JP2000168034A - 印刷機の連続給湿装置 - Google Patents

印刷機の連続給湿装置

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JP2000168034A
JP2000168034A JP10344324A JP34432498A JP2000168034A JP 2000168034 A JP2000168034 A JP 2000168034A JP 10344324 A JP10344324 A JP 10344324A JP 34432498 A JP34432498 A JP 34432498A JP 2000168034 A JP2000168034 A JP 2000168034A
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逸郎 増田
Kenichi Okita
堅一 大北
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水廻り現象を確実に防止しつつ、各ローラの
面長差を少なくして全体のローラ長を短かくする。 【解決手段】 水舟1に水元ローラ2を浸し、この水元
ローラ2に水調量ローラ3を、その水調量ローラ3に水
横振りローラ4を、さらにその水横振りローラ4に水着
けローラ5を、それぞれ順々に当接させて配置し、前記
水着けローラ5を版胴6に取付けた刷版7に当接させ
て、その刷版7に水膜を形成する印刷機の連続給湿装置
である。水調量ローラ3の両側端面周縁にはシリコンゴ
ムをコーティングする。このシリコンゴムコーティング
層は、撥水性があり、このため、端面周縁によって水切
りが行われて水調量ローラ3から水横振りローラ4への
水廻り現象が防止される。この現象が防止されれば、両
ローラ3、4等の面長差を小さくでき、全ローラ2〜5
の軸長も全体として短かくし得る。これは印刷機の小型
化に有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、平版印刷機にお
ける連続給湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】平版印刷では、版の非画線部にはインキ
が着かないように、最小限度の水膜を常に保持しておく
ことが必要であり、この水が多過ぎれば、インキ装置に
水が多く入り込んでインキの性状を損なうことになる。
この適正な水膜を版面に与えるための給湿装置が平版印
刷機には付設される。
【0003】その給湿装置は、この発明の一実施形態を
示す図1、2を参照して説明すると、水舟(水だめ)1
に水元ローラ2を浸し、この水元ローラ2に水調量ロー
ラ3を、その水調量ローラ3に水横振りローラ4を、さ
らにその水横振りローラ4に水着けローラ5を、それぞ
れ順々に当接させて配置した構成であり、各ローラ2〜
5を矢印のごとく回転させるとともに(図1参照)、水
横振りローラ4を矢印のごとくその軸方向に移動させ
(図2参照)、水舟1内の水wを各ローラ2、3、4、
5に順々に転位させ、前記水着けローラ5を版胴6に取
付けた刷版7に当接させることにより、その刷版7に水
膜を形成する。
【0004】この給湿装置において、各ローラ2〜5に
水が転位する際、ローラ間で絞られた水wがローラの両
側端面を廻って次段のローラに供給される水廻り現象が
生じる。この現象が生じると、刷版7への給湿量は中央
部に比べて両端部が多くなり、全面ベタのような印刷物
では両端の濃度が著しく低下する(水負け状態とな
る)。
【0005】このため、従来から、図2に示すように、
各ローラ2〜5の面長(軸方向の長さ)を、(ローラ
2)=(ローラ3)>(ローラ4)>(ローラ5)に設
定し、各ローラ2〜5の段差(面長差)tによって、上
記水廻り現象を防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記水廻り現象を確実
に防止するためには上記段差tを十分にとる必要があ
る。一方、今日の印刷機の小型化に伴い、各ローラ2〜
5の軸長は極力短くすることが要求される。
【0007】この発明は、上記実情の下、上記水廻り現
象を確実に防止しながら、上記段差tを少なくしてロー
ラの軸長を短かくし得るようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、この発明は、水調量ローラの両側端面周縁に撥水性
コーティング層を形成することとしたのである。撥水性
があれば、その周縁によって水切りが行われて、上記水
廻り現象が防止される。コーティング層の幅(ローラの
径方向)は撥水性(水切り性)を考慮して適宜に設定す
ればよく、端面全域にコーティングを形成してもよい。
【0009】水調量ローラに撥水性コーティング層を形
成することにしたのは、水元ローラ表面の水膜は厚みに
ムラがあり、水元ローラと水調量ローラ間において水廻
り現象が最も多く生じ、水調量ローラ両側端面の水切り
機能により、この間及び水調量ローラと水横振りローラ
の間で水廻りが防止されれば、水着けローラでは全長に
亘って均一厚さの水膜を得ることができるからである。
【0010】
【発明の実施の形態】一実施形態を図1乃至図3に示
し、この実施形態も、従来と同様に、水舟1に水元ロー
ラ2を浸し、この水元ローラ2に水調量ローラ3を、そ
の水調量ローラ3に水横振りローラ4を、さらにその水
横振りローラ4に水着けローラ5を、それぞれ順々に当
接させて配置し、前記水着けローラ5を版胴6に取付け
た刷版7に当接させて、その刷版7に水膜を形成する。
【0011】そして、上記水調量ローラ3の両側端面周
縁には、図3に示すようにシリコンゴム層aを形成す
る。このシリコンゴム層aは、撥水性があり、その端面
に至った水wがはじかれて水横振りローラ4に移ること
を阻止する。因みに、水横振りローラ4の振り量(オシ
レーション量)によってローラ3とローラ4の面長差
(=2t)は種々に異なって設定されるが、従来、面長
差が20〜30mmのものにあっては、シリコンゴム層
aの存在により、その約半分(10〜15mm)にして
も水廻り現象を確実に防止することができた。
【0012】
【発明の効果】この発明は、以上のように水調量ローラ
の両側端面周縁の水切り作用を向上させたため、各ロー
ラ間の面長差を少なくすることができ、このため、全体
の各ローラ長を短くし得て、印刷機の小型化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の各ローラの配置概略正面図
【図2】同平面図
【図3】同水調量ローラの端面図
【符号の説明】
a シリコンゴム w 水 1 水舟 2 水元ローラ 3 水調量ローラ 4 水横振りローラ 5 水着けローラ 6 版胴 7 刷版

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水舟1に水元ローラ2を浸し、この水元
    ローラ2に水調量ローラ3を、その水調量ローラ3に水
    横振りローラ4を、さらにその水横振りローラ4に水着
    けローラ5を、それぞれ順々に当接させて配置し、前記
    水着けローラ5を版胴6に取付けた刷版7に当接させ
    て、その刷版7に水膜を形成する印刷機の連続給湿装置
    であって、 上記水調量ローラ3の両側端面周縁に撥水材aをコーテ
    ィングしたことを特徴とする印刷機の連続給湿装置。
  2. 【請求項2】 上記撥水材がシリコンゴムaであること
    を特徴とする請求項1に記載の印刷機の連続給湿装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5474245B1 (ja) * 2013-09-24 2014-04-16 テクノロール株式会社 水余り対策ロール、水余り対策テープ、及び、これらを用いたオフセット印刷機の湿し水供給装置、ロールコーター、輪転機

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