JP2000161457A - 直進/回転機構 - Google Patents

直進/回転機構

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JP2000161457A
JP2000161457A JP10340795A JP34079598A JP2000161457A JP 2000161457 A JP2000161457 A JP 2000161457A JP 10340795 A JP10340795 A JP 10340795A JP 34079598 A JP34079598 A JP 34079598A JP 2000161457 A JP2000161457 A JP 2000161457A
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driving force
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JP10340795A
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Inventor
Shunji Takaoka
俊志 高岡
Motonori Inagaki
元紀 稲垣
Nobukimi Gunke
伸公 郡家
Hiroshi Nakagawa
洋 中川
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で且つ薄型であり、さらに、直進
と回転の駆動が1つのメカニズムで構成でき、信号系統
も簡単な直進/回転機構を提供する。 【解決手段】 モータ21と共に回転するボールネジ23の
回転によってラック27がY方向に直線駆動するように構
成されている。対称位置に配置されているラック37も同
様に構成されている。ラック27とラック37の間にはピニ
オンギア39が噛み合わされている。モータ21とモータ31
を同方向で等速回転すると、ラック27、37が同方向に同
じ速度で移動し、ピニオンギア39は回転を停止してY方
向に直進駆動する。モータ21とモータ31の速度を変える
と、ラック27とラック37に速度差が生じピニオンギア39
が回転/直進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送物体を直進及
び回転移動させる搬送装置などに供する直進/回転機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】直進/回転機構は、物体を直線方向に移
動したり回転したりする装置に組み込まれている。例え
ば、工場などの天井に取り付けられて、搬送物体を直進
方向に往復移動させたり回転移動させたりするクレーン
などの天井搬送装置、いわゆるOHT(オーバヘッドホ
イストトランスポート)などに組み込まれている。この
OHTは、図4に斜視図を示すような構造になってお
り、レールに沿って走行する走行機構15の下部に搬送
機構が取り付けられている。この搬送機構は、図に表示
されない直進/回転機構の駆動によって、テーブル17
が図の矢印のように直進方向に往復移動したり回転移動
したりする。これによって、テーブル17の下部に取り
付けられた物体保持装置19に保持された物体を直進及
び回転移動させることが出来る。
【0003】このようなテーブルを直進及び回転駆動さ
せるための、従来の直進/回転機構は図6のような構造
になっている。すなわち、この直進/回転機構は、モー
タ1の回転軸に直結してボールネジ3が延びており、こ
のボールネジ3にはスライド部材5が螺合されている。
さらに、このスライド部材5の下部端面にはスライドテ
ーブル7が係止されている。なお、係止構造はスライド
テーブル7の面方向の回転駆動を阻害しないように工夫
されている。このような直進機構の構成により、ボール
ネジ3の軸方向を螺動するスライド部材5に伴って、ス
ライドテーブル7が自在に直進駆動できるようになって
いる。
【0004】また、ボールネジ3の上部位置であって、
スライド部材5の移動を邪魔しない位置に、ボールネジ
3と平行するように、モータ9とこのモータ9の回転軸
に直結して延びているウォーム11とが配置されてい
る。一方、ウォームホイール13にはその円周にウォー
ムギアが形成されており、ウォーム11と螺合されて回
転自在に取り付けられている。また、このウォームホイ
ール13の下部端面にはスライドテーブル7が係止され
ている。なお、この係止構造はスライドテーブル7の直
進方向への移動を妨げないように工夫されている。この
ような回転機構の構成により、ウォームホイール13の
回転に伴ってスライドテーブル7が自在に面方向に回転
駆動できるようになっている。
【0005】今、モータ1を回転させると、ボールネジ
3の回転によってスライド部材5がボールネジ3に沿っ
て移動するので、スライド部材5に係止されたスライド
テーブル7は図の矢印の方向に直進駆動する。勿論、移
動方向を変えるにはモータ1の回転方向を変えることに
よって行う。次に、モータ9を回転させると、ウォーム
11の回転によってウォームホイール13が回転するの
で、このウォームホイール13に係止されたスライドテ
ーブル7が面方向に回転駆動する。このとき、回転方向
を変えるにはモータ9の回転方向を変えればよい。この
ようにして、スライドテーブル7を自在に直進及び回転
駆動することが出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような直進/回転機構は、直進機構と回転機構は別々の
アクチュエータで構成されており、構造上、それぞれの
機構を上下の位置に配置しなければならない。このた
め、直進/回転機構の組立高さが高くなってしまう。さ
らに、直進機構と回転機構の2つのアクチュエータを用
いるために、全体構造も大きくなり、且つコストも高く
なってしまう。また、直進機構の駆動メカニズムと回転
機構の駆動メカニズムが別々に構成されているため、機
構全体の駆動効率も悪い。さらに、直進駆動用のモータ
と回転駆動用のモータには別々の信号を供給しなければ
ならず、信号線系統が複雑になってしまうなどの問題が
ある。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、構造が簡単で且つ薄型であり、さら
に、直進と回転の駆動が1つのメカニズムで構成でき、
信号系統も簡単な直進/回転機構を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る直進/回
転機構は、アクチュエータの駆動によって、スライドテ
ーブルに直進駆動と回転駆動とをさせる機構を備えた直
進/回転機構であって、スライドテーブルに固着されて
おり、且つ直進と回転が自在に出来るように配置された
円形の回転台と、この回転台の中心に対して対称位置の
円周上の接線に平行に配置され、回転台に駆動力を伝達
する一対の直進駆動手段と、一対の直進駆動手段の各々
に直進駆動力を供給し、且つ直進駆動速度を可変させる
駆動力供給手段とを備えている。そして、一対の直進駆
動手段の直進駆動速度と方向が等しいときは、回転台は
回転を停止して直進駆動手段と共に直進方向に移動し、
一対の直進駆動手段の直進駆動速度が異なるときは、回
転台は回転/直進駆動を行うことを特徴とする。
【0009】請求項2に係る直進/回転機構は、請求項
1の直進/回転機構において、回転台がピニオンギアで
あり、一対の直進駆動手段がピニオンギアに駆動力を伝
達する一対のラックであり、駆動力供給手段が、一対の
ラックに対して、回転力に基づく直進駆動力を供給する
と共に、回転速度を可変して、ラックの直進駆動速度を
可変させるモータであることを特徴とする。
【0010】請求項3に係る直進/回転機構は、請求項
1の直進/回転機構において、回転台がピニオンギアで
あり、一対の直進駆動手段がピニオンギアに駆動力を伝
達する一対のラックであり、駆動力供給手段が、一対の
ラックに直進駆動力を供給し、且つラックの直進駆動速
度を可変させるリニアモータであることを特徴とする。
【0011】請求項4に係る直進/回転機構は、請求項
1の直進/回転機構において、回転台がピニオンギアで
あり、一対の直進駆動手段がピニオンギアに駆動力を伝
達する一対のベルトであり、駆動力供給手段が、一対の
ベルトの移動駆動力を供給し、且つベルトの移動駆動速
度を可変させるモータであること特徴とする。
【0012】請求項5に係る直進/回転機構は、請求項
1の直進/回転機構において、回転台に回転力を伝達す
るクランク機能と、この回転台に直進駆動力を伝達する
直進駆動伝達機能とを有し、回転台の中心に対して対称
位置に配置されたリンク棒を備え、駆動力供給手段が、
回転速度可変のモータであり、一対の直進駆動手段が、
前記モータの回転を直線運動に変換する送りネジ機構
と、この送りネジ機構から前記リンク棒に直進駆動力並
びにクランク力を伝達する伝達部材を備えたスライド部
材であることを特徴とする。
【0013】このような構成にすることによって、1種
類のアクチュエータ機構によって直進駆動と回転駆動を
行うことが出来る。従って、装置全体の構造が簡単にな
り、特に、装置の高さを低くし薄型にすることが出来
る。また、制御系も簡単になり、経済的、且つ使い勝手
のよい直進/回転機構を実現することが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実
施の形態の直線/回転機構の斜視図である。同図におい
て、モータ21の回転軸に直結してボールネジ23が延
びており、これらが上部を開放されたケース25に収納
されている。このボールネジ23には、スライド部材2
7aで螺合されたラック27が取り付けられている。そ
して、モータ21の回転に伴うボールネジ23の回転に
よって、スライド部材27aが螺動してラック27が直
線方向(図のY方向)に移動できるように構成されてい
る。
【0015】一方、ラック27の歯面と対向する側に
も、前述と同様な機構部品が対称配置されている。すな
わち、モータ31の回転軸に直結してボールネジ33が
延びており、これらが上部を開放されたケース35に収
納されている。このボールネジ33には、スライド部材
37aで螺合されたラック37が、ラック27と歯面を
対向して取り付けられている。そして、モータ31の回
転に伴うボールネジ33の回転によって、スライド部材
37aが螺動してラック37が直線方向(図のY方向)
に移動できるように構成されている。
【0016】さらに、ラック27の歯とラック37の歯
に挟まれる位置にピニオンギア39が螺合されて配置さ
れている。このピニオンギア39は、ラック27の歯と
ラック37の歯に沿って直線方向に移動でき、且つ、ラ
ック27とラック37の移動速度差によって回転出来る
ように構成されている。そして、ピニオンギア39の下
部端面にはスライドレール29が固定され、さらに、こ
のピニオンギア39の上部端面には図示しないスライド
テーブルが取り付けられている。このスライドテーブル
が、この直進/回転機構によって、直進もしくは回転駆
動をするものである。
【0017】次に、この実施の形態の動作について説明
する。先ず、ピニオンギア39に固着されたスライドテ
ーブルの直進駆動の動作について説明する。今、モータ
21とモータ31を同じ方向に同じ速度で回転させる
と、ボールネジ23とボールネジ33とによって、それ
ぞれ、ラック27とラック37とが同方向に同じ早さで
直進駆動する。そして、直進駆動中のラック27とラッ
ク37の相対速度はゼロであるので、ピニオンギア39
は回転することなく、ラック27とラック37の歯に噛
み合わされて、2つのラック27、37と共に直線方向
(図のY方向)に移動する。
【0018】これに伴って、ピニオンギア39と共にス
ライドレール29が直線方向に移動し、結果としてスラ
イドテーブルは図の矢印Yの方向に直進駆動する。そし
て、所望の位置まで移動したとき2つのモータ21、3
1を停止する。なお、スライドテーブルの直進駆動の方
向を反対にするときは、モータ21とモータ31を共に
前述とは反対の向きに同じ速度で回転させればよい。こ
のようにして、スライドテーブルを往復直進移動させる
ことが出来る。
【0019】次に、ピニオンギア39の固着されたスラ
イドテーブルの回転駆動の動作について説明する。モー
タ21とモータ31の速度を変えて同方向に回転する
と、ラック27とラック37の直進方向の移動速度が変
わる。すなわち、ラック27とラック37の相対速度が
変わるのでピニオンギア39が回転する。そして、ピニ
オンギア39の回転に伴って、スライドテーブルが回転
する。
【0020】例えば、モータ21よりモータ31を速く
回転させると、ラック27に対してラック37が図の左
上方に相対移動するので、ピニオンギア39は図の矢印
の方向に回転する。これによって、ピニオンギア39に
固着されたスライドテーブルを回転駆動させることが出
来る。そして、所望の角度θだけ回転させたら、2つの
モータ21、31を止めて回転を停止させるか、2つの
モータ21、31を等速回転にして直進駆動に切り替え
ればよい。
【0021】なお、スライドテーブルの回転方向を反対
にするときは、モータ21とモータ31を共に前述とは
反対の向きに回転する速度を変えることによって、ピニ
オンギヤ39を反対方向に回転するようにすればよい。
また、スライドテーブルの回転速度を変えたいときに
は、モータ21とモータ31の速度差を変えて、ラック
27とラック37の相対速度を変えることによって、ピ
ニオンギヤ39の回転速度を変えるようにすればよい。
このようにして、1つのアクチュエータ機構によって、
ピニオンギア39が直進/回転駆動するために、このピ
ニオンギア39に固着されたスライドテーブルを直進駆
動させたり、回転駆動させることが出来る。
【0022】なお、モータ21とモータ31の制御につ
いては、モータ21、31にサーボモータやステッピン
グモータを用いて、それぞれのモータの回転速度及び回
転角を所望の値に設定すればよい。また、ラック27、
37の長さを充分に大きくとることが出来れば、直進方
向の移動ストロークも大きくとれるし、ピニオンギアを
何回転も回すことが出来るので、スライドテーブルを複
数回転させることも可能である。
【0023】また、この実施の形態のような直進/回転
機構では、ピニオンギアに対してラックが両側から噛み
合わさっているので、ラックとピニオンのギアの噛み合
わせにおける遊びは相殺され、通常は、遊びが動作位置
の精度上問題となることはない。しかし、さらに動作位
置の精度を向上させる場合には、ノンバックラッシュ形
のピニオンギアを用いればよい。このノンバックラッシ
ュ形のピニオンギアは、ピニオンに対して、対称位置の
2カ所に遊び相殺用のラックを設けたり、バネ力または
ボルトで固定することによってギアの噛み合わせの遊び
を吸収するように構成されている。
【0024】図2は、本発明の実施の形態の直進/回転
機構の1つの変形例を示す概念図である。この変形例の
特徴は、ピニオンギア41を駆動するラック43の駆動
源としてリニアモータ45を用いていることである。す
なわち、リニアモータ45の上にラック43が浮上して
おり、通常のリニアモータの駆動原理によってラック4
3がリニアモータ45上を直進移動する。それ以外の駆
動動作については図1で述べた実施の形態と同じである
ので説明は省略する。また、直動形エアシリンダによっ
てラックを駆動してもよい。この場合は、2つの直動形
エアシリンダの圧力差によってそれぞれのラックの移動
速度を可変すればよい。
【0025】図3は、本発明の実施の形態の直進/回転
機構の別の変形例を示す概念図である。この変形例の特
徴は、ラックとピニオンギアを用いない一例である。す
なわち、図示しないモータによって回転駆動するボール
ネジ51及びボールネジ53には、それぞれスライド部
材55とスライド部材57が螺合されている。そして、
これらのスライド部材55とスライド部材57には、そ
れぞれ円柱突起59と円柱突起61が形成されている。
一方、回転台63の底面には図示しないスライドテーブ
ルが取り付けられている。
【0026】また、回転台63の中心に対して対称な円
周上の位置に、リンク棒65とリンク棒67が取り付け
られている。これらのリンク棒65とリンク棒67の取
付機構は、回転台63に回転駆動力を伝達出来るような
機構、例えばクランク機構を構成している。そして、リ
ンク棒65とリンク棒67のそれぞれの他端は、それぞ
れ長穴69と長穴71が形成され、これらの長穴69、
71に、それぞれ円柱突起59と円柱突起61とが接続
されている。
【0027】次に、動作について説明する。スライド部
材55とスライド部材57が等しい速度で移動している
ときは、リンク棒65とリンク棒67とは直線状態を保
ったまま、スライド部材55、57と共に直進方向に移
動する。これによって、回転台63は図の矢印Yの方向
に直進駆動するので、図示しないスライドテーブルも直
進駆動する。次に、ボールネジ51とボールネジ53の
回転速度を変えると、速度差によってスライド部材55
とスライド部材57の相対位置の関係が変化する。
【0028】これによって、円柱突起59と円柱突起6
1は、それぞれの長穴69と長穴71を摺動して、リン
ク棒65とリンク棒67を傾かせる方向に変位させる。
そしてこのリンク棒65、67の変位作用は、回転台6
3側に接続されたリンク棒65、67のクランク機構に
よって回転力に変換され、回転台63を図の矢印の方向
に回転駆動させる。これによってスライドテーブルを回
転駆動させることが出来る。なお、この実施例の機構で
は、回転ストロークを、図1に示した第1の実施の形態
のように大きくとれないが、安価な直進/回転機構を実
現することが出来る。
【0029】以上述べた実施の形態は本発明の説明のた
めの一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が可
能である。
【0030】例えば、図4に示すように中央のピニオン
ギア39の円周接線の180度対称の位置に、2本のベ
ルト81、82を張り、これらのベルト81、82が等
速度で同方向に移動しているときは、ピニオンギア39
も同じ方向に直線移動し、ベルト81、82の移動速度
が異なるときは、ピニオンギア39を回転させるように
構成してもよい。このとき、ベルト81、82は、ピニ
オンギア39の移動に応じて、テンショナー95によっ
て周長が調整されるようにすればよい。また、プーリ9
1、92のうちどちらか一方をモータ等によって回転す
ることによって、ベルト81を駆動するようにすればよ
い。同様に、ベルト82もプーリ93、94のうちどち
らか一方を回転することよって駆動すればよい。なお、
2本のベルト81、82をタイミングベルトにしてもよ
い。このとき、ピニオンギア39及びプーリ91、9
2、93、94をタイミングプーリに置き換えればよ
い。
【0031】要するに、一対の直進駆動機構に狭持され
た回転台が、一対の直進駆動機構に速度差があるときに
は回転し、速度差がないときには直進駆動するような構
成であれば全て本発明の範囲に入ることは云うまでもな
い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の直進/回
転機構によれば、直進駆動と回転駆動が1組のアクチュ
エータ機構で実現できるので、装置全体を小型化するこ
とが出来、且つ生産コストを下げることが出来る。特
に、直進駆動用と回転駆動用とのアクチュエータを重ね
合わせる必要がなくなるので、装置を薄型にすることが
出来る。
【0033】また、直進駆動用と回転駆動用に分けて信
号を供給する必要もなくなり、同一信号においてそれぞ
れのモータの速度のみを可変すれば、直進駆動と回転駆
動とに切り替えられるので信号系統が簡単になる。さら
に、直進駆動と回転駆動を同一の駆動メカニズムで構成
することが出来るので、機構全体の駆動効率もよくな
る。特に、従来技術では、回転駆動用のアクチュエータ
も直進駆動用のアクチュエータも、それぞれの駆動が出
来るパワーを必要としたが、本発明によれば、直進駆動
兼回転駆動用のアクチュエータとして、従来の半分のパ
ワーのものを2個設ければよいので、経済的且つ効率的
な使い方が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の直進/回転機構の斜視図
である。
【図2】本発明の実施の形態の直進/回転機構の1つの
変形例を示す概念図である。
【図3】本発明の実施の形態の直進/回転機構の別の変
形例を示す概念図である。
【図4】本発明の実施の形態の直進/回転機構の別の変
形例を示す概念図である。
【図5】直進/回転機構を搭載したOHTの斜視図であ
る。
【図6】従来の直進/回転機構の斜視図である。
【符号の説明】
1、9、21、31・・・モータ、 3、23、33、51、53・・・ボールネジ、 5、55、57・・・スライド部材、 7、17・・・スライドテーブル、 11・・・ウォーム、 13・・・ウォームホイール、 15・・・走行機構、 19・・・物体保持装置、 25、35・・・ケース、 27、37、43・・・ラック、 27a、37a・・・スライド部材、 29・・・スライドレール、 39、41・・・ピニオンギア、 45・・・リニアモータ、 59、61・・・円柱突起、 63・・回転台、 65、67・・・リンク棒、 69、71・・・長穴、 81、82・・・ベルト、 91、92、93、94・・・プーリ、 95・・・テンショナー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 19/06 F16H 19/06 25/20 25/20 A (72)発明者 郡家 伸公 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢事業所内 (72)発明者 中川 洋 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢事業所内 Fターム(参考) 3F022 JJ07 KK02 KK05 MM01 MM02 3F203 BA04 CA02 CC01 CC02 CC03 DA08 FA01 3J051 BA01 BB04 EC03 ED15 FA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータの駆動によって、スライ
    ドテーブルに直進駆動と回転駆動とをさせる機構を備え
    た直進/回転機構に於いて、 前記スライドテーブルに固着され、直進及び回転自在に
    配置された円形の回転台と、 前記回転台の中心に対して対称位置の円周上の接線に平
    行に配置され、前記回転台に駆動力を伝達する一対の直
    進駆動手段と、 前記一対の直進駆動手段の各々に直進駆動力を供給し、
    且つ直進駆動速度を可変させる駆動力供給手段とを備
    え、 前記一対の直進駆動手段の直進駆動速度と方向が等しい
    ときは、前記回転台は、回転を停止して前記直進駆動手
    段と共に直進方向に移動し、 前記一対の直進駆動手段の直進駆動速度が異なるとき
    は、前記回転台は、回転/直進駆動を行うことを特徴と
    する直進/回転機構。
  2. 【請求項2】 前記回転台がピニオンギアであり、 前記一対の直進駆動手段が、前記ピニオンギアに駆動力
    を伝達する一対のラックであり、 前記駆動力供給手段が、前記一対のラックに対して、回
    転力に基づく直進駆動力を供給すると共に、回転速度を
    可変して、前記ラックの直進駆動速度を可変させるモー
    タであることを特徴とする請求項1記載の直進/回転機
    構。
  3. 【請求項3】 前記回転台がピニオンギアであり、 前記一対の直進駆動手段が、前記ピニオンギアに駆動力
    を伝達する一対のラックであり、 前記駆動力供給手段が、前記一対のラックに直進駆動力
    を供給し、且つ前記ラックの直進駆動速度を可変させる
    リニアモータであることを特徴とする請求項1記載の直
    進/回転機構。
  4. 【請求項4】 前記回転台がピニオンギアであり、 前記一対の直進駆動手段が、前記ピニオンギアに駆動力
    を伝達する一対のベルトであり、 前記駆動力供給手段が、前記一対のベルトの移動駆動力
    を供給し、且つ前記ベルトの移動駆動速度を可変させる
    モータであること特徴とする請求項1に記載の直進/回
    転機構。
  5. 【請求項5】 前記回転台に回転力を伝達するクランク
    機能と、該回転台に直進駆動力を伝達する直進駆動伝達
    機能とを有し、前記回転台の中心に対して対称位置に配
    置されたリンク棒を備え、 前記駆動力供給手段が、回転速度可変のモータであり、 前記一対の直進駆動手段が、前記モータの回転を直線運
    動に変換する送りネジ機構と、この送りネジ機構から前
    記リンク棒に直進駆動力並びにクランク力を伝達する伝
    達部材を備えたスライド部材であることを特徴とする請
    求項1記載の直進/回転機構。
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