼結体の製造方法は、アルミ
ニウムを700〜3500ppm固溶し、かつ比表面積
が15m2 /g以上の炭化珪素粉末に、焼結助剤として
硼素換算で0.1〜0.25wt%の炭化硼素、及び上
記炭化珪素粉末中に含まれる遊離炭素との総量が炭素換
算で3.0〜6.0wt%の炭素となる熱処理過程で炭
化可能な有機物を添加混合して成形し、成形体を不活性
ガス雰囲気において2100〜2280℃の温度で焼成
することを特徴とする。前記炭化珪素粉末は、α型を主
体とすることが好ましい。更に、マイクロ波吸収体は、
前記炭化珪素焼結体をマイクロ波の吸収に利用すること
を特徴とする。更に又、電力用抵抗体は、前記炭化珪素
焼結体を電力用の抵抗に利用することを特徴とする。
【0005】かさ密度が、3.05g/cm3 未満であ
ると、機械的特性がBとCを焼結助剤として用いた常圧
焼結炭化珪素焼結体より劣るようになり、かつ熱伝導率
等の熱的特性も低下する。かさ密度は、構造用部材とし
て、3.05g/cm3 以上、摺動用部材として、3.
10g/cm3 以上が望ましい。電気抵抗率が、1×1
0Ω・cm未満であると、抵抗体として十分な抵抗が得
られ難くなり、1×103 Ω・cmを超えると、高抵抗
となり帯電し易くなる。電気抵抗率は、マイクロ波吸収
体として、103 〜103 Ω・cm、電力用抵抗体とし
て、10〜102 Ω・cm、摺動用部材として、103
Ω・cm以下が望ましい。炭化珪素焼結体がp型半導体
特性を有することにより、その各部における各種の特性
が均一になる。
【0006】炭化珪素粉末に対するアルミニウムの固溶
量が、700ppm未満であると、焼結体の電気抵抗率
が1×103 Ω・cmを超える高抵抗となる。一方、3
500ppmを超えると、アルミニウム以外の金属不純
物量及び遊離炭素量が大幅に増加し、焼結性が低下して
緻密な焼結体が得られない。上記アルミニウムを固溶し
た炭化珪素粉末の比表面積が、15m2 /g未満である
と、焼結性が低下し、緻密な焼結体が得られない。アル
ミニウムを固溶した炭化珪素粉末は、アチソン法による
粉末合成時に炭化珪素の結晶格子中にアルミニウムが炭
素と置換固溶したものを粉砕して得られる。工業的に生
産される炭化珪素粉末には、グリーンタイプ(通称)と
ブラックタイプ(通称)があるが、アルミニウムがより
多く固溶しているのは、ブラックタイプの炭化珪素粉末
であり、固溶したアルミニウムは、酸・アルカリ洗浄で
は溶解し難い。焼結助剤としての炭化硼素(B4 C)が
硼素換算で、0.1wt%未満であると、焼結助剤とし
ての効果が無くなる。一方、0.25wt%を超える
と、硼素が炭化珪素の粒界及びその3重点に偏析し易く
なり、その結果、機械的強度が低下したり、電気抵抗率
の低下度合が小さくなる等の不具合が生ずる。又、焼結
助剤としての、熱処理過程で炭化可能な有機物の添加混
合量は、前記炭化珪素粉末中に含まれる遊離炭素量との
総量が、炭素換算で3.0wt%未満、あるいは6.0
wt%超であると、焼結性が低下し、緻密な焼結体が得
られない。成形体の成形は、CIP(Cold Isostatic Pr
ess)、一軸プレス、ドクターブレート、射出成形、スリ
ップキャスト等の通常の方法によって行われる。成形体
の焼成雰囲気としては、アルゴンガス、N2 ガス、真空
中等の不活性ガス雰囲気が適用される。成形体の焼成温
度が、2100℃未満であると、数時間の保持で十分に
緻密化させることが困難となる。一方、2280℃を超
えると、炭化珪素の異常粒成長が起こり、機械的強度、
耐スポーリング性等の特性が低下する。成形体の好まし
い焼成温度は、2150〜2250℃である。一方、ア
ルミニウムを固溶した炭化珪素粉末は、α型を主体(5
0wt%以上)とすることが好ましいが、β型であって
もよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て具体的な実施例及び比較例を参照して説明する。 実施例1〜6、比較例1〜9 先ず、表1に示すように、アルミニウム固溶量及び比表
面積の異なるα型を主体とした炭化珪素粉末に、焼結助
剤として平均粒径約2.5μmのB4 Cを所定量(表1
においては、B量に換算して示す)、及び残炭量約50
wt%のフェノールレジン(レゾールタイプ)を所定量
(表1においては、炭素換算して炭化珪素粉末中に含ま
れる遊離炭素量との総量で示す)添加し、エタノール溶
媒中で約20時間湿式粉砕混合してそれぞれのスラリー
を得た。次に、各スラリーを乾燥後、300μmの篩通
しを行って造粒し、しかる後に成形圧力30MPaにて
金型を用いて一次成形し、更に147MPaの成形圧力
にてCIP成形し、それぞれ約50×50×25mmの
成形体を得た。次いで、アルミニウム固溶量の等しい成
形体を同じカーボンケースに充填し、それぞれ表1に示
す温度で焼成して各焼結体を得た。なお、焼成時の雰囲
気は、室温から1200℃までの温度ではフェノールレ
ジンの熱分解を考慮し真空中とし、それ以降はアルゴン
ガス雰囲気(常圧)とした。又、最高温度における保持
時間は、炭化珪素の異常粒成長を避けるため、1.5時
間に統一した。得られた各焼結体の外表面を約0.5m
m研磨後、かさ密度(アルキメデス法、n=1)、
室温での曲げ強さ(JIS R1601に準拠、n=1
0:未測定の試料もあり)、電気抵抗率(4端子法、
必要に応じて2端子法、n=1)を測定したところ、表
1に示すようになった。
【0008】
【表1】
【0009】表1からわかるように、実施例1〜6の炭
化珪素焼結体は、BとCを焼結助剤として用いた常圧焼
結炭化珪素焼結体のかさ密度及び曲げ強さと同程度のか
さ密度及び曲げ強さを有し、かつその電気抵抗率が1×
10〜1×103 Ω・cmと低い。
【0010】又、実施例1及び3、比較例1及び3の焼
結体のマイクロ波吸収性評価を簡易的に家庭用電子レン
ジを用いて実施したところ、表2に示すようになった。
マイクロ波吸収性評価は、同一形状の試料に表2に示す
ように所定時間照射し、照射直後の表面温度を接触式表
面温度計を用いて測定した。なお、照射前の試料表面の
温度は、いずれも約17℃(室温)であり、マイクロ波
は、周波数2450MHz、定格出力500Wとした。
【0011】
【表2】
【0012】表2からわかるように、比較例1では実施
例1及び3に比べて表面温度が上昇し、マイクロ波吸収
性としては良い結果が得られている。しかしながら、5
00Wという低出力であっても照射開始後1分間でΔT
=286℃(303℃−17℃)の温度上昇があること
から、放射光加速器(ダミーロード)等の高出力のマイ
クロ波で使用されると、熱衝撃(急発熱)で破損してし
まう。それに対し、実施例の炭化珪素焼結体は、適当な
マイクロ波吸収性を示し、熱衝撃で破損するおそれはな
い。
【0013】実施例7,8、比較例10,11 先ず、表3に示すように、アルミニウム固溶量の異なる
α型を主体とする炭化珪素粉末(平均粒径0.6μm
(比表面積15m2 /g))に、焼結助剤として平均粒
径1.5μmのB4 CをB換算で0.1wt%、及び残
炭量約50wt%のフェノールレジン(レゾールタイ
プ)を炭素換算して炭化珪素粉末中に含まれる遊離炭素
量との総量で4.0wt%添加し、実施例1〜6、比較
例1〜9と同様にしてスラリーを得、乾燥造粒後成形
し、かつアルゴンガス雰囲気において2100℃の温度
で焼成して各焼結体を得た。得られた各焼結体の外表面
を約0.5mm研磨後、実施例1〜6、比較例1〜9と
同様にしてかさ密度及び電気抵抗率を測定し、かつ耐熱
衝撃温度(ΔTc)を測定したところ、表3に示すよう
になった。
【0014】
【表3】
【0015】表3からわかるように、実施例7,8の炭
化珪素焼結体は、BとCを焼結助剤として用いた炭化珪
素焼結体と比べ、電気抵抗率が小さく、又、耐スポーリ
ング性に優れている。
【0016】なお、上述した実施の形態においては、炭
化珪素焼結体をマイクロ波吸収体及び電力用抵抗体とし
て利用する場合について説明したが、これらに限定され
るものではなく、構造用部材としては勿論、一般的な摺
動用部材の他、シリコンウェーハ移載用フォーク(静電
気によるダスト付着防止)、精密、機械部品(X−Yス
ライダー、ステージ等)、EBM装置用セラミックス部
材(チャージアップ防止)、CVD装置用サセプター等
に利用ができ、又、これらの製品には純度的にも十分に
対応可能である。又、本発明に係る炭化珪素焼結体は、
電気抵抗率が低いことから、放電加工法の適用が可能で
ある。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の炭化珪素
焼結体とその製造方法によれば、アルミニウムを所要量
固溶した炭化珪素粉末をBとCを焼結助剤として固相焼
結したものであるので、BとCを焼結助剤として用いた
ものと同程度の密度及び機械的特性を有し、かつ電気的
抵抗率を小さくすることができると共に、焼成時の温度
及び雰囲気制御の困難さもなく、製造及び取り扱いを容
易になすことができ、その上、電気抵抗率のばらつきも
ない。又、本発明の炭化珪素焼結体をマイクロ波吸収体
として使用すると、マイクロ波吸収体及び周辺部材の冷
却の必要がなく、かつ急発熱による熱衝撃で破損するこ
とがない。更に、本発明の炭化珪素発熱体を電力用抵抗
体として使用すると、抵抗体として十分な抵抗値を有
し、かつ熱伝導性、耐スポーリング性に優れたものとす
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 裕 愛知県刈谷市小垣江町南藤1番地 東芝セ ラミックス株式会社刈谷製造所内 (72)発明者 脇田 保 愛知県刈谷市小垣江町南藤1番地 東芝セ ラミックス株式会社刈谷製造所内 (72)発明者 福岡 聖一 愛知県刈谷市小垣江町南藤1番地 東芝セ ラミックス株式会社刈谷製造所内 (72)発明者 酒井 幸文 愛知県刈谷市小垣江町南藤1番地 東芝セ ラミックス株式会社刈谷製造所内 (72)発明者 近藤 宏樹 山形県西置腸郡小国町大字小国町378番地 東芝セラミックス株式会社小国製造所内 (72)発明者 辻 直樹 山形県西置腸郡小国町大字小国町378番地 東芝セラミックス株式会社小国製造所内 Fターム(参考) 4G001 BA22 BA23 BA67 BA78 BB22 BB23 BB60 BB67 BC12 BC13 BC52 BC54 BC56 BC62 BD04 BD14 BD21 BD22 BE33 5J013 AA00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウムを700〜3500ppm
    固溶し、かつ比表面積が15m2 /g以上の炭化珪素粉
    末に、焼結助剤として硼素換算で0.1〜0.25wt
    %の炭化硼素、及び上記炭化珪素粉末中に含まれる遊離
    炭素との総量が炭素換算で3.0〜6.0wt%の炭素
    となる熱処理過程で炭化可能な有機物を添加混合して成
    形し、成形体を不活性ガス雰囲気において2100〜2
    280℃の温度で焼成してなり、かさ密度が3.05g
    /cm3 以上で、電気抵抗率が1×10〜1×103 Ω
    ・cmであることを特徴とする炭化珪素焼結体。
  2. 【請求項2】 前記炭化珪素焼結体が、p型半導体特性
    を有していることを特徴とする請求項1記載の炭化珪素
    焼結体。
  3. 【請求項3】 アルミニウムを700〜3500ppm
    固溶し、かつ比表面積が15m2 /g以上の炭化珪素粉
    末に、焼結助剤として硼素換算で0.1〜0.25wt
    %の炭化硼素、及び上記炭化珪素粉末中に含まれる遊離
    炭素との総量が炭素換算で3.0〜6.0wt%の炭素
    となる熱処理過程で炭化可能な有機物を添加混合して成
    形し、成形体を不活性ガス雰囲気において2100〜2
    280℃の温度で焼成することを特徴とする炭化珪素焼
    結体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記炭化珪素粉末が、α型を主体とする
    ことを特徴とする請求項3記載の炭化珪素焼結体の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2記載の炭化珪素焼
    結体をマイクロ波の吸収に利用することを特徴とするマ
    イクロ波吸収体。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載の炭化珪素焼結体を
    電力用の抵抗に利用することを特徴とする電力用抵抗
    体。
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