JP2000165018A - 配線部材の製造法 - Google Patents
配線部材の製造法Info
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Abstract
基板などの高密度配線基板、および半導体、各種パッケ
ージにおける導通抵抗検査、バーンインテストをはじめ
とする接触導通を要する電気的検査用基板に使用される
配線部材の製造法を提供する。 【解決手段】 絶縁材料上に金属層を備える回路形成材
料を準備し、貫通孔を形成し、金属層表面に感光性レジ
スト層を形成し、感光性レジスト層が形成されていない
側の貫通孔から感光性レジストを露光・現像し、貫通孔
及び貫通孔周りにレジスト像Aを形成する。絶縁材料上
の金属層を備えない側に貫通孔を塞ぐレジスト像Bを形
成し、金属層をハーフエッチングし、レジスト像A及び
Bを除去し、貫通孔及び貫通孔周りの金属層を含む配線
パターン形状のレジスト像Cを形成し、金属層をエッチ
ングして、貫通孔及び貫通孔周りの金属層のバンプ付き
配線パターンを形成する。
Description
積回路用基板、液晶表示基板、半導体パッケージ用基板
(半導体チップ搭載用基板、フリップチップ用基板)な
どの高密度配線基板や、半導体、各種パッケージにおけ
る導通抵抗検査、バーンインテストをはじめとする接触
導通を要する電気的検査用基板に使用される配線部材の
製造法に関する。
増大しており、このため実装部の相互配置間隔が縮小し
ている。相互結線が確保できるようにする微細配線化お
よび多層化技術が進むに伴い、これら配線形成技術を駆
使して、半導体実装基板によるパッケージの小型化が図
られている。たとえば、シリコン基板上に半導体素子が
集積回路化されたベアチップをこれまで、リードフレー
ムに実装封止して、挿入部品もしくは面実装部品として
きた。これに対し、ベアチップを複数個、ひとつの基板
にワイヤボンド接続またはTAB接続あるいはCCB接
続し封止後、リードフレームに実装して機能化する形態
であるMCMはCOB、PGA、HICの分野と特徴づ
けは、明確でないが、ひとつの指標として、実装基板面
積に対するデバイスの面積比率が30%以上と定義され
ている。このような、基板はシリコンを基板とするMC
MーD、セラミック系材料を基板とするMCMーC、有
機材料を基板とするMCMーLに分けられる。一方、近
年ではベアチップの外形寸法に限りなく、パッケージサ
イズに近づけるCSP技術が台頭している。これらの、
基板は所定パターンの形成を電気的なオーブンショート
テストで確認する必要がある。また、パッケージとなっ
てからは、初期不良テストのため125℃でバーンイン
テストが必要である。この背景から、高温でも酸化被膜
を作らず、導電性のよい検査用接触端子および安価な製
造法が望まれている。また、プリント基板、集積回路用
基板、液晶表示基板、半導体パッケージ用基板(半導体
チップ搭載用基板、フリップチップ用基板)などの高密
度配線基板の安価な製造法が望まれている。
板、集積回路用基板、液晶表示基板、半導体パッケージ
用基板などの高密度配線基板や、半導体、各種パッケー
ジにおける導通抵抗検査、バーンインテストをはじめと
する接触導通を要する電気的検査用基板に使用される信
頼性に優れる配線板の製造法及びバンプ付配線基板の安
価な製造法を提供するものである。
法は、絶縁材料上の片面に金属層を備える回路形成材料
を準備する工程、前記金属層を備える回路形成材料に貫
通孔を形成する工程、前記金属層表面に感光性レジスト
層を形成する工程、前記感光性レジスト層が形成されて
いない側の貫通孔から前記感光性レジストを露光・現像
し、前記貫通孔及び貫通孔周りにレジスト像Aを形成す
る工程、絶縁材料上の金属層を備えない側に貫通孔を塞
ぐレジスト像Bを形成する工程、前記金属層をハーフエ
ッチングする工程、前記レジスト像A及びレジスト像B
を除去する工程、前記貫通孔及び貫通孔周りの金属層を
含む配線パターン形状のレジスト像Cを形成する工程、
前記レジスト像Cが形成されない金属層をエッチングし
て、貫通孔及び貫通孔周りの金属層を含む配線を形成す
る工程を備えるものである。
説明する。図1に絶縁材料の片面に金属層を備える回路
形成材料を準備する工程を示す。1で示す金属層の35
μmの電解銅箔または圧延銅箔が、2で示すポリイミ
ド、あるいはガラス/エポキシ等の積層板の絶縁材料上
に形成された基板を用いる。絶縁材料はセラミクス等の
無機材料であっても良い。基板の構成は、両面銅箔付き
基板であっても、パネルめっきされた多層板であっても
よく、少なくとも片面に銅等の金属層があればよい。こ
の銅箔表面は、必ずしも平滑である必要はなく、粗化処
理されていることがのぞましい。粗化の程度を、一般に
広く知られるJIS表面粗さ(B0601)に基づく粗
さパラメータであらわすと、中心線平均粗さRaでは、
0.05〜5μm、最大粗さRtでは1から5μmの範
囲がよい。また、パラメータ表記はできないが、このよ
うな一次粗化に2次粗化を施してもよい。
を用いて、例えば直径0.1mmの貫通穴3を明ける。こ
の後、図3に示すように基材の金属層面に、レジストフ
ィルム4をラミネートし、このレジストフィルム上に図
4に示すように反射板5をおいて、レジストのない穴か
ら、露光する。反射板として、くもりガラス、アクリル
板、アルミ板などが有効である。
A4を形成する。これにより、フォトマスク無しで、金
属層側の穴周りにレジスト像Aを形成出来る。この後、
図6に示すように、裏面側に少なくとも穴がふさがれる
ようにレジスト像B6を形成する。 以上の工程で使用
するレジストは例えば日立化成工業(株)製レジストH
i―RC(商品名)、日本合成化学工業(株)製レジス
ト401y25(商品名)などが有効である。401y
25の場合では、ロール温度110℃、ロール速度は
0.6m/minの条件でレジストをラミネートする。
この後、積算露光量約80mJ/cm2の露光条件で像
を焼き付ける。現像は、炭酸ナトリウム溶液または、水
酸化テトラメチルアンモニウムで現像する。この後望ま
しくは、特にレジスト4の密着を確実なものとするため
に100〜300mJ/cm2で後露光するとよい。
グ)工程を示す。主成分が硫酸、過酸化水素からなる液
で銅層を20〜25μmハーフエッチングする。液とし
て例えば、三菱ガス化学社製化学研磨液SE−07(商
品名)またはCPE−750(商品名)やCPS(商品
名)あるいはその混合液を用いる。過酸化水素濃度は
2.0〜6.0/100ml銅濃度は4.0〜10.0
g/100mlに調整し、コンベアエッチング装置のシ
ャワーリングにより液温度20〜35℃の範囲でエッチ
ングを行う。この後、水酸化ナトリウムまたは、水酸化
カリウム溶液で該レジストを剥離する。これにより、図
8に示すような10〜15μmの銅層の上にリング状の
穴を有するバンプ7が形成される。図9、図10に、配
線パターンのレジスト形成および配線エッチング工程を
示す。8で示すレジスト像Cとして、例えば日立化成工
業(株)製レジストHi―RC(商品名)、日本合成化
学工業(株)製レジスト401y25(商品名)をロー
ル温度110℃でラミネートする。速度は、バンプレジ
スト像A形成の場合より速度を半減させ0.3m/mi
nでラミネートする。これによりバンプ群の段差による
気泡巻き込みをなくすことが出来る。この後、配線パタ
ーンのネガイメージを積算露光量約80mJ/cm2の
露光条件の露光条件で焼き付ける。現像は、炭酸ナトリ
ウム溶液または、水酸化テトラメチルアンモニウムで現
像する。ポリイミヂ等の絶縁層の裏面の貫通孔の箇所に
は裏打ちのたけレジストを設ける(図示せず)。この
後、主成分が塩化第二鉄、塩化第二銅のエッチング液、
あるいはアルカリエッチング液たとえばメルストリップ
社製Aプロセス液で、前記ハーフエッチングで残った厚
さ10〜15μmの銅をエッチングする。この後、水酸
化ナトリウムまたは、水酸化カリウム溶液でレジスト像
C8を剥離し、穴の開いたリング状バンプを有する配線
パターンが形成される。このあと、バンプである突起電
極部を含む範囲以外は、極力ソルダレジストで保護する
ことが望ましく、配線の断線保護に有効であり、後工程
でめっきする場合はめっき面積を低減できる。ソルダレ
ジストとして、例えば四国化成製レジストFCハードを
スクリーン印刷、熱硬化する。この後、無電解または電
解により、突起電極部を含むパターン上にニッケル、金
の順でめっきを行う。これにより、半導体実装用基板の
最小構成ができる。また、この基板を検査用基板に活用
するために、金表面に日本エレクトロプレイテイング・
エンジニヤース株式会社製厚付け用低応力ロジウムめっ
き液を使用して電解ロジウムをめっきすることも可能で
ある。電解ロジウムめっきの条件は、例えば液温50〜
60℃、電流密度2A/dm2、電圧4V、時間150
秒である。
ンプを形成することが可能で、バンプを形成する電極上
にバンプを形成する際に、バンプ内部に貫通孔が設けら
れ、バンプ内部の傾斜角度を従来より大きくできる。他
のガイド穴に対するバンプの位置精度向上が望める。
料を準備する工程を説明するための断面図である。
するための断面図である。
明するための断面図である。
面図である。
ための断面図である。
を説明するための断面図である。
程を説明する断面図である。
されるバンプの断面図である。
パターンレジスト像Cを形成する工程を説明するための
断面図である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】絶縁材料上の片面に金属層を備える回路形
成材料を準備する工程、 前記金属層を備える回路形成材料に貫通孔を形成する工
程、 前記金属層表面に感光性レジスト層を形成する工程、 前記感光性レジスト層が形成されていない側の貫通孔か
ら前記感光性レジストを露光・現像し、前記貫通孔及び
貫通孔周りにレジスト像Aを形成する工程、 絶縁材料上の金属層を備えない側に前記貫通孔を塞ぐレ
ジスト像Bを形成する工程、 前記金属層をハーフエッチングする工程、 前記レジスト像A及びレジスト像Bを除去する工程、 前記貫通孔及び貫通孔周りの金属層を含む配線パターン
形状のレジスト像Cを形成する工程、 前記レジスト像Cが形成されない金属層をエッチングし
て、貫通孔及び貫通孔周りの金属層を含む配線を形成す
る工程を備える配線部材の製造法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP33210398A JP4135124B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 配線部材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP33210398A Expired - Fee Related JP4135124B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 配線部材の製造法 |
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JP (1) | JP4135124B2 (ja) |
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1998
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