JP2000154665A - パレット横送り装置及びこの装置を備えた機械式立体駐車装置 - Google Patents

パレット横送り装置及びこの装置を備えた機械式立体駐車装置

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JP2000154665A
JP2000154665A JP10328917A JP32891798A JP2000154665A JP 2000154665 A JP2000154665 A JP 2000154665A JP 10328917 A JP10328917 A JP 10328917A JP 32891798 A JP32891798 A JP 32891798A JP 2000154665 A JP2000154665 A JP 2000154665A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パレットをパレット横送り装置の両側に一気
にしかもスムーズに移載するとともに、パレット下面の
送りプレートを挟持する摩擦車を傷付き難くする。 【解決手段】 2個の摩擦車58を1組とする2組の摩
擦車58を移動台43上に横送り方向に距離を隔てて配
置する。移動台43を横送り方向に移動させる移動装置
66を設け、移動台43を横送り方向に移動させてパレ
ットの送りプレートを各組の2個の摩擦車58で挟持す
る。2組の摩擦車58を同期して回転させるとともに、
各組で摩擦車58を互いに逆回転させる単一の摩擦車駆
動モータ45を設け、パレットを2組の摩擦車58の共
働で横送り方向に進める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パレット横送り
装置及びこの装置を備えた機械式立体駐車装置のに関
し、特にパレットを効率良く横送りしようとするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】平面往復式立体駐車装置等の機械式立体
駐車装置において車両をパレットに搭載して搬出入する
場合、パレットを搬出入過程でパレット横送り装置によ
って横送りして移載することが行われている。
【0003】このようなパレット横送り装置として、例
えば特公平6−89611号公報に開示されているよう
に、リフト上に移動台を設け、この移動台上に一対の支
持アームを基端を回動中心として水平面内で回動可能に
並設し、これら支持アーム先端に摩擦車を1個ずつ取り
付けたパレット横送り装置が知られている。
【0004】このパレット横送り装置においてパレット
を横送りする要領は、パレットを格納棚から引き出す場
合を例に挙げて説明すると、まず、移動台を格納棚に前
進させ、格納棚に格納されているパレット下面の送りプ
レートを2個の摩擦車で両側から挟持し、これに続いて
この2個の摩擦車のうち格納棚側に向かって右側の摩擦
車を反時計回りに、左側の摩擦車を時計回りにそれぞれ
互いに逆向きに回転させて上記パレットを移動台に引き
込みながら移動台をリフト側に後退させることで、パレ
ットを格納棚から引き出してリフト上に横送りして移載
するようになっている。
【0005】この公報例では、2基のパレット横送り装
置を対角線上にかつ互い反対向きに設置し、両側の格納
棚とリフトとの間でパレットを移載するようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如き
パレット横送り装置を移載箇所Aと移載箇所Bとの間に
設置し、パレットを移載箇所Aから移載箇所B、あるい
はその逆へと一気に横送りする場合、途中でパレットの
横送りを一方のパレット横送り装置から他方のパレット
横送り装置に切り換える必要があり、この時、2基のパ
レット横送り装置が同時に作動することがある。この場
合、パレットの横送りをスムーズに行うためには、2基
のパレット横送り装置で各々の摩擦車の回転を同期させ
ることが必要であるが、これらのパレット横送り装置に
は摩擦車を回転させる駆動モータがそれぞれ1基ずつ設
置され、各パレット横送り装置の摩擦車はそれぞれ別個
の専用の駆動モータの起動により回転することから、2
基のパレット横送り装置で各々の摩擦車の回転を同期さ
せることが難しく、パレットが斜めに傾いたりするなど
の不具合が生ずる。
【0007】また、上記のパレット横送り装置では、2
個の摩擦車はコイルスプリングのばね力により常時互い
に圧接しており、この圧接力でパレット下面の送りプレ
ートを両側から挟持するようになっている。したがっ
て、移動台を前進させて送りプレートを挟持する際、送
りプレートが2個の摩擦車の間に押し込まれるように割
り込んでいくため、割込み時に送りプレートが摩擦車に
ぶつかって摩擦車が傷付くおそれがある。また、上述の
如く2個の摩擦車が互いに圧接して直接押し合っている
ため、このこと自体によっても、つまり摩擦車が送りプ
レートを挟持していない状態でも、摩擦車が互いに傷付
いたり変形したりする。
【0008】さらに、パレットの向きを変える持上げ旋
回装置の設置場所にパレット横送り装置が設置されてい
る場合、パレットの向きを変えるためにパレットを持上
げ旋回装置で持ち上げようとすると、上述の如くパレッ
ト下面の送りプレートはパレット横送り装置の2個の摩
擦車に挟持されているため、送りプレートを上方に無理
矢理力任せに引き抜くことになり、このことによっても
摩擦車が傷付くことになる。
【0009】一方、上記の公報例のパレット横送り装置
とはタイプの異なる装置として、本出願人が先に出願し
ているクランクアーム方式の移載装置(例えば特開平9
−125733号公報参照)があるが、この移載装置を
用いてパレットをその一方側から他方側に移載する場合
には、アームをパレット下面の2つのガイド溝のうち移
載方向に向かって手前のガイド溝に掛け替えなければな
らず、しかも、そのためにはパレットを一旦移載装置上
で停止させる必要があり、アームの掛替えに時間が掛か
り、結果としてパレットの移載が遅くなる。
【0010】この発明はかかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、パレットをパレット
横送り装置の両側に一気にしかもスムーズに移載すると
ともに、パレット下面の送りプレートを挟持する摩擦車
を傷付き難くすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、パレット下面の送りプレートを挟持す
る2個の摩擦車を2組横送り方向に距離を隔てて配置
し、しかもこれら2組の摩擦車を1つの駆動源で同期し
て回転させるようにしたことを特徴とする。
【0012】具体的には、この発明は、車両をパレット
に搭載して搬出入する機械式立体駐車装置において、上
記パレットを搬出入過程で横送りするパレット横送り装
置及びこの装置を備えた機械式立体駐車装置を対象と
し、次のような解決手段を講じた。
【0013】すなわち、請求項1〜3に記載の発明は、
前者のパレット横送り装置に関するものであり、そのう
ち請求項1に記載の発明は、移動台上に横送り方向に距
離を隔てて配置され、パレット下面に設けられた送りプ
レートを両側から挟持する2個の摩擦車を1組とする2
組の摩擦車と、上記パレット下面の送りプレートを各組
の2個の摩擦車で挟持すべく上記移動台を横送り方向に
移動させる移動手段と、上記各組の2個の摩擦車に送り
プレートが挟持されたパレットを2組の摩擦車の共働で
横送り方向に進めるように、2組の摩擦車を同期して回
転させるとともに、各組で摩擦車を互いに逆回転させる
単一の回転駆動手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】上記の構成により、請求項1に記載の発明
では、移動台が移動手段の作動によりパレット横送り装
置の一方側にあるパレットに接近し、2個の摩擦車を1
組とする2組の摩擦車が単一の回転駆動手段の作動によ
り同期して回転すると、上記パレット下面の送りプレー
トが一方の2個1組の摩擦車間に挿入されて両側から挟
持されるとともに、パレットがこの1組の摩擦車の回転
によって上記移動台に引き込まれる。その後、移動台が
移動手段の作動により上記とは逆方向である送出し方向
に移動し、この間、上記パレットが上記一方の1組の摩
擦車から他方の1組の摩擦車に送り込まれ、さらに、こ
の他方の1組の摩擦車の回転によって上記パレット横送
り装置の他方側である反対側に送り出される。
【0015】このように、パレットは、1基のパレット
横送り装置でしかも単一の回転駆動手段により同期して
回転する2組の摩擦車でパレット横送り装置の一方側か
ら他方側に停止することなく連続して横送りされて移載
されることから、パレットが一方の1組の摩擦車から他
方の1組の摩擦車へと送り込まれる際に斜めに傾いたり
せず、パレット横送り装置の両側に一気にしかもスムー
ズに移載される。また、このパレット横送り装置によれ
ば、クランクアーム方式の移載装置で必要であったアー
ムの掛替えをせずに済むので、その分だけロスタイムが
なくなる。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、各組の2個の摩擦車をその間隔が送り
プレートの厚みよりも大きくなるように離間させる離間
手段が設けられていることを特徴とする。
【0017】上記の構成により、請求項2に記載の発明
では、パレットの向きを変える持上げ旋回装置の設置場
所にパレット横送り装置が設置されている場合におい
て、パレットの向きを変える際、各組の2個の摩擦車を
離間手段の作動により離間させ、互いの間隔を送りプレ
ートの厚みよりも大きくする。これにより、パレット下
面の送りプレートの挟持状態が解除され、パレットを持
上げ旋回装置で持ち上げても、送りプレートが上方に無
理矢理力任せに引き抜かれることはなく、パレットが持
上げ旋回装置で何等抵抗なく持ち上げられ、摩擦車が傷
付かない。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、各組の2個の摩擦車をパレット下面の
送りプレートを挟持していない状態で互いに接触しない
ようにかつ送りプレートの厚みよりも小さい隙間をあけ
て保持する隙間保持手段が設けられていることを特徴と
する。
【0019】上記の構成により、請求項3に記載の発明
では、各組の2個の摩擦車は隙間保持手段によって互い
に接触しておらず、パレットを横送りする時以外は摩擦
車に負荷が掛からず、摩擦車は傷付いたり変形したりし
ない。また、パレット下面の送りプレートを挟持する
際、送りプレートは2個の摩擦車間の隙間に分け入るよ
うに進入するので、摩擦車に対する送りプレートの圧接
力や衝突力が隙間がある分だけ弱くなり、摩擦車が傷付
き難くなる。
【0020】請求項4に記載の発明は、後者の機械式立
体駐車装置に関するものであり、装置外部に連絡され、
入庫車両が進入する一方、出庫車両が退出する進入・退
出部と、この進入・退出部に並設され、入庫車両が進入
・退出部から乗り入れる一方、出庫車両が進入・退出部
に乗り出す乗入・乗出部と、この乗入・乗出部の下方に
昇降リフトによって連絡され、車両をパレットごと格納
する格納棚が複数列設されるとともに、搬送台車が格納
棚列に沿って走行可能に設けられた格納部とを備え、上
記進入・退出部の床面には、パレット搬出入口が進入・
退出部と格納部とを連絡するように開口されているとと
もに、上記乗入・乗出部の床面には、上記昇降リフトが
最上昇位置で臨む車両搬出入口が開口され、上記搬送台
車には、車両をパレットごと搭載して昇降する台車昇降
台が上記パレット搬出入口まで上昇可能に設けられ、上
記パレット搬出入口周り及び車両搬出入口周りには、パ
レットを搬送台車及び昇降リフトから切り離して保持す
るパレット保持手段がそれぞれ設けられ、上記パレット
搬出入口と車両搬出入口との間の床面には、請求項1〜
3のいずれか1項に記載のパレット横送り装置が設けら
れ、このパレット横送り装置は、搬送台車と昇降リフト
又は乗入・乗出部側のパレット保持手段との間、進入・
退出部側のパレット保持手段と昇降リフト又は乗入・乗
出部側のパレット保持手段との間で車載パレット又は空
パレットを横送りするようになされていることを特徴と
する。
【0021】上記の構成により、請求項4に記載の発明
では、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパレット横
送り装置が適用される機械式立体駐車装置が具体化され
る。つまり、この機械式立体駐車装置は、進入・退出部
の床面にパレット搬出入口を開口し、入庫が連続する場
合には、パレットをパレット搬出入口から乗入・乗出部
に搬出して次の入庫に備える一方、出庫が連続する場合
には、先行出庫車両が退出したあと乗入・乗出部に残っ
ているパレットを邪魔にならないようにパレット搬出入
口から格納部に搬入して次の出庫に備えることで入出庫
効率を良くするようにしたものである。そして、パレッ
ト横送り装置をパレット搬出入口と車両搬出入口との間
の床面に設けるとともに、これらパレット搬出入口及び
車両搬出入口の各々にパレット保持手段を設けること
で、搬送台車と昇降リフト又は乗入・乗出部側のパレッ
ト保持手段との間、進入・退出部側のパレット保持手段
と昇降リフト又は乗入・乗出部側のパレット保持手段と
の間で車載パレット又は空パレットの受渡しが、請求項
1のところで記載したように斜めに傾くことなく一気に
しかもスムーズに行われる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。
【0023】図7及び図8は機械式立体駐車装置として
の平面往復式地下立体駐車装置の構成を示す。図7及び
図8において、1は地上階、2は地下に構築された躯体
であって、この躯体2の内部は格納部としての格納階3
を構成し、上記地上階1には進入・退出部4が設けられ
ている。この進入・退出部4は出入り口4aを介して装
置外部に連絡され、入庫車両Cが装置外部から出入り口
4aを経て進入・退出部4に進入する一方、出庫車両C
が進入・退出部4から出入り口4aを経て退出するよう
になっている。この進入・退出部4の隣には乗入・乗出
部5が上記躯体2の地上階1に延出する部分で構成され
て並設され、両者は乗入・乗出部5側に設けられた上下
開閉式の連絡ドア6によって連通・遮断可能になってお
り、入庫車両Cが進入・退出部4から連絡ドア6を経て
乗入・乗出部5に乗り入れる一方、出庫車両Cが乗入・
乗出部5から連絡ドア6を経て進入・退出部4に乗り出
すようになっている。
【0024】上記格納階3は乗入・乗出部5の下方に昇
降リフト7によって連絡され、格納階3のほぼ中央には
走行路8が設けられ、この走行路8の両側には車両Cを
パレットPごと格納する格納棚9が前後2列にかつ走行
路8に沿って複数列設されているとともに、搬送台車1
0が格納棚列に沿って走行可能に配置されている。な
お、格納棚9は上下方向に3段積上げ式になっている
が、昇降リフト7の設置箇所では昇降リフト7が下降停
止するところであることから、最上段の格納棚には車両
Cを格納せず昇降リフト7の昇降スペースとしている。
また、これと走行路8を挟んで対向する最上段の格納棚
も空パレットPを仮置きするための仮置きスペースとし
ている。
【0025】上記進入・退出部4の床面4bには、パレ
ット搬出入口11が進入・退出部4と格納階3とを連絡
するように矩形に開口されているとともに、上記乗入・
乗出部5の床面5bには、上記昇降リフト7が最上昇位
置で臨む車両搬出入口12が矩形に開口されている。上
記パレット搬出入口11周り及び車両搬出入口12周り
には、パレット保持手段としてのパレット保持装置13
がそれぞれ2基ずつ出退可能に対向して設置され、これ
ら2基のパレット保持装置13によりパレット搬出入口
11ではパレットPを搬送台車10から切り離して保持
する一方、車両搬出入口12ではパレットPを昇降リフ
ト7から切り離して保持するようになっている。
【0026】上記各パレット保持装置13はいずれも同
じ構成であるので、同一の構成箇所には同一の符号を付
している。このパレット保持装置13は平面視略コの字
形の支持フレーム14を備え、この支持フレーム14の
両端を除く部分には6個のガイドローラ15が転動自在
に取り付けられている。この支持フレーム14の内寄り
の2箇所にはスライダ16がそれぞれ取り付けられ、こ
のスライダ16には、連結部材17aで連結された平行
リンク機構を構成する2本のリンク17の一端が摺動自
在に係合され、これらリンク17の他端は床面4b,5
bに回動自在に支持され、そのうち一方のリンク17の
他端は駆動モータ18の出力軸にチェーンスプロケット
機構19によって連結されている。そして、上記パレッ
ト搬出入口11周り及び車両搬出入口12周りにそれぞ
れ対向設置された2基のパレット保持装置13の駆動モ
ータ18を同期して正逆回転駆動することで、上記2基
のパレット保持装置13をパレット搬出入口11及び車
両搬出入口12に対して出退させ、進出状態でパレット
P下面のガイドフレームp1を各ガイドローラ15で下
方から保持する一方、後退状態でパレット搬出入口11
では搬送台車10の後述する台車昇降台27のパレット
搬出入口11に対する昇降を許容し、車両搬出入口12
ではパレットPを搭載した昇降リフト7の昇降を許容す
るようになっている。
【0027】上記昇降リフト7は、チェーンスプロケッ
ト機構20によって昇降する矩形フレームからなるリフ
ト昇降台21を備え、このリフト昇降台21の両側2箇
所には、5個のガイドローラ22を転動自在に取り付け
た支持フレーム23がそれぞれ配置され、パレットP下
面のガイドフレームp1を各ガイドローラ22で下方か
ら保持して車両CをパレットPごとリフト昇降台21つ
まり昇降リフト7に搭載するようになっている。
【0028】一方、上記搬送台車10は、四隅に車輪2
4が設けられた台車本体25を備え、これら車輪24を
上記走行路8に敷設された2条のレール26に載せて走
行路8を走行するようになっている。上記台車本体25
には、車両CをパレットPごと搭載して昇降する矩形フ
レームからなる台車昇降台27が上記パレット搬出入口
11まで上昇可能に設けられ、この台車昇降台27の昇
降機構は、図示しないが、例えば本出願人が先に出願し
ている公知のチェーンスプロケット機構(特開平9−1
25733号公報参照)等である。しかし、特にこれに
限定されるものではなく、別のチェーンスプロケット機
構やその他の公知の昇降機構を採用することができるも
のである。この台車昇降台27の両側2箇所にも、上記
リフト昇降台21と同様に、5個のガイドローラ28を
転動自在に取り付けた支持フレーム29がそれぞれ配置
され、パレットP下面のガイドフレームp1を各ガイド
ローラ28で下方から保持して車両CをパレットPごと
台車昇降台27つまり搬送台車10に搭載するようにな
っている。
【0029】上記搬送台車10の台車昇降台27には、
車両CをパレットPごと横送りして移載するいわゆるダ
ブルクランクアーム方式の移載装置30が搭載されてい
る。つまり、この移載装置30は、駆動モータ31の起
動により回転軸32回りに水平面内で回転する第1アー
ム33を備え、この第1アーム33先端には同じく駆動
モータ31の起動により回転軸34回りに水平面内で連
動して回転する第2アーム35が取り付けられ、この第
2アーム35先端には係合ローラ36が取り付けられて
いる。この係合ローラ36は、車載パレットP又は空パ
レットPを移載する時、パレットP裏面の2つのガイド
溝p2のうち手前のガイド溝p2に係脱可能に係合し、
各格納棚9と台車昇降台27との間、又はリフト昇降台
21と台車昇降台27との間で車載パレットP又は空パ
レットPを横送りするようになっている。
【0030】上記進入・退出部4のパレット搬出入口1
1と車両搬出入口12との間の床面4bには、5個のガ
イドローラ37を転動自在に取り付けた2条の横送りレ
ール38が上記昇降リフト7のガイドローラ22列と上
記搬送台車10のガイドローラ28列との間に位置して
これらと一直線状になるように配置され、パレットPを
昇降リフト7と搬送台車10との間で移載できるように
するとともに、昇降リフト7及び搬送台車10のいずれ
か一方が待機していないときにパレットPを横送りレー
ル38上に一時的に仮置きできるようになっている。
【0031】上記2条の横送りレール38間の床面4b
には、持上げ旋回装置39が設置され、この持上げ旋回
装置39は昇降機能と旋回機能とを備えていて、その動
作は、車載パレットPを上方に持ち上げて上記横送りレ
ール38から浮き上がらせ、この状態で車載パレットP
を水平面内で180°旋回させて車両Cを前進運転で出
庫できるようにし、その後、車載パレットPを下げて横
送りレール38に載せるようになっている。
【0032】この発明の特徴として、上記持上げ旋回装
置39と出入り口4a側の横送りレール38との間の床
面4bには、パレットPを搬出入過程で横送りするパレ
ット横送り装置40が設置され、このパレット横送り装
置40は、搬送台車10と昇降リフト7又は乗入・乗出
部5側のパレット保持装置13との間、進入・退出部4
側のパレット保持装置13と昇降リフト7又は乗入・乗
出部5側のパレット保持装置13との間で車載パレット
P又は空パレットPを横送りするようになされている。
【0033】図1〜6に拡大詳示するように、上記パレ
ット横送り装置40は床面4bに固定された架台41を
備え、この架台41上には、横送り方向であるパレット
搬出入口11側及び車両搬出入口12側に延びる2条の
スライドレール42が敷設され、これら2条のスライド
レール42には、矩形フレームからなる移動台43がス
ライダ44によって移動可能に支持されている。
【0034】上記移動台43上のほぼ中央には、摩擦車
駆動モータ45及び減速機46が軸継手47で連結され
て配置され、この減速機46の出力軸46aには駆動ス
プロケット48が連結され、その隣の上記軸継手47上
方にはスプロケットからなるソラセ車49が軸50回り
に回動自在にプレート51に支持されて配置されてい
る。
【0035】上記移動台43上の横送り方向両端である
図1及び図2で左右両端には、上方に延びる軸52が2
本ずつ上下の軸受53に回転自在に支持されて並設さ
れ、これらの軸52上端には第1ギヤ54がそれぞれ固
定されている。また、これらの軸52のうち一方の軸5
2の第1ギヤ54直下には、従動スプロケット55がそ
れぞれ固定されている。そして、これら2個の第1ギヤ
54は動力を伝達できるように互いに噛み合っている。
【0036】上記各軸52周りの上下の軸受53には、
外側方に突出するプレートからなる上下2枚の上側及び
下側アーム56a,56bの一端が水平面内で揺動自在
に支持され、この上側及び下側アーム56a,56bの
他端側には、上方に延びる軸57が取り付けられ、この
軸57上端には摩擦車58が、その直ぐ下には第2ギヤ
59がそれぞれ回動自在に取り付けられている。そし
て、この各第2ギヤ59は上記各第1ギヤ54から動力
を伝達できるように各第1ギヤ54と互いに噛み合って
いる。つまり、移動台43上の左右両端には、2個の摩
擦車58を1組とする2組の摩擦車58が横送り方向に
距離を隔てて配置され、これら2個1組の摩擦車58で
パレットP下面のガイドフレームp1よりも内側に設け
られた送りプレートp3を両側から挟持するようになっ
ている。
【0037】上記駆動スプロケット48、ソラセ車49
及び左右両端の2個の従動スプロケット55には、エン
ドレスの駆動チェーン60が巻き掛けられ、上記摩擦車
駆動モータ45を単一の回転駆動手段として、この摩擦
車駆動モータ45の起動により駆動スプロケット48を
正転及び逆転させることにより、駆動チェーン60、ソ
ラセ車49及び従動スプロケット55を正逆回転駆動さ
せ、その動力を第1ギヤ54及び第2ギヤ59に伝達し
て2組の摩擦車58を同期して回転させるとともに、各
組で摩擦車58を互いに逆回転させ、上記各組の2個の
摩擦車58に送りプレートp3が挟持されたパレットP
を2組の摩擦車58の共働で横送り方向に進めるように
なっている。つまり、一方の1組の摩擦車58がパレッ
トPを引き込むように互いに内向きに回転すると、他方
の1組の摩擦車58がパレットPを送り出すように互い
に外向きに回転するようになっている。
【0038】上記架台41の側方には、移動用モータ6
1及び減速機62が設置され、この減速機62の出力軸
62aには円形プレート63が固定され、この円形プレ
ート63外周寄りの移動台43側の面には、2個の係合
ローラ64が180°反対側に位置するように回転自在
に取り付けられている。一方、上記移動台43の側部に
は、上下方向に延びる断面コの字形の係合溝65aを有
する2つの係合部材65が上記両係合ローラ64の間隔
に対応して間隔をあけて配置され、上記各係合溝65a
下端には係合ローラ64が係合し易いようにテーパ形状
のガイド面65bが形成されている。上記両係合ローラ
64は、移動台43が横送り方向に移動していない中立
位置(図2実線の状態)にあるときには、両係合部材6
5の係合溝65a下端にそれぞれ係合しているが、移動
台43が横送り方向に移動するときには、一方の係合ロ
ーラ64だけが係合部材65に係合し、他方の係合ロー
ラ64は係合部材65から離脱している。
【0039】具体的には、移動台43が中立位置から図
2右側(車両搬出入口12側)に横送りされて移動する
ときには、円形プレート63を移動用モータ61の起動
により図2で時計回りに回転させることで、図2左側の
係合ローラ64が弧を描きながら図2左側の係合部材6
5の係合溝65aを上下に摺動して図2で時計回りに1
80°回転し図2右側に移動する。これに伴い、図2右
側の係合ローラ64が係合部材65から離脱する。これ
により、車両搬出入口12で上昇待機中の昇降リフト7
又はパレット保持装置13上のパレットP下面の送りプ
レートp3を図2右側の2個の摩擦車58で挟持するよ
うになっている。逆に、移動台43が中立位置から図2
左側(パレット搬出入口11側)に横送りされて移動す
るときには、円形プレート63を移動用モータ61の起
動により図2で反時計回りに回転させることで、図2右
側の係合ローラ64が弧を描きながら図2右側の係合部
材65の係合溝65aを上下に摺動して図2で反時計回
りに180°回転し図2左側に移動する。これに伴い、
図2左側の係合ローラ64が係合部材65から離脱す
る。これにより、パレット搬出入口11で上昇待機中の
搬送台車10又はパレット保持装置13上のパレットP
下面の送りプレートp3を図2左側の2個の摩擦車58
で挟持するようになっている。したがって、上記移動用
モータ61、円形プレート63、係合ローラ64及び係
合部材65により、移動台43を横送り方向に移動させ
る移動手段としての移動装置66が構成されている。そ
して、この移動装置66では、移動台43の移動を円形
プレート63の回転により弧を描いて移動する係合部材
65の係合溝65aに対する摺動により行っているた
め、移動用モータ61の起動・停止時の衝撃を少なくす
ることができる。
【0040】上記移動台43の両側部には、横送り方向
に延びる回転軸67が1本ずつその両端寄りをブラケッ
ト71aで回転自在に支持して配置されている。これら
回転軸67の一端(図1右端)寄りにはスプロケット6
8がそれぞれ固定され、これらスプロケット68にはエ
ンドレスチェーン69が巻き掛けられ、一方の回転軸6
7を回転させることでその動力を他方の回転軸67にス
プロケット68及びエンドレスチェーン69を介して伝
達し、両回転軸67を同期して同じ方向に回転させるよ
うになっている。図1〜4中、70は、上記エンドレス
チェーン69の張り具合を調整するためのテンションス
プロケットであり、このテンションスプロケット70
は、移動台43上に立設されたブラケット71bに高さ
可変に取り付けられている。
【0041】上記移動台43の一方の側部には、アーム
開閉駆動モータ72及び減速機73が回転軸67下方に
位置するように配置され、この減速機73の出力軸73
aには駆動スプロケット74が固定されている。一方、
上記アーム開閉駆動モータ72側の回転軸67には従動
スプロケット75が固定され、この従動スプロケット7
5と上記駆動スプロケット74には駆動チェーン76が
巻き掛けられ、上記アーム開閉駆動モータ72の起動に
より両回転軸67を同期して同じ方向に回転させるよう
になっている。
【0042】上記各回転軸67の両端には矩形プレート
77の一端側が固定され、この矩形プレート77の他端
側には、チェーンを連結してなるアーム開閉レバー78
の一端が軸79によって回動自在に取り付けられ、この
アーム開閉レバー78の他端は、2個1組の摩擦車58
をそれぞれ支持する上側アーム56a先端上面に軸80
によって回動自在に取り付けられている。その取付け方
は、図6に示すように、回転軸67に対するアーム開閉
レバー78の取付け姿勢が左右で上下逆になっている。
つまり、図6左側のアーム開閉レバー78は回転軸67
上方で矩形プレート77を介して回転軸67に連結され
ているのに対し、図6右側のアーム開閉レバー78は回
転軸67下方で矩形プレート77を介して回転軸67に
連結されている。これにより、上記アーム開閉駆動モー
タ72を起動させて両回転軸67を同期して同じ方向に
90°回転させると、両アーム開閉レバー78が相反す
る方向に移動して上側及び下側アーム56a,56bが
開閉する。この上側及び下側アーム56a,56bの開
閉は、パレットPの向きを変えるために持上げ旋回装置
39を作動させるときに行われるものである。
【0043】具体的には、両回転軸67が図6実線矢印
のように反時計回りに90°回転すると、両アーム開閉
レバー78が図6実線矢印のように互いに外側方に移動
し、これにより、左右の上側及び下側アーム56a,5
6bが互いに離れて開き、その結果、各組の2個の摩擦
車58が互いに離間する方向に移動してその間隔がパレ
ットP下面の送りプレートp3の厚みよりも大きくな
り、送りプレートp3に対する両摩擦車58の挟持状態
が解除される。この非挟持状態で持上げ旋回装置39を
作動させ、パレットPを上方に持ち上げて水平面内で1
80°旋回させてその向きを変えるようになっている。
一方、両回転軸67が図6破線矢印のように時計回りに
90°回転すると、両アーム開閉レバー78が図6破線
矢印のように互いに内側方に移動し、これにより、左右
の上側及び下側アーム56a,56bが互いに接近して
閉じ、その結果、各組の2個の摩擦車58が互いに接近
する方向に移動してその間隔がパレットP下面の送りプ
レートp3の厚みよりも小さくなり、送りプレートp3
に対する両摩擦車58の挟持態勢を整えるようになって
いる。したがって、上記回転軸67、アーム開閉駆動モ
ータ72、駆動スプロケット74、従動スプロケット7
5、駆動チェーン76、矩形プレート77及びアーム開
閉レバー78により、各組の2個の摩擦車58をその間
隔が送りプレートp3の厚みよりも大きくなるように離
間させる離間手段としての離間装置81が構成されてい
る。
【0044】上記各上側アーム56a先端下面にはブラ
ケット82が垂設され、各組の摩擦車58の下方で並ぶ
2本の上側アーム56aの一方(図6右側)のブラケッ
ト82には、ロッド83の一端が軸84により回動自在
に取り付けられ、他方(図6左側)のブラケット82に
は切欠部82aが形成され、上記ロッド83がこの切欠
部82aに移動自在に挿入されてその大半部分を外側方
に突出させている。このロッド83の先端側突出部分つ
まりロッド83先端とブラケット82との間には、コイ
ルスプリング85が縮装され、ロッド83をこのコイル
スプリング85のばね力で先端側に付勢し、これによ
り、一方(図6右側)の上側アーム56aを引っ張ると
同時に他方(図6左側)の上側アーム56aを押し、両
上側アーム56aつまり各組の2個の摩擦車58を常時
互いに接近させ、ベース43が車両搬出入口12側及び
パレット搬出入口11側に移動するだけでパレットP下
面の送りプレートp3を自動的に挟持するようになって
いる。ただし、パレットP下面の送りプレートp3を挟
持していない状態では、上記各上側アーム56a先端は
互いに接触しているが、各組の2個の摩擦車58は互い
に接触しておらず、送りプレートp3の厚みよりも小さ
い隙間86が形成されるようになっている。したがっ
て、上記上側アーム56a、ロッド83及びコイルスプ
リング85により、各組の2個の摩擦車58をパレット
P下面の送りプレートp3を挟持していない状態で互い
に接触しないようにかつ送りプレートp3の厚みよりも
小さい隙間86をあけて保持する隙間保持手段としての
隙間保持装置87が構成されている。
【0045】上述の如く構成されたパレット横送り装置
40をパレット搬出入口11と車両搬出入口12との間
の床面4bに備えた平面往復式地下立体駐車装置により
車両Cを入出庫する要領について説明する。
【0046】<入庫> (1) 車両Cが前進運転で出入り口4aから進入・退
出部4に進入し、パレット搬出入口11で進出状態のパ
レット保持装置13上の空パレットPに乗り入れる。利
用者は車両Cから降車して出入り口4aから退出する。
【0047】(2) パレット横送り装置40を作動さ
せる。つまり、移動装置66の移動用モータ61を起動
させ、移動台43をパレット搬出入口11側に移動させ
る。これと併行して摩擦車駆動モータ45を起動させ、
2組の合計4個の摩擦車58を同期して回転させるとと
もに、各組で2個の摩擦車58を互いに逆回転させる。
これにより、パレット搬出入口11にある車載パレット
P下面の送りプレートp3が一方の1組の摩擦車58に
挟持されて引き込まれ、車載パレットPが他方の1組の
摩擦車58の方に送り込まれる。
【0048】この際、各組の2個の摩擦車58に対応す
る左右の2本の上側アーム56aが互いに接触すること
で、各組の2個の摩擦車58は互いに接触しておらず、
車載パレットPの送りプレートp3の厚みよりも小さい
隙間をあけている。
【0049】したがって、パレットPを横送りする時以
外は摩擦車58に負荷が掛からず、摩擦車58の傷付き
や変形を防止することができる。また、パレットP下面
の送りプレートp3を挟持する際、送りプレートp3は
2個の摩擦車58間の隙間86に分け入るように進入す
るので、摩擦車58に対する送りプレートp3の圧接力
や衝突力を隙間86がある分だけ弱くすることができ、
摩擦車58を傷付き難くすることができる。
【0050】(3) 車載パレットPの送込みと同時
に、上記移動用モータ61を逆方向に起動し、車載パレ
ットPを持上げ旋回装置39上方に移動する。次いで、
離間装置81のアーム開閉駆動モータ72を起動させ、
各組の2個の摩擦車58に対応する左右2本の上側アー
ム56aをコイルスプリング85のばね力に抗して開
き、各組の2個の摩擦車58を互いの間隔がパレットP
の送りプレートp3の厚みよりも大きくなるように離間
させて送りプレートp3の挟持状態を解除する。その
後、上記持上げ旋回装置39を作動させ、車載パレット
Pをパレット横送り装置40から上方に持ち上げて水平
面内で180°旋回させ、車両Cを前進運転で出庫でき
るようにその向きを変えた後、車載パレットPを上記パ
レット横送り装置40上に降ろす。
【0051】このように、車載パレットPを持上げ旋回
装置39で上方に持ち上げる際、送りプレートp3の挟
持状態を解除しているので、車載パレットPを持ち上げ
るときに送りプレートp3を上方に無理矢理力任せに引
き抜くことはなく、車載パレットPを持上げ旋回装置3
9で何等抵抗なく持ち上げることができ、摩擦車58の
傷付きを防止することができる。
【0052】(4) 上記離間装置81のアーム開閉駆
動モータ72を起動させ、各組の2個の摩擦車58に対
応する左右2本の上側アーム56aを閉じ、各組の2個
の摩擦車58をコイルスプリング85のばね力で互いに
接近させて方向転換後のパレットPの送りプレートp3
を挟持する。次いで、上記移動用モータ61を上記
(3)と同方向に起動し、移動台43を車両搬出入口1
2側に移動させる。これと併行して摩擦車駆動モータ4
5を起動させ、2組の合計4個の摩擦車58を同期して
回転させるとともに、各組で2個の摩擦車58を互いに
逆回転させ、車載パレットPを車両搬出入口12で上昇
待機中の昇降リフト7のリフト昇降台21に横送りして
移載する。昇降リフト7のリフト昇降台21が車両搬出
入口12にいないときは、車載パレットPを車両搬出入
口12で進出状態のパレット保持装置13に一旦仮置き
しておき、その後、上昇してきた昇降リフト7のリフト
昇降台21に受け渡すようにする。
【0053】(5) 上記昇降リフト7を格納階3に下
降させ、車載パレットPを最上段の格納棚レベルに位置
付ける。搬送台車10はその側方で台車昇降台27を上
昇させて待機しており、移載装置30を作動させて車載
パレットPを昇降リフト7のリフト昇降台21から台車
昇降台27に引き込む。その後、この搬送台車10は走
行路8を所定の格納棚9の側方まで走行し、移載装置3
0を作動させて車載パレットPを格納棚9に格納する。
【0054】なお、入庫が連続して行われる場合には、
先行入庫車両Cが入庫した後に空パレットPを後続入庫
車両Cの入庫に備えてパレット搬出入口11に用意する
必要があるため、空パレットPをパレット搬出入口11
に最も近い最上段の格納棚9に仮置きしておく。そし
て、先行入庫車両Cが持上げ旋回装置39に横送りされ
た後、パレット保持装置13をパレット搬出入口11か
ら後退させて空パレットPの受入れ態勢を整える。搬送
台車10は台車昇降台27に上記仮置きしていた空パレ
ットPを引き込み、上記台車昇降台27をパレット搬出
入口11に上昇させる。空パレットPが上昇してパレッ
ト保持装置13の上方に位置すると、パレット保持装置
13を進出させ、空パレットPの保持態勢を整える。台
車昇降台27を下降させ、空パレットPを台車昇降台2
7からパレット保持装置13に受け渡して後続入庫車両
Cの乗入れに備える。
【0055】このようにすることで、先行入庫車両Cの
搬送台車10への受渡し態勢が整うまでの間に、空パレ
ットPを格納階3から進入・退出部4に通ずるパレット
搬出入口11のパレット保持装置13に受け渡して後続
入庫車両Cの入庫に備えることができ、後続入庫車両C
をパレット待ちすることなく先行入庫車両Cに引き続い
て入庫することができて入庫を効率良く行うことができ
る。
【0056】<出庫> (1) 搬送台車10は走行路8を走行して出庫しよう
とする車両Cが格納されている格納棚9の側方で停止
し、移載装置30を作動させて車載パレットPを台車昇
降台27に引き込む。次いで、上記搬送台車10は走行
路8を走行して昇降リフト7のところで停止し、上記移
載装置30を作動させて最上段の格納棚レベルに下降待
機中の昇降リフト7のリフト昇降台21に上記車載パレ
ットPを払い出す。車載パレットPを搭載した昇降リフ
ト7は車両搬出入口12に上昇する。
【0057】(2) パレット横送り装置40を作動さ
せる。つまり、移動装置66の移動用モータ61を起動
させ、移動台43を車両搬出入口12側に移動させる。
これと併行して摩擦車駆動モータ45を起動させ、2組
の合計4個の摩擦車58を同期して回転させるととも
に、各組で2個の摩擦車58を互いに逆回転させる。こ
れにより、車両搬出入口12にある車載パレットP下面
の送りプレートp3が一方の1組の摩擦車58に挟持さ
れて引き込まれ、車載パレットPが他方の1組の摩擦車
58の方に送り込まれる。
【0058】この際、各組の2個の摩擦車58に対応す
る左右2本の上側アーム56aが互いに接触すること
で、各組の2個の摩擦車58は互いに接触しておらず、
車載パレットPの送りプレートp3の厚みよりも小さい
隙間をあけている。
【0059】したがって、この場合においても入庫時と
同様に、パレットPを横送りする時以外は摩擦車58に
負荷が掛からず、摩擦車58の傷付きや変形を防止する
ことができる。また、パレットP下面の送りプレートp
3を挟持する際、送りプレートp3は2個の摩擦車58
間の隙間86に分け入るように進入するので、摩擦車5
8に対する送りプレートp3の圧接力や衝突力を隙間8
6がある分だけ弱くすることができ、摩擦車58を傷付
き難くすることができる。
【0060】(3) 車載パレットPの送込みと同時
に、上記移動用モータ61を逆方向に起動し、持上げ旋
回装置39のところで停止せずに一気に移動台43をパ
レット搬出入口11側に移動させる。これと併行して摩
擦車駆動モータ45を起動させ、2組の合計4個の摩擦
車58を同期して回転させるとともに、各組で2個の摩
擦車58を互いに逆回転させ、車載パレットPをパレッ
ト搬出入口11で進出状態のパレット保持装置13に横
送りして移載する。利用者が車両Cに乗り込んで前進運
転で出入り口4aから退出する。
【0061】このように、車載パレットPを1基のパレ
ット横送り装置40でしかも2組の摩擦車58を単一の
摩擦車駆動モータ45により同期して回転させることで
パレット横送り装置40の一方側である車両搬出入口1
2から他方側であるパレット搬出入口11に連続して横
送りして移載するので、車載パレットPが一方の1組の
摩擦車58から他方の1組の摩擦車58へと送り込まれ
る際に斜めに傾くのをなくし、車載パレットPをパレッ
ト横送り装置40の両側に一気にしかもスムーズに移載
することができる。また、このパレット横送り装置40
によれば、搬送台車10に搭載しているようなクランク
アーム方式の移載装置の如きアームの掛替えが不要で掛
替えに要するロスタイムをなくすことができる。
【0062】なお、出庫が連続して行われる場合には、
先行出庫車両Cが出庫した後に後続出庫車両Cの出庫の
邪魔にならないように空パレットPをパレット搬出入口
11から取り除く必要がある。そのためには、先行出庫
車両Cを昇降リフト7に払い出した後の空の搬送台車1
0の台車昇降台27をパレット搬出入口11に上昇さ
せ、上記空パレットPをパレット保持装置13から上方
に浮き上がらせて受け取った後、パレット保持装置13
を空パレットPが下降する際に干渉しないように後退さ
せる。この後退状態で搬送台車10は台車昇降台27を
下降させ、空の格納棚9のところまで走行して空パレッ
トPを格納棚9に払い出した後、後続出庫車両Cを迎え
に行くか、その余裕がない場合には、空パレットPをパ
レット搬出入口11に最も近い最上段の格納棚9に一旦
仮置きした後、後続出庫車両Cを迎えに行くようにす
る。
【0063】このようにすることで、後続出庫車両Cが
昇降リフト7によって乗入・乗出部5に乗り入れるまで
の間に、空パレットPを進入・退出部4から格納階3に
引き入れ、進入・退出部4を空にして後続出庫車両Cの
出庫に備えることができ、後続出庫車両Cをパレット排
出待ちすることなく先行出庫車両Cの出庫に引き続いて
出庫することができて出庫を効率良く行うことができ
る。
【0064】なお、この実施の形態では、車両Cを昇降
リフト7に対し入出庫するとともに、空パレットP及び
車載パレットPを搬送台車10とパレット搬出入口11
のパレット保持装置13との間で受け渡すようにした
が、入出庫状況に応じては、これとは逆に、車両Cをパ
レット搬出入口11から搬送台車10に直接に移載して
入庫したり、車両Cを搬送台車10からパレット搬出入
口11のパレット保持装置13に受け渡して出庫するよ
うにしてもよい。当然、昇降リフト7も車載パレットP
を搬出入するだけでなく、空パレットPの搬出入をして
もよい。
【0065】また、この実施の形態では、パレット横送
り装置40をパレット搬出入口11と車両搬出入口12
との間の床面4bに設置した場合を示したが、昇降リフ
ト7のリフト昇降台21に搭載してもよい。また、搬送
台車10の台車昇降台27にはダブルクランクアーム方
式の移動装置66を搭載しているが、これに代えてパレ
ット横送り装置40を搭載してもよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、移動手段により横送り方向に移動するベース上に2
個1組の摩擦車を2組横送り方向に距離を隔てて配置
し、上記各組の2個の摩擦車に送りプレートが挟持され
たパレットを2組の摩擦車の共働で横送り方向に進める
ように、単一の回転駆動手段で2組の摩擦車を同期して
回転させるとともに、各組で摩擦車を互いに逆回転させ
るようにしたので、パレットを一方の1組の摩擦車から
他方の1組の摩擦車へと送り込む際に斜めに傾かないよ
うにすることができ、パレットを停止させることなく連
続してパレット横送り装置の両側に一気にしかもスムー
ズに移載することができる。また、このパレット横送り
装置によれば、クランクアーム方式の移載装置の如きア
ームの掛替えをすることなくパレットを短時間に移載す
ることができる。
【0067】この際、各組の2個の摩擦車をその間隔が
送りプレートの厚みよりも大きくなるように離間させる
離間手段を設ければ、パレットを持上げ旋回装置で持ち
上げる際に、パレット下面の送りプレートの挟持状態を
解除してパレットを抵抗なく持ち上げることができ、摩
擦車の傷付きを防止することができる。
【0068】また、各組の2個の摩擦車をパレット下面
の送りプレートを挟持していない状態で互いに接触しな
いようにかつ送りプレートの厚みよりも小さい隙間をあ
けて保持する隙間保持手段を設ければ、摩擦車に対する
負荷をパレット横送り時以外に掛けないようにすること
ができ、摩擦車の傷付きや変形を防止することができ
る。また、パレット下面の送りプレートを挟持する際、
摩擦車に対する送りプレートの圧接力や衝突力を隙間が
ある分だけ弱くすることができ、摩擦車を傷付き難くす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パレット横送り装置の平面図である。
【図2】パレット横送り装置の正面図である。
【図3】図1のIII −III 線における断面図である。
【図4】図1のIV−IV線における断面図である。
【図5】図1のV−V線における断面図であり、かつ移
動台が中立位置から移動中において移動装置の係合部材
を縦断して示すものである。
【図6】パレット横送り装置を進入・退出部側から見た
側面図である。
【図7】平面往復式地下立体駐車装置の概略構成図であ
る。
【図8】平面往復式地下立体駐車装置の地上階の平面図
である。
【符号の説明】
3 格納階(格納部) 4 進入・退出部 4b 進入・退出部の床面 5 乗入・乗出部 5b 乗入・乗出部の床面 7 昇降リフト 9 格納棚 10 搬送台車 11 パレット搬出入口 12 車両搬出入口 13 パレット保持装置(パレット保持手
段) 27 台車昇降台 40 パレット横送り装置 43 移動台 45 摩擦車駆動モータ(回転駆動手段) 58 摩擦車 66 移動装置(移動手段) 81 離間装置(離間手段) 87 隙間保持装置(隙間保持手段) C 車両 P パレット p3 送りプレート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両をパレットに搭載して搬出入する機
    械式立体駐車装置において、上記パレットを搬出入過程
    で横送りするパレット横送り装置であって、 移動台上に横送り方向に距離を隔てて配置され、パレッ
    ト下面に設けられた送りプレートを両側から挟持する2
    個の摩擦車を1組とする2組の摩擦車と、 上記パレット下面の送りプレートを各組の2個の摩擦車
    で挟持すべく上記移動台を横送り方向に移動させる移動
    手段と、 上記各組の2個の摩擦車に送りプレートが挟持されたパ
    レットを2組の摩擦車の共働で横送り方向に進めるよう
    に、2組の摩擦車を同期して回転させるとともに、各組
    で摩擦車を互いに逆回転させる単一の回転駆動手段とを
    備えたことを特徴とするパレット横送り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパレット横送り装置にお
    いて、 各組の2個の摩擦車をその間隔が送りプレートの厚みよ
    りも大きくなるように離間させる離間手段が設けられて
    いることを特徴とするパレット横送り装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のパレット横送り装置にお
    いて、 各組の2個の摩擦車をパレット下面の送りプレートを挟
    持していない状態で互いに接触しないようにかつ送りプ
    レートの厚みよりも小さい隙間をあけて保持する隙間保
    持手段が設けられていることを特徴とするパレット横送
    り装置。
  4. 【請求項4】 装置外部に連絡され、入庫車両が進入す
    る一方、出庫車両が退出する進入・退出部と、 この進入・退出部に並設され、入庫車両が進入・退出部
    から乗り入れる一方、出庫車両が進入・退出部に乗り出
    す乗入・乗出部と、 この乗入・乗出部の下方に昇降リフトによって連絡さ
    れ、車両をパレットごと格納する格納棚が複数列設され
    るとともに、搬送台車が格納棚列に沿って走行可能に設
    けられた格納部とを備え、 上記進入・退出部の床面には、パレット搬出入口が進入
    ・退出部と格納部とを連絡するように開口されていると
    ともに、上記乗入・乗出部の床面には、上記昇降リフト
    が最上昇位置で臨む車両搬出入口が開口され、 上記搬送台車には、車両をパレットごと搭載して昇降す
    る台車昇降台が上記パレット搬出入口まで上昇可能に設
    けられ、 上記パレット搬出入口周り及び車両搬出入口周りには、
    パレットを搬送台車及び昇降リフトから切り離して保持
    するパレット保持手段がそれぞれ設けられ、 上記パレット搬出入口と車両搬出入口との間の床面に
    は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパレット横送
    り装置が設けられ、 このパレット横送り装置は、搬送台車と昇降リフト又は
    乗入・乗出部側のパレット保持手段との間、進入・退出
    部側のパレット保持手段と昇降リフト又は乗入・乗出部
    側のパレット保持手段との間で車載パレット又は空パレ
    ットを横送りするようになされていることを特徴とする
    パレット横送り装置を備えた機械式立体駐車装置。
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