JP2000148018A - クリ―ニング用ラベル基材及びそのラベル - Google Patents

クリ―ニング用ラベル基材及びそのラベル

Info

Publication number
JP2000148018A
JP2000148018A JP10375350A JP37535098A JP2000148018A JP 2000148018 A JP2000148018 A JP 2000148018A JP 10375350 A JP10375350 A JP 10375350A JP 37535098 A JP37535098 A JP 37535098A JP 2000148018 A JP2000148018 A JP 2000148018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
ink
cleaning
polyolefin
thermal transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10375350A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Kume
克也 久米
Katsuyuki Okazaki
功到 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP10375350A priority Critical patent/JP2000148018A/ja
Publication of JP2000148018A publication Critical patent/JP2000148018A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱転写方式等を介した現場での情報付与によ
るラベルの臨機な効率的発行性を維持しつつ、衣類等の
被洗濯物に現場にても簡単に接着でき、それを多数回の
洗濯処理などの厳しい洗濯条件を課した場合にも、付与
した情報が消失することなくラベル機能を安定に持続
し、かつ被洗濯物から脱落せずに特定の被洗濯物の管理
を可能とするクリーニング用ラベルの開発。 【解決手段】 超高分子量のポリオレフィンからなるイ
ンク受容層(1)を表面に有し、必要に応じ片面にポリ
オレフィン等からなるホットメルト型接着層(3)を有
するクリーニング用ラベル基材、及びそのラベル基材の
インク受容層に、熱定着性インクからなる熱転写情報
(2)を付与してなるクリーニング用ラベル。 【効果】 ホットメルト型接着層を設けてアイロン等を
介し被洗濯物に簡単に接着でき、厳しい洗濯条件下でも
剥がれず、多数の被洗濯物の個別特定化を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、現場発行でき衣類等に加
熱接着できて、厳しい洗濯条件にも付与情報の消失や衣
類等よりの剥がれを生じず、被洗濯物の自動仕分けや在
庫管理を可能とするクリーニング用ラベル基材とそのラ
ベルに関する。
【0002】
【背景技術】従来、衣類等の被洗濯物の管理に用いるク
リーニング用ラベルとしては、プラスチックフィルムや
耐洗紙にバーコード等のパターンを付与したものが知ら
れていた。これは、それまでの刺繍方式では発行に多時
間、多労力を要することに鑑みて熱転写プリンタ等を介
し必要な情報を現場にて付与してクリーニング用ラベル
を臨機に効率的に発行できるようにしたものである。
【0003】しかしながら、従来のクリーニング用ラベ
ルにあっては、多数回の洗濯処理など厳しい洗濯条件を
課した場合に、付与した情報が消失してラベルとしての
機能を喪失する問題点があった。ちなみに作業用等の制
服などではそれが廃棄されるまでにその汚れ状態に応じ
た条件で多数回の洗濯が繰り返される。
【0004】
【発明の技術的課題】本発明は、熱転写方式等を介した
現場での情報付与によるラベルの臨機な効率的発行性を
維持しつつ、衣類等の被洗濯物に現場にても簡単に接着
でき、それを多数回の洗濯処理などの厳しい洗濯条件を
課した場合にも、付与した情報が消失することなくラベ
ル機能を安定に持続し、かつ被洗濯物から脱落せずに特
定の被洗濯物の管理を可能とするクリーニング用ラベル
の開発を課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は、超高分子量のポリオレフ
ィンからなるインク受容層を表面に有し、必要に応じ片
面にポリオレフィン等からなるホットメルト型接着層を
有することを特徴とするクリーニング用ラベル基材、及
びそのラベル基材のインク受容層に、熱定着性インクか
らなる熱転写情報を付与してなることを特徴とするクリ
ーニング用ラベルを提供するものである。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、インク受容層に市販の
熱定着性インクや熱転写プリンタを介して任意な熱転写
情報を現場等にて臨機に効率的に付与できて必要なクリ
ーニング用ラベルを随時に発行でき、しかもその熱転写
情報を形成する熱定着性インクが超高分子量のポリオレ
フィンからなるインク受容層と良好に融着して、多数回
の洗濯処理等の厳しい洗濯条件下にもそれに耐えて付与
情報が消失せず、ラベル機能を安定に持続するクリーニ
ング用ラベルを得ることができる。
【0007】またラベルの裏面にホットメルト型接着
層、特にMIが0.5以上のポリオレフィンからなるも
のを設けることにより、アイロン等を介して被洗濯物に
簡単に接着でき、その接着状態を多数回の洗濯処理等の
厳しい洗濯条件下にもそれに耐えて剥がれることがな
く、多数の被洗濯物の個別特定化を可能とするラベル機
能も安定に持続するクリーニング用ラベルとすることが
できる。
【0008】
【発明の実施形態】本発明によるクリーニング用ラベル
基材は、超高分子量のポリオレフィンからなるインク受
容層を表面に有し、必要に応じ片面にポリオレフィン等
からなるホットメルト型接着層を有してなり、クリーニ
ング用ラベルは、そのラベル基材のインク受容層に、熱
定着性インクからなる熱転写情報を付与してなるもので
ある。その例を図1に示した。1がインク受容層(1
1)の単独層からなるクリーニング用ラベル基材であ
る。なお図1は、ラベルとしたものを示しており、2が
熱転写情報で、3は必要に応じての接着層であり、4は
被洗濯物である。
【0009】クリーニング用ラベル基材は、超高分子量
のポリオレフィンからなるインク受容層が表面に露出し
たシート状物であればよい。従ってクリーニング用ラベ
ル基材は、適宜な形態に形成することができる。その例
としては、前記図1に例示の如くインク受容層そのもの
(単独層)からなる形態、図2に例示の如くインク受容
層11を補強基材12と複合させた形態、接着層を有す
る形態などがあげられる。
【0010】インク受容層をエチレンやプロピレン等の
オレフィンを成分とするホモポリマーやコポリマー、あ
るいはそれらの混合物などからなる超高分子量のポリオ
レフィンにて形成することにより、その低い表面エネル
ギーによる良滑り性等に基づいて耐摩耗性に優れるイン
ク受容層とすることができ、耐溶剤性にも優れている。
【0011】耐摩耗性やインク情報の定着性などの点よ
り好ましく用いうる超高分子量のポリオレフィンは、粘
度平均分子量が30万〜1000万、就中50万〜90
0万、特に100万〜700万のものである。電子線等
の放射線の照射方式や架橋剤の配合方式などの適宜な方
式で架橋処理された超高分子量のポリオレフィンは、耐
熱性等の耐久性の向上などの点より更に好ましい。
【0012】超高分子量のポリオレフィンからなるイン
ク受容層の形成は、適宜な方式で行うことができ、特に
限定はない。その例としては、超高分子量のポリオレフ
ィンからなるフィルムを用いる方式や、超高分子量のポ
リオレフィンの熱溶融液や溶剤による溶液を塗工する方
式方式などがあげられる。
【0013】インク受容層の厚さは、ラベル基材の形態
などに応じて適宜に決定することができ、一般には付与
したインク情報の耐久性や接触による剥がれ防止などの
点より1〜2000μm、就中5〜1000μm、特に1
0〜200μmとされる。またインク受容層の表面に
は、インクの定着力の向上などを目的に例えばコロナ処
理やプラズマ処理、ケミカルエッチング処理などの適宜
な表面処理を施すことができる。
【0014】さらにインク受容層には、種々の添加剤な
いし薬剤等を含有させることができる。その例として
は、複合形態のクリーニング用ラベル基材の形成を目的
とした繊維等の補強基材や、付与するインク情報とのコ
ントラストの向上等を目的とした白色顔料等の着色剤、
耐熱性の向上等を目的とした酸化防止剤、超高分子量ポ
リオレフィン以外のポリマー類などがあげられる。
【0015】添加剤等の添加量は、超高分子量のポリオ
レフィン100重量部あたり、着色剤で30重量部以
下、酸化防止剤で10重量部以下が一般的である。なお
着色剤としては後記の熱定着性インク成分として例示す
るものなどがあげられ、酸化防止剤としては例えば芳香
族アミン類、フェノール類、硫黄系化合物類、リン系化
合物類、ヒドラジン類、オキサミド類等のポリオレフィ
ンで公知の化合物などの適宜なものを用いうる。またポ
リマー類についても下記の補強基材で例示するものなど
の適宜なものを用いうるが、その添加量は超高分子量ポ
リオレフィンの特性維持の点などより超高分子量のポリ
オレフィン100重量部あたり40重量部以下、就中3
0重量部以下、特に20重量部以下が好ましい。
【0016】クリーニング用ラベル基材を上記したイン
ク受容層と補強基材との複合体として形成する場合、そ
の複合形態は、例えば図2の如くシート状の補強基材の
上にインク受容層を熱ラミネート法や押出コーティング
法等で設けたもの、シート状の補強基材に溶液状ないし
熔融状のインク受容層の形成材を含浸させたものや塗工
したもの、インク受容層の内部にシート状の補強基材を
介在させたものや、繊維等の補強基材を混入させたもの
などの適宜な形態とすることができる。
【0017】従って補強基材としては、例えば繊維や布
や不織布、樹脂の塗布層やフィルム、金属箔やネット、
ワイヤなどの適宜なものを用いうる。補強基材の選択で
柔軟さや耐熱性などの物性を適宜に調節することができ
る。なお付与するインク情報とのコントラストの向上な
どの必要に応じての対策は、補強基材を介して行うこと
もできる。
【0018】ちなみに前記したフィルムや塗布層等の形
成に用いる樹脂としては、例えばポリエチレンやポリプ
ロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体の如きオレフ
ィン系樹脂、ポリスチレンやポリ塩化ビニルの如きビニ
ル系樹脂、ポリエチレンテレフタレーやポリエチレンナ
フタレートの如きポリエステル系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、ポリアミド系樹脂、キシレン系樹脂、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリカーボネート、アクリル系樹脂、ポリア
リレートなどがあげられる。
【0019】さらに例えばポリイミド、ポリエーテルエ
ーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイ
ミド、ポリスルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポ
リアミドイミド、ポリエステルイミド、芳香族ポリアミ
ド、ポリパラバン酸、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、エ
ポキシ樹脂等の耐熱性樹脂や、エポキシアクリル系樹
脂、ウレタンアクリル系樹脂、ポリエステルアクリル系
樹脂、アクリル酸エステル系樹脂、アルキッドアクリル
系樹脂、シリコーンアクリル系樹脂、ポリエン/ポリチ
オール型スピラン系樹脂、アミノアルキッド系樹脂等の
紫外線硬化系樹脂などもあげられる。
【0020】クリーニング用ラベル基材には、ラベル基
材のインク情報を付与しない面に必要に応じて、被洗濯
物に接着するためのホットメルト型接着層を設けること
ができる。当該接着層は、ラベル基材等を被洗濯物に取
り付けるまでの適宜な段階で設けることができ、従って
クリーニング用ラベルとしたのちに設けることもできる
が、本発明にては現場等での効率的な接着処理などを目
的に、ラベルとする前の基材の段階で予め設けることが
好ましい。
【0021】また接着層は、アイロン等を介した現場で
の被洗濯物への簡便接着性などの点よりホットメルト型
の接着剤にて形成することが好ましい。その接着剤とし
ては、例えばポリエステル系、ポリウレタン系、ポリア
ミド系、ポリオレフィン系やエチレン・酢酸ビニル系等
のオレフィン系、アクリル系、スチレン系ないしエラス
トマー系などのポリマーからなる適宜なものを用いう
る。
【0022】インク受容層に直接設ける場合には、接着
力などの点よりポリオレフィン、就中MI(メルトイン
デックス)が0.5以上、特に1.5以上のポリオレフ
ィンからなるホットメルト型接着剤が好ましく用いられ
る。
【0023】ラベル基材へのホットメルト型接着層の付
設は、例えば熱ラミネート方式や押出コーティング方
式、カレンダーロール法等の圧延方式、ドクターブレー
ド法やグラビアロールコータ法等の塗工方式などの適宜
な方式で行うことができる。付設する接着層の厚さは、
接着強度などに応じて決定してよいが、一般には1〜5
00μm、就中10〜300μm、特に20〜200μm
とされる。なおホットメルト型接着層は、粘着層の如く
接着処理に供するまでの間をセパレータ等で保護カバー
する必要がなく、接着処理時にセパレータ等からなるゴ
ミを発生しない利点なども有している。
【0024】クリーニング用ラベルは、当該ラベル基材
のインク受容層に必要な情報を付与することにより形成
することができる。その情報は、適宜な印刷方式にて形
成しうるが、ラベルの現場等での臨機な発行性などの点
よりは、熱転写方式による情報の付与方式が好ましい。
【0025】前記の熱転写情報は、熱転写プリンタと熱
定着性インクを用いて付与しうるが、その熱定着性イン
クには例えば市販の熱転写式インクシートを形成する樹
脂系やワックス系等のものなどの適宜なものを用いう
る。超高分子量のポリオレフィンよりなるインク受容層
への定着力や耐洗濯性などに優れる熱転写情報の付与の
点より好ましく用いうる熱定着性インクは、ポリオレフ
ィンと着色剤を成分とするものである。
【0026】熱定着性インクは例えば、ポリオレフィン
と着色剤の各1種又は2種以上をロールミル等の適宜な
混練機にて加熱混合するか、必要に応じポリオレフィン
溶解性の溶媒を用いて例えばロールミルやポットミル等
の適宜な混練機で混合してペースト状等の流動物として
調製することができる。
【0027】熱定着性インク用のポリオレフィンとして
は、耐溶剤性や、熔融粘度に基づく汎用の熱転写プリン
タ等を介した転写性などの点より、エチレンやプロピレ
ン等のオレフィンを成分とするホモポリマーやコポリマ
ー、あるいはそれらの混合物などからなる粘度平均分子
量が5百〜100万、就中、千〜20万、特に5千〜5
万のものが好ましく用いられる。
【0028】着色剤としては、例えば有機系又は無機系
の顔料、カーボン、金属粉末などの適宜なものを用いて
よい。黒色の熱定着性インクの形成には、種々のカーボ
ンが好ましく用いうる。ちなみに前記の有機系顔料の例
としては、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、トリフ
ェニルメタン系顔料、金属錯塩顔料、バット染料系顔
料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料など
があげられる。
【0029】また無機系顔料の例としては、シリカ、チ
タニア、アルミナ、亜鉛華、ジルコニア、酸化カルシウ
ム、炭酸カルシウム、マイカの如き白色物、酸化マンガ
ン・アルミナ、酸化クロム・酸化錫、酸化鉄、硫化カド
ミウム・硫化セレンの如き赤色物、酸化コバルト、ジル
コニア・酸化バナジウム、酸化クロム・五酸化二バナジ
ウムの如き青色物、酸化クロム・酸化コバルト・酸化鉄
・酸化マンガンやクロム酸塩、過マンガン酸塩の如き黒
色物、ジルコニウム・珪素・プラセオジム、バナジウム
・錫、クロム・チタン・アンチモンの如き黄色物、酸化
クロム、コバルト・クロム、アルミナ・クロムの如き緑
色物、アルミニウム・マンガン、鉄・珪素・ジルコニウ
ムの如き桃色物などをその代表例としてあげられる。
【0030】熱定着性インクにおけるポリオレフィンと
着色剤の使用割合は、ラベル基材とのコントラストや熱
転写プリンタによる熱転写情報の形成性などにより適宜
に決定されるが、一般にはポリオレフィン100重量部
あたり、1〜500重量部、就中20〜300重量部の
着色剤が用いられる。
【0031】熱転写プリンタにて熱転写情報を形成する
場合に必要な、印字リボンの如きインクシートは例え
ば、塗布方式、含浸方式等により熱定着性インクをフィ
ルムや布等からなる支持基材に保持させることにより形
成することができる。支持基材には、例えばポリエステ
ルやポリイミド、フッ素樹脂等の樹脂フィルム、ポリア
ミドやポリエステル等の繊維からなる布などの通例のも
のを用いてよい。
【0032】熱定着性インク層の密着性の向上には支持
基材をワックス等でアンダーコーティング処理する方式
が有効である。熱定着性インク層の厚さは、隠蔽力や剪
断による熱転写性などの点より0.1〜10μm、就中
0.2〜5μm、特に0.5〜2μmが好ましい。
【0033】インク受容層に付与する熱転写情報は任意
である。印字情報や絵柄情報、バーコード情報などの文
字や図形や記号等からなる任意な熱転写情報を付与して
よい。なお識別ラベルを形成する場合などには、ラベル
基材と熱定着性インクからなる熱転写情報とに良好なコ
ントラスト、ないし色調の相違が形成されるようにする
ことが好ましい。
【0034】本発明によるクリーニング用ラベルは、各
種の被洗濯物の管理などに好ましく用いうる。特にレン
タルユニフォームの如く洗濯の機会が多く、流通やスト
ック等の過程における商品管理を効率的に、かつ速やか
に行う必要のある被洗濯物などに有利に用いうる。
【0035】
【実施例】実施例1 粘度平均分子量が200万で、平均粒径が30μmの超
高分子量ポリエチレンを150℃の加圧下にシート状に
成形して厚さ200μmのフィルムからなるラベル基材
(インク受容層)を得、その片面に粘度平均分子量20
万の低密度ポリエチレンのフィルムからなる厚さ60μ
mのホットメルト型接着層を130℃の熱ロールを介し
ラミネートしてラベル形状に打ち抜き加工してクリーニ
ング用ラベル基材を得た。
【0036】次に、前記ラベル基材のインク受容層に、
市販の熱転写プリンタとインクシートを用いて所定のパ
ターンを印字し、基材表面に熱定着性インクが良好に融
着したクリーニング用ラベルを得た。なお前記のインク
シートは、粘度平均分子量が8千のポリエチレン100
重量部にカーボン粉25重量部を加えて200℃で均一
に混合し、その均一分散物をホットメルトのグラビア塗
工機にて厚さ6μmのポリエステルフィルム上に2μmの
厚さで塗布して形成したものである。
【0037】実施例2 超高分子量ポリエチレンフィルムの片面をコロナ放電処
理してその面に融点120℃、厚さ100μmのポリウ
レタン系のホットメルト型接着層を設けたほかは、実施
例1に準じてラベル基材とクリーニング用ラベルを得
た。
【0038】比較例1 超高分子量ポリエチレンフィルムに代えて、チタン白1
0重量%を含む厚さ100μmの高密度ポリエチレンフ
ィルム(粘度平均分子量20万)を用いたほかは実施例
1に準じてラベル基材とクリーニング用ラベルを得た。
【0039】比較例2 超高分子量ポリエチレンフィルムに代えて、厚さ100
μmの白色ポリエステルフィルムを用い、それにポリウ
レタン系のホットメルト型接着層を設けてラベル基材を
得ると共に、市販の樹脂系インクシートを用いたほかは
実施例1に準じてクリーニング用ラベルを得た。
【0040】評価試験 実施例、比較例で得たクリーニング用ラベルをそのホッ
トメルト型接着層を介してポリエステル65%、綿35
%の混紡衣料に190℃、圧力2.5kg/cm2、10秒
間の条件で接着し、それを10リットルの水にハードダ
ッシュ(ライオン社製)250cc、LAビルダー(ライ
オン社製)200cc、及び過酸化水素水250ccを加え
た洗濯水を用いて70℃で10時間連続して洗濯したの
ち取だして、クリーニング用ラベルにおける印字の消滅
とラベル端部の浮き(剥がれ)について調べた。
【0041】前記の結果を次表に示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリーニング用ラベル例の断面図
【図2】クリーニング用ラベル基材例の断面図
【符号の説明】
1:クリーニング用ラベル基材(11) 11:インク受容層 12:補強基材 2:熱転写情報 3:ホットメルト型接着層 4:被洗濯物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超高分子量のポリオレフィンからなるイ
    ンク受容層を表面に有することを特徴とするクリーニン
    グ用ラベル基材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、片面にホットメルト
    型接着層を有するクリーニング用ラベル基材。
  3. 【請求項3】 請求項2において、ホットメルト型接着
    層がMI0.5以上のポリオレフィンからなるクリーニ
    ング用ラベル基材。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載のクリーニング用ラ
    ベル基材のインク受容層に、熱定着性インクからなる熱
    転写情報を付与してなることを特徴とするクリーニング
    用ラベル。
  5. 【請求項5】 請求項4において、熱転写情報がポリオ
    レフィンと着色剤を成分とする熱定着性インクからなる
    クリーニング用ラベル。
JP10375350A 1998-11-17 1998-11-17 クリ―ニング用ラベル基材及びそのラベル Pending JP2000148018A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10375350A JP2000148018A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 クリ―ニング用ラベル基材及びそのラベル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10375350A JP2000148018A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 クリ―ニング用ラベル基材及びそのラベル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000148018A true JP2000148018A (ja) 2000-05-26

Family

ID=18505384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10375350A Pending JP2000148018A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 クリ―ニング用ラベル基材及びそのラベル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000148018A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112745989A (zh) * 2020-12-30 2021-05-04 王晓立 一种速效啤酒瓶脱标清洗添加剂
WO2022208643A1 (ja) * 2021-03-30 2022-10-06 リンテック株式会社 クリーニング用ラベル、及びクリーニング用タグの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112745989A (zh) * 2020-12-30 2021-05-04 王晓立 一种速效啤酒瓶脱标清洗添加剂
WO2022208643A1 (ja) * 2021-03-30 2022-10-06 リンテック株式会社 クリーニング用ラベル、及びクリーニング用タグの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2533456B2 (ja) ラベル及びそのラベル基材とインク
US10035368B2 (en) Label assembly and method of using the same to label articles durably yet removably
US10596789B2 (en) Method for labeling fabrics and heat-transfer label well-suited for use in said method
US6152374A (en) Method for renting fabric articles and data code-printed sheet
JP2000148018A (ja) クリ―ニング用ラベル基材及びそのラベル
KR20010012289A (ko) 열전사기록매체 및 그의 제조 방법
JP3594788B2 (ja) 印刷シート
JP4371512B2 (ja) 多孔質フィルムとその製造方法、及びラベル
EP1024020B1 (en) Sheet for printing, inked sheet, and printed sheet
JPH1124568A (ja) クリーニング用ラベル及びそのラベル基材
JP4243404B2 (ja) 印刷シート、印刷用シート及びその製造方法
JP3118151B2 (ja) 印刷用粘着シート、ラベル及び離型処理剤
JP2000347570A (ja) ラベル及びラベルの製法
JPH1180685A (ja) 印刷用粘着シート及びラベル
JPH08185120A (ja) 熱定着性インク、インクシート及びラベル
JP2000190441A (ja) 化粧材
JPH0850453A (ja) ラベル及びそのラベル基材
JP3703592B2 (ja) 印刷用粘着シート及びラベル
JPH0939141A (ja) 印刷シート及び印刷用シート
JPH10193817A (ja) 印刷シート及びインク
JPH09244534A (ja) ラベル基材及びそのラベル
JPH11208132A (ja) 印刷用シート及び印刷シート
JPH1120327A (ja) 印刷シート及び熱転写式インクリボン
JP2000141928A (ja) 耐候性印刷シ―ト
JPH07146647A (ja) ラベル及びそのラベル基材とインク

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070828