JP2873284B2 - オフセット印刷機用の湿し装置 - Google Patents
オフセット印刷機用の湿し装置Info
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- JP2873284B2 JP2873284B2 JP9276096A JP27609697A JP2873284B2 JP 2873284 B2 JP2873284 B2 JP 2873284B2 JP 9276096 A JP9276096 A JP 9276096A JP 27609697 A JP27609697 A JP 27609697A JP 2873284 B2 JP2873284 B2 JP 2873284B2
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- Japan
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- dampening
- roller
- medium
- dampening medium
- metering roller
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F7/00—Rotary lithographic machines
- B41F7/20—Details
- B41F7/24—Damping devices
- B41F7/26—Damping devices using transfer rollers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rotary Presses (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は，湿し媒体の水準が
コンスタントに維持される湿し媒体容器と，湿し媒体中
に浸かって湿し媒体を薄膜として，版胴の版に接触する
少なくとも１つの水着けローラに引き渡す元ローラと，
湿し媒体薄膜の厚さを定める調量ローラとを備え，調量
ローラは，元ローラの，回転する元ローラの周面が湿し
媒体容器から水着けローラに向かって動く側に接触する
形式の，オフセット印刷機用の湿し装置に関する。
コンスタントに維持される湿し媒体容器と，湿し媒体中
に浸かって湿し媒体を薄膜として，版胴の版に接触する
少なくとも１つの水着けローラに引き渡す元ローラと，
湿し媒体薄膜の厚さを定める調量ローラとを備え，調量
ローラは，元ローラの，回転する元ローラの周面が湿し
媒体容器から水着けローラに向かって動く側に接触する
形式の，オフセット印刷機用の湿し装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】このような形式の湿し装置は，ドイツ連
邦共和国特許第３６２３５９０号明細書によって公知で
ある。このようないわゆる接触型の湿し装置において
は，アルコール，例えばイソプロパノール（イソプロピ
ルアルコール），を含有している湿し媒体が使用され
る。アルコールの添加によって，湿し媒体の表面張力が
著しく減少せしめられ，その粘性が増大せしめられる。
これによって，均一に薄い湿し媒体薄膜が容易に形成さ
れ，湿し媒体の移送が改善される。しかしこの場合の欠
点は，添加されたアルコールが印刷プロセス中にほとん
ど完全に蒸発し，これによって印刷機の範囲の呼吸空気
を汚すことである。したがって，湿し媒体内のアルコー
ルの添加量を著しく減らすか，あるいは完全にゼロにす
る必要がある。しかしながらアルコールを添加しない
と，湿し媒体の粘性が著しく低下し，湿し装置のローラ
に湿し媒体を移すことが困難になる。したがって湿し媒
体を充分に調量することは，アルコールのない湿し媒体
を使用する公知の湿し装置ではできない。
邦共和国特許第３６２３５９０号明細書によって公知で
ある。このようないわゆる接触型の湿し装置において
は，アルコール，例えばイソプロパノール（イソプロピ
ルアルコール），を含有している湿し媒体が使用され
る。アルコールの添加によって，湿し媒体の表面張力が
著しく減少せしめられ，その粘性が増大せしめられる。
これによって，均一に薄い湿し媒体薄膜が容易に形成さ
れ，湿し媒体の移送が改善される。しかしこの場合の欠
点は，添加されたアルコールが印刷プロセス中にほとん
ど完全に蒸発し，これによって印刷機の範囲の呼吸空気
を汚すことである。したがって，湿し媒体内のアルコー
ルの添加量を著しく減らすか，あるいは完全にゼロにす
る必要がある。しかしながらアルコールを添加しない
と，湿し媒体の粘性が著しく低下し，湿し装置のローラ
に湿し媒体を移すことが困難になる。したがって湿し媒
体を充分に調量することは，アルコールのない湿し媒体
を使用する公知の湿し装置ではできない。
【０００３】ドイツ連邦共和国特許出願公告第２０３１
９６０号明細書によって，アルコールを添加した湿し媒
体を使用するシート用のオフセット輪転印刷機の湿し装
置が公知であり，この湿し装置においては，普通の湿し
装置に加えて，前湿しのために，自体公知のスプレー装
置が設けられている。スプレー装置の湿し媒体噴流は，
普通の湿し装置の水着けローラと湿し媒体こすりローラ
との間に上方からスプレーされる。この場合スプレー湿
し装置を，遮断機構を備えた個々の区分に分割すること
によって，湿し媒体量を区分ごとにその都度の条件に合
わせて制御することができる。
９６０号明細書によって，アルコールを添加した湿し媒
体を使用するシート用のオフセット輪転印刷機の湿し装
置が公知であり，この湿し装置においては，普通の湿し
装置に加えて，前湿しのために，自体公知のスプレー装
置が設けられている。スプレー装置の湿し媒体噴流は，
普通の湿し装置の水着けローラと湿し媒体こすりローラ
との間に上方からスプレーされる。この場合スプレー湿
し装置を，遮断機構を備えた個々の区分に分割すること
によって，湿し媒体量を区分ごとにその都度の条件に合
わせて制御することができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は，最初
に述べた形式の湿し装置を改良して，アルコールのわず
かな，あるいはアルコールのない湿し媒体を使用するの
に適したものにすることである。
に述べた形式の湿し装置を改良して，アルコールのわず
かな，あるいはアルコールのない湿し媒体を使用するの
に適したものにすることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に，本発明の構成では，最初に述べた形式の湿し装置に
おいて，調量ローラにスプレー装置によって湿し媒体を
供給可能であり，スプレーされる湿し媒体量が調節可能
であるようにした。
に，本発明の構成では，最初に述べた形式の湿し装置に
おいて，調量ローラにスプレー装置によって湿し媒体を
供給可能であり，スプレーされる湿し媒体量が調節可能
であるようにした。
【０００６】
【発明の実施の形態】スプレー装置が調量ローラに沿っ
て延びる多数の区分に分割されていて，これらの区分
に，互いに無関係に，湿し媒体を供給可能であるように
すると，元ローラが湿し媒体を均一に移送し，かつ必要
な区域にスプレー装置によって充分な湿し媒体を与える
ことが可能になる。更に，元ローラの表面が，セラミッ
ク材料から成り，調量ローラの表面がゴム状の材料から
成っているようにすると，有利である。
て延びる多数の区分に分割されていて，これらの区分
に，互いに無関係に，湿し媒体を供給可能であるように
すると，元ローラが湿し媒体を均一に移送し，かつ必要
な区域にスプレー装置によって充分な湿し媒体を与える
ことが可能になる。更に，元ローラの表面が，セラミッ
ク材料から成り，調量ローラの表面がゴム状の材料から
成っているようにすると，有利である。
【０００７】
【実施例】以下においては，図面に示した実施例に基づ
いて本発明の構成を具体的に説明する。
いて本発明の構成を具体的に説明する。
【０００８】図１には，オフセット印刷機の版胴１に配
置された湿し装置２が概略的に示されている。この湿し
装置２は湿し媒体容器３を有し，その湿し媒体４の水準
はほぼコンスタントに維持される。湿し媒体４内には元
ローラ５が浸かっており，この元ローラ５は湿し媒体４
を薄膜として水着けローラ６に移送する。水着けローラ
６は版胴１に当て付け可能である。元ローラ５には，そ
の周運動の方向で，水着けローラ６との接触線の手前に
おいて，調量ローラ７が接触しており，この調量ローラ
７はその都度の必要に応じて湿し媒体薄膜の厚さを調整
するのに役立つ。調量ローラ７の上方にはスプレー装置
８が設けられており，これは，調量ローラ７に沿って延
びる条材から成っており，この条材には一定間隔で複数
のノズルが配置されており，これらのノズルに湿し媒体
が供給されて，噴流が調量ローラ７に向かってスプレー
される。スプレー装置８によって，調量ローラ７は常に
湿し媒体を有する状態に保たれ，必要な場合には，元ロ
ーラ５を介して水着けローラ６に供給される湿し媒体を
増量することができる。
置された湿し装置２が概略的に示されている。この湿し
装置２は湿し媒体容器３を有し，その湿し媒体４の水準
はほぼコンスタントに維持される。湿し媒体４内には元
ローラ５が浸かっており，この元ローラ５は湿し媒体４
を薄膜として水着けローラ６に移送する。水着けローラ
６は版胴１に当て付け可能である。元ローラ５には，そ
の周運動の方向で，水着けローラ６との接触線の手前に
おいて，調量ローラ７が接触しており，この調量ローラ
７はその都度の必要に応じて湿し媒体薄膜の厚さを調整
するのに役立つ。調量ローラ７の上方にはスプレー装置
８が設けられており，これは，調量ローラ７に沿って延
びる条材から成っており，この条材には一定間隔で複数
のノズルが配置されており，これらのノズルに湿し媒体
が供給されて，噴流が調量ローラ７に向かってスプレー
される。スプレー装置８によって，調量ローラ７は常に
湿し媒体を有する状態に保たれ，必要な場合には，元ロ
ーラ５を介して水着けローラ６に供給される湿し媒体を
増量することができる。
【０００９】
【発明の効果】湿し装置を本発明のように構成すること
によって，アルコールのわずかな，あるいはアルコール
のない湿し媒体のわずかな粘性及び移送の困難さを補償
し，インキの付着に関して重要な作用を有する調量ロー
ラに湿し媒体を充分に供給することが可能である。本発
明の根底をなす認識によれば，通常ゴム状の表面を備え
ている調量ローラ上に常に湿し媒体薄膜が存在している
と，インキの付着が充分に阻止され，アルコールのわず
かな，あるいはアルコールのない湿し媒体の場合でも，
湿しプロセスが大量の印刷プロセスにわたって安定に行
われる。
によって，アルコールのわずかな，あるいはアルコール
のない湿し媒体のわずかな粘性及び移送の困難さを補償
し，インキの付着に関して重要な作用を有する調量ロー
ラに湿し媒体を充分に供給することが可能である。本発
明の根底をなす認識によれば，通常ゴム状の表面を備え
ている調量ローラ上に常に湿し媒体薄膜が存在している
と，インキの付着が充分に阻止され，アルコールのわず
かな，あるいはアルコールのない湿し媒体の場合でも，
湿しプロセスが大量の印刷プロセスにわたって安定に行
われる。
【図１】本発明の１実施例の概略図である。
１ 版胴， ２ 湿し装置， ３ 湿し媒体容器， ４
湿し媒体， ５ 元ローラ， ６ 水着けローラ，
７ 調量ローラ， ８ スプレー装置
湿し媒体， ５ 元ローラ， ６ 水着けローラ，
７ 調量ローラ， ８ スプレー装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルハルト ヨーナー ドイツ連邦共和国 ゲルンハウゼン−メ ーアホルツ カールシュトラーセ 40 (56)参考文献 特開 平１−110146（ＪＰ，Ａ) 実開 昭59−32421（ＪＰ，Ｕ) 特表 昭61−501765（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B41F 7/24 - 7/40
Claims (3)
- 【請求項１】 湿し媒体の水準がコンスタントに維持さ
れる湿し媒体容器と，湿し媒体中に浸かって湿し媒体を
薄膜として，版胴の版に接触する少なくとも１つの水着
けローラに引き渡す元ローラと，湿し媒体薄膜の厚さを
定める調量ローラとを備え，調量ローラは，元ローラ
の，回転する元ローラの周面が湿し媒体容器から水着け
ローラに向かって動く側に接触する形式の，オフセット
印刷機用の湿し装置において，調量ローラ（７）にスプ
レー装置（８）によって湿し媒体を供給可能であり，ス
プレーされる湿し媒体量が調節可能であることを特徴と
する，オフセット印刷機用の湿し装置。 - 【請求項２】 スプレー装置（８）が調量ローラ（７）
に沿って延びる多数の区分に分割されていて，これらの
区分に，互いに無関係に，湿し媒体を供給可能であるこ
とを特徴とする，請求項１記載の湿し装置。 - 【請求項３】 元ローラ（５）の表面が，セラミック材
料から成り，調量ローラ（７）の表面がゴム状の材料か
ら成っていることを特徴とする，請求項１又は２記載の
湿し装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE29617614U DE29617614U1 (de) | 1996-10-10 | 1996-10-10 | Feuchtwerk für Offsetdruckmaschinen |
| DE29617614.1 | 1996-10-10 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10119236A JPH10119236A (ja) | 1998-05-12 |
| JP2873284B2 true JP2873284B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=8030393
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9276096A Expired - Fee Related JP2873284B2 (ja) | 1996-10-10 | 1997-10-08 | オフセット印刷機用の湿し装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2873284B2 (ja) |
| DE (1) | DE29617614U1 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE29814763U1 (de) * | 1998-08-18 | 1998-11-05 | MAN Roland Druckmaschinen AG, 63075 Offenbach | Feuchtwerk für eine Druckmaschine |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0698851B2 (ja) * | 1988-06-15 | 1994-12-07 | 新日本製鐵株式会社 | 平版印刷機の湿し水給水ローラ |
| DE4114426A1 (de) * | 1991-05-03 | 1992-11-05 | Kba Planeta Ag | Verfahren und einrichtung zur feuchtmittelzufuehrung in offsetdruckmaschinen |
-
1996
- 1996-10-10 DE DE29617614U patent/DE29617614U1/de not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-10-08 JP JP9276096A patent/JP2873284B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10119236A (ja) | 1998-05-12 |
| DE29617614U1 (de) | 1996-11-28 |
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Legal Events
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