JP2000153740A - 自動車用ドアトリムにおけるポケット構造 - Google Patents
自動車用ドアトリムにおけるポケット構造Info
- Publication number
- JP2000153740A JP2000153740A JP10328968A JP32896898A JP2000153740A JP 2000153740 A JP2000153740 A JP 2000153740A JP 10328968 A JP10328968 A JP 10328968A JP 32896898 A JP32896898 A JP 32896898A JP 2000153740 A JP2000153740 A JP 2000153740A
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- JP
- Japan
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- door trim
- opening
- back plate
- recess
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポケット開閉角を大きく確保することができ
る自動車用ドアトリムにおけるポケット構造を提供する
こと。 【解決手段】 ドアトリム10に形成されたポケット用
の凹部11に前板2と底板3と裏板4とを有するポケッ
ト本体1を開閉自在に収納した自動車用ドアトリムにお
けるポケット構造において、前記裏板4が底板3の後縁
に屈曲自在に連結されていて、ポケット本体1の開閉に
伴い裏板4がドアトリム10の凹部11の前壁面12に
沿い昇降動されるようにした。
る自動車用ドアトリムにおけるポケット構造を提供する
こと。 【解決手段】 ドアトリム10に形成されたポケット用
の凹部11に前板2と底板3と裏板4とを有するポケッ
ト本体1を開閉自在に収納した自動車用ドアトリムにお
けるポケット構造において、前記裏板4が底板3の後縁
に屈曲自在に連結されていて、ポケット本体1の開閉に
伴い裏板4がドアトリム10の凹部11の前壁面12に
沿い昇降動されるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポケット開閉角を
大きく確保することができる自動車用ドアトリムにおけ
るポケット構造に関するものである。
大きく確保することができる自動車用ドアトリムにおけ
るポケット構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車用ドアトリムにおける
ポケット構造としては、例えば、実開昭63−6135
4号公報に示されるように、ドアトリムに形成されたポ
ケット用の凹部に前板と底板と裏板とを有するポケット
本体を開閉自在に収納したものが種々提案されている。
ところがこのタイプのものでは、ポケット本体を開いた
ときにポケット本体の裏側とドアトリムの凹部との間に
隙間ができて見栄えが劣るとともに、この隙間に物が入
り込んでポケットが閉まらなくなるという問題点があっ
た。
ポケット構造としては、例えば、実開昭63−6135
4号公報に示されるように、ドアトリムに形成されたポ
ケット用の凹部に前板と底板と裏板とを有するポケット
本体を開閉自在に収納したものが種々提案されている。
ところがこのタイプのものでは、ポケット本体を開いた
ときにポケット本体の裏側とドアトリムの凹部との間に
隙間ができて見栄えが劣るとともに、この隙間に物が入
り込んでポケットが閉まらなくなるという問題点があっ
た。
【0003】そこで最近では、図5に示されるように、
ポケット本体を開いたときにポケット本体20の裏側と
ドアトリム21の凹部21aとの間に隙間ができないよ
う、ポケット本体20の裏板22の頂部22aが全開時
にドアトリム21の一般面と面一になるよう構成したも
の(図中の二点鎖線参照)が実用化されているが、この
場合にはポケット開閉角がドアトリムの凹量によって決
定されることになるため、ポケット開閉角を大きくとろ
うとするとドアトリムの凹量も大きくする必要があり、
一方、ドアトリムの凹量はウィンドガラスの昇降や種々
の部品の配置等の関係から限界があった。この結果、ポ
ケット開閉角が小さくなり使い勝手が悪くなるのを避け
ることができないという問題点があった。
ポケット本体を開いたときにポケット本体20の裏側と
ドアトリム21の凹部21aとの間に隙間ができないよ
う、ポケット本体20の裏板22の頂部22aが全開時
にドアトリム21の一般面と面一になるよう構成したも
の(図中の二点鎖線参照)が実用化されているが、この
場合にはポケット開閉角がドアトリムの凹量によって決
定されることになるため、ポケット開閉角を大きくとろ
うとするとドアトリムの凹量も大きくする必要があり、
一方、ドアトリムの凹量はウィンドガラスの昇降や種々
の部品の配置等の関係から限界があった。この結果、ポ
ケット開閉角が小さくなり使い勝手が悪くなるのを避け
ることができないという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、ポケット本体を開いたときに
ポケット本体の裏側とドアトリムの凹部との間に隙間が
生じることがなく見栄えが優れているとともに、物が入
り込むことも確実に防止することができ、またドアトリ
ムの凹量を大きくすることなくポケット開閉角も大きく
とれて優れた使用感を確保することができる自動車用ド
アトリムにおけるポケット構造を提供することを目的と
して完成されたものである。
従来の問題点を解決して、ポケット本体を開いたときに
ポケット本体の裏側とドアトリムの凹部との間に隙間が
生じることがなく見栄えが優れているとともに、物が入
り込むことも確実に防止することができ、またドアトリ
ムの凹量を大きくすることなくポケット開閉角も大きく
とれて優れた使用感を確保することができる自動車用ド
アトリムにおけるポケット構造を提供することを目的と
して完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の自動車用ドアトリムにおけるポケ
ット構造は、ドアトリムに形成されたポケット用の凹部
に前板と底板と裏板とを有するポケット本体を開閉自在
に収納した自動車用ドアトリムにおけるポケット構造に
おいて、前記裏板が底板の後縁に屈曲自在に連結されて
いて、ポケット本体の開閉に伴い裏板がドアトリムの凹
部の前壁面に沿い昇降動されるようにしたことを特徴と
するものである。
めになされた本発明の自動車用ドアトリムにおけるポケ
ット構造は、ドアトリムに形成されたポケット用の凹部
に前板と底板と裏板とを有するポケット本体を開閉自在
に収納した自動車用ドアトリムにおけるポケット構造に
おいて、前記裏板が底板の後縁に屈曲自在に連結されて
いて、ポケット本体の開閉に伴い裏板がドアトリムの凹
部の前壁面に沿い昇降動されるようにしたことを特徴と
するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の好ましい実施の形態を示す。図面は、ドアトリム10
に膨出成形されたアームレストの下部に設けられている
凹部11に前板2と底板3と裏板4とを有するポケット
本体1を開閉自在に収納したものを示し、ポケット本体
1の上部を手前に引出して使用に供する点は従来の自動
車用ドアトリムにおけるポケット構造と基本的に同じで
ある。
の好ましい実施の形態を示す。図面は、ドアトリム10
に膨出成形されたアームレストの下部に設けられている
凹部11に前板2と底板3と裏板4とを有するポケット
本体1を開閉自在に収納したものを示し、ポケット本体
1の上部を手前に引出して使用に供する点は従来の自動
車用ドアトリムにおけるポケット構造と基本的に同じで
ある。
【0007】そして、本発明においては前記ポケット本
体1の前板2と底板3とは所定の角度を保つように連結
されているが、裏板4は底板3の後縁に屈曲自在に連結
されて枢動自在とされていて、ポケット本体の開閉に伴
いこの裏板4がドアトリム10の凹部11の前壁部12
に沿い昇降自在に取り付けられている点に特徴的構成を
有する。即ち、前板2の下端部はブラケット5を介して
ドアトリム10の凹部11の開口に近い位置に回動自在
に枢着されているとともに、前板2に対し底板3がほぼ
直角な状態で取り付け固定されていて前板2と底板3と
が一体的に動くよう構成されている。一方、底板3の後
端には裏板4の下端部がピン6によって連結されて底板
3と裏板4とが自在に屈曲できるよう構成されている。
更に、図3に示されるように、裏板4の上端両側部には
ガイドピン7が突設されており、このガイドピン7が凹
部11の側壁部に形成されたガイド溝13に嵌挿され、
この結果、裏板4がドアトリム10の凹部11の前壁部
12に沿い自在に昇降動するよう構成されている。
体1の前板2と底板3とは所定の角度を保つように連結
されているが、裏板4は底板3の後縁に屈曲自在に連結
されて枢動自在とされていて、ポケット本体の開閉に伴
いこの裏板4がドアトリム10の凹部11の前壁部12
に沿い昇降自在に取り付けられている点に特徴的構成を
有する。即ち、前板2の下端部はブラケット5を介して
ドアトリム10の凹部11の開口に近い位置に回動自在
に枢着されているとともに、前板2に対し底板3がほぼ
直角な状態で取り付け固定されていて前板2と底板3と
が一体的に動くよう構成されている。一方、底板3の後
端には裏板4の下端部がピン6によって連結されて底板
3と裏板4とが自在に屈曲できるよう構成されている。
更に、図3に示されるように、裏板4の上端両側部には
ガイドピン7が突設されており、このガイドピン7が凹
部11の側壁部に形成されたガイド溝13に嵌挿され、
この結果、裏板4がドアトリム10の凹部11の前壁部
12に沿い自在に昇降動するよう構成されている。
【0008】このように構成されたものは、図1に示さ
れるように、常時はポケット本体1の前板2がドアトリ
ム10と面一の状態で収納されて優れた外観を呈するも
のであり、図2に示されるように、必要に応じて前板2
の上縁部を手前側に引き倒してポケットとして使用に供
するものである点は、従来のこの種の自動車用ドアトリ
ムにおけるポケット構造と基本的に同じである。そして
本発明においては、従来のようにボックス状のポケット
本体が一体的に動くものではなく、前記ポケット本体1
の底板3と裏板4とが屈曲自在に連結されていてポケッ
ト本体1の開閉に伴い裏板4がドアトリム10の凹部1
1の前壁部12に沿い昇降自在に取り付けられた構造と
なっているため、前板2を手前側に引き倒してポケット
として使用した場合でも、裏板4は従来のように底板3
とともに前倒しされることがなく、凹部11の前壁部1
2に沿って上昇するのみである。即ち、ポケット開閉角
は従来のようにドアトリムの凹量によって決定されるの
ではなく、裏板4の昇降量にによって決定されることと
なる。この結果、ポケット開閉角を大きくとってもドア
トリムの凹量を大きくする必要は全くなく、ウィンドガ
ラスの昇降器等の種々の部品を配置するのに何ら支障を
生じることがない。しかも、ポケット開口時において裏
板4がいっしょに前倒しされることがなく、凹部11の
前壁部12に沿って上昇するのみであるので、前壁部1
2との間に隙間が生じることもなく物が入り込んでしま
う不都合や見栄えの低下という問題もない。
れるように、常時はポケット本体1の前板2がドアトリ
ム10と面一の状態で収納されて優れた外観を呈するも
のであり、図2に示されるように、必要に応じて前板2
の上縁部を手前側に引き倒してポケットとして使用に供
するものである点は、従来のこの種の自動車用ドアトリ
ムにおけるポケット構造と基本的に同じである。そして
本発明においては、従来のようにボックス状のポケット
本体が一体的に動くものではなく、前記ポケット本体1
の底板3と裏板4とが屈曲自在に連結されていてポケッ
ト本体1の開閉に伴い裏板4がドアトリム10の凹部1
1の前壁部12に沿い昇降自在に取り付けられた構造と
なっているため、前板2を手前側に引き倒してポケット
として使用した場合でも、裏板4は従来のように底板3
とともに前倒しされることがなく、凹部11の前壁部1
2に沿って上昇するのみである。即ち、ポケット開閉角
は従来のようにドアトリムの凹量によって決定されるの
ではなく、裏板4の昇降量にによって決定されることと
なる。この結果、ポケット開閉角を大きくとってもドア
トリムの凹量を大きくする必要は全くなく、ウィンドガ
ラスの昇降器等の種々の部品を配置するのに何ら支障を
生じることがない。しかも、ポケット開口時において裏
板4がいっしょに前倒しされることがなく、凹部11の
前壁部12に沿って上昇するのみであるので、前壁部1
2との間に隙間が生じることもなく物が入り込んでしま
う不都合や見栄えの低下という問題もない。
【0009】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明はポケット本体を開いたときにポケット本体の裏側と
ドアトリムの凹部との間に隙間が生じることがなく見栄
えが優れているとともに、物が入り込むことも確実に防
止することができ、また、ドアトリムの凹量を大きくす
ることなくポケット開閉角も大きくとれて優れた使用感
を確保することができるものである。よって本発明は従
来の問題点を一掃した自動車用ドアトリムにおけるポケ
ット構造として、産業の発展に寄与するところは極めて
大である。
明はポケット本体を開いたときにポケット本体の裏側と
ドアトリムの凹部との間に隙間が生じることがなく見栄
えが優れているとともに、物が入り込むことも確実に防
止することができ、また、ドアトリムの凹量を大きくす
ることなくポケット開閉角も大きくとれて優れた使用感
を確保することができるものである。よって本発明は従
来の問題点を一掃した自動車用ドアトリムにおけるポケ
ット構造として、産業の発展に寄与するところは極めて
大である。
【図1】本発明の実施の形態を示す一部切欠側面図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施の形態をポケット本体が開かれた
状態で示す一部切欠側面図である。
状態で示す一部切欠側面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す要部の分解斜視図で
ある。
ある。
【図4】本発明を採用したドアトリムの斜視図である。
【図5】従来例を示す一部切欠側面図である。
1 ポケット本体1 2 前板 3 底板 4 裏板 10 ドアトリム 11 凹部 12 前壁部
Claims (1)
- 【請求項1】 ドアトリム(10)に形成されたポケット用
の凹部(11)に前板(2) と底板(3) と裏板(4) とを有する
ポケット本体(1) を開閉自在に収納した自動車用ドアト
リムにおけるポケット構造において、前記裏板(4) が底
板(3) の後縁に屈曲自在に連結されていて、ポケット本
体(1) の開閉に伴い裏板(4) がドアトリム(10)の凹部(1
1)の前壁面(12)に沿い昇降動されるようにしたことを特
徴とする自動車用ドアトリムにおけるポケット構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10328968A JP2000153740A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 自動車用ドアトリムにおけるポケット構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10328968A JP2000153740A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 自動車用ドアトリムにおけるポケット構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000153740A true JP2000153740A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=18216137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10328968A Pending JP2000153740A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 自動車用ドアトリムにおけるポケット構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000153740A (ja) |
-
1998
- 1998-11-19 JP JP10328968A patent/JP2000153740A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20041019 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050624 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050729 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051122 |