JP2000153324A - 穴抜ポンチの取付装置 - Google Patents

穴抜ポンチの取付装置

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JP2000153324A
JP2000153324A JP10341054A JP34105498A JP2000153324A JP 2000153324 A JP2000153324 A JP 2000153324A JP 10341054 A JP10341054 A JP 10341054A JP 34105498 A JP34105498 A JP 34105498A JP 2000153324 A JP2000153324 A JP 2000153324A
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JP
Japan
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retainer
punch
pad
punching
insertion hole
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Pending
Application number
JP10341054A
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English (en)
Inventor
Toshitaka Miyaki
利孝 宮木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穴抜位置が接近していても有効に対応できる
ことはもちろん、パッドの強度確保も容易で、穴抜ポン
チの段取り替えも容易な取付装置を提供する。 【解決手段】 穴抜ポンチ4を支持する嵌合部13とボ
ールロック機構10とを先端部に有する軸状リテーナ1
1の基端部を上型本体2に設けたリテーナ挿通孔12に
嵌入し、該リテーナ11をリテーナ挿通孔12の上部側
に嵌入したサブリテーナ14にボルト15を用いて締付
け固定する。リテーナ11がスリムになっている分、隣
接するリテーナ同士の干渉域が縮小するので、穴抜位置
が近接していても有効に穴抜きを行うことができ、ま
た、パッド7に設けるリテーナ逃し凹部7bも小さくな
ってパッド7の強度も増大する。しかも、リテーナ挿通
孔12を通して穴抜ポンチ4を上型本体2の背面側へ取
出すことができるので、穴抜ポンチ4の再研磨、交換等
をパッド7を取外すことなく行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穴抜用プレス型に
係り、より詳しくは穴抜ポンチを型本体に取付けるため
の取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】穴抜用プレス型は、通常図2に示すよう
に、プレスラム1に取付けられた上型本体(型本体)2
の下端にリテーナ3を介して穴抜ポンチ4を取付け、下
型5には前記穴抜ポンチ4と協働してワークWに穴抜き
を行うダイ6を配置し、さらに、上型本体2に弾性体
(図示略)を介してパッド7を支持させると共に、該パ
ッド7の貫通孔7a内に穴抜ポンチ4の先端部を挿入さ
せた構造となっている。このようなプレス型において
は、下型5上にワークWをセットした後、プレスラム1
を下降させると、先ずパッド7がワークWを下型5に対
して押え、続いて穴抜ポンチ4がパッド7と相対に下降
してダイ6と協働してワークWに穴を抜く。
【0003】ところで、上型本体2に対する穴抜ポンチ
4の取付構造は、従来一般には、リテーナ3に穿設した
段付孔3aに挿入したボルト8を用いて、該リテーナ3
を下方から上型本体2に締付け固定し、穴抜ポンチ4
は、リテーナ3に穿設した取付孔3bに嵌入してその基
端を上型本体2に突合せると共に、両者の突合せ部に芯
出し用ノックピン9を介在させ、さらに、リテーナ3に
内蔵したばね付勢のボールロック機構10により穴抜ポ
ンチ4を軸方向並びに回転方向に位置固定するようにな
っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来一般の穴抜ポンチ4の取付構造によれば、リテー
ナ3の端面に穴抜ポンチ4とボルト8との設置部位を並
列して確保しなければならないため、リテーナ3自体が
かなり大型となり、この結果、上型本体2に複数の穴抜
ポンチ4を取付けて複数の穴を同時に抜くような場合
は、リテーナ3同士の干渉によって穴抜ポンチ4の設置
間隔すなわち穴抜位置の間隔に大きな制限を受けるとい
う問題があった。また、リテーナ3が大型化する分、パ
ッド7に設けるリテーナ逃し用凹部7bも拡大し、パッ
ド7の強度が低下して穴抜き精度の低下を招くという問
題があった。さらに、リテーナ3を下方から上型本体2
に締付け固定しているため、穴抜ポンチ4を再研磨しあ
るいは交換する際、パッド7も取り外さなければなら
ず、穴抜ポンチ4の段取り替えに時間がかかるという問
題もあった。
【0005】なお、例えば実開昭58−89128号公
報には、型本体に設けた凹部内にリテーナを埋め込ん
で、該凹部内でリテーナをボルト止めし、穴抜ポンチの
みを型本体から突出させるようにした取付構造が示され
ているが、このような取付構造では、穴抜ポンチの、型
本体からの突出長さをかなり大きく設定しなければなら
ないため、ポンチ剛性が低下し、穴抜き精度の低下が避
けられなくなるばかりか、細径ポンチを用いての小径穴
の穴抜きが実質不能になるという新たな問題が生じるこ
とになる。
【0006】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたもので、その目的とするところは、穴抜位置が
接近している場合でも有効に対応できることはもちろ
ん、パッドの強度確保も容易になり、しかも穴抜ポンチ
の段取り替え性にも優れた取付装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、穴抜ポンチを支持するポンチ支持部を先
端部に有する軸状リテーナを備え、該リテーナの基端部
を型本体に貫設したリテーナ挿通孔に嵌入させると共
に、前記型本体を通して前記リテーナ挿通孔内に挿入し
た係止部材により該リテーナを位置固定する構成とした
ことを特徴とする。
【0008】このように構成した穴抜ポンチの取付装置
においては、型本体に貫設したリテーナ挿通孔に軸状リ
テーナを嵌挿して、該リテーナ挿通孔内でリテーナを位
置固定するようにしているので、リテーナとしては、ポ
ンチ剛性を確保するに足る必要最小限の断面積を有する
ものを用いることができ、その分、リテーナ同士の干渉
域が縮小して穴抜ポンチの設置間隔を狭くすることがで
きる。また、パッドに形成するリテーナ逃し凹部も縮小
することができるので、パッドの強度が増大する。さら
に、リテーナ挿通孔を通じてリテーナを型本体の背面側
へ取出すことができるので、パッドを取り外すことなく
穴抜ポンチの段取り替えを行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基いて説明する。
【0010】図1は、本発明の一つの実施の形態として
の穴抜ポンチの取付装置を含むプレス型を示したもので
ある。なお、本プレス型の全体構造は、前出図2に示し
たものと同一であるので、ここでは、同一部分に同一符
号を付し、かつ重複する説明を省略することとする。本
実施の形態において、穴抜ポンチ4を上型本体(型本
体)2に取付けるためのリテーナ11は軸状をなしてお
り、一方、上型本体2には、前記軸状リテーナ11の挿
通を許容するリテーナ挿通孔12が上下方向に貫通して
設けられている。リテーナ11の先端部の軸心位置に
は、穴抜ポンチ4を支持するための嵌合穴(ポンチ支持
部)13が形成されており、穴抜ポンチ4は、この嵌合
穴13の内底に着座するまで挿入された状態で、リテー
ナ11に内蔵した前記ボールロック機構10により位置
固定されている。なお、ボールロック機構10は、穴抜
ポンチ4の周面に設けた係合溝に係合可能なボール10
aと該ボール10aを常時は穴抜ポンチ4側へ付勢する
ばね10bとからなっており、穴抜ポンチ4は、その係
合溝内に前記ボール10aを係合させることにより軸方
向並びに回転方向に脱着自在に位置固定されている。
【0011】軸状リテーナ11は、その基端部が上記リ
テーナ挿通孔12に対して密に嵌入され、一方、該リテ
ーナ挿通孔12の上部側には、上型本体2の背面側(プ
レスラム1との結合面側)から有底筒状のサブリテーナ
14が嵌入されている。サブリテーナ14は、その基端
部に設けたフランジ14aをリテーナ挿通孔12の開口
端部に設けた段差12aに着座させるまでリテーナ挿通
孔12に嵌入され、この状態で、その基端が前記プレス
ラム1によって押えられている。しかして、リテーナ1
1はこのサブリテーナ14に基端を当接させるまでリテ
ーナ挿通孔12内に嵌入され、この状態で、サブリテー
ナ14の内部から延ばしたボルト14により該サブリテ
ーナ14に締付け固定されている。リテーナ11は、前
記サブリテーナ14に締付け固定された状態でその先端
部を上型本体2の下端より所定長さLだけ突出させるよ
うになっており、これにより穴抜ポンチ4を必要以上に
長くしなくても、該穴抜ポンチ4の、上型本体2からの
突出し長さが十分に確保される。
【0012】上記のごとく構成したプレス型による穴抜
き加工の実施態様は、前出図2に示した従来のプレス型
と何ら変わるところはなく、プレスラム1の下降に応じ
て、先ずパッド7がワークWを下型5に対して押え、続
いて穴抜ポンチ4がパッド7と相対に下降してダイ6と
協働してワークWに穴を抜く。この場合、穴抜きポンチ
4を上型本体2に取付けるリテーナ11が軸状をなし、
しかも、その端面には穴抜ポンチ4の支持部(嵌合穴)
13のみを設ける構成としているので、リテーナ11と
しては、穴抜ポンチ4の剛性を確保するに足る必要最小
限の断面積を有するスリムなものを用いることができ
る。したがって、上型本体2に複数の穴抜ポンチ4を取
付けて同時に複数の穴を抜くような場合は、リテーナ1
1同士の干渉域が縮小して穴抜ポンチ4の設置間隔を狭
くすることができ、穴抜位置が接近していても有効に穴
抜きを行うことができる。
【0013】また、リテーナ11がスリムになっている
分、パッド7に形成するリテーナ逃し凹部7bも小さく
設定することができ、パッド7の強度も増大して穴抜き
精度が向上する。また、穴抜ポンチ4は標準的な長さと
なっているので、穴抜きポンチ4自体の剛性も十分に確
保され、この面からも穴抜き精度が向上する。さらに、
プレスラム1から上型本体2を切離した状態では、リテ
ーナ11とサブリテーナ14との組立体(サブアセンブ
リ体)を、リテーナ挿通孔12を通じて上型本体2の背
面側へ取出すことができるので、パッド7を取り外すこ
となく穴抜ポンチ4の再研磨または交換を行うことがで
き、穴抜ポンチ4を高能率に段取り替えすることができ
るようになる。
【0014】本実施の形態においては特に、リテーナ1
の基端をサブリテーナ14に突合せてボルト15により
締付け固定するようにしているので、穴抜ポンチ4を再
研磨した場合は、この再研磨量に相当する厚さのシム
(図示略)をリテーナ1とサブリテーナ14との間に介
在させることで、穴抜ポンチ4の再研磨に伴う、上型本
体2からの突出長さの変化を簡単に補正することができ
る。
【0015】なお、上記実施の形態においては、リテー
ナ挿通孔12内に嵌挿したサブリテーナ14を介してリ
テーナ11を位置固定するようにしたが、このリテーナ
11をリテーナ挿通孔12内に位置固定する手段は任意
であり、例えば、上型本体2に側方から止めねじA(図
1)をねじ込んで、その先端をリテーナ11の周面に係
合させるようにしてもよい。また、上記実施の形態にお
いては、リテーナ11の嵌合穴(ポンチ支持部)13内
に穴抜ポンチ4を固定する手段としてボールロック機構
10を用いたが、この固定手段も任意であり、ボールロ
ック機構10に代わる他の手段を用いることができる。
【0016】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る穴
抜ポンチの取付装置によれば、リテーナ同士の干渉域が
大幅に縮小するので、穴抜位置が接近している場合でも
有効に対応できる。また、パッドに形成するリテーナ逃
し凹部も縮小することができるので、パッドの強度確保
が容易となり、穴抜き精度が向上する。さらに、リテー
ナ挿通孔を通じてリテーナを型本体の背面側へ取出すこ
とができるので、パッドを取り外すことなく穴抜ポンチ
の段取り替えを行うことができ、生産性の向上に寄与す
るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態としての穴抜ポンチ
の取付装置を含むプレス型の構造を示す断面図である。
【図2】従来のプレス型の一般的構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 上型本体(型本体) 4 ポンチ 5 下型 6 ダイ 7 パッド 7b リテーナ逃し凹部 10 ボールロック機構 11 リテーナ 12 リテーナ挿通孔 13 ポンチ嵌合穴(ポンチ支持部) 14 サブリテーナ 15 ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穴抜ポンチを指示するポンチ支持部を先
    端部に有する軸状リテーナを備え、該リテーナの基端部
    を型本体に貫設したリテーナ挿通孔に嵌入させると共
    に、前記型本体を通して前記リテーナ挿通孔内に挿入し
    た係止部材により該リテーナを位置固定することを特徴
    とする穴抜ポンチの取付装置。
JP10341054A 1998-11-13 1998-11-13 穴抜ポンチの取付装置 Pending JP2000153324A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009279623A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Murata Mach Ltd パンチプレス機用パンチホルダ及びパンチ工具
CN104338859A (zh) * 2014-10-30 2015-02-11 吴中区光福良盛机械厂 一种浪形保持架整形模具结构
CN104475601A (zh) * 2014-10-30 2015-04-01 吴中区光福良盛机械厂 一种切扩定位板
CN107234171A (zh) * 2017-06-05 2017-10-10 昆山钣源冲压技术有限公司 一种便于更换的高效微孔模具

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