JPH11106136A - 糸条巻取機 - Google Patents

糸条巻取機

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JPH11106136A
JPH11106136A JP28605797A JP28605797A JPH11106136A JP H11106136 A JPH11106136 A JP H11106136A JP 28605797 A JP28605797 A JP 28605797A JP 28605797 A JP28605797 A JP 28605797A JP H11106136 A JPH11106136 A JP H11106136A
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JP
Japan
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yarn
arm member
winding machine
thread
bobbin
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JP28605797A
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English (en)
Inventor
Jun Takagi
順 高木
Shozo Morishita
昭三 森下
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Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toray Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アーム部材の回動動作のみで糸条の切り替え
操作を行うことができるコンパクトな糸条巻取機を提供
することである。 【解決手段】 糸切り替え装置7を、糸条吸引用孔を有
し枠体に形成された筒体部に略水平方向に回動自在に装
着されたアーム部材12と、前記アーム部材12を所定
の位置から糸掛け位置に回動させる回動駆動機構13
と、アーム部材12の回動動作時に所定の位置において
アーム部材12の糸条吸引部を垂直方向に移動させるカ
ム機構14とを備えた構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は捲縮加工機械、紡績
機械等の繊維機械における糸条巻取機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、合成繊維糸条の仮撚機、延伸仮
撚機等の捲縮加工機械、紡績機械等の繊維機械において
糸条を巻取る場合は、例えば、特公昭60−48432
号公報に記載されているようなボビン装着部に糸道規制
ガイドを有する巻取ボビン保持用のクレードルと、巻取
ボビンの回転駆動装置と、振り支点位置とウエストロー
ラの糸切り替え位置の間を移動する振り支点ガイドを有
する綾振り装置と、巻取チューブ端部位置でかつ振り支
点ガイドと巻取ボビンの間に設けられたウエストローラ
と、振り支点ガイドと巻取ボビンの間に設けられ、振り
支点ガイドを経てウエストローラに巻かれている糸条を
保持して巻取ボビンに巻き付ける揺動ガイドとにより構
成された巻取機が使用されている。また、ウエストロー
ラに代えて糸切り替え動作時に糸条を吸引する糸条吸引
用管が設置された巻取機が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような振り支点
位置とウエストローラの糸切り替え位置の間を移動する
振り支点ガイドと、満巻パッケージの玉揚げ動作、空チ
ューブの供給動作中の糸条を巻き取るウエストローラが
設置された巻取機ではその構成が複雑であると共に多く
の駆動機構と制御装置が必要である。また、可動部が多
いためトラブルの原因になるという問題がある。
【0004】ウエストローラに代えて糸条吸引用管が設
置されている場合には糸条切り替え機構の構成が複雑に
なるという問題がある。
【0005】本発明はアーム部材の回動動作のみで糸条
の切り替え操作を行うことができるコンパクトな糸条巻
取機を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明の糸条巻取機は請求項1に記載のように糸切
り替え装置を、綾振り中の糸条を吸引保持して所定の糸
掛け位置に搬送し、クレードルにおけるボビンホルダ部
または空ボビン端部に引っ掛けて糸条を空チューブに巻
き付ける構成にしてある。
【0007】また、本発明の糸条巻取機は請求項2に記
載のように糸切り替え装置を、糸条吸引用孔を有し枠体
に形成された筒体部が綾振り平面に略平行平面に回動自
在に装着されたアーム部材と、前記アーム部材を所定の
位置から糸掛け位置に回動させる回動駆動機構と、アー
ム部材の回動動作時に所定の位置においてアーム部材の
糸条吸引部を垂直方向に移動させるカム機構とを備えた
構成にしてある。
【0008】さらに、本発明の糸条巻取機は請求項3に
記載のようなアーム部材の回動駆動機構が、駆動軸に設
けられたウオームと、アーム部材に回転自在に装着され
たウオームホイルと、前記アーム部材とウオームホイル
を連結するクラッチ機構とからなる構成、請求項4に記
載のようなアーム部材の回動中心部に吸引用孔に連通す
るように吸引用ノズルを設けた構成、請求項5に記載の
ような吸引用ノズルに吸引力が作用すると略同時にクラ
ッチ機構によってアーム部材とウオームホイルが連結さ
れてアーム部材が回動される構成にすることができる。
【0009】
【発明の実施の態様】図1は本発明の糸条巻取機の構成
の1実施例を示す概略正面図、図2は図1における側面
図、図3は図1における糸切り替え装置の構成の1実施
例を示す概略断面図、図4は図3におけるI−I矢視図
であって、巻取機は機枠1に設置された支持部材2に軸
体4を支点に回動するように取り付けられたボビン保持
用のクレードル3と、支持部材2に設置されたトラバー
ス装置5と、トラバース装置5に近接し、その上流側に
位置するよう支持部材2に回転自在に取り付けられた駆
動用ローラ6と、トラバース装置5に近接し、その下流
側に位置するようトラバース装置5に取り付けられた糸
切り替え装置7と、糸切り替え装置7の下流側に位置す
るよう支持部材2にブラケット9によって取り付けられ
た糸条案内用のガイドバー8とにより構成されている。
【0010】クレードル3の端部にはボビン50を保持
するホルダ10が回転自在に取り付けられている。該ボ
ビンは駆動用ローラ6によって回転されるが、ホルダ1
0を直接駆動して回転させる構成にすることができる。
【0011】該ホルダ10を図11、図12に示される
ようなクレードル3に突設された軸体3aにベアリング
10bによってポビン保持体10aが回転自在に取付て
あり、該ポビン保持体10aは円筒部10a-1と糸引っ
掛け爪を有する鍔部10a-2cとにより形成され、該円
筒部10a-1の外周面と鍔部10a-2の壁面との交差部
分を切除せしめた形状になっている。この様な形状にす
ると、ボビン50の端面内周側が変形しているようなボ
ビンを使用してもボビン50の端面外周側が鍔部10a
-2の壁面に対して確実に当接するため、糸条を確実に捕
捉することができ糸切り替え成功率を向上させることが
できる。
【0012】ホルダ10は該構成に限定されないことは
いうまでもない。
【0013】トラバース装置5は特公平1−41583
号公報に記載されているような溝付き回転ローラと該溝
に係合して移動し糸条を綾振りさせるトラバースガイド
とにより構成するものを使用する。該トラバース装置5
は駆動用ローラに糸条綾振り用溝を形成したもの等その
構成は特に限定されるものでないことはいうまでもな
い。
【0014】糸切り替え装置7は枠体11に回動自在に
取り付けられたアーム部材12と、該アーム部材12を
所定の待機位置から糸掛け位置に回動させる回動駆動機
構13と、アーム部材12の回動動作時に所定の位置に
おいて該アーム部材12の糸条吸引部を垂直方向に移動
させるカム機構14とを備えた構成になっている。
【0015】枠体11の筒体部11aの下方突出部11
bには吸引用ダクト15が連結具16によって連結させ
ており、該吸引ダクト15には糸屑箱、フアン(図示せ
ず)等が設けてある。
【0016】アーム部材12は枠体11に形成された筒
体部11aに軸受け18によって略水平方向に回動自在
に取り付けられた回動部材17と、該回動部材17に一
体的に設けられた球面座金20に球状支持体21によっ
て垂直方向に揺動自在に取り付けられた管体19と、管
体19の先端部に取り付けられた糸案内用ガイド22、
糸捕捉用ガイド23と、管体19の長手方向の中間部に
ブラケット25によって取り付けられたガイド板24
と、ガイド板24の先端部に取り付けられたフック26
とにより構成されいる。
【0017】回動部材17の取り付け用の孔11cには
吸引用イズル27を装着するための孔11dと連通用の
孔11eが連なった状態で穿設してあり、孔11e部に
管体19の端部が位置して連通するようになっている。
該孔11dには圧空供給用の孔11fが連通するように
穿設され、圧力調節弁、電磁弁等を有する圧空供給用管
28が接続されている。該圧空供給用管28は回動部材
17の回動動作が円滑に行えるようにその一部をゴム管
等の可撓管によってコイル状に形成する。
【0018】回動駆動機構13は支持部材2に回転自在
に設けられた駆動軸29に一体的に取り付けられたウオ
ーム30と、回動部材17の下端部にウオーム30と噛
み合うように回転自在に取り付けられたウオームホイル
31と、該ウオームホイル31を回動部材17の所定位
置にセットする止め輪32と、回動部材17とウオーム
ホイル31を連結するクラッチ機構33とにより構成さ
れている。
【0019】ウオーム30とウオームホイル31は鉄
材、銅合金、合成樹脂等によって製作することができる
が、潤滑の点を考慮するとポリアミド樹脂、ポリイミド
樹脂等の合成樹脂で形成するのが好ましい。
【0020】ウオームホイル31と止め輪32の間に座
金を設けるとウオームホイル31を確実に安定した状態
で支持することができる。
【0021】クラッチ機構33は弾性力のある合成ゴム
製あるいは合成樹脂製等のVリング34を回動部材17
に形成された円状溝11gに装着し、該回動部材17に
穿設された孔11fと円状溝11gを結ぶ孔11hから
圧空を該Vリング34部に供給するとVリング34が回
動部材17の円状溝11g壁面とウオームホイル31の
側面とに押圧されて回動部材17とウオームホイル31
が一体的に連結され、圧空の供給が停止されるとVリン
グ34とウオームホイル31が接触した状態でウオーム
ホイル31のみが回転するように構成されている。該V
リング34のクラッチ機構に代えて電磁クラッチを使用
できることはいうまでもない。また、該クラッチを使用
せず個別駆動用の電動機によって回動部材17を直接駆
動する構成にすることができる。
【0022】カム機構14は枠体11の上部周面に穿設
されたカム溝11jと、管体19の下方に位置するよう
ブラケット25に取り付けられた軸体35と、該カム溝
11jに係合するように軸体35の端部に取り付けられ
たコロ36と、カム溝11jの上部壁面が切除された部
分を覆う可動板37とにより構成されている。
【0023】該カム溝11jはその両端部おける上部壁
面が切除され、アーム部材12の待機位置側の開口部は
そのままの状態で、糸掛け操作側の開口部は可動板37
によって覆われた状態になっており、回動部材17が図
5において(イ)方向に回動するとコロ36がカム溝1
1j内を溝に沿って移動し、可動板37部のところに来
ると該可動板37の自由端側を押し上げて枠体11の上
面部に移動する。この状態から回動部材17が(ロ)方
向に回動するとコロ36が可動板37部の上面と枠体1
1の上面部に移動し、待機位置に戻るとカム溝11jの
開口部からカム溝11j内に落ち込む。
【0024】該カム溝11jは図5に示されるように待
機位置から糸掛け操作位置に向かって一回目の下降(糸
捕捉)、次いで一回の上昇(外バンチ巻き)、2回目の
下降を行い(糸切断)、2回目の上昇(糸掛け部近傍位
置までの移動)、3回目下降(糸掛け)、3回目上昇
(糸掛け終了)等を行うように形成されている。該カム
溝形状はアーム部材12の回動、昇降動作に基づいて設
定されるものであり、該実施例に限定されないことはい
うまでもない。
【0025】上述の枠体11の上面部の所定位置にはリ
ミットスイッチ38が取り付けられていると共に、回動
部材17に作動片39が取り付けてあり、回動部材17
が回動してリミットスイッチ38が作動片39を検出す
ると、駆動軸29の回転を停止させるようになってい
る。回動の停止は電磁ソレノイド等のメカストッパによ
って行うことは可能である。
【0026】該回動部材17にはピン40が突設されて
いると共に、枠体11にストッパ41が取り付けられて
おり、アーム部材12を待機位置と糸掛け終了位置に停
止させるようになっている。
【0027】吸引用ノズル27は圧空が孔27bから孔
27a内に噴射されると連通用の孔11e部に吸引力が
作用するようになっている。
【0028】該吸引用ノズル27は管体19の先端側に
装着することができ、供給する圧空の圧力が同じでも大
きい吸引力を得ることができる。
【0029】上述の糸切り替え装置7のアーム部材12
の待機位置と糸掛け操作位置の間の回動軌跡上には糸条
切断用のカッタ42がトラバース装置5の上面に取り付
けられていると共に、糸掛け操作位置の手前に糸掛け補
助部材43が支持部材2に取り付けられている。
【0030】カッタ42はアーム部材12が垂直方向に
下降して糸条が刃面に押圧されると該糸条を切断するよ
うになっている。
【0031】糸掛け補助部材43はボビン端部にテール
巻きを形成するための案内面が形成され、所定の高さに
保持されている。
【0032】上述のトラバース装置5、駆動用ローラ
6、糸条切り替え装置7の駆動軸29等は電動機(図示
せず)によって所定の速度で駆動されるようになってい
る。
【0033】また、各電動機(図示せず)、圧空供給用
管28の電磁弁等はパーソナルコンピュータ等の制御装
置(図示せず)からの制御信号に基づいて動作するよう
になっている。
【0034】上述の糸条巻取機における糸切り替え動作
を説明する。
【0035】クレードル3に保持されたボビン50に予
め設定された量の糸条が巻き取られて制御装置(図示せ
ず)から糸切り替え指令信号が送られると回動駆動機構
13の駆動軸29が回転し、ウオーム30と噛み合った
ウオームホイル31が回り始めると同時に圧空供給用管
28の電磁弁が切り替えられて圧空がアーム部材12に
おける回動部材17の孔11fに供給される。
【0036】すると、吸引用ノズル27によって管体1
9の先端部に吸引力が作用すると共に、クラッチ機構3
3のVリング34によって回動部材17とウオームホイ
ル31が連結され、アーム部材12が図6に示されるよ
うに待機位置から糸掛け位置に向かって回動される。ア
ーム部材12が回動されてコロ36がカム溝11jに沿
って移動すると管体19が球状支持部材21を支点にし
て先端部が下降して糸捕捉用ガイド23が糸条走行位置
に移動され、ガイドバー8を経てトラバース装置5のト
ラバースガイド5aによって綾振りされながらパッケー
ジ上に巻き取られている糸条が図7に示されるように該
糸捕捉用ガイド23によって捕捉されると、該糸条は糸
捕捉用ガイド23を経てパッケージに巻き取られる。
【0037】この状態でアーム部材12が糸掛け位置に
向かって回動されると管体19が球状支持部材21を支
点にして先端部が上昇し、図8に示されるように糸捕捉
用ガイド23が糸条綾振り位置より上方に移動されてト
ラバース装置5のトラバースガイド5aから糸条が外さ
れ、パッケージの外周部にバンチが形成される。該バン
チの必要なければ該動作を省略することができる。
【0038】さらにアーム部材12が回動されると図9
に示されるように管体19が球状支持部材21を支点に
して先端部が下降して糸捕捉用ガイド23が糸条綾振り
位置より下方に移動すると、糸条がカッタ42よって切
断され、該糸条は糸案内用ガイド22によって案内され
た状態で管体19、吸引用ノズル27を経てダクト15
に吸引される。上述のカッタ42による糸条の切断方向
は特に限定されない。
【0039】上述の糸条捕捉直前においてはアーム部材
12が回動動作時に綾振りされている糸条はガイド板2
4のガイド面24aに接触しながら巻き取られる。
【0040】該位置にアーム部材12が回動されて作動
片39をリミットスイッチ38が検出して駆動軸29の
回転が停止され、アーム部材12の回動動作が一時停止
されると、満管パッケージと空ボビンの交換操作が作業
者または自動ボビン交換装置によって行われる。
【0041】該空ボビンの供給操作が済むと、駆動軸2
9が回転されてアーム部材12が糸掛け位置に向かって
回動されると、管体19が球状支持部材21を支点にし
て先端部が上昇して糸案内用ガイド22が糸掛け位置に
移動する。この時、糸条は糸条案内用ガイド22とフッ
ク26によって保持されボビン保持用のホルダ10を跨
いだ状態になっている。
【0042】この状態でさらにアーム部材12が回動さ
れると図10に示されるように管体19が球状支持部材
21を支点にして先端部が下降し、糸案内用ガイド22
がホルダ10の外周面より下方に移動されるとホルダ1
0に形成された係止部に糸条が捕捉される。そして、糸
条がボビン50の端部に巻き付けられるとホルダ10と
糸案内用ガイド22間で糸条が引き千切られる。
【0043】この時、糸条はフック26に保持された状
態でボビン50の端部のテール形成位置に巻き取られ、
引き続きアーム部材12が回動されて糸案内用ガイド2
2がさらに下降してフック26が糸掛け補助部材43の
保持面より下方に移動すると、糸条が該保持面に保持さ
れてフック26から外れる。すると、糸条張力によって
糸条がトラバース装置5の綾振り中心側に向かって移動
し、該糸掛け補助部材43の保持面から落下してテール
巻きが終了し、トラバースガイド5aに捕捉されてボビ
ン50に巻き取られる。
【0044】該アーム部材12の回動速度インバータに
よって変えることより、テール長さを変えることができ
る。
【0045】上述の動作においてフック26から糸条が
外れる位置までアーム部材12が回動されると、ピン4
0がストッパー41に当接して停止する。
【0046】上述の糸掛け動作が済み予め設定された時
間が経過すると、駆動軸29が逆回転されてアーム部材
12が待機位置に向かって回動され、コロ36が可動板
37の上面とカム溝11Jが形成されている枠体11の
上面部を移動して待機位置に戻るとカム溝11jの開口
部に落ち込む。
【0047】該アーム部材12が待機位置に向かって回
動される時は糸捕捉用ガイド22等は糸条走行位置より
上方位置を移動する。
【0048】上述の糸掛け終了時のアーム部材12の回
動停止を、ピン40とストッパー41に代えて作動片と
リミットスイッチによってその位置を検出しすると、駆
動機構を逆回転させてアーム部材12を待機位置に回動
させる構成にすることができる。
【0049】
【発明の効果】本発明の糸条巻取機は請求項1に記載の
ように糸切り替え装置を、綾振り中の糸条を吸引保持し
て所定の糸掛け位置に搬送し、クレードルにおけるボビ
ンホルダ部または空ボビン端部に引っ掛けて糸条を空チ
ューブに巻き付ける構成にしているため、ウエストロー
ラ、可動振り支点ガイド等に複雑な糸切り替え機構を設
置する必要がなくなり、巻取機をコンパクトにすること
ができる。
【0050】本発明の糸条巻取機は請求項2に記載のよ
うに糸切り替え装置を、糸条吸引用孔を有し枠体に形成
された筒体部に略水平方向に回動自在に装着されたアー
ム部材と、前記アーム部材を所定の位置から糸掛け位置
に回動させるアーム部材の回動駆動機構と、アーム部材
の回動動作時に所定の位置において糸条吸引部を垂直方
向に移動させるカム機構とを備えた構成にすると、アー
ム部材の回動動作のみで糸条の切り替え操作を確実に行
うことができる。
【0051】請求項3に記載のようなアーム部材の回動
駆動機構が、駆動軸に設けられたウオームと、アーム部
材に回転自在に装着されたウオームホイルと、前記アー
ム部材とウオームホイルを連結するクラッチ機構とから
なる構成にすると、糸切り替え操作の必要なアーム部材
のみを回動させることができ、駆動装置の構成を簡単な
ものにすることができる。また、従来のような多数のシ
リンダーを使用していないため、昼夜連続運転しても糸
切替成功率が低下せず、しかもメンテナンス作業が容易
である。
【0052】請求項4に記載のようなアーム部材の回動
中心部に吸引用孔に連通するように吸引用ノズルを設け
た構成にすると、吸引力が高くなり切断された糸条を確
実に吸引してボビンに巻き付けることができる。
【0053】請求項5に記載のような吸引用ノズルに吸
引力が作用すると略同時にクラッチ機構によってアーム
部材とウオームホイルが連結されてアーム部材が回動さ
れる構成にすると、圧空の供給源を共通にすることがで
き糸切り替え装置及び糸条巻取機をコンパクトにするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の糸条巻取機の構成の1実施例を示す概
略正面図である。
【図2】図1の概略平面図である。
【図3】図1における糸切り替え装置の構成の1実施例
を示す概略断面図である。
【図4】図3におけるI−I矢視図である。
【図5】おけるカム溝の展開図である。
【図6】、
【図7】、
【図8】、
【図9】、
【図10】本発明の糸切り替え装置における糸切り替え
状態を示す概略図である。
【図11】本発明のホルダの構成の1実施例を示す概略
断面図である。
【図12】本発明のホルダの構成の他の実施例を示す概
略断面図である。
【符号の説明】
1 機枠 2 支持部材 3 クレードル 4、3a 軸体 5 トラバース装置 6 駆動用ローラ 7 糸切り替え装置 8 ガイドバー 9、25 ブラケット 10 ホルダ 11 枠体 12 アーム部材 13 回動駆動機構 14 カム機構 15 ダクト 16 連結具 17 回動部材 18 軸受け 19 管体 20 球面座金 21 球状支持体 22 糸案内用ガイド 23 糸捕捉用ガイド 24 ガイド板 26 フック 27 吸引用ノズル 28 圧空供給用管 29 駆動軸 30 ウオーム 31 ウオームホイル 32 止め輪 33 クラッチ機構 34 Vリング 35 軸体 36 コロ 37 可動板 38 リミットスイッチ 39 作動片 40 ピン 41 ストッパー 42 カッタ 43 糸掛け補助部材 10a ポビン保持体 11a、11b 円筒部 11c、11d、11e、11f、11h 11g 円状溝 11j カム溝 24a ガイド面 10a-1 円筒部 10a-2 鍔部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機枠または支持部材に回動自在に装着され
    たボビン保持用のクレードルと、糸条を綾振りするトラ
    バース装置と、糸条をクレードルに保持されたボビンに
    糸掛けする糸切り替え装置を備えた巻取機において、前
    記糸切り替え装置を、綾振り中の糸条を吸引保持して所
    定の糸掛け位置に搬送し、クレードルにおけるボビンホ
    ルダ部または空ボビン端部に引っ掛けて糸条を空ボビン
    に巻き付けるように構成せしめたことを特徴とする糸条
    巻取機。
  2. 【請求項2】糸切り替え装置を、糸条吸引用孔を有し枠
    体に形成された筒体部が綾振り平面に略平行平面に回動
    自在に装着されたアーム部材と、前記アーム部材を所定
    の位置から糸掛け位置に回動させる回動駆動機構と、ア
    ーム部材の回動動作時に所定の位置においてアーム部材
    の糸条吸引部を綾振り平面方向に移動させるカム機構と
    を備えた構成にせしめたことを特徴とする請求項1に記
    載の糸条巻取機。
  3. 【請求項3】アーム部材の回動駆動機構を、駆動軸に設
    けられたウオームと、アーム部材に回転自在に装着され
    たウオームホイルと、前記アーム部材とウオームホイル
    を連結するクラッチ機構とにより構成せしめたことを特
    徴とする請求項2に記載の糸条巻取機。
  4. 【請求項4】アーム部材の回動中心部に吸引用孔に連通
    するように吸引用ノズルを設けたことを特徴とする請求
    項2または請求項3に記載の糸条巻取機。
  5. 【請求項5】吸引用ノズルに吸引力が作用すると略同時
    にクラッチ機構によってアーム部材とウオームホイルが
    連結されてアーム部材が回動されるようにせしめたこと
    を特徴とする請求項4に記載の糸条巻取機。
JP28605797A 1997-10-01 1997-10-01 糸条巻取機 Pending JPH11106136A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108251925B (zh) * 2018-03-20 2023-05-02 昌吉溢达纺织有限公司 纱管留头装置和方法

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