JPH10263723A - プレス用金型の構造 - Google Patents

プレス用金型の構造

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JPH10263723A
JPH10263723A JP8465997A JP8465997A JPH10263723A JP H10263723 A JPH10263723 A JP H10263723A JP 8465997 A JP8465997 A JP 8465997A JP 8465997 A JP8465997 A JP 8465997A JP H10263723 A JPH10263723 A JP H10263723A
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JP
Japan
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shedder
punch
punching
die
guide
Prior art date
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Pending
Application number
JP8465997A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Naito
繁夫 内藤
Haruyasu Sugiura
晴保 杉浦
Masayuki Sakurai
正幸 櫻井
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Lincstech Circuit Co Ltd
Original Assignee
Hitachi AIC Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の板状部材を打抜くプレス用金型の上金
型において、上下運動をするシェダー1はポンチプレー
ト3に吊りボルト15のみで支えられ上下の位置関係を
保持しているため、シェダー1が抜きダイ2の内側で前
後左右に動き、および斜めに傾いて上下運動をする。つ
まり、シェダー1とポンチプレート3の前後左右の位置
関係は非常に不安定な状態となり、抜きポンチ21の折
れが発生するばかりでなく、加工物の外周形状不良、寸
法不良、貫通孔のクラック、孔づまり等の精度不良や品
質不良が発生しやすい。 【解決手段】 本発明では、ポンチプレート3に対して
吊りボルト15はシェダー1の上下の位置関係を保持す
る保持具として使用し、前後左右の位置関係はポンチプ
レート3に取り付けたガイドポスト11とシェダー1に
組み込んだガイドブッシュ12を一対として取り付け、
シェダー1がポンチプレート3に対して前後左右に相対
移動しないようにすることを特徴とするプレス用金型の
構造を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は打抜き加工をするた
めのプレス用金型の構造に関するものであり、より安定
した高精度、高品質の打抜き加工ができるプレス用金型
構造である。本発明のプレス用金型は、例えばプリント
基板の打抜き加工のための金型構造として利用される。
【0002】
【従来の技術】図3はプリント基板等の板状部材の打抜
き加工をするためのプレス用金型の構成を説明する断面
図である。同図に示すように上金型としては、被加工
物、例えばプリント基板と接するシェダー1、このシェ
ダー1の外周部分を位置決め案内する抜きダイ2、穴抜
きするための抜きポンチ21を位置決め固定するポンチ
プレート3、抜きポンチ21の上方向の移動を防止し打
抜き圧力を加えるバッキングプレート6、シェダー1の
上下移動を伝達するノックピン17とノックアウトプレ
ート8、ノックアウトプレート8を納め案内するスペー
サー7、上金型の全体を支えるパンチホルダー9と上金
型固定ボルト18、シェダー1を支える吊りボルト1
5、ポンチプレート3とバッキングプレート6を一体化
して締め付ける締め付けボルト16、打抜き加工に必要
なプレス金型の打抜き力をプレス機の油圧パットに伝達
する油圧ノック19から構成されている。下金型10は
プレス機のベッドに固定され、下金型10の上面には板
状部材である被加工物が位置決め載置される。
【0003】上述の上金型がプレス機側の作動機構によ
り、一体的に下方へと移動し、これにより、抜きポンチ
21で被加工物に孔あけ加工がなされ、さらに上記抜き
ダイ2の雌型部と下金型10の雄型部とで被加工物の外
周の打抜き加工が行われる。このプレス後に、上金型が
上方へと移動するが、この際、所定の外形に打抜かれた
加工物は、抜きダイ2および抜きポンチ21に固定付着
している。この状態ではシェダー1、吊りボルト15、
ノックピン17、ノックアウトプレート8、油圧ノック
19は可動部であるため上方へ移動している。上金型全
体が上方へ移動する途中のタイミングでプレス機の油圧
パットが作動し、上方へ移動した油圧ノック19の上端
面をパンチホルダー9の上面まで押し下げる作用をす
る。この動作により加工物が上金型から分離して落下す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の打抜き加工をす
るプレス用金型の問題点を図4を参照して説明する。板
状部材である被加工物に約数千個の貫通孔と加工物の外
周の打抜き加工を1回の動作で行なうわけであるが貫通
孔の分布は偏っているのが一般的である。シェダー1の
最下面が被加工物に接し、次に抜きポンチ21を下降さ
せて貫通孔の打抜き加工をすると同時に抜きダイ2の雌
型部と下金型10の雄型部とで外周の打抜き加工を行な
う。打抜かれた加工物が抜きダイ2および抜きポンチ2
1に固定付着しているものを分離落下させる。この一連
の動作においてシェダー1が抜きダイ2の内側で前後左
右に動き、および貫通孔の分布バランスの偏りのため斜
めに傾いて上下運動をする。つまりシェダー1が上下運
動をするには、シェダー1と抜きダイ2に間隙が必要で
あるがシェダー1はポンチプレート3と吊りボルト15
で支えられ上下運動するため吊りボルトガイド穴23も
吊りボルト15に対して0.10〜0.15mmのクリア
ランスで設定されている。さらにシェダー1に設けられ
た抜きポンチ21を前後左右のぶれから保持するポンチ
ガイド穴22も0.10〜0.15mmのクリアランスで
設定されている。
【0005】すなわち、上述したようにシェダー1とポ
ンチプレート3の前後左右の位置関係は非常に不安定な
状態となっており、例えばシェダー1と抜きダイ2の左
側のクリアランスS1と右側のクリアランスS2が不均等
となることが多く、高精度、高品質の打抜き加工を維持
することが難しい。このため、以下のような問題が生じ
ている。 (1)抜きポンチ折れが発生しやすく、金型のメンテナ
ンスが多くなり金型寿命が短かくなる。 (2)加工物の外周縁部にだれ、形状不良、寸法の不良
が生ずる。 (3)貫通孔のクラック、斜孔、孔づまり等が生ずる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では前記の問題点
を解決するため、板状部材を打抜き加工をするプレス用
の金型において、上下運動をするシェダー1とこのシェ
ダー1を保持しているポンチプレート3の前後左右の位
置関係をポンチプレート3に対して相対移動しないよう
に拘束する金型構造とすることである。つまり、ポンチ
プレート3とシェダー1の前後左右および上下の位置関
係において、シェダー1の保持として使用している吊り
ボルト15を上下の位置関係のためのシェダー1の保持
のみに使用し、前後左右の位置精度を維持するためポン
チプレート3にガイドポスト11を、上下運動をするシ
ェダー1にガイドブッシュ12を一対となるように一つ
の金型に2〜10対を取り付け前後左右の位置関係がシ
ェダー1の上下運動中でも安定するようにすることによ
って解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて説明する。図1は、本発明による一実施
例を示すプレス用金型の上金型構造の部分断面図であ
る。本実施例は板状部材の一つであるプリント基板の打
抜き加工に適用したもので前述した発明が解決しようと
する課題となっている上金型のシェダー1、抜きダイ
2、ポンチプレート3、バッキングプレート6の位置関
係を重点的に示した部分断面図で説明する。図1におい
て、ポンチプレート3には加工物に貫通孔を打抜きプレ
スするための抜きポンチ21が多数個、位置決め固定さ
れ、シェダー1の上下の位置関係の保持のため吊りボル
ト15を使用し、この吊りボルト15が上下運動するた
め吊りボルト15に対して0.1〜0.15mmのクリア
ランスをもった吊りボルトガイド穴23が設定されてい
る。さらに本発明の特徴であるポンチプレート3とシェ
ダー1との水平方向である前後左右の位置精度を確保す
るためのガイドポスト11をポンチプレート3の所定位
置に取り付けて固定している。シェダー1はポンチプレ
ート3の下方に数十本の吊りボルト15で所定の上下の
位置関係を保持して取り付けられている。抜きポンチ2
1の前後左右のぶれを防止しシェダー1の上下運動の際
に曲がりを少なくして穴あけ精度を高くするため抜きポ
ンチ21に対しクリアランスを0.02〜0.07mmと
してあるポンチガイド穴22が設けられ、さらにポンチ
プレート3とシェダー1の前後左右の位置精度を確保す
るためのガイドブッシュ12がポンチプレート3に取り
付けられている。このガイドブッシュ12はガイドポス
ト11と対をなして取り付けて固定される。
【0008】上記ポンチプレート3の下面の所定位置に
は抜きダイ2が取り付けられ、シェダー1の外周部分の
全体を位置決め案内する。また、上記ポンチプレート3
の上面にはバッキングプレート6が配置され抜きポンチ
21の上方向の移動と抜けを防止し、打抜き圧力を抜き
ポンチ21に伝達する。
【0009】図2に基づいて、本発明の一実施例である
プレス用金型構造(図1)に使用されているガイドポス
ト11とガイドブッシュ12の位置決め部品について説
明する。ガイドボスト11は金型に組み込み後の抜けと
移動を防止するため嵌合部の径より大きい頭部を有する
円柱形状の段付ガイドポストとし、このガイドポスト1
1が嵌合状態で摺動するためのガイドブッシュ12は外
側ツバ付きの円筒形状とし、ガイドポスト11に対する
クリアランスは0.002〜0.005mmに設定する。
ガイドポスト11は、シェダー1の通常の上下運動の動
作中はガイドブッシュ12とは常に嵌合状態を保ってい
ることで前後左右の位置決め状態が安定化することにな
る。さらに、シェダー1の上下運動をスムーズにし、打
抜き加工時の前後左右のぶれを小さくし位置決め精度を
高くするため、ガイドブッシュ12の円筒内径D2に対
しガイドポストの嵌合部13の先端の円柱径D1はクリ
アランスが0.2〜0.4mmとし、上下運動の際に嵌合
が最も深くなる箇所(最深部)でのガイドポスト11の
円柱径Dをガイドブッシュ12の円筒内径D2と同一に
なるようなテーパー形状とすることにより実質的にクリ
アランスを0.001mm未満に設定したのと同等の位置
決め効果がある。ガイドポスト11の円柱径は被加工物
の要求される貫通孔の分布、数量、配置により6φ〜1
0φが良好である。ガイドポスト11とガイドブッシュ
12を一対として、1台の金型に2〜10対を取り付け
て安定化させる。また、ガイドポスト11とガイドブッ
シュ12の材質としては、金属、焼結金属、炭素工具
鋼、合金工具鋼、プラスティックス、セラミックス、樹
脂などを用いることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、打抜き加工をするプレ
ス用金型のポンチプレートにガイドポストを、シェダー
にガイドブッシュを取り付けることにより、シェダーの
水平方向の前後左右の位置決め精度を高くでき、抜きポ
ンチ折れは10万回のプレス後でも発生せず、金型メン
テナンスはほとんど不要となり、加工物の外周縁部の形
状不良、寸法不良、貫通孔のクラック、斜孔、孔づまり
も従来のプレス金型に比べ1/20〜1/30に激減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例を示すプレス用金型構造
の断面図。
【図2】本発明の一実施例に使用する位置決め部品の断
面図。
【図3】従来例のプレス用金型の構成を示す金型断面
図。
【図4】従来例の課題となることを説明する上金型の部
分断面図。
【符号の説明】
1…シェダー 2…抜きダイ 3…ポンチプレート 6
…バッキングプレート 7…スペーサー 8…ノックアウトプレート 9…パン
チホルダー 10…下金型 11…ガイドポスト 12…ガイドブッ
シュ 13…ガイドポストの嵌合部 15…吊りボルト 16
…締め付けボルト 17…ノックピン 18…上金型固定ボルト 19…油
圧ノック 21…抜きポンチ 22…ポンチガイド穴 23…吊り
ボルトガイド穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状部材を打抜き加工するためのプレス
    用金型において、ポンチプレート(3)にガイドポスト
    (11)を、上下運動をするシェダー(1)にはガイド
    ブッシュ(12)を一対となるように、一つの金型に2
    〜10対を取り付け、シェダー(1)がポンチプレート
    (3)に対して前後左右に相対移動しないようにするこ
    とを特徴とするプレス用金型の構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ガイドポスト(1
    1)はガイドブッシュ(12)との嵌合部の最深部の円
    柱径を太く、嵌合部の先端の円柱径が細いテーパー形状
    であることを特徴とするプレス用金型の構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、ガイドポスト(1
    1)は通常の上下動作中、ガイドブッシュ(12)とは
    常に嵌合状態を保っていることを特徴とするプレス用金
    型の構造。
JP8465997A 1997-03-19 1997-03-19 プレス用金型の構造 Pending JPH10263723A (ja)

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Cited By (5)

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