JPH037419Y2 - - Google Patents

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JPH037419Y2
JPH037419Y2 JP11153987U JP11153987U JPH037419Y2 JP H037419 Y2 JPH037419 Y2 JP H037419Y2 JP 11153987 U JP11153987 U JP 11153987U JP 11153987 U JP11153987 U JP 11153987U JP H037419 Y2 JPH037419 Y2 JP H037419Y2
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yarn
splicing
yarn splicing
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lever
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は多数の紡績ユニツトを並設し、該紡
績ユニツトに沿つて走行する糸継台車を具えた糸
継台車における圧空の供給装置に関する。
〔従来の技術〕
スライバをドラフト装置へ連続的に供給してド
ラフトした後、旋回空気流を発生する空気噴射ノ
ズルへ供給し、該旋回空気流の作用により紡績糸
を得、紡出された糸を巻取り装置で巻取るいわゆ
る空気式紡績機が知られている。
該空気式紡績機は、通常、上記ドラフト装置
と、空気噴射ノズルと、巻取り装置とからなる1
ユニツトが水平に多数並設されており、この多数
のユニツトに沿つて該紡績ユニツトの糸継ぎを行
う糸継ぎ台車が走行する装置も知られている。
ところで、上記糸継ぎ台車では、糸継ぎまたは
糸端吸引等に圧空を用いていることがあるが、こ
の圧空は圧力の低いものであると台車上に設けた
ブロア装置でもつて供給できるが、圧力の高いも
のを供給しようとするとブロア装置が過大になつ
たりして実際上不可能であつた。
そこで、各紡績ユニツト側と糸継台車側、夫々
に連結装置を設けて、糸継台車が停止して糸継ぎ
動作を行う度毎に上記連結装置を連結して紡績ユ
ニツト側から圧空を供給するシステムが本発明者
によつて開発された。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記システムでも供給する圧空圧力
が高いと、どうしても連結部で圧力漏れが生じる
欠点が生じ勝ちである。
この考案は上記欠点が生じない圧空の供給装置
を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る圧空の供給装置は、多数並設さ
れた紡績ユニツトと、該紡績ユニツトに沿つて走
行し、紡績ユニツトの糸継ぎ動作を行う糸継ぎ台
車とからなる紡績装置の糸継台車への圧空供給装
置であり、紡績ユニツト側に設けた弁装置と、糸
継台車側に設けた上記弁装置方向へとピストンが
進退するエアシリンダ状の接続装置とからなり、
上記弁装置には上記ピストンの当接によつて開く
弁部材が設けられ、かつ上記接続装置のピストン
を弁装置方向へと押圧する側の圧空室の押圧作用
面面積を、上記弁装置と接続装置との当接面面積
よりも大になすと共に、上記圧空室と上記当接面
とを連通したものである。
〔実施例〕
第1図は本考案に係る圧空の供給装置を具えた
空気式紡績機の正面図を示し、本紡績機は原動機
ボツクス1およびブロアボツクス2間に多数の紡
績ユニツトUを一列に並設している。本紡績機の
機台長手方向には上記ユニツトUの列に沿つて台
車走行空間3が設けられ、該空間3内を玉揚装置
4を装備した玉揚台車5と後に詳述する空気式糸
継ぎ装置6を装備した糸継台車7とを一体化した
走行台車8が走行する。9は原動機ボツクス1と
紡績ユニツトUとの間にあつて上記玉揚装置4に
紙管を供給する紙管供給装置である。
第2図は本紡績機を前記糸継台車7と共に縦断
した概略側面図であり、紡績ユニツトUはバツク
ローラ11、ミドルローラ12およびフロントロ
ーラ13よりなるドラフト装置14、空気噴射ノ
ズル15、該ノズル15により生成された紡績糸
Yを引出すニツプローラ16、紡績糸の太糸部分
を検出するスラブキヤツチヤ17およびパツケー
ジPに糸Yをトラバースしつつ巻取る巻取り部1
8より構成される。なお、上記ノズル15内には
互いに旋回方向が逆になつた2個の空気噴出孔が
設けてある。
上記紡績ユニツトUは側断面コ字形の枠体19
上に配置され、該枠体19により囲まれた前記台
車走行空間3内を糸継台車7即ち走行台車8がレ
ール21,22に沿つて第1図左右方向に走行す
る。
糸継台車7には紡出側(ノズル15側)の上糸
YNを吸引把持して空気式糸継ぎ装置6へ導くサ
クシヨンパイプ23と、パツケージP側の下糸
YPを吸引把持して空気式糸継ぎ装置6へ導くサ
クシヨンマウス24とが、第2図一点鎖線で示す
如く各々旋回可能に設けられており、これらサク
シヨンパイプ23とサクシヨンマウス24の基端
側には第3図示のような、ばね25によつて常時
台車8外へと突出付勢された接続ダクト26が連
設してあつて、該ダクト26が、上記空間3内を
ユニツトUに沿つて延設された吸引ダクト27に
当接されて、サクシヨンパイプ23とサクシヨン
マウス24からの吸引が行われる。
すなわち、吸引ダクト27の適所にはユニツト
U間隔と同一間隔おきに、開口28が形成してお
り、該開口28にはシヤツター状に開閉自在にな
されると共に図示しないばねによつて常時閉じ方
向へ付勢された板状のバタフライ弁29が設けて
あつて、該バタフライ弁29を上記接続ダクト2
6が台車7の移動に伴つて上方へ、蹴り上げ、開
口28と接続ダクト26とを順に連通していくよ
うになつているのである。
31は先端が前記ニツプローラ16とスラブキ
ヤツチヤ17の間の糸通路に開口した細長い筒状
管からなるスラツクチユーブであり、該スラツク
チユーブ31の基端側は渦巻き状に形成してその
糸を吸引しうる有効長さが長くなるように図つて
ある(第2,3図)。
このスラツクチユーブ31基端32は前記吸引
ダクト27に接続開口してある。
また、30はパツケージPに当接して回転する
フリクシヨンローラである。
第2図で前記ドラフト装置14へ供給されるス
ライバSは機台の背部に設けたスライバケンス3
3より引出され、ガイドローラ34,35を経て
バツクローラ11へ供給される。36は全紡績ユ
ニツトUを通して敷設され、ドラフト装置14や
空気噴射ノズル15等において発生する風綿、糸
屑を吸引排出する排出管、37は後述の空気式糸
継ぎ装置6の動作用圧力空気を供給する、同じく
全紡績ユニツトUを通して敷設された圧空管であ
り、該圧空管37にはユニツトU間隔と同一間隔
おきに支管38を突設して該支管38の先に糸継
ぎ台車7へと接続する弁装置39が設けてある。
41はユニツトU列に沿つて延び該弁装置39を
支持する支枠材である。
この弁装置39は第4図示のように、支持枠4
1に支持したハウジング42と、該ハウジング4
2内で進退自在に支持され、かつその先端部43
が開口44を貫いて台車7方向へ突出する弁スプ
ール部材45とからなり、該弁スプール部材45
の中間にはフランジ状弁部46が形成されると共
に、弁スプール部材45基端を摺動自在に支持す
る環状支持部材47との間に介装したばね48に
より常時弁部46が閉じる方向へ付勢されてい
る、49は空気洩れを防ぐための環状の突条であ
る。
また、糸継ぎ台車7側には、上記弁装置39に
押圧作用して弁部46を開き、圧空を台車7内へ
と連通させる次のような接続装置51が設けてあ
る。
すなわち、この接続装置51は第4図示のよう
に、台車フレーム52に支持したピストンハウジ
ング53と、該ハウジング53内で進退自在に支
持され、かつその先端部に前記突条49に当接す
るゴムリング54を設けたピストン部材55と、
該ピストン部材55のロツド部56に連結した進
退駆動装置57とからなつており、該進退駆動装
置57でピストン部材55が突出され前記弁装置
39に当接すると、前記弁部46が開き、ピスト
ン部材55に穿設した連通孔58を通じて圧空が
ピストン部材55の背後の空所59に侵入し、該
空所59に接続したパイプ61を通じて、後述の
空気式糸継ぎ装置6へと導入されるようになつて
いる。なお、上記空所59内の圧力が第4図右方
へ力を及ぼす面積S1は、環状突条49内の面積
S2よりも大に設定してあつて、空所59内へ圧
空が導入されると、ピストン部材55は自動的に
当接状態を保持される。進退駆動装置57は回転
カム板62にカムローラ63を介して係合する揺
動レバー板64と、該レバー板64の揺動端に設
けたL字状レバー65とからなり、該L字状レバ
ー65における長穴66を介して前記ピストン部
材55のロツド部56がピン67連結されてい
る。
68はL字状レバー65を常時第4図時計針方
向へ付勢しておく引張りばね、69は揺動レバー
板64を第4図反時計針方向へ付勢しておく引張
りばね、71はストツパピンである。
次に第5図以下において糸継ぎ台車7上に搭載
した空気式糸継ぎ装置6について詳細に説明す
る。
すなわち、糸継装置6のほぼ中央に位置しては
糸継部材102がブラケツト103に螺子104
により固定されており、該糸継部材102の中央
に円筒状の糸継孔105が穿設されている。糸継
孔105には部外から糸Yを挿入するのに適した
スリツト106が糸継孔105の接線方向全体に
わたつて形成され、更に糸継部材102には糸継
孔105に接線的に開口する噴出ノズル107が
穿設されている。さらに糸継部材102は糸継孔
105の開孔側壁面108,109にスペーサ1
10,111を介して制御プレート112,11
3が固定されて成り、該制御プレート112,1
13の一部側縁114,115は糸継孔105の
開口部の一部を横切る位置に位置決めされる。
上記制御プレート112,113は、後述する
糸押えレバー116と共に糸継孔105に挿入さ
れるパツケージ側糸端YPと空気噴射ノズル15
側糸端YNとの2本の糸端を位置決めし噴出ノズ
ル107からの空気噴出時において両糸端YP,
YNの最初の絡み付きを保障する位置に位置決め
すると共に、糸継孔105の両端開口から流出す
る風量を制御し、糸端YP,YNの飛び出しを防
止する作用を有し、更には、適当な旋回流による
美しい外観の継ぎ目を得るものである。またスペ
ーサ110,111は圧縮流体が制御プレート1
12,113の壁に当たつてスリツト106方向
へ流出する風量が増加し、糸端YP,YNがスリ
ツト106から外へ飛び出すのを防止するために
設けられ、糸継部材102の壁面108,109
と制御プレート112,113間に間隙を形成
し、スリツト106からの流体流出量を制御して
いる。尚、噴出ノズル孔107への流体供給は、
前記圧空管37に連通する前記パイプ61及び導
管117より供給される。前述の糸押えレバー1
16は上下一対に構成され、支軸118によりブ
ラケツト103に枢支されている。
糸継部材102の制御プレート112,113
に接近して糸継部材102の糸継孔105の開口
を挟んでその両サイドに糸ガイドピン120,1
21糸押さレバー116制御ノズル124,12
5及び糸ガイド126,127更に糸切断装置1
28,129、フオークガイド130,131が
順次配置され、又糸継部材102の側部には支軸
132の上下部に固定され旋回する一対の糸寄せ
レバー133,133が設置されている。134
は糸寄せレバー133のストツパーである。13
5はパツケージ側糸端YPのクランプ装置で、固
定レバー136と移動ストツパー137とよりな
る。138は空気噴射ノズル側糸端YNのクラン
プ装置で、旋回レバー139とストツパー140
とよりなる。
上記固定レバー136は第7図示のように先端
が屈曲してパツケージ側の糸端YPをガイドする
ようになつており、対向位置にある旋回レバー2
01の旋回(矢印202)により固定レバー13
6にガイドされた糸端YPを移動ストツパー13
7との間へ移動する。
制御ノズル124,125は同形であるので、
次に、その一方の制御ノズル125について説明
する。145は、ブラケツト103及びそれと一
体のブロツク146に穿設したノズル孔で、その
内部にノズル孔145の軸方向に摺動可能に管状
のスリーブ147を嵌合している。スリーブ14
7は、図示しないサクシヨンパイプに連らなるフ
レキシブルパイプ148に接続されている。管状
のスリーブ147の開口端附近には斜に、スリー
ブ147の奥方向に向く噴射孔149を設けてあ
る。噴射孔149はブロツク146に設けた導気
孔150を介し前記パイプ61に連通している。
したがつて、上記糸継ぎ装置6が次のように動
作して、糸継ぎを行う。
すなわち、前記スラブキヤツチヤ17が糸切れ
を感知したり、糸欠点を検出して自動的に当該ユ
ニツトUの走行糸を切断したりすると、糸継ぎ台
車7が当該ユニツトUへ到達した時点で停止し、
前記進退駆動装置57が作動して接続装置51を
弁装置39へ当接連結する。また、接続ダクト2
6も前記吸引ダクト27へ連通する。
したがつて、糸継ぎ台車7上の空気動作部が動
作可能となり、まずパツケージP側サクシヨンマ
ウス24がパツケージPから、糸端YPを吸引し
空気噴射ノズル15側サクシヨンパイプ23がノ
ズル15直後の紡出糸端YNを吸引して、共に第
2図鎖線から実線図示位置へと旋回して、糸端
YP,YNを糸継ぎ装置6へ導入する。
上記一対のサクシヨン部材23,24の旋回は
同時には行なわれず、最初にノズル側糸端YNが
サクシヨンパイプ23によつて吸引され、糸継装
置6の外側位置まで旋回移動して停止し、所定時
間経過後にパツケージ側の糸YPがサクシヨンマ
ウス24に吸引されて糸継装置6の外側位置まで
旋回移動して停止する。
上記ノズル側サクシヨンパイプ23が作動後パ
ツケージ側サクシヨンマウス24が作動開始する
までの所定時間内に第7図及び第8図示の如く、
ノズル側の糸クランプ装置138の旋回レバー1
39が作動して糸YNを旋回レバー139とスト
ツパー140間に導入すると共にパツケージ側サ
クシヨンマウス24がパツケージ側糸YPを吸引
して糸継装置6の外側位置まで旋回移動して停止
する。この時、糸YPは上記旋回レバー201に
よつてクランプ装置135のストツパー137と
レバー136との間に導入され、直ちに挟持され
る。
上記、クランプ装置135,138による糸端
YP,YNの挟持タイミングは、糸端YN側のクラ
ンプ装置138の方を遅いタイミングとしてあり
(第18図)、クランプ装置138による糸端YN
のクランプによつて空気噴射ノズル15から紡出
されてくる糸はスラツクチユーブ31内に、その
たまり分を吸引されるのであるが、このスラツク
チユーブ31内に吸引されるたまり量を極力短い
長さとするように図つてある。(第2図)。
また、糸端YN,YP同士の撚り掛けはどうし
ても同時に行わざるを得ないので、上記のように
することによつて、糸端YN,YPの制御ノズル
124,125内での解撚時間も、糸端YN側が
糸端YP側よりも短くなり、パツケージP側の糸
端YPの方がより充分に解撚される。
上記パツケージ側及びノズル側サクシヨン部材
23,24の動作が終了すると、糸寄せレバー1
33,133が支軸132を支点に旋回作動し、
両側の糸YN,YPがフオークガイド130,1
31の各ガイド溝141,142に別々に導かれ
ると共に糸継部材102の糸継孔105内へスリ
ツト106を通つて挿入される。
次いで切断装置128,129によつてパツケ
ージ側クランプ装置135及びノズル側クランプ
装置138から所定距離位置の所で第6図示の如
く糸切断が行われる。該糸を切断する位置は糸継
される継ぎ目の長さに関係し、かつ糸継ぎされた
継ぎ目の外観の風合及び結束強度に影響を与え
る。上記糸切断される位置は糸番手の大きさによ
つて異なる。
即ち、第14図において、両側の糸YN,YP
が糸クランプ装置135及び138に挟持され、
かつ糸旋回レバー133が作動し、第8図に示さ
れるロツド162が図示しない制御カムによつて
矢印A方向に移動して旋回レバー133が支軸1
32を支点に時計針方向に旋回した状態で糸切断
が行なわれる。尚、糸寄せレバー133及び切断
装置128,129の作動時には、糸押えレバー
116は第8図示の如くロツド163の作動(矢
印B方向)によつて支軸118を支点に時計針方
向に旋回した状態に位置している。
次いで、第15図に示す如く制御ノズル12
4,125によつて糸端YN,YPが吸引される
と同時若しくは相前後して前記した糸寄せレバー
133が糸より離反する方向、即ち第8図示の如
く、ロツド162の作動(矢印C方向)によつて
支軸132を支点に反時計針方向に旋回し、糸Y
より離反する。この時、上記糸端YN,YPは、
フレキシブルパイプ148を介して接続されるス
リーブ147の吸引作用により制御ノズル125
内へ吸引されると共に前記した導気孔150を経
てスリーブ147の噴気孔149から、噴射され
る圧縮流体によつて糸継ぎに適した状態に撚りが
解きほぐされる。
ここで、第13図に示すように、噴気孔149
を形成するスリーブ147はノズル孔145内で
進退可能に挿着されているから、その前後位置に
よつて糸端の解撚長さおよび解撚度合に違いが生
じる。即ち第13図Bを正常な解撚状態として、
第13図Aの如くスリーブ147を引出し気味に
挿着すると、噴気孔149とノズル孔145の位
置が接近して噴出された流体は糸端YP,YNの
比較的上部に当り、その結果解撚長さが長くなる
とともに先端が絡み状に細くなる。この状態で糸
継を行なうと継ぎ目が見苦しく、糸玉が出来易
い。また第13図Cの如くスリーブ147を深く
押込むと噴気孔149とノズル孔145は大きく
位置がずれ噴出された流体は糸端YP,YNの先
端に当り、解撚長さも短かくなるので、糸継ぎ後
に継ぎ目が弱くなつたり細くなつたりする。従つ
て糸種や番手等によつて適当な解撚状態となるよ
う、スリーブ深さを調整する。
尚、上記制御ノズル124,125の吸引時期
は切断装置128,129によつて糸切断される
直前に開始されることが好ましい。即ち、糸
YN,YPが切断される際はノズル側及びパツケ
ージ側のサクシヨン部材23,24の吸引作用に
より時に張力が付与されているため糸切断によつ
て糸端YN,YPが飛散して制御ノズル124,
125位置から離反し、制御ノズル124,12
5による糸端YN,YPの吸引作用が行なわれな
い場合があり得る。従つて、基本的には糸切断と
同時若しくは相前後して制御ノズル124,12
5を作用させることも可能であるが、好ましくは
上記した如く糸切断の直前とされる。又、上記制
御ノズル124,125への流体供給は図示しな
いソレノイドの作動によつてバルブを切替えるこ
とにより行なわれる。
更に、上記制御ノズル124,125によつて
糸端YN,YPが糸継ぎに適した状態に撚りが解
きほぐされて制御ノズル124,125のサクシ
ヨン作用が停止すると同時若しくは相前後して第
16図に示される如く、再度糸寄せレバー133
が作動して互いに糸端YN,YPをガイドしなが
ら一方のレバー133がストツパー134に当接
する位置まで旋回すると共に糸押えレバー116
が作動して、同様に糸端YN,YPをガイドしな
がらブラケツト103面に当接する位置まで旋回
し、糸押えレバー116の一方のレバー、即ち、
糸継部材102の噴出ノズル107から噴出され
る圧縮流体によつて糸Yの撚りが解撚される側の
レバーにより糸YN,YPの解撚が抑止される程
度に把持され、他方のフオーク側は、上記圧縮流
体によつて糸YN,YPに撚りが付与される方向
に作用するため特に把持する必要はなく、糸の位
置規制が行なわれる程度の押えで十分とされる。
上記糸寄せレバー133及び糸押えレバー11
6の作動によつて制御ノズル124,125のス
リーブ147内に吸引された糸端YN,YPは糸
継部材102の糸継孔105内へ引き寄せられ、
位置決めされ糸継ぎされる互いの糸端部分が重ね
合わされた状態、即ち、第17図示の状態にセツ
トされる。この時、上記糸寄せレバー133及び
糸押えレバー116の旋回距離によつて糸継ぎさ
れる継ぎ目の長さが設定される。従つて、糸番手
によつて糸寄せレバー133及び糸押えレバー1
16の旋回距離が調節される。
上記糸寄せレバー133の旋回によつて制御ノ
ズル124,125のスリーブ147より引出さ
れる糸端YN,YPは糸継孔105の両サイドの
制御プレート112,113によつて規制されな
がら引出され、制御プレート112,113の側
縁と糸押えレバー116の側縁によつて糸継孔1
05内周面に位置決めされ、糸継部分が接触して
重ね合わされた状態で糸継孔105内にセツトさ
れる。
さらに上記糸端YN,YPが糸継孔105内に
セツトされた状態で噴出ノズル107から噴射さ
れる圧縮流体の作用により糸継ぎが行なわれる。
この時噴出ノズル107からの空気噴射によつて
接触した両糸端のフアイバは旋回に先立つて絡み
付いて一体化された後、旋回することにより一体
化された糸端に撚りおよび撚りの両サイドに絡み
付きが付与され、制御ノズルはもはや吸引作用が
停止しているため、撚りのほぐされた糸端先端に
抵抗がかかることなく完全に絡み付き角(つの)
部を生じることなく糸継ぎが行なわれる。
上記糸継ぎが終了すると糸寄せレバー133お
よび糸押えレバー116が糸YN,YPより離反
し、YN,YPは糸継部材102のスリツト10
6を通つて外部へ出、通常の紡出運転が再開され
る。
上記糸継ぎ動作が終了すると、糸継台車7は、
進退駆動装置57の作動により接続装置51が弁
装置39から離反して切離され、所定のユニツト
Uに沿つた走行を開始する。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、この考案に係る
圧空の供給装置では、圧力が高くとも連結部で圧
力漏れが生じることがない。
したがつて、より高い圧力空気を必要とする空
気式糸継装置を糸継部材として糸継台車に搭載す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る圧空の供給装置を具えた
紡績装置の正面図、第2図は同縦断側面図、第3
図は吸引ダクト部分の説明図、第4図は弁装置お
よび接続装置部分の縦断面図。第5図は糸継装置
の正面図、第6図は糸継装置の一部省略した正面
図、第7図、第8図は同平面図、第9図乃至第1
1図は糸継部材の平面図、第12図は同正面図、
第13図A,B,Cは制御ノズルの拡大断面図、
第14図乃至第16図は糸継ぎ過程を示す装置の
作動説明図、第17図は糸継動作を示す糸端拡大
図、第18図は各動作のタイミングチヤートであ
る。 7……糸継台車、39……弁装置、45……弁
スプール部材、51……接続装置、55……ピス
トン部材、58……連通孔、59……空所、U…
…紡績ユニツト、S1,S2……面積。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数並設された紡績ユニツトと、該紡績ユニツ
    トに沿つて走行し、紡績ユニツトの糸継ぎ動作を
    行う糸継ぎ台車とからなる紡績装置の糸継台車へ
    の圧空供給装置であり、紡績ユニツト側に設けた
    弁装置と、糸継台車側に設けた上記弁装置方向へ
    とピストンが進退するシリンダ状の接続装置とか
    らなり、上記弁装置には上記ピストンの当接によ
    つて開く弁部材が設けられ、かつ上記接続装置の
    ピストンを弁装置方向へと押圧する側の圧空室の
    押圧作用面面積を、上記弁装置と接続装置との当
    接面面積よりも大になすと共に、上記圧空室と上
    記当接面とを連通したことを特徴とする糸継台車
    における圧空の供給装置。
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