JP2010129738A - データ作成方法、部品実装方法、データ作成装置及び部品実装機 - Google Patents

データ作成方法、部品実装方法、データ作成装置及び部品実装機 Download PDF

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Abstract

【課題】一回の部品移載工程で基板に装着できる部品数を増大させることができる部品吸着データのデータ作成方法、部品実装方法、データ作成装置及び部品実装機を提供することを目的とする。
【解決手段】隣接する2つの吸着ノズル13に吸着された場合に互いに隣接することとなる2つの部品Pのそれぞれについて、吸着ノズル13に吸着されてから基板PBに装着されるまでの間に吸着ノズル13により回転させられる回転角φ1を算出し、その算出された両部品Pの回転角φ1に応じて両部品Pそれぞれの吸着ノズル13の並び方向の最大寸法Smを設定する。そして、その設定した両部品Pそれぞれの吸着ノズル13の並び方向の最大寸法S及び隣接する2つの吸着ノズル13の軸間距離(ノズルピッチL)に基づいて、両部品Pが互いに干渉するか否かの判断を行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、吸着ノズルに部品を吸着させて基板に装着する部品移載工程を繰り返し実行する部品実装作業において用いられる部品吸着データを作成するデータ作成方法、部品実装方法、データ作成装置及び部品実装機に関するものである。
部品実装機は、装着ヘッドに設けられた複数の吸着ノズルの各々に部品を吸着させて基板に装着する部品移載工程を繰り返し実行するようになっており、装着ヘッドが行う一回の部品移載工程で複数の部品を基板に装着できるようになっている。各部品移載工程において、装着ヘッドのどの吸着ノズルに部品を吸着させるかは予め定められており、部品吸着データとして記憶されている。
このような部品吸着データの作成では、隣接する2つの吸着ノズルに吸着される両部品がそれぞれ吸着ノズルに吸着されてから基板に装着されるまでの間に互いに干渉することがないかどうかが、その部品の対角寸法を基準にして判断される(特許文献1)。
特開2003−258494号公報
しかしながら、部品の対角寸法は、その部品が吸着ノズルの並び方向に取り得る最大寸法であるため、常に部品の対角寸法を基準にして干渉判断を行うと、実際には吸着させることができる部品であっても吸着不能と判断されるケースが生じ、一回の部品移載工程で基板に装着できる部品数が少なくなって実装効率が低下する場合があるという問題点があった。
そこで本発明は、一回の部品移載工程で基板に装着できる部品数を増大させることができる部品吸着データのデータ作成方法、部品実装方法、データ作成装置及び部品実装機を提供することを目的とする。
請求項1に記載のデータ作成方法は、部品実装機が備える装着ヘッドに設けられた複数の吸着ノズルの各々に部品を吸着させて基板に装着する部品移載工程を繰り返し実行する部品実装作業において用いられる、装着ヘッドのどの吸着ノズルに部品を吸着させるかを定めた部品吸着データを作成するデータ作成方法であって、隣接する2つの吸着ノズルに吸着された場合に互いに隣接することとなる2つの部品のそれぞれについて、吸着ノズルに吸着されてから基板に装着されるまでの間に吸着ノズルにより回転させられる回転角を算出する回転角算出工程と、回転角算出工程で算出した前記両部品の回転角に応じて前記両部品それぞれの吸着ノズルの並び方向の最大寸法を設定する最大寸法設定工程と、最大寸法設定工程で設定した前記両部品それぞれの吸着ノズルの並び方向の最大寸法及び隣接する2つの吸着ノズルの軸間距離に基づいて、前記両部品が互いに干渉するか否かの判断を行う判断工程と、判断工程で前記両部品が互いに干渉しないと判断したとき、前記両部品を隣接する2つの吸着ノズルに吸着させるデータを作成するデータ作成工程とを含む。
請求項2に記載のデータ作成方法は、請求項1に記載のデータ作成方法であって、前記両部品それぞれの吸着ノズルの並び方向の最大寸法を、両部品それぞれの対角寸法又は両部品それぞれの吸着ノズルに吸着されるときの吸着ノズルの並び方向の寸法に設定する。
請求項3に記載のデータ作成方法は、請求項1又は2に記載のデータ作成方法であって、回転角算出工程で算出した前記両部品の回転角の少なくとも一方が0度でない場合には、前記両部品それぞれの吸着ノズルの並び方向の最大寸法を、両部品それぞれの対角寸法に設定し、前記両部品の回転角がともに0度である場合には、前記両部品それぞれの吸着ノズルの並び方向の最大寸法を、両部品それぞれの吸着ノズルに吸着されるときの吸着ノズルの並び方向の寸法に設定する。
請求項4に記載の部品実装方法は、部品実装機が備える装着ヘッドに設けられた複数の吸着ノズルの各々に部品を吸着させて基板に装着する部品移載工程を繰り返し実行する部品実装方法であって、請求項1乃至3のいずれかに記載のデータ作成方法により作成された部品吸着データを用いて各部品移載工程を実行する。
請求項5に記載のデータ作成装置は、部品実装機が備える装着ヘッドに設けられた複数の吸着ノズルの各々に部品を吸着させて基板に装着する部品移載工程を繰り返し実行する部品実装作業において用いられる、装着ヘッドのどの吸着ノズルに部品を吸着させるかを定めた部品吸着データを作成するデータ作成装置であって、隣接する2つの吸着ノズルに吸着された場合に互いに隣接することとなる2つの部品のそれぞれについて、吸着ノズルに吸着されてから基板に装着されるまでの間に吸着ノズルにより回転させられる回転角を算出する回転角算出手段と、回転角算出手段により算出された前記両部品の回転角に応じて前記両部品それぞれの吸着ノズルの並び方向の最大寸法を設定する最大寸法設定手段と、最大寸法設定手段により設定された前記両部品それぞれの吸着ノズルの並び方向の最大寸法及び隣接する2つの吸着ノズルの軸間距離に基づいて、前記両部品が互いに干渉するか否かの判断を行う判断手段と、判断手段により前記両部品が互いに干渉しないと判断されたとき、前記両部品を隣接する2つの吸着ノズルに吸着させるデータを作成するデータ作成手段とを備えた。
請求項6に記載の部品実装機は、部品を供給する部品供給部と、複数の吸着ノズルが設けられた装着ヘッドと、部品供給部より供給される複数の部品を装着ヘッドに設けられた複数の吸着ノズルの各々に吸着させて基板に装着する部品移載工程を繰り返し実行させる制御手段とを備え、制御手段は、請求項1乃至3のいずれかに記載のデータ作成方法又は請求項5に記載のデータ作成装置により作成された部品吸着データを用いて装着ヘッドに各部品移載工程を実行させる。
本発明では、装着ヘッドのどの吸着ノズルに部品を吸着させるかを定めた部品吸着データを作成するにおいて、隣接する2つの吸着ノズルに吸着された場合に互いに隣接することとなる2つの部品のそれぞれについて、吸着ノズルに吸着されてから基板に装着されるまでの間に吸着ノズルにより回転させられる回転角を算出し、その算出した両部品の回転角に応じて両部品それぞれの吸着ノズルの並び方向の最大寸法を設定したうえで、これら両部品それぞれの吸着ノズルの並び方向の最大寸法及び隣接する2つの吸着ノズルの軸間距離に基づいて、両部品が干渉するか否かの判断を行うようになっている。したがって両部品の回転角によっては、部品の吸着ノズルの並び方向の最大寸法を、その部品の対角寸法ではなく、その部品の、吸着ノズルに吸着されるときの吸着ノズルの並び方向の寸法に設定することができ、本来吸着させることができる部品が吸着不能と判断されてしまう不都合を防止できるので、一回の部品移動工程で基板に装着させることができる部品数を増大させることができ、その分、実装効率を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態における部品実装機の斜視図、図2は本発明の一実施の形態における部品実装機が備
える装着ヘッドの部分正面図、図3は本発明の一実施の形態における部品実装機の制御系統を示すブロック図、図4(a)は本発明の一実施の形態における部品実装機の部品の装着方向を示す基板の平面図、図4(b)は本発明の一実施の形態における部品実装機の部品の供給方向を示す部品供給部の部分平面図、図5は本発明の一実施の形態における部品実装機が行う部品実装作業の流れを示すフローチャート、図6(a),(b),(c)は本発明の一実施の形態における部品実装機が備える吸着ノズルの軸間距離と吸着ノズルに吸着された部品の並び方向寸法を説明する図、図7及び図8は本発明の一実施の形態における部品吸着データの作成工程の流れを示すフローチャートである。
図1において、本実施の形態における部品実装機1は、基台11に基板搬送路12が備えられており、基板搬送路12の上方にはそれぞれ複数(ここでは4つとする)の吸着ノズル13を備えた2つの装着ヘッド14がXYロボット15によって水平面内方向に移動自在に設けられている。
基板搬送路12は一対のベルトコンベアを備えて成り、基板PBの水平方向(X軸方向とする)への搬送と所定位置への位置決めを行う。XYロボット15は、X軸方向と直交する水平面内方向(Y軸方向)に延びて設けられたY軸テーブル16と、Y軸テーブル16に沿ってY軸方向に移動自在に設けられた2つのX軸テーブル17と、各X軸テーブル17に沿ってX軸方向に移動自在に設けられた2つの移動ステージ18から成り、2つの装着ヘッド14は各移動ステージ18に1つずつ取り付けられている。
図1において、基板搬送路12のY軸方向の側方領域には部品(電子部品)Pを部品供給位置19に供給する複数のパーツフィーダ20がX軸方向に並んで設けられており、これら複数のパーツフィーダ20によって部品供給部21が構成されている。各装着ヘッド14には撮像面を下方に向けた基板カメラ22が設けられており、基板搬送路12の両外側の基台11上には撮像面を上方に向けた部品カメラ23が設けられている。
図2において、装着ヘッド14には複数のノズルシャフト14aがX軸方向に列状に配置されており、各々装着ヘッド14に対して上下方向(Z軸方向)に移動(昇降)自在かつ上下軸まわりに回転自在となっている。吸着ノズル13は各ノズルシャフト14aの下端部に1つずつ着脱自在に取り付けられており、ノズルシャフトの昇降及び回転動作に連れて昇降及び回転するようになっている。
各ノズルシャフト14aはそれぞれ図示しない付勢ばねによって常時上方に付勢されて所定の初期位置に位置しており、装着ヘッド14に内蔵されたアクチュエータによってノズルシャフト14aが付勢ばねに抗して押し下げられたときに初期位置から下方へ移動する。
図3において、部品実装機1が備える制御装置30は、実装制御部31、機構駆動部32、認識処理部33、データ記憶部34、制御プログラム記憶部35及びデータ作成部36を備え、実装制御部31には入力部38及び表示部39が接続されている。
図3において実装制御部31は、データ記憶部34に記憶された後述するNCプログラム34aを実行することにより機構駆動部32の作動制御を行い、基板搬送路12、パーツフィーダ20、XYロボット15、装着ヘッド14等から成る機構部40を駆動する。機構部40には、装着ヘッド14に備えられた前述のノズルシャフト14aの(すなわち吸着ノズル13の)昇降及び回転を行わせるアクチュエータが含まれる。
認識処理部33は、基板カメラ22及び部品カメラ23から送られてきた画像データに基づいて画像認識処理を行い、その結果を実装制御部31に送信する。認識処理部33か
ら送られてきた画像認識処理情報は、実装制御部31が機構駆動部32の作動制御を行うときに参照される。
データ記憶部34には、NCプログラム34a、配列プログラム34b、部品ライブラリ34c及び部品吸着データ34dが記憶されている。NCプログラム34aは部品実装機1の自動運転時の動作を規定するプログラムであり、どの部品Pを基板PBのどの位置にどの順番で装着するか等、各部品Pに関する装着動作を規定している。このNCプログラム34aが実行されることにより、装着ヘッド14は、部品供給部21より供給される部品Pを吸着ノズル13に吸着させ、その部品Pを基板PBに装着させる部品移載工程を繰り返し行う。
NCプログラム34aで使用されるパラメータは装着位置、装着方向、装着部品等である。ここで装着位置とは、基板PBに対する部品Pの装着位置を基板PBに設定された座標原点からXY座標で定めたものであり、装着方向とは、基板PBに装着されるときの部品Pの向きを、予め定めた基準の向きからの角度(偏角)φmによって表したものである(図4(a)参照)。
配列プログラム34bは部品Pの配列方法をまとめたプログラムであり、部品供給部21にどのように部品Pを配列するか(どのパーツフィーダ20にどのような部品Pを供給させるか)を規定している。
部品ライブラリ34cは部品Pに関する詳しいデータを登録したものであり、上述の配列プログラム34bで部品Pの指定が行われると、部品Pの基板PBへの装着がこの部品ライブラリ34cのデータに基づいて行われる。部品ライブラリ34cには、部品の形状や種別、寸法、厚さ等のデータのほか、部品Pの供給方向が規定されている。ここで部品Pの供給方向とは、部品供給部21より供給されるときの部品Pの向きを、前述の部品Pの装着方向と同じ基準の向きからの角度(偏角)φsによって表したものである(図4(b)参照)。
部品吸着データ34dは、装着ヘッド14が行う各部品移載工程において、装着ヘッド14のどの吸着ノズル13にどの部品Pを吸着させるかを規定している。
制御プログラム記憶部35には、部品吸着データ作成プログラム35aが記憶されている。この部品吸着データ作成プログラム35aは、データ記憶部34に記憶される部品吸着データ34dの作成に使用されるプログラムである。
入力部38はキーボードやマウスなどから成り、表示部39はディスプレイ装置から成る。
図5は部品実装機1が行う部品実装作業の流れを示すフローチャートである。制御装置30の実装制御部31は、データ記憶部34に記憶されたNCプログラム34a及び配列プログラム34bに基づいて、機構駆動部32を介した機構部40の作動制御を行い、基板PBに部品Pを実装する。
実装制御部31は、部品実装機1の基板搬送路12に基板PBが投入されたことを図示しないセンサによって検知したら、基板搬送路12を作動させてその基板PBを部品実装機1内に搬入し、所定の作業位置に位置決めする(ステップST1)。
実装制御部31は、基板PBの位置決めを行ったら、装着ヘッド14を基板PBの上方に位置させ、基板カメラ22に基板PBの基板位置検出マークM(図1)を撮像させる。
そして、認識処理部33を介して得られた基板位置検出マークMの画像データに基づいて、基板PBの基準位置からの位置ずれを算出する(ステップST2)。
実装制御部31は基板PBの位置ずれを算出したら、装着ヘッド14をパーツフィーダ20の上方に移動させ、各吸着ノズル13に部品Pを吸着させてピックアップする(ステップST3)。この部品Pのピックアップにおいて、どの吸着ノズル13にどの部品Pを吸着させるかについては、データ記憶部34に記憶された部品吸着データ34dが参照される。
実装制御部31は、吸着ノズル13に部品Pを吸着させてピックアップしたら、そのピックアップした部品Pが部品カメラ23の直上に位置するように装着ヘッド14を移動させ、部品カメラ23に部品Pの撮像を行わせる。そして、認識処理部33を介して得られた部品Pの画像データに基づいて部品Pの画像認識(部品認識)を行い(ステップST4)、吸着ノズル13に対する部品Pの位置ずれ(吸着ずれ)を算出する(ステップST5)。
実装制御部31は、部品Pの吸着ずれを算出したら、装着ヘッド14を基板PBの上方に移動させ、吸着ノズル13に吸着させている部品Pを基板PB上の目標装着位置で離脱させて部品Pを基板PBに装着する(ステップST6)。
実装制御部31は部品Pを基板PBに装着するとき、部品Pの供給方向(角度φs)を部品ライブラリ34cから読み取るとともに、装着方向(角度φm)をNCプログラム34aから読み取り、これら両角度φs,φmの差φ1(=φm−φs)を算出する。この角度差φ1は、その部品Pが吸着ノズル13に吸着されてから基板PBに装着されるまでの間に回転させられる回転角(吸着ノズル13の回転角でもある)に相当する。なお、部品Pの回転角φ1は、その回転角φ1の値がそのままデータとして存在するのであれば、その回転角φ1のデータを読み出すようにしてもよい。
実装制御部31は、部品Pの回転角φ1を算出したら、その回転角φ1に、部品認識時に求めた部品Pの吸着ずれを補正する補正角(符号をφ2とする)を加えた角度θ(=φ1+φ2)だけ吸着ノズル13を回転させて、部品Pを基板PBに装着する。またこのとき、基板PBの位置決め時に求めた基板PBの基準位置からの位置ずれが補正されるように吸着ノズル13の位置も修正する。なお、補正角φ2は通常、1度以下の極めて微小な角度となる。
ステップST3でピックアップした部品Pを全て基板PBに装着したら、現在対象としている基板PBに対して全ての部品Pの装着が終了したかどうかの判断を行う(ステップST7)。その結果、全ての部品Pの装着が終了していなかった場合には、ステップST3〜ステップST6から成る部品移載工程を繰り返し実行し、全ての部品Pの装着が終了していた場合には、基板搬送路12を作動させて、基板PBを部品実装機1の外部に搬出する(ステップST8)。これにより基板PB1枚当たりの部品実装作業が終了し、実装制御部31は次の基板PBの投入待ちに入る。
部品実装作業はこのような流れで実行されるが、前述のようにステップST3では、データ記憶部34に記憶された部品吸着データ34dから、装着ヘッド14のどの吸着ノズル13に部品Pを吸着するかの情報が読み出される。この部品吸着データ34dは作業者が制御装置30のデータ作成部36を通して作成するものであり、この部品吸着データ34dの作成の際には、制御プログラム記憶部35に記憶された部品吸着データ作成プログラム35aが用いられる。以下、部品吸着データ作成プログラム35aを用いた部品吸着データ34dの作成の流れについて説明する。
前述のように実装制御部31は、部品供給部21より供給される部品Pを装着ヘッド14の吸着ノズル13に吸着させた後、その部品Pの回転角φ1に補正角φ2を加えた角度θ(=φ1+φ2)だけ吸着ノズル13を回転させて(すなわち部品Pをθだけ回転させて)、部品Pを基板PBに装着するが、吸着ノズル13による部品Pの吸着時はもとより、その後の吸着ノズル13の回転時においても、吸着ノズル13に吸着されている部品P同士が干渉するようなことがあってはならない。
隣接する2つの吸着ノズル13に吸着された場合に互いに隣接することとなる2つの部品Pが吸着ノズル13の回転時も含めて互いに干渉するか否かの判断を行うには、これら両部品Pそれぞれの吸着ノズル13の並び方向(ここではX軸方向に相当)の最大寸法(以下、「並び方向最大寸法」と称する)Smを設定したうえで、その設定した両部品Pそれぞれの並び方向最大寸法Smの半分の長さ同士の和と、隣接する2つの吸着ノズル13の軸間距離であるノズルピッチL(図6(a))とを比較すればよい。この比較の結果、両部品Pそれぞれの並び方向最大寸法Smの半分の長さ同士の和がノズルピッチLよりも大きければ、隣接する2つの吸着ノズル13に吸着された両部品Pは互いに干渉し、両部品Pそれぞれの並び方向最大寸法Smの半分の長さ同士の和がノズルピッチLよりも小さければ、隣接する2つの吸着ノズル13に吸着された両部品Pは互いに干渉しない(図6(b),(c))と判断できる。
ここで、両部品Pの回転角φ1の少なくとも一方が0度でない場合には、両部品Pそれぞれの並び方向最大寸法Smを、両部品Pそれぞれの対角寸法S1に設定することができ(図6(b))、両部品Pの回転角φ1がともに0度である(補正角φ2しか回転させない)場合には、両部品Pそれぞれの並び方向寸法Smを、両部品Pそれぞれの、吸着ノズル13に吸着されるときの吸着ノズル13の並び方向の寸法(吸着ノズル13の並び方向と直交する水平方向から見たときの部品Pの投影寸法。以下、「並び方向寸法」と称する)S2に設定することができる(図6(c))。
このため本実施の形態における部品実装機1では、部品吸着データ34dの作成においては、後述するように、隣接する2つの吸着ノズル13に吸着された場合に互いに隣接することとなる2つの部品Pのそれぞれについて、吸着ノズル13に吸着されてから基板PBに装着されるまでの間に回転させられる回転角φ1を算出し、その算出した両部品Pの回転角φ1に応じて両部品Pそれぞれの並び方向最大寸法Smを設定するようになっている。
そして、上記最大寸法Smの設定では、両部品Pそれぞれの並び方向最大寸法Smを、両部品Pそれぞれの対角寸法S1又は両部品Pそれぞれの、吸着ノズル13に吸着されるときの並び方向寸法S2に設定するようになっており、より具体的には、算出した両部品Pの回転角φ1の少なくとも一方が0度でない場合には、両部品Pそれぞれの並び方向最大寸法Smを、両部品Pそれぞれの対角寸法S1に設定し、両部品Pの回転角φ1がともに0度である場合には、両部品Pそれぞれの並び方向最大寸法Smを、両部品Pそれぞれの、吸着ノズル13に吸着されるときの並び方向寸法S2に設定するようになっている。
図7及び図8は、データ作成部36による部品吸着データ34dの作成工程の流れを示すフローチャートである。これら両図の処理の流れは、同じ丸付きアルファベットの部分で連続している。
作業者により入力部38から部品吸着データ34dの作成工程を開始する所定の入力がなされたら、データ作成部36は先ず、配列プログラム34bに従って部品供給部21より順番に供給される部品Pのうち、これから吸着ノズル13に吸着させるデータを作成し
ようとする部品Pを番号N=1の部品Pとし(ステップST11)、データ作成実行部36aにおいて、番号N=1の部品Pをマスターノズルに相当する吸着ノズル13に吸着させるデータを作成する(ステップST12)。ここでマスターノズルとは、一の部品移載工程における部品吸着データ34dを作成するときに、初めに部品Pを吸着させる吸着ノズル13であり、例えば、列状に配置された複数の吸着ノズル13の端部に位置する吸着ノズル13が指定される。
データ作成部36は、ステップST12が終了したら、次にデータを作成しようとする部品Pを番号N=N+1の部品Pとしたうえで(ステップST13)、回転角算出部36bにおいて、現在データ作成の対象としている番号Nの部品Pの回転角φ1を算出するとともに(ステップST14)、一つ前に対象とした番号N−1の部品Pの回転角φ1を算出する(ステップST15)。そして、番号Nの部品Pと番号N−1の部品P(すなわち隣接する2つの吸着ノズル13に吸着される両部品P)の回転角φ1がともに0度であるか否かの判断を行う(ステップST16)。
その結果、両部品Pの回転角φ1がともに0度であった場合には、データ作成部36は、最大寸法設定部36cにおいて、両部品Pそれぞれの並び方向最大寸法Smを、両部品Pそれぞれの、吸着ノズル13に吸着されるときの並び方向寸法S2に設定し(ステップST17)、両部品Pの回転角φ1の少なくとも一方が0度でなかった場合には、両部品Pそれぞれの並び方向最大寸法Smを、両部品Pそれぞれの対角寸法S1に設定する(ステップST18)。
データ作成部36は、ステップST17又はステップST18で隣接する2つの吸着ノズル13に吸着させようとしている両部品Pそれぞれの並び方向最大寸法Smを設定したら、比較判断部36dにおいて、設定した両部品Pのそれぞれの並び方向最大寸法Smの半分の長さ同士の和とノズルピッチL(図6(a))とを比較する(ステップST19)。そして、その結果、両部品Pそれぞれの並び方向最大寸法Smの半分の長さの和がノズルピッチLよりも小かったときには、隣接する2つの吸着ノズル13に吸着された両部品Pは互いに干渉しないと判断し、両部品Pそれぞれの並び方向最大寸法Smの半分の長さの和がノズルピッチLよりも大きかったときには、隣接する2つの吸着ノズル13に吸着された両部品Pは互いに干渉すると判断する。
データ作成実行部36aは、比較判断部36dが、隣接する2つの吸着ノズル13に吸着された両部品Pは互いに干渉しないと判断したときには、番号N−1の部品Pを吸着させる吸着ノズル13に隣接する吸着ノズル13に番号Nの部品Pを吸着させるデータを作成する(ステップST20)。一方、比較判断部36dが、隣接する2つの吸着ノズル13に吸着された両部品Pは互いに干渉すると判断したときには、表示部39を介してエラー表示を行ったうえで(ステップST21)、作業者が入力部38から行う入力に応じ、番号Nの部品Pの吸着に関するデータを作成する(ステップST22)。このデータは例えば、番号Nの部品Pを吸着ノズル13の並び方向に1つ飛ばした次の吸着ノズル13に吸着させることや、或いは、その部品移載工程におけるそれ以上の部品Pの吸着を打ち切ってその部品Pの吸着を次の部品移載工程に回すこと等を内容とする。
データ作成部36は、ステップST20又はステップST22で、番号Nの部品Pに関するデータを作成したら、一の部品移載工程についての部品吸着のデータ作成が終了したかどうかの判断を行う(ステップST23)。その結果、一の部品移載工程についての部品吸着のデータ作成が終了していなかったときには、ステップST13に戻ってステップST13〜ステップST23の工程を繰り返し、一の部品移載工程についての部品吸着のデータ作成が終了していたときには、基板PBに装着すべき全部品Pについての部品吸着のデータ作成(すなわち部品吸着データ34dの作成)が終了したかどうかの判断を行う
(ステップST24)。その結果、基板PBに装着すべき全部品Pについての部品吸着のデータ作成が終了していなかったときにはステップST11に戻ってステップST11〜ステップST24の工程を繰り返し、全部品Pについての部品吸着のデータ作成が終了していたときには、データ作成部36は、それまでに作成した部品移載工程ごとの部品吸着のデータを集め、部品吸着データ34dとしてデータ記憶部34に保存する(ステップST25)。データ作成部36は、ステップST25が終了したら、一連の部品吸着データ34dの作成工程を終了する。
このように、本実施の形態における部品実装機1の制御装置30のデータ作成部36は、部品吸着データ34d、すなわち、部品実装機1が備える装着ヘッド14に設けられた複数の吸着ノズル13の各々に部品Pを吸着させて基板PBに装着する部品移載工程を繰り返し実行する部品実装作業において用いられる、装着ヘッド14のどの吸着ノズル13に部品Pを吸着させるかを定めたデータを作成するデータ作成装置として機能するようになっている。
そして、そのデータ作成方法は、隣接する2つの吸着ノズル13に吸着された場合に互いに隣接することとなる2つの部品Pのそれぞれについて、吸着ノズル13に吸着されてから基板PBに装着されるまでの間に吸着ノズル13により回転させられる回転角φ1を算出する回転角算出工程(ステップST14及びステップST15)と、回転角算出工程で算出した両部品Pの回転角φ1に応じて両部品Pそれぞれの吸着ノズル13の並び方向の最大寸法(並び方向最大寸法)Smを設定する最大寸法設定工程(ステップST17及びステップST18)と、最大寸法設定工程で設定した両部品Pそれぞれの並び方向最大寸法Sm及び隣接する2つの吸着ノズル13の軸間距離であるノズルピッチLに基づいて、両部品Pが互いに干渉するか否かの判断を行う判断工程(ステップST19)と、判断工程で両部品Pが互いに干渉しないと判断したとき、両部品Pを隣接する2つの吸着ノズル13に吸着させるデータを作成するデータ作成工程(ステップST20)を含むものとなっている。
またこのため、データ作成装置としての制御装置30のデータ作成部36は、隣接する2つの吸着ノズル13に吸着された場合に互いに隣接することとなる2つの部品Pのそれぞれについて、吸着ノズル13に吸着されてから基板PBに装着されるまでの間に吸着ノズル13により回転させられる回転角φ1を算出する回転角算出手段(データ作成部36の回転角算出部36b)と、回転角算出手段により算出された両部品Pの回転角φ1に応じて両部品Pそれぞれの吸着ノズル13の並び方向の最大寸法(並び方向最大寸法)Smを設定する最大寸法設定手段(データ作成部36の最大寸法設定部36c)と、最大寸法設定手段により設定された両部品Pそれぞれの並び方向最大寸法Sm及び隣接する2つの吸着ノズル13の軸間距離(ノズルピッチL)に基づいて、両部品Pが互いに干渉するか否かの判断を行う判断手段(データ作成部36の比較判断部36d)と、判断手段により両部品Pが互いに干渉しないと判断されたとき、両部品Pを隣接する2つの吸着ノズル13に吸着させるデータを作成するデータ作成手段(データ作成部36のデータ作成実行部36a)を備えたものとなっている。
また、本実施の形態における部品実装機1による部品実装方法は、部品実装機1が備える装着ヘッド14に設けられた複数の吸着ノズル13の各々に部品Pを吸着させて基板PBに装着する部品移載工程(ステップST3〜ステップST6)を繰り返し実行するものであり、上記データ作成方法により作成された部品吸着データ34dを用いて各部品移載工程を実行するようになっている。
また、このために本実施の形態における部品実装機1は、部品Pを供給する部品供給部21と、複数の吸着ノズル13が設けられた装着ヘッド14と、部品供給部21より供給
される複数の部品Pを装着ヘッド14に設けられた複数の吸着ノズル13の各々に吸着させて基板PBに装着する部品移載工程(ステップST3〜ステップST6)を繰り返し実行させる制御手段(制御装置30の実装制御部31)とを備え、制御手段は、上記データ作成方法又はデータ作成装置により作成された部品吸着データ34dを用いて装着ヘッド14に各部品移載工程を実行させるようになっている。
このように本実施の形態では、装着ヘッド14のどの吸着ノズル13に部品Pを吸着させるかを定めた部品吸着データ34dを作成するにおいて、隣接する2つの吸着ノズル13に吸着された場合に互いに隣接することとなる2つの部品Pのそれぞれについて、吸着ノズル13に吸着されてから基板PBに装着されるまでの間に吸着ノズル13により回転させられる回転角φ1を算出し、その算出した両部品Pの回転角φ1に応じて両部品Pそれぞれの並び方向最大寸法Smを設定したうえで、これら両部品Pそれぞれの並び方向最大寸法Sm及びノズルピッチLに基づいて、両部品Pが干渉するか否かの判断を行うようになっている。
したがって両部品Pの回転角φ1によっては、部品Pの並び方向最大寸法Smを、その部品Pの対角寸法S1ではなく、その部品Pの、吸着ノズル13に吸着されるときの並び方向寸法S2に設定することができ、本来吸着させることができる部品Pが吸着不能と判断されてしまう不都合を防止できるので、一回の部品移動工程で基板PBに装着させることができる部品数を増大させることができ、その分、実装効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態における部品実装機1では、図1から分かるように、基板搬送路12を挟んで部品供給部21が2箇所設けられており、一方の部品供給部21を構成するパーツフィーダ20と、他方の部品供給部21を構成するパーツフィーダ20によって、基板搬送路12により位置決めされた基板PBに対し、同一の部品Pを互いに180度異なる方向に供給することができる。したがって、例えば、一方側の部品供給部21から部品Pを角度φs=0度の供給方向で供給しつつ、他方側の部品供給部21から部品Pを角度φs=180度の供給方向で供給することができ、一方側の部品供給部21から角度φs=0度の供給方向で供給される部品Pを角度φm=0度の装着方向で基板PBに装着する場合だけでなく、他方側の部品供給部21から角度φs=180度の供給方向で供給される部品Pを角度φm=180度の装着方向で装着する場合においても部品Pの回転角はφ1=0度となるので、各装着ヘッド14が基板搬送路12を挟んで設置される2箇所の部品供給部21から部品Pをピックアップするようにすれば、一の部品移載工程において基板PBに装着できる部品Pの数を更に増大させることができる。
また、上記の実施の形態では、部品吸着データ34dを作成する部品吸着データ作成プログラム35aは、隣接する2つの吸着ノズル13に吸着される両部品Pの回転角φ1がともに0度である場合には、両部品Pそれぞれの並び方向最大寸法Smが自動でその部品Pの、吸着ノズル13に吸着されるときの並び方向寸法S2に設定される構成となっていたが、常に自動で設定されるのではなく、作業者がそのような設定方法を選択したとき、或いは作業者に確認を求めて作業者がこれに同意したときに設定されるような構成としてもよい。
また、上述の実施の形態では、部品実装機1が備える制御装置30のデータ作成部36がデータ作成装置として機能しており、データ作成装置が部品実装機1の内部に設けられた構成となっていたが、本発明のデータ作成装置は必ずしも部品実装機1の内部に設けられている必要はなく、部品実装機1の外部に設けられたコンピュータがデータ作成装置として機能し、このコンピュータにより作成されたデータを部品実装機1が用いることができるようにしているのであってもよい。
一回の部品移載工程で基板に装着できる部品数を増大させることができる部品吸着データのデータ作成方法、部品実装方法、データ作成装置及び部品実装機を提供する。
本発明の一実施の形態における部品実装機の斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装機が備える装着ヘッドの部分正面図 本発明の一実施の形態における部品実装機の制御系統を示すブロック図 (a)本発明の一実施の形態における部品実装機の部品の装着方向を示す基板の平面図(b)本発明の一実施の形態における部品実装機の部品の供給方向を示す部品供給部の部分平面図 本発明の一実施の形態における部品実装機が行う部品実装作業の流れを示すフローチャート (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品実装機が備える吸着ノズルの軸間距離と吸着ノズルに吸着された部品の並び方向寸法を説明する図 本発明の一実施の形態における部品吸着データの作成工程の流れを示すフローチャート 本発明の一実施の形態における部品吸着データの作成工程の流れを示すフローチャート
符号の説明
1 部品実装機
13 吸着ノズル
14 装着ヘッド
21 部品供給部
31 実装制御部(制御手段)
34d 部品吸着データ
36 データ作成部(データ作成装置)
36a データ作成実行部(データ作成手段)
36b 回転角算出部(回転角算出手段)
36c 最大寸法設定部(最大寸法設定手段)
36d 比較判断部(判断手段)
PB 基板
P 部品
L 軸間距離

Claims (6)

  1. 部品実装機が備える装着ヘッドに設けられた複数の吸着ノズルの各々に部品を吸着させて基板に装着する部品移載工程を繰り返し実行する部品実装作業において用いられる、装着ヘッドのどの吸着ノズルに部品を吸着させるかを定めた部品吸着データを作成するデータ作成方法であって、
    隣接する2つの吸着ノズルに吸着された場合に互いに隣接することとなる2つの部品のそれぞれについて、吸着ノズルに吸着されてから基板に装着されるまでの間に吸着ノズルにより回転させられる回転角を算出する回転角算出工程と、
    回転角算出工程で算出した前記両部品の回転角に応じて前記両部品それぞれの吸着ノズルの並び方向の最大寸法を設定する最大寸法設定工程と、
    最大寸法設定工程で設定した前記両部品それぞれの吸着ノズルの並び方向の最大寸法及び隣接する2つの吸着ノズルの軸間距離に基づいて、前記両部品が互いに干渉するか否かの判断を行う判断工程と、
    判断工程で前記両部品が互いに干渉しないと判断したとき、前記両部品を隣接する2つの吸着ノズルに吸着させるデータを作成するデータ作成工程とを含むことを特徴とするデータ作成方法。
  2. 前記両部品それぞれの吸着ノズルの並び方向の最大寸法を、両部品それぞれの対角寸法又は両部品それぞれの吸着ノズルに吸着されるときの吸着ノズルの並び方向の寸法に設定することを特徴とする請求項1に記載のデータ作成方法。
  3. 回転角算出工程で算出した前記両部品の回転角の少なくとも一方が0度でない場合には、前記両部品それぞれの吸着ノズルの並び方向の最大寸法を、両部品それぞれの対角寸法に設定し、前記両部品の回転角がともに0度である場合には、前記両部品それぞれの吸着ノズルの並び方向の最大寸法を、両部品それぞれの吸着ノズルに吸着されるときの吸着ノズルの並び方向の寸法に設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ作成方法。
  4. 部品実装機が備える装着ヘッドに設けられた複数の吸着ノズルの各々に部品を吸着させて基板に装着する部品移載工程を繰り返し実行する部品実装方法であって、請求項1乃至3のいずれかに記載のデータ作成方法により作成された部品吸着データを用いて各部品移載工程を実行することを特徴とする部品実装方法。
  5. 部品実装機が備える装着ヘッドに設けられた複数の吸着ノズルの各々に部品を吸着させて基板に装着する部品移載工程を繰り返し実行する部品実装作業において用いられる、装着ヘッドのどの吸着ノズルに部品を吸着させるかを定めた部品吸着データを作成するデータ作成装置であって、
    隣接する2つの吸着ノズルに吸着された場合に互いに隣接することとなる2つの部品のそれぞれについて、吸着ノズルに吸着されてから基板に装着されるまでの間に吸着ノズルにより回転させられる回転角を算出する回転角算出手段と、
    回転角算出手段により算出された前記両部品の回転角に応じて前記両部品それぞれの吸着ノズルの並び方向の最大寸法を設定する最大寸法設定手段と、
    最大寸法設定手段により設定された前記両部品それぞれの吸着ノズルの並び方向の最大寸法及び隣接する2つの吸着ノズルの軸間距離に基づいて、前記両部品が互いに干渉するか否かの判断を行う判断手段と、
    判断手段により前記両部品が互いに干渉しないと判断されたとき、前記両部品を隣接する2つの吸着ノズルに吸着させるデータを作成するデータ作成手段とを備えたことを特徴とするデータ作成装置。
  6. 部品を供給する部品供給部と、複数の吸着ノズルが設けられた装着ヘッドと、部品供給部より供給される複数の部品を装着ヘッドに設けられた複数の吸着ノズルの各々に吸着させて基板に装着する部品移載工程を繰り返し実行させる制御手段とを備え、制御手段は、請求項1乃至3のいずれかに記載のデータ作成方法又は請求項5に記載のデータ作成装置により作成された部品吸着データを用いて装着ヘッドに各部品移載工程を実行させることを特徴とする部品実装機。
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