JP2000159811A - 変性ジエン系ゴム及びその製造方法 - Google Patents

変性ジエン系ゴム及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車タイヤ用のゴム材料とした場合に、転
がり抵抗が小さく、ウエットスキッド抵抗性に優れたゴ
ム材料を提供する。 【解決手段】 繰り返し単位の80%以上がシス−1,
4構造で、ムーニー粘度(ML1+4,100℃)が20〜
80の範囲にあり、かつゲルパーミエーションクロマト
グラフィーにより測定した重量平均分子量が20000
0〜1000000の範囲にあるジエン系ゴムが、アミ
ノ基を二個有する脂肪族炭化水素によって変性されてい
ることを特徴とする変性ジエン系ゴム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に自動車タイヤ
用として有用な、弾性率とウエットスキッド抵抗が共に
高い変性ゴムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車タイヤゴムとしては、ポリ
ブタジエンゴム(BR)、あるいはスチレン−ブタジエ
ンゴム(SBR)を主成分とし、他に天然ゴムなどを配
合したゴム組成物が用いられている。
【0003】近年、自動車の低燃費化の要求と雪上及び
氷上における走行安全性の要求が高まり、自動車タイヤ
トレッドゴムとして、転がり抵抗が小さく(すなわち、
反発弾性の大きく)、かつ雪上及び氷上における路面グ
リップ(すなわち、ウエットスキッド抵抗)の大きなゴ
ム材料の開発が望まれている。ところが、ポリブタジエ
ンゴム(BR)のように反発弾性の大きなゴムはウエッ
トスキッド抵抗が低い傾向があり、一方、スチレン−ブ
タジエンゴム(SBR)には、ウエットスキッド抵抗は
大きいが、転がり抵抗も大きいという問題があった。
【0004】従来から、上記のような課題を解決する方
法として、リチウム系触媒の存在下で、低シスジエン系
ゴムを変性剤によって化学変性させる方法が数多く提案
されている。例えば、低シスBRをベンゾフェノン化合
物で変性する方法が、特開昭58−162604号公報
及び特開昭59−117514号公報に提案されてお
り、自動車タイヤの転がり抵抗が小さく、ウエットスキ
ッド抵抗が大きく、また反発弾性も改善されると報告さ
れている。
【0005】特公平6−53766号公報、特公平6−
57769号公報、そして特公平6−78450号公報
には、活性なアルカリ金属末端を有するジエン系ゴム
を、ニトロアミノ化合物、ニトロ化合物、ニトロアルキ
ル化合物などと反応させることにより、反発弾性に優
れ、低温硬度が低いゴムが得られる旨記載されている。
【0006】しかしながら、低シスBRは耐摩耗性が不
十分であり、変性によってもこの問題点は解決されな
い。また、SBRでも反発弾性が低く、変性後もこの欠
点の充分な解決には至らない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高シス−
1、4−構造含有率のジエン系ゴムを変性することによ
って、耐摩耗性が高く、転がり抵抗が低く、かつウエッ
トスキッド性が良好で、特に自動車タイヤトレッド用ゴ
ムとして好適なジエン系ゴムを提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、繰り返し単位
の80%以上がシス−1,4構造であって、ムーニー粘
度(ML1+4,100℃)が20〜80の範囲にあり、か
つゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより測定
した重量平均分子量が200,000〜1,000,0
00の範囲にあるジエン系ゴムが、アミノ基を二個有す
る脂肪族化合物で変性されていることを特徴とする変性
ジエン系ゴムにある。
【0009】本発明はさらに、繰り返し単位の80%以
上がシス−1,4構造であって、ムーニー粘度(ML
1+4,100℃)が20〜80の範囲にあり、かつゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィーにより測定した重量
平均分子量が200,000〜1,000,000の範
囲にあるジエン系ゴムジエン系ゴムを、ハロゲン化アル
ミニウム又はハロゲン化アルキルの存在下にて、アミノ
基を二個有する脂肪族化合物で変性することを特徴とす
る変性ジエン系ゴムの製造方法にもある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において変性対象とされる
ジエン系ゴムは、繰り返し単位の80%以上(好ましく
は90%以上、さらに好ましくは95%以上)がシス−
1,4構造であって、ムーニー粘度(ML1+4 ,100
℃)が20〜80の範囲にあり、かつゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィーにより測定した重量平均分子量
が200,000〜1,000,000の範囲にあるジ
エン系ゴム(共役ジエンの単独重合体ゴムまたは共重合
体ゴム)であり、コバルト、ニッケル、チタン、又はネ
オジム系触媒系を利用して共役ジエンを単独重合または
共重合して得られるジエン系ゴムであることが好まし
い。繰り返し構造が80%未満のシス−1,4−構造で
あるジエン系ゴムは反発弾性が低く、本発明の目的を達
成できないので好ましくない。
【0011】上記のジエン系ゴムの具体例としては、ポ
リブタジエン(BR)、ポリイソプレン(IR)、スチ
レン−ブタジエンゴム(SBR)、イソプレン−ブタジ
エンゴム、ニトリル−ブタジエンゴム(NBR)などが
挙げられる。好ましくはBRである。一般的に商業生産
された物を用いてもよいし、また適宜重合もしくは共重
合したものを用いてもよい。
【0012】本発明で用いるジエン系ゴムの変性剤とし
ては、脂肪族炭化水素の分子にアミノ基が二個付いた化
合物であって、特にアミノ基を二個有する炭素原子数1
〜12のアルカンが好ましい。具体的化合物の例として
は、エチレンジアミン、トリメチレンジアミン、ペンタ
メチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、1,2−
ジアミノエタン、1,2−プロパンジアン、1,3−プ
ロパンジアン、1,4−ジアミノブタン、2,7−ジア
ミノヘプタン、1,6−ジアミノヘキサン、1,8−ジ
アミノオクタン、1,9−ジアミノノナン、1,10−
ジアミノデカン、及び1,12−ジアミノドデカンを挙
げることができる。これらの変性剤は、単独でも使用し
ても、あるいは二種類以上組合せて用いてもよい。
【0013】本発明に於ける変性剤によるジエン系ゴム
の変性方法としては、変性剤とジエン系ゴムとを有機溶
媒中で接触させて変性反応を発生させてもよく、あるい
は、ジエン系ゴムの重合溶液に直接、変性剤を添加して
行うことができる。その他の方法としては押出混練機な
どを用いて直接混練変性することも可能である。
【0014】変性反応速度が遅い場合には、反応速度を
大きくするために、ハロゲン化アルミニウムやハロゲン
化アルキルを触媒として使用することができる。ハロゲ
ン化アルミニウムの例としては、塩化アルミニウム、臭
化アルミニウム、ヨウ化アルミニウムなどが挙げられ
る。ハロゲン化アルキルの例としては、臭化エチル、ヨ
ウ化エチル、塩化ブチル、臭化ブチル、ヨウ化ブチルな
どの炭素原子数1〜6のアルキルのハロゲン化物が挙げ
られる。
【0015】変性反応に使用する有機溶媒としては、そ
れ自身がジエン系ゴムと反応しないものであれば、自由
に使用できる。通常は、ジエン系ゴムの製造に用いた溶
媒と同じものが用いられる。その具体例としては、ベン
ゼン、クロルベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香
族炭化水素系溶媒、n−ヘプタン、n−ヘキサン、n−
ペンタン、n−オクタンなどの炭素原子数5〜10の脂
肪族炭化水素系溶媒、シクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサン、テトラリン、デカリンなどの脂環族炭化水素系
溶媒などを挙げることができる。また、塩化メチレンや
テトラヒドロフランなども使用することができる。
【0016】変性反応の反応溶液の温度は、0〜100
℃の範囲にあることが好ましく、特に室温〜70℃の範
囲にあることが好ましい。温度が低すぎると変性反応の
進行が遅く、温度が高すぎると重合体がゲル化しやすく
なる。変性反応の時間には特に制限はないが、通常は
0.5〜6時間の範囲にあることが好ましい。変性反応
時間が短かすぎると反応が充分進行せず、時間が長すぎ
ると重合体がゲル化しやすくなる。
【0017】変性反応溶液におけるジエン系ゴムの量
は、溶媒1リットル当り、通常は5〜400g、好まし
くは20〜200g、更に好ましくは30〜100gの
範囲にある。
【0018】変性反応における変性剤の使用量は、ジエ
ン系ゴム100gに対して、通常は0.01〜150ミ
リモル、好ましくは1〜100ミリモル、更に好ましく
は3〜50ミリモルの範囲にある。使用量が少な過ぎる
と、変性ジエン系ゴム中に導入される窒素元素の量が少
なくなり、変性効果が少ない。使用量が多すぎると、変
性ジエン系ゴム中に未反応変性剤が残存することになる
ため、その除去に手間がかかることになるので好ましく
ない。
【0019】変性反応の実施に際しては、変性剤の種類
によっては、触媒を使用することが好ましい。この反応
における触媒の使用量は、ジエン系ゴム100gに対し
て、通常は0.01〜100ミリモル、好ましくは0.
05〜50ミリモル、更に好ましくは0.08〜20ミ
リモルである。
【0020】本発明の変性ジエン系ゴムは、単独でまた
は他の合成ゴム若しくは天然ゴムとブレンドして配合
し、必要ならばプロセス油で油展し、次いでカーボンブ
ラックなどの充填剤、加硫剤、加硫促進剤その他の通常
の配合剤を加えて加硫し、タイヤ、ホース、ベルト、そ
の他の、各種工業用品等の機械的特性及び耐摩耗性が要
求されるゴム用途に使用される。また、プラスチック材
料の改質剤として使用することもできる。
【0021】
【実施例】下記の実施例および比較例において得られた
ゴム状ポリマーのムーニー粘度(ML1+4 、100
℃)、シス−1,4−構造量、分子量及び分子量分布、
及び窒素含有量は下記の方法により測定した。 (1)ムーニー粘度(ML1+4 、100℃):JIS−
K6300に従い株式会社島津製作所製のムーニー粘度
計(SMV−200)を使用して100℃で1分予熱し
たのち、4分間測定してゴムのムーニー粘度(ML
1+4 、100℃)として表示した。 (2)シス−1,4−構造量:赤外吸収スペクトル分析
法により0.4重量%の二硫化炭素溶液を用いてポリマ
ーのミクロ構造を測定してシス−1,4−構造量を算出
した。 (3)分子量及び分子量分布:ポリスチレンを標準物質
としてテトラヒドロフランを溶媒として温度40℃でゲ
ルパーミエーション(透過)クロマトグラフィー(東ソ
ー株式会社製、GPC)の分子量分布曲線から求めた検
量線を用いて計算して重量平均分子量(Mw)及び数平
均分子量(Mn)を求めて重量平均分子量(Mw)と分
子量分布の広がりの大きさとしてMw/Mnを示した。 (4)窒素含有量:JIS−K0102に従い、ケルダ
ール法で定量した。
【0022】また、300%弾性率、tanδ、および
ウエットスキッド抵抗を下記の方法により測定した。 (1)300%弾性率:JIS−K6301により測定
して300%でのモジュラスで示した。 (2)tanδ:レオメトリックス社製の粘弾性測定器
(RSA2型)を用いて温度70℃、周波数10Hzで
測定した値を示した。 (3)ウエットスキッド抵抗:スタンレー社製のポータ
ブルスキッド抵抗計を用いてASTM−E303−83
の方法に従って測定した。濡れた路面でのグリップ特性
(駆動性能、制動性能及び操縦性能)の指標で数値が大
きい程良好であることを示す。
【0023】[実施例1]攪拌機及び温度調節器付き2
リットルのガラス製セパラブルフラスコにコバルト触媒
系で製造したポリブタジエンゴム(宇部興産株式会社
製、UBEPOL−340L、ML1+4 、100℃=3
4、シス−1,4−構造=98%、GPCによる重量平
均分子量=510,000、分子量分布Mw/Mn=
2.4)130gとトルエン1.2リットルとを加え
て、攪拌下に60℃に昇温して、ポリブタジエンを完全
に溶解させた。次に、予めテトラヒドロフランに溶解さ
せた変性剤(1,3−プロパンジアミン)20ミリモ
ル、そして触媒として塩化アルミニウム20ミリモルを
添加して、60℃、2時間変性反応を行なった。反応終
了後、室温に冷却して、この反応液を5リットルフラス
コに移し、メタノール1.2リットルを加えて変性ポリ
ブタジエンゴムを沈殿させた。沈殿物の変性ポリブタジ
エンゴムを300メッシュの金網で濾過分離し、これに
酸化防止剤(テトラキス−〔メチレン−3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート〕メタン:日本チバガイギー社製、Irganox
1010)をポリブタジエンゴムに対して1,000p
pmを練り混んで100℃で1時間真空乾燥させて変性
ポリブタジエンゴムを得た。
【0024】変性ポリブタジエンゴムの精製:上記で製
造した変性ポリブタジエンゴム10gをトルエン300
ミリリットルに加えて、室温で攪拌して完全に溶解さ
せ、次いでこの溶液にメタノール300ミリリットルを
加えて変性ゴムを沈殿させ、固形分を250メッシュ金
網でろ過分離した。再度この操作を繰り返して変性剤を
除去して、精製された変性ポリブタジエンゴムを100
℃で1時間真空乾燥して分析用サンプルを得た。ML
1+4 、100℃=40、窒素含有量=3,900ppm
であった。実施例2以降の実施例及び比較例で得られた
変性ポリマーについても同様な精製を行った。
【0025】[実施例2]変性反応の触媒を20ミリモ
ルの臭化アルミニウムに変えた以外は実施例1と同様に
して変性ポリブタジエンゴムを得た。得られた変性ポリ
ブタジエンゴムはML1+4 、100℃=40、窒素含有
量=320ppmであった。
【0026】[実施例3]変性剤を20ミリモルの1,
2−プロパンジアミンに変えた以外は実施例2と同様に
して変性ポリブタジエンゴムを得た。得られた変性ポリ
ブタジエンゴムはML1+4 、100℃=51、窒素含有
量=190ppmであった。
【0027】[実施例4]変性反応の触媒を20ミリモ
ルの塩化アルミニウムに変えた以外は実施例3と同様に
して変性ポリブタジエンゴムを得た。得られた変性ポリ
ブタジエンゴムはML1+4 、100℃=38、窒素含有
量=700ppmであった。
【0028】[実施例5]変性剤を20ミリモルの1,
4−ジアミノブタンに変えた以外は実施例4と同様にし
て変性ポリブタジエンゴムを得た。得られた変性ポリブ
タジエンゴムはML1+4 、100℃=38、窒素含有量
=3,900ppmであった。
【0029】[実施例6]変性反応の触媒を20ミリモ
ルの臭化エチルに変えた用いた以外は実施例5と同様に
して変性ポリブタジエンゴムを得た。得られた変性ポリ
ブタジエンゴムはML1+4 、100℃=38、窒素含有
量=85ppmであった。
【0030】[比較例1]変性剤、触媒を使用しなかっ
た以外は実施例1と同様に処理した。得られたゴム状ポ
リマーはML1+4 、100℃=34で、窒素含有量は検
出されなかった。Mw=585,000、分子量分布M
w/Mn=2.40であった。
【0031】[加硫物性]各実施例及び比較例で得られ
たポリブタジエンゴム(変性BRまたは未変性BR)を
第1表に記載のように配合してゴム組成物を調製した。
次いで、得られた配合物を150℃で30分間プレス加
硫して、加硫物の物性として、前記の方法で、反発弾性
(300%弾性率)、動的粘弾性率の損失正接としてt
anδ(70℃)及びウエットスキッド抵抗を測定して
第2表に示した。
【0032】
【表1】第1表 ─────────────────── 配 合 配合量(重量部) ─────────────────── 変性BR又はBR 70 NR 30 カーボンブラック(ISAF)45 亜鉛華 3 ステアリン酸 1 加硫促進剤* 1 硫黄 1.5 ─────────────────── * N-tert.−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェン
アミド
【0033】
【表2】 第2表 ──────────────────────────────── 例 300%弾性率(MPa) tanδ ウエットスキッド抵抗 ──────────────────────────────── 実施例1 13.0 0.10 109 実施例2 12.8 0.11 110 実施例3 12.5 0.10 108 実施例4 12.8 0.10 109 実施例5 12.6 0.10 109 実施例6 12.7 0.11 108 ──────────────────────────────── 比較例1 9.7 0.15 100 ────────────────────────────────
【0034】
【発明の効果】本発明の変性ジエン系ゴムはジアミン化
合物で変性して、反発弾性率の向上とウエットスキッド
抵抗の向上を実現したもので、特に自動車タイヤ材料と
して有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 哲司 千葉県市原市五井南海岸8番の1 宇部興 産株式会社千葉石油化学工場内 (72)発明者 村岡 清繁 兵庫県神戸市中央区筒井町2−1−1 住 友ゴム工業株式会社内 (72)発明者 八木 則子 兵庫県神戸市中央区筒井町2−1−1 住 友ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 4J100 AB02Q AM02Q AS01P AS03P AS03Q CA01 CA04 CA15 CA31 DA01 DA09 HA61 HB30 HC05 HC43 HC44 HC45 JA29

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰り返し単位の80%以上がシス−1,
    4構造であって、ムーニー粘度(ML1+4,100℃)が
    20〜80の範囲にあり、かつゲルパーミエーションク
    ロマトグラフィーにより測定した重量平均分子量が20
    0,000〜1,000,000の範囲にあるジエン系
    ゴムが、アミノ基を二個有する脂肪族炭化水素によって
    変性されていることを特徴とする変性ジエン系ゴム。
  2. 【請求項2】 アミノ基を二個有する脂肪族化合物が、
    アミノ基を二個有する炭素原子数1〜12のアルカンで
    ある請求項1に記載の変性ジエン系ゴム。
  3. 【請求項3】 繰り返し単位の80%以上がシス−1,
    4構造であって、ムーニー粘度(ML1+4,100℃)が
    20〜80の範囲にあり、かつゲルパーミエーションク
    ロマトグラフィーにより測定した重量平均分子量が20
    0,000〜1,000,000の範囲にあるジエン系
    ゴムを、ハロゲン化アルミニウム又はハロゲン化アルキ
    ルの存在下にて、アミノ基を二個有する脂肪族炭化水素
    によって変性することを特徴とする変性ジエン系ゴムの
    製造方法。
  4. 【請求項4】 アミノ基を二個有する脂肪族化合物が、
    アミノ基を二個有する炭素原子数1〜12のアルカンで
    ある請求項3に記載の変性ジエン系ゴムの製造方法。
  5. 【請求項5】 変性反応の実施に際して、触媒として、
    ハロゲン化アルミニウムもしくはハロゲン化アルキルを
    用いることを特徴とする請求項3もしくは4に記載の変
    性ジエン系ゴムの製造方法。
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