JP2000168930A - 耐屈曲性搬送ベルト - Google Patents

耐屈曲性搬送ベルト

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JP2000168930A
JP2000168930A JP36001098A JP36001098A JP2000168930A JP 2000168930 A JP2000168930 A JP 2000168930A JP 36001098 A JP36001098 A JP 36001098A JP 36001098 A JP36001098 A JP 36001098A JP 2000168930 A JP2000168930 A JP 2000168930A
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belt
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knitted
rubber
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JP36001098A
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Tomoyuki Mita
朋幸 三田
Shigeru Sago
茂 佐合
Yoshi Tanaka
好 田中
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Gunze Ltd
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Gunze Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小口径張架用ローラー仕様時においても、屈
曲疲労を受けず長時間伸張形状で変異を起こさず安定に
又、損傷を受けることなくスムーズに連続高速走行が可
能な耐久性搬送用ベルトを提供する。 【解決手段】 数コース編成された補強用糸条と該補強
用糸条に1コース挿入編成された強化用糸条とを1レピ
ートとして編成されたエンドレス状編物からなる芯材5
と、該芯材の片側表面に積層密着された接着材層6を介
してゴム状弾性素材よりなる表面被覆層7とからなる耐
屈曲性搬送ベルトを構成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長時間形状変異を
起こさず安定に連続高速走行が可能な耐屈曲性搬送用コ
ンベアベルト、更に詳細には、駆動及び案内用の張架用
ローラーが小口径のため、屈曲疲労が繰り返し負荷され
る小口径のローラー間に張架されて高速で走行する搬送
用コンベアベルトにおいて、より小口径張架用ローラー
仕様時においても、長時間形状変異を起こさず安定に
又、損傷を受けることなくスムーズに連続高速走行が可
能な耐久性優秀な耐屈曲性搬送用ベルトに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】小口径のローラー間に張架されて高速で
走行する搬送用ベルトの性能改善に関しては、使用され
る環境条件下に於いてもベルト構成素材(特に表層形成
用被覆材)の作業環境による劣化損傷抵抗を改善し、ベ
ルトの耐久性を向上させるために、特開昭59−670
46号公報に開示される試みや、特開昭63−2428
47号公報に開示されているように、種々のサイズのベ
ルト懸架装置に対応可能とするために芯体用長尺織物又
は編物を所定ザイズに裁断し、両端を接合しエンドレス
状芯体とし、その表裏に被覆層を被覆することからなる
搬送用無端ベルトや、芯体を伸縮性のある編物で形成し
めせ表層を弾性体で被覆せしめて、該ベルトの張架張力
による伸張変位に対し優秀な弾性回復性能を付与せし
め、走行中のベルトのタルミなどに基づくトラブルを解
消せんとした特開昭63−242848号公報に開示さ
れるものや、特許第2631308号には、糸条編成に
よる環状強化材が新たな編物として提案され、そして該
強化材の用途の1つとしてタイミングベルト芯材への使
用が記載されている等多くの試みが提案、開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の搬
送ベルトでは、小口径ローラー間に張架されて高速で走
行する場合、耐久性において劣り、耐屈曲性搬送用ベル
トが得られなかった。このため、耐屈曲性搬送用ベルト
のために必要な要件を鋭意検討、研究した結果、次の必
須要求機能の全てを満足することが必須であることを見
出した。 (1)高速走行によりベルト−ローラー間の摩擦により
ベルト構成素材が摩耗したり構成組織のバラケ、ホツレ
などの損傷を発生しないものであること、(2)張架張
力並びに走行牽引張力によるベルトの伸びは、弾性限界
内で極めて少ない伸張しか行われず、完全に弾性回復し
伸張歪が固定されないベルトであること、(3)フレキ
シブルで、小口径の張架、案内ロールでの高頻度の繰り
返し屈曲疲労に耐え得るベルトであること、(4)高速
走行時にベルト両縁が張架される案内ロール並びに蛇行
修正治具で摩耗、損傷し難い構造、素材構成よりなるこ
と、しかしながら、かかる必須諸要件を全て満足するベ
ルトを作製する公知の技術はなく、このようなベルト製
作技術確立のためには、この条件を満たす最適のベルト
構成構造、構成素材選定と、それに基づく製品設計、及
びその製造技術開発を行うことが目的達成のために解決
すべき課題となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は次のようにし
て、この課題を解決し目的とする機能を有する搬送用ベ
ルトの作製に成功した。即ち、小口径ローラー間に張架
されて高速で走行する走行性能に優れ、耐久性に優れた
耐屈曲性搬送用ベルトを作製する手段として、(1)補
強用糸条を数コース編成した後、強化用糸条を1コース
挿入編成することを1レピートとして編成した、エンド
レス状(繋ぎめなし)編物を芯材として使用し、(2)
該エンドレス状編物芯材の実質的に片側表面に積層密着
させた接着材層を介して、ゴム状弾性体よりなる表面被
覆層を積層密着させ被覆し、芯体表面に被覆層を形成せ
しめる、という構成にすることにより、目的の機能を満
たす搬送用ベルトを得ることができた。
【0005】更に、(3)上記の耐屈曲性搬送ベルトの
被覆層面上に接着材層を積層被覆し、これに該ベルト外
周長と等しい内周長を有する、別途に同様にして作製し
たもう一つの耐屈曲性搬送ベルトの裏側面を内側として
嵌装し、加圧、加熱し接着して多重積層することによっ
ても、同様に耐屈曲性搬送ベルトを作製することができ
た。又、本発明においては、かかる搬送用ベルトを用い
た装置の使用時にしばしば問題点となる、張架、案内ロ
ールとの接触摩擦、就中該搬送コンベア装置における蛇
行防止治具との接触摩擦による、ベルト両縁部の損傷の
防止のため、(4)上記構成の搬送用ベルトの、両端縁
を傾斜形状、例えばハの字型形状又は逆ハの字型形状に
することにより、両端縁部の接触摩擦による両端縁損傷
を大幅に改善できるものである。
【0006】本発明は、芯材として規定したエンドレス
状編物は、本発明者らの発明に基づく特許第26313
08号で提案する糸条編成による環状強化材を、特に物
体の搬送のためのベルトの芯材として選び、そしてこれ
を表層形成ゴム状弾性体との組合せでより効力を発揮で
きるものを選定し、ベルト芯材として卓越した性能を有
する該芯材とゴム状弾性体の組合せによる、上記構成の
ベルトを作製することにより、小口径張架ロール懸架装
置に装着して使用する搬送用ベルトに必須の全要求機能
を満たした、優秀な耐久性能を持つベルトを得たもので
ある。上記の本発明の構成要件を満たす構成組織内容及
び、その構成組織を得るための基本的な具体的方法及
び、その製造方法を以下に更に詳しく記述説明する。
【0007】本発明におけるエンドレス状編物の望まし
い実施形態は次のとおりである。図1に示すように、補
強用糸条1として10〜1,000d./1〜100
f.のポリエステル系モノ又はマルチフィラメント糸、
ポリアミド系モノ又はマルチフィラメント糸、強化糸条
2として100〜10,000d./10〜1,000
f.のポリエステル系マルチフィラメント糸、ポリアミ
ド系マルチフィラメント糸の捲縮加工糸を原糸に選び、
補強用糸条1を(1)及び(2)の第1及び第2給糸口
において、それぞれ上針3、下針4側に給糸し2〜4コ
ース編成し、第3給糸口(3)において、それぞれ上針
3、下針4側に強化用糸条2を1コース編成を1レピー
トとして、強化用糸条2のコース方向の挿入密度を5〜
30本/cmとして両面変化組織をもって、図1に示し
た編み立て編成図のように両面丸編機(グンゼ株製)で
丸編みし、所定周長の丸編み芯材を作製する。かくして
得られる無端環状芯材編物は、作製する搬送ベルトに優
れた補強性能をもたらし、高い引張り強力、高い伸張弾
性回復性と適度のストレッチ性を有し、摩擦に対しても
高い構成組織乱れ抵抗を有する芯材であり、この芯材に
ゴム状弾性体を被覆することにより、目的とする所望の
高い引張り強さ、引張り弾性率、対応力寸法安定性、伸
張弾性回復性、耐屈曲疲労性、対表面摩耗性等の必須要
求機能を有する搬送ベルトを作製することができる。
【0008】本発明の第1実施例の耐屈曲性ベルトの実
施態様は次のとおりである。図2に示すように、先に作
製した環状無端編物芯材5を所定周長(丸編み芯材より
若干大きい周長の)のベルト製作用ロールに嵌装し、1
20〜160℃の加熱雰囲気下でロールを回転しなが
ら、プレスロールで5〜20Kg/cmのプレス圧をか
けプレス処理を行い、編物組織の圧密とヒートセットを
行う。そして、該ロールに嵌装された該環状無端編物芯
材上に、接着材層として軟化点50〜130℃(ゴム硬
度:JIS K−6301 60〜90)の厚さ50〜
100μのシート状熱可塑性ウレタンゴムを、該ウレタ
ンゴムの軟化点より20〜50℃高い温度下で、該ウレ
タンゴムが該芯材編物の表層部の編目組織には食い込む
が、該芯材編物の裏側までは流出しない圧力を制御しな
がら熱圧着し、芯材表層に熱可塑性ウレタンゴムよりな
る接着材層6を積層する。
【0009】なお、環状無端編物芯材5上に積層し接着
材層6を形成させたウレタンゴムの両端末は、隙間のな
い様突き合わせて接合しておけば、上記芯材−接着材層
の熱圧着処理により継目のない無端環状接着材層を形成
することができる。次いで、表面被覆層用として別途軟
化点100〜150℃(ゴム硬度:JISK−6301
85〜98)の熱可塑性ウレタンゴムで、所定周長
(即ち、上記環状ベルト外周と同一内周を有する周長)
の厚さ100〜300μの環状シートを作製しておき、
これを前記のベルト製作用ロールに嵌装された環状ベル
ト5に嵌装し、接着材層ウレタンゴムの軟化点より高
く、該表層被覆用ウレタンゴムの軟化点より5〜30℃
低い温度の加熱雰囲気中で約10分間予備熱処理し、次
いで該接着材層ウレタンゴムの軟化点より20〜50℃
高く、該表層被覆用ウレタンゴムの軟化点より5℃以上
低い温度雰囲気下で、この表層被覆材7を嵌装してロー
ルを回転させながら5Kg/cmの接圧をプレスロール
にかけ、プレス、成型、熱圧着して図2に示す構造を有
する無端環状ベルトAを作製する。
【0010】又、第2実施例のベルトは、図3に示すよ
うに、前記ベルト製作用ロールに嵌装された無端環状ベ
ルトAの表層被覆7面上に、前に用いた接着材用ウレタ
ンゴム層を積層し接着材層6aが積層、被覆された無端
環状ベルトを作製し、これに別途に実施例1に規定した
方法に従い作製した、接着材層を被覆した環状ベルトA
の外周長と等しい内周長を有する、無端環状ベルトAと
同様の構成5a,6b,7aからなるもう一つの無端環
状ベルトBをその裏側面を内側として嵌装し、接着材層
ウレタンゴムの軟化点より高く、該表層被覆用ウレタン
ゴムの軟化点より5〜30℃低い温度の加熱雰囲気中で
約10分間予備熱処理し、次いで該接着材層ウレタンゴ
ムの軟化点より20〜50℃高く、該表層被覆用ウレタ
ンゴムの軟化点より5℃以上低い温度雰囲気下で、この
無端環状ベルトBを嵌装したロールを回転させながら5
Kg/cmの接圧をプレスロールプレスにかけプレスし
成型、熱圧着して実施例2に規定の多重積層した耐屈曲
性搬送ベルトCを作製する。
【0011】ここで、搬送用ベルトが走行用ローラー間
に張架され、就中蛇行防止金具と共に張架されて使用さ
れる場合の、両端縁部の接触摩擦による両端縁損傷を大
幅に改善したベルトは、図4に示すように、作製したベ
ルトの両端縁部を、少なくとも該ベルトを構成する芯材
の融点よりも高い温度に加温したホットカッターで、所
定角度(60〜90度)に斜め切りして傾斜形状、例え
ばハの字型又は逆ハの字型形状8にすることにより作製
する。この場合、後者が好ましい。これは編み芯材を裏
面に有するからである。
【0012】本発明における無端環状芯材編物構成用の
補強用糸条は、ポリエステル系合成繊維、ポリアマイド
系合成繊維など合成繊維のマルチフィラメント糸や同嵩
高加工糸及びこれ等繊維の紡績糸が、強化用糸条として
はポリエステル系合成繊維、ポリアマイド系合成繊維、
アラミド繊維、カーボン繊維などの高強力、高引張り弾
性率を有する繊維のマルチフィラメント糸が用いられ
る。但し、本発明の強化用糸条としては、補強用芯材編
物並びにゴム状弾性体を積層して作製する搬送用ベルト
にストレッチ性を付与するために、捲縮加工を施したマ
ルチフィラメント糸を用いることが特に好ましい。
【0013】また、接着材層及び表面被覆層形成用ゴム
状弾性体として、熱可塑性ウレタンゴムを例示したが、
何等ウレタンゴムに限定する必要はない。つまり少なく
とも表面被覆層は該ウレタンゴム以外のゴム状弾性体、
例えばブタジエン系の天然又は合成ゴム、フッソ系ゴ
ム、シリコーン系ゴム、エチレン・プロピレンゴム、塩
素含有ゴム、ポリエステル系又はポリアマイド系の熱可
塑性エラストマ等であってもよい。また接着材層は、必
ずしもゴム弾性を有する素材でなくてもよいが、熱硬化
性接着剤では好ましくない。これは搬送ベルトとして必
要な適当な屈曲性が得られがたいからである。また、該
接着材層の形成においては、これが前記芯材編物の編目
に侵入し、裏面にまで到達しないようにすることが必要
である。これは裏面にも接着材層が形成されると、該ベ
ルトとして必要な適当な屈曲性が得られないばかりか回
転摩耗を助長し耐久性を悪くする等の原因になるからで
ある。(このことは芯材が編物組織である場合と逆の作
用効果であり新たな発見ともいえる) また接着材層および表面被覆層を形成するに際して、使
用する接着剤およびゴム弾性素材の状態は、両原素材と
もに液状又は固形状(フィルム状)又はいずれか一方が
液状か固形状かであるが、好ましいのは両者共にシート
状にしてこれを形成に供するのがよい。これは裏面への
侵入の危険性がより小さく、形成における工程管理がし
やすく、さらに得られる搬送ベルトの厚み精度により優
れる等の理由による。そこで前記理由とともに、さらに
任意のゴム弾性、軟化点が自由に選択しやすい点、そし
て成形性能とより優れた屈曲性とその耐性の点等から総
合判断すると、優秀なものは接着材層および表面被覆層
ともに、軟化点50℃〜150℃の熱可塑性ウレタンゴ
ムによるシート状によってもたらされ、且つ該表面被覆
層は接着材層より高い軟化点を有する該シートによって
もたらされるのがよい。こりら各層を形成する該シート
の軟化点は、具体的には該表面被覆層のそれは100℃
〜150℃程度(ゴム硬度では85〜98)、接着材層
のそれは50℃〜130℃程度(ゴム硬度では60〜9
0)である。なお、熱可塑性ウレタンゴムは具体的には
熱可塑性のポリエーテル系ウレタンゴム、ポリエステル
系ウレタンゴム、ポリカーボネート系ウレタンゴム、さ
らにはポリブタジエンウレタンゴム(ブタジエンジオー
ルとジイソシアネートとによるポリマー)等である。ま
た、熱可塑性ウレタンゴムの使用時において、搬送用ベ
ルトの使用条件が高温多湿等の厳しい場合には、ポリカ
ーボネート系ウレタンゴムの使用が推奨される。
【0014】本発明の搬送用ベルトは、 (1)実施例に記載された構成の編物組織の芯材より構
成されるため (a)ローラ間に張架され駆動牽引され高速走行下で長
時間の使用時においても、高い引張り強力と高い引張り
弾性率を有し張力により容易に伸張されず、対張力寸法
安定性に優れ(張力による伸張変位が少なく)安定した
形状保持能を有する極めて優秀な搬送用ベルトを作製で
きる。 (b)補強性能、対応力寸法安定性付与能が優れている
ため、薄くてコンパクトな搬送用ベルトの作製と使用が
可能である。 (c)芯材の耐摩擦毛羽立ち性、組織バラケ抵抗が優秀
でローラー等との摩擦により損傷することなく、対回転
スリップ性能も優秀な搬送用ベルトを作製することがで
きる。
【0015】(2)実施例に記載された構成の編物組織
の芯材とゴム状弾性体との組合せにより構成されるた
め、 (a)補強性能の高い芯材とゴム状弾性体の積層、複合
体であるので、薄い(低目付け)シートでも搬送用ベル
トとして充分な引張り強力と引張り弾性率を有し、高度
の伸張弾性回復能を有するため、対応力寸法安定性に優
れコンパクトなベルト搬送装置を作製できる。 (b)搬送用ベルト構成シートが薄くて強靭で、接着材
が芯材全体に浸透し全ての編物構成組織の交点を固定せ
ず、ゴム状弾性体からなる接着材が芯材の上半部のみに
浸透し交点固定を行った構造体であるため、しなやかで
耐屈曲疲労性能が優秀であり、小口径の張架ロール間に
張架して長時間使用しても、屈曲損傷することのない搬
送用ベルトを作製できる。 (c)ゴム状弾性体がベルト表層を形成するため、搬送
目的に応じた平滑性と表面摩擦力を有する。(必要に応
じた摩擦抵抗を付与するために適切なゴム状弾性体の組
成選定が可能である)
【0016】(3)走行用ローラー間に張架され、就中
蛇行防止金具と共に張架されて使用される場合におけ
る、該耐屈曲性搬送ベルト両端縁部の接触摩擦による両
端縁損傷防止のため、ベルトの両端縁部を所定角度(6
0〜90度)に斜め切りして傾斜形状、例えばハの字型
又は逆ハの字型形状にカットしているため、両端縁部の
接触摩擦による損傷抵抗が高くベルトの耐久性が優秀で
ある。
【0017】
【発明の実施の態様】以下に実施例にて本発明の内容と
効果をより具体的に説明する。 [実施例1]補強糸条として75d./36f.のポリ
エステル系マルチフィラメント糸、強化用糸条として1
50d./48f.のポリエステル系マルチフィラメン
ト糸の捲縮加工糸を、補強用糸条2コース編成で強化用
糸条挿入1コース編成を1レピートとして、強化用糸条
のコース方向の挿入密度を19.7本/cmとして両面
変化組織をもって、図1に示した編み立て編成図のよう
に両面丸編機(グンゼ株製)で丸編みし、幅100mm
×周長1,490mmの丸編み芯材3を作製した。
【0018】そして、図5に示すように、この環状無端
編物芯材5を該丸編み芯材より若干大きい周長のベルト
加工用ロール11とナイフ型受治具12に嵌装し、12
0℃の加熱雰囲気下でロールを回転させながら、プレス
ロールで10Kg/cmのプレス圧をかけプレス処理を
行い、編物組織の圧密とヒートセットを行った。この結
果、該芯材用環状無端編物3は、圧密され表裏面密度が
緻密となり、周長も1,530mmとなった。
【0019】芯材用環状無端編物5をベルト加工用ロー
ルに嵌装したまま、接着材層として別途作製した、軟化
点80℃(ゴム硬度:JIS K−6301 60〜8
7)の厚さ70μのシート状熱可塑性ウレタンゴムを、
該ベルト加工用ロールの対峠ロールで送り込み隙間のな
いように、突き合わせて接合して積層しながら、該ウレ
タンゴムの軟化点より40℃高い温度(120℃)で、
該ウレタンゴムが該芯材編物の表層部の編目組織には食
い込むが、該芯材編物の裏側までは流出しない加圧力
(5Kg/cm)に圧力制御して熱圧着し、芯材3表層
に該熱可塑性ウレタンゴムよりなる接着材層2を積層一
体化した。なお、環状ベルトにおいて、芯材−接着材層
の熱圧着処理により接着材シートの突合せ部は一体化し
継目のない無端環状接着材層を形成した。
【0020】次いで別途、環状無端搬送用ベルトの表面
被覆層を構成させるため、軟化点125℃(ゴム硬度:
JIS K−6301 92)の厚さ200μ、周長
1,530mmの環状無端熱可塑性ウレタンゴムシート
を準備し、これを前記ベルト加工用ロールに嵌装されて
居る環状ベルト上にかぶせるよう嵌装し、接着材層ウレ
タンゴムの軟化点より高く、該表層被覆用ウレタンゴム
の軟化点より低い100℃の加熱雰囲気中で約10分間
予備熱処理し、次いで先に該接着材層ウレタンゴムの接
着を行ったと同じ120℃の温度雰囲気下で、このロー
ルを回転させながら5Kg/cmの接圧をプレスロール
にかけプレス成型、熱圧着して、厚さ0.54mm、周
長1,530mmの図1に示す構造を有する表面平滑な
無端環状搬送用ベルトAを作製した。
【0021】[実施例2]実施例1と全く同様にして周
長1,530mm、周長1,531mmの無端環状搬送
用ベルトBを作製した。作製した無端環状ベルトBをベ
ルト製作用ロールに嵌装し、無端環状ベルトAの表層被
覆面上に、実施例1で用いたと同じ接着材用ウレタンゴ
ムシートを巻き付け積層し、接着材層を積層、被覆した
無端環状ベルトを作製し、これに内周長1,531mm
の無端環状ベルトBをその裏側面を内側として嵌装し、
接着材層ウレタンゴムの軟化点より高く、該表層被覆用
ウレタンゴムの軟化点より低い100℃の加熱雰囲気中
で約10分間予備熱処理し、次いで先に該接着材層ウレ
タンゴムの接着を行ったと同じ120℃の温度雰囲気下
で、この無端ベルトを嵌装したロールを回転させながら
5kg/cmの接圧をプレスロールにかくプレスし成
型、熱圧着し、図3に示す構造を有する内周長1,53
0mmの多重積層した耐屈曲性搬送ベルトCを作製した。
【0022】[比較例]実施例1及び実施例2における
製造方法において、芯材の構成を強化用糸条を挿入しな
い編物に変更する以外、他は全く同様にして比較用無端
環状コンベアベルトを作製した。即ち、実施例1及び2
の芯材に変え、補強糸条150d./48fのポリエス
テルフィラメント糸を、編み構成2コース編成にて両面
編み組織をもって両面丸編みし、幅100mm×周長
1,490mmと幅100mm×周長1,492mmの
2本の芯材用無端環状編物を作製した。この2つの芯材
を使用し実施例1と同様にして周長1,493mm(厚
み0.5mm±30μm)と周長1,495mm(厚み
0.5mm±30μm)の2本の無端環状搬送用ベルト
を作製した。そして、実施例2と同様にして、この2本
の無端搬送用ベルトを用い、周長の小さなベルト上に接
着材層を設け、その外周に周長の大きなベルトを積層す
べく嵌装し、加熱、加圧して積層一体化して周長1,4
96mm(厚み0.5mm±30μm)の比較用2層積
層無端環状ベルトを作製した。
【0023】[性能評価]実施例1、2及び比較例にて
作製した無端環状ベルトの搬送用ベルトとしての性能を
下記の方法で評価した。なお、評価に先立ち各ベルトは
張架装置の蛇行修正装置などとの接触摩擦で損傷を受け
ることを防止するために、図4に示すように、ベルト両
縁部をホットカッターで60度、逆ハの字型状にカット
して、評価試験を実施した。無端環状ベルトの搬送ベル
トとしての走行耐久性試験は、被試験体ベルトAを図5
に示す先端Rのナイフ型固定治具12と、速度可変の駆
動装置に直結した50mmφの駆動牽引、走行案内用ロ
ール11間に張架し、蛇行調整用ガイドバーを付し、該
走行用ロールの軸受けをエアシリンダーで押し所定張力
を負荷して、張架張力2kg/cm,ベルト走行速度4
0m/分で連続走行させ1,000時間経過後の被試験
体ベルト8の周長変化(走行耐久試験による伸び変形
量)、ベルト裏面摩耗状態、走行時におけるスリップの
発生状況を調査しコンベアベルトの性能として評価し
た。試験結果は表1に示すとおりである。
【0024】
【表1】
【0025】表1に示すとおり、実施例1、2の無端ベ
ルトは長時間走行試験後も張架張力によりベルトが引き
延ばされ伸びることなく、ほぼ初期の張架間隔にて負荷
張力を維持でき順調な安定した走行状態が維持できた
が、比較例の無端ベルトにおいては、走行試験後張架張
力によりベルト周長が引き延ばされ(塑性伸張変形を受
け元長に復元しない)、本試験装置においては、ベルト
伸びに対応する張架ロール軸受けの移動代を充分にもた
せた、定張架張力負荷型の試験装置としてあるので、走
行試験初期は所定張力が負荷できたが、早くも走行試験
開始後100時間で、ベルト周長伸びが24.2%に達
し軸受け移動代が尽き所定張架張力(2kg/cm)が
維持できなくなり、スリップが発生し走行試験が継続不
能となった。実設備では更に早期に走行不能となった。
【0026】又、長時間走行による裏面摩耗は、実施例
1、2の無端ベルトでは観測できなかったが、比較例の
ベルトでは摩擦による毛羽立ちと組織乱れが観測され
た。更に、実施例1、2の無端ベルトでは張架張力が安
定し走行状態が安定しているため、蛇行調整ガイドによ
る両縁部の損傷が生じなかったが、比較例のベルトでは
張架張力が維持できず不安定状態となるため、安定走行
状態が維持できずベルト両縁部に蛇行調整ガイドによる
損傷が生じた。
【0027】
【発明の効果】本発明の搬送用ベルトは、補強効果優秀
な耐摩耗性に優れた芯材とゴム状弾性体との組合せで構
成されるため、次のような従来にない高性能の搬送用ベ
ルトを提供することができる。 (1)薄い(低目付け)ベルトにおいても充分高い引張
り強力と、適度の充分高い引張り弾性率を有し、伸張弾
性回復力が極めて優秀であるため、長時間走行時も張架
張力によりベルトに伸張変形歪が固定されず(引き延ば
され伸びてしまうことがなく)、更にしなやかで耐摩耗
性優秀で繰り返しの屈曲疲労に耐え得るため、小口径張
架ロールを用いた搬送装置に適用しても耐久性抜群であ
り、コンパクトな高精度の装置の耐久性に優れた耐屈曲
性搬送ベルトとして使用することができる。 (2)又、ベルト両縁部をハの字型又は、逆ハの字形状
にカットしてあるため、蛇行修正治具等との接触摩擦に
よる損傷を受け難く長寿命である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐屈曲性搬送ベルト芯材編物の編み立
て編成図である。耐屈曲性搬送ベルトの側面断面図
【図2】本発明の耐屈曲性搬送ベルトの断面図である。
【図3】本発明の多層積層耐屈曲性搬送ベルトの長手方
向の一部断面側面図である。
【図4】本発明の多層積層耐屈曲性搬送ベルトの横断方
向の断面図である。
【図5】本発明の耐屈曲性搬送ベルトの走行耐久性試験
機である。
【符号の説明】
1 補強用糸条 2 強化用糸条 3 丸編機上針 4 丸編機下針 5,5a 芯材 6,6a,6b 接着用ゴム状弾性体層 7,7a, ベルト表皮層 8 ベルト両縁部 11 駆動・案内ローラー 12 ナイフ型受け治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 好 京都府綾部市井倉新町石風呂1番地 グン ゼ株式会社研究開発部内 Fターム(参考) 3F024 AA04 BA01 CA04 CA08 CA09 CB03 CB08 CB14 CB18 CB23 CB28 3F049 BA14 LA01 LB01 4F100 AD11A AD11C AK41A AK41C AK46A AK46C AK47A AK47C AK51B AK51D AK51G AN00B AN00D AN02G BA02 BA04 BA07 BA10A BA10D DG07A DG07C DG13A DG13C DG17A DG17C EC01 EJ42 GB90 JA04B JA04D JA04G JK01A JK01C JK04 JK07B JK07D YY00G 4L002 AA07 AB02 AB04 AC00 BB01 EA05 FA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数コース編成された補強用糸条と該補強
    用糸条に1コース挿入編成された強化用糸条とを1レピ
    ートとして編成されたエンドレス状編物からなる芯材
    と、該芯材の片側表面に積層密着された接着材層を介し
    てゴム状弾性素材よりなる表面被覆層とからなることを
    特徴とする耐屈曲性搬送ベルト
  2. 【請求項2】 数コース編成された補強用糸条と該補強
    用糸条に1コース挿入編成された強化用糸条とを1レピ
    ートとして編成されたエンドレス状編物からなる芯材
    と、該芯材の片側表面に積層密着された接着材層を介し
    てゴム状弾性素材よりなる表面被覆層とからなる耐屈曲
    性搬送ベルトと該耐屈曲性搬送ベルトの表面被覆層上に
    積層被覆された接着材層と、前記搬送該ベルト外周長と
    等しい内周長を有する数コース編成された補強用糸条と
    該補強用糸条に1コース挿入編成された強化用糸条とを
    1レピートとして編成されたエンドレス状編物からなる
    芯材と、該芯材の片側表面に積層密着された接着材層を
    介してゴム状弾性素材からなる表面被覆層とからなるこ
    とを特徴とする耐屈曲性多重積層搬送ベルト
  3. 【請求項3】 接着材層は、軟化点50℃〜130℃の
    シート状熱可塑性ウレタンゴムからなり、表面被覆層
    は、接着材層の軟化点より高い熱可塑性ウレタンゴムか
    らなる請求項1又は請求項2記載の耐屈曲性搬送ベルト
  4. 【請求項4】 耐屈曲性搬送ベルトの両端縁は逆ハ字型
    傾斜形状からなる請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載の耐屈曲性搬送ベルト
  5. 【請求項5】 補強用糸条は、10〜1,000d./
    1〜100f.のポリエステル系合成繊維、ポリアマイ
    ド系合成繊維など合成繊維モノ又はマルチフィラメント
    糸や同嵩高加工糸及びこれら繊維の紡績糸、強化用糸条
    としては100〜10,000d./10〜1,000
    f.のポリエステル系合成繊維、ポリアマイド系合成繊
    維、アラミド繊維、カーボン繊維などの高強力、高引張
    り弾性率を有するマルチフィラメント糸の捲縮加工糸か
    らなる請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の耐屈曲
    性搬送ベルト
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