JP2000159436A - 糸吸引装置及び糸吸引・切断装置 - Google Patents

糸吸引装置及び糸吸引・切断装置

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JP2000159436A
JP2000159436A JP10335317A JP33531798A JP2000159436A JP 2000159436 A JP2000159436 A JP 2000159436A JP 10335317 A JP10335317 A JP 10335317A JP 33531798 A JP33531798 A JP 33531798A JP 2000159436 A JP2000159436 A JP 2000159436A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】糸の吸込みを確実に行わせることができる糸吸
引装置及び糸掛け装置。 【解決手段】糸Yの綾振り平面Pに臨むように糸吸引路
15の吸引口14を開口した糸吸引装置13であり、綾
振り平面Pと交叉しない待機位置Eと綾振り平面Pと交
叉する案内位置Fとの間で進退する糸案内具16を設
け、糸案内具16は、案内位置Fへ前進したときに綾振
り平面Pから吸引口14の近傍へ至る姿勢となる糸案内
面16c,16cを備えたこと。糸案内具16に、待機
位置Eへ後退したときに吸引口14を覆蓋する蓋部16
aを備えている。糸案内具16の前進操作を供給される
圧縮空気力で行う操作具19と、吸引口14の吸引を供
給される圧縮空気で行う糸吸引路15とに、開閉弁24
を備えた共通の圧縮空気路22を接続したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糸を綾振りさせて
巻き取る糸巻取装置における糸吸引及び糸切断に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、糸掛け装置1は、図5に示すよう
に、糸切断装置2と糸吸引装置3と糸掛けアーム10と
を備え、綾振り平面P上を綾振りしながらボビンBへ巻
き取られる糸Yを糸切断装置2で切断すると共に、切断
された糸Yの上流側を糸吸引装置3で吸引し、吸引中の
糸Yを揺動する糸掛けアーム10で引っかけて空ボビン
端部へ渡するように構成してある。糸吸引装置3は、綾
振り平面Pに臨むように吸引口4を開口した糸吸引路5
と、吸引口4を開閉するために設けられた矢符A方向へ
回動する板状蓋6とを備えている。糸切断装置2は、吸
引口4より糸走行方向(矢符C方向)の下流側で且つ綾
振り平面Pの内側寄りの位置に糸案内面7及び切断部8
を備えた案内・切断具9を設けると共に、案内・切断具
9を綾振り平面Pと交叉しない下方の待機位置と綾振り
平面Pと交叉する上方の案内・切断位置との間で進退す
るようにしてある。
【0003】玉揚げのために糸Yを切断するときには、
糸吸引装置3の板状蓋6を開位置(図中実線で示す位
置)へ回動させて吸引口4を開口させると共に、糸切断
装置2の案内・切断具9を案内・切断位置まで上昇させ
る。綾振りする糸Tは、この状態で糸切断装置2の案内
・切断具9を跨過した後に逆方向へ綾振り移動すると、
糸切断装置2の糸案内面7で捕捉されると共に切断部8
で切断され、切断された上流側が糸吸引装置3の吸引口
4へ吸引される。空ボビンに糸Yを掛けるときには、糸
切断装置2の案内・切断具9を待機位置まで降下させた
後に、吸引中の糸Yを揺動する糸掛けアーム10で引っ
かけて空ボビン端部へ渡すと共に、糸吸引装置3の板状
蓋6を閉位置(図中二点鎖線で示す位置)へ回動させて
吸引口4を閉じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、糸吸引装置
3は、巻き上げ中の糸Yを板状蓋6に接触させないよう
に、吸引口4を綾振り平面Pから離す必要があるため、
綾振り平面P上で切断された糸Yを吸引口4へ吸い込め
ないことがある。殊に、高速巻取下(例えは、1200
m/min)では、糸張力が高くなるため、吸い込めな
いことが顕著となる。しかし、切断された糸Yの吸込み
を失敗したときには、糸掛けアーム10で糸を引っかけ
ることができなくなるため、再度の自動巻き取りのため
の復旧に多くの時間を要し、巻き取り作業能率を著しく
低下させることになる。そこで、本発明は、糸の吸込み
を確実に行わせることができる糸吸引装置及び糸吸引・
切断装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】糸の吸込みを確実に行わ
せるために請求項1記載の本発明が採用した手段は、糸
の綾振り平面に臨むように糸吸引路の吸引口を開口した
糸吸引装置において、綾振り平面と交叉しない待機位置
と綾振り平面と交叉する案内位置との間で進退する糸案
内具を設け、該糸案内具は、案内位置へ前進したときに
綾振り平面から前記吸引口の近傍へ至る姿勢となる糸案
内面を備えたことを特徴とする糸吸引装置である。本発
明にあつては、糸案内具を待機位置へ後退させたときに
は、糸が糸案内具に接触することなく綾振り平面上を綾
振りしながら通過し、糸案内具を案内位置へ前進させた
ときには、綾振りしながら通過する糸が糸案内面で捕捉
されると共に、捕捉された糸が綾振り方向へ移動するの
に伴い糸案内面で案内されて吸引口の近傍へ導かれる。
【0006】構造の簡略化を図るために請求項2記載の
本発明が採用した手段は、前記糸案内具に、前記待機位
置へ後退したときに前記吸引口を覆蓋する蓋部を備えた
請求項1記載の糸吸引装置である。本発明にあつては、
糸案内具に蓋部を備えているため、糸案内具を待機位置
へ後退させたときには、吸引口を蓋部で覆蓋し、糸案内
具を案内位置へ前進させたときには、吸引口を開口す
る。
【0007】構造の簡略化を図るために請求項3記載の
本発明が採用した手段は、前記糸案内具の前進操作を供
給される圧縮空気力で行う操作具と、前記吸引口での吸
引を供給される圧縮空気で行う糸吸引路とに、開閉弁を
備えた共通の圧縮空気路を接続した請求項1又は2記載
の糸吸引装置である。本発明にあつては、開閉弁を開く
ときには、圧縮空気が操作具及び糸吸引路に供給される
ことにより、糸案内具を操作具で前進操作すると共に吸
引口を吸引状態にする。
【0008】吸込みが確実に行われた状態で糸を切断す
るために請求項4記載の本発明が採用した手段は、請求
項1,2又は3記載の糸吸引装置と、捕捉した糸を切断
部まで案内する糸案内具を、前記綾振り平面と交叉しな
い待機位置と糸捕捉位置との間で進退するように設けた
糸切断装置とを備えた糸吸引・切断装置であつて、前記
糸吸引装置の糸案内具を案内位置へ前進させた後に、該
糸切断装置の糸案内具を糸捕捉位置へ前進させるように
前記糸吸引装置及び該糸切断装置の各起動を制御する制
御具を設けたことを特徴とする糸吸引・切断装置であ
る。本発明にあつては、制御具で糸吸引装置の糸案内具
を起動した後に糸切断装置の糸案内具を起動することに
より、糸を糸吸引装置の糸案内面で捕捉して吸引口の近
傍へ導いた後に糸切断装置で切断するため、切断した糸
を吸引口へ確実に吸引できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る糸吸引装置及
び糸吸引・切断装置(以下、「本発明装置」という)を
図面に示す実施の形態に基づいて説明する。なお、本発
明装置は、例えば1600m/分の糸速度で合繊糸の巻
き取りを行う延伸仮撚機に使用することができる。延伸
仮撚機では、給糸パッケージから解舒された合繊糸は、
糸送り装置により、巻取りの中断中も含めて常時下流側
に送り続けられる。図1乃至図4は本発明装置の実施の
形態を示すものであり、図1は本発明装置を備えた糸掛
け装置の上面図、図2は糸掛け装置の側面図、図3は図
2のD−D線における糸切断可能な状態を示す部分断面
した図、図4は図2のD−D線における切断不可能な状
態を示す図である。
【0010】糸掛け装置11は、糸切断装置12と糸吸
引装置13と糸掛けアーム10とを備え、綾振り平面P
上を綾振りしながらボビンBへ巻き取られる糸Yを糸切
断装置12で切断すると共に、切断された糸Yの上流側
を糸吸引装置13で吸引し、吸引中の糸Yを揺動する糸
掛けアーム10で引っかけて空ボビン端部Baへ渡すよ
うに構成してある。
【0011】上記糸吸引装置13は、糸Yの綾振り平面
Pに臨むように吸引口14を開口した本体部17と、本
体部17に仰伏揺動自在に軸支17aした糸案内具16
と、本体部17と糸案内具16との間に配置されて糸案
内具16を伏倒方向へ押圧するバネ18と、本体部17
と糸案内具16との間に配置されて糸案内具16を仰起
方向へ押圧するための操作具19とを備えている。本体
部17は、上面に開口した吸引口14と下端に接合した
糸排出管20とを連通する糸吸引路15と、開閉弁24
を備えた圧縮空気配管21に連通する圧縮空気路22
と、圧縮空気路22と糸吸引路15とを連通すると共に
糸吸引路15へ圧縮空気を噴出するノズル孔23とを備
え、開閉弁24の開弁に伴いノズル孔23から糸吸引路
15へ圧縮空気を噴射することにより、吸引口14に吸
引圧を発生するようにしてある。本体部17は、ノズル
孔23から噴出した圧縮空気が糸吸引路15で旋回流を
形成するようにしてあり、旋回流により糸吸引路15の
下流側で安定した空気流速を維持して、糸Yを確実に吸
引捕捉できるようにしてある。
【0012】上記糸案内具16は、綾振り平面Pと交叉
しない待機位置E(図4に示す位置)と綾振り平面Pと
交叉する案内位置F(図3に示す位置)との間で進退す
るように、ボビンBの軸方向と直交する方向を軸として
仰伏揺動自在に設けられている。糸案内具16は、待機
位置Eへ伏倒したときに吸引口14を覆蓋する蓋部16
aと、蓋部16aの長手両縁に連なる折曲片部16b,
16bとを備え、各折曲片16bの下端縁部に橇状の糸
案内面16cを形成してある。糸案内具16の両糸案内
面16c,16cは、案内位置F(図3に示す位置)へ
前進したときに綾振り平面Pから前記吸引口14の近傍
へ至る姿勢となるように形成されている。糸案内面16
cは,案内位置Fにあるときに捕捉した糸Yの上方を覆
う部分を有し、巻取張力の高い太糸の場合、切断時に糸
Yが上方に跳ね上がるのを防止するようになっている。
糸案内具16を待機位置E(図4に示す位置)へ後退さ
せたときには、糸Yは、糸案内具16に接触することな
く綾振り平面P上を綾振りしながら通過する。糸案内具
16を案内位置F(図3に示す位置)へ前進させたとき
には、綾振りしながら通過する糸Yは、綾振り方向の一
側に進行する際、糸案内面16c,16cで捕捉される
と共に、捕捉された状態で綾振り方向へ移動するのに伴
い糸案内面16c,16cで案内されて吸引口14の近
傍へ導かれる。なお、折曲片部16bは、蓋部16aの
長手方向片縁にのみでもよい。
【0013】前記糸案内具16は、糸案内面16c,1
6cと蓋部16aとを一体化することにより、構造の簡
略化を図っているが、蓋部16aを省略することもあ
る。この場合、糸吸引装置13は、図示は省略したが、
蓋部16aの代わりに糸吸引路15の途中に開閉弁を設
け、該開閉弁と糸吸引装置13とを共通の駆動源により
同時又は略同時に連動して作動させることにより、糸案
内具16が待機位置Eのときには該開閉弁を閉弁させ、
糸案内具16が案内位置Fのときには該開閉弁を開弁さ
せて吸引口14を吸引状態にする。
【0014】前記操作具19は、本体部17に穿孔した
挿入孔26に、ピストン25を上下移動自在に配置する
と共に、挿入孔26に圧縮空気路22を連通させてあ
る。操作具19は、圧縮空気配管21の開閉弁24を開
弁したとき、圧縮空気路22から挿入孔26に導かれた
圧縮空気で、ピストン25を上昇させて糸案内具16を
案内位置Fまで押圧すると共に圧縮するバネ18に反発
弾性力を蓄えさせる。開閉弁24を閉弁して圧縮空気の
供給を停止したとき、操作具19は、バネ18の反発弾
性力で糸案内具16及びピストン25が押圧されると共
に、挿入孔26の残留空気が圧縮空気路22及びノズル
孔23を介して糸吸引路15へ排出されることにより、
糸案内具16を待機位置Eへ伏倒させる。
【0015】前記糸切断装置12は、捕捉した糸Yを切
断部28まで案内する糸案内具29を、綾振り平面Pと
交叉しない待機位置G(図2参照)と糸捕捉位置Hとの
間で進退するように設けてある。糸捕捉位置Hとは、前
記糸吸引装置13の糸案内具16の糸案内面16c,1
6cで案内されながら綾振り移動する糸Yを捕捉できる
高さ位置を言う。該糸案内具29は、前記糸吸引装置1
3の糸案内具16より糸走行方向の下流側で且つ糸Yの
一部が糸案内具16(吸引口14近傍)に捕捉された状
態でその糸Yが切断されるような位置に配置され、糸Y
の導入方向(図1中の矢符K方向)が前記糸吸引装置1
3の糸案内具16における糸Yの導入方向(図1中の矢
符M方向)と逆方向となるようにしてある。該糸案内具
29は、糸捕捉位置Hへ前進したとき、前記糸吸引装置
13の糸案内具16で捕捉された状態で糸案内具29に
向かって綾振り移動する糸Yを受け取るようになつてい
る。糸案内具29は、揺動具30に形成されている。揺
動具30は、図2に示すように、固定ブラケツト31に
揺動自在に軸支32され、操作杆33を介してエアーシ
リンダまたはソレノイド等からなる操作具(図示略)で
操作され、糸案内具29を待機位置Gと糸捕捉位置Hと
の間で進退させるようにしてある。揺動具30は、刃物
または熱線等からなる切断部28が設けられ、糸案内具
29で案内されてくる糸Yを切断するようにしてある。
【0016】糸Yは、糸吸引装置13の糸案内具16を
案内位置Fへ前進(仰起)させた状態のときに、図1の
図中右方向にトラバースガイド34で綾振りされて移動
してくると、糸案内具16の糸案内面16c,16cで
捕捉され、更に右方向へ移動するときには、糸案内具1
6を中心とする綾振り状態となる。糸案内具16に捕捉
された後、糸Yは、図中左方向へ綾振りされて移動して
行くときに、糸切断装置12の糸案内具29が糸捕捉位
置Hへ前進しているときには糸切断装置12で捕捉され
て切断され、糸切断装置12の糸案内具29が待機位置
Gに後退しているときには切断されることなく綾振り状
態を継続する。糸案内具29が待機位置Gに後退してい
るときには、糸案内具16を綾振り支点として図中左方
向に綾振り中の糸Yは、所定位置を越えた後は切断され
ないまま糸案内具16による捕捉を解除される。
【0017】前記糸切断装置12及び前記糸吸引装置1
3からなる糸吸引・切断装置は、制御具(図示略)の制
御信号に基づいて操作されるようになつている。制御具
は、ボビンBに所定量の糸が巻き取られ、玉揚げすると
きには、糸吸引装置13の糸案内具16を案内位置Fへ
前進させた後に、糸切断装置12の糸案内具29を糸捕
捉位置Hへ前進させるように糸吸引装置13及び糸切断
装置12の各起動を制御し、ボビン交換後、空ボビン端
部Baへの糸掛けが終了して通常の巻き取りが開始され
たときには、糸吸引装置13の糸案内具16及び糸切断
装置12の糸案内具29を待機位置まで後退させるよう
に回路構成されている。
【0018】前記ボビン交換及び前記空ボビン端部Ba
への糸掛け中は、上流から糸Yの送りが継続して行われ
るため、糸Yに必要な張力を得るために吸引口14への
吸引を継続させ、糸掛け後に吸引口14に連なる糸Yを
切断し、その所定時間後(切断位置から吸引口14まで
の糸Yが排出されるのに必要な時間後)に糸案内具16
を待機位置Eに後退(伏倒)させる。
【0019】前記糸切断装置12及び前記糸吸引装置1
3からなる糸吸引・切断装置は、上記の如く各起動を制
御することにより、糸Yを糸吸引装置13の糸案内面1
6c,16cで捕捉して吸引口14の近傍へ導いた後に
糸切断装置12の糸案内具29で糸Yを捕捉して切断す
るため、切断糸を吸引口14へ確実に吸引させることが
できる。一度吸引捕捉された糸Yは、糸吸引装置13の
ノズル孔23から圧縮空気路22へ噴出される空気流れ
により、弛むことなく確実に吸引状態が維持される。糸
掛け装置11は、ボビン交換後、吸引口14へ吸引され
ている糸Yを揺動する糸掛けアーム10で引っかけて空
ボビン端部Baへ渡し、その糸YがボビンBに巻き取ら
れることにより、糸掛けが終了する。糸掛けが完了する
と、綾振り動作と共に通常の巻き取りが開始される。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の本発明装置は、糸案内面
で捕捉した糸を吸引口の近傍へ導くので、高張力の糸の
吸込みを確実に行わせることができる。請求項2記載の
本発明装置は、糸案内具と蓋部とを一体化して構造を簡
略化することにより、製造コストの低減が図れる共に取
扱い易くすることができる。請求項3記載の本発明装置
は、糸案内具の前進操作と吸引口での吸引とを開閉弁を
備えた共通の圧縮空気路で行わせるように構造を簡略化
することにより、製造コストの低減が図れると共に取扱
い易くすることができる。請求項4記載の本発明装置
は、制御具で糸吸引装置の糸案内具を起動した後に糸切
断装置の糸案内具を起動するため、糸の吸込みを確実に
行うことができる状態で糸を切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の実施の形態を示すものであり、本
発明装置を備えた糸掛け装置の上面図である。
【図2】同糸掛け装置の側面図である。
【図3】図2のD−D線における糸切断可能な状態を示
す部分断面した図である。
【図4】図2のD−D線における切断不可能な状態を示
す図である。
【図5】従来の糸掛け装置の上面図である。
【符号の説明】 11…糸掛け装置、12…糸切断装置、13…糸吸引装
置、14…吸引口、15…糸吸引路、16…糸案内具、
16a…蓋部、16c…案内面、19…操作具、22…
圧縮空気路、24…開閉弁、P…綾振り平面、E…待機
位置、F…案内位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】糸の綾振り平面に臨むように糸吸引路の吸
    引口を開口した糸吸引装置において、綾振り平面と交叉
    しない待機位置と綾振り平面と交叉する案内位置との間
    で進退する糸案内具を設け、該糸案内具は、案内位置へ
    前進したときに綾振り平面から前記吸引口の近傍へ至る
    姿勢となる糸案内面を備えたことを特徴とする糸吸引装
    置。
  2. 【請求項2】前記糸案内具に、前記待機位置へ後退した
    ときに前記吸引口を覆蓋する蓋部を備えた請求項1記載
    の糸吸引装置。
  3. 【請求項3】前記糸案内具の前進操作を供給される圧縮
    空気力で行う操作具と、前記吸引口での吸引を供給され
    る圧縮空気で行う糸吸引路とに、開閉弁を備えた共通の
    圧縮空気路を接続した請求項1又は2記載の糸吸引装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1,2又は3記載の糸吸引装置と、
    捕捉した糸を切断部まで案内する糸案内具を、前記綾振
    り平面と交叉しない待機位置と糸捕捉位置との間で進退
    するように設けた糸切断装置とを備えた糸吸引・切断装
    置であつて、前記糸吸引装置の糸案内具を案内位置へ前
    進させた後に、該糸切断装置の糸案内具を糸捕捉位置へ
    前進させるように前記糸吸引装置及び該糸切断装置の各
    起動を制御する制御具を設けたことを特徴とする糸吸引
    ・切断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100471102B1 (ko) * 1998-11-26 2005-03-07 무라타 기카이 가부시키가이샤 실흡인장치 및 실흡인, 절단장치
KR102164697B1 (ko) * 2019-05-09 2020-10-12 일진에이테크 주식회사 사 권취 장치 및 이를 이용한 사 트랜스퍼 방법

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