JP2000150402A - 基板支持治具 - Google Patents
基板支持治具Info
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- JP2000150402A JP2000150402A JP31710698A JP31710698A JP2000150402A JP 2000150402 A JP2000150402 A JP 2000150402A JP 31710698 A JP31710698 A JP 31710698A JP 31710698 A JP31710698 A JP 31710698A JP 2000150402 A JP2000150402 A JP 2000150402A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウエーハ支持治具の加工精度にばらつきがあ
ったり、ウエーハ自体に局部的な変形があっても、ウエ
ーハの熱処理時にスリップ転位の発生が阻止された基板
の支持治具を提供する。 【解決手段】 熱処理室内で高温熱処理が施される薄板
状の基板を基板支持治具に設けられた複数の支持部上に
載置して、該基板を前記支持部で水平支持するようにし
た基板の支持治具において、前記基板支持治具を前記複
数の支持部の全てを、各支持部が単独で上下動可能な弾
性支持部で構成し、基板の変形があっても、各支持部に
おける応力を均一化する。
ったり、ウエーハ自体に局部的な変形があっても、ウエ
ーハの熱処理時にスリップ転位の発生が阻止された基板
の支持治具を提供する。 【解決手段】 熱処理室内で高温熱処理が施される薄板
状の基板を基板支持治具に設けられた複数の支持部上に
載置して、該基板を前記支持部で水平支持するようにし
た基板の支持治具において、前記基板支持治具を前記複
数の支持部の全てを、各支持部が単独で上下動可能な弾
性支持部で構成し、基板の変形があっても、各支持部に
おける応力を均一化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体基板に高温熱
処理等の処理を行なう際に用いられる基板支持治具に係
り、特に縦型熱処理装置や枚葉式熱処理装置に用いるウ
エーハボートやサセプタ等の基板支持治具に関する。
処理等の処理を行なう際に用いられる基板支持治具に係
り、特に縦型熱処理装置や枚葉式熱処理装置に用いるウ
エーハボートやサセプタ等の基板支持治具に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】半導体基板(以下ウエ
ーハという)の高温熱処理については、近年のウエーハ
の大口径化に伴ない、ウエーハをボート等により水平支
持する支持方式にて熱処理を行なう枚葉式熱処理装置や
縦型熱処理装置が多用されてきている。
ーハという)の高温熱処理については、近年のウエーハ
の大口径化に伴ない、ウエーハをボート等により水平支
持する支持方式にて熱処理を行なう枚葉式熱処理装置や
縦型熱処理装置が多用されてきている。
【0003】図10はかかる縦型のウエーハ熱処理装置
について従来提供されている技術の1例を示す。図10
において、01は熱処理装置であり次のように構成され
ている。立設された中空のヒータ08内に均熱管02が
設けられ、該均熱管02内には上部が覆蓋された石英ガ
ラス製の反応管04が同心に設けられている。該反応管
04の天井面にはガス導入管06が連通され、また前記
反応管04の下端部には排気管07が連通されている。
該反応管04の下端はマニホールド03に固定され、該
マニホールド03の下面に圧接可能に設けられた蓋体0
11によって、反応管04の内部は密閉状態となってい
る。
について従来提供されている技術の1例を示す。図10
において、01は熱処理装置であり次のように構成され
ている。立設された中空のヒータ08内に均熱管02が
設けられ、該均熱管02内には上部が覆蓋された石英ガ
ラス製の反応管04が同心に設けられている。該反応管
04の天井面にはガス導入管06が連通され、また前記
反応管04の下端部には排気管07が連通されている。
該反応管04の下端はマニホールド03に固定され、該
マニホールド03の下面に圧接可能に設けられた蓋体0
11によって、反応管04の内部は密閉状態となってい
る。
【0004】前記反応管04内には多数のウエーハ1が
ウエーハボート013に水平姿勢で多段に保持された状
態で装入される様になっており、詳しく説明するに、前
記蓋体011の上面に石英製のボートキャップ014が
載置され、該ボートキャップ014の上部にウエーハボ
ート013が立設され、複数枚のウエーハ1が支柱01
5、該支柱015に刻設されたウエーハ支持溝(不図
示)等を備えた前記ウエーハボート013に支持されて
いる。蓋体011は図示しないボートエレベータに支持
され、前記ウエーハボート013は該ボートエレベータ
により、前記反応管04内に挿脱されるようになってい
る。
ウエーハボート013に水平姿勢で多段に保持された状
態で装入される様になっており、詳しく説明するに、前
記蓋体011の上面に石英製のボートキャップ014が
載置され、該ボートキャップ014の上部にウエーハボ
ート013が立設され、複数枚のウエーハ1が支柱01
5、該支柱015に刻設されたウエーハ支持溝(不図
示)等を備えた前記ウエーハボート013に支持されて
いる。蓋体011は図示しないボートエレベータに支持
され、前記ウエーハボート013は該ボートエレベータ
により、前記反応管04内に挿脱されるようになってい
る。
【0005】06は、前記反応管04の内部に置かれた
ウエーハ1に熱処理用の雰囲気ガス(N2,O2等)を供
給するガス導入管、07は熱処理前の排気及び熱処理後
のガスを排出するための排気管である。そしてウエーハ
1の熱処理は前記ヒータ08により炉内が所定温度に加
熱された状態で前記排気管07より反応管04内が排気
された後、前記ガス導入管06より雰囲気ガスが導入さ
れて行なわれる。
ウエーハ1に熱処理用の雰囲気ガス(N2,O2等)を供
給するガス導入管、07は熱処理前の排気及び熱処理後
のガスを排出するための排気管である。そしてウエーハ
1の熱処理は前記ヒータ08により炉内が所定温度に加
熱された状態で前記排気管07より反応管04内が排気
された後、前記ガス導入管06より雰囲気ガスが導入さ
れて行なわれる。
【0006】かかる熱処理装置01においては、ウエー
ハ1を支持するウエーハ支持溝が主としてウエーハ1の
周縁領域下面を支持するようになっているため、ウエー
ハ1の中央領域やウエーハ周辺部がその自重で下方に撓
み易くなっている。このため、かかる熱処理装置による
場合は、この撓みによる応力で、前記熱処理装置01に
よる高温熱処理時に、ウエーハ1にスリップ転位即ち結
晶のずれが生じ易くなり、ウエーハ製造時の歩溜りが低
下する。
ハ1を支持するウエーハ支持溝が主としてウエーハ1の
周縁領域下面を支持するようになっているため、ウエー
ハ1の中央領域やウエーハ周辺部がその自重で下方に撓
み易くなっている。このため、かかる熱処理装置による
場合は、この撓みによる応力で、前記熱処理装置01に
よる高温熱処理時に、ウエーハ1にスリップ転位即ち結
晶のずれが生じ易くなり、ウエーハ製造時の歩溜りが低
下する。
【0007】かかるスリップ転位の発生原因としては、
ウエーハ1の面内温度差による熱応力、ウエーハ1の自
重による曲げ応力、ウエーハ1の支持部における応力集
中、接触による損傷等が挙げられる。
ウエーハ1の面内温度差による熱応力、ウエーハ1の自
重による曲げ応力、ウエーハ1の支持部における応力集
中、接触による損傷等が挙げられる。
【0008】かかるスリップ転位に欠陥の発生を防止す
る技術として、従来種々の発明が提案されている。即
ち、ウエーハの自重による曲げ応力を抑制する技術とし
ては、ウエーハをリングで支持する手段(特開平9−1
99438号)が提案されている。しかしながら、これ
らの技術によって、計算上ウエーハに発生する応力を、
スリップ転位が発生する臨界分解せん断応力以下にして
も、実際の熱処理時においては、ウエーハ1にスリップ
転位が発生する。
る技術として、従来種々の発明が提案されている。即
ち、ウエーハの自重による曲げ応力を抑制する技術とし
ては、ウエーハをリングで支持する手段(特開平9−1
99438号)が提案されている。しかしながら、これ
らの技術によって、計算上ウエーハに発生する応力を、
スリップ転位が発生する臨界分解せん断応力以下にして
も、実際の熱処理時においては、ウエーハ1にスリップ
転位が発生する。
【0009】かかるスリップ転位発生の要因として、ウ
エーハに起因するものとしては、実際のウエーハでは不
均一な反りやうねりが発生し、このため基板支持治具に
よる支持点が4点以上になる支持治具においては、偏荷
重が発生し、理論計算値よりも大きな応力の発生を見る
ことが挙げられる。
エーハに起因するものとしては、実際のウエーハでは不
均一な反りやうねりが発生し、このため基板支持治具に
よる支持点が4点以上になる支持治具においては、偏荷
重が発生し、理論計算値よりも大きな応力の発生を見る
ことが挙げられる。
【0010】また基板支持治具に起因するものとして
は、該支持治具のウエーハ支持部の加工表面粗さが大き
い場合にウエーハの該支持部との接触部に接触傷、応力
集中、熱伝導の集中、曲げ応力の発生等による。さら
に、支持治具の使用中の径時変化(支持治具の熱歪み変
形)もスリップ転位の発生の要因となる。
は、該支持治具のウエーハ支持部の加工表面粗さが大き
い場合にウエーハの該支持部との接触部に接触傷、応力
集中、熱伝導の集中、曲げ応力の発生等による。さら
に、支持治具の使用中の径時変化(支持治具の熱歪み変
形)もスリップ転位の発生の要因となる。
【0011】スリップ転位発生の要因となる偏荷重は、
ウエーハの支持部が3点の場合には支持部のウエーハの
変形の有無に拘らず同一荷重となるため発生しないが、
支持部が4点以上の場合には、上記のようにかかる偏荷
重が発生する。
ウエーハの支持部が3点の場合には支持部のウエーハの
変形の有無に拘らず同一荷重となるため発生しないが、
支持部が4点以上の場合には、上記のようにかかる偏荷
重が発生する。
【0012】上記4点以上の支持の場合は、基板支持治
具の支持部の高さが、ウエーハ保持の前後で変化しない
固定支持点であると、例えばウエーハの上に凸状の反り
がある場合には支持位置の高さまでウエーハが変形しな
いと支持治具に接触しないこととなり、その結果、前記
支持位置でのウエーハに掛かる応力のばらつきが支持部
間において大きくなって偏荷重が発生する。また上記と
反対に、ウエーハに凹状の反りがある場合には支持位置
の高さまでウエーハが変形することにより、支持位置に
おいて過大な応力がかかることとなる。
具の支持部の高さが、ウエーハ保持の前後で変化しない
固定支持点であると、例えばウエーハの上に凸状の反り
がある場合には支持位置の高さまでウエーハが変形しな
いと支持治具に接触しないこととなり、その結果、前記
支持位置でのウエーハに掛かる応力のばらつきが支持部
間において大きくなって偏荷重が発生する。また上記と
反対に、ウエーハに凹状の反りがある場合には支持位置
の高さまでウエーハが変形することにより、支持位置に
おいて過大な応力がかかることとなる。
【0013】上記のような問題点、即ちスリップ転位の
発生を抑制する技術として特開平8−236515号の
発明が提供されている。図11は、前記特開平8−23
6515号にて提供されている技術を示す斜視図であ
る。
発生を抑制する技術として特開平8−236515号の
発明が提供されている。図11は、前記特開平8−23
6515号にて提供されている技術を示す斜視図であ
る。
【0014】図11において、016はウエーハ支持治
具で、ウエーハ1とほぼ同径の環状で偏平なベース部0
17を有し、このベース部017の上面部には前記ウエ
ーハ1の周縁領域下面を支持する複数(この例では3
つ)の固定支持点018が周方向に適宜間隔で上向きに
突設されている。また、前記ベース部017には内周の
一部から径方向内方へほぼ水平に延出された細長い板状
の梁部019が一体的に形成され、この梁部019は弾
性で上下方向に撓み可能になっている。
具で、ウエーハ1とほぼ同径の環状で偏平なベース部0
17を有し、このベース部017の上面部には前記ウエ
ーハ1の周縁領域下面を支持する複数(この例では3
つ)の固定支持点018が周方向に適宜間隔で上向きに
突設されている。また、前記ベース部017には内周の
一部から径方向内方へほぼ水平に延出された細長い板状
の梁部019が一体的に形成され、この梁部019は弾
性で上下方向に撓み可能になっている。
【0015】この梁部019の先端上部には上記ウエー
ハ1の中央領域下面を前記梁部019の弾性力を利用し
て弾性を支持する弾性支持点020が上向きに突設され
ている。前記固定支持点018は共に同一高さに形成さ
れ、上記弾性支持点020はウエーハ1を支持する際の
梁部019の撓み量を考慮して固定支持点018よりも
所定高さだけ高く形成されている。
ハ1の中央領域下面を前記梁部019の弾性力を利用し
て弾性を支持する弾性支持点020が上向きに突設され
ている。前記固定支持点018は共に同一高さに形成さ
れ、上記弾性支持点020はウエーハ1を支持する際の
梁部019の撓み量を考慮して固定支持点018よりも
所定高さだけ高く形成されている。
【0016】この弾性支持点020による弾性支持によ
り、自重で撓むウエーハ1の中央領域の撓みが矯正され
るように構成されている。そして、上記固定支持点01
8によりウエーハ1の下面を支持する複数の固定支持部
が構成され、上記弾性支持点020によりウエーハ1の
自重による撓み部分を矯正すべく弾性支持する弾性支持
部が構成されている。
り、自重で撓むウエーハ1の中央領域の撓みが矯正され
るように構成されている。そして、上記固定支持点01
8によりウエーハ1の下面を支持する複数の固定支持部
が構成され、上記弾性支持点020によりウエーハ1の
自重による撓み部分を矯正すべく弾性支持する弾性支持
部が構成されている。
【0017】前記のように、かかる従来技術にあって
は、ウエーハ支持治具016は、ウエーハ1の中央部を
梁部019及びこれの先端の弾性支持点020によって
弾性支持する一方で、ウエーハ1の外周寄りの部位につ
いて環状のベース部017上に設けた3つの固定支持点
018で支持している。
は、ウエーハ支持治具016は、ウエーハ1の中央部を
梁部019及びこれの先端の弾性支持点020によって
弾性支持する一方で、ウエーハ1の外周寄りの部位につ
いて環状のベース部017上に設けた3つの固定支持点
018で支持している。
【0018】このため、前記ウエーハ支持治具016の
外周寄りの複数(上記の場合は3つ)の固定支持点01
8の加工精度が低く、各支持点の高さにばらつきがあっ
たり、また該ウエーハ支持治具016の加工精度は高く
あっても、ウエーハ1の外周部の反りが大きく中間部が
凹状となるような場合には中央の弾性支持点020にウ
エーハ1の支持荷重が集中し、上記スリップ転位が発生
し易くなる。
外周寄りの複数(上記の場合は3つ)の固定支持点01
8の加工精度が低く、各支持点の高さにばらつきがあっ
たり、また該ウエーハ支持治具016の加工精度は高く
あっても、ウエーハ1の外周部の反りが大きく中間部が
凹状となるような場合には中央の弾性支持点020にウ
エーハ1の支持荷重が集中し、上記スリップ転位が発生
し易くなる。
【0019】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、ウ
エーハ支持治具の加工精度のばらつきがあったり、ウエ
ーハ自体に局部的な変形があっても、ウエーハの熱処理
時にスリップ転位の発生が阻止された基板の支持治具を
提供することを目的とする。
エーハ支持治具の加工精度のばらつきがあったり、ウエ
ーハ自体に局部的な変形があっても、ウエーハの熱処理
時にスリップ転位の発生が阻止された基板の支持治具を
提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、その第1発明として、熱処理室内で高温熱
処理が施される薄板状の基板を基板支持治具に設けられ
た複数の支持部上に載置して、該基板を前記支持部で水
平支持するようにした基板の支持治具であって、前記基
板を支持する複数の支持部の全てを、各支持部が単独で
上下動可能な弾性支持部に構成されたことを特徴とする
基板の支持治具を提案する。
決するため、その第1発明として、熱処理室内で高温熱
処理が施される薄板状の基板を基板支持治具に設けられ
た複数の支持部上に載置して、該基板を前記支持部で水
平支持するようにした基板の支持治具であって、前記基
板を支持する複数の支持部の全てを、各支持部が単独で
上下動可能な弾性支持部に構成されたことを特徴とする
基板の支持治具を提案する。
【0021】かかる発明によれば、基板が大口径の為に
自重による反り等によって変形している場合、基板を支
持する基板支持部の全てを弾性支持体によって支持して
いるので、基板の支持点の位置が弾性支持部の弾性変形
によって上下に自在に移動して該基板の変形に対応した
支持点位置となる。これによって基板の各支持部におけ
る応力が均一となって従来技術のような偏荷重の発生が
阻止され、超高温下における基板の熱処理においてもス
リップ転位の発生のない熱処理が可能となる。
自重による反り等によって変形している場合、基板を支
持する基板支持部の全てを弾性支持体によって支持して
いるので、基板の支持点の位置が弾性支持部の弾性変形
によって上下に自在に移動して該基板の変形に対応した
支持点位置となる。これによって基板の各支持部におけ
る応力が均一となって従来技術のような偏荷重の発生が
阻止され、超高温下における基板の熱処理においてもス
リップ転位の発生のない熱処理が可能となる。
【0022】また、第2発明は、前記弾性支持部がコイ
ルばね若しくは板ばね状をなすことを特徴とする。即
ち、弾性支持部がコイルばねである場合は大きな変形能
が得られ、又板ばねである場合は基板支持治具の厚さが
小さくなり、小形コンパクトな基板の支持治具が得られ
る。ここで前記基板支持位置の反対側が剛体により支持
されていれば、各支持位置間で応力のアンバランスが生
じる事なく基板の大きな口径に対応した応力均一化作用
を得ることができる。
ルばね若しくは板ばね状をなすことを特徴とする。即
ち、弾性支持部がコイルばねである場合は大きな変形能
が得られ、又板ばねである場合は基板支持治具の厚さが
小さくなり、小形コンパクトな基板の支持治具が得られ
る。ここで前記基板支持位置の反対側が剛体により支持
されていれば、各支持位置間で応力のアンバランスが生
じる事なく基板の大きな口径に対応した応力均一化作用
を得ることができる。
【0023】第3発明は、前記弾性支持部が、リング状
のベース部材から内側に放射状に突設された複数のアー
ムを備えるとともに、該アームをベース部材に対し薄肉
に形成するか若しくは材質を異ならして弾性力を持たせ
たリング状のベース部材からなる。この場合は、前記同
様に弾性支持部が板ばねであるので厚さが小さく、また
リング状ベースの内側に複数板ばねを放射状に突設して
いるので、外形が小さく、小形コンパクトな支持構造と
なるとともに、前記ベース部材側で剛体を維持していて
も、アームは弾性力を持たせた構造とすることが可能と
なる。
のベース部材から内側に放射状に突設された複数のアー
ムを備えるとともに、該アームをベース部材に対し薄肉
に形成するか若しくは材質を異ならして弾性力を持たせ
たリング状のベース部材からなる。この場合は、前記同
様に弾性支持部が板ばねであるので厚さが小さく、また
リング状ベースの内側に複数板ばねを放射状に突設して
いるので、外形が小さく、小形コンパクトな支持構造と
なるとともに、前記ベース部材側で剛体を維持していて
も、アームは弾性力を持たせた構造とすることが可能と
なる。
【0024】尚、前記弾性支持部はウエーハに対する汚
染を避けるために、化学的安定性の高い石英ガラス若し
くはSiCで形成するのがよく、例えば剛体となるべき
ベース部材をSiC、弾性支持部を石英ガラスで形成
し、熱処理空間下で弾性作用を営んでもよく、又前記ア
ームその他の弾性支持部をベース部材に対し薄肉に形成
して弾性作用を持たせてもよい。
染を避けるために、化学的安定性の高い石英ガラス若し
くはSiCで形成するのがよく、例えば剛体となるべき
ベース部材をSiC、弾性支持部を石英ガラスで形成
し、熱処理空間下で弾性作用を営んでもよく、又前記ア
ームその他の弾性支持部をベース部材に対し薄肉に形成
して弾性作用を持たせてもよい。
【0025】更に第4発明は、前記複数の支持部を夫々
結ぶ仮想円が小径と大径の複数の円になるように構成し
たことを特徴とするもので、これにより、大径のウエー
ハにおいては、より複数点で支持することができ、応力
が均一化し、一層の均等保持が可能となる。
結ぶ仮想円が小径と大径の複数の円になるように構成し
たことを特徴とするもので、これにより、大径のウエー
ハにおいては、より複数点で支持することができ、応力
が均一化し、一層の均等保持が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、こ
の発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説
明例にすぎない。
適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、こ
の発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説
明例にすぎない。
【0027】図5は本発明に係るウエーハ支持治具が適
用される半導体基板(ウエーハ)の熱処理装置のボート
キャップとボートを示す要部斜視図である。図5におい
て、前記図10に示す蓋体011の上面に石英製のボー
トキャップ14が載置され、該ボートキャップ14の上
部に円板状の上板15A及び底板15Bとの間に4本の
支柱15が片側に寄せて配設され、該支柱15の内周側
に図2及び図4に示すように、上下に多数の支持溝16
が刻設され、該支持溝16に後記するリング円板状のベ
ース2b、3b、4dを含む基板(ウエーハ)支持治具
2、3、4が上下に積層され、該支持治具2、3、4上
に夫々ウエーハ1が配設されている。
用される半導体基板(ウエーハ)の熱処理装置のボート
キャップとボートを示す要部斜視図である。図5におい
て、前記図10に示す蓋体011の上面に石英製のボー
トキャップ14が載置され、該ボートキャップ14の上
部に円板状の上板15A及び底板15Bとの間に4本の
支柱15が片側に寄せて配設され、該支柱15の内周側
に図2及び図4に示すように、上下に多数の支持溝16
が刻設され、該支持溝16に後記するリング円板状のベ
ース2b、3b、4dを含む基板(ウエーハ)支持治具
2、3、4が上下に積層され、該支持治具2、3、4上
に夫々ウエーハ1が配設されている。
【0028】本実施形態は前記熱処理装置01に用いら
れる基板支持治具の改良に係るものである。図1〜図2
はその第1実施形態を示し、図1(A)は基板支持治具
の側面図、(図1(B)のB−B矢視図)、図1(B)
は図1(A)のA矢視図(平面図)である。図2は前記
支柱の支持溝16に前記基板支持治具2を介装した状態
を示す。
れる基板支持治具の改良に係るものである。図1〜図2
はその第1実施形態を示し、図1(A)は基板支持治具
の側面図、(図1(B)のB−B矢視図)、図1(B)
は図1(A)のA矢視図(平面図)である。図2は前記
支柱の支持溝16に前記基板支持治具2を介装した状態
を示す。
【0029】図1において、1はウエーハ、2は該ウエ
ーハ1が載置される基板支持治具である。該基板支持治
具2はSiCからなるリング円板状ベース2b上に石英
ガラス製の複数のコイルばね2aを取付け、各コイルば
ね2aの上端に設けた支持点2c上に前記ウエーハ1を
載置して、該ウエーハ1をコイルばね2aにより弾性支
持するように構成されている。この実施形態ではコイル
ばね2aによる支持点が4箇所であるが、複数箇所であ
ればよい。
ーハ1が載置される基板支持治具である。該基板支持治
具2はSiCからなるリング円板状ベース2b上に石英
ガラス製の複数のコイルばね2aを取付け、各コイルば
ね2aの上端に設けた支持点2c上に前記ウエーハ1を
載置して、該ウエーハ1をコイルばね2aにより弾性支
持するように構成されている。この実施形態ではコイル
ばね2aによる支持点が4箇所であるが、複数箇所であ
ればよい。
【0030】この場合、板状ベース2bはウエーハ1よ
り十分肉厚で前記コイルばね2aとウエーハ1が載置さ
れても、更には図2に示すように、板状ベース2b周縁
が支持溝16に係止された状態でも変形しない程度の剛
性を有するのが好ましい。尚、本実施形態では板状ベー
ス2b外周側に縁部20bを設け、支持溝16内でのガ
タの防止を図っている。
り十分肉厚で前記コイルばね2aとウエーハ1が載置さ
れても、更には図2に示すように、板状ベース2b周縁
が支持溝16に係止された状態でも変形しない程度の剛
性を有するのが好ましい。尚、本実施形態では板状ベー
ス2b外周側に縁部20bを設け、支持溝16内でのガ
タの防止を図っている。
【0031】かかる実施形態において、上記支持点2c
の位置、つまりコイルばね2aの位置は任意に選定でき
るがウエーハ1の変形量が大きい部位を選定するのが好
ましい。
の位置、つまりコイルばね2aの位置は任意に選定でき
るがウエーハ1の変形量が大きい部位を選定するのが好
ましい。
【0032】かかる実施形態によれば、ウエーハ1が変
形している場合、基板支持治具2のウエーハ1の支持点
2cの位置がコイルばね2aの弾性変形によって上下に
自在に移動し、ウエーハ1の変形に対応した支持点位置
となる。従って、ウエーハ1の各支持点部における応力
が均一となって、従来技術のような偏荷重の発生が回避
され、スリップ転位の発生が防止される。また、変形能
の大きいコイルばね2aによる弾性支持であるので、ウ
エーハ1の変形量が大きい場合でも、上記応力均等化作
用が確実になされる。
形している場合、基板支持治具2のウエーハ1の支持点
2cの位置がコイルばね2aの弾性変形によって上下に
自在に移動し、ウエーハ1の変形に対応した支持点位置
となる。従って、ウエーハ1の各支持点部における応力
が均一となって、従来技術のような偏荷重の発生が回避
され、スリップ転位の発生が防止される。また、変形能
の大きいコイルばね2aによる弾性支持であるので、ウ
エーハ1の変形量が大きい場合でも、上記応力均等化作
用が確実になされる。
【0033】図3〜図4は本発明の第2実施形態に係る
基板支持治具3を示し、図3(A)は基板支持治具の側
面図、(図3(B)のD−D矢視図)、図3(B)は図
3(A)のC矢視図(平面図)である。図4は前記支柱
15の支持溝16に前記基板支持治具3を介装した状態
を示す。この実施形態においては、基板支持治具の弾性
支持手段として板ばねを用いている。
基板支持治具3を示し、図3(A)は基板支持治具の側
面図、(図3(B)のD−D矢視図)、図3(B)は図
3(A)のC矢視図(平面図)である。図4は前記支柱
15の支持溝16に前記基板支持治具3を介装した状態
を示す。この実施形態においては、基板支持治具の弾性
支持手段として板ばねを用いている。
【0034】即ち、図3〜図4において、3aは石英ガ
ラス製の薄肉の板ばねで、その固定端であるリング円状
の石英ガラス若しくはSiCからなるベース3bから内
側つまりウエーハ1の中心方向へ向けて放射状に配設さ
れて片持梁状に構成されている。各板ばね3aの端部上
面には半球状の支持点3cが固設され、各支持点3c上
にウエーハ1が載置され前記板ばね3aにより弾性支持
されている。
ラス製の薄肉の板ばねで、その固定端であるリング円状
の石英ガラス若しくはSiCからなるベース3bから内
側つまりウエーハ1の中心方向へ向けて放射状に配設さ
れて片持梁状に構成されている。各板ばね3aの端部上
面には半球状の支持点3cが固設され、各支持点3c上
にウエーハ1が載置され前記板ばね3aにより弾性支持
されている。
【0035】この場合においても、リング円状の板状ベ
ース3bはウエーハ1より十分肉厚で、図4に示すよう
に、板状ベース3b周縁が支持溝16に係止された状態
でも変形しない程度の剛性を有するのが好ましい。
ース3bはウエーハ1より十分肉厚で、図4に示すよう
に、板状ベース3b周縁が支持溝16に係止された状態
でも変形しない程度の剛性を有するのが好ましい。
【0036】この実施形態においては、上記支持点3c
の数(つまり板ばね3aの数)はウエーハ1の円周方向
等間隔に4箇所であるが、複数箇所であればよく、より
多数箇所で支持されれば更に良い。また間隔は任意でよ
い。この実施形態におけるウエーハ1の応力均一化作用
は前記実施形態と同様であるが、この場合は板ばね3a
を放射状に配置しているので、前記第1実施形態の基板
支持治具2よりも基板支持治具の高さが小さくなり、コ
ンパクトな支持構造となる。
の数(つまり板ばね3aの数)はウエーハ1の円周方向
等間隔に4箇所であるが、複数箇所であればよく、より
多数箇所で支持されれば更に良い。また間隔は任意でよ
い。この実施形態におけるウエーハ1の応力均一化作用
は前記実施形態と同様であるが、この場合は板ばね3a
を放射状に配置しているので、前記第1実施形態の基板
支持治具2よりも基板支持治具の高さが小さくなり、コ
ンパクトな支持構造となる。
【0037】図6は本発明の第3実施形態に係る基板支
持治具4を示し、(A)はその側面図((B)のE−E
矢視図)、(B)は(A)のF−F線矢視図である。前
記基板支持治具4を前記支柱15の支持溝16に介装し
た状態は図4と同一なのでその図示を省略する。
持治具4を示し、(A)はその側面図((B)のE−E
矢視図)、(B)は(A)のF−F線矢視図である。前
記基板支持治具4を前記支柱15の支持溝16に介装し
た状態は図4と同一なのでその図示を省略する。
【0038】即ち、図6において、4aは石英ガラス製
の環状板からなるリングでSiCからなる厚肉リング円
状のベース4dに固定されている。このリング4aの内
周には円周方向等間隔(不等間隔でも可)に板ばね部4
bが突設されている。該板ばね部4bは、交互に長さを
異ならせて前記リング4aから内側に(つまりウエーハ
1の中心方向に)片持梁状に突設され、その先端上部に
は支持点4c(4c1及び4c2)が設けられている。
の環状板からなるリングでSiCからなる厚肉リング円
状のベース4dに固定されている。このリング4aの内
周には円周方向等間隔(不等間隔でも可)に板ばね部4
bが突設されている。該板ばね部4bは、交互に長さを
異ならせて前記リング4aから内側に(つまりウエーハ
1の中心方向に)片持梁状に突設され、その先端上部に
は支持点4c(4c1及び4c2)が設けられている。
【0039】前記支持点4c1と支持点4c2を夫々結ぶ
仮想円が小径と大径の複数の円になるように構成されて
いるために、大径のウエーハ1においては応力が均一化
し、一層の均等保持が可能となる。そして、該支持点4
c上にはウエーハ1が載置され、該ウエーハ1は前記板
ばね部4bによって弾性支持されている。
仮想円が小径と大径の複数の円になるように構成されて
いるために、大径のウエーハ1においては応力が均一化
し、一層の均等保持が可能となる。そして、該支持点4
c上にはウエーハ1が載置され、該ウエーハ1は前記板
ばね部4bによって弾性支持されている。
【0040】この場合においても、リング円状の板状ベ
ース4dはウエーハ1より十分肉厚で、図4に示すよう
に、板状ベース4d周縁が支持溝16に係止された状態
でも変形しない程度の剛性を有するのが好ましい。
ース4dはウエーハ1より十分肉厚で、図4に示すよう
に、板状ベース4d周縁が支持溝16に係止された状態
でも変形しない程度の剛性を有するのが好ましい。
【0041】この実施形態においては、リング4a内側
に突設された片持ばり状の板ばね部4bによってウエー
ハ1の適所を弾性支持するので、前記第1実施形態と同
様な応力均一化作用がなされる。かかる実施形態におい
ては、板ばね部4bとリング4aが一体的にリング状に
形成されているので板状ベース4dへの固着が容易で、
且つ基板支持治具の外形が小さく、かつ厚さも小さくな
り、前記第1実施形態の基板支持治具2より小型コンパ
クトなウエーハの支持構造となる。
に突設された片持ばり状の板ばね部4bによってウエー
ハ1の適所を弾性支持するので、前記第1実施形態と同
様な応力均一化作用がなされる。かかる実施形態におい
ては、板ばね部4bとリング4aが一体的にリング状に
形成されているので板状ベース4dへの固着が容易で、
且つ基板支持治具の外形が小さく、かつ厚さも小さくな
り、前記第1実施形態の基板支持治具2より小型コンパ
クトなウエーハの支持構造となる。
【0042】図7〜図9は前記第1〜第3実施形態を含
む、ウエーハ1の支持点の配置例を示す。図7は4箇所
の支持点11による4点支持で、図1〜図2に示す第1
実施形態及び図3〜図4に示す第2実施形態と同様な配
置である。
む、ウエーハ1の支持点の配置例を示す。図7は4箇所
の支持点11による4点支持で、図1〜図2に示す第1
実施形態及び図3〜図4に示す第2実施形態と同様な配
置である。
【0043】図8は支持点121を外側の円周上に、支
持点122を内側の円周上に配置した円周上多点支持
で、図6に示す第3実施形態と同様な配置である。この
場合、前記支持点121と支持点122を夫々結ぶ仮想
円が小径と大径の複数の円になるように構成されている
ために、大径のウエーハ1においては応力が均一化する
均等保持が可能となる。図9は、平面多点支持で、支持
点13をウエーハ1の下部全体に配置している。この場
合、大口径のウエーハで枚葉式の熱処理を行なう場合に
は特に好ましい。
持点122を内側の円周上に配置した円周上多点支持
で、図6に示す第3実施形態と同様な配置である。この
場合、前記支持点121と支持点122を夫々結ぶ仮想
円が小径と大径の複数の円になるように構成されている
ために、大径のウエーハ1においては応力が均一化する
均等保持が可能となる。図9は、平面多点支持で、支持
点13をウエーハ1の下部全体に配置している。この場
合、大口径のウエーハで枚葉式の熱処理を行なう場合に
は特に好ましい。
【0044】
【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば、基板
支持治具の全ての支持部を弾性支持部に構成しているの
で、基板の変形がある場合には、基板の支持点が弾性支
持部の弾性変形によって容易に上下に移動することによ
り、基板の各支持部における応力が均一となって偏荷重
の発生が阻止される。
支持治具の全ての支持部を弾性支持部に構成しているの
で、基板の変形がある場合には、基板の支持点が弾性支
持部の弾性変形によって容易に上下に移動することによ
り、基板の各支持部における応力が均一となって偏荷重
の発生が阻止される。
【0045】これによって高温下における基板の熱処理
において、スリップ転位の発生のない熱処理が可能とな
り基板の品質を高く保持できる。
において、スリップ転位の発生のない熱処理が可能とな
り基板の品質を高く保持できる。
【図1】 図1〜図2は本発明の第1実施形態に係る基
板の支持治具を示し、図1(A)は基板支持治具の側面
図、(図1(B)のB−B矢視図)、図1(B)は図1
(A)のA矢視図(平面図)である。
板の支持治具を示し、図1(A)は基板支持治具の側面
図、(図1(B)のB−B矢視図)、図1(B)は図1
(A)のA矢視図(平面図)である。
【図2】 図2は前記支柱の支持溝16に前記基板支持
治具2を介装した状態を示す。
治具2を介装した状態を示す。
【図3】 図3〜図4は本発明の第2実施形態に係る基
板の支持治具を示し、図3(A)は基板支持治具の側面
図、(図3(B)のD−D矢視図)、図3(B)は図3
(A)のC矢視図(平面図)である。
板の支持治具を示し、図3(A)は基板支持治具の側面
図、(図3(B)のD−D矢視図)、図3(B)は図3
(A)のC矢視図(平面図)である。
【図4】 図4は前記支柱の支持溝16に前記基板支持
治具3を介装した状態を示す。
治具3を介装した状態を示す。
【図5】 本発明に係るウエーハ支持治具が適用される
半導体基板(ウエーハ)の熱処理装置のボートキャップ
とボートを示す要部斜視図である。
半導体基板(ウエーハ)の熱処理装置のボートキャップ
とボートを示す要部斜視図である。
【図6】 図6は本発明の第3実施形態に係る基板支持
治具を示し、(A)はその側面図((B)のE−E矢視
図)、(B)は(A)のF−F線矢視図である。
治具を示し、(A)はその側面図((B)のE−E矢視
図)、(B)は(A)のF−F線矢視図である。
【図7】 上記実施形態におけるウエーハ支持点の配置
の第1例を示す平面図である。
の第1例を示す平面図である。
【図8】 上記支持点配置の第2例を示す平面図であ
る。
る。
【図9】 上記支持点配置の第3例を示す平面図であ
る。
る。
【図10】 一般的な半導体基板の熱処理装置の縦断面
図である。
図である。
【図11】 従来技術に係る基板の支持治具の1例を示
す外観斜視図である。
す外観斜視図である。
01 熱処理装置 1 ウエーハ 2、3、4 基板支持治具 2a コイルばね 2c、3c、4c1、4c2 支持点 3a 板ばね 4a リング 4b 板ばね部
Claims (4)
- 【請求項1】 熱処理室内で高温熱処理が施される薄板
状の基板を基板支持治具に設けられた複数の支持部上に
載置して、該基板を前記支持部で水平支持するようにし
た基板支持治具において、 前記基板を支持する前記複数の支持部の全てを、各支持
部が単独で上下動可能な弾性支持部に構成されたことを
特徴とする基板支持治具。 - 【請求項2】 前記弾性支持部がコイルばね若しくは板
ばね状をなすことを特徴とする請求項1記載の基板支持
治具。 - 【請求項3】 前記弾性支持部が、リング状のベース部
材から内側に放射状に突設された複数のアームを備える
とともに、該アームをベース部材に対し薄肉に形成する
か若しくは材質を異ならして弾性力を持たせた請求項1
記載の基板支持治具。 - 【請求項4】 前記複数の支持部を夫々結ぶ仮想円が小
径と大径の複数の円になるように構成したことを特徴と
する請求項1記載の基板支持治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31710698A JP2000150402A (ja) | 1998-11-09 | 1998-11-09 | 基板支持治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31710698A JP2000150402A (ja) | 1998-11-09 | 1998-11-09 | 基板支持治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000150402A true JP2000150402A (ja) | 2000-05-30 |
Family
ID=18084517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31710698A Pending JP2000150402A (ja) | 1998-11-09 | 1998-11-09 | 基板支持治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000150402A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002033743A1 (fr) * | 2000-10-16 | 2002-04-25 | Nippon Steel Corporation | Porte-plaquette, element de support de plaquette, dispositif porte-plaquette et four de traitement thermique |
JP2002124519A (ja) * | 2000-10-16 | 2002-04-26 | Nippon Steel Corp | ウェーハ保持具、ウェーハ保持装置及び熱処理炉 |
JP2002246449A (ja) * | 2001-02-19 | 2002-08-30 | Nippon Steel Corp | ウェハ支持部材、ウェハ保持具およびウェハ保持装置 |
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WO2004001835A1 (ja) * | 2002-06-21 | 2003-12-31 | Hitachi Kokusai Electric Inc. | 熱処理装置、基板の製造方法及び半導体デバイスの製造方法 |
US6917755B2 (en) | 2003-02-27 | 2005-07-12 | Applied Materials, Inc. | Substrate support |
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JP2008227056A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | 縦型熱処理用ボートおよび半導体ウエーハの熱処理方法 |
US7442900B2 (en) | 2003-05-12 | 2008-10-28 | Applied Materials, Inc. | Chamber for uniform heating of large area substrates |
JP2009076621A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Covalent Materials Corp | 熱処理用縦型ボート |
JP2010272683A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Covalent Materials Corp | 縦型ウエハボート |
US8033245B2 (en) | 2004-02-12 | 2011-10-11 | Applied Materials, Inc. | Substrate support bushing |
-
1998
- 1998-11-09 JP JP31710698A patent/JP2000150402A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6924462B2 (en) | 2001-05-22 | 2005-08-02 | Applied Materials, Inc. | Pedestal for flat panel display applications |
WO2004001835A1 (ja) * | 2002-06-21 | 2003-12-31 | Hitachi Kokusai Electric Inc. | 熱処理装置、基板の製造方法及び半導体デバイスの製造方法 |
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US7442900B2 (en) | 2003-05-12 | 2008-10-28 | Applied Materials, Inc. | Chamber for uniform heating of large area substrates |
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JP2008227056A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | 縦型熱処理用ボートおよび半導体ウエーハの熱処理方法 |
JP2009076621A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Covalent Materials Corp | 熱処理用縦型ボート |
JP2010272683A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Covalent Materials Corp | 縦型ウエハボート |
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