JP2000152745A - 連鎖状ソーセージ切り離し装置 - Google Patents

連鎖状ソーセージ切り離し装置

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JP2000152745A
JP2000152745A JP10327304A JP32730498A JP2000152745A JP 2000152745 A JP2000152745 A JP 2000152745A JP 10327304 A JP10327304 A JP 10327304A JP 32730498 A JP32730498 A JP 32730498A JP 2000152745 A JP2000152745 A JP 2000152745A
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sausage
cutting
sausages
shaped
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Hirotaka Torii
弘隆 鳥井
Naoto Sasajima
直人 笹嶋
Masaru Asazuma
大 浅妻
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Prima Meat Packers Ltd
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    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C11/00Sausage making ; Apparatus for handling or conveying sausage products during manufacture
    • A22C11/006Separating linked sausages

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天然腸等のケーシングを用いた連鎖状のソー
セージの繋ぎ部を、ソーセージ間の繋ぎ部が懸吊部材で
支持されている状態で、ソーセージ製品を傷つけること
なく、効率よくかつ迅速に連続自動的に切り離すことが
できる、連鎖状ソーセージの切り離し装置を提供するこ
と。 【解決手段】 連鎖状ソーセージSのソーセージ間の繋
ぎ部Lが懸吊枠1の長手方向の平行するそれぞれの長辺
部2で支持されている状態で、2組の回転カッター5の
2つの自由回転切断刃7を搬送中の懸吊枠1に圧接させ
ることにより回転させ、回転状態で連鎖状ソーセージの
繋ぎ部を連続的に切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、懸吊部材にループ
状に懸吊された例えば加熱処理後の連鎖状ソーセージの
繋ぎ部を、ソーセージ間の繋ぎ部が懸吊部材で支持され
ている状態で、切断することができる連鎖状ソーセージ
切り離し装置や切り離し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ソーセージ生地充填装置によって
連鎖状に形成されたソーセージは、懸吊棒にループ状に
懸吊された状態で加熱処理され、加熱処理がなされた
後、ループ状に懸吊された連鎖状ソーセージを、懸吊棒
を傾けて直接ドラムカッターの入口から投入するか、一
旦ベルトコンベアに落としてドラムカッターの入り口に
移送した後投入し、ドラムカッターにより、ソーセージ
が多数連鎖状に繋がった状態から個々のソーセージ製品
に切り離すことが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このドラムカッターに
よる切り離し処理は、ドラムカッターの入り口から投入
された、例えば2kg〜5kg程の長い連鎖状のソーセ
ージが団子状となるため、ドラムカッターに負荷が掛か
り、次のような問題があった。
【0004】ドラムカッターは、連鎖状ソーセージの繋
ぎ部をドラム内に設けた多数の刃にランダムに引っ掛け
て、ドラムの回転力で1つずつ切り離す機構を備えてい
ることから、ソーセージの連鎖が長いとそれだけ多く回
転しなければ、全てのソーセージを1つずつに切り離す
ことはできない。従来はリンク数、すなわち連鎖してい
るソーセージの数が大きいために、個々のソーセージに
切断するための必要とされる回転数が多くなり、ドラム
内のソーセージ製品はドラムの回転数だけ落下運動を繰
り返し受け、ソーセージ製品のダメージが大きかった。
また、切り離されることなく繋がったままドラムカッタ
ーから出てくるソーセージ製品もあった。
【0005】また投入直後は特に、連鎖状ソーセージが
団子状に絡み合っているため、ドラムカッター内でのソ
ーセージの自由度が奪われ、連鎖状ソーセージがドラム
カッター内に突起している刃受け治具にぶつかり、製品
の折れや破れが発生したり、切断ではなく引っ張りによ
って引きちぎられることが発生して、不良品率はおよそ
1.5%にも達していた。さらに、連鎖が長いというこ
とは、ドラムカッター仕様にも影響を与え、ドラムカッ
ターが大がかりな装置にならざるを得ない結果となって
いた。
【0006】本発明の課題は、天然腸等のケーシングを
用いた連鎖状のソーセージの繋ぎ部を、ソーセージ間の
繋ぎ部が懸吊部材で支持されている状態で、ソーセージ
製品を傷つけることなく、効率よくかつ迅速に連続自動
的に切り離すことができる、連鎖状ソーセージの切り離
し装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
のドラムカッターを用いた場合の問題を解決するため鋭
意検討し、ドラムカッターに投入する前の予備切断が有
効であるという知見を得たが、ソーセージの製造工程を
考慮すると、かかる予備切断をすることができるのは、
連鎖状ソーセージがループ状に懸吊棒に懸吊していると
きか、ループ状に懸吊された連鎖状ソーセージを懸吊棒
からベルトコンベアに落としドラムカッターの入り口に
移送されるときしかなく、連鎖状ソーセージがループ状
に懸吊棒に懸吊しているときにおける切断について検討
を始めた。
【0008】懸吊部材上に支持されているソーセージ間
の繋ぎ部を切断するため、種々の刃先及び種々の切断方
法について検討したところ、満足の得られる切断方法が
見い出せなかった。例えば、通常の1枚の回転切断刃を
有する回転駆動カッターで切断した場合は、長さと太さ
が不均一である天然腸ケーシングのソーセージの特性に
より、懸吊棒からソーセージの繋ぎ部が多少ずれて支持
されていることも多く、切断中にソーセージが滑るよう
に移動して切断が不十分であったり、ソーセージを傷つ
けたりすることがあった。
【0009】そこで、この切断時のソーセージの移動に
よる問題を解決するために、懸吊棒にソーセージの繋ぎ
部の中心が位置するように調芯し、懸吊棒の両側で固定
した状態での切断について検討した。懸吊棒の直径より
も小さい間隔で平行に設けられた2枚の押圧薄板からな
る固定部材を用いて、懸吊部材上で支持された連鎖状ソ
ーセージの繋ぎ部を固定し、1枚の回転切断刃を有する
回転駆動カッターを用いて切断した場合、固定された連
鎖状ソーセージの繋ぎ部をほぼ切断できることがわかっ
た。しかし、この固定方式では、多くの連鎖状ソーセー
ジの繋ぎ部を支持している懸吊部材を、固定されている
カッターに対して、移動させながら連続的に切断するこ
とはできず、また反対に、固定されている懸吊部材に対
してカッターを移動させながら連続的に切断しようとし
ても、2枚の押圧薄板からなる固定部材が妨げとなっ
て、回転駆動手段をカッターに連結することが困難であ
り、結局、この固定方式は実用的な方式ではないことが
わかった。
【0010】本発明者らは、上記の懸吊部材を固定され
ているカッターに対して移動させながら連続的に切断す
る実験の過程で、2枚の固定薄板を自由回転可能な円板
状とすると連続的に固定できるとの着想を得て、この着
想から円板状の自由回転固定薄板を円板状の自由回転切
断刃に替えるということを偶然に思いつき、2枚の自由
回転切断刃を有するカッターを試作して実験を行ったと
ころ、2枚の自由回転切断刃がソーセージ間の繋ぎ部の
切断部位をガイドした後固定する役割を果たし、効率よ
くかつ確実に懸吊部材上に支持されているソーセージ間
の繋ぎ部を連続的に切り離すことができることを見い出
し、本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち本発明は、連鎖状の天然腸ケーシ
ング等を用いたソーセージのソーセージ間の繋ぎ部が懸
吊部材で支持されている状態で、連鎖状ソーセージの繋
ぎ部を切り離す装置であって、ソーセージ間の繋ぎ部を
回転状態で切断することができる2つの回転切断刃を有
するカッターを備えていることを特徴とする連鎖状ソー
セージ切り離し装置や、2つの回転切断刃が2つの自由
回転切断刃からなり、2つの自由回転切断刃を搬送中の
懸吊部材に圧接させることにより回転させ、回転状態で
ソーセージ間の繋ぎ部を切断することを特徴とする上記
連鎖状ソーセージ切り離し装置や、回転切断刃の刃先の
角度が50〜70度であることを特徴とする上記の連鎖
状ソーセージ切り離し装置に関する。
【0012】また本発明は、懸吊部材が懸吊枠であり、
連鎖状ソーセージのソーセージ間の繋ぎ部が懸吊枠長手
方向の平行するそれぞれの長辺部で支持されている状態
で、連鎖状ソーセージの繋ぎ部を同時に切断することが
できる2組のカッターが対向して設けられていることを
特徴とする上記の連鎖状ソーセージ切り離し装置や、対
向して設けられた2組のカッター間の間隔を調整するこ
とができる幅調節手段を備えていることを特徴とする上
記の連鎖状ソーセージ切り離し装置や、連鎖状ソーセー
ジの繋ぎ部を連続的に切断するための懸吊部材搬送手段
を備えていることを特徴とする上記の連鎖状ソーセージ
切り離し装置や、2つの回転切断刃を有するカッターに
隣接して切り落としを補助するエア噴出手段を備えてい
ることを特徴とする上記の連鎖状ソーセージ切り離し装
置や、連鎖状ソーセージの繋ぎ部を連続自動的に切断す
るための制御手段を備えていることを特徴とする上記の
連鎖状ソーセージ切り離し装置に関する。
【0013】さらに本発明は、連鎖状ソーセージのソー
セージ間の繋ぎ部が懸吊部材で支持されている状態で、
連鎖状ソーセージの繋ぎ部を2つの自由回転切断刃を有
するカッターを用いて切り離す方法であって、2つの自
由回転切断刃を搬送中の懸吊部材に圧接させることによ
り回転させ、回転状態でソーセージ間の繋ぎ部を切断す
ることを特徴とする連鎖状ソーセージ切り離し方法に関
する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の連鎖状ソーセージ切り離
し装置は、連鎖状の天然腸ケーシング等を用いたソーセ
ージのソーセージ間の繋ぎ部が懸吊部材で支持されてい
る状態で、連鎖状ソーセージの繋ぎ部を切り離す装置で
あって、ソーセージ間の繋ぎ部を回転状態で切断するこ
とができる2つの回転切断刃、特に2つの自由回転切断
刃を有するカッターを備えていることを特徴とする。
【0015】本発明の連鎖状ソーセージ切り離し装置に
おけるカッターは、2つの回転切断刃を有し、連鎖状ソ
ーセージのソーセージ間の繋ぎ部が懸吊部材で支持され
ている状態で、連鎖状ソーセージのソーセージ間の繋ぎ
部を回転状態で切断することができるものであればどの
ようなものでもよい。例えば、ベアリング等により軸支
され自由に回転することができる2つの自由回転切断刃
を有するものや、2つの回転切断刃の回転駆動手段を備
えたものを挙げることができるが、切断部位をガイドし
た後固定する機能や刃先の摩耗の点等から、2つの自由
回転切断刃を有するカッターの方が好ましい。また、2
つの回転切断刃の形状としては、例えば、回転切断刃を
有する2枚の円板状カッターからなるものや、図1に示
されるように、溝を介して2つの回転切断刃を一体的に
有するものを例示することができる。2つの回転切断刃
のカッターを設けたことにより、2つの回転切断刃が切
断部位をガイドした後固定する役割を果たし、効率よく
かつ確実に懸吊部材上に支持されているソーセージ間の
繋ぎ部を2カ所で切断し、切り離すことができる。
【0016】また、本発明の連鎖状ソーセージ切り離し
装置におけるカッターで連鎖状ソーセージのソーセージ
間の繋ぎ部を切断している状態を図1に示すが、図1に
示される回転切断刃の刃先の角度θは、50〜70°特
に約60°が好ましい。刃先の角度θが50°より小さ
いとソーセージ本体を切断する恐れがあり、また70°
を越えるとソーセージ本体が引きちぎれる恐れがある。
刃先の角度θを50〜70°特に約60°にすると、図
1に示されているように、ソーセージ間の繋ぎ部を適当
に押し広げ、かつ調芯しながら切断することができる。
【0017】本発明の連鎖状ソーセージ切り離し装置に
は、カッターを上下動することによりカッターの切断位
置を調節できる高低調節手段を設けることが好ましい。
この高低調節手段による上下動を例えばエアシリンダの
ピストンロッドの進退により行うと、例えばサポートロ
ーラ上に支持されている搬送中の懸吊部材に、切断に適
切な押圧力でカッターを圧接することができるように、
押圧力を調節することができる。また本発明の連鎖状ソ
ーセージ切り離し装置には、上記のように、懸吊部材を
支持ガイドするサポートローラを設けることができる
が、このサポートローラを軸支する支持部材を弾性体や
エア等を用いるシリンダピストンから構成し、サポート
ローラに上向きの付勢力を与え、切断に適切な押圧力で
懸吊部材をカッターに圧接することができるように、押
圧力を調節することもできる。さらにこれらを併用し押
圧力を調節することもできる。
【0018】そして、本発明の連鎖状ソーセージ切り離
し装置におけるカッターの回転切断刃として自由回転切
断刃を用いる場合は、切断位置に固定されているカッタ
ーの自由回転切断刃に、懸吊部材搬送手段により懸吊部
材を圧接させながら搬送することにより、あるいは、固
定されている懸吊部材に、カッター移動ロボット等によ
りカッターの自由回転切断刃を圧接させながら移動させ
ることにより、自由回転切断刃を回転させ、懸吊部材に
支持された連鎖状ソーセージの繋ぎ部を連続的に切断す
ることができる。
【0019】また、回転駆動手段を備えたカッターを用
いる場合には、切断位置に固定されているカッターの回
転切断刃に当接させながら懸吊部材を搬送することがで
きる懸吊部材搬送手段や、固定されている懸吊部材にカ
ッターの回転切断刃を当接させながら移動させることが
できるカッター移動ロボット等を用いて、懸吊部材に支
持された連鎖状ソーセージの繋ぎ部を連続的に切断する
ことができる。吊部材を搬送する場合は、上記どちらの
場合であっても、懸吊部材をガイドすることができる搬
送ガイドフレームを設けることが好ましい。
【0020】また本発明の連鎖状ソーセージ切り離し装
置には、切断位置にある2つの回転切断刃を有するカッ
ターに隣接して、懸吊部材から切断後の連鎖状ソーセー
ジの切り落としを補助するエア噴出手段を設けることが
好ましい。このエア噴出手段を設けることにより、懸吊
部材から切断後の連鎖状ソーセージを速やかに切り落と
すことができ、切り離し装置全体の高速化を図ることが
できる。
【0021】本発明の連鎖状ソーセージ切り離し装置
は、連鎖状の天然腸ケーシングのソーセージに好ましく
適用することができるが、人工ケーシングの連鎖状ソー
セージにも適用することができる。また、連鎖状ソーセ
ージを懸吊する懸吊部材としては、従来から使用されて
いる懸吊棒の他に、縦長の長方形の四辺から構成される
ような懸吊枠にも有利に適用することができる。
【0022】そして、懸吊部材として懸吊枠が図2に示
すように水平状態で用いられる場合は、連鎖状ソーセー
ジのソーセージ間の繋ぎ部が懸吊枠長手方向の平行する
それぞれの長辺部で支持されている状態で、同時に連鎖
状ソーセージの繋ぎ部を切断することができるように、
本発明の連鎖状ソーセージ切り離し装置には、2組のカ
ッターを対向して設けることが好ましい。2組のカッタ
ーを対向して設ける場合、カッターは同時に懸吊枠の平
行する長辺部に圧接されることになるが、懸吊枠にはそ
の平行する長辺間の間隔が微妙に変動している場合があ
り、かかる場合であっても2組のカッターの各々が、懸
吊枠の平行するそれぞれの長辺部に対して調芯された状
態で同時に圧接することができるように、本発明の連鎖
状ソーセージ切り離し装置には、対向して設けられた2
組のカッター間の間隔を調整することができる圧縮バネ
等を備えた幅調節手段を設けることが好ましい。
【0023】また本発明の連鎖状ソーセージ切り離し装
置には、切り離し処理を連続かつ自動的に行うことがで
きるように、連続・自動化のための手段を設けることが
好ましい。このための手段としては、懸吊部材搬送手段
や各種駆動部の制御手段を例示することができる。ま
ず、懸吊部材として懸吊枠を用いた場合の懸吊枠搬送手
段について説明する。加熱処理された連鎖状ソーセージ
が懸吊された懸吊枠を、図2に示すように、連鎖状ソー
セージのソーセージ間の繋ぎ部が懸吊枠長手方向の平行
するそれぞれの長辺部で支持されている状態で、懸吊枠
懸垂部等予備ステーションに順次載置し、予備ステーシ
ョンに載置された連鎖状ソーセージが懸吊されている懸
吊枠を、本発明の切り離し装置に設けられた移載アーム
等の移載手段により自動的に搬送ステーションに間欠的
に移載する。
【0024】搬送ステーションには、懸吊枠を自動的に
保持しかつ搬送することができる手段が設けられ、かか
る手段としては、懸吊枠を保持しうる対向する保持部材
と、例えば保持部材同士の間隔を狭め懸吊枠を保持した
り、保持部材同士の間隔を広げ懸吊枠を解放したりする
機構と、懸吊枠に支持された多数のソーセージの繋ぎ部
すべてを連続自動的に切断することができるように、保
持部材に保持された懸吊枠を搬送する機構とを備えた保
持・搬送手段を例示することができる。
【0025】次に、連鎖状ソーセージの繋ぎ部を連続自
動的に切断するための制御手段としては、例えば、懸吊
部材を予備ステーションから搬送ステーションへ移載す
ることができる移載手段、搬送ステーションで懸吊部材
を保持した保持部材や空の保持部材を搬送し、往復運動
させることができる懸吊部材搬送手段、切断ステーショ
ンでカッターを懸吊部材に圧接させる手段、切断後の連
鎖状ソーセージを速やかに懸吊部材から切り落とすエア
噴出手段等の駆動のタイミングを、連鎖状ソーセージの
繋ぎ部を連続自動的に切断することができるようにコン
ピュータ制御する制御手段を例示することができる。
【0026】そして、懸吊棒又は懸吊枠に例えば1ルー
プを構成するリンク数が6個のループ状のソーセージが
懸吊されている加熱処理後の長連鎖状のソーセージを、
個々に切り離すドラムカッターで処理する前に、本発明
の連鎖状ソーセージ切り離し装置を適用して切断する
と、懸吊棒の場合は6個のリンク数の連鎖状ソーセージ
が得られ、また懸吊枠の場合は1個のソーセージと5個
のリンク数の連鎖状ソーセージとが得られ、この5〜6
個に切り離された短連鎖状のソーセージをドラムカッタ
ーに入れることができるので、ドラムカッターでの処理
時間が短くなり、本発明の連鎖状ソーセージ切り離し装
置を適用した場合、不良品率が従来の1.5%から0.
5%以下に減少する。
【0027】
【実施例】次に、本発明の実施例について図2〜5を参
照してさらに具体的に説明するが、本発明の技術的範囲
はかかる説明により限定されるものではない。図2は懸
吊枠に連鎖状ソーセージのソーセージ間の繋ぎ部が懸吊
枠長手方向の平行する2本の棒部でそれぞれ支持されて
いる状態を示す説明図である。図3は本発明の連鎖状ソ
ーセージ切り離し装置を用いて懸吊枠に支持されている
連鎖状ソーセージが切断されている状態を示す概略横断
面図である。図4は本発明の連鎖状ソーセージ切り離し
装置の概略上面図である。図5は本発明の連鎖状ソーセ
ージ切り離し装置の概略側面図である。図6は本発明の
連鎖状ソーセージ切り離し装置の概略斜視図である。
【0028】図1〜6において、Sはソーセージ、Lは
連鎖状ソーセージのソーセージ間の繋ぎ部、1は懸吊
枠、2は懸吊枠長手方向の平行する長辺部、3は懸吊枠
短手方向の平行する短辺、4は部狭持部材の端部に設け
られた狭持、5は部懸吊枠搬送手段の狭持部材、6はカ
ッター、7は自由回転切断刃、8は搬送中の懸吊部材を
支持することができるサポートローラ、9は搬送されて
きた懸吊枠の長辺部をガイドすることができるガイドフ
レーム、10はカッター駆動手段を上下動することがで
きるシリンダ機構を備えた高低調節手段、11は圧縮バ
ネ、12は2組のカッター間の間隔を調整することがで
きる圧縮バネを備えた幅調節手段である。
【0029】加熱処理された1ループ6個のリンクから
構成されるループ状の連鎖状ソーセージSが懸吊された
懸吊枠1を、図2に示すように、連鎖状ソーセージSの
ソーセージ間の繋ぎ部Lが懸吊枠長手方向の平行するそ
れぞれの長辺部2で支持されている状態で、予備ステー
ションの懸垂部(図示せず)に順次載置する。懸垂部に
載置された連鎖状ソーセージSが懸吊されている懸吊枠
1は水平方向に間欠的かつ自動的に本発明の切り離し装
置の搬送ステーションに移載される。搬送ステーション
には、懸吊枠短手方向の平行する両短辺部3を狭持する
狭持部4をその端部に有する対向する狭持部材5と、懸
吊枠を狭持した状態の懸吊枠狭持部材5を対向する2組
のカッター6間を通過させ、狭持された懸吊枠1を搬送
することができる搬送部(図示せず)とを備えた懸吊枠
搬送手段が待機しており、搬送ステーションに移載され
た懸吊枠1は、その短手方向の平行する短辺部3の前部
と後部を懸吊枠狭持部材5の狭持部4間に狭持された状
態で切断ステーションへ搬送される(図3参照)。
【0030】切断ステーションには、図4〜図6に示さ
れるように、連鎖状ソーセージSのソーセージ間の繋ぎ
部Lが懸吊部材1で支持されている状態で、連鎖状ソー
セージSの繋ぎ部Lを回転状態で切断することができる
対向する2つの自由回転切断刃7を有する2組の対向す
るカッター6と、搬送されてきた懸吊枠1の長辺部2を
支持する2つのサポートローラ8と、懸吊枠1の長辺部
2をガイドすることができる対向するガイドフレーム9
と、カッター6を上下動することができるシリンダ機構
を備えた高低調節手段10と、対向して設けられた2組
のカッター6間の間隔を調整することができる圧縮バネ
11を備えた幅調節手段12が設けられている。
【0031】懸吊枠搬送手段により連鎖状ソーセージS
を懸吊した懸吊枠1が、搬送ステーションから切断ステ
ーションに搬送されてくると、懸吊枠1の前部両端部が
ガイドフレーム9に挿通され、挿通された時点で上記搬
送部の駆動に応動して駆動するように制御手段(図示せ
ず)により制御されている高低調節手段10により、カ
ッター6が待機位置から垂直に切断位置まで進出してき
て、連鎖状ソーセージが懸吊されていない搬送中の懸吊
枠1の長辺部2に、懸吊枠1を支持するサポートローラ
8と協働して切断に適する押圧力で2つの自由回転刃7
が圧接し、懸吊枠1の搬送に伴い2つの自由回転切断刃
7が回転するようになっている。
【0032】懸吊枠1がさらに前方に搬送されると、図
3に示されるように、2組のカッター6の2つの自由回
転切断刃7の回転により、連鎖状ソーセージSのソーセ
ージ間の繋ぎ部Lが懸吊部材1の長辺部2で支持されて
いる状態で次々に切断される。また、切断位置の斜め上
方にはカッター6に隣接して設けられ、制御手段により
カッター6の切断位置まで進出と連動して駆動するよう
に制御されている、切り落としを補助するエア噴出手段
(図示せず)から噴出するエアにより、切断された連鎖
状ソーセージSが懸吊枠から速やかに切り離され落下し
ていく。
【0033】連鎖状ソーセージSの繋ぎ部Lがすべて切
断された後、カッター6は垂直方向に待機位置まで後退
し、その間も懸吊枠1は前方に搬送され続け、懸吊枠の
後部両端部がガイドフレーム9から離脱した時点で、懸
吊枠狭持部材5の狭持部4間に狭持された空の懸吊枠1
が狭持部4から解放される。解放し終わった懸吊枠狭持
部材5は、元の搬送ステーションまで逆向きに搬送さ
れ、次の連鎖状ソーセージSが懸吊された懸吊枠1が搬
送ステーションに移載されるまで待機する。これらの動
作はすべて制御手段によってコンピュータ制御されてお
り、以後同様な動作が繰り返され、連鎖状ソーセージが
連続自動的に切り離されていく。
【0034】また、懸吊枠狭持部材5の狭持部4から解
放された懸吊枠1は傾斜面に落下し、懸吊枠収容部へ移
送されることになる。他方、切断位置の下部にはベルト
コンベアが設けられており、1ループ6個のソーセージ
から構成されるループ状の長連鎖状ソーセージが1個の
ソーセージと5個の短連鎖状ソーセージに切り離され、
上記ベルトコンベアに落下する。次いで、ベルトコンベ
ア上のソーセージは、個々のソーセージに切り離すため
に、ドラムカッター投入口まで運ばれる。
【0035】
【発明の効果】本発明の連鎖状ソーセージ切り離し装置
を用いることにより、天然腸等のケーシングを用いた連
鎖状のソーセージを、ソーセージ間の繋ぎ部が懸吊部材
で支持されている状態で、ソーセージ製品を傷つけるこ
となく、効率よくかつ迅速に連続自動的に切り離すこと
ができる。また、本発明の連鎖状ソーセージ切り離し装
置で処理され5〜6個の短連鎖状に切り離されたソーセ
ージをドラムカッター処理すると、不良品率が1/3以
下に減少させることができるばかりでなく、ドラムカッ
ターの仕様をコンパクトなものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連鎖状ソーセージ切り離し装置におけ
るカッターで連鎖状ソーセージのソーセージ間の繋ぎ部
を切断している状態を示す図である。
【図2】懸吊枠に連鎖状ソーセージのソーセージ間の繋
ぎ部が支持されている状態を示す説明図である。
【図3】懸吊枠に支持されている連鎖状ソーセージが切
断されている状態を示す本発明の連鎖状ソーセージ切り
離し装置の概略横断面図である。
【図4】本発明の連鎖状ソーセージ切り離し装置の概略
上面図である。
【図5】本発明の連鎖状ソーセージ切り離し装置の概略
側面図である。
【図6】本発明の連鎖状ソーセージ切り離し装置の概略
斜視図である。
【符号の説明】
S ソーセージ L ソーセージ間
の繋ぎ部 1 懸吊枠 2 懸吊枠の平行
する長辺部 3 懸吊枠の平行する短辺部 4 狭持部材の狭
持部 5 懸吊枠搬送手段の狭持部材 6 カッター 7 自由回転切断刃 8 サポートロー
ラ 9 ガイドフレーム 10 カッター高低
調節手段 11 圧縮バネ 12 幅調節手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連鎖状ソーセージのソーセージ間の繋ぎ
    部が懸吊部材で支持されている状態で、連鎖状ソーセー
    ジの繋ぎ部を切り離す装置であって、ソーセージ間の繋
    ぎ部を回転状態で切断することができる2つの回転切断
    刃を有するカッターを備えていることを特徴とする連鎖
    状ソーセージ切り離し装置。
  2. 【請求項2】 2つの回転切断刃が2つの自由回転切断
    刃からなり、2つの自由回転切断刃を搬送中の懸吊部材
    に圧接させることにより回転させ、回転状態でソーセー
    ジ間の繋ぎ部を切断することを特徴とする請求項1記載
    の連鎖状ソーセージ切り離し装置。
  3. 【請求項3】 回転切断刃の刃先の角度が50〜70度
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の連鎖状ソ
    ーセージ切り離し装置。
  4. 【請求項4】 懸吊部材が懸吊枠であり、連鎖状ソーセ
    ージのソーセージ間の繋ぎ部が懸吊枠長手方向の平行す
    るそれぞれの長辺部で支持されている状態で、連鎖状ソ
    ーセージの繋ぎ部を同時に切断することができる2組の
    カッターが対向して設けられていることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか記載の連鎖状ソーセージ切り離し
    装置。
  5. 【請求項5】 対向して設けられた2組のカッター間の
    間隔を調整することができる幅調節手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項4記載の連鎖状ソーセージ切り離
    し装置。
  6. 【請求項6】 連鎖状ソーセージ切り離し装置が、連鎖
    状ソーセージの繋ぎ部を連続的に切断するための懸吊部
    材搬送手段を備えていることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれか記載の連鎖状ソーセージ切り離し装置。
  7. 【請求項7】 連鎖状ソーセージ切り離し装置が、2つ
    の回転切断刃を有するカッターに隣接して切り落としを
    補助するエア噴出手段を備えていることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれか記載の連鎖状ソーセージ切り離し
    装置。
  8. 【請求項8】 連鎖状ソーセージ切り離し装置が、連鎖
    状ソーセージの繋ぎ部を連続自動的に切断するための制
    御手段を備えていることを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれか記載の連鎖状ソーセージ切り離し装置。
  9. 【請求項9】 ソーセージが、天然腸ケーシングのソー
    セージであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    記載の連鎖状ソーセージ切り離し装置。
  10. 【請求項10】 連鎖状ソーセージのソーセージ間の繋
    ぎ部が懸吊部材で支持されている状態で、連鎖状ソーセ
    ージの繋ぎ部を2つの自由回転切断刃を有するカッター
    を用いて切り離す方法であって、2つの自由回転切断刃
    を搬送中の懸吊部材に圧接させることにより回転させ、
    回転状態でソーセージ間の繋ぎ部を切断することを特徴
    とする連鎖状ソーセージ切り離し方法。
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