JPH08276676A - ラベル及びそのラベル基材とインク - Google Patents

ラベル及びそのラベル基材とインク

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JPH08276676A
JPH08276676A JP7104858A JP10485895A JPH08276676A JP H08276676 A JPH08276676 A JP H08276676A JP 7104858 A JP7104858 A JP 7104858A JP 10485895 A JP10485895 A JP 10485895A JP H08276676 A JPH08276676 A JP H08276676A
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JP
Japan
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ink
pattern
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heat
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JP7104858A
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English (en)
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Itsuro Takenoshita
逸郎 竹ノ下
Katsuya Kume
克也 久米
Katsuyuki Okazaki
功到 岡崎
Mitsuo Kuramoto
盈夫 倉本
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱転写方式によるパターン形成で臨機に発行
でき、かつその熱転写パターンが耐熱性と耐溶剤性に優
れて加熱処理や溶剤洗浄処理、その払拭処理を施しても
付与パターンを良好に温存するラベル、ないしそれ用の
基材及びインクの開発。 【構成】 熱変形温度が150〜300℃の熱可塑性ポ
リエーテルイミドを造膜成分とするインク受容層(1)
を有するラベル基材(1)の前記インク受容層に、熱変
形温度が150〜300℃の熱可塑性ポリエーテルイミ
ドと着色剤を成分とするインクからなる熱転写パターン
(2)を設けてなるラベル、及び前記のラベル基材とイ
ンク。 【効果】 必要なラベルを随時に発行でき、インクパタ
ーンの上に被覆テープ層を設ける必要なくプリント回路
基板の実装工程などの加熱と溶剤処理が伴う商品管理等
に用いうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性と耐溶剤性に優
れる熱転写パターンを有してプリント回路基板の実装工
程等における識別ラベルなどの形成に好適なラベル、及
びそれに用いるラベル基材とインクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パターンを刻印した金属銘板、又
は耐熱性プラスチックシートや金属板に硬化性インクで
パターンを形成してなる識別ラベルが知られていた。し
かしながら、生産体制が多品種少量生産へと変遷するな
かで臨機に識別ラベルを発行することが困難で多品種少
量生産体制に対処できない問題点があった。
【0003】一方、スチレン・ポリオレフィン重合体と
融点が200℃以上の熱可塑性樹脂との混合物からなる
インク受容層を有するラベル基材(特開昭62−299
391号公報)、又はエポキシ樹脂等と疎水性シリカと
低密度ポリエチレンワックスとの混合物からなるインク
受容層を有するラベル基材(特開昭63−176183
号公報)にワックス系インクからなる熱転写パターンを
形成してなるラベルも知られていた。インクリボンとし
ては、ポリエステル系、ポリアミド系、アクリル系、ポ
リカーボネート系、フェノール系等の樹脂系のものも知
られている。
【0004】しかしながら、従来のインク受容層を有す
るラベルにあっては、耐熱性に乏しいことに加えて耐溶
剤性にも乏しく、溶剤による洗浄工程又はその払拭工程
でパターンが消失しラベルとして機能しえない問題点が
あった。ちなみに、プリント回路基板の実装工程におい
ては通例、ラベルがフローやリフロー方式等の半田浴に
300℃程度で1〜60秒間直接触れたのち、トリクロ
ロエタンやフロン系ないしHCFC系やアルカリ洗浄剤
系等の代替フロン系等の溶剤や純水などにより処理、洗
浄されるため、その際の加熱でパターンを形成するイン
クのワックスや樹脂成分が溶出したり分解したりし、そ
の後の処理、洗浄、払拭工程でパターンが消失しラベル
機能を喪失する問題点があった。そのため、前記のプリ
ント回路基板の実装工程のように加熱処理と溶剤処理が
加わる場合には、ラベルのインクパターンの上にポリエ
ステルやポリイミドの被覆テープ層を設けて保護してい
る実状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、熱転写方式
によるパターン形成で臨機に発行でき、かつその熱転写
パターンが耐熱性と耐溶剤性に優れて加熱処理や溶剤洗
浄処理、その払拭処理を施しても付与パターンを良好に
温存するラベル、ないしそれ用の基材及びインクの開発
を課題とする。従ってラベルのインクパターンの上に被
覆テープ層を設ける必要なく上記したプリント回路基板
の実装工程等に供しうるものを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱変形温度が
150〜300℃の熱可塑性ポリエーテルイミドを造膜
成分とするインク受容層を有するラベル基材の前記イン
ク受容層に、熱変形温度が150〜300℃の熱可塑性
ポリエーテルイミドと着色剤を成分とするインクからな
る熱転写パターンを設けたことを特徴とするラベル、及
び前記のラベル基材とインクを提供するものである。
【0007】
【作用】上記構成のインク受容層とインクの組合せとす
ることにより、市販の熱転写プリンタにても臨機にパタ
ーンを付与でき、熱転写時のインク受容層とインクにお
ける熱可塑性ポリエーテルイミドの良好な溶融圧着、及
び必要に応じてのその硬化処理で耐熱性と耐溶剤性に優
れる熱転写パターンを形成することができる。
【0008】
【発明の構成要素の例示】本発明のラベルは、熱変形温
度が150〜300℃の熱可塑性ポリエーテルイミドを
造膜成分とするインク受容層を有するラベル基材の前記
インク受容層に、熱変形温度が150〜300℃の熱可
塑性ポリエーテルイミドと着色剤を成分とするインクか
らなる熱転写パターンを設けたものである。そのラベル
の例を図1に示した。1がラベル基材、2がパターン層
である。なお3は必要に応じて設けられる粘着層であ
り、4は被着体である。
【0009】ラベル基材は、熱変形温度が150〜30
0℃の熱可塑性ポリエーテルイミドを造膜成分とするイ
ンク受容層が表面に露出したシート状物であればよく、
従って適宜な形態に形成することができる。その例とし
ては、インク受容層そのものからなる形態(図1)、図
2に例示の如くインク受容層11を補強基材12と複合
させた形態、粘着層を有する形態などがあげられる。
【0010】前記の複合形態は、図2の如くシート状の
補強基材の上にインク受容層を熱ラミネート法や押出コ
ーティング法等で設ける方式のほか、例えばシート状の
補強基材に溶液状ないし溶融状のインク受容層の形成材
を含浸させる方式ないし塗工する方式、インク受容層内
にシート状の補強基材を介在させる方式、インク受容層
内に繊維状等の補強基材を混入させる方式などにより適
宜に形成してよい。
【0011】従って前記の補強基材としては、ラベルの
使用目的等に応じて適宜な物性のものを用いうる。好ま
しくは、例えば耐熱樹脂の塗布層やフィルム、耐熱繊維
や耐熱布、耐熱紙や耐熱不織布、金属箔や耐熱ネット、
ワイヤなどの耐熱性のものが用いられる。ちなみに前記
の耐熱樹脂としては、例えばポリイミド、ポリエーテル
エーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテル
イミド、ポリスルホン、ポリフェニレンサルファイド、
ポリアミドイミド、ポリエステルイミド、芳香族系ポリ
アミド、ポリパラバン酸、フッ素系樹脂、エポキシ系樹
脂などがあげられる。
【0012】インク受容層は、熱変形温度が150〜3
00℃、好ましくは180〜260℃の熱可塑性ポリエ
ーテルイミドを造膜成分とする。インク受容層には、上
記した複合形態物を得るために繊維状等の補強基材を混
入させることができ、また白色顔料等の添加物を90重
量%以下含有させることができる。さらに前記熱可塑性
ポリエーテルイミドの単独層からなるインク受容層とす
ることもできる。前記により耐熱性と耐溶剤性が維持さ
れる。なお付与するパターンとのコントラストの向上な
どの必要に応じての対策は、補強基材を併用してその補
強基材に対し施してもよい。
【0013】インク受容層を形成する熱変形温度が15
0〜300℃の熱可塑性ポリエーテルイミドとしては、
種々の成分のものを1種又は2種以上用いうるが、その
熱変形温度が150℃未満では耐熱性、耐溶剤性に乏し
く、300℃を超えると熱溶融性に乏しくて熱転写方式
で付与したパターンが払拭時の擦れなどで脱落しやすく
なる。
【0014】インク受容層の厚さは、1〜100μm、
就中5〜80μmが好ましい。その厚さが1μm未満では
熱転写時のインクの受容力や維持力、あるいは強度に乏
しい場合があり、100μmを超えると加熱による溶融
で付与したパターンが流動変形しやすくなる。
【0015】ラベルの形成は、ラベル基材のインク受容
層に熱変形温度が150〜300℃の熱可塑性ポリエー
テルイミドと着色剤を成分とするインクからなる熱転写
パターンを付与することにより行うことができる。かか
る熱転写式によるパターンの付与により、インクがイン
ク受容層と良好に溶融圧着して耐熱性と耐溶剤性に優れ
る熱転写パターンを形成する。なお必要に応じて、得ら
れたラベルを加熱方式等の適宜な方式でインクないしイ
ンク受容層を硬化処理することで、耐熱性、耐溶剤性を
より向上させることができる。
【0016】前記のインクは例えば、熱可塑性ポリエー
テルイミドと着色剤からなる各成分の1種又は2種以上
をロールミル等の適宜な混練機にて加熱混合するか、必
要に応じアミド系等の溶媒を用いて例えばロールミルや
ポットミル等の適宜な混練機で混合してペースト状等の
流動物として調製することができる。
【0017】インク用の熱可塑性ポリエーテルイミドと
しては、種々の成分からなる熱変形温度が150〜30
0℃、好ましくは180〜260℃のものを用いうる。
その熱変形温度が150℃未満では耐熱性、耐溶剤性に
乏しく、300℃を超えると溶融粘度の増大で塗工処理
が困難になったり、汎用の熱転写プリンタによる転写圧
着が困難になる。
【0018】着色剤としては、例えば有機系又は無機系
の顔料、カーボン、金属粉末などの適宜なものを用いて
よい。有機系顔料の例としては、アゾ系顔料、フタロシ
アニン系顔料、トリフェニルメタン系顔料、金属錯塩顔
料、バット染料系顔料、キナクリドン系顔料、イソイン
ドリノン系顔料などがあげられる。
【0019】また無機系顔料の例としては、シリカ、チ
タニア、アルミナ、亜鉛華、ジルコニア、酸化カルシウ
ム、マイカの如き白色物、酸化マンガン・アルミナ、酸
化クロム・酸化錫、酸化鉄、硫化カドミウム・硫化セレ
ンの如き赤色物、酸化コバルト、ジルコニア・酸化バナ
ジウム、酸化クロム・五酸化二バナジウムの如き青色
物、酸化クロム・酸化コバルト・酸化鉄・酸化マンガン
やクロム酸塩、過マンガン酸塩の如き黒色物、ジルコニ
ア・珪素・プラセオジム、バナジウム・錫、クロム・チ
タン・アンチモンの如き黄色物、酸化クロム、コバルト
・クロム、アルミナ・クロムの如き緑色物、アルミニウ
ム・マンガン、鉄・珪素・ジルコニウムの如き桃色物な
どをその代表例としてあげられる。就中、無機酸化物系
の顔料が着色安定性などの点より好ましく用いられる。
【0020】インクにおける着色剤と熱可塑性ポリエー
テルイミドの使用割合は、ラベル基材とのコントラスト
や熱転写圧着性などにより適宜に決定されるが、一般に
は熱可塑性ポリエーテルイミド100重量部あたり50
〜500重量部、就中100〜300重量部の着色剤が
用いられる。
【0021】熱転写方式によりパターンを形成する場合
に必要な、印字リボンの如きインクシートは例えば、塗
布方式、含浸方式等によりインクをフィルムや布等から
なる支持基材に保持させることにより形成することがで
きる。支持基材としては、ポリエステル、ポリイミド、
フッ素樹脂等のプラスチックフィルム、ポリアミドやポ
リエステル等の繊維からなる布などの通例のものを用い
てよい。インク層の密着性の向上には支持基材をワック
ス等でアンダーコーティング処理する方式が有効であ
る。
【0022】インク層の厚さは、0.2〜10μmが一
般的であり、0.8〜3μmが好ましい。その厚さが
0.2μm未満では隠蔽力に乏しい場合があり、10μm
を超えるとインク層を剪断して良好に熱転写できず良好
なパターンが形成できない場合がある。
【0023】形成するパターンは任意である。印字パタ
ーン、絵柄パターン、バーコードパターンなどの任意な
パターンを付与してよい。なお識別ラベルを形成する場
合などには、ラベル基材とインクパターンとに良好なコ
ントラスト、ないし色調の相違が形成されるようにする
ことが好ましい。
【0024】本発明のラベル基材又はラベルには、必要
に応じ被着体に取り付けるための粘着層を設けることが
できる。粘着層は、ラベル基材等を被着体に取り付ける
までの適宜な段階で設けることができ、従ってラベル基
材にパターンを付与してラベルとする前に予め設けるこ
ともできるし、ラベルとしたのちに設けることもでき
る。
【0025】粘着層の形成には、適宜な粘着性物質を用
いることができ、一般にはゴム系粘着剤、アクリル系粘
着剤、シリコーン系粘着剤、ビニルアルキルエーテル系
粘着剤、ポリビニルアルコール系粘着剤、ポリビニルピ
ロリドン系粘着剤、ポリアクリルアミド系粘着剤、セル
ロース系粘着剤などの有機系のものが用いられる。
【0026】ラベル基材ないしラベルへの粘着層の付設
は、カレンダーロール法等の圧延方式、ドクターブレー
ド法やグラビアロールコータ法等のシート形成方式など
の適宜な方式でセパレータ上に粘着層を形成してそれを
移着する方法などの適宜な方式で行ってよい。付設する
粘着層の厚さは、使用目的に応じて決定でき一般には1
〜500μmとされる。なお設けた粘着層に対しては、
それを被着体に仮着するまでの間、セパレータ等で被覆
して汚染等を防止することが好ましい。
【0027】本発明のラベル基材ないしラベルは、例え
ば陶磁器、ガラス製品、セラミック製品、金属製品、琺
瑯製品、樹脂製品、木材製品等の種々の物品へのバーコ
ード等からなる識別マークの付与、あるいはその他のパ
ターン付与などの種々の目的に好ましく用いうる。特に
実装工程に供するプリント回路基板の如く加熱処理、あ
るいは溶剤による洗浄工程やその払拭工程を経る必要の
ある被着体の商品管理等に好ましく用いうる。なお被着
体は、平板形態や容器形態などの任意な形態をしていて
よい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、熱転写方式で任意なパ
ターンを臨機に付与できて必要なラベルを随時に発行す
ることができ、その熱転写パターンが耐熱性と耐溶剤性
に優れて半田フローや溶剤洗浄、その払拭処理で消失せ
ず、パターンの温存性に優れている。
【0029】
【実施例】
実施例1 チタニア50部(重量部、以下同じ)、炭酸カルシウム
30部、タルク20部、及び熱変形温度が250℃の熱
可塑性ポリエーテルイミド35部をN,N−ジメチルア
セトアミド185部と共にロールミルで均一に混練して
ペーストとし、それをドクターブレード法にて厚さ50
μmのポリイミドフィルムの片面にキャスティングし、
乾燥させて厚さ10μmのインク受容層を設け、他面に
アクリル酸2−エチルヘキシル系共重合体を主成分とす
る厚さ30μmのアクリル系粘着層を付設し、それをセ
パレータで被覆保護してラベル基材を得た。
【0030】一方、熱変形温度が220℃の熱可塑性ポ
リエーテルイミド/N−メチル−2−ピロリドン400
部に平均粒径が0.5μmのカーボン150部を加えて
ボールミルで均一に混合し、その均一分散物をグラビア
塗工機にて厚さ6μmのポリエステルフィルム上に0.
8μmの厚さで塗布し、乾燥させてインクシートを得
た。
【0031】次に、前記のラベル基材のインク受容層
に、市販の熱転写プリンタを介し前記のインクシートを
用いてバーコードパターンを形成し、ラベルを得た。
【0032】実施例2 チタニア100部と熱変形温度が200℃の熱可塑性ポ
リエーテルイミド75部をN,N−ジメチルアセトアミ
ド185部と共にロールミルで均一に混練してペースト
とし、それをドクターブレード法にてセパレータ上にキ
ャスティングし乾燥させて得た厚さ75μmの白色ポリ
エーテルイミドフィルムの片面に、アクリル酸ブチル系
共重合体を主成分とする厚さ20μmのアクリル系粘着
層を付設し、それをセパレータで被覆保護してラベル基
材を得た。
【0033】一方、熱変形温度が200℃の熱可塑性ポ
リエーテルイミド/N−メチル−2−ピロリドン450
部に平均粒径が0.5μmのコバルト・クロム・鉄系酸
化物170部を加えてボールミルで均一に混合し、その
均一分散物をグラビア塗工機にて厚さ6μmのポリエス
テルフィルム上に1.5μmの厚さで塗布し、乾燥させ
てインクシートを得た。
【0034】次に、前記のラベル基材のインク受容層
に、市販の熱転写プリンタを介し前記のインクシートを
用いてバーコードパターンを形成し、ラベルを得た。
【0035】比較例1 厚さ50μmの白色ポリイミドフィルムの片面に実施例
1に準じて粘着層を設けたのち、他面に市販のワックス
系インクシートを用いて実施例1に準じバーコードパタ
ーンを形成し、ラベルを得た。
【0036】比較例2 厚さ50μmの白色ポリエーテルイミドフィルムの片面
に実施例1に準じて粘着層を設けたのち、他面に市販の
ワックス系インクシートを用いて実施例1に準じバーコ
ードパターンを形成し、ラベルを得た。
【0037】評価試験 実施例、比較例で得たラベルよりセパレータを剥がして
その粘着層を介しガラス・エポキシ基板に圧着し、溶剤
を含浸させた不織布でラベルのパターン面を払拭してパ
ターンの残存状態を調べた。なお溶剤としてはアセト
ン、トルエン、トリクロロエタン、フロン−113、H
CFC系溶剤、又はクリンスル−750H(商品名、花
王社製)を用いた。また前記したラベル圧着のガラス・
エポキシ基板を260℃、5秒間の条件で半田試験しパ
ターンの残存状態を調べた。
【0038】前記の結果を次表に示した。
【0039】一方、実施例で得たラベルを圧着したガラ
ス・エポキシ基板を上記に準じて半田試験した後それを
溶剤を含浸させた不織布でラベルのパターン面を払拭し
てパターンの残存状態を調べたところ、いずれの溶剤を
用いた場合にもパターンに変化はなかった。従って半田
工程での加熱や溶剤による処理でインク成分やインク受
容層が溶出、分解することがなく付与パターンが良好に
温存されてラベル機能を維持することがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラベル例の断面図
【図2】ラベル基材例の断面図
【符号の説明】
1:ラベル基材 11:インク受容層 12:補強基材 2:パターン層 3:粘着層 4:被着体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉本 盈夫 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱変形温度が150〜300℃の熱可塑
    性ポリエーテルイミドを造膜成分とするインク受容層を
    有するラベル基材の前記インク受容層に、熱変形温度が
    150〜300℃の熱可塑性ポリエーテルイミドと着色
    剤を成分とするインクからなる熱転写パターンを設けた
    ことを特徴とするラベル。
  2. 【請求項2】 インク受容層が耐熱補強基材と複合され
    てなり、着色剤が無機酸化物顔料である請求項1に記載
    のラベル。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のインク受容層を
    有することを特徴とするラベル基材。
  4. 【請求項4】 粘着層を有する請求項1又は2に記載の
    ラベル又は請求項3に記載のラベル基材。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載したインク。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のインクを支持基材に保
    持させてなることを特徴とするインクシート。
JP7104858A 1995-04-04 1995-04-04 ラベル及びそのラベル基材とインク Pending JPH08276676A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117528971A (zh) * 2023-07-03 2024-02-06 荣耀终端有限公司 结构件、结构件的制备方法和电子设备

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