JPH02209374A - 糸継方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

に産業上の利用分野】 本発明は、複数列設された紡績ユニット、ワインディン
グユニット等から送り出された糸を糸継ぎする場合の糸
継方法に関する。

【従来の技術】

ドラフト装置、空気噴射ノズル、未巻取装置等よりなる
紡績ユニットを複数並列してなる紡績装置、或いは複数
の給糸パッケージとその糸を引き出し巻き取る巻取装置
とよりなるワインディングユニットを複数並列してなる
ワインダにおいて、前記並列した紡績ユニット或いはワ
インディングユニットに添って移動する糸Ｍ！表装置有
する作業台車を走行させている。 糸継装置は、紡績ユニットにあっては紡出側或いはワイ
ンディングユニットにあっては給糸側糸端を引き出して
それをスプライサ或いはノッタ等の糸継部材に案内する
サクションノズル、及び、巻取側糸端を引き出して糸Ｉ
ｕ耶材に案内するサクションマウスとを有しているが、
サクションノズルにあってもサクションマウスにあって
も何れも旋回自在に設けた管状体の先端から糸端を吸引
した状態で、該糸端を糸継部材に案内するものであるた
め、管状体をその基部において作業台車に搭載されてい
るブロアに連通させであるが、作業台車上にはあまり大
型のブロアは搭載できない。しかし紡績ユニットにあっ
ては、紡績スピードが上昇するとそれに対応したスピー
ドで糸を糸継部材へ案内しなければならず、そのため、
案内される糸と各種ガイドとの間での抵抗が大きい場合
には、大吸引力でないと糸を良くガイドできないという
問題が生じることがある。 つまり、例えば糸継装貨がスプライサ（空気糸継機）で
ある場合には、スプライスノズルへと糸端を良好に案内
させるために、該ノズルの回りに種々のガイド体が取り
付けであるので、これらガイド体と案内されて来る糸と
の間の接触抵抗が増し、かなり大きな吸引力で糸端を吸
引しなければ、糸の吸引スピードが上記ガイド体による
抵抗によって減殺されてしまい、紡出スピードが勝って
しまうと、紡出されて来る糸は空気噴射ノズルと糸Ｍ！
装置との間で弛んでしまい（第１図鎖１ｉ１）、スラブ
キャッチャやその他のガイドからなる正常な糸道を外れ
て、その後仮に糸継が正常に行なはれても、２度とは正
常な糸道に戻どらなくなってしまうといった問題があっ
た。。

【発明が解決しようとする課題】

本発明は上記の点に鑑みて、糸の走行スピードの上昇に
対応してサクションノズルの吸引力を高めることを目的
とする。 １”１題を解決するための手段】 糸継するための糸端を先端の吸引口より吸引し、ノッタ
或いはエアスプライサなどの糸継部材に案内するサクシ
ョンノズルに、常時吸引口からの吸引作用を行なわせる
と共に、糸継時にのみ、サクションノズル又はそれに続
く吸引空気導管に設けたエアサッカーに圧空を噴出し、
サクションノズルの吸引口における糸端吸引力を高める
。

【作　　　用】

糸継する糸端を吸引し該糸端を糸継部材に案内する管状
のサクションノズルは、ブロアによって先端の吸引口が
吸引作用を行なう。そして、系切れが生じ、糸ｕｖＪ作
をスプライサ或いはノッタ等の糸継部材に行なわせるた
めノッタカム軸が作動すると、同カム軸に設けられた、
エアサッカーへの圧力空気導管の弁を開閉する電磁弁の
スイッチ作動用カムが前記スイッチをオンし電磁弁を開
き、サクションノズル又はそれに続く吸引空気導管に設
けたエアサッカーに圧空を噴射し、サクションノズルの
吸引口における糸端吸引力を高める。 Ｋ実　施　例】 本発明方法の実施の一例を、本発明方法を実施する空気
噴射ノズルを用いた紡Ｐａ機の一例と共に次に説明する
。 第１図に縦断面の概略図を示す紡績Ｒ１は、ドラフトパ
ート２．空気噴射ノズル３．デリベリローラ４．スラッ
クチューブ５．スラブキャッチャ６、紡績された糸７を
パッケージ８に巻き取る巻取＠＠９よりなるユニット１
０を複数並列してなり、前記列設したユニット１０に添
って設けたがイドレール１１．１１によって、作業台車
１２を走行させている。作業台車１２は後述する糸継動
作のための各装置及び図示しない玉揚のための装置を搭
載している。そして、玉揚又は糸継を必要とする信号を
発するユニτＩト１０が発生すると、その信号を受けて
当該ユニット１０に対面して停止し、玉揚又は糸継動作
を行なう。そして、玉揚又は糸継作業が終了すると、次
に信号を光するユニット１０に向かう。 作業台車１２は前記糸継動作のためノッタ、スプライサ
等の糸継部材１３を有し、糸継部材１３に紡出側糸端を
吸引し案内するサクションノズル１４と、パッケージ側
糸端を吸引し糸継部材１３に案内するサクションマウス
１５とが共に後述するカム装置１６のカム（図示せず）
の作動により基部を支点として旋回動するよう支持され
ている。サクションノズル１４．サクションマウス１５
は作業台車１２に搭載された図示しないブロアに連なる
吸引空気導管１７に前記基部において接続されており、
作業台車１２の走行中宮に吸引作用を行なっている。こ
れは、糸継信号を受けてからブロアの駆動を開始してい
たのでは所定の吸引力に達するまでに時間を要すること
と、作業台車には図示しないがパッケージ８が満巻とな
ったときに、それを取り出し空ボビンをセットするため
の玉揚装置も搭載しており、その作業も行なわなければ
ならず、届時間に糸継ぎを行なう必要があるからである
。 サクションノズル１４又はサクションノズル１４に接続
する前記吸引空気導管１７には、サクションノズル１４
又は吸引空気導管１７内に圧空を吹き込むことによりそ
れらに吸引作用を生じさせるエアサッカー１８（第２図
Ａ、８）を設ける。エアサッカー１８に圧空を供給する
装置は次の如く構成されている。 即ち、機台２０に設けたく図示しない）加圧源に連なる
主管２１から各ユニット１０に対応する間隔で機台２０
に設けた固定ソケット２２に枝管２３で圧力空気を送っ
ている。固定ソケット２２に対向する位置の作業台車１
２には台車側ソケット２４を設ける。固定ソケット２２
は第３図に示す如く筒状をなし、内部の有孔支持板２５
に摺動自在に支持され、スプリング２６でソケット開口
２７に設けた弁座２８に当接している弁体２９を支持し
ている。弁体２９の頭部３０は固定ソケット２２の先端
当接面３１より突出する。台車側ソケット２４は筒状を
なし、固定ソケット２２の弁体頭部３０が当接する受部
３２に導気孔３３が設けられており、受部３２の周囲は
バッキング３４が設けられている。台車側ソケット２４
は揺動腕３５に支持され、揺動腕３５はカム装置１６の
カム３６に当接する揺動腕３７とロッド３８を介して連
結されている。３９は機台側ソケット２４を固定ソケッ
ト２２に押し当てるための力を与えるスプリングである
。そして台車側ソケット２４が固定ソケット２２に向は
進出したときに、台車側ソケット２４の受部３２と固定
ソケット２２の弁体２９の頭部３０が当接し弁体２９を
スプリング２６の弾発力に抗して押し戻すため、弁座２
８と弁体２９との接触が解かれ、圧空が固定側ソケット
２２から導気孔３３を通して機台側ソケット２４に流入
する。 台車側ソケット２４にはフレキシブル導管４１を経て、
第１図に示す例ではフレキシブル導管４１に続く導管４
２が吸引空気４管１７に開口している。この吸引空気導
管１７に対する導管４２の開口方向は、第２図Ｂに拡大
して示す如く、吸引空気導管１７内のエア吸引方向に添
って同方向ではあるが角度を有して取り付けである。第
２図Ａに示す例ではサクションノズル１４と一体に旋回
動できるよう導管４２をサクションノズル１４に固定し
、サクションノズル１４の先端内部に環状に圧空を案内
するための環状路４３を設け、環状路４３にサクション
ノズル１４の内方に向って圧空を噴出する噴気孔４４を
設ける。 前記両実施例において、共に、導管４２の中間には電磁
バルブ４５を設け、糸継動作開始のためカム装置１６が
作動したとき、カム装置１６のカム４０により作動され
るスイッチ４６により開閉する。 上記紡績装置１にあっては、ドラフトバート２でドラフ
トされたスライバ４７は、空気噴射ノズル３で紡績され
糸７−となってデリベリローラ４で送り出され巻取装置
９でパッケージ８に巻き上げられている。その間スラブ
キャッチャ６でスラブ検出を行ない、スラブを発見した
ときは光切断、糸継を行なうことによりスラブを切除し
ている。 上記において、未切断があると糸継信号が出され、その
信号により作業台車１２は当該系切断があったユニット
１０に向は移動し停止する。そして糸継動作を開始する
が、先ずカム装置１６が作動し、図示しないカムにより
サクションマウス１５を第１図示の位置からパッケージ
８に向は往復旋回動じ、巻取装置９のパッケージ８から
その糸端を吸引し糸継部材１３に糸端を案内する。一方
、サクションノズル１４も、第１図に示す状態から空気
噴射ノズル３に向は往復旋回動して紡出側糸端を吸引し
、糸継部材１３にそれを案内する。上記のサクションマ
ウス１５．サクションノズル１４は作業台車１２に搭載
された図示しないブロアにより常に吸引作用を行なって
いるが、更にその吸引力を高めるためにサクションノズ
ル１４内に圧空を噴出しエアサッカー式に吸引力を高め
る。 即ち、糸継ぎのために当該ユニット１０に停止した作業
台車１２は前記カム装置１６の作動によりカム群を回転
さぜ、それによりサクションノズル１４゜サクションマ
ウス１５などを往復旋回動させるが、その１つのカム３
６によって揺動腕３７を揺動し、ロッド３８．揺動腕３
５を介して台車側ソケット２４を固定側ソケット２２に
当接する。この両ソケット２２゜２４の圧接により台車
側ンケット２４の受部３２と固定ソケット２２の弁体２
９の頭部３０が当接し、前記した如く、圧空が機台側の
固定ソケット２２から台車側ソケット２４に入る。そし
て、引き続くカム装置１６のカムの回転によりスイッチ
４６が入ると弁４５が開き、この圧空は第１図、第２図
Ｂに示す例にあっては吸引空気導管１７に対して吸引空
気導管１７内の空気の流れと同方向に導管４２から斜方
向に吹き出し、サクションノズル１４の吸引力を高め、
第１図Ａに示す例ではサクションノズル１４の先端に近
い噴気孔４４からサクションノズル１４内に向く圧空気
流を生じさせ、このサッカー気流によりサクションノズ
ル１４先端からの吸引量を増大する。 引き続くカム装置１６の回転により、サクションノズル
１４．サクションマウス１５の旋回動及び糸継部材１３
の糸継が終了すると、サクションノズル１４゜サクショ
ンマウス１５は元位置に復帰し、また、弁４５も閉じら
れるため圧空の噴出が断たれると共に、揺動腕３７がカ
ム３６により時計針方向に旋回動じ、両ソケット２２．
２４を離去し、作業台車１２は糸継信号を発している次
のユニット１０に向は走行を開始する。 また、上記例ではサクションノズル１４にブロアによる
吸引圧が常時加えられており、糸継時にのみ噴気孔４４
またはエアサッカー１８から圧空を噴出させて、その吸
引力を高めるようにしていたが、糸継時におけるサクシ
ョンノズルが最初に紡出糸端を吸引した際の、特に強力
な糸端保持力が必要な０．５〜１．０秒間は上記ブロア
による吸引圧を遮断すると共に、空気導管１７の基端側
を開放として噴気孔４４からの圧空噴射のみによる糸端
吸引とし、その後圧空噴射による吸引は停止してブロア
による負圧による吸引に切替るようにしてもよい。即ち
、第４図示のように、台車１２に搭載したブロア５０と
吸引空気導管１７の間には通常屑糸の回収ボックス５１
が介装されており、導管１７がブロア５０に直結された
ままであると、導管１７内の圧力抵抗が大きいので、上
記回収ボックス５１とブロア５０との連結箇所に大気開
放口５２と開閉弁５３とを設け、該開閉弁が前記カム装
＠１６による所定のタイミングで開閉するようにしてお
いて、糸継の初期（サクションノズル１４先端が紡出糸
端を吸引する際の０．５〜１．０秒程度）には噴気孔４
４からエアを噴出すると共に上記開閉弁５３を作動して
導管１７の基端を回収ボックス５１を介して大気へ開放
し、噴気孔４４からの噴出エアのノズル１４内流通を少
抵抗として流速を高め、糸端吸引力をより強力とし、以
後サクションノズルが旋回してほぼ旧位に復したのち、
開閉弁５３を切り替えて開放口５２を閉じると共にサク
ションノズル１４内にブロア５０からの吸引圧を作用さ
せ、吸引口４４からの圧空の噴出を停止する。 なお５４は回収ボックス５１内のフィルター、５５はブ
ロア５０からの連絡口である。このようにすれば、圧空
による糸端保持力をより高めると共に、圧空の供給量を
最小限度とし、圧空源の容量を小にすることができる。

【発明の効果】

本発明は、糸継するための糸端を先端の吸引口より吸引
し、ノッタ或いはエアスプライサなどの糸継部材に案内
するサクションノズルに、常時吸引口からの吸引作用を
行なわせると共に、糸継時にのみ、サクションノズル又
はそれに続く吸引空気導管に設けたエアサッカーに圧空
を噴出し、サクションノズルの吸引口における糸端吸引
力を高めるようにしたために、作業台車上に大型のブロ
アを搭載せずとも、糸継の糸をクランプするまでの、糸
に抵抗がある短い間だけ強力に糸を吸引することができ
、このときのテンション低下によるビリの発生を防ぐこ
とができる。また、強力に糸を吸引することができるた
めに糸継時スラックチューブ内に引き込む糸長が短くな
り、スラックチューブを短縮することもできる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明方法を実施するための装置を示すもので、
第１図は縦断面図、第２図Ａ、第２図Ｂはエアサッカ一
部分の第１．第２実施例の断面図、第３図はソケットの
断面図、第４図はサクションノズルとブロア管のエア回
路を示した概略斜視図である。 １３・・・糸継部材、１４・・・サクションノズル。 １８・・・エアサッカー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、糸継するための糸端を先端の吸引口より吸引し、ノ
   ッタ或いはエアスプライサなどの糸継部材に案内するサ
   クションノズルに、常時吸引口からの吸引作用を行なわ
   せると共に、糸継時にのみ、サクションノズル又はそれ
   に続く吸引空気導管に設けたエアサッカーに圧空を噴出
   し、サクションノズルの吸引口における糸端吸引力を高
   めることを特徴とする糸継方法。