JP2000165093A - 表面実装機 - Google Patents
表面実装機Info
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Abstract
た表面実装機において、各吸着ヘッドの稼動率を高める
ことにより実装効率を向上させる。 【解決手段】 ヘッドユニット5に複数の吸着ヘッド2
0a〜20fを搭載し、各吸着ヘッド20a〜20fに
より複数の部品を吸着してプリント基板上に移送して実
装するようにした。各吸着ヘッド20a〜20fは、一
列に並べて、かつ交互に上下にオフセットするようにヘ
ッドユニット5に搭載した。
Description
て、特に、ヘッドユニットに複数の吸着ヘッドを備えた
表面実装機に関するものである。
吸着ヘッドを搭載し、部品供給部のテープフィーダー等
から電子部品を吸着して位置決めされているプリント基
板上に移送し、プリント基板の所定位置に実装するよう
にした表面実装機(以下、単に実装機という)は一般に
知られており、最近では、複数の吸着ヘッドをヘッドユ
ニットに並べて搭載し、これにより複数部品を同時に吸
着できるようにして実装効率を高めるようにした実装機
も提案されている。
は、一般に、部品を吸着した後、ヘッドユニットがプリ
ント基板上に移動する間に吸着ヘッドを回転させて部品
を所定の装着角度(向き)にセットし、装着位置上方に
ヘッドユニットが到達すると、吸着ヘッドを下降させて
部品を実装するようにしている。
機では、部品の形状等によっては、部品装着後、部品を
装着角度にセットする際に隣合う部品同士が干渉する場
合がある。従って、このような場合には、干渉の可能性
を予測して、例えば、部品を吸着する吸着ヘッドの両側
の吸着ヘッドを使用することなく実装動作を行わせてい
る。また、各吸着ヘッドの間隔と部品の大きさとの関係
から、隣合う吸着ヘッドによって部品吸着そのものを行
えない場合もあり、この場合にも部品を吸着する吸着ヘ
ッドの両側の吸着ヘッドを使用することなく実装動作を
行わせている。
した実装機の機能が大きく減殺されることとなり、実装
効率を十分に高めることができない。従って、この点を
改善する必要がある。
に吸着ヘッドの間隔を充分に広く設定することも考えら
れるが、これではヘッドユニットが大型化し、ヘッドユ
ニット移動時における慣性の影響が大きくなり好ましく
ない。
のであり、ヘッドユニットに複数の吸着ヘッドを搭載し
た表面実装機において、各吸着ヘッドの稼動率を高める
ことにより実装効率を向上させることができる表面実装
機を提供することを目的とする。
に、本発明は、ヘッドユニットに回転及び昇降可能な部
品吸着用の複数の吸着ヘッドが搭載されるとともに、こ
れら吸着ヘッドの駆動を制御する制御手段を備えている
表面実装機において、少なくとも一つの吸着ヘッドがこ
れに隣合う吸着ヘッドに対して上下にオフセットされて
いるものである(請求項1)。
り部品が吸着されても、それらの高さ位置が上下に異な
るため部品が相互に干渉することがない。そのため、隣
合う吸着ヘッドにより同一高さ位置に部品を吸着保持し
たならば互いに干渉するような部品、あるいは、部品吸
着時の干渉はないが、実装に先立って行われる装着角度
調整の際に相互に干渉するような部品であっても、それ
らの部品を隣合う吸着ヘッドにより吸着して実装するこ
とが可能となる。
び昇降可能な部品吸着用の複数の吸着ヘッドが並べて搭
載される表面実装機において、部品吸着後、少なくとも
一つの吸着ヘッドがこれに隣合う吸着ヘッドに対して上
下にオフセットされるように吸着ヘッドの駆動を制御す
る制御手段を備えているものである(請求項2)。
り吸着される部品は異なる高さ位置に保持される。その
ため、隣合う吸着ヘッドにより同一高さ位置に部品を吸
着保持したならば互いに干渉するような部品等であって
も、それらの部品を隣合う吸着ヘッドにより吸着して実
装することが可能となる。
昇降のための空間を挟んで対向配置される光の照射部と
受光部とを有し、吸着ヘッドに吸着された部品の投影の
検出に基づいて部品の吸着状態を調べる光学的検知手段
をヘッドユニットに搭載することが行われる。この場
合、上記光学的検知手段は、吸着ヘッドの配設方向に亘
って延びて各吸着ヘッドに吸着される部品の投影を検出
可能な照射部及び受光部を有し、上記制御手段は、実装
動作中に各吸着ヘッドに吸着された部品の吸着状態を調
べるべく、吸着部品相互の上下の位置関係を保持しつつ
各部品を照射部と受光部との間に配置するように各吸着
ヘッドの駆動を制御するように構成される(請求項
3)。
着した部品の吸着状態を共通の光学的検知手段により効
率的に調べることができる。特に、各吸着ヘッドに吸着
された下位側の部品から順に部品の吸着状態を調べなが
らこれと並行して吸着状態を調べ終わった部品を実装す
るように上記制御手段によりヘッドユニット及び各吸着
ヘッドの駆動を制御するようにすれば(請求項4)、吸
着部品の検査と部品の実装とを効率的に行うことができ
る。
いて説明する。
の一例を示している。同図に示すように、表面実装機
(以下、実装機と略す)の基台1上には、プリント基板
搬送用のコンベア2が配置され、プリント基板3が上記
コンベア2上を搬送され、所定の装着作業用位置で停止
されるようになっている。
部品供給部4が設けられている。各部品供給部4には、
それぞれ多数列のテープフィーダー4aを有し、各テー
プフィーダー4はそれぞれ、IC、トランジスタ、コン
デンサ等の小片状の部品を所定間隔おきに収納、保持し
たテープがリールから導出されるようになっているとと
もに、テープ繰り出し端にはラチェット式の送り機構が
具備され、後記ヘッドユニット5により部品がピックア
ップされるにつれてテープが間欠的に繰り出されるよう
になっている。
のヘッドユニット5が装備され、このヘッドユニット5
がX軸方向(コンベア2の方向)およびY軸方向(水平
面上でX軸と直交する方向)に移動するようになってい
る。
延びる一対の固定レール7と、Y軸サーボモータ9によ
り回転駆動されるボールねじ軸8とが配設され、上記固
定レール7上にヘッドユニット支持部材11が配置され
て、この支持部材11に設けられたナット部分12が上
記ボールねじ軸8に螺合している。また、上記支持部材
11には、X軸方向に延びるガイド部材13と、X軸サ
ーボモータ15により駆動されるボールねじ軸14とが
配設され、上記ガイド部材13にヘッドユニット5が移
動可能に保持され、このヘッドユニット5に設けられた
ナット部分(図示せず)が上記ボールねじ軸14に螺合
している。そして、Y軸サーボモータ9の作動によりボ
ールねじ軸8が回転して上記支持部材11がY軸方向に
移動するとともに、X軸サーボモータ15の作動により
ボールねじ軸14が回転して、ヘッドユニット5が支持
部材11に対してX軸方向に移動するようになってい
る。
複数の吸着ヘッドが設けられており、当実施の形態で
は、図3に示すように6本の吸着ヘッド20a〜20f
がX軸方向に一列に並べて設けられている。
図に示すように、隣合う吸着ヘッド同士が交互に一定寸
法だけ上下にオフセットされているとともに、それぞれ
ヘッドユニット5のフレームに対して昇降及び回転が可
能となっており、詳しく図示していないが、Z軸サーボ
モータ24を駆動源とする昇降駆動手段及びR軸サーボ
モータ26を駆動源とする回転駆動手段により駆動され
るようになっている。
品吸着用のノズル21が設けられており、部品吸着時に
は図外の負圧供給手段からノズル21の先端に負圧が供
給されて、その負圧による吸引力で部品が吸着されるよ
うになっている。
20a〜20fの各ノズル21に吸着された部品の投影
の検出に基づいて部品の吸着状態を調べるレーザーユニ
ット30(光学的検知手段)が設けられている。
すように、各ヘッド20a〜20dのノズル21が上下
動するときに通過する空間Sを挟んでY軸方向に相対向
して配置されるレーザー発生部31a(照射部)とディ
テクタ31b(受光部)とを有しており、吸着された部
品に平行光線32を照射して部品の投影を検出するよう
に構成されている。レーザー発生部31a及びディテク
タ31bは、いずれも吸着ヘッド20a〜20fの配列
方向に亘って延びる細長に形成されており、これにより
各吸着ヘッド20a〜20fにより吸着される部品を共
通のレーザーユニット30によって調べ得るように構成
されている。
が、コンピュータを構成要素とするコントローラ(制御
手段)を備えており、ヘッドユニット5駆動用の各サー
ボモータ9,15や、吸着ヘッド20a〜20f駆動用
の各サーボモータ24,26等は全てこのコントローラ
に接続されている。そして、実装時には、後述するよう
な部品の実装動作を行うべく、予め記憶されたプログラ
ムに従ってヘッドユニット5等がこのコントローラによ
り統括的に制御されるようになっている。
ついて説明する。
5が部品供給部4の上方に移動し、各吸着ヘッド20a
〜20fによる部品の取出しが行われる。具体的には、
部品を吸着すべき所定の吸着ヘッド20a〜20fが下
降して部品を吸着し、さらに部品を吸着した状態で上昇
することにより部品供給部4から部品がピックアップさ
れる。この際、可能な場合には、複数の吸着ヘッド20
a〜20fにより同時に部品が取出される。
品が吸着されたら、ヘッドユニット5がプリント基板3
上に移動するとともに、この移動中に、上記レーザーユ
ニット30により各吸着ヘッド20a〜20fによる部
品の吸着状態が調べられ、各吸着部品がR軸回りの所定
の装着角度(向き)に調整される。この際、上記実装機
では、上述のように隣合う吸着ヘッド20a〜20fが
上下にオフセットされて隣合う吸着部品同士が互いに異
なる高さ位置に保持されているため、装着角度調整のた
めに吸着ヘッド20a〜20fが回転駆動されても、隣
合う吸着部品同士が干渉することが一切ない。
達すると、所定の部品装着位置に順次ヘッドユニット5
が移動しながら各吸着ヘッド20a〜20fが昇降駆動
され、これによりプリント基板3上に各部品が装着され
る。
ト5の移動中、装着角度調整のために吸着ヘッド20a
〜20fを回転駆動しても、上述のように隣合う吸着部
品同士が干渉することがないため、各吸着ヘッド20a
〜20fの稼動率を高めることができる。すなわち、従
来は、同一平面上(同一高さ位置)に保持すると、装着
角度調整の際に互いに干渉するような部品であっても、
上記の実装機によれば隣合う吸着ヘッド20a〜20f
によって吸装着することができる。そのため、常に、全
ての吸着ヘッド20a〜20fを用いて部品を実装する
ことが可能であり、これにより各吸着ヘッド20a〜2
0fの稼動率が高められる。
避するために、例えばヘッド一つ飛ばしで部品を吸着す
る等、部品を吸着する吸着ヘッドの両側の吸着ヘッドを
使用することなく実装動作を行わせていた従来装置に比
べると実装効率を有効に高めることができる。
の構成では、部品の装着角度の調整後、図4に示すよう
に、隣合う吸着ヘッド20a〜20fによる吸着部品が
上下にオーバーラップする場合があり、このような場合
に部品Chの装着を無制限に行うと部品同士が干渉して
脱落等する虞れがある。例えば、上側に位置する部品C
h(例えば、吸着ヘッド20aに吸着された部品Ch)
を、下側に位置する部品Ch(例えば、吸着ヘッド20
bに吸着された部品Ch)よりも先に装着しようとする
と、吸着ヘッド昇降の際に部品Chが相互に干渉して脱
落等する虞れがある。同様に、部品Chの吸着時にも部
品Chの干渉の問題がある。そのため、上記実装機にお
いては、部品Chの吸着及び装着の際に、このような部
品同士の干渉を回避し得るように実装動作を制御する必
要がある。
フローチャートであり、以下、この実装動作について説
明する。
を部品供給部4の最初の部品吸着位置(n=1)に移動
させて部品を吸着させる(ステップS1〜S3)。部品
の吸着は、吸着ヘッド20a〜20fのうち、部品を上
側に保持する吸着ヘッド20a,20c,20e(以
下、上側のヘッド20a,20c,20eという。これ
に対して部品を下側に保持する吸着ヘッド20b,20
d,20fは、以下、下側のヘッド20b,20d,2
0fという。)から順に行う。この際、可能な場合には
ヘッド20a,20c,20e又はヘッド20b,20
d,20fによる部品の同時吸着を行う。
と、他に吸着すべき部品があるか否かを判断し(ステッ
プS4)、ある場合にはヘッドユニット5を部品供給部
4の次の部品吸着位置(n+1)に移動させた後(ステ
ップS11)、同様に部品の吸着を行う。
がないと判断した場合、すなわち全ての部品の吸着が完
了すると、下側の吸着ヘッド20b,20d,20fに
より吸着した各部品を上記レーザーユニット30の検査
位置に配置して部品の吸着状態を調べる(ステップS
5)。詳しくは、下側の吸着ヘッド20b,20d,2
0fを昇降させ、図6(a)に示すように、平行光線3
2を遮る高さ位置に各部品を配置し、この状態で吸着ヘ
ッド20b,20d,20fの回転に伴い各部品を回転
させつつその投影を検出することにより各部品の吸着状
態を調べる。この際、レーザー発生部31a及びディテ
クタ31bが吸着ヘッド20a〜20fの配列方向に亘
って延びる細長に形成されていることにより、各吸着ヘ
ッド20b,20d,20fにより吸着されている部品
の投影の検出が同時に行われ、これら部品の吸着状態が
同時に調べられる。
20fにより吸着した各部品の吸着状態を調べている
間、上側のヘッド20a,20c,20eにより吸着し
た部品は、例えばヘッド20a,20c,20eを上昇
端位置にセットすることにより部品をレーザーユニット
30の検査位置よりも上方に待機させておく。
を一体に下降させ、図6(b)に示すように、上側のヘ
ッド20a,20c,20eにより吸着した各部品を上
記レーザーユニット30の検査位置に配置し、上記同様
に各部品を回転させながらその投影の検出に基づいて部
品の吸着状態の検査を開始する(ステップS6)。
り吸着された部品の検査が開始されたら、ステップS7
に移行し、実装部品があるか否か、すなわちヘッドユニ
ット5に搭載(実装)すべき部品を吸着しているか否か
を判断する(ステップS7)。そして、実装部品がある
場合には、さらに、下側のヘッド20b,20d,20
fによる吸着部品があるか否かを判断し、吸着部品があ
ると判断した場合には、ヘッドユニット5を目標位置に
移動しながら、下側のヘッド20b,20d,20fに
吸着されている部品を所定の順番でプリント基板3に実
装する(ステップS8,S12)。この際、ステップS
5で調べた部品の吸着状態に応じて求められる吸着誤差
等を考慮して部品の実装を行う。
20b,20d,20fによる吸着部品がないと判断し
た場合には、つまり下側の吸着ヘッド20b,20d,
20fにより吸着保持されていた全ての部品の実装が完
了したら、次いで、上側のヘッド20a,20c,20
eにより吸着保持されている部品の検査が終了したか否
かを判断する(ステップS9)。ここで検査が終了した
と判断したら、上側のヘッド20a,20c,20eに
吸着されている部品を所定の順番でプリント基板3に実
装する(ステップS10)。この場合も、ステップS6
で調べた部品の吸着状態に応じて求められる吸着誤差等
を考慮して部品の実装を行う。
った(ステップS7でNOと判断したら)、ステップS
1にリターンして本フローチャートを終了する。
なヘッドユニット5の構成を採用しながらも、各吸着ヘ
ッド20a〜20fによる部品吸装着時の部品同士の干
渉(上下方向への干渉)を確実に防止することができ
る。しかも、この実装動作では、上側のヘッド20a,
20c,20eに吸着保持されている部品の吸着状態を
調べながら、その一方で既に吸着状態を調べ終わった下
側の吸着ヘッド20b,20d,20fの部品を実装す
るため、効率的に部品の実装を行うことができるという
特徴もある。
明に係る表面実装機の一例であって、その具体的な構成
は本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であ
る。
20a〜20fがX軸方向に交互に上下にオフセットさ
れた構成となっているが、各吸着ヘッド20a〜20f
が一方向に向かって常に下方にオフセットされるように
各吸着ヘッド20a〜20fを階段状に配設するように
してもよい。要は、隣設される吸着ヘッド同士が上下に
オフセットされた配置であれば、吸着ヘッド20a〜2
0fの具体的な並び方や隣設されるヘッド同士のオフセ
ット形態はヘッドユニット5や吸着ヘッド20a〜20
fの昇降ストローク等の具体的な構成との兼ね合いで適
宜選定すればよい。但し、図3に示すようなオフセット
の形態であれば、構成や制御が簡単で、またヘッドユニ
ット5の縦横の大型化を招くことがなく、さらに図7に
示すように、部品Chの幅Waと吸着ヘッド20a〜2
0fの間隔Wbとの関係で、吸着部品Chが隣設の吸着
ヘッド(ノズル21)と干渉するような大型の部品Ch
も実装することが可能であるため、図3に示すような形
態が最も合理的な形態といえる。
ヘッド20a〜20fをX軸方向に交互に上下にオフセ
ットした構成としているが、例えば、機械的構成として
は各吸着ヘッド20a〜20fを上下にオフセットする
ことなく配置しておき、部品吸着後、各吸着ヘッド20
a〜20fがX軸方向に交互に上下にオフセットされる
ように、各吸着ヘッド20a〜20fの昇降ストローク
を上記コントローラによって制御するようにしてもよ
い。このように各吸着ヘッド20a〜20fを制御する
ことによっても上記実施形態の実装機と同様の効果を得
ることができる。
fの昇降ストロークを制御する場合には、部品の吸着動
作を例えば図8に示すようなフローチャートに従って行
うのが望ましい。すなわち、まず、各吸着ヘッド20a
〜20fにより吸着する部品のデータ、例えば、部品の
種類や部品のサイズに関するデータを読み込み、これら
のデータに基づいて吸着部品が互いに干渉する虞れのあ
る吸着ヘッド20a〜20fを予測する(ステップS2
1,S22)。予測は、例えば、予想される部品の吸着
ずれ量(吸着ずれの傾向)を含めて干渉の可能性を予測
する。次に、干渉を回避できるように各吸着ヘッド20
a〜20fの上昇停止位置を決定し、さらに部品の吸着
順序を決定する(ステップS23,24)。吸着順序の
決定は、上昇停止位置が高い吸着ヘッド20a〜20f
による部品の吸着を先に行い、次に上昇停止位置が低い
吸着ヘッド20a〜20fによる部品の吸着を行うよう
に吸着順序を決定する。そして、吸着順序が決定した
ら、その順序に従って部品の吸着を開始する(ステップ
S25)。このようにすれば、吸着ヘッド20a〜20
fの昇降ストロークを制御する装置においても、図5に
示したフローチャートに従って部品を適切に実装するこ
とができる。
ユニットに複数の吸着ヘッドを並べて搭載した表面実装
機において、少なくとも一つの吸着ヘッドがこれに隣合
う吸着ヘッドに対して上下にオフセットされるように
し、これにより隣合う吸着ヘッドにより同一高さ位置に
部品を吸着保持したならば互いに干渉するような部品、
あるいは装着角度調整の際に相互に干渉するような部品
であっても、それらの部品を隣合う吸着ヘッドにより吸
着できるようにしたので、各吸着ヘッドの稼動率を有効
に高めることができ、これにより実装効率が高められ
る。
吸着ヘッドを並べて搭載した表面実装機において、部品
吸着後、少なくとも一つの吸着ヘッドがこれに隣合う吸
着ヘッドに対して上下にオフセットされるように吸着ヘ
ッドを駆動制御するようにし、これにより隣合う吸着ヘ
ッドにより同一高さ位置に部品を吸着保持したならば互
いに干渉するような部品等であっても、それらの部品を
隣合う吸着ヘッドにより吸着できるようにしたので、こ
の装置においても、各吸着ヘッドの稼動率を有効に高め
ることができ、これにより実装効率が高められる。
ノズルの配設方向に亘って延びる光の照射部と受光部と
を備えた光学的検知手段をヘッドユニットに搭載し、吸
着部品同士の上下の位置関係を保持しつつ各部品を照射
部と受光部との間に配置するようにしたので、各吸着ヘ
ッドによる吸着部品の吸着状態を共通の光学的検知手段
により効率的に調べることができる。特に、各吸着ヘッ
ドに吸着された下位側の部品から順に部品の吸着状態を
調べながらこれと並行して吸着状態を調べ終わった部品
を実装するようにすれば、吸着部品の検査と部品の実装
とを効率的に行うことができ、さらに実装効率を高める
ことができる。
略平面図である。
調整した後の状態を示すヘッドユニットの概略正面図で
ある。
る際の各吸着ヘッドの動作を説明する図3におけるA矢
視図である。
ある。
部品の吸着動作の一例を説明するフローチャートであ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 ヘッドユニットに回転及び昇降可能な部
品吸着用の複数の吸着ヘッドが搭載されるとともに、こ
れら吸着ヘッドの駆動を制御する制御手段を備えている
表面実装機において、少なくとも一つの吸着ヘッドがこ
れに隣合う吸着ヘッドに対して上下にオフセットされて
いることを特徴とする表面実装機。 - 【請求項2】 ヘッドユニットに回転及び昇降可能な部
品吸着用の複数の吸着ヘッドが並べて搭載される表面実
装機において、部品吸着後、少なくとも一つの吸着ヘッ
ドがこれに隣合う吸着ヘッドに対して上下にオフセット
されるように吸着ヘッドの駆動を制御する制御手段を備
えていることを特徴とする表面実装機。 - 【請求項3】 吸着ヘッド昇降のための空間を挟んで対
向配置される光の照射部と受光部とを有し、上記吸着ヘ
ッドに吸着された部品の投影の検出に基づいて部品の吸
着状態を調べる光学的検知手段を上記ヘッドユニットに
搭載するものであって、上記光学的検知手段は、吸着ヘ
ッドの配設方向に亘って延びて各吸着ヘッドに吸着され
る部品の投影を検出可能な照射部及び受光部を有し、上
記制御手段は、実装動作中に各吸着ヘッドに吸着された
部品の吸着状態を調べるべく、吸着部品相互の上下の位
置関係を保持しつつ各部品を上記照射部と受光部との間
に配置するように各吸着ヘッドの駆動を制御することを
特徴とする請求項1又は2記載の表面実装機。 - 【請求項4】 上記制御手段は、各吸着ヘッドに吸着さ
れた下位側の部品から順に部品の吸着状態を調べながら
これと並行して吸着状態を調べ終わった部品を実装する
ように上記ヘッドユニット及び各吸着ヘッドの駆動を制
御することを特徴とする請求項3記載の表面実装機。
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Applications Claiming Priority (3)
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JP26843198 | 1998-09-22 | ||
JP16648199A JP4386391B2 (ja) | 1998-09-22 | 1999-06-14 | 表面実装機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP4386391B2 JP4386391B2 (ja) | 2009-12-16 |
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ID=26490841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP16648199A Expired - Lifetime JP4386391B2 (ja) | 1998-09-22 | 1999-06-14 | 表面実装機 |
Country Status (2)
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JP (1) | JP4386391B2 (ja) |
KR (1) | KR100671767B1 (ja) |
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