JP2000157224A - 海草の保存方法 - Google Patents

海草の保存方法

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JP2000157224A JP10338236A JP33823698A JP2000157224A JP 2000157224 A JP2000157224 A JP 2000157224A JP 10338236 A JP10338236 A JP 10338236A JP 33823698 A JP33823698 A JP 33823698A JP 2000157224 A JP2000157224 A JP 2000157224A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 採集した海草を、ブランチングすることなく
塩蔵あるいは冷却して保存し、保存している海草を緑色
に変色する。 【解決手段】 海草の保存方法は、採集した海草を熱湯
に浸漬して緑色に変色させる熱湯処理工程と、海草の変
質を防止するために塩蔵し、あるいは冷却する保存工程
とで海草を保存する。さらに、海草の保存方法は、熱湯
処理工程を保存工程の後処理工程としている。さらに、
熱湯処理工程に使用する熱湯には、亜鉛イオンと鉄イオ
ンを含む溶液を使用している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、採集したワカメ、
コンブ、ヒジキ、アオノリ、フノリ等海草を保存して緑
色に変色させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ワカメ等の海草は、2〜5月に採集され
る。海草は、採集した後、数日で変質するので、これを
年間を通じて販売するために、保存する必要がある。海
草は塩を付着する塩蔵状態として冷凍庫で保存できる。
ワカメは、緑色の状態で販売するために、塩蔵する前工
程でブランチングして緑色にする必要がある。塩蔵して
冷凍保存した後では緑色に変色できないからである。こ
のため、採集したワカメは、速やかにブランチングして
緑色に変色させた後、塩を付着して塩蔵状態で冷凍庫で
冷蔵している。採集したワカメは、塩蔵する前工程でブ
ランチングする必要があるので、この処理に極めて煩雑
な手間がかかっているのが実状である。それは、一時に
多量に採集された海草を、短時間にブランチングする必
要があるからである。さらに、海草のブランチングは、
極めて手間がかかることに加えて、採集後に一定の限ら
れた時間内に処理する必要があるために、深夜にまで及
ぶ、労働条件の極めて厳しい作業となっているのが実状
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ワカメのブランチング
を、冷凍保存した後にできるなら、その処理は極めて能
率よくできる。それは、ブランチングできる処理量のワ
カメを冷凍庫から取り出して処理できるからである。し
かしながら、ワカメは塩蔵して冷凍した後にブランチン
グすると、緑色に変色できなくなる性質がある。それ
は、塩蔵し、あるいは冷凍する工程で、色素が固定され
て緑色に変色できなくなるからである。このため、海草
は、塩蔵し、あるいは冷蔵する前に、ブランチングして
緑色に変色させる必要があり、この手間に著しく手間が
かかっているのが実状である。
【0004】本発明は、従来のこのような欠点を解消す
ることを目的に開発されたもので、本発明の大切な目的
は、採集した海草を、ブランチングすることなく塩蔵あ
るいは冷却して保存し、保存している海草を緑色に変色
できる保存方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の海草の保存方法
は、採集した海草を熱湯に浸漬して緑色に変色させる熱
湯処理工程と、海草の変質を防止するために塩蔵し、あ
るいは冷却して保存する保存工程とで海草を保存する。
さらに、本発明の方法は、従来の保存方法のように、熱
湯処理工程の後に保存工程で海草を保存しない。熱湯処
理工程を保存工程の後処理工程とし、さらに、熱湯処理
工程に使用する熱湯には、亜鉛イオンと鉄イオンを含む
溶液を使用することを特徴としている。
【0006】さらに、本発明の請求項2の海草の保存方
法は、熱湯処理工程に使用する熱湯に、亜鉛イオンと鉄
イオンに加えて、カルシウムイオンを含む溶液を使用す
る。
【0007】本発明の請求項3の海草の保存方法は、熱
湯処理工程に使用する熱湯に、草木灰を溶液に浸漬して
草木灰に含まれる亜鉛イオンと鉄イオンとを溶出させた
ものを使用する。
【0008】さらにまた、本発明の請求項4の海草の保
存方法は、熱湯処理工程に使用する熱湯に、草木灰を溶
液に浸漬して草木灰に含まれる亜鉛イオンと鉄イオンと
を溶出させ、かつ、カルシウムイオンを添加する溶液を
使用する。
【0009】さらに、本発明の請求項5の保存方法は、
海草を、ワカメ、コンブ、ヒジキ、アオノリ、フノリの
いずれかとする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を説明す
る。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を
具体化するための海草の保存方法を例示するものであっ
て、本発明は海草の保存方法を以下のものに特定しな
い。とくに、海草を、以下に述べる、ワカメ、コンブ、
ヒジキ、アオノリ、フノリに特定しない。本発明の方法
は、緑色に変色させる全ての海草に利用できる。
【0011】以下の工程で海草を保存し、保存した海草
を緑色に変色させる。 [保存工程] 海から採集した海草に塩を付着させて塩蔵する状態
にする。海草は、数日で変質する。このため、海から採
集された海草は、数日以内、好ましくは、採集した日に
塩を付着して塩蔵する。
【0012】海草に付着する塩の量は、海草100重量
部に対して、10〜100重量部、好ましくは20〜8
0重量部、さらに好ましくは30〜50重量部とする。
塩の付着量を多くすると、保存するときに温度を高くし
て、海草の変質を防止できる。たとえば、海草100重
量部に対して、50重量部以上の塩を付着させる海草
は、−5〜−3℃で高品質な状態に冷蔵できる。塩の付
着量が少ない海草は、冷蔵温度を低くする。たとえば、
塩の付着量を海草100重量部に対して、30重量部以
下とする海草は、−10〜−25℃で冷凍する。海草に
付着する塩は、海草を脱水して変質を防止する。
【0013】ただし、本発明の海草の保存方法は、採集
した海草に必ずしも塩を付着させる必要はない。海草は
極めて低い温度に冷却保存して、高品質に保存できるか
らである。塩を付着しない海草は、−15℃以下の低温
で保存する。
【0014】 塩を付着した海草は、直ちに冷蔵庫や
冷凍庫に入れて冷却状態で保存する。塩を付着しない海
草は、採集した後、直ちに冷凍庫に入れて冷蔵する。2
〜5月に採集した海草は、この状態で次の年に海草が採
集されるまで、すなわち、6月から次の年の1月まで保
存される。保存している海草は、使用量にしたがって冷
蔵庫から取り出される。
【0015】[塩抜き工程]この工程は必ずしも必要な
工程ではない。ただ、塩蔵した海草を塩抜きして次の熱
湯処理工程で処理すると、熱湯処理工程に使用する熱湯
の使用回数を多くして経済的に海草を緑色に変色でき
る。それは、海草に付着している塩が熱湯に溶解され
て、熱湯の能力が塩で低下するのを防止できるからであ
る。
【0016】この工程は、水に海草を浸漬する。水に浸
漬された海草は、付着している塩が除去されて塩抜きさ
れる。塩抜きする水には、純水、または、亜鉛イオンと
鉄イオンを含む処理水である。亜鉛イオンと鉄イオンを
含む処理水に海草を浸漬して塩抜きすると、次の熱湯処
理工程において、海草は速やかに、より自然な緑色に変
色される。処理水に浸漬された海草が、塩抜きする工程
で、ナトリウムイオンが亜鉛イオンと鉄イオンとに置換
されるからである。処理水の亜鉛イオンと鉄イオンの濃
度は、次の熱湯処理工程に使用する熱湯に含有させる濃
度とほぼ同じにする。この工程は、海草を緑色に変色す
ることを目的としないので、処理水や純水を加熱する必
要はない。ただし、多少は加熱することもできるのは言
うまでもない。
【0017】[熱湯処理工程] 冷蔵庫から取り出された海草を、亜鉛イオンと鉄イ
オンとを含む熱湯に浸漬して、緑色に変色させる。熱湯
の温度は、好ましくは、60〜100℃で、好ましく
は、沸騰する温度よりも低い温度に加温される。海草が
熱湯に浸漬されると、海草は短時間で速やかに緑色に変
色される。海草を浸漬する熱湯は、亜鉛イオンと鉄イオ
ンの濃度を、濃くして、緑色にできる時間を短くでき
る。したがって、短時間で海草を緑色に変色させる場合
は、熱湯の亜鉛濃度と鉄イオンを高くする。海草をゆっ
くりと時間をかけて緑色にするときは、熱湯の温度を、
たとえば、30〜60℃まで低くする。
【0018】熱湯に含まれる亜鉛濃度と鉄濃度は、海草
を緑色に変色させる時間と、熱湯の温度とを考慮して最
適値に調整する。たとえば、熱湯を60℃以上に加熱し
て、浸漬する海草を10分程度で緑色にする熱湯は、亜
鉛濃度を100ppm以上とし、鉄濃度を1ppm以上
する。海草を熱湯で緑色にできる最低の亜鉛濃度は約5
ppm、鉄濃度は0.1ppmである。したがって、熱
湯の亜鉛濃度は、緑色に変色させる時間と、熱湯の温度
とを考慮して、たとえば、5ppm〜5%、好ましくは
10ppm〜1000ppm、さらに好ましくは50〜
800ppmの範囲とされ、鉄濃度は0.1〜100p
pm、好ましくは0.3〜50ppm、さらに好ましく
は0.5〜10ppmの範囲とする。
【0019】海草は、熱湯に長い時間浸漬すると柔らか
くなる。とくに、熱湯の温度を高くすると、海草が水分
を吸収して柔らかくなる。熱湯に浸漬して柔らかくなる
のは、たとえば、熱湯に、乳酸カルシウム等のカルシウ
ムイオンを添加して防止できる。カルシウムイオンは、
海草が水分を吸収して膨潤状態となるのを防止する。乳
酸カルシウム等のカルシウム添加量は、熱湯の浸漬時
間、熱湯の温度等を考慮して最適値に調整する。カルシ
ウムの添加量を多くすると、海草が柔らかくなるのを効
果的に防止できる。カルシウムの添加量は、たとえば、
30〜1000ppm、好ましくは100〜500pp
m、さらに好ましくは150〜400ppmとされる。
【0020】亜鉛イオンと鉄イオンを含む熱湯に浸漬し
て緑色になった海草は、その後、調整液に浸漬して色調
を調整し、あるいは、短時間で洗浄を完了することもで
きる。
【0021】調整液は、クエン酸のように、金属イオン
と反応して錯塩を作るものが使用できる。緑色になった
海草がクエン酸の熱湯に浸漬されると、遊離して海草表
面に付着している金属イオンがクエン酸と反応し、錯塩
となって分離できる。このため、クエン酸の熱湯に浸漬
して、海草を短時間で水洗できる。
【0022】さらに、調整液には、還元糖や還元剤を含
ませることもできる。還元糖や還元剤の熱湯に、緑色に
なった海草を浸漬すると、処理後における海草の変色を
防止できる。それは、還元糖や還元剤が、酸化を防止し
て、変色するのを少なくするからである。さらに、還元
糖や還元剤で色調を調整する方法は、熱湯の亜鉛と鉄濃
度を高くし、短時間で海草を緑色にし、その後に、調整
液で色調を調整することにより、自然な発色の海草を短
時間で処理できる特長がある。
【0023】還元糖には、ブドウ糖、果糖、ソルビトル
等が使用できる。還元剤にはアスコルビン酸、ビタミン
C、エルソルビン酸等が使用できる。調整液は、還元糖
や還元剤の濃度を高くして、色調を晒れた色にできる。
調整液の還元糖と還元剤の濃度は、海草を理想的な色調
にする濃度に調整される。たとえば、還元糖または還元
剤の濃度は、100ppm〜5%、好ましくは、200
ppm〜1%、さらに好ましくは、300〜3000p
pmに調整される。
【0024】海草を浸漬する熱湯は、草や木を焼却した
草木灰で、亜鉛イオンと鉄イオンを含む溶液とすること
もできる。草木灰には、好ましくは、食用植物を焼却し
て灰にしたものを使用する。ただ、必ずしも食用植物を
焼却して灰にしたものに限らず、亜鉛と鉄を含む全ての
植物を焼却して灰にしたものが使用できる。亜鉛と鉄を
含む植物を焼却した草木灰は、亜鉛と鉄を含んでいる。
たとえば、正常な食用植物は、乾燥した食用植物で、葉
に15〜75ppmの亜鉛を含んでいる。亜鉛は食用植
物を焼却しても失われないので、草木灰にも含まれる。
さらに、乾燥した食用植物の葉は、50〜300ppm
の鉄と、5〜15ppmの銅も含んでいる。これ等の金
属は、焼却しても失われないので、草木灰に含まれてい
る。亜鉛に加えて、鉄や銅を含む草木灰は、亜鉛単独を
含む熱湯に比較して、海草をより自然で美しい緑色にで
きる。
【0025】特に、グンバイナズナ(Thlaspi arvense
L.)やマメグンバイナズナ(Lepidiun virginicum)等
を焼却した草木灰のように、20重量%もの亜鉛を含む
ものもある。このような草木灰を使用すると、添加量を
少なくして、海草を自然な緑色にできる。ただ、草木灰
は、焼却する草や木の種類を問わず、ほとんど例外なく
亜鉛と鉄を含んでいるので、種々の草や木を焼却した草
木灰が使用できる。
【0026】さらに、草木灰を添加する熱湯は、好まし
くは、乳酸カルシウムも添加する。草木灰を添加する熱
湯は、草木灰の添加量を調整して、海草の浸漬時間を調
整する。熱湯は、添加する草木灰の種類と、海草を緑色
にする時間と、温度を考慮して最適値に調整する。たと
えば、草木灰に、0.4重量%の亜鉛を含むものを使用
し、海草を浸漬して緑色にする熱湯を80〜85℃に加
熱して、海草を10分〜1時間で緑色にする場合、草木
灰の添加量は、水100リットルに対して、0.3〜3
kg、好ましくは0.5〜2kg、さらに好ましくは約
1kgとする。ただし、グンバイナズナの草木灰のよう
に、多量の亜鉛を含むものは、添加量を少なくする。
【0027】草木灰を添加する熱湯も、海草を柔らかく
する。したがって、この熱湯も、海草が柔らかくなるの
を防止するために、熱湯に、草木灰と一緒に、乳酸カル
シウム等のカルシウム化合物を添加する。このカルシウ
ム化合物も、熱湯に溶解されてカルシウムイオンとなる
全てのものが使用できる。カルシウム化合物の添加量
は、たとえば、水100リットルに対して、20〜20
00g、好ましくは50〜1000g、さらに好ましく
は100〜400gとされる。
【0028】さらに、熱湯には、硫酸マグネシウム等の
マグネシウム化合物を添加することもできる。マグネシ
ウムには、水に溶解されてマグネシウムイオンとなるも
のを使用する。マグネシウムイオンの添加された熱湯
は、海草をより自然な緑色にできる。海草の葉緑素がマ
グネシウムで緑色となるからである。マグネシウム化合
物の添加量は、たとえば、水100リットルに対して、
10〜2000g、好ましくは20〜1000g、さら
に好ましくは30〜100gである。
【0029】さらに、海草を浸漬する熱湯には、好まし
くは、草木灰とカルシウム化合物に加えて、pH調整剤
も添加する。pH調整剤には、リンゴ酸、クエン酸、酢
酸、乳酸、コハク酸、燐酸、塩酸、硫酸等を使用する。
熱湯に添加されるpH調整剤は、熱湯のpHを、たとえ
ば3〜10、好ましくは4〜6、最適には約5〜5.5
に調整する量を添加する。pH調整剤を添加しない熱湯
は、草木灰によってpHが約8.5〜13になる。この
pHの熱湯に浸漬して海草を緑色にすると、表面がびら
ん状態となる。それは、アルカリ性の熱湯に海草を浸漬
すると、表面の細胞壁を構成する細胞の結合が弱くなっ
て表面がびらん状態となるからである。
【0030】さらにまた、熱湯には、少量の銅添サンゴ
砂を添加することもできる。銅添サンゴ砂は、熱湯に銅
イオン及びカルシウムイオンを添加する。銅イオンは、
海草の緑色をより鮮やかにする。カルシウムイオンは、
海草の軟化を防止する。銅添サンゴ砂の添加量は、水1
00リットルに対して50g以下とする。
【0031】草木灰と、乳酸カルシウム等のカルシウム
化合物と、硫酸マグネシウム等のマグネシウム化合物
と、pH調整剤は、直接に水に添加して熱湯とすること
もできるが、草木灰等をほとんど通過させない通水性の
シート、たとえば、ティーバック等に使用されるシート
材のパックに充填して、変色パックとして熱湯に浸漬し
て便利に使用できる。パックには、草木灰のほとんど通
過しない通水性を有する全ての部材、たとえば、耐水性
の紙、不織布、布、網材等が使用できる。さらに、パッ
クは、プラスチックの成形品とすることもできる。プラ
スチックで成形したパックは、草木灰粉粒末の漏れな
い、多数の微細な貫通孔を設ける。変色パックには、た
とえば、100リットルの水に添加する草木灰とカルシ
ウム化合物とマグネシウム化合物とpH調整剤が充填さ
れる。
【0032】さらに、変色パックには、還元剤を添加す
ることもできる。還元剤の添加された熱湯に海草が浸漬
されると、緑色になった海草の変色を防止する効果もあ
る。さらに、還元剤を熱湯に添加して色調を調整する方
法は、熱湯に多量の草木灰を添加して亜鉛と鉄濃度を高
くし、短時間で海草を緑色にして、自然な発色の海草を
短時間で処理できる特長がある。還元剤には、グラニュ
ー糖、ブドウ糖、果糖、ソルビトール、アスコルビン
酸、ビタミンC、エルソルビン酸等が使用できる。還元
剤の添加量は、草木灰に対する重量比で、1/20〜1
/2とする。
【0033】さらに、変色パックには、少量の食塩を添
加することもできる。食塩は、草木灰に含まれる金属イ
オンやカルシウム等を海草に浸透させやすくする働きが
ある。食塩の添加量は、水100リットルに対して50
0g以下とする。さらにまた、変色パックには、少量の
銅添サンゴ砂を添加することもできる。
【0034】
【実施例】[実施例1]採集したワカメを下記のように
保存して緑色に変色させる。 [保存工程]採集したワカメを、採集した日、あるいは
次の日に、塩を付着させて、塩蔵状態で冷蔵庫に入れて
保存する。塩の付着量はワカメ100重量部に対して4
0重量部とする。冷蔵庫の温度は−5℃とする。この状
態で、3月に採集したワカメを、9月まで6カ月保存す
る。
【0035】[塩抜き工程]冷蔵庫から取り出したワカ
メを、水に浸漬してワカメから塩抜きする。塩抜きに使
用する水には、亜鉛イオンと鉄イオンとを含む処理水を
使用する。亜鉛イオンと鉄イオンとを含む処理水にワカ
メを浸漬して塩抜きする方法は、次の熱湯処理工程で、
ワカメを速やかに美しい緑色に変色できる。処理水は、
100リットルの水に、 硫酸亜鉛………………………1800g (ZnSO・7HO) 乳酸カルシウム………………2000g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸鉄……………………………0.4g (FeSO・7HO) を添加して溶解させる。
【0036】100リットルの処理水に10kgのワカ
メを浸漬してゆっくりと撹拌する。処理水に浸漬された
ワカメは、10〜30分で塩抜きして取り出す。
【0037】[熱湯処理工程]塩抜き工程で塩抜きした
ワカメを、熱湯に浸漬して緑色に変色させる。ただし、
塩抜き工程を省略して、冷蔵庫から取り出したワカメを
熱湯に浸漬して緑色に変色することもできる。 熱湯にワカメを浸漬して緑色に復元する処理 熱湯は、下記のようにして製作する。100リットルの
水に、 硫酸亜鉛………………………1800g (ZnSO・7HO) 乳酸カルシウム………………2000g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸鉄……………………………0.4g (FeSO・7HO) を添加して溶解させる。
【0038】溶解液を90℃に加熱した熱湯とし、これ
に10kgのワカメを浸漬する。浸漬されたワカメは、
約5分経過すると変色が開始される。5〜15分浸漬し
た後、ワカメを熱湯から取り出す。
【0039】 緑色に変色したワカメを調整液に浸漬
して色調を調整して色止めする処理調整液は、下記のよ
うにして製作する。100リットルに水に、 クエン酸………………………1000g 還元糖…………………………1000g 還元剤……………………………500g を添加して溶解させる。
【0040】還元糖にブドウ糖を、還元剤にアルコルビ
ン酸を使用して調整液とし、調整液を60〜65℃に加
温し、加温された調整液に、の処理の完了したワカメ
を発色剤熱湯から取り出して浸漬する。ワカメは、この
調整液に30分〜1時間浸漬して、色止めする。
【0041】 緑色のワカメを清水で水洗する処理 その後、調整液からワカメを取り出し、清水で洗浄す
る。その後、ワカメを乾燥して保存できる乾燥ワカメの
状態とし、あるいは、再び塩を付着させて塩蔵状態とし
て冷蔵庫に保存しながら販売する。
【0042】[実施例2]採集したワカメを下記のよう
に保存して緑色に変色させる。 [保存工程]海から採集したワカメを、採集した日、あ
るいは次の日に、塩を付着させて、塩蔵状態で冷蔵庫に
入れて保存する。塩の付着量はワカメ100重量部に対
して50重量部とする。冷蔵庫の温度は−5℃とする。
この状態で、3月に採集したワカメを、9月まで6カ月
保存する。
【0043】[塩抜き工程]冷蔵庫から取り出したワカ
メを、水に浸漬してワカメから塩抜きする。塩抜きに使
用する水には、亜鉛イオンと鉄イオンとを含む処理水を
使用する。処理水は、下記のようにして製作する。10
0リットルの水に、1個の変色パックを浸漬する。変色
パックは、不織布製のパックに下記の量の草木灰等を充
填している。 草木灰……………………………700g 乳酸カルシウム…………………150g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸マグネシウム…………………50g リンゴ酸(pH調整剤)…………40g グラニュー糖(還元剤)…………20g 食塩…………………………………30g 銅添サンゴ砂………………………10g
【0044】この処理水に、10kgのワカメを浸漬し
て塩抜きする。変色パックを入れた処理水は、加熱しな
いで常温とする。処理水に浸漬したワカメは、10〜3
0分で塩抜きして取り出す。
【0045】[熱湯処理工程]塩抜き工程で塩抜きした
ワカメを、熱湯に浸漬して緑色に変色させる。ただし、
塩抜き工程を省略して、冷蔵庫から取り出したワカメを
熱湯に浸漬して緑色に変色することもできる。 熱湯にワカメを浸漬して緑色に復元する処理 熱湯は、下記のようにして製作する。100リットルの
熱湯に、1個の変色パックを浸漬する。変色パックは、
不織布製のパックに下記の量の草木灰等を充填してい
る。 草木灰……………………………700g 乳酸カルシウム…………………150g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸マグネシウム…………………50g リンゴ酸(pH調整剤)…………40g グラニュー糖(還元剤)…………20g 食塩…………………………………30g 銅添サンゴ砂………………………10g
【0046】100℃に加熱した100リットルの水
に、1個の変色パックを浸漬する。熱湯に、10kgの
ワカメを浸漬する。変色パックとワカメを入れた熱湯
は、温度を80〜95℃に保持する。熱湯に浸漬したワ
カメは、約20分静置して、緑色に変色させる。
【0047】 緑色のワカメを清水で水洗する処理 その後、熱湯からワカメを取り出し、清水で洗浄する。
洗浄したワカメは、乾燥して保存できる乾燥ワカメの状
態とし、あるいは、再び塩を付着させて塩蔵状態として
冷蔵庫に保存しながら販売する。
【0048】[実施例3]採集したコンブを下記のよう
に保存して緑色に変色させる。 [保存工程]採集したコンブを、採集した日、あるいは
次の日に、塩を付着させて、塩蔵状態で冷蔵庫に入れて
保存する。塩の付着量はコンブ100重量部に対して4
0重量部とする。冷蔵庫の温度は−5℃とする。この状
態で、3月に採集したコンブを、9月まで6カ月保存す
る。
【0049】[塩抜き工程]冷蔵庫から取り出したコン
ブを、水に浸漬して塩抜きする。塩抜きに使用する水に
は、亜鉛イオンと鉄イオンとを含む処理水を使用する。
亜鉛イオンと鉄イオンとを含む処理水にコンブを浸漬し
て塩抜きする方法は、次の熱湯処理工程で、コンブを速
やかに美しい緑色に変色できる。処理水は、100リッ
トルの水に、 硫酸亜鉛………………………1800g (ZnSO・7HO) 乳酸カルシウム………………2000g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸鉄……………………………0.4g (FeSO・7HO) を添加して溶解させる。
【0050】100リットルの処理水に10kgのコン
ブを浸漬してゆっくりと撹拌する。処理水に浸漬された
コンブは、20〜60分で塩抜きして取り出す。
【0051】[熱湯処理工程]塩抜き工程で塩抜きした
コンブを、熱湯に浸漬して緑色に変色させる。ただし、
塩抜き工程を省略して、冷蔵庫から取り出したコンブを
熱湯に浸漬して緑色に変色することもできる。 熱湯にコンブを浸漬して緑色に復元する処理 熱湯は、下記のようにして製作する。100リットルの
水に、 硫酸亜鉛………………………1800g (ZnSO・7HO) 乳酸カルシウム………………2000g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸鉄……………………………0.4g (FeSO・7HO) を添加して溶解させる。
【0052】溶解液を90℃に加熱した熱湯とし、これ
に10kgのコンブを浸漬する。浸漬されたコンブは、
約5分経過すると変色が開始される。10〜30分浸漬
した後、コンブを熱湯から取り出す。
【0053】 緑色に変色したコンブを調整液に浸漬
して色調を調整して色止めする処理 調整液は、下記のようにして製作する。100リットル
に水に、 クエン酸………………………1000g 還元糖…………………………1000g 還元剤……………………………500g を添加して溶解させる。
【0054】還元糖にブドウ糖を、還元剤にアルコルビ
ン酸を使用して調整液とし、調整液を60〜65℃に加
温し、加温された調整液に、の処理の完了したコンブ
を発色剤熱湯から取り出して浸漬する。コンブは、この
調整液に30分〜1時間浸漬して、色止めする。
【0055】 緑色のコンブを清水で水洗する処理 その後、調整液からコンブを取り出し、清水で洗浄す
る。その後、コンブを乾燥して保存できる乾燥コンブの
状態とし、あるいは、再び塩を付着させて塩蔵状態とし
て冷蔵庫に保存しながら販売する。
【0056】[実施例4]採集したコンブを下記のよう
に保存して緑色に変色させる。 [保存工程]海から採集したコンブを、採集した日、あ
るいは次の日に、塩を付着させて、塩蔵状態で冷蔵庫に
入れて保存する。塩の付着量はコンブ100重量部に対
して50重量部とする。冷蔵庫の温度は−5℃とする。
この状態で、3月に採集したコンブを、9月まで6カ月
保存する。
【0057】[塩抜き工程]冷蔵庫から取り出したコン
ブを、水に浸漬してコンブから塩抜きする。塩抜きに使
用する水には、亜鉛イオンと鉄イオンとを含む処理水を
使用する。処理水は、下記のようにして製作する。10
0リットルの水に、1個の変色パックを浸漬する。変色
パックは、不織布製のパックに下記の量の草木灰等を充
填している。 草木灰……………………………700g 乳酸カルシウム…………………150g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸マグネシウム…………………50g リンゴ酸(pH調整剤)…………40g グラニュー糖(還元剤)…………20g 食塩…………………………………30g 銅添サンゴ砂………………………10g
【0058】この処理水に、10kgのコンブを浸漬し
て塩抜きする。変色パックを入れた処理水は、加熱しな
いで常温とする。処理水に浸漬したコンブは、20〜1
時間で塩抜きして取り出す。
【0059】[熱湯処理工程]塩抜き工程で塩抜きした
コンブを、熱湯に浸漬して緑色に変色させる。ただし、
塩抜き工程を省略して、冷蔵庫から取り出したコンブを
熱湯に浸漬して緑色に変色することもできる。 熱湯にコンブを浸漬して緑色に復元する処理 熱湯は、下記のようにして製作する。100リットルの
熱湯に、1個の変色パックを浸漬する。変色パックは、
不織布製のパックに下記の量の草木灰等を充填してい
る。 草木灰……………………………700g 乳酸カルシウム…………………150g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸マグネシウム…………………50g リンゴ酸(pH調整剤)…………40g グラニュー糖(還元剤)…………20g 食塩…………………………………30g 銅添サンゴ砂………………………10g
【0060】100℃に加熱した100リットルの水
に、1個の変色パックを浸漬する。熱湯に、10kgの
コンブを浸漬する。変色パックとコンブを入れた熱湯
は、温度を80〜95℃に保持する。熱湯に浸漬したコ
ンブは、約40分静置して、緑色に変色させる。
【0061】 緑色のコンブを清水で水洗する処理 その後、熱湯からコンブを取り出し、清水で洗浄する。
洗浄したコンブは、乾燥して保存できる乾燥コンブの状
態とし、あるいは、再び塩を付着させて塩蔵状態として
冷蔵庫に保存しながら販売する。
【0062】[実施例5]採集したヒジキを下記のよう
に保存して緑色に変色させる。 [保存工程]採集したヒジキを、採集した日、あるいは
次の日に、塩を付着させて、塩蔵状態で冷蔵庫に入れて
保存する。塩の付着量はヒジキ100重量部に対して4
0重量部とする。冷蔵庫の温度は−5℃とする。この状
態で、3月に採集したヒジキを、9月まで6カ月保存す
る。
【0063】[塩抜き工程]冷蔵庫から取り出したヒジ
キを、水に浸漬して塩抜きする。塩抜きに使用する水に
は、亜鉛イオンと鉄イオンとを含む処理水を使用する。
亜鉛イオンと鉄イオンとを含む処理水にヒジキを浸漬し
て塩抜きする方法は、次の熱湯処理工程で、ヒジキを速
やかに美しい緑色に変色できる。処理水は、100リッ
トルの水に、 硫酸亜鉛………………………1800g (ZnSO・7HO) 乳酸カルシウム………………2000g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸鉄……………………………0.4g (FeSO・7HO) を添加して溶解させる。
【0064】100リットルの処理水に10kgのヒジ
キを浸漬してゆっくりと撹拌する。処理水に浸漬された
ヒジキは、10〜40分で塩抜きして取り出す。
【0065】[熱湯処理工程]塩抜き工程で塩抜きした
ヒジキを、熱湯に浸漬して緑色に変色させる。ただし、
塩抜き工程を省略して、冷蔵庫から取り出したヒジキを
熱湯に浸漬して緑色に変色することもできる。 熱湯にヒジキを浸漬して緑色に復元する処理 熱湯は、下記のようにして製作する。100リットルの
水に、 硫酸亜鉛………………………1800g (ZnSO・7HO) 乳酸カルシウム………………2000g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸鉄……………………………0.4g (FeSO・7HO) を添加して溶解させる。
【0066】溶解液を90℃に加熱した熱湯とし、これ
に10kgのヒジキを浸漬する。浸漬されたヒジキは、
約5分経過すると変色が開始される。10〜30分浸漬
した後、ヒジキを熱湯から取り出す。
【0067】 緑色に変色したヒジキを調整液に浸漬
して色調を調整して色止めする処理調整液は、下記のよ
うにして製作する。100リットルに水に、 クエン酸………………………1000g 還元糖…………………………1000g 還元剤……………………………500g を添加して溶解させる。
【0068】還元糖にブドウ糖を、還元剤にアルコルビ
ン酸を使用して調整液とし、調整液を60〜65℃に加
温し、加温された調整液に、の処理の完了したヒジキ
を発色剤熱湯から取り出して浸漬する。ヒジキは、この
調整液に20分〜1時間浸漬して、色止めする。
【0069】 緑色のヒジキを清水で水洗する処理 その後、調整液からヒジキを取り出し、清水で洗浄す
る。その後、ヒジキを乾燥して保存できる乾燥ヒジキの
状態とし、あるいは、再び塩を付着させて塩蔵状態とし
て冷蔵庫に保存しながら販売する。
【0070】[実施例6]採集したヒジキを下記のよう
に保存して緑色に変色させる。 [保存工程]海から採集したヒジキを、採集した日、あ
るいは次の日に、塩を付着させて、塩蔵状態で冷蔵庫に
入れて保存する。塩の付着量はヒジキ100重量部に対
して50重量部とする。冷蔵庫の温度は−5℃とする。
この状態で、3月に採集したヒジキを、9月まで6カ月
保存する。
【0071】[塩抜き工程]冷蔵庫から取り出したヒジ
キを、水に浸漬してヒジキから塩抜きする。塩抜きに使
用する水には、亜鉛イオンと鉄イオンとを含む処理水を
使用する。処理水は、下記のようにして製作する。10
0リットルの水に、1個の変色パックを浸漬する。変色
パックは、不織布製のパックに下記の量の草木灰等を充
填している。 草木灰……………………………700g 乳酸カルシウム…………………150g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸マグネシウム…………………50g リンゴ酸(pH調整剤)…………40g グラニュー糖(還元剤)…………20g 食塩…………………………………30g 銅添サンゴ砂………………………10g
【0072】この処理水に、10kgのヒジキを浸漬し
て塩抜きする。変色パックを入れた処理水は、加熱しな
いで常温とする。処理水に浸漬したヒジキは、20〜1
時間で塩抜きして取り出す。
【0073】[熱湯処理工程]塩抜き工程で塩抜きした
ヒジキを、熱湯に浸漬して緑色に変色させる。ただし、
塩抜き工程を省略して、冷蔵庫から取り出したヒジキを
熱湯に浸漬して緑色に変色することもできる。 熱湯にヒジキを浸漬して緑色に復元する処理 熱湯は、下記のようにして製作する。100リットルの
熱湯に、1個の変色パックを浸漬する。変色パックは、
不織布製のパックに下記の量の草木灰等を充填してい
る。 草木灰……………………………700g 乳酸カルシウム…………………150g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸マグネシウム…………………50g リンゴ酸(pH調整剤)…………40g グラニュー糖(還元剤)…………20g 食塩…………………………………30g 銅添サンゴ砂………………………10g
【0074】100℃に加熱した100リットルの水
に、1個の変色パックを浸漬する。熱湯に、10kgの
ヒジキを浸漬する。変色パックとヒジキを入れた熱湯
は、温度を80〜95℃に保持する。熱湯に浸漬したヒ
ジキは、約40分静置して、緑色に変色させる。
【0075】 緑色のヒジキを清水で水洗する処理 その後、熱湯からヒジキを取り出し、清水で洗浄する。
洗浄したヒジキは、乾燥して保存できる乾燥ヒジキの状
態とし、あるいは、再び塩を付着させて塩蔵状態として
冷蔵庫に保存しながら販売する。
【0076】[実施例7]採集したアオノリを下記のよ
うに保存して緑色に変色させる。 [保存工程]採集したアオノリを、採集した日、あるい
は次の日に、塩を付着させて、塩蔵状態で冷蔵庫に入れ
て保存する。塩の付着量はアオノリ100重量部に対し
て40重量部とする。冷蔵庫の温度は−5℃とする。こ
の状態で、採集したアオノリを、6カ月保存する。
【0077】[塩抜き工程]冷蔵庫から取り出したアオ
ノリを、水に浸漬して塩抜きする。塩抜きに使用する水
には、亜鉛イオンと鉄イオンとを含む処理水を使用す
る。亜鉛イオンと鉄イオンとを含む処理水にアオノリを
浸漬して塩抜きする方法は、次の熱湯処理工程で、アオ
ノリを速やかに美しい緑色に変色できる。処理水は、1
00リットルの水に、 硫酸亜鉛………………………1800g (ZnSO・7HO) 乳酸カルシウム………………2000g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸鉄……………………………0.4g (FeSO・7HO) を添加して溶解させる。
【0078】100リットルの処理水に10kgのアオ
ノリを浸漬してゆっくりと撹拌する。処理水に浸漬され
たアオノリは、10〜40分で塩抜きして取り出す。
【0079】[熱湯処理工程]塩抜き工程で塩抜きした
アオノリを、熱湯に浸漬して緑色に変色させる。ただ
し、塩抜き工程を省略して、冷蔵庫から取り出したアオ
ノリを熱湯に浸漬して緑色に変色することもできる。 熱湯にアオノリを浸漬して緑色に復元する処理 熱湯は、下記のようにして製作する。100リットルの
水に、 硫酸亜鉛………………………1800g (ZnSO・7HO) 乳酸カルシウム………………2000g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸鉄……………………………0.4g (FeSO・7HO) を添加して溶解させる。
【0080】溶解液を90℃に加熱した熱湯とし、これ
に10kgのアオノリを浸漬する。浸漬されたアオノリ
は、約5分経過すると変色が開始される。10〜20分
浸漬した後、アオノリを熱湯から取り出す。
【0081】 緑色に変色したアオノリを調整液に浸
漬して色調を調整して色止めする処理調整液は、下記の
ようにして製作する。100リットルに水に、 クエン酸………………………1000g 還元糖…………………………1000g 還元剤……………………………500g を添加して溶解させる。
【0082】還元糖にブドウ糖を、還元剤にアルコルビ
ン酸を使用して調整液とし、調整液を60〜65℃に加
温し、加温された調整液に、の処理の完了したアオノ
リを発色剤熱湯から取り出して浸漬する。アオノリは、
この調整液に20分〜1時間浸漬して、色止めする。
【0083】 緑色のアオノリを清水で水洗する処理 その後、調整液からアオノリを取り出し、清水で洗浄す
る。その後、アオノリを乾燥して保存できる乾燥アオノ
リの状態とし、あるいは、再び塩を付着させて塩蔵状態
として冷蔵庫に保存しながら販売する。
【0084】[実施例8]採集したアオノリを下記のよ
うに保存して緑色に変色させる。 [保存工程]海から採集したアオノリを、採集した日、
あるいは次の日に、塩を付着させて、塩蔵状態で冷蔵庫
に入れて保存する。塩の付着量はアオノリ100重量部
に対して50重量部とする。冷蔵庫の温度は−5℃とす
る。この状態で、採集したアオノリを6カ月保存する。
【0085】[塩抜き工程]冷蔵庫から取り出したアオ
ノリを、水に浸漬してアオノリから塩抜きする。塩抜き
に使用する水には、亜鉛イオンと鉄イオンとを含む処理
水を使用する。処理水は、下記のようにして製作する。
100リットルの水に、1個の変色パックを浸漬する。
変色パックは、不織布製のパックに下記の量の草木灰等
を充填している。 草木灰……………………………700g 乳酸カルシウム…………………150g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸マグネシウム…………………50g リンゴ酸(pH調整剤)…………40g グラニュー糖(還元剤)…………20g 食塩…………………………………30g 銅添サンゴ砂………………………10g
【0086】この処理水に、10kgのアオノリを浸漬
して塩抜きする。変色パックを入れた処理水は、加熱し
ないで常温とする。処理水に浸漬したアオノリは、20
〜1時間で塩抜きして取り出す。
【0087】[熱湯処理工程]塩抜き工程で塩抜きした
アオノリを、熱湯に浸漬して緑色に変色させる。ただ
し、塩抜き工程を省略して、冷蔵庫から取り出したアオ
ノリを熱湯に浸漬して緑色に変色することもできる。 熱湯にアオノリを浸漬して緑色に復元する処理 熱湯は、下記のようにして製作する。100リットルの
熱湯に、1個の変色パックを浸漬する。変色パックは、
不織布製のパックに下記の量の草木灰等を充填してい
る。 草木灰……………………………700g 乳酸カルシウム…………………150g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸マグネシウム…………………50g リンゴ酸(pH調整剤)…………40g グラニュー糖(還元剤)…………20g 食塩…………………………………30g 銅添サンゴ砂………………………10g
【0088】100℃に加熱した100リットルの水
に、1個の変色パックを浸漬する。熱湯に、10kgの
アオノリを浸漬する。変色パックとアオノリを入れた熱
湯は、温度を80〜95℃に保持する。熱湯に浸漬した
アオノリは、約30分静置して、緑色に変色させる。
【0089】 緑色のアオノリを清水で水洗する処理 その後、熱湯からアオノリを取り出し、清水で洗浄す
る。洗浄したアオノリは、乾燥して保存できる乾燥アオ
ノリの状態とし、あるいは、再び塩を付着させて塩蔵状
態として冷蔵庫に保存しながら販売する。
【0090】[実施例9]採集したフノリを下記のよう
に保存して緑色に変色させる。 [保存工程]採集したフノリを、採集した日、あるいは
次の日に、塩を付着させて、塩蔵状態で冷蔵庫に入れて
保存する。塩の付着量はフノリ100重量部に対して4
0重量部とする。冷蔵庫の温度は−5℃とする。この状
態で、採集したフノリを、6カ月保存する。
【0091】[塩抜き工程]冷蔵庫から取り出したフノ
リを、水に浸漬して塩抜きする。塩抜きに使用する水に
は、亜鉛イオンと鉄イオンとを含む処理水を使用する。
亜鉛イオンと鉄イオンとを含む処理水にフノリを浸漬し
て塩抜きする方法は、次の熱湯処理工程で、フノリを速
やかに美しい緑色に変色できる。処理水は、100リッ
トルの水に、 硫酸亜鉛………………………1800g (ZnSO・7HO) 乳酸カルシウム………………2000g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸鉄……………………………0.4g (FeSO・7HO) を添加して溶解させる。
【0092】100リットルの処理水に10kgのフノ
リを浸漬してゆっくりと撹拌する。処理水に浸漬された
フノリは、10〜30分で塩抜きして取り出す。
【0093】[熱湯処理工程]塩抜き工程で塩抜きした
フノリを、熱湯に浸漬して緑色に変色させる。ただし、
塩抜き工程を省略して、冷蔵庫から取り出したフノリを
熱湯に浸漬して緑色に変色することもできる。 熱湯にフノリを浸漬して緑色に復元する処理 熱湯は、下記のようにして製作する。100リットルの
水に、 硫酸亜鉛………………………1800g (ZnSO・7HO) 乳酸カルシウム………………2000g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸鉄……………………………0.4g (FeSO・7HO) を添加して溶解させる。
【0094】溶解液を90℃に加熱した熱湯とし、これ
に10kgのフノリを浸漬する。浸漬されたフノリは、
約5分経過すると変色が開始される。10〜20分浸漬
した後、フノリを熱湯から取り出す。
【0095】 緑色に変色したフノリを調整液に浸漬
して色調を調整して色止めする処理 調整液は、下記のようにして製作する。100リットル
に水に、 クエン酸………………………1000g 還元糖…………………………1000g 還元剤……………………………500g を添加して溶解させる。
【0096】還元糖にブドウ糖を、還元剤にアルコルビ
ン酸を使用して調整液とし、調整液を60〜65℃に加
温し、加温された調整液に、の処理の完了したフノリ
を発色剤熱湯から取り出して浸漬する。フノリは、この
調整液に20分〜1時間浸漬して、色止めする。
【0097】 緑色のフノリを清水で水洗する処理 その後、調整液からフノリを取り出し、清水で洗浄す
る。その後、フノリを乾燥して保存できる乾燥フノリの
状態とし、あるいは、再び塩を付着させて塩蔵状態とし
て冷蔵庫に保存しながら販売する。
【0098】[実施例10]採集したフノリを下記のよ
うに保存して緑色に変色させる。 [保存工程]海から採集したフノリを、採集した日、あ
るいは次の日に、塩を付着させて、塩蔵状態で冷蔵庫に
入れて保存する。塩の付着量はフノリ100重量部に対
して50重量部とする。冷蔵庫の温度は−5℃とする。
この状態で、採集したフノリを6カ月保存する。
【0099】[塩抜き工程]冷蔵庫から取り出したフノ
リを、水に浸漬してフノリから塩抜きする。塩抜きに使
用する水には、亜鉛イオンと鉄イオンとを含む処理水を
使用する。処理水は、下記のようにして製作する。10
0リットルの水に、1個の変色パックを浸漬する。変色
パックは、不織布製のパックに下記の量の草木灰等を充
填している。 草木灰……………………………700g 乳酸カルシウム…………………150g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸マグネシウム…………………50g リンゴ酸(pH調整剤)…………40g グラニュー糖(還元剤)…………20g 食塩…………………………………30g 銅添サンゴ砂………………………10g
【0100】この処理水に、10kgのフノリを浸漬し
て塩抜きする。変色パックを入れた処理水は、加熱しな
いで常温とする。処理水に浸漬したフノリは、20〜1
時間で塩抜きして取り出す。
【0101】[熱湯処理工程]塩抜き工程で塩抜きした
フノリを、熱湯に浸漬して緑色に変色させる。ただし、
塩抜き工程を省略して、冷蔵庫から取り出したフノリを
熱湯に浸漬して緑色に変色することもできる。 熱湯にフノリを浸漬して緑色に復元する処理 熱湯は、下記のようにして製作する。100リットルの
熱湯に、1個の変色パックを浸漬する。変色パックは、
不織布製のパックに下記の量の草木灰等を充填してい
る。 草木灰……………………………700g 乳酸カルシウム…………………150g (Ca[CHCH(OH)COO]・5HO) 硫酸マグネシウム…………………50g リンゴ酸(pH調整剤)…………40g グラニュー糖(還元剤)…………20g 食塩…………………………………30g 銅添サンゴ砂………………………10g
【0102】100℃に加熱した100リットルの水
に、1個の変色パックを浸漬する。熱湯に、10kgの
フノリを浸漬する。変色パックとフノリを入れた熱湯
は、温度を80〜95℃に保持する。熱湯に浸漬したフ
ノリは、約30分静置して、緑色に変色させる。
【0103】 緑色のフノリを清水で水洗する処理 その後、熱湯からフノリを取り出し、清水で洗浄する。
洗浄したフノリは、乾燥して保存できる乾燥フノリの状
態とし、あるいは、再び塩を付着させて塩蔵状態として
冷蔵庫に保存しながら販売する。
【0104】
【発明の効果】本発明の海草の保存方法は、採集した海
草を、鮮度が低下するまでの極めて短い限られた時間内
に、熱湯に浸漬して塩蔵し、あるいは冷蔵して保存する
必要がない。海草を熱湯に浸漬する工程を、保存工程の
後工程とするからである。本発明の方法のように、保存
している海草を冷蔵庫から取り出して、熱湯に浸漬する
方法は、採集した海草を鮮度が低下する前に熱湯に浸漬
する従来の方法に比較して、全体の作業効率を飛躍的に
改善できる。それは、本発明の方法が、海草を熱湯処理
する時間に制約を受けないからである。本発明の方法
は、熱湯に浸漬して熱湯処理できる海草の量を、冷蔵庫
から取り出して、処理できるので、海草を熱湯処理する
時間に制約を受けない。このため、これまでは、わずか
に数カ月で採集される膨大な量の海草を、鮮度が低下す
る前に熱湯に浸漬する、深夜まで至る極めて忙しい労働
を強いられることがなく、労働条件を極めて快適にでき
る特長がある。さらに、このように労働条件を改善し
て、しかも海草を好ましい緑色にできる特長がある。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 採集した海草を熱湯に浸漬して緑色に変
    色させる熱湯処理工程と、海草の変質を防止するために
    塩蔵し、あるいは冷却して保存する保存工程とで海草を
    保存する方法であって、 熱湯処理工程を保存工程の後処理工程とすると共に、熱
    湯処理工程に使用する熱湯に、亜鉛イオンと鉄イオンを
    含む溶液を使用することを特徴とする海草の保存方法。
  2. 【請求項2】 熱湯処理工程に使用する熱湯が、亜鉛イ
    オンと鉄イオンに加えてカルシウムイオンを含む請求項
    1に記載される海草の保存方法。
  3. 【請求項3】 熱湯処理工程に使用する熱湯が、草木灰
    を溶液に浸漬して草木灰に含まれる亜鉛イオンと鉄イオ
    ンとを溶液に溶出させたものである請求項1に記載され
    る海草の保存方法。
  4. 【請求項4】 熱湯処理工程に使用する熱湯が、草木灰
    を溶液に浸漬して草木灰に含まれる亜鉛イオンと鉄イオ
    ンとを溶液に溶出させると共に、カルシウムイオンを添
    加する溶液である請求項3に記載する海草の保存方法。
  5. 【請求項5】 海草が、ワカメ、コンブ、ヒジキ、アオ
    ノリ、フノリのいずれかである請求項1に記載される海
    草の保存方法。
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