JPH07146647A - ラベル及びそのラベル基材とインク - Google Patents

ラベル及びそのラベル基材とインク

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JPH07146647A
JPH07146647A JP31906393A JP31906393A JPH07146647A JP H07146647 A JPH07146647 A JP H07146647A JP 31906393 A JP31906393 A JP 31906393A JP 31906393 A JP31906393 A JP 31906393A JP H07146647 A JPH07146647 A JP H07146647A
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JP31906393A
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Itsuro Takenoshita
逸郎 竹ノ下
Yozo Oishi
洋三 大石
Mitsuo Kuramoto
盈夫 倉本
Katsuya Kume
克也 久米
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Nitto Denko Corp
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Nitto Denko Corp
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0266Marks, test patterns or identification means

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱転写方式によるパターン形成で臨機に発行
でき、かつその熱転写パターンが耐熱性と耐溶剤性に優
れて加熱処理や溶剤洗浄処理、その払拭処理を施しても
付与パターンを良好に温存するラベル、ないしそれ用の
基材及びインクの開発。 【構成】 軟化点が180〜300℃の熱可塑性ポリイ
ミド又は/及びポリアミド酸を造膜成分とするインク受
容層(1)を有するラベル基材(1)の前記インク受容
層に、軟化点が180〜300℃の熱可塑性ポリイミド
又は/及びポリアミド酸と着色剤を成分とするインクか
らなる熱転写パターン(2)を設けてなるラベル、及び
前記のラベル基材とインク。 【効果】 必要なラベルを随時に発行でき、インクパタ
ーンの上に被覆テープ層を設ける必要なくプリント回路
基板の実装工程などの加熱と溶剤処理が伴う商品管理等
に用いうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性と耐溶剤性に優
れる熱転写パターンを有してプリント回路基板の実装工
程等における識別ラベルなどの形成に好適なラベル、及
びそれに用いるラベル基材とインクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パターンを刻印した金属銘板、又
は耐熱性プラスチックシートや金属板に硬化性インクで
パターンを形成してなる識別ラベルが知られていた。し
かしながら、生産体制が多品種少量生産へと変遷するな
かで臨機に識別ラベルを発行することが困難で多品種少
量生産体制に対処できない問題点があった。
【0003】一方、スチレン・ポリオレフィン重合体と
融点が200℃以上の熱可塑性樹脂との混合物からなる
インク受容層を有するラベル基材(特開昭62−299
391号公報)、又はエポキシ樹脂等と疎水性シリカと
低密度ポリエチレンワックスとの混合物からなるインク
受容層を有するラベル基材(特開昭63−176183
号公報)にワックス系インクからなる熱転写パターンを
形成してなるラベルも知られていた。インクリボンとし
ては、ポリエステル系、ポリアミド系、アクリル系、ポ
リカーボネート系、フェノール系等の樹脂系のものも知
られている。
【0004】しかしながら、従来のインク受容層を有す
るラベルにあっては、耐熱性に乏しいことに加えて耐溶
剤性にも乏しく、溶剤による洗浄工程又はその払拭工程
でパターンが消失しラベルとして機能しえない問題点が
あった。ちなみに、プリント回路基板の実装工程におい
ては通例、ラベルがフローやリフロー方式等の半田浴に
300℃程度で1〜60秒間直接触れたのち、トリクロ
ロエタンやフロン系ないしHCFC系やアルカリ洗浄剤
系等の代替フロン系等の溶剤や純水などにより処理、洗
浄されるため、その際の加熱でパターンを形成するイン
クのワックスや樹脂成分が溶出したり分解したりし、そ
の後の処理、洗浄、払拭工程でパターンが消失しラベル
機能を喪失する問題点があった。そのため、前記のプリ
ント回路基板の実装工程のように加熱処理と溶剤処理が
加わる場合には、ラベルのインクパターンの上にポリエ
ステルやポリイミドの被覆テープ層を設けて保護してい
る実状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、熱転写方式
によるパターン形成で臨機に発行でき、かつその熱転写
パターンが耐熱性と耐溶剤性に優れて加熱処理や溶剤洗
浄処理、その払拭処理を施しても付与パターンを良好に
温存するラベル、ないしそれ用の基材及びインクの開発
を課題とする。従ってラベルのインクパターンの上に被
覆テープ層を設ける必要なく上記したプリント回路基板
の実装工程等に供しうるものを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、軟化点が18
0〜300℃の熱可塑性ポリイミド又は/及びポリアミ
ド酸を造膜成分とするインク受容層を有するラベル基材
の前記インク受容層に、軟化点が180〜300℃の熱
可塑性ポリイミド又は/及びポリアミド酸と着色剤を成
分とするインクからなる熱転写パターンを設けたことを
特徴とするラベル、及び前記のラベル基材とインクを提
供するものである。
【0007】
【作用】上記構成のインク受容層とインクの組合せとす
ることにより、市販の熱転写プリンタにても臨機にパタ
ーンを付与でき、熱転写時のインク受容層とインクにお
ける熱可塑性ポリイミドないしポリアミド酸同士の良好
な熔融圧着、及び必要に応じてのその硬化処理で耐熱性
と耐溶剤性に優れる熱転写パターンを形成することがで
きる。
【0008】
【発明の構成要素の例示】本発明のラベルは、軟化点が
180〜300℃の熱可塑性ポリイミド又は/及びポリ
アミド酸を造膜成分とするインク受容層を有するラベル
基材のインク受容層に、軟化点が180〜300℃の熱
可塑性ポリイミド又は/及びポリアミド酸と着色剤を成
分とするインクからなる熱転写パターンを設けたもので
ある。そのラベルの例を図1に示した。1がラベル基
材、2がパターン層である。なお3は必要に応じて設け
られる粘着層であり、4は被着体である。
【0009】ラベル基材は、軟化点が180〜300℃
の熱可塑性ポリイミド又は/及びポリアミド酸を造膜成
分とするインク受容層が表面に露出したシート状物であ
ればよく、従って適宜な形態に形成することができる。
その例としては、インク受容層そのものからなる形態
(図1)、図2に例示の如くインク受容層11を耐熱補
強基材12と複合させた形態、粘着層を有する形態など
があげられる。
【0010】前記の複合形態は、図2の如くシート状の
耐熱補強基材の上にインク受容層を熱ラミネート法や押
出コーティング法等で設ける方式のほか、例えばシート
状の耐熱補強基材に溶液状ないし熔融状のインク受容層
の形成材を含浸させる方式ないし塗工する方式、インク
受容層内にシート状の耐熱補強基材を介在させる方式、
インク受容層内に繊維状等の耐熱補強基材を混入させる
方式などにより適宜に形成してよい。
【0011】従って前記の耐熱補強基材としては、耐熱
樹脂の塗布層やフィルム、耐熱繊維や耐熱布、耐熱紙や
耐熱不織布、金属箔や耐熱ネット、ワイヤなどの適宜な
ものを用いてよい。耐熱補強基材の物性については、使
用目的に応じて適宜に決定してよい。ちなみに前記の耐
熱樹脂としては、例えばポリイミド、ポリエーテルエー
テルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミ
ド、ポリスルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリ
アミドイミド、ポリエステルイミド、芳香族ポリアミ
ド、ポリパラバン酸、フッ素樹脂、エポキシ樹脂などが
あげられる。
【0012】インク受容層は、軟化点が180〜300
℃、好ましくは240〜260℃の熱可塑性ポリイミド
又は/及びポリアミド酸を造膜成分とする。インク受容
層には、上記した複合形態物を得るために繊維状等の耐
熱補強基材を混入させることができ、また白色顔料等の
添加物を90重量%以下含有させることができる。さら
に前記熱可塑性ポリイミド又は/及びポリアミド酸の単
独層からなるインク受容層とすることもできる。前記に
より耐熱性と耐溶剤性が維持される。なお付与するパタ
ーンとのコントラストの向上などの必要に応じての対策
は、耐熱補強基材を併用してその耐熱補強基材に対し施
してもよい。
【0013】インク受容層を形成する軟化点180〜3
00℃の熱可塑性ポリイミド、ポリアミド酸としては、
種々の成分のものを1種又は2種以上用いうるが、その
軟化点が180℃未満では耐熱性、耐溶剤性に乏しく、
300℃を超えると熱熔融性に乏しくて熱転写方式で付
与したパターンが払拭時の擦れなどで脱落しやすくな
る。
【0014】インク受容層の厚さは、0.2〜100μ
m、就中1〜80μmが好ましい。その厚さが0.2μm
未満では熱転写時のインク受容力やインク維持力、ある
いは強度に乏しい場合があり、100μmを超えると加
熱による熔融で付与したパターンが流動変形しやすくな
る。
【0015】ラベルの形成は、ラベル基材のインク受容
層に軟化点が180〜300℃の熱可塑性ポリイミド又
は/及びポリアミド酸と着色剤を成分とするインクから
なる熱転写パターンを付与することにより行うことがで
きる。かかる熱転写式によるパターンの付与により、イ
ンクがインク受容層と良好に熔融圧着して耐熱性と耐溶
剤性に優れる熱転写パターンを形成する。なお必要に応
じて得られたラベルを加熱方式等の適宜な方式でインク
ないしインク受容層を硬化処理することで、耐熱性、耐
溶剤性をより向上させることができる。
【0016】前記のインクは例えば、1種又は2種以上
の当該熱可塑性ポリイミド又は/及びポリアミド酸と着
色剤とをロールミル等の適宜な混練機にて加熱混合する
か、必要に応じアミド系等の溶媒を用いて例えばロール
ミルやポットミル等の適宜な混練機で混合してペースト
状等の流動物として調製することができる。
【0017】インク用の熱可塑性ポリイミド、ポリアミ
ド酸としては、種々の成分からなる軟化点180〜30
0℃、好ましくは240〜260℃のものを用いうる。
その軟化点が180℃未満では耐熱性、耐溶剤性に乏し
く、300℃を超えると熔融粘度の増大で塗工処理が困
難になったり、汎用の熱転写プリンタによる転写圧着が
困難になる。
【0018】着色剤としては、例えば有機系又は無機系
の顔料、カーボン、金属粉末などの適宜なものを用いて
よい。有機系顔料の例としては、アゾ系顔料、フタロシ
アニン系顔料、トリフェニルメタン系顔料、金属錯塩顔
料、バット染料系顔料、キナクリドン系顔料、イソイン
ドリノン系顔料などがあげられる。
【0019】また無機系顔料の例としては、シリカ、チ
タニア、アルミナ、亜鉛華、ジルコニア、酸化カルシウ
ム、マイカの如き白色物、酸化マンガン・アルミナ、酸
化クロム・酸化錫、酸化鉄、硫化カドミウム・硫化セレ
ンの如き赤色物、酸化コバルト、ジルコニア・酸化バナ
ジウム、酸化クロム・五酸化二バナジウムの如き青色
物、酸化クロム・酸化コバルト・酸化鉄・酸化マンガン
やクロム酸塩、過マンガン酸塩の如き黒色物、ジルコニ
ウム・珪素・プラセオジム、バナジウム・錫、クロム・
チタン・アンチモンの如き黄色物、酸化クロム、コバル
ト・クロム、アルミナ・クロムの如き緑色物、アルミニ
ウム・マンガン、鉄・珪素・ジルコニウムの如き桃色物
などをその代表例としてあげられる。
【0020】インクにおける着色剤と熱可塑性ポリイミ
ド又は/及びポリアミド酸の使用割合は、ラベル基材と
のコントラストや熱転写圧着性などにより適宜に決定さ
れるが、一般には熱可塑性ポリイミド又は/及びポリア
ミド酸100重量部あたり50〜500重量部、就中1
00〜300重量部の着色剤が用いられる。
【0021】熱転写方式によりパターンを形成する場合
に必要な、印字リボンの如きインクシートは例えば、塗
布方式、含浸方式等によりインクをフィルムや布等から
なる支持基材に保持させることにより形成することがで
きる。支持基材としては、ポリエステル、ポリイミド、
フッ素樹脂等のプラスチックフィルム、ポリアミドやポ
リエステル等の繊維からなる布などの通例のものを用い
てよい。インク層の密着性の向上には支持基材をワック
ス等でアンダーコーティング処理する方式が有効であ
る。
【0022】インク層の厚さは、0.2〜10μmが一
般的であり、0.8〜3μmが好ましい。その厚さが
0.2μm未満では隠蔽力に乏しい場合があり、10μm
を超えるとインク層を剪断して良好に熱転写できず良好
なパターンが形成できない場合がある。
【0023】形成するパターンは任意である。印字パタ
ーン、絵柄パターン、バーコードパターンなどの任意な
パターンを付与してよい。なお識別ラベルを形成する場
合などには、ラベル基材とインクパターンとに良好なコ
ントラスト、ないし色調の相違が形成されるようにする
ことが好ましい。
【0024】本発明のラベル基材又はラベルには、必要
に応じ被着体に取り付けるための粘着層を設けることが
できる。粘着層は、ラベル基材等を被着体に取り付ける
までの適宜な段階で設けることができ、従ってラベル基
材にパターンを付与してラベルとする前に予め設けるこ
ともできるし、ラベルとしたのちに設けることもでき
る。
【0025】粘着層の形成には、適宜な粘着性物質を用
いることができ、一般にはゴム系粘着剤、アクリル系粘
着剤、シリコーン系粘着剤、ビニルアルキルエーテル系
粘着剤、ポリビニルアルコール系粘着剤、ポリビニルピ
ロリドン系粘着剤、ポリアクリルアミド系粘着剤、セル
ロース系粘着剤などの有機系のものが用いられる。
【0026】ラベル基材ないしラベルへの粘着層の付設
は、カレンダーロール法等の圧延方式、ドクターブレー
ド法やグラビアロールコータ法等のシート形成方式など
の適宜な方式でセパレータ上に粘着層を形成してそれを
移着する方法などの適宜な方式で行ってよい。付設する
粘着層の厚さは、使用目的に応じて決定でき一般には1
〜500μmとされる。なお設けた粘着層に対しては、
それを被着体に仮着するまでの間、セパレータ等で被覆
して汚染等を防止することが好ましい。
【0027】本発明のラベル基材ないしラベルは、例え
ば陶磁器、ガラス製品、セラミック製品、金属製品、琺
瑯製品、樹脂製品、木材製品等の種々の物品へのバーコ
ード等からなる識別マークの付与、あるいはその他のパ
ターン付与などの種々の目的に好ましく用いうる。特に
実装工程に供するプリント回路基板の如く加熱処理と、
溶剤による洗浄工程やその払拭工程を経る必要のある被
着体の商品管理等に好ましく用いうる。なお被着体は、
平板形態や容器形態などの任意な形態をしていてよい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、熱転写方式で任意なパ
ターンを臨機に付与できて必要なラベルを随時に発行す
ることができ、その熱転写パターンが耐熱性と耐溶剤性
に優れて半田フローや溶剤洗浄、その払拭処理で消失せ
ず、パターンの温存性に優れている。
【0029】
【実施例】
実施例1 チタニア50部(重量部、以下同じ)、炭酸カルシウム
30部、タルク20部、ポリメタフェニレンイソフタル
アミド30部、及び軟化点250℃の熱可塑性ポリイミ
ド10部をN,N−ジメチルアセトアミド185部と共
にロールミルで均一に混練してペーストとし、それをド
クターブレード法にて厚さ50μmのポリイミドフィル
ムの片面にキャスティングし、乾燥させて厚さ10μm
のインク受容層を設け、他面にアクリル酸2−エチルヘ
キシル系共重合体を主成分とする厚さ30μmのアクリ
ル系粘着層を付設し、それをセパレータで被覆保護して
ラベル基材を得た。
【0030】一方、軟化点220℃の熱可塑性ポリイミ
ド/N−メチル−2−ピロリドン400部に平均粒径が
0.5μmのカーボン150部を加えてボールミルで均
一に混合し、その均一分散物をグラビア塗工機にて厚さ
6μmのポリエステルフィルム上に0.8μmの厚さで塗
布し、乾燥させてインクシートを得た。
【0031】次に、前記のラベル基材のインク受容層
に、市販の熱転写プリンタを介し前記のインクシートを
用いてバーコードパターンを形成し、ラベルを得た。
【0032】実施例2 チタニア100部とポリエーテルイミド75部をN,N
−ジメチルアセトアミド185部と共にロールミルで均
一に混練してペーストとし、それをドクターブレード法
にてセパレータ上にキャスティングし乾燥させて得た厚
さ75μmの白色ポリエーテルイミドフィルムの片面
に、軟化点240℃のポリアミド酸/N−メチル−2−
ピロリドンをそれをドクターブレード法にてキャスティ
ングし乾燥させて厚さ5μmのインク受容層を設け、他
面にアクリル酸ブチル系共重合体を主成分とする厚さ2
0μmのアクリル系粘着層を付設し、それをセパレータ
で被覆保護してラベル基材を得た。
【0033】一方、軟化点230℃のポリアミド酸/N
−メチル−2−ピロリドン450部に平均粒径が0.5
μmのカーボン170部を加えてボールミルで均一に混
合し、その均一分散物をグラビア塗工機にて厚さ6μm
のポリエステルフィルム上に1.5μmの厚さで塗布
し、乾燥させてインクシートを得た。
【0034】次に、前記のラベル基材のインク受容層
に、市販の熱転写プリンタを介し前記のインクシートを
用いてバーコードパターンを形成し、ラベルを得た。
【0035】比較例1 厚さ50μmの白色ポリイミドフィルムの片面に実施例
1に準じて粘着層を設けたのち、他面に市販のワックス
系インクシートを用いて実施例1に準じバーコードパタ
ーンを形成し、ラベルを得た。
【0036】比較例2 厚さ50μmの白色ポリエーテルイミドフィルムの片面
に実施例1に準じて粘着層を設けたのち、他面に市販の
ワックス系インクシートを用いて実施例1に準じバーコ
ードパターンを形成し、ラベルを得た。
【0037】評価試験 実施例、比較例で得たラベルよりセパレータを剥がして
その粘着層を介しガラス・エポキシ基板に圧着し、溶剤
を含浸させた不織布でラベルのパターン面を払拭してパ
ターンの残存状態を調べた。なお溶剤としては、アセト
ン、トルエン、トリクロロエタン、フロン−113、H
CFC系溶剤、又はクリンスル−750H(商品名、花
王社製)を用いた。またラベル圧着のガラス・エポキシ
基板を260℃、5秒間の条件で半田工程においてパタ
ーンの残存状態を調べた。
【0038】前記の結果を次表に示した。
【0039】一方、実施例で得たラベルを圧着したガラ
ス・エポキシ基板を上記に準じて半田工程においたのち
それを溶剤を含浸させた不織布でラベルのパターン面を
払拭してパターンの残存状態を調べたところ、いずれの
溶剤を用いた場合にもパターンに変化はなかった。従っ
て半田工程での加熱や溶剤による処理でインク成分やイ
ンク受容層が溶出、分解することがなく付与パターンが
良好に温存されてラベル機能を維持することがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラベルの実施例の断面図
【図2】ラベル基材の実施例の断面図
【符号の説明】
1:ラベル基材 11:インク受容層 12:耐熱補強基材 2:パターン層 3:粘着層 4:被着体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久米 克也 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟化点が180〜300℃の熱可塑性ポ
    リイミド又は/及びポリアミド酸を造膜成分とするイン
    ク受容層を有するラベル基材の前記インク受容層に、軟
    化点が180〜300℃の熱可塑性ポリイミド又は/及
    びポリアミド酸と着色剤を成分とするインクからなる熱
    転写パターンを設けたことを特徴とするラベル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインク受容層を有する
    ことを特徴とするラベル基材。
  3. 【請求項3】 インク受容層が耐熱補強基材と複合され
    てなる請求項2に記載のラベル基材。
  4. 【請求項4】 粘着層を有する請求項1に記載のラベル
    又は請求項2若しくは3に記載のラベル基材。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載したインク。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のインクを支持基材に保
    持させてなることを特徴とするインクシート。
JP31906393A 1993-11-24 1993-11-24 ラベル及びそのラベル基材とインク Pending JPH07146647A (ja)

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