JPH0314928B2 - - Google Patents

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JPH0314928B2
JPH0314928B2 JP18193587A JP18193587A JPH0314928B2 JP H0314928 B2 JPH0314928 B2 JP H0314928B2 JP 18193587 A JP18193587 A JP 18193587A JP 18193587 A JP18193587 A JP 18193587A JP H0314928 B2 JPH0314928 B2 JP H0314928B2
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JP
Japan
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yarn
splicing
spinning
thread
lever
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JP18193587A
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Michiaki Fujiwara
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H15/00Piecing arrangements ; Automatic end-finding, e.g. by suction and reverse package rotation; Devices for temporarily storing yarn during piecing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H69/00Methods of, or devices for, interconnecting successive lengths of material; Knot-tying devices ;Control of the correct working of the interconnecting device
    • B65H69/04Methods of, or devices for, interconnecting successive lengths of material; Knot-tying devices ;Control of the correct working of the interconnecting device by knotting
    • B65H69/043Methods of, or devices for, interconnecting successive lengths of material; Knot-tying devices ;Control of the correct working of the interconnecting device by knotting the threads are moved in ducts having the form of the wanted knot
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は多数の紡績ユニツトを並設した紡績
装置における糸継方法に関する。
〔従来の技術〕
スライバをドラフト装置へ連続的に供給してド
ラフトした後、旋回空気流を発生する空気噴射ノ
ズルへ供給し、該旋回空気の作用により紡績糸を
得、紡出された糸を巻取り装置で巻取るいわゆる
空気式紡績機が知られている。
該空気式紡績機は、通常上記ドラフト装置と、
空気噴射ノズルと、巻取り装置とからなる1ユニ
ツトが水平に多数並設されており、この多数のユ
ニツトに沿つて該紡績ユニツトの糸継ぎを行う糸
継ぎ台車が走行する装置も知られている。
ところで、上記空気式紡績機では、ドラフト装
置のドラフト率が200倍を越えるようなハイドラ
フト可能なもので、スライバを直接供給して当該
ドラフト装置と空気噴射ノズルを経れば直ちに紡
績糸が得られるものであるので、巻取り装置で巻
取るパツケージは、リング式紡績機で得られる精
紡ボビンとは異り、任意の大径のものが得られ
る。
つまり、リング式紡績機を用いて所望の大径パ
ツケージ(紡績の後行程としての製織行程に適す
るように通常は径が10cmを越えるコーンあるいは
チーズ等に巻上げられる)を得ようとすれば、リ
ング式紡績機で巻上がつた精紡ボビンを、別の機
械であるワインダー(巻返し機)で巻返しをする
と共に、数10本の精紡ボビンの糸をつないで1個
のパツケージにする必要があつたのであるが、上
記空気式紡績機では、上記のように所望の糸長を
得るための糸継ぎが不要であつたのであり、その
ことは得られたパツケージについてみると、リン
グ式紡績機を用いた場合には1個のパツケージ内
に数10カ所の糸継ぎ目を必然的に有し、空気式紡
績機では理論的には1カ所の継ぎ目も有しないこ
とになる。
しかし、実際には空気式紡績機といえども、1
つのパツケージを巻上げるまでには、途中に自然
糸切れ、あるいは糸欠点を検出器によつて検出す
ることによつて強制的に糸切断を行うことがあ
り、その際の糸継ぎを行うのが、ユニツトに沿つ
て走る糸継ぎ台車である。したがつて、上記空気
紡績装置では該糸継ぎ台車による継ぎ目が1パツ
ケージ内に平均2〜3個含まれるが、この少数の
継ぎ目も後の紡績行程のことを考慮すれば、さら
に少数にするか、あるいは該継ぎ目が継ぎ目以外
の糸部分と実質上変わらないようにすることが好
ましい。
そこで、糸継ぎ台車上の糸継ぎ装置をメカニカ
ルノツターに替えて空気式糸継ぎ装置を用いるこ
とが本発明者によつて開発されたが、空気式糸継
ぎ装置では糸継ぎ目を優良なものにするために糸
端の解撚という行程を含むために、どうしてもメ
カニカルノツターよりも糸つなぎに要する時間が
長くなるという不具合いがあり、この不具合いに
よつて次のような設計上の困難が生じる。
すなわち、糸つなぎ最中にも紡績装置からはつ
まり、空気噴射ノズルからは通常の速度で紡績糸
が紡出され続け、一方糸つなぎのためには糸端は
必ず一定の時間は該糸継ぎ装置に拘束(クラン
プ)しなければならないので、糸つなぎ中の紡出
糸は通常スラツクチユーブと称される吸引管にた
まり分を吸引保持されるようになつているのであ
るが、上記空気式紡績機では紡出速度が200m/
分を越える高速であるので、どうしても糸つなぎ
中の紡出糸長さが長大となり、通常のスラツクチ
ユーブでは該たまり分の紡出糸を吸収保持し切れ
なくなり、吸引された糸の先端部がスラツクチユ
ーブ吸引源であるマニホールド管にまで達して、
糸つなぎ後に通常の紡出巻取り運転に移行する際
に糸のスラツクチユーブからの抜け出しが困難に
なつて糸切れを生じたり、あるいはこの不都合を
解消するためにスラツクチユーブを長大なものに
構成しようとしても、当該紡績ユニツト内へのス
ラツクチユーブの収納が困認であるとか、長大な
スラツクチユーブの屈曲カ所でやはり糸切れが発
生しやすいという別の不都合が生じる。
この発明は上記事情に鑑み、糸つなぎ中のたま
り糸としての紡出糸長さを極力短くするようにし
て上記不都合を解決しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る糸継方法は多数並設された空気
式の紡績ユニツトと、該紡績ユニツトに沿つて走
行し、紡績ユニツトの糸継動作を行う空気式糸継
ぎ装置を有する糸継台車とからなる紡績装置にお
いて、上記糸継装置による糸端クランプタイミン
グを、紡出側糸端のクランプがパツケージ巻取り
側糸端のクランプよりも遅いタイミングとするこ
とを提案するものである。
〔実施例〕
第1図は本発明の方法を実施する空気式紡績機
の正面図を示し、本紡績機は原動機ボツクス1お
よびブロアボツクス2間に多数の紡績ユニツトU
を一列に並設してなる。本紡績機の機台長手方向
には上記ユニツトUの列に沿つて台車走行空間3
が設けられ、該空間3内を、玉揚装置4を装備し
た玉揚台車5と後に詳述する空気式糸継ぎ装置6
を装備した糸継台車7とを一体化した走行台車8
が走行する。9は原動機ボツクス1と紡績ユニツ
トUとの間にあつて上記玉揚装置4に紙管を供給
する紙管供給装置である。
第2図は本紡績機を前記糸継台車7と共に縦断
した概略側面図であり、紡績ユニツトUバツクロ
ーラ11、ミドルローラ12およびフロントロー
ラ13よりなるドラフト装置14、空気噴射ノズ
ル15、該ノズル15により生成された紡績糸Y
を引出すニツプローラ16、紡績糸の太糸部分を
検出するスラブキヤツチヤ17およびパツケージ
Pに糸Yをトラバースしつつ巻取る巻取り部18
より構成される。なお、上記ノズル15内には互
いに旋回方向が逆になつた2個の空気噴射孔が設
けてある。
上記紡績ユニツトUは側断面コ字形の枠体19
上に配置され、該枠体19により囲まれた前記台
車走行空間3内を糸継台車7即ち走行台車8がレ
ール21,22に沿つて第1図左右方向に走行す
る。
糸継台車7には紡出側(ノズル15側)の上糸
を吸引把持して空気式糸継ぎ装置6へ導くサクシ
ヨンパイプ23と、パツケージP側の下方YPを
吸引把持して空気式糸継ぎ装置6へ導くサクシヨ
ンマウス24とが、第2図一点鎖線で示す如く
各々旋回可能に設けられており、これらサクシヨ
ンパイプ23とサクシヨンマウス24の基端側に
は第3図示のような、ばね25によつて常時台車
8外へと空気付勢された接続ダクト26が連設し
てあつて、該ダクト26が、上記空間3内をユニ
ツトUに沿つて延設された吸引ダクト27に当接
されて、サクシヨンパイプ23とサクシヨンマウ
ス24からの吸引が行われる。
すなわち、吸引ダクト27の適所にはユニツト
U間隔と同一間隔おきに開口28が形成してあ
り、該開口28にはシヤツター状に開閉自在にな
されると共に図示しないばねによつて常時閉じ方
向へ付勢された板状のバタフライ弁29が設けて
あつて、該バタフライ弁29を上記接続ダクト2
6が台車7の移動に伴つて上方へ蹴り上げ、開口
28と接続ダクト26とを順に連通していくよう
になつているのである。
31は先端が前記ニツプローラ16とスラブキ
ヤツチヤー17の間の糸通路に開口した細長い筒
状管からなるスラツクチユーブであり、該スラツ
クチユーブ31の基端側は渦巻き状に形成してそ
の糸を吸引しうる有効長さが長くなるように図つ
てある(第2,3図)。
このスラツクチユーブ31基端32は前記吸引
ダクト27に接続開口してある。
また、30はパツケージPに当接して回転する
フリクシヨンローラである。
第2図で前記ドラフト装置14へ供給されるス
ライバSは機台の背部に設けたスライバケンス3
3より引出され、ガイドローラ34,35を経て
バツクローラ11へ供給される。36は全紡績ユ
ニツトUを通して敷設され、ドラフト装置14や
空気噴射ノズル15等において発生する風綿、糸
屑を吸引排出する排出管、37は後述の空気式糸
継ぎ装置6の動作用圧力空気を供給する、同じく
全紡績ユニツトUを通して敷設された圧空管であ
り、該圧空管37にはユニツトU間隔と同一間隔
おきに支管38を突設され該支管38の先に糸継
ぎ台車7へと接続する弁装置39が設けてある。
41はユニツトU列に沿つて延び、該弁装置39
を支持する支枠材である。
この弁装置39は台4図示のように、支枠材4
1に支持したハウジング42と、該ハウジング4
2内で進退自在に支持され、かつその先端部43
が開口44を貫いて台車7方向へ突出する弁スプ
ール部材45とからなり、該弁スプール部材45
の中間にはフランジ状弁部46が形成されると共
に、弁スプール部材45基端を摺動自在に支持す
る環状支持部材47との間に介装したばね48に
より常時弁部46が閉じる方向へ付勢されてい
る。49は空気洩れを防ぐための環状の突条であ
る。
また、糸継ぎ台車7側には、上記弁装置39に
押圧作用して弁部46を開き、圧空を台車7内へ
と連通させる次のような接続装置51が設けてあ
る。
すなわち、この接続装置51は台4図示のよう
に、台車フレーム52に支持したピストンハウジ
ング53、該ハウジング53内で進退自在に支持
され、かつその先端部に前記突条49に当接する
ゴムリング54を設けたピストン部材55と該ピ
ストン部材55のロツド部56に連結した進退駆
動装置57とからなつており、該進退駆動装置5
7でピストン部材55が突出され前記弁装置39
に当接すると、前記弁部46が開き、ピストン部
材55に穿設した連通孔58を通じて圧空がピス
トン部材55の背後の空所59に侵入し、該空所
59に接続したパイプ61を通じて、後述の空気
式糸継ぎ装置6へと導入されるようになつてい
る。なお、上記空所59内の圧力が第4図右方へ
力を及ぼす面積S1は、環状突条49内の面積S
2よりも大に設定してあつて、空所59内へ圧空
が導入されると、ピストン部材55は自動的に当
接状態を保持される。進退駆動装置57は回転カ
ム板62にカムローラ63を介して係合する揺動
レバー板64と、該レバー板64の揺動端に設け
たL字状レバー65とからなり、該L字レバー6
5にあけた長穴66を介して前記ピストン部材5
5のロツド部56がピン67連結されている。
68はL字レバー65を常時第4図時計針方向
へ付勢しておく引張りばね、69は揺動レバー板
64を第4図反時計針方向へ付勢しておく引張り
ばね、71はストツパピンである。
次に第5図以下において糸継ぎ台車7上に搭載
した空気式糸継ぎ装置6について、詳細に説明す
る。
すなわち糸継装置6のほぼ中央に位置しては糸
継部材102がブラケツト103に螺子104に
より固定されており、該糸継部材102の中央に
円筒状の糸継孔105が穿設されている。糸継孔
105には部外から糸Yを挿入するのに適したス
リツト106が糸継孔105の接線方向全体にわ
たつて形成され、更に糸継部材102には糸継孔
105に接線的に開口する噴射ノズル107が穿
設されている。さらに糸継部材102は糸継孔1
05の開孔側壁面108,109にスペーサ11
0,111を介して制御プレート112,113
が固定されて成り、該制御プレート112,11
3の一部側縁114,115と糸継孔105の開
口部の一部を横切る位置に位置決めされる。
上記制御プレート112,113は、後述する
糸押えレバー116と共に糸継孔105に挿入さ
れるパツケージ側糸端YPと空気噴射ノズル15、
側糸端YNとの2本の糸端を位置決めし噴射ノズ
ル107からの空気噴出時において、両糸端YP,
YNの最初の絡み付きを保障する位置に位置決め
すると共に、糸継孔105の両端開口から流出す
る風量を制御し、糸端YP,YNの飛び出しを防
止する作用を有し、更には、適当な旋回流による
美しい外観の継ぎ目を得るものである。またスペ
ーサ110,111は圧縮流体が制御プレート1
12,113の壁に当たつてスリツト106方向
へ流出する風量が増加し、糸端YP,YNがスリ
ツト106から外へ飛び出すのを防止するために
設けられ、糸継部材102の壁面108,109
と制御プレート112,113間に間〓を形成
し、スリツト106からの流体流出量を制御して
いる。尚、噴射ノズル孔107への流体供給は、
前記圧空管37、前記パイプ61及び導管117
より供給される。前述の糸押えレバー116は上
下一対に構成され、支軸118よりブラケツト1
03に枢支されている。
糸継部材102の制御プレート112,113
に接近して糸継部材102の糸継孔105の開口
を挟んでその両サイドに糸ガイドピン120,1
21、糸押えレバー116、制御ノズル124,
125及び糸ガイド126,127、更に糸切断
装置128,129、フオークガイド130,1
31が順次配置され、又糸継部材102の側部に
は支軸132の上下部に固定され旋回する一対の
糸寄せレバー133,133が設置されている。
134は糸寄せレバー133のストツパーであ
る。135はパツケージ糸端YPのクランプ装置
で、固定レバー136と移動ストツパー137と
よりなる。138は空気噴射ノズル側糸端YNの
クランプ装置で、旋回レバー139とストツパー
とよりなる。
上記固定レバー136は第7図示のように先端
が屈曲してパツケージ側の糸端YPをガイドする
ようになつており、対向位置にある旋回レバー2
01の旋回(矢印202)により固定レバー13
6にガイドされた糸端YPを移動ストツパー13
7との間へ移動する。
制御ノズル124,125は同形であるので、
次に、その一方の制御ノズル125について説明
する。145は、ブラケツト103及びそれと一
体のブロツク146に穿設したノズル孔で、その
内部にノズル孔145の軸方向に摺動可能に管状
のスリーブ147を嵌合しいる。スリーブ147
は、図示しないサクシヨンパイプに連らなるフレ
キシブルパイプ148に接続されている。管状の
スリープ147に開口端附近には斜に、スリープ
147の奥方向に向く噴射孔149を設けてあ
る。噴射孔149はブロツク146に設けた導気
孔150を介し図示しない圧力導管に連通してい
る。
したがつて、上記糸継ぎ装置6が次のように動
作して、糸継ぎを行う。
すなわち、前記スラブキヤツチヤ17が糸切れ
を感知したり、糸欠点を検出して自動的に当該ユ
ニツトUの走行糸を切断したりすると、糸継ぎ台
車7が当該ユニツトUへ到達した時点で停止し、
パツケージP側サクシヨンマウス24がパツケー
ジPから、糸端YPを吸引し、空気噴射ノズル1
5側サクシヨンパイプ23がノズル15直後の紡
出糸端YNを吸引して、共に第2図鎖線から実線
図示位置へと旋回して、糸端YP,YNを糸継ぎ
装置6へ導入する。
上記一対のサクシヨン部材23,24の旋回は
同時には行なわれず、最初にノズル側糸端YNが
サクシヨンパイプ23によつて吸引され、糸継装
置6の外側位置まで旋回して停止し、所定時間経
過後にパツケージ側の糸YPがサクシヨンマウス
24に吸引されて糸継装置6の外側位置まで旋回
移動して停止する。
上記ノズル側サクシヨンパイプ23が作動後パ
ツケージ側サクシヨンマウス24が作動開始する
までの所定時間内に第7図及び第8図示の如く、
ノズル側の糸クランプ装置138の旋回レバー1
39が作動して糸YNを旋回レバー139とスト
ツパー140間に導入すると共にパツケージ側サ
クシヨンマウス24がパツケージ側糸YPを吸引
して糸継装置6の外側位置まで、旋回移動して停
止する。この時、糸YPは上記旋回レバー201
によつてクランプ装置135のストツパー137
とレバー136との間に導入され、直ちに挟持さ
れる。
上記、クランプ装置135,138による糸端
YP,YNの挟持タイミングは、糸端YN側のクラ
ンプ装置138の方を遅いタイミングとしてあり
(第18図)、クランプ装置138による糸端YN
のクランプによつて空気噴射ノズル15から紡出
されてくる糸はスラツクチユーブ31内に、その
たまり分を吸引されるのであるが、このスラツク
チユーブ31内に吸引されるたまり量を極力短い
長さとするように図つてある(第2図)。
また、糸端YN,YP同士の撚り掛けはどうし
ても同時に行わざるを得ないので、上記のように
することによつて、糸端YN,YPの制御ノズル
124,125内での解撚時間も、糸端YN側が
糸端YP側よりも短くなり、パツケージP側の糸
端YPの方がより充分に解撚される。
クランプされた両糸端の切断は、糸切断装置1
28,129によつてそれぞれ行われる。第8図
に示すように、糸切断装置129の切断のタイミ
ングは、ロツド165を図示しないカム手段によ
つて作動し、一方糸切断装置128の切断タイミ
ングは同様に、ロツドを上記とは異なるカム手段
によつて作動することによつて、第18図示のタ
イミングに設定することができる。また、上記カ
ム手段はそれぞれソレノイド等の他の電磁アクチ
ユエータに置き換えることが可能である。
なお、この例では上記糸端YN側の解撚時間が
約0.4秒、糸端YP側の解撚時間が約0.6秒である
が、糸端YN側の解撚時間は、もちろん、糸種、
糸太等によつてさらに短時間として、糸端YN側
のクランプタイミングを糸端YP側のクランプタ
イミングよりさらに遅れたものとしてもよい。
上記パツケージ側及びノズル側サクシヨン部材
23,24の動作が終了すると、糸寄せレバー1
33,133が支軸132を支点に旋回作動し、
両側の糸YN,YPがフオークガイド130,1
31の各ガイド溝141,142に別々に導かれ
ると共に糸継部材102の糸継孔105内へスリ
ツト106を通つて挿入される。
次いで切断装置128,129によつてパツケ
ージ側クランプ装置135及びノズル側のクラン
プ装置138から所定距離位置の所で第6図示の
如く糸切断が行なわれる。該糸を切断する位置は
糸継ぎされる継ぎ目の長さに関係し、かつ糸継ぎ
された継ぎ目の外観の風合及び結束強度に影響を
与える。上記糸切断される位置は糸番手の大きさ
によつて異なる。
即ち、第14図において、両側の糸YN,YP
が糸クランプ装置135及び138に挟持され、
かつ旋回レバー133が作動し、第8図に示され
るロツド162が図示しない制御カムによつて矢
印A方向に移動して旋回レバー133が支軸13
2を支点に時計針方向に旋回した状態で糸切断が
行われる。尚、糸寄せレバー133及び切断装置
128,129の作動時には、糸押えレバー11
6は第8図示の如くロツド163の作動(矢印B
方向)によつて支軸118を支点に時計針方向に
旋回した状態に位置している。
次いで、第15図に示す如く制御ノズル12
4,125によつて糸端YN,YPが吸引される
と同時若しくは、相前後して前記した糸寄せレバ
ー133が糸より離反する方向、即ち、第8図示
の如く、ロツド162の作動(矢印C方向)によ
つて支軸132を支点に反時計針方向に旋回し、
糸Yより離反する。この時、上記糸端YN,YP
は、フレキシブルパイプ148を介して接続され
るスリーブ147の吸引作用により制御ノズル1
25内へ吸引されると共に前記した導気孔150
を経てスリーブ147の噴気孔149から、噴射
される圧縮流体によつて糸継ぎに適した状態に撚
りが解きほぐされる。
ここで第13図に示すように、噴気孔149を
形成するスリーブ147はノズル孔145内で進
退可能に挿着されているから、その前後位置によ
つて糸端の解撚長さおよび解撚度合に違いが生じ
る。即ち第13図Bを正常な解撚状態として、第
13図Aの如くスリーブ147を引出し気味に挿
着すると、噴気孔149とノズル孔145の位置
が接近して噴出された流体は糸端YP,YNの比
較的上部に当り、その結果解撚長さが長くなると
ともに先端が絡み状に細くなる。この状態で糸継
を行なうと継ぎ目が見苦しく、糸玉が出来易い。
また第13図Cの如くスリーブ147を深く押込
むと噴気孔149とノズル孔145は大きく位置
がずれ、噴出された流体は糸端YP,YNの先端
に当り、解撚長さも短かくなるので、糸継ぎ後に
継ぎ目が弱くなつたり細くなつたりする。従つて
糸種は番手等によつて適度な解撚状態となるよ
う、スリーブ深さを調整する。
尚、上記制御ノズル124,125の吸引時期
は切断装置128,129によつて糸切断される
直前に開始されることが好ましい。即ち、糸
YN,YPが切断される際はノズル側及びパツケ
ージ側のサクシヨン部材23,24の吸引作用に
より時に張力が付与されているため糸切断によつ
て糸端YN,YPが飛散して制御ノズル124,,
125位置から離反し、制御ノズル124,12
5による糸端YN,YPの吸引作用が行なわれな
い場合があり得る。従つて、基本的には糸切断と
同時若しくは相前後して制御ノズル124,12
5を作用させることも可能であるが、好ましくは
上記した如く糸切断の直前とされる。又、上記制
御ノズル124,125への流体供給は図示しな
いソレノイドの作動によつてバルブを切換えるこ
とにより行なわれる。
更に、上記制御ノズル124,125によつて
糸端YN,YPが糸継ぎに適した状態に撚りが解
きほぐれて制御ノズル124,125のサクシヨ
ン作用が停止すると同時若しくは相前後して第1
6図に示される如く、再度糸寄せレバー133が
作動して互いの糸端YN,YPをガイドしながら
一方のレバー133がストツパー134に当接す
る位置まで旋回すると共に糸押えレバー116が
作動して、同様に糸端YN,YPをガイドしなが
らブラケツト103面に当接する位置まで旋回
し、糸押えレバー116の一方のレバー、即ち、
糸継部材102の噴出ノズル107から噴出され
る圧縮流体によつて糸Yの撚りが解撚される側の
レバーにより糸YN,YPの解撚が抑止される程
度に把持され、他方のフオーク側は、上記圧縮流
体によつて糸YN,YPに撚りが付与される方向
に作用するため特に把持する必要はなく、糸の位
置規制が行なわれる程度の押えで十分とされる。
上記糸寄せレバー133及び糸押えレバー11
6の作動によつて制御ノズル124,125のス
リーブ147内に吸引された糸端YN,YPは糸
継部材102の糸継孔105内へ引き寄せられ、
位置決めされ糸継ぎされる互いの糸端部分が重ね
合された状態、即ち、第17図示の状態にセツト
される。この時、上記糸寄せレバー133及び糸
押えレバー116の旋回距離によつて糸継ぎされ
る継ぎ目の長さが設定される。従つて、糸番手に
よつて糸寄せレバー133及び糸押えレバー11
6の旋回距離が調節される。
上記糸寄せレバー133の旋回によつて制御ノ
ズル124,125のスリーブ147より引出さ
れる糸端YN,YPは糸継孔105の両サイドの
制御プレート112,113によつて規制されな
がら引出され、制御プレート112,113の側
縁と糸押さレバー116の側縁によつて糸継孔1
05内周面に位置決めされ、糸継部分が接触して
重ね合わされた状態で糸継孔105内にセツトさ
れる。
さらに上記糸端YN,YPが糸継孔105内に
セツトされた状態で噴出ノズル107から噴射さ
れる圧縮流体の作用により糸継ぎが行なわれる。
この時噴出ノズル107からの空気噴射によつて
接触した両糸端のフアイバは旋回に先立つて絡み
付いて一体化された後、旋回することにより一体
化された糸端に撚りおよび撚りの両サイドに絡み
付きが付与され、制御ノズルはもはや吸引作用が
停止しているため、撚りのほぐされた糸端先端に
抵抗がかかることなく完全に絡みつき角(つの)
部を生じることなく糸継ぎが行なわれる。
上記糸継ぎが終了すると、糸寄せレバー133
および糸寄せレバー116が糸YN,YPより離
反し、YN,YPは糸継部材102のスリツト1
06を通つて外部へ出、通常の紡出運転が再開さ
れる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係る糸継方法では、
空気式糸継装置を用いても糸つなぎ時に紡出され
てくるたまり糸量を可及的に短くできるので、冒
述した要因による糸切れ等のトラブルを防止する
ことができる。
また、スラツクチユーブをそれ程長大なものと
せずに済むので、紡績装置の設計が容易となり、
全体をコンパクトにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する紡績装置の正
面図、第2図は同縦断側面図、第3図は吸引ダク
ト部分の説明図、第4図は弁装置および接続装置
部分の縦断面図、第5図は糸継装置の正面図、第
6図は糸継装置の一部省略した正面図、第7図、
第8図は同平面図、第9図乃至第11図は糸継部
材の平面図、第12図は同正面図、第13図A,
B,Cは制御ノズルの拡大断面図、第14図乃至
第16図は糸継ぎの過程を示す装置の作動説明
図、第17図は糸継動作を示す糸端拡大図、第1
8図は各動作のタイミングチヤートである。 6……空気式糸継ぎ装置、7……糸継台車、1
5……空気噴射ノズル、17……巻取り部、13
5,138……クランプ装置、U……紡績ユニツ
ト、YN……紡出側糸端、YP……パツケージ巻
取り側糸端。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多数並設された空気式の紡績ユニツトと、該
    紡績ユニツトに沿つて走行し、紡績ユニツトの糸
    継動作を行う空気式糸継ぎ装置を有する糸継台車
    とからなる紡績装置において、上記糸継装置によ
    る糸端のクランプタイミングを、紡出側糸端のク
    ランプがパツケージ巻取り側糸端のクランプより
    も遅いタイミングとしたことを特徴とする紡績装
    置における糸継方法。
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