JP2000163137A - 真空圧力制御システム - Google Patents

真空圧力制御システム

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JP2000163137A
JP2000163137A JP10337543A JP33754398A JP2000163137A JP 2000163137 A JP2000163137 A JP 2000163137A JP 10337543 A JP10337543 A JP 10337543A JP 33754398 A JP33754398 A JP 33754398A JP 2000163137 A JP2000163137 A JP 2000163137A
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vacuum pressure
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雅之 纐纈
Masayuki Watanabe
雅之 渡辺
Hiroshi Kagohashi
宏 籠橋
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/20Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • G05D16/2093Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with combination of electric and non-electric auxiliary power
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/024Controlling the inlet pressure, e.g. back-pressure regulator

Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空比例開閉弁の開度を操作して、真空容器
内の真空圧力を外部から与えられた又は予めコントロー
ラに設定された目標真空圧力変化速度をもって変化させ
ることにより、真空容器内からガスを排出させる進行過
程をゆっくりと行って、真空容器内でパーティクルが巻
き上ることを防止するとともに、真空容器内の真空圧力
が目標真空圧力値に到達するまでに要する時間を短縮す
ることができる真空圧力制御システムを提供すること。 【解決手段】 真空圧力センサー14、15で計測され
た反応容器10内の真空圧力に対し、S24で取得した
目標真空圧力変化速度で変化させた真空圧力値を、内部
コマンドとして順次発生させている(S26)。そし
て、順次発生する内部コマンドをフィードバック制御の
目標値とし、フィードバック制御の目標値を順次変更す
ることにより(S26)、フィードバック制御を追従制
御として実行する(S27)。これにより、反応室20
内の真空圧力を目標真空圧力変化速度をもって一律に変
化させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置で
使用される真空圧力制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、半導体製造装置のCVD
装置においては、反応室内を減圧状態、すなわち、真空
状態に保ちながら、薄膜材料を構成する元素からなる材
料ガスを、ウエハー上に供給している。例えば、図14
に示すCVD装置においては、真空容器である反応室1
0内のウエハーに対して、反応室10の入口11から材
料ガスを供給するとともに、反応室10の出口12から
真空ポンプ13で排気することによって、反応室10内
を真空状態に保っている。
【0003】このとき、反応室10内の真空圧力を一定
に保持する必要があるが、その一定値は、種々の条件に
よって変わり、大気圧又は大気圧に近い低真空から高真
空までの広いレンジに渡る。そこで、本出願人は、特許
公報第2677536号において、大気圧に近い低真空
から高真空までの広いレンジに渡って、真空圧力を精度
良く一定に保持できる真空圧力制御システムを開示して
いる。
【0004】かかる真空圧力制御システムは、図14に
ついて言えば、真空圧力センサー14、15で反応室1
0内の真空圧力を計測し、それと外部から与えられた目
標真空圧力値との差に応じて、ポペット弁の構造を持っ
た真空比例開閉弁16の開度を操作し、反応室10から
真空ポンプ13までの排気系のコンダクタンスを変化さ
せることによって、反応室10内の真空圧力をフィード
バック制御するものである。
【0005】これにより、真空比例開閉弁16の開度を
操作することによって、排気系のコンダクタンスを幅広
く確実に変化させることができるので、大気圧又は大気
圧に近い低真空から高真空までの広いレンジに渡って、
反応室10内の真空圧力を精度良く目標真空圧力値に一
定に保持することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の真空圧力制御システムにおいては、真空圧力センサ
ー14、15で反応室10内の真空圧力を計測し、それ
と目標真空圧力値との差に応じて、真空比例開閉弁16
の開度を操作して、排気系のコンダクタンスを変化させ
るものであるから、反応室10内の真空圧力値が目標真
空圧力値へ進み行く速さ(以下、「真空圧力変化速度」
という)までも制御することができなかった。
【0007】従って、近年の半導体製造装置の分野で
は、反応室10内のウエハーに形成される薄膜の品質を
一層向上させるため、反応室10内でパーティクルが巻
き上がることを防止する観点から、反応室10内の真空
圧力を大気圧又は大気圧に近い低真空から目標真空圧力
値にまで到達させる真空引きの過程において、反応室1
0内からガスが排出される進行過程をゆっくりと行わせ
たい要請があるが、従来技術の真空圧力制御システムで
は、反応室10内からガスが排出される進行過程までも
制御することができず、その要請には応えることができ
なかった。
【0008】そこで、従来技術の真空圧力制御システム
においては、固定オリフィスを持ったバイパス弁17を
真空比例開閉弁16に対して並列に設け、真空比例開閉
弁16を遮断する一方でバイパス弁17を開けることに
より、排気系のコンダクタンスを所定の値にし、反応室
10内の「真空圧力変化速度」を小さく抑えることによ
り、反応室10内の真空圧力を目標真空圧力値に到達さ
せていた。
【0009】しかし、バイパス弁17で小さく抑えられ
る反応室10内の「真空圧力変化速度」については、バ
イパス弁17の固定オリフィスを通過するガスの流速
(以下、「ガス流速」という)が音速領域にある場合に
は、排気系のコンダクタンスのみに依存するけれども、
反応室10内のガスが排気され絶対真空圧側へ向かって
真空圧力が低下すると、「ガス流速」は亜音速領域にな
り、「ガス流速」が音速から亜音速に移行する。こうな
ると、反応室10内の「真空圧力変化速度」は、逆関数
的に遅くなっていく。
【0010】また、反応室10内が大気圧の状態で真空
ポンプ13側への排気を始める場合に、排気系のコンダ
クタンスを決める固定オリフィスが必要以上に大きいと
きは、反応室10内の「真空圧力変化速度」が一挙に速
くなることになる。このことは、反応室10内でパーテ
ィクが巻き上がることを防止する観点からは決して望ま
しいものではなかった。また、排気系のコンダクタンス
を決める固定オリフィスが十分小さいときは、反応室1
0内でパーティクが巻き上がることを防止する観点から
見れば望ましいことであるが、こんどは、反応室10内
の真空圧力を目標真空圧力値に到達させるまでには、か
なりの長時間を要することとなり、反応室10内のバッ
チ処理時間が長期化する問題もあった。
【0011】このような問題点に対しては、上述したバ
イパス弁17の他に複数のバイパス弁や複数のニードル
弁を、真空比例開閉弁16に対して並列に設けることに
より解決していたが、これでは、近年の半導体製造装置
の小型化やローコスト化の傾向に反することになる。
【0012】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、真空比例開閉弁の開度
を操作して、真空容器内の真空圧力を外部から与えられ
た又は予めコントローラに設定された目標真空圧力変化
速度をもって変化させることにより、真空容器内からガ
スを排出させる進行過程をゆっくりと行って、真空容器
内でパーティクルが巻き上ることを防止するとともに、
真空容器内の真空圧力が目標真空圧力値に到達するまで
に要する時間を短縮することができる真空圧力制御シス
テムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に成された請求項1に係る発明は、真空容器と真空ポン
プとを接続する配管上にあって開度を変化させることに
より前記真空容器内の真空圧力を変化させる真空比例開
閉弁と、前記真空容器内の真空圧力を計測する真空圧力
センサーとを有し、前記真空圧力センサーの出力に基づ
いて前記真空比例開閉弁の開度を制御する真空圧力制御
システムであって、前記真空容器内の真空圧力を変化さ
せる真空比例開閉弁を遮断状態から微小な開度に制御し
て、前記真空容器内から排出するガス流量を少なくし、
前記真空容器内のガス流れの速度を小さく抑えることに
より、前記真空容器内でパーティクルが巻き上ることを
防止することを特徴とする。また、請求項2に係る発明
は、半導体製造ライン上に設けられた真空容器と、前記
真空容器内のガスを排出する真空ポンプと、前記真空容
器と前記真空ポンプとを接続する配管上にあって開度を
変化させることにより前記真空容器内の真空圧力を変化
させるとともにポペット式の弁構造を持った真空比例開
閉弁と、前記真空容器内の真空圧力を計測する真空圧力
センサーと、前記真空圧力センサーで計測された前記真
空容器内の真空圧力値と外部から与えられた目標真空圧
力値との差に応じて外部コマンドを発生させるコントロ
ーラと、前記外部コマンドに従って前記真空比例開閉弁
の開度を操作するサーボ機構とを有し、大気圧から高真
空圧までの範囲で前記真空容器内の真空圧力をフィード
バック制御する真空圧力制御システムであって、外部か
ら与えられた又は予め前記コントローラに設定された目
標真空圧力変化速度に基づいて算出される真空圧力値を
前記コントローラで内部コマンドとして順次発生させる
とともに、前記内部コマンドを前記フィードバック制御
の目標値として順次変更することにより、前記フィード
バック制御を追従制御として実行して、前記真空容器内
の真空圧力を前記目標真空圧力変化速度をもって変化さ
せることにより、前記真空容器内からガスが排出される
進行過程をゆっくりと行うことができることを特徴とす
る。
【0014】また、請求項3に係る発明は、請求項1又
は請求項2に記載する真空圧力制御システムであって、
前記フィードバック制御を追従制御として実行している
最中でも、前記半導体製造ラインを管理する上位制御装
置により、前記目標真空圧力変化速度を可変できること
を特徴とする。
【0015】また、請求項4に係る発明は、請求項1乃
至請求項3のいずれか一つに記載する真空圧力制御シス
テムであって、前記真空比例開閉弁の駆動源となる空気
圧シリンダを備え、前記フィードバック制御を開始する
前に、前記空気圧シリンダに対して予圧をかけることに
より、前記真空比例開閉弁の不感帯特性をなくしたこと
を特徴とする。また、請求項5に係る発明は、請求項4
に記載する真空圧力制御システムであって、前記空気圧
シリンダのピストンロッドの位置を計測するポテンショ
メータを備え、前記ポテンショメータの計測結果に基づ
いて、前記空気圧シリンダに対して予圧をかけることを
特徴とする。
【0016】また、請求項6に係る発明は、請求項4に
記載する真空圧力制御システムであって、前記空気圧シ
リンダの空気圧を計測する空気圧力センサーを備え、前
記空気圧力センサーの計測結果に基づいて、前記空気圧
シリンダに対して予圧をかけることを特徴とする。ま
た、請求項7に係る発明は、請求項6に記載する真空圧
力制御システムであって、前記空気圧シリンダが始動す
る直前にまで、前記空気圧シリンダに対して予圧をかけ
ることを特徴とする。
【0017】また、請求項8に係る発明は、請求項5乃
至請求項7のいずれか一つに記載する真空圧力制御シス
テムであって、前記空気圧シリンダに対して予圧をかけ
た直後に、前記真空容器の真空圧力値を僅かに変化させ
た値を前記フィードバック制御の目標値とする定値制御
をしばらく実行することにより、前記真空比例開閉弁の
不感帯特性を確実になくしたことを特徴とする。
【0018】このような特定事項を有する本発明の真空
圧力制御システムでは、半導体製造ライン上に設けられ
た真空容器内の真空圧力を真空圧力センサーで計測し
て、外部から与えられた目標真空圧力値との差を求め、
この差に応じてコントローラが外部コマンドを発生し、
この外部コマンドに従ってサーボ機構が真空比例開閉弁
の開度を操作し、真空容器から真空ポンプまでの排気系
のコンダクタンスを変化させることによって、真空ポン
プでガスが排出される真空容器内の真空圧力を、大気圧
から高真空圧までの範囲にある目標真空圧力値に一定に
保持するフィードバック制御を行うものである。
【0019】このとき、コントローラによって、真空圧
力センサーで計測された真空容器内の真空圧力に対し、
外部から与えられた又は予めコントローラに設定された
目標真空圧力変化速度で変化させた真空圧力値を、内部
コマンドとして順次発生させている。そして、順次発生
する内部コマンドをフィードバック制御の目標値とし、
フィードバック制御の目標値を順次変更することによ
り、フィードバック制御を追従制御として実行する。こ
れにより、真空容器内の真空圧力を目標真空圧力変化速
度をもって一律に変化させることができる。
【0020】すなわち、本発明の真空圧力制御システム
では、真空比例開閉弁の開度を操作して、外部から与え
られた又は予めコントローラに設定された目標真空圧力
変化速度で真空容器内の真空圧力を一律に変化させるこ
とができるから、目標真空圧力変化速度を小さな値で外
部から与えることにより、真空容器内からガスを排出さ
せる進行過程をゆっくりと行うことが可能となり、もっ
て、真空容器内でパーティクルが巻き上ることを防止す
ることができる。
【0021】さらに、真空容器内の真空圧力が目標真空
圧力値に到達するまで、外部から与えられた又は予めコ
ントローラに設定された目標真空圧力変化速度で真空容
器内の真空圧力を一律に変化させることができることか
ら、従来技術で述べたバイパスで小さく抑えられる真空
圧力変化速度のように、真空容器内の真空圧力変化速度
が逆関数的に遅くなっていくことはなく、真空容器内の
真空圧力が目標真空圧力値に到達するまでに要する時間
を短縮することが可能となる。従って、半導体製造ライ
ン上に設けられた真空容器内のバッチ処理時間の短縮に
大きく貢献することになる。
【0022】また、本発明の真空圧力制御システムは、
真空比例開閉弁の開度を操作するフィードバック制御を
追従制御として実行することによって、外部から与えら
れた又は予めコントローラに設定された目標真空圧力変
化速度で真空容器内の真空圧力を一律に変化させるもの
であり、従来技術の欄で述べたバイパス弁を一つも使用
する必要はないことから、かかるバイパス弁を削除する
ことにより、半導体製造装置の小型化とローコスト化に
貢献することができる。
【0023】また、外部から与えられた又は予めコント
ローラに設定された目標真空圧力変化速度で真空容器内
の真空圧力を一律に変化させることができるから、真空
容器内からガスを排出させる進行過程を所望の進行過程
で行わせることが可能となり、従来技術で述べたバイパ
ス弁のように、固定オリフィスの大きさで、真空容器内
からガスが排出される進行過程が決まってしまうことは
ない。
【0024】また、本発明の真空圧力制御システムにお
いては、フィードバック制御を追従制御として実行して
いる最中でも、半導体製造ラインを管理する上位制御装
置により、目標真空圧力変化速度を可変できるので、導
体体製造プロセス全体の状況などを考慮しつつ、真空容
器内からガスを排出させる進行過程を所望の進行過程に
制御したい要請に応えることができる。
【0025】また、真空比例開閉弁の駆動源として空気
圧シリンダを備えた場合には、フィードバック制御を開
始する前に、空気圧シリンダに対して予圧をかけること
により、真空比例開閉弁の不感帯特性をなくしているの
で、外部から与えられた又は予めコントローラに設定さ
れた目標真空圧力変化速度で真空容器内の真空圧力を一
律に変化させる際に応答遅れが発生することはない。
【0026】ただし、真空比例開閉弁の機械的零点のず
れ、真空容器側と真空ポンプ側の圧力差などが要因とな
って、空気圧シリンダに対して予圧をかける度合いは、
各々の状況に応じて微妙に異なるものであるから、空気
圧シリンダに対して予圧をかけた直後に、真空容器の真
空圧力値を僅かに変化させた値をフィードバック制御の
目標値とする定値制御をしばらく実行することにより、
真空比例開閉弁の不感帯特性を確実になくし、外部から
与えられた又は予めコントローラに設定された目標真空
圧力変化速度で真空容器内の真空圧力を一律に変化させ
る際に応答遅れが発生することを皆無にして、真空容器
内からガスを排出させる進行過程をゆっくりと行う初期
状態を最適なものにすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照にして説明する。第1実施の形態の真空圧力制御
システムは、特許公報第2677536号に記載された
真空圧力制御システムと同様な構成を持つものである。
ここでは、その詳細は、特許公報第2677536号に
記載されているので省略し、その概略について簡単に説
明する。
【0028】図5に、従来技術の欄で示した図14に対
する、第1実施の形態の真空圧力制御システムのブロッ
ク図を示す。第1実施の形態の真空圧力制御システム
は、コントローラ20、空気圧制御部30、操作部40
である真空比例開閉弁16、検出部60である真空圧力
センサー14、15から構成される。
【0029】コントローラ20は、インターフェイス回
路21、真空圧力制御回路22、シーケンス制御回路2
3からなる。インターフェイス回路21は、コントロー
ラ20のフロントパネルのボタンを介した現場入力によ
る信号、及び、コントローラ20のバックパネルのコネ
クタを介した遠隔入力による信号を、真空圧力制御回路
22やシーケンス制御回路23などに適した信号に変換
するものである。
【0030】真空圧力制御回路22は、図14の反応室
10内の真空圧力に対するフィードバック制御をPID
制御で行わせる回路である。シーケンス制御回路23
は、インターフェイス回路21から与えられた動作モー
ドに従って、空気圧制御部30内の第1電磁弁34の駆
動コイルSV1と第2電磁弁35の駆動コイルSV2と
に対し、予め定められた動作をさせる回路である。
【0031】空気圧制御部30は、位置制御回路31、
パルスドライブ回路32、時間開閉動作弁33、第1電
磁弁34、第2電磁弁35からなる。位置制御回路31
は、真空圧力制御回路22から与えられた弁開度指令値
と、真空比例開閉弁16に設けられたポテンショメータ
18からアンプ19を介して与えられた弁開度計測値と
を比較して、真空比例開閉弁16の弁の位置を制御する
ものである。パルスドライブ回路32は、位置制御回路
31からの制御信号に基づいて、時間開閉動作弁33へ
パルス信号を送信するものである。
【0032】時間開閉動作弁33は、図示しない給気側
比例弁及び排気側比例弁を内蔵するものであって、パル
スドライブ回路32からのパルス信号に応じて、給気側
比例弁及び排気側比例弁を時間開閉動作させるものであ
り、第1電磁弁34を介して、真空比例開閉弁16の空
気圧シリンダ41(後述する図3、図4参照)内の空気
圧力を調整するものである。
【0033】操作部40である真空比例開閉弁16は、
図14について言えば、反応室10から真空ポンプ13
までの排気系のコンダクタンスを変化させるものであ
る。図3、図4に真空比例開閉弁16の断面を示す。図
に示すように、その中央には、ピストンロッド43が設
けられている。そして、ピストンロッド43に対し、真
空比例開閉弁16の上部である空気圧シリンダ41内に
おいて、ピストン44が固設され、真空比例開閉弁16
の下部であるベローズ式ポペット弁42内において、ポ
ペット弁体45が固設されている。従って、空気圧シリ
ンダ41によりポペット弁体45を移動させることがで
きる。
【0034】この真空比例開閉弁16では、空気圧シリ
ンダ41内に供給ポート18Aを介して圧縮空気が供給
されず、空気圧シリンダ41内が排気ポート18Bを介
して排気ラインと連通するときは、空気圧シリンダ41
内の復帰バネ46による下向きの付勢力がピストン44
に作用するので、図3に示すように、ポペット弁体45
は弁座47に密着し、真空比例開閉弁16は遮断した状
態となる。
【0035】一方、空気圧シリンダ41内に給気ポート
18Aを介して圧縮空気が供給されるときは、空気圧シ
リンダ41内の復帰バネ46による下向きの付勢力と、
空気圧シリンダ41内の圧縮空気による上向きの圧力と
がピストン44に同時に作用するので、そのバランスに
応じて、図4に示すように、ポペット弁体45は弁座4
7から離間し、真空比例開閉弁16は開いた状態とな
る。
【0036】よって、ポペット弁体45が弁座47から
離間する距離は、弁のリフト量として、空気圧シリンダ
41に対する圧縮空気の供給と排気で操作することがで
きる。尚、ポペット弁体45が弁座47から離間する距
離は、弁のリフト量として、ピストン44に連結された
スライドレバー48を介して、ポテンショメータ18で
計測されるものであり、真空比例開閉弁16の開度に相
当するものである。
【0037】検出部である真空圧力センサー14、15
は、図14の反応室10内の真空圧力を計測するキャパ
シタンスマノメータである。ここでは、計測される真空
圧力のレンジに応じて、2個のキャパシタンスマノメー
タを使い分けている。
【0038】このような構成を持つ第1実施の形態の真
空圧力制御システムでは、動作モードとして、強制クロ
ーズモード(CLOSE)を、コントローラ20で選択
すると、シーケンス制御回路23は、第1電磁弁34及
び第2電磁弁35を図5に示すように動作させる。これ
により、空気圧シリンダ41内には圧縮空気が供給され
ず、空気圧シリンダ41内は排気ラインと連通するの
で、空気圧シリンダ41内の空気圧が大気圧となり、真
空比例開閉弁16は遮断した状態となる。
【0039】また、動作モードとして、真空圧力コント
ロールモード(PRESS)を、コントローラ20で選
択すると、シーケンス制御回路23は、第1電磁弁34
を動作させることによって、時間開閉動作弁33と空気
圧シリンダ41とを連通させる。これにより、真空比例
開閉弁16の空気圧シリンダ41内の空気圧力が調整さ
れ、弁のリフト量が、空気圧シリンダ41で操作できる
状態となる。
【0040】また、このとき、真空圧力制御回路22
は、現場入力又は遠隔入力で指示された目標真空圧力値
を目標値とするフィードバック制御を開始する。すなわ
ち、図14において、真空圧力センサー14、15で反
応室10内の真空圧力値を計測し、それと目標真空圧力
値との差(制御偏差)に応じて、真空比例開閉弁16の
弁のリフト量を操作し、排気系のコンダクタンスを変化
させることによって、反応室10内の真空圧力を目標真
空圧力値に一定に保持する。
【0041】また、真空圧力制御回路22においては、
フィードバック制御の制御偏差が大きいときは、フィー
ドバック制御の操作量を最大にさせているので、フィー
ドバック制御の速応性が十分に確保されている。一方、
フィードバック制御の制御偏差が小さいときは、予め調
整された時定数に段階的に移行するので、反応室10内
の真空圧力を安定した状態で維持することができる。
【0042】具体的には、図12のブロック図のよう
に、真空圧力センサー14、15で計測された反応室1
0内の真空圧力値を比例微分回路105、106により
調整した値は、現場入力又は遠隔入力で指示された目標
真空圧力値と比較した後、比例微分積分回路102、1
03に入力される。その後、直列に接続された積分回路
104は、位置制御回路31に出力するため、0〜5V
の範囲の電圧を出力する。積分回路104の時定数は、
積分時間調整回路101により決定される。真空圧力セ
ンサー14、15の計測値が、目標真空圧力値に対し離
れているときは、内部演算回路により積分回路の積分時
間が極小となるように動作する。これにより、積分回路
104は、ほぼ無限大のゲインをもつ増幅回路として機
能する。すなわち、真空圧力センサー14、15の計測
値>目標真空圧力値の場合は、積分回路104の最大値
である5Vが、位置制御回路31に対して出力される。
その結果、真空比例開閉弁16は急速に開く方向に動作
する。
【0043】真空圧力センサー14、15の計測値<目
標真空圧力値の場合は、積分回路104の最小値である
0Vが位置制御回路31に対して出力される。その結
果、真空比例開閉弁16は、急速に閉じる方向に動作す
る。これらの動作により、真空比例開閉弁16の弁開度
は、目標真空圧力値にするための位置の近くまで、最短
時間で到達できる。その後、目標真空圧力値にするため
の位置の近くまで到達したと判断した積分時間調整回路
101は、その位置にて真空圧力を安定した状態で保持
するため、予め調整された積分回路104の時定数に段
階的に移行する動作を行う。
【0044】さらに、第1実施の形態の真空圧力制御シ
ステムでは、動作モードとして、真空圧力変化速度コン
トロールモード(SVAC)を、コントローラ20で選
択すると、反応室10内の真空圧力を目標真空圧力に到
達させる際に、反応室10内の真空圧力変化速度までも
制御することができる。
【0045】ここでは、図6に示すように、反応室10
内の真空圧力変化速度を目標真空圧力変化速度の値R3
に制御しながら、反応室10内の真空圧力を大気圧V0
から所望の真空圧力の値V6に到達させ、さらに維持さ
せる、真空圧力変化速度コントロールモード(SVA
C)について説明する。但し、真空圧力変化速度コント
ロールモード(SVAC)は、強制クローズモード(C
LOSE)から移行するものとする。
【0046】真空圧力変化速度コントロールモード(S
VAC)は、その動作内容を、準備時間と実行時間の2
つに区分けすることができる。図2は、真空圧力変化速
度コントロールモード(SVAC)の準備時間について
のフローチャートであり、図1は、真空圧力変化速度コ
ントロールモード(SVAC)の実行時間についてのフ
ローチャートである。
【0047】真空圧力変化速度コントロールモード(S
VAC)を、コントローラ20で選択すると、先ず、図
2のS1に進み、反応室10内の現在の真空圧力を真空
圧力センサー14、15を介して取得する。ここでは、
反応室10内の現在の真空圧力は大気圧V0であるので
(図6参照)、大気圧V0が取得される。
【0048】次に、S2において、弁のリフト量ランプ
アップ処理が行われる。ここでは、強制クローズモード
(CLOSE)から移行しているので、真空圧力変化速
度コントロールモード(SVAC)が選択されたとき
は、真空比例開閉弁16は遮断した状態にある。そこ
で、図10に示すように、真空比例開閉弁16の弁のリ
フト量がランプ関数的に変化するように、バイアス制御
回路110が位置制御回路31へ指令電圧を出力し、位
置制御回路31がパルスドライブ回路32へ制御信号を
発信する(図12参照)。ここでは、一例として、時間
t1を10secとし、弁のリフト量の値L1を0.1
266mmとする。
【0049】そして、S3において、時間t1である1
0secが経過したか否かを判断する。時間t1である
10secが経過したと判断したときは(S3:Ye
s)、S6に進むが、時間t1である10secが経過
していないと判断したときは(S3:No)、S4に進
んで、反応室10内の現在の真空圧力を真空圧力センサ
ー14、15を介して取得する。その後、S5におい
て、反応室10内の真空圧力について、僅かな圧力降下
があったか否かを判断する。僅かな圧力降下がないと判
断したときは(S5:No)、S2に戻って、上述した
処理を繰り返す。尚、ここでは、僅かな圧力降下を、2
66Pa以上の圧力降下とする。
【0050】一方、266Pa以上の圧力降下があると
判断したときは(S5:Yes)、時間t1である10
secが経過したと判断したとき(S3:Yes)と同
様にして、S6に進む。S6からS8では、反応室10
内の真空圧力について、現在の真空圧力から266Pa
を引いた値V1(図6参照)を目標値としたフィードバ
ック制御を、所定の時間(ここでは、10sec)が経
過するまで定値制御として行う。そして、フィードバッ
ク制御を開始して10secが経過したと判断したら
(S8:Yes)、図1のS21に進み、実行時間のフ
ィードバック制御に移行する。
【0051】図1の実行時間では、先ず、S21におい
て、現場入力又は遠隔入力で指示された目標真空圧力値
を取得する。また、S22において、反応室10内の現
在の真空圧力を真空圧力センサー14、15を介して取
得する。そして、S23において、反応室10内の現在
の真空圧力が目標真空圧力値に到達したか否かを判断す
る。反応室10内の現在の真空圧力が目標真空圧力値に
到達していないと判断したときは(S23:No)、S
24に進んで、現場入力又は遠隔入力で指示された目標
真空圧力変化速度を取得する。
【0052】また、S25において、反応室10内の現
在の真空圧力値を真空圧力センサー14、15を介して
取得する。そして、S26において、S25で取得した
現在の反応室10の真空圧力値に対し、S24で取得し
た目標真空圧力変化速度で変化させた真空圧力値を、内
部コマンドとしてコントローラ20で発生させている。
そして、内部コマンドをフィードバック制御の目標値と
し、フィードバック制御の目標値を変更する。その後、
S27において、フィードバック制御を行う。
【0053】具体的には、図12のブロック図に示すよ
うに、現場入力又は遠隔入力で指示された目標真空圧力
値や真空圧力変化速度は、インターフェース回路21
(図5参照)で0〜5Vの範囲の電圧で出力され、内部
コマンド発生回路111へ入力される。内部コマンド発
生回路111では、現在の反応室10の真空圧力値か
ら、真空圧力変化速度の大きさに応じて、所定の真空圧
力値を引き、その値をフィードバック制御の目標値とし
て出力する。従って、その後のフィードバック制御は、
特許公報第2677536号に記載されているものと同
様である。
【0054】一方、反応室10内の現在の真空圧力が目
標真空圧力値に到達したと判断したときは(S23:Y
es)、S28に進んで、S21で取得した目標真空圧
力値をフィードバック制御の目標値とする。その後、S
27において、フィードバック制御を行う。ここでのフ
ィードバック制御も、特許公報第2677536号に記
載されているものと同様である。
【0055】尚、S27のフィードバック制御は、動作
モードが真空圧力変化速度コントロールモード(SVA
C)から変更されない限り続行される。
【0056】また、真空圧力変化速度コントロールモー
ド(SVAC)では、目標真空圧力変化速度を任意に変
化させることもできる。例えば、図7に示すように、反
応室10内の真空圧力を大気圧V0から所望の真空圧力
の値V6に到達させ、さらに維持させる際において、反
応室10内の目標真空圧力変化速度を、反応室10内の
真空圧力に基づいて、複数の目標真空圧力変化速度の値
R1、R2、R3、R4、R5で制御することができ
る。
【0057】そのためには、図1のS24で、目標真空
圧力変化速度を取得する際において、反応室10内の真
空圧力が値V0のときは目標真空圧力変化速度が値R1
に、反応室10内の真空圧力が値V2のときは目標真空
圧力変化速度が値R2に、反応室10内の真空圧力が値
V3のときは目標真空圧力変化速度が値R3に、反応室
10内の真空圧力が値V4のときは目標真空圧力変化速
度が値R4に、反応室10内の真空圧力が値V5のとき
は目標真空圧力変化速度が値R5に変化するようにす
る。
【0058】上述したように、目標真空圧力変化速度
は、0〜5(V)の範囲の電圧で内部コマンド発生回路
111(図12参照)に出力されるので、その出力電圧
を変化させることによって、目標真空圧力変化速度を変
化させることができる。例えば、目標真空圧力変化速度
13.3〜2660(Pa/sec)に対し、0〜5
(V)の範囲の出力電圧に相当する場合には、13.3
(Pa/sec)には0(V)、133(Pa/se
c)には0.25(V)、665(Pa/sec)には
1.25(V)、1330(Pa/sec)には2.5
(V)、2660(Pa/sec)には5(V)が相当
する。
【0059】従って、図1の実行時間の最中において、
目標空圧力変化速度を、反応室10内の真空圧力に関係
なく、現場入力又は遠隔入力で変化させることもでき
る。また、図1の実行時間の経過時間に応じて所望の真
空圧力変化速度を変化させることも可能である。さら
に、目標真空圧力変化速度を予めコントローラ20に設
定することもできる。これらにより、反応室10内の真
空圧力を任意の圧力曲線に沿わせることができる。
【0060】次に、第2実施の形態の真空圧力制御シス
テムについて説明する。図9に、従来技術の欄で示した
図14に対する、第2実施の形態の真空圧力制御システ
ムのブロック図を示す。図5の第1実施の形態の真空圧
力制御システムのものと異なる点は、操作部40の真空
比例開閉弁16において、ポテンショメータ18とアン
プ19とが削除され、その代わりに、真空比例開閉弁1
6の空気圧シリンダ41内の空気圧力を計測する空気圧
力センサー70が設けられた点と、位置制御回路31が
空気圧制御回路131に代わった点である。従って、真
空比例開閉弁16の弁のリフト量は、空気圧力センサー
70で取得した空気圧シリンダ41(図3、図4参照)
内の空気圧力を介して計測される。
【0061】また、図8に、真空圧力変化速度コントロ
ールモード(SVAC)の準備時間についてのフローチ
ャートを示す。第2実施の形態の真空圧力制御システム
においては、真空圧力変化速度コントロールモード(S
VAC)を、コントローラ20で選択すると、先ず、S
11に進み、反応室10内の現在の真空圧力を真空圧力
センサー14、15を介して取得する。
【0062】次に、S12Aにおいて、空気圧シリンダ
41(図3、図4参照)内の空気圧力を、真空比例開閉
弁16のポペット弁体45(図3、図4参照)が駆動す
る直前の値(バイアス値)に到達するように、バイアス
制御回路110(図12参照)が空気圧制御回路131
へ指令電圧を出力し、空気圧制御回路131がパルスド
ライブ回路32へ制御信号を発信する。例えば、図11
に示すように、空気圧シリンダ41(図3、図4参照)
内の空気圧力をバイアス値P1にする。このとき、空気
圧シリンダ41(図3、図4参照)内の現在の空気圧力
は空気圧力センサー70(図9参照)で取得される。
【0063】尚、時間t2が経過するまで、バイアス値
P1の指令値が発信され続けるのは、空気圧シリンダ4
1(図3、図4参照)内の空気圧力の充填時間が必要な
ためである。また、真空比例開閉弁16が遮断した状態
にある場合に、反応室10内の真空圧力が大気圧より小
さいときは、真空比例開閉弁16のポペット弁体45
(図3、図4参照)に対して吸引力が反応室10側に作
用し、かかる吸引力の大きさは反応室10内の真空圧力
の大きさに影響される。従って、最適なバイアス値は反
応室10内の真空圧力の大きさによって異なる。そこ
で、第2実施の形態の真空圧力制御システムにおいて
は、バイアス値P1と反応室10内の真空圧力の大きさ
との関係を予めデータとして備えている。
【0064】図8に戻り、S12Aにおいて、空気圧シ
リンダ41(図3、図4参照)内の空気圧力が予め備え
ているバイアス値P1に到達すると、S12Bに進ん
で、空気圧力ランプアップ処理が行われる。例えば、こ
こでは、図11に示すように、時間t3が経過するまで
に、空気圧シリンダ41(図3、図4参照)内の空気圧
力がバイアス値P1から値P2へ直線的に変化するよう
に、空気圧制御回路131がパルスドライブ回路32へ
制御信号を発信する(図5参照)。
【0065】尚、第1実施の形態の真空圧力制御システ
ムの図10との関係について言及すれば、空気圧シリン
ダ41(図3、図4参照)内の空気圧力が値P2である
ときに、真空比例開閉弁16の弁のリフト量の値L1が
0.1266mmであれば、0.1266mmの弁のリ
フト量を得るための空気圧力の充填(P1→P2)を、
10secかけて行うことに相当する。
【0066】そして、S13では、時間t2から時間t
3までの間が経過したか否かを判断している。図8で
は、空気圧シリンダ41(図3、図4参照)内の空気圧
力が値P2であるときに、真空比例開閉弁16の弁のリ
フト量の値L1が0.1266mmであるとし、時間t
2から時間t3までの間は、時間t1の10secとし
ている。その後は、第1実施の形態の真空圧力制御シス
テムと同様である。よって、第2実施の形態の真空圧力
制御システムの図8のS13、S14、S15、S1
6、S17、S18は、第1実施の形態の真空圧力制御
システムの図2のS3、S4、S5、S6、S7、S8
に相当する。
【0067】以上詳細に説明したように、本実施の形態
の真空圧力制御システムでは、半導体製造ライン上に設
けられたCVD装置の反応室10内の真空圧力値を真空
圧力センサー14、15で計測して(S22)、現場入
力又は遠隔入力をもって外部から与えられた目標真空圧
力値との差を求め、この差に応じてコントローラ20が
外部コマンドを発生し、この外部コマンドに従って空気
圧制御部30が真空比例開閉弁16の開度を操作し、反
応室10から真空ポンプ13までの排気系のコンダクタ
ンスを変化させることによって、真空ポンプ13でガス
が排出される反応室10内の真空圧力を、大気圧から高
真空圧までの範囲にある目標真空圧力値に一定に保持す
るフィードバック制御を行うものである(S27)。
【0068】このとき、コントローラ20によって、真
空圧力センサー14、15で計測された反応容器10内
の真空圧力に対し、S24で取得した目標真空圧力変化
速度で変化させた真空圧力値を、内部コマンドとして順
次発生させている(S26)。そして、順次発生する内
部コマンドをフィードバック制御の目標値とし、フィー
ドバック制御の目標値を順次変更することにより(S2
6)、フィードバック制御を追従制御として実行する
(S27)。これにより、反応室20内の真空圧力を目
標真空圧力変化速度をもって一律に変化させることがで
きる。
【0069】すなわち、本実施の形態の真空圧力制御シ
ステムでは、真空比例開閉弁16の開度を操作して、外
部から与えられた又は予めコントローラ20に設定され
た目標真空圧力変化速度で反応室10内の真空圧力を一
律に変化させることができるから、目標真空圧力変化速
度を小さな値で外部から与えることにより、反応室10
内からガスを排出させる進行過程をゆっくりと行うこと
が可能となり、もって、反応室10内でパーティクルが
巻き上ることを防止することができる。
【0070】さらに、反応室10内の真空圧力が目標真
空圧力値に到達するまで、外部から与えられた又は予め
コントローラ20に設定された目標真空圧力変化速度で
反応室10内の真空圧力を一律に変化させることができ
ることから、従来技術の欄で述べたバイパス17で小さ
く抑えられる真空圧力変化速度のように、反応室10内
の真空圧力変化速度が逆関数的に遅くなっていくことは
なく、反応室10内の真空圧力が目標真空圧力値に到達
するまでに要する時間を短縮することが可能となる。従
って、半導体製造ライン上に設けられた反応室10内の
バッチ処理時間の短縮に大きく貢献することになる。図
13に、反応室10内の真空圧力が目標真空圧力値であ
る0(Pa)にまで到達させる場合において、従来技術
の欄で述べたバイパス17で行ったとき(線C)と、真
空比例開閉弁16で行ったとき(線A、線B)の、反応
室10内の真空圧力の経過を示した図である。真空比例
開閉弁16で行ったとき(線A、線B)は、目標真空圧
力変化速度が665(Pa/sec)のとき(線A)
も、目標真空圧力変化速度が332.5(Pa/se
c)のとき(線B)も、目標真空圧力変化速度で反応室
10内の真空圧力を一律に変化させることができること
がわかる。一方、従来技術の欄で述べたバイパス17で
行ったとき(線C)は、反応室10内の真空圧力変化速
度が逆関数的に遅くなっていく。以上より、本実施の形
態の真空圧力制御システムでは、反応室10内の真空圧
力が目標真空圧力値である0(Pa)に到達するまでに
要する時間を短縮することが可能となる。
【0071】また、本実施の形態の真空圧力制御システ
ムは、真空比例開閉弁16の開度を操作するフィードバ
ック制御を追従制御として実行することによって(S2
6、S27)、外部から与えられた又は予めコントロー
ラ20に設定された目標真空圧力変化速度で反応室10
内の真空圧力を一律に変化させるものであり、従来技術
の欄で述べたバイパス弁17を使用する必要はないこと
から、かかるバイパス弁17を削除することにより、半
導体製造装置の小型化とローコスト化に貢献することが
できる。
【0072】また、外部から与えられた又は予めコント
ローラ20に設定された目標真空圧力変化速度で反応室
10内の真空圧力を一律に変化させることができるか
ら、反応室10内からガスを排出させる進行過程を所望
の進行過程で行わせることが可能となり、従来技術の欄
で述べたバイパス弁17のように、固定オリフィスの大
きさで、反応室10内からガスが排出される進行過程が
決まってしまうことはない。
【0073】また、本実施の形態の真空圧力制御システ
ムにおいては、フィードバック制御を追従制御として実
行している最中でも、半導体製造ラインを管理する上位
制御装置により、目標真空圧力変化速度を可変できるの
で、導体体製造プロセス全体の状況などを考慮しつつ、
反応室10内からガスを排出させる進行過程を所望の進
行過程に制御したい要請に応えることができる。
【0074】また、真空比例開閉弁16の駆動源として
空気圧シリンダ41を備えており、フィードバック制御
を開始する前に、空気圧シリンダ41に対して予圧をか
けることにより(S2、S8)、真空比例開閉弁16の
不感帯特性をなくしているので、外部から与えられた又
は予めコントローラ20に設定された目標真空圧力変化
速度で反応容器10内の真空圧力を一律に変化させる際
に応答遅れが発生することはない。
【0075】ただし、真空比例開閉弁16の機械的零点
のずれ、反応室10側と真空ポンプ13側の圧力差など
が要因となって、空気圧シリンダ41に対して予圧をか
ける度合いは、各々の状況に応じて微妙に異なるもので
あるから、空気圧シリンダ41に対して予圧をかけた直
後に、反応室10の真空圧力値を僅かに変化させた値
(266Paを引いた値)をフィードバック制御の目標
値とする定値制御をしばらく実行することにより(S6
〜S8、S16〜S18)、真空比例開閉弁16の不感
帯特性を確実になくし、外部から与えられた又は予めコ
ントローラ20に設定された目標真空圧力変化速度で反
応室10内の真空圧力を一律に変化させる際に応答遅れ
が発生することを皆無にして、反応室10内からガスを
排出させる進行過程をゆっくりと行う初期状態を最適な
ものにすることができる。
【0076】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、本実施の形態の真空圧力制御シス
テムでは、真空圧力変化速度コントロールモード(SV
AC)は、強制クローズモード(CLOSE)から移行
したものであったが、真空圧力コントロールモード(P
RESS)から移行させてもよい。但し、この場合に
は、真空圧力変化速度コントロールモード(SVAC)
の準備時間は、図2のS6又は図8のS16から始ま
る。
【0077】また、本実施の形態の真空圧力制御システ
ムは、CVD装置の反応室10以外の半導体製造ライン
の真空容器についても、実施することは可能である。
【0078】
【発明の効果】本発明の真空圧力制御システムでは、真
空比例開閉弁の開度を操作して、外部から与えられた又
は予めコントローラに設定された目標真空圧力変化速度
で真空容器内の真空圧力を一律に変化させることができ
るから、目標真空圧力変化速度を小さな値で外部から与
えることにより、真空容器内からガスを排出させる進行
過程をゆっくりと行うことが可能となり、もって、真空
容器内でパーティクルが巻き上ることを防止することが
できる。
【0079】さらに、真空容器内の真空圧力が目標真空
圧力値に到達するまで、外部から与えられた又は予めコ
ントローラに設定された目標真空圧力変化速度で真空容
器内の真空圧力を一律に変化させることができることか
ら、従来技術で述べたバイパスで小さく抑えられる真空
圧力変化速度のように、真空容器内の真空圧力変化速度
が逆関数的に遅くなっていくことはなく、真空容器内の
真空圧力が目標真空圧力値に到達するまでに要する時間
を短縮することが可能となる。従って、半導体製造ライ
ン上に設けられた真空容器内のバッチ処理時間の短縮に
大きく貢献することになる。
【0080】また、本発明の真空圧力制御システムは、
真空比例開閉弁の開度を操作するフィードバック制御を
追従制御として実行することによって、外部から与えら
れた又は予めコントローラに設定された目標真空圧力変
化速度で真空容器内の真空圧力を一律に変化させるもの
であり、従来技術の欄で述べたバイパス弁を使用する必
要はないことから、かかるバイパス弁を削除することに
より、半導体製造装置の小型化とローコスト化に貢献す
ることができる。
【0081】また、外部から与えられた又は予めコント
ローラに設定された目標真空圧力変化速度で真空容器内
の真空圧力を一律に変化させることができるから、真空
容器内からガスを排出させる進行過程を所望の進行過程
で行わせることが可能となり、従来技術で述べたバイパ
ス弁のように、固定オリフィスの大きさで、真空容器内
からガスが排出される進行過程が決まってしまうことは
ない。
【0082】また、本発明の真空圧力制御システムにお
いては、フィードバック制御を追従制御として実行して
いる最中でも、半導体製造ラインを管理する上位制御装
置により、目標真空圧力変化速度を可変できるので、導
体体製造プロセス全体の状況などを考慮しつつ、真空容
器内からガスを排出させる進行過程を所望の進行過程に
制御したい要請に応えることができる。
【0083】また、真空比例開閉弁の駆動源として空気
圧シリンダを備えた場合には、フィードバック制御を開
始する前に、空気圧シリンダに対して予圧をかけること
により、真空比例開閉弁の不感帯特性をなくしているの
で、外部から与えられた又は予めコントローラに設定さ
れた目標真空圧力変化速度で真空容器内の真空圧力を一
律に変化させる際に応答遅れが発生することはない。
【0084】ただし、真空比例開閉弁の機械的零点のず
れ、真空容器側と真空ポンプ側の圧力差などが要因とな
って、空気圧シリンダに対して予圧をかける度合いは、
各々の状況に応じて微妙に異なるものであるから、空気
圧シリンダに対して予圧をかけた直後に、真空容器の真
空圧力値を僅かに変化させた値をフィードバック制御の
目標値とする定値制御をしばらく実行することにより、
真空比例開閉弁の不感帯特性を確実になくし、外部から
与えられた又は予めコントローラに設定された目標真空
圧力変化速度で真空容器内の真空圧力を一律に変化させ
る際に応答遅れが発生することを皆無にして、真空容器
内からガスを排出させる進行過程をゆっくりと行う初期
状態を最適なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の真空圧力制御システムにおけ
る、真空圧力変化速度コントロールモードの実行時間の
フローチャート図である。
【図2】第1実施の形態の真空圧力制御システムにおけ
る、真空圧力変化速度コントロールモードの準備時間の
フローチャート図である。
【図3】真空比例開閉弁が遮断した状態にあるときの断
面図である。
【図4】真空比例開閉弁が開いた状態にあるときの断面
図である。
【図5】第1実施の形態の真空圧力制御システムの概略
を示したブロック図である。
【図6】真空圧力変化速度コントロールモードの一例を
示した図である。
【図7】真空圧力変化速度コントロールモードの一例を
示した図である。
【図8】第2実施の形態の真空圧力制御システムにおけ
る、真空圧力変化速度コントロールモードの準備時間の
フローチャート図である。
【図9】第2実施の形態の真空圧力制御システムの概略
を示したブロック図である。
【図10】弁のリフト量ランプアップ処理における入力
信号を示した図である。
【図11】空気圧力ランプアップ処理における入力信号
を示した図である。
【図12】本実施の形態の真空圧力制御システムの概略
を示したブロック図である。
【図13】本実施の形態の真空圧力制御システムの効果
を示した図である。
【図14】CVD装置及びその排気系の概要を示した図
である。
【符号の説明】
10 CVD装置の反応室 14、15 真空圧力センサー 16 真空比例開閉弁 18 ポテンショメータ 22 真空圧力制御回路 41 空気圧シリンダ 45 ポペット弁体 70 空気圧力センサー 111 内部コマンド発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 籠橋 宏 愛知県春日井市堀の内町850 シーケーデ ィ株式会社春日井事業所内 Fターム(参考) 3H066 AA01 BA06 BA38 EA03 3H106 EE48 KK04 5H316 AA20 BB01 DD11 DD12 EE02 EE09 EE12 FF01 FF37 GG06 GG12 HH02 HH08 HH12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器と真空ポンプとを接続する配管
    上にあって開度を変化させることにより前記真空容器内
    の真空圧力を変化させる真空比例開閉弁と、前記真空容
    器内の真空圧力を計測する真空圧力センサーとを有し、
    前記真空圧力センサーの出力に基づいて前記真空比例開
    閉弁の開度を制御する真空圧力制御システムにおいて、 前記真空容器内の真空圧力を変化させる真空比例開閉弁
    を遮断状態から微小な開度に制御して、前記真空容器内
    から排出するガス流量を少なくし、前記真空容器内のガ
    ス流れの速度を小さく抑えることにより、前記真空容器
    内でパーティクルが巻き上ることを防止することを特徴
    とする真空圧力制御システム。
  2. 【請求項2】 半導体製造ライン上に設けられた真空容
    器と、前記真空容器内のガスを排出する真空ポンプと、
    前記真空容器と前記真空ポンプとを接続する配管上にあ
    って開度を変化させることにより前記真空容器内の真空
    圧力を変化させるとともにポペット式の弁構造を持った
    真空比例開閉弁と、前記真空容器内の真空圧力を計測す
    る真空圧力センサーと、前記真空圧力センサーで計測さ
    れた前記真空容器内の真空圧力値と外部から与えられた
    目標真空圧力値との差に応じて外部コマンドを発生させ
    るコントローラと、前記外部コマンドに従って前記真空
    比例開閉弁の開度を操作するサーボ機構とを有し、大気
    圧から高真空圧までの範囲で前記真空容器内の真空圧力
    をフィードバック制御する真空圧力制御システムにおい
    て、 外部から与えられた又は予め前記コントローラに設定さ
    れた目標真空圧力変化速度に基づいて算出される真空圧
    力値を前記コントローラで内部コマンドとして順次発生
    させるとともに、前記内部コマンドを前記フィードバッ
    ク制御の目標値として順次変更することにより、前記フ
    ィードバック制御を追従制御として実行して、前記真空
    容器内の真空圧力を前記目標真空圧力変化速度をもって
    変化させることにより、前記真空容器内からガスが排出
    される進行過程をゆっくりと行うことができることを特
    徴とする真空圧力制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載する真空圧
    力制御システムにおいて、 前記フィードバック制御を追従制御として実行している
    最中でも、前記半導体製造ラインを管理する上位制御装
    置により、前記目標真空圧力変化速度を可変できること
    を特徴とする真空圧力制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに
    記載する真空圧力制御システムにおいて、 前記真空比例開閉弁の駆動源となる空気圧シリンダを備
    え、 前記フィードバック制御を開始する前に、前記空気圧シ
    リンダに対して予圧をかけることにより、前記真空比例
    開閉弁の不感帯特性をなくしたことを特徴とする真空圧
    力制御システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載する真空圧力制御システ
    ムにおいて、 前記空気圧シリンダのピストンロッドの位置を計測する
    ポテンショメータを備え、 前記ポテンショメータの計測結果に基づいて、前記空気
    圧シリンダに対して予圧をかけることを特徴とする真空
    圧力制御システム。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載する真空圧力制御システ
    ムにおいて、 前記空気圧シリンダの空気圧を計測する空気圧力センサ
    ーを備え、 前記空気圧力センサーの計測結果に基づいて、前記空気
    圧シリンダに対して予圧をかけることを特徴とする真空
    圧力制御システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載する真空圧力制御システ
    ムにおいて、 前記空気圧シリンダが始動する直前にまで、前記空気圧
    シリンダに対して予圧をかけることを特徴とする真空圧
    力制御システム。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至請求項7のいずれか一つに
    記載する真空圧力制御システムにおいて、 前記空気圧シリンダに対して予圧をかけた直後に、前記
    真空容器の真空圧力値を僅かに変化させた値を前記フィ
    ードバック制御の目標値とする定値制御をしばらく実行
    することにより、前記真空比例開閉弁の不感帯特性を確
    実になくしたことを特徴とする真空圧力制御システム。
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