JP2000167869A - フィルムインサート成形用表皮フィルム - Google Patents

フィルムインサート成形用表皮フィルム

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JP2000167869A
JP2000167869A JP35040198A JP35040198A JP2000167869A JP 2000167869 A JP2000167869 A JP 2000167869A JP 35040198 A JP35040198 A JP 35040198A JP 35040198 A JP35040198 A JP 35040198A JP 2000167869 A JP2000167869 A JP 2000167869A
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Kazuaki Hayashida
和明 林田
Hiroki Hatakeyama
宏毅 畠山
Noriyoshi Terasawa
知徳 寺澤
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐候性、透明性、意匠性に優れ、フィルムイ
ンサート成形後の成形品の表面積が0.3平方メートル
以上である大型のフィルムインサート成形品や、インサ
ート成形後の成形品の表面積に対する成形時の金型の樹
脂ゲートの数が15個/1m2 以下であるインサート成
形機に使用しても、シワ、破れが発生することのないフ
ィルムインサート成形用表皮フィルムを提供する。 【解決手段】 メタクリル酸メチルを主成分とし、ガラ
ス転移温度Tgが55〜90℃であるマトリクス樹脂
(A)60〜90重量%と、ゴム弾性体(B)10〜4
0重量%を含有するアクリル系樹脂組成物からなり、厚
さが500μm以下であるフィルムインサート成形用表
皮フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家電製品、家具、
建材用内外装材等のフィルムインサート成形品用の表皮
フィルムに用いられる耐候性、意匠性等に優れたフィル
ムインサート成形用表皮フィルムに関し、詳しくは、フ
ィルムインサート成形後の成形品の表面積が0.3平方
メートル以上である大型のフィルムインサート成形品に
用いることができ、また、インサート成形後の成形品の
表面積に対する成形時の金型の樹脂ゲートの数が15個
/1m2 以下であるインサート成形機に用いることがで
きるフィルムインサート成形用表皮フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】家電製品、家具、建材等の内外装の分野
で、生産性を向上させ、意匠性を持たせる経済的な方法
として、表皮フィルムを金型内に配置した後、金型内に
樹脂を流し込み射出成形を行うフィルムインサート成形
法が広く用いられており、例えば、特開平8−1830
64号公報に記載の方法等が知られている。
【0003】前記表皮フィルムには、透明性、耐候性に
優れていることからアクリル系樹脂フィルムが好適に用
いられている。このようなアクリル系樹脂フィルムとし
ては、例えば、特開昭63−77963号公報等に記載
されているような、アクリル系重合体とゴム系重合体と
を含有するアクリル系樹脂組成物からなるフィルムなど
が広く知られている。最近では、このアクリル系樹脂フ
ィルムの利点を生かし、より大型の成形品にも、フィル
ムインサート成形を用いることが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アクリル系樹脂フィルムを大型のフィルムインサート成
形に用いた場合、溶融樹脂を金型内に射出する際に、小
型のフィルムインサート成形に比べて溶融樹脂の温度が
下がり粘度が大きくなるため、金型内で表皮フィルムに
シワ、破れが発生するという問題があった。また、フィ
ルムインサート成形後の成形品の表面積に対する成形時
の金型の樹脂ゲートの数が15個/1m2以下の場合で
も、同様な理由から、金型内で表皮フィルムにシワ、破
れが発生するという問題があった。
【0005】よって、本発明の課題は、耐候性、透明
性、意匠性に優れ、フィルムインサート成形後の成形品
の表面積が0.3平方メートル以上である大型のフィル
ムインサート成形品や、インサート成形後の成形品の表
面積に対する成形時の金型の樹脂ゲートの数が15個/
1m2 以下であるインサート成形に使用しても、シワ、
破れが発生することのないフィルムインサート成形用表
皮フィルムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、フィルム
インサート成形後の成形品の表面積が0.3平方メート
ル以上である大型のフィルムインサート成形品に用いら
れるフィルムインサート成形用表皮フィルムであって、
メタクリル酸メチルを主成分とし、ガラス転移温度Tg
が55〜90℃であるマトリクス樹脂(A)60〜90
重量%と、ゴム弾性体(B)10〜40重量%を含有す
るアクリル系樹脂組成物からなり、厚さが500μm以
下であることを特徴とするフィルムインサート成形用表
皮フィルムによって解決される。また、前記ゴム弾性体
(B)は、ガラス転移温度Tgが0℃以下の架橋弾性ゴ
ムからなる1層以上のゴム層(B−1)と、該ゴム層
(B−1)の外側の1層以上のグラフト層(B−2)と
を有するコア−シェル構造のゴム弾性体であることが望
ましい。また、前記ゴム弾性体(B)は、前記ゴム層
(B−1)の内側に、ガラス転移温度Tgが20℃以上
の重合体からなる1層以上の内層(B−3)をさらに有
するものであってもよい。
【0007】また、前記アクリル系樹脂組成物の熱変形
温度(HDT)は、60〜85℃であることが望まし
い。また、本発明のフィルムインサート成形用表皮フィ
ルムは、JIS K−5401に準拠した鉛筆硬度試験
による表面硬度が、HB以上であることが望ましい。ま
た、本発明のフィルムインサート成形用表皮フィルム
は、インサート成形後の成形品の表面積に対する成形時
の金型の樹脂ゲートの数が15個/1m2 以下であるイ
ンサート成形機に用いられることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明におけるマトリクス樹脂(A)としては、メタク
リル酸メチルを主成分とするポリマーであり、かつガラ
ス転移温度Tg(以下、Tgと略す)が55〜90℃で
あれば特に限定されないが、中でも、メタクリル酸メチ
ル50〜99重量%と、他の不飽和単量体1〜50重量
%の割合の中から、Tgが55〜90℃となる組成でモ
ノマー成分を選択し、共重合させてなるものが好まし
い。
【0009】マトリクス樹脂(A)のTgが55℃未満
では、フィルムが破れやすくなり、90℃を超えると、
フィルムにシワが入りやすくなる。また、メタクリル酸
メチルの量が50重量%未満では、得られるフィルムイ
ンサート成形用表皮フィルムの透明性、意匠性が悪くな
り、99重量%を超えると、マトリクス樹脂(A)のT
gを55〜90℃の範囲にすることが困難となる。
【0010】前記他の不飽和単量体としては、メタクリ
ル酸メチル以外の共重合可能な不飽和化合物であればよ
く、特に限定はされないが、例えば、アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プ
ロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル
酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メ
タ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチ
ルヘキシル等のアルキル基の炭素数が1〜8の(メタ)
アクリル酸アルキルエステル;スチレンやα−メチルス
チレン等のスチレン類;N−フェニルマレイミド、N−
シクロヘキシルマレイミド等のマレイミド類;マレイン
酸、無水マレイン酸、およびアクリロニトリルなどが挙
げられる。これら他の不飽和単量体は、単独で用いて
も、2種以上を併用してもかまわない。
【0011】マトリクス樹脂(A)は、目的によっては
2種以上を併用してもよい。この場合のTgは、ポリマ
ーハンドブック等に記載されている下記のFOXの式
(式1)を用い、2種以上のマトリクス樹脂(A)を構
成している各単量体の合計量の比率(a1、a2・・・、
n)と、各単量体のTg(Tg1、Tg2、・・・Tgn
から求めたTgが55〜90℃の範囲であればよい。 1/Tg=a1/Tg1+a2/Tg2・・・+an /Tgn (式1) また、マトリクス樹脂(A)の製造は、乳化重合法、懸
濁重合法、溶液重合法、塊状重合法などの公知の製法に
より行われ、特に限定されるものではない。
【0012】本発明におけるゴム弾性体(B)として
は、アクリル系、ブタジエン系、ポリオレフィン系、シ
リコーン系およびフッ素系などのゴム弾性体であればよ
く、特に限定はされないが、得られるフィルムインサー
ト成形用表皮フィルムの透明性等を考慮すると、アクリ
ル系のゴム弾性体が最も望ましい。
【0013】また、前記ゴム弾性体(B)としては、ガ
ラス転移温度Tgが0℃以下の架橋弾性ゴムからなる1
層以上のゴム層(B−1)と、該ゴム層(B−1)の外
側の1層以上のグラフト層(B−2)とを有するコア−
シェル構造のゴム弾性体が、得られるフィルムインサー
ト成形用表皮フィルムのストレス白化を低減するため、
特に好ましい。前記グラフト層(B−2)は、ストレス
白化の低減効果がさらに優れることから、メタクリル酸
アルキルエステル20〜80重量%およびメタクリル酸
アルキルエステル以外の不飽和単量体20〜80重量%
から選ばれたグラフト成分をゴム層(B−1)の架橋弾
性ゴムにグラフト重合させてなるものであることがより
好ましい。
【0014】前記メタクリル酸アルキルエステルとして
は、例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタ
クリル酸ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタ
クリル酸オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等
が挙げられる。中でも、アルキル基の炭素数が1〜4の
メタクリル酸アルキルエステルが、ストレス白化の低減
効果に優れることから好適に用いられる。これらメタク
リル酸アルキルエステルは、単独で用いても、2種以上
を併用してもかまわない。ゴム層(B−1)の外側にグ
ラフト層(B−2)を形成する場合、前記グラフト成分
の量は、ゴム層(B−1)100重量部に対して10〜
1000重量部とすることが好ましい。グラフト成分の
量が10重量部未満では、ゴム弾性体(B)が良好な粉
体として回収することが難しくなり、1000重量部を
超えると、得られるフィルムインサート成形用表皮フィ
ルムの耐衝撃性が劣る。
【0015】架橋弾性ゴムとしては、伸度等が優れるこ
とから、Tgが0℃以下のものが好適に用いられる。前
記アクリル系の架橋弾性ゴムとしては、例えば、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル80〜99.9重量
%、他の共重合可能な二重結合を1つ有する単量体0〜
15重量%、および他の共重合可能な二重結合を2つ以
上有する多官能性単量体(以下、多官能性単量体と略
す)0.1〜5重量%の割合の中から、Tgが0℃以下
となる組成でモノマー成分を選択し、共重合させてなる
ものが、フィルムの透明性、伸度等の物性面から望まし
い。
【0016】前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アク
リル酸オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシ
ル等が挙げられる。中でも、アルキル基の炭素数が1〜
8の(メタ)アクリル酸アルキルエステルが、透明性、
伸度等が優れることから好適に用いられる。これら(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルは、単独で用いても、
2種以上を併用してもかまわない。
【0017】前記他の共重合可能な二重結合を1つ有す
る単量体としては、前記アクリル酸アルキルエステル以
外の、共重合可能な二重結合を1つ有する不飽和化合物
であればよく、例えば、スチレンやα−メチルスチレン
等のスチレン類;N−フェニルマレイミド、N−シクロ
ヘキシルマレイミド等のマレイミド類;マレイン酸、無
水マレイン酸、およびアクリロニトリルなどが挙げられ
る。これら他の共重合可能な二重結合を1つ有する単量
体は、単独で用いても、2種以上を併用してもかまわな
い。
【0018】前記多官能性単量体としては、共重合可能
な二重結合を2つ以上有する不飽和化合物であればよ
く、例えば、メタクリル酸アリル、エチレングリコール
ジメタクリレート、プロピレングリコールジメタクリレ
ート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、
1,4−ブチレングリコールジメタクリレート、トリア
リルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート等が挙
げられる。これら多官能性単量体は、単独で用いても、
2種以上を併用してもかまわない。前記架橋弾性ゴムの
製造は、乳化重合法、懸濁重合法、溶液重合法、塊状重
合法などの公知の製法により行われ、特に限定されるも
のではない。
【0019】さらに、透明性、衝撃強度を向上させるた
めには、前記ゴム層(B−1)の内側に、ガラス転移温
度Tgが20℃以上の重合体からなる1層以上の内層
(B−3)をさらに有する構造のゴム弾性体(B)が好
ましい。前記内層重合体(B−3)は、透明性、衝撃強
度の向上効果がさらに優れることから、メタクリル酸メ
チル50〜100重量%と他の不飽和単量体0〜50重
量%との(共)重合体であることが好ましい。
【0020】これらコア−シェル構造を持つゴム弾性体
(B)は、例えば、乳化重合法等による1段以上の重合
により得られた架橋弾性ゴムのラテックスに、前記グラ
フト成分、ラジカル重合開始剤、界面活性剤等を加え、
1段以上のグラフト重合を行うことにより製造すること
ができる。このようにして得られるゴム弾性体(B)の
平均粒子径は、特に限定はされないが、耐衝撃性、透明
性等を考慮すると、好ましくは0.08〜0.6μmで
ある。平均粒子径が0.6μmを超えると、透明性が低
下する傾向にある。
【0021】本発明におけるアクリル系樹脂組成物は、
表面硬度、インサート成形性、透明性等の面から、マト
リクス樹脂(A)60〜90重量%と、ゴム弾性体
(B)10〜40重量%とを含有し、より好ましくはマ
トリクス樹脂(A)75〜85重量%と、ゴム弾性体
(B)15〜25重量%とを含有することが重要であ
る。マトリクス樹脂(A)が90重量%を超えると、得
られるフィルムインサート成形用表皮フィルムが脆くな
り、フィルムインサート成形時にフィルムが割れること
がある。また、60重量%未満では、フィルムインサー
ト成形時にフィルムにシワが入ったり、表面硬度が劣
る。
【0022】また、アクリル系樹脂組成物のアセトン不
溶分が8〜40%となる範囲でゴム弾性体(B)の含有
量を決定することが、フィルム物性、製膜性の点からも
より好ましい。ここで、アセトン不溶分は、アクリル系
樹脂組成物が1重量%となるようにアセトンに添加し、
これを25℃にて一昼夜放置後、4時間環流し、さらに
遠心分離器にて14000r.p.mで60分間遠心分
離して求めることができる。
【0023】また、アクリル系樹脂組成物の熱変形温度
(ASTM D648に準拠、以下、HDTと略す)
は、60〜85℃の範囲であることが好ましく、より好
ましくは70〜80℃の範囲であることが、フィルムイ
ンサート成形時のシワ、割れを発生させないためには重
要である。HDTが60℃未満の場合には、金型にフィ
ルムインサート成形用表皮フィルムが付着し、シワが入
りやすく、85℃を超える場合には、金型とフィルムイ
ンサート成形用表皮フィルムの密着が悪く、フィルムイ
ンサート成形用表皮フィルムが滑るため、シワ、割れが
発生しやすくなる。
【0024】アクリル系樹脂組成物には、目的に応じて
公知の配合剤、例えば安定剤、滑剤、加工助剤、可塑
剤、耐衝撃助剤、着色剤、紫外線吸収剤、艶消し剤、抗
菌剤等を添加することができる。
【0025】本発明のフィルムインサート成形用表皮フ
ィルムは、Tダイ法、インフレーション法等の溶融押出
法やカレンダ法などの公知の製法によって前記アクリル
系樹脂組成物をフィルム状に製膜してなるものである。
溶融押出しを行う際の押出温度は、アクリル系樹脂組成
物の組成等によって異なり、特に限定はされないが、通
常180〜280℃の範囲である。
【0026】また、本発明のフィルムインサート成形用
表皮フィルムの厚さは、500μm以下とする必要があ
る。厚さが500μmを超えると、加工性、予備成形
性、フィルムインサート成形性が悪くなることがある。
フィルムインサート成形用表皮フィルム表面の意匠性と
加工性を考慮すると、フィルムインサート成形用表皮フ
ィルムの厚さは50〜300μmがより好ましい。本発
明のフィルムインサート成形用表皮フィルムの表面硬度
は、JIS K−5401に準拠した鉛筆硬度試験でH
B以上であることが好ましい。表面硬度がHB未満で
は、一般的な使用に耐えうる成形品の表面硬度を得るこ
とができない。
【0027】次に、本発明のフィルムインサート成形用
表皮フィルムを用いたフィルムインサート成形について
説明する。まず、図1に示すように、本発明のフィルム
インサート成形用表皮フィルム1(以下、表皮フィルム
1と略す)を真空引き可能な金型2に、クランプ3,3
で固定する。次いで、図2に示すように、ヒーター4で
加熱して表皮フィルム1を軟化させるとともに、図3に
示すように、予備真空成形を行って、表皮フィルム1を
金型2に密着させ予備成形を完了する。予備成形の完了
した金型2を、射出機側の樹脂ゲート7が複数設けられ
た金型6へ図4に示すように型閉めして、樹脂ゲート7
より加熱溶融した樹脂8を金型内に射出、注入する。次
いで、金型2と金型6を型開きして、表皮フィルム1が
設けられたフィルムインサート成形品9を得る。フィル
ムインサート成形時、表皮フィルム1表面には印刷、塗
装等を施していても良い。
【0028】このようなフィルムインサート成形用表皮
フィルムにあっては、メタクリル酸メチルを主成分と
し、ガラス転移温度Tgが55〜90℃であるマトリク
ス樹脂(A)60〜90重量%と、ゴム弾性体(B)1
0〜40重量%を含有するアクリル系樹脂組成物からな
り、厚さが500μm以下であるので、耐候性、透明
性、意匠性に優れ、さらに、フィルムインサート成形後
の成形品の表面積が0.3平方メートル以上である大型
のフィルムインサート成形品や、インサート成形後の成
形品の表面積に対する成形時の金型の樹脂ゲートの数が
15個/1m2 以下であるインサート成形機に使用して
も、シワ、破れが発生することはない。
【0029】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳しく説明す
るが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定される
ものではない。ここで、「部」は、特に断りがない限
り、「重量部」を意味する。
【0030】(マトリクス樹脂(A)の製造)攪拌機付
き反応容器に、脱イオン水2700部、水溶性重合体
(I)(メタクリル酸メチル30重量%とメタクリル酸
カリウム70重量%からなる共重合体)1.4部、水溶
性重合体(II)(メタクリル酸メチル25重量%、メタ
クリル酸カリウム10重量%およびメタクリル酸2−ス
ルフォン酸エチルNa塩65重量%からなる共重合体)
5.67部、および無水硫酸ナトリウム2.7部を仕込
んだ。次いで、表1に示すモノマー組成からなる単量体
混合物1800部、n−オクチルメルカプタン0.07
部、およびアゾイソブチロニトリル0.2部を仕込み、
実質的に酸素をのぞいた状態で400rpmで攪拌しな
がら80℃で3時間、95℃で1時間攪拌して重合を行
い、マトリクス樹脂(A−I〜A−IV)を得た。
【0031】
【表1】
【0032】(ゴム弾性体(B−I)の製造)反応容器
に下記のような割合の原料を仕込み、窒素雰囲気下50
℃で4時間攪拌を行いながら重合を完結させ、弾性体ラ
テックスを得た。 アクリル酸ブチル(BA) 77 部 スチレン 22.7部 メタクリル酸アリル 0.3部 ジオクチルスルフォコハク酸ナトリウム 2.0部 脱イオン水 300 部 過硫酸カリ 0.3部 燐酸二ナトリウム12水塩 0.5部 燐酸水素ナトリウム2水塩 0.3部 この架橋弾性ゴムラテックス100部(固形分として)
を反応容器に取り、攪拌しながら充分窒素置換した後、
80℃に昇温し、ナトリウムフォルムアルデヒドスルフ
ォキシレート0.125部、硫酸第二鉄0.0005
部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.0015
部、純水2部からなる水溶液を添加後、温度を80℃に
保ちながらメタクリル酸メチル60部、n−オクチルメ
ルカプタン0.05部、t−ブチルハイドロパーオキサ
イド0.125部からなる混合物を2時間に渡り滴下後
2時間保持し、ゴム層(B−1)およびグラフト層(B
−2)(コア−シェル構造)からなる、平均粒子径0.
15μmのゴム弾性体(B−I)を得た。
【0033】(ゴム弾性体(B−II)の製造)反応容器
に下記のような割合の原料を仕込み、窒素雰囲気下50
℃で4時間攪拌を行いながら重合を完結させ、重合体ラ
テックスを得た。 メタクリル酸メチル 39 部 スチレン 1 部 メタクリル酸アリル 0.1部 ジオクチルスルフォコハク酸ナトリウム 2.0部 脱イオン水 300 部 過硫酸カリ 0.3部 燐酸二ナトリウム12水塩 0.5部 燐酸水素ナトリウム2水塩 0.3部 このラテックス100部(固形分として)を反応容器に
取り、攪拌しながら充分窒素置換した後、80℃に昇温
し、ナトリウムフォルムアルデヒドスルフォキシレート
0.125部、硫酸第二鉄0.0005部、エチレンジ
アミン四酢酸二ナトリウム0.0015部、純水2部か
らなる水溶液を添加後、温度を80℃に保ちながらアク
リル酸ブチル55部、メタクリル酸メチル3部、スチレ
ン2部、メタクリル酸アリル0.3部、t−ブチルハイ
ドロパーオキサイド0.05部からなる混合物を3時間
で滴下し、1時間保持した。その後、メタクリル酸メチ
ル59部、アクリル酸メチル1部、n−オクチルメルカ
プタン0.05部、t−ブチルハイドロパーオキサイド
0.125部からなる混合物を2時間に渡り滴下後2時
間保持し、内層(B−3)、ゴム層(B−1)およびグ
ラフト層(B−2)からなる、平均粒子径0.25μm
のゴム弾性体(B−II)を得た。
【0034】[実施例1〜3、比較例1〜4]表2に示
した配合のアクリル系樹脂組成物100部に、紫外線吸
収剤アデカスタブLA−32(旭電化工業(株)製)2
部、抗酸化剤イルガノックス1010(チバ・スペシャ
ルティ・ケミカルズ社製)0.5部を添加し、40mm
φのスクリュー型押出機(L/D=26)を用いてシリ
ンダー温度200〜260℃、ダイ温度250℃で溶融
混練しペレット化した。得られたペレットを80℃で一
昼夜乾燥し、65mmφ押出機にてT−ダイを用いて、
押出温度240℃で押出し、厚み200μmの表皮フィ
ルムを得た。
【0035】この表皮フィルムの片面に絵柄の印刷を施
し、図1に示すように、表面積0.4平方メートルの金
型2に表皮フィルム1を、表皮フィルム1の非印刷面が
金型2に接するようにして固定した。その後、図2に示
すように、ヒーター4で設定温度250℃で10秒間、
加熱し、表皮フィルム1を軟化させるとともに、図3に
示すように、予備真空成形を行い、表皮フィルム1を金
型2に密着させ予備成形を完了した。ついで、図4に示
すように、金型2と射出機側の金型6(表面積0.4平
方メートル、樹脂ゲート数5個)を型閉めして、樹脂ゲ
ート7より230℃に加熱したダイヤペットABS30
01(三菱レイヨン(株)製)を金型内に射出し注入し
た。図5に示すように金型2と金型6を型開きして、フ
ィルムインサート成形品9を得た。成形時の表皮フィル
ムのシワ、割れの有無、成形品の表皮フィルム部分の鉛
筆硬度(JIS K−5401に準拠)、およびアクリ
ル系樹脂組成物のHDT(ASTM D648に準拠)
の結果を表2に示す。
【0036】[実施例4]表2に示した配合のアクリル
系樹脂組成物100部に、紫外線吸収剤アデカスタブL
A−31(旭電化工業(株)製)2部、抗酸化剤イルガ
ノックス1076(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ
社製)0.5部、無機系艶消剤マイカM400H(レプ
コ社製)を5部を添加し、40mmφのスクリュー型押
出機(L/D=26)を用いてシリンダー温度200〜
260℃、ダイ温度250℃で溶融混練しペレット化し
た。得られたペレットを80℃で一昼夜乾燥し、65m
mφ押出機にてT−ダイを用いて、押出温度240℃で
押出し、厚み100μmのフィルムを得た。このフィル
ムを実施例1と同様の方法でフィルムインサート成形を
行った。成形時のフィルムのシワ、割れの有無、成形品
の表皮フィルム部分の鉛筆硬度(JIS K−5401
に準拠)、およびアクリル系樹脂組成物のHDT(AS
TM D648に準拠)の結果を表2に示す。
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフィルム
インサート成形用表皮フィルムは、メタクリル酸メチル
を主成分とし、ガラス転移温度Tgが55〜90℃であ
るマトリクス樹脂(A)60〜90重量%と、ゴム弾性
体(B)10〜40重量%を含有するアクリル系樹脂組
成物からなり、厚さが500μm以下であるので、耐候
性、透明性、意匠性に優れ、さらに、フィルムインサー
ト成形後の成形品の表面積が0.3平方メートル以上で
ある大型のフィルムインサート成形品や、インサート成
形後の成形品の表面積に対する成形時の金型の樹脂ゲー
トの数が15個/1m2 以下であるインサート成形に使
用しても、シワ、破れが発生することはなく、フィルム
インサート成形性に優れたものである。
【0039】また、前記マトリクス樹脂(A)が、メタ
クリル酸メチル50〜99重量%と、他の不飽和単量体
1〜50重量%との共重合である場合、より透明性、意
匠性、フィルムインサート成形性に優れたものとなる。
また、前記ゴム弾性体(B)が、ガラス転移温度Tgが
0℃以下の架橋弾性ゴムからなるゴム層(B−1)と、
該ゴム層(B−1)の外側のグラフト層(B−2)とを
有するコア−シェル構造のゴム弾性体である場合、さら
にフィルムの伸度等の物性に優れ、ストレス白化が低減
されたものとなる。
【0040】また、前記ゴム弾性体(B)が、前記ゴム
層(B−1)の内側に、ガラス転移温度Tgが20℃以
上の重合体からなる内層(B−3)をさらに有する場
合、さらに耐衝撃性等に優れたものとなる。また、前記
アクリル系樹脂組成物の熱変形温度(HDT)が、60
〜85℃である場合、さらにフィルムインサート成形性
に優れたものとなる。また、本発明のフィルムインサー
ト成形用表皮フィルムのJIS K−5401に準拠し
た鉛筆硬度試験による表面硬度がHB以上である場合、
一般的な使用に耐えうる表面強度を有する成形品を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のフィルムインサート成形用表皮フィ
ルムを使用したフィルムインサート成形品の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図2】 本発明のフィルムインサート成形用表皮フィ
ルムを使用したフィルムインサート成形品の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図3】 本発明のフィルムインサート成形用表皮フィ
ルムを使用したフィルムインサート成形品の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図4】 本発明のフィルムインサート成形用表皮フィ
ルムを使用したフィルムインサート成形品の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図5】 本発明のフィルムインサート成形用表皮フィ
ルムを使用したフィルムインサート成形品の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フィルムインサート成形用表皮フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C08L 33/12 21:00) B29L 9:00 (72)発明者 寺澤 知徳 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社大竹事業所内 Fターム(参考) 4F100 AH03H AK25A AK25K AK73 AL05A AL09A AN00A AN02 AN02K AT00B BA02 CA06 EH17 EH36 GB07 GB48 GB81 HB00 JA05A JA20A JK12A JL00 JL09 JN01 YY00A 4F206 AA13 AA21 AA21C AA21E AA45 AA45C AD05 AD08 AD20 AG03 AH47 AH51 AR06 AR12 AR20 JA07 JB13 JF05 JL02 4J002 BG061 BN112 GL00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムインサート成形後の成形品の表
    面積が0.3平方メートル以上である大型のフィルムイ
    ンサート成形品に用いられるフィルムインサート成形用
    表皮フィルムであって、 メタクリル酸メチルを主成分とし、ガラス転移温度Tg
    が55〜90℃であるマトリクス樹脂(A)60〜90
    重量%と、ゴム弾性体(B)10〜40重量%を含有す
    るアクリル系樹脂組成物からなり、厚さが500μm以
    下であることを特徴とするフィルムインサート成形用表
    皮フィルム。
  2. 【請求項2】 前記マトリクス樹脂(A)は、メタクリ
    ル酸メチル50〜99重量%と、他の不飽和単量体1〜
    50重量%との共重合体であることを特徴とする請求項
    1記載のフィルムインサート成形用表皮フィルム。
  3. 【請求項3】 前記ゴム弾性体(B)は、ガラス転移温
    度Tgが0℃以下の架橋弾性ゴムからなる1層以上のゴ
    ム層(B−1)と、該ゴム層(B−1)の外側の1層以
    上のグラフト層(B−2)とを有するコア−シェル構造
    のゴム弾性体であることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載のフィルムインサート成形用表皮フィルム。
  4. 【請求項4】 前記ゴム弾性体(B)は、前記ゴム層
    (B−1)の内側に、ガラス転移温度Tgが20℃以上
    の重合体からなる1層以上の内層(B−3)をさらに有
    することを特徴とする請求項3記載のフィルムインサー
    ト成形用表皮フィルム。
  5. 【請求項5】 前記アクリル系樹脂組成物の熱変形温度
    (HDT)が、60〜85℃であることを特徴とする請
    求項1ないし4いずれか一項に記載のフィルムインサー
    ト成形用表皮フィルム。
  6. 【請求項6】 JIS K−5401に準拠した鉛筆硬
    度試験による表面硬度が、HB以上であることを特徴と
    する請求項1ないし5いずれか一項に記載のフィルムイ
    ンサート成形用表皮フィルム。
  7. 【請求項7】 インサート成形後の成形品の表面積に対
    する成形時の金型の樹脂ゲートの数が15個/1m2
    下であるインサート成形機に用いられることを特徴とす
    る請求項1ないし6いずれか一項に記載のフィルムイン
    サート成形用表皮フィルム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008104622A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Asahi Kasei Chemicals Corp 弾球遊技機用樹脂基盤
JP2010279466A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Asahi Kasei Chemicals Corp 弾球遊技機基盤用複合シート

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