JP2001172577A - 多孔質フィルムとその製造方法、及びラベル - Google Patents

多孔質フィルムとその製造方法、及びラベル

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JP2001172577A
JP2001172577A JP36104299A JP36104299A JP2001172577A JP 2001172577 A JP2001172577 A JP 2001172577A JP 36104299 A JP36104299 A JP 36104299A JP 36104299 A JP36104299 A JP 36104299A JP 2001172577 A JP2001172577 A JP 2001172577A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 孔径分布がシャープで、ピンホール等の欠陥
が少なく、しかも表面平滑性の優れた多孔質フィルムを
得る。 【解決手段】 多孔質フィルムは、固体粒子が連結した
構造を有し且つ表面固体粒子の頂部が平坦に形成されて
いる。前記固体粒子は粘度平均分子量30万以上の超高
分子量ポリエチレンで構成されていてもよい。前記固体
粒子の平均粒子径は、例えば10〜200μm程度であ
る。また、前記多孔質フィルムの空孔率は、例えば25
〜80%程度である。前記多孔質フィルムは、固体粒子
を溶媒中に分散させた分散液を支持体上に塗布して固体
粒子の塗膜を形成した後、固体粒子同士の接点を融着さ
せ且つ最外層の固体粒子の頂部を平坦に成形することに
より製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形状に特徴のある
多孔質フィルムとその製造方法、及び前記多孔質フィル
ムを用いたラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多孔質フィルムの形状としては、
その製法や材質により様々なものが知られている。例え
ば、一軸延伸法などの製法上あるいはそれ以外の理由に
より孔の形状、寸法に方向性が付与された多孔質フィル
ム、二軸延伸法などの製法上その他の理由により方向性
のない節コブ構造に形成された多孔質フィルム、コアセ
ルベーションを用いた湿式製膜法などの製法上その他の
理由により表面にスキン層を有し深さ方向に非対称構造
とした多孔質フィルムなどがある。しかしながら、平均
孔径が数μm〜数百μmのオーダーで、孔径分布がシャ
ープで、ピンホール等の欠陥が少なく、かつ表面平滑性
の優れた多孔質フィルム及びその製法はなかった。
【0003】一方、従来、表示用のラベルとして、任意
の印刷法により認識パターンが形成された種々のラベル
が知られている。しかし、従来のラベルは、擦過、洗浄
等の過酷な条件に曝されると、認識パターンが消失しや
すい等の問題があった。この問題を解決する有効な手段
として、多孔質フィルムをインク受容層とするラベルが
提案されている。しかし、これまでインク受容層として
用いるのに適当な多孔質フィルムはなかった。
【0004】インク受容層として多孔質フィルムを用い
る目的は、インクが多孔質内に含浸することにより認識
パターンの耐久性を向上させることである。そのために
はある程度以上の表面開孔率、空孔率、及び孔径を有す
ることが望ましい。例えば、孔径については、平均孔径
が1μm以下ではインクが含浸し難く上記の効果を十分
得ることができない。一方、印刷や印字の方法にもよる
が、孔径がある程度以上、一般的には数百μm以上にな
ると認識パターンに欠け等が生じ、解像度が著しく低下
する。また、開孔率、空孔率が大きすぎてもフィルムの
表面平滑性が低下し、印刷や印字の際にインクとの接触
面積が十分得られず、解像度が低下するのに加え、多孔
質フィルム自体の強度が十分得られず、結果として認識
パターンの耐久性が十分得られなくなる。
【0005】このように、表示用ラベルとして認識パタ
ーンの高耐久性を実現するための多孔質フィルムの適正
形状はかなり限定されるが、これまで、これらすべてを
満足する多孔質フィルム及びその製法はなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、孔径分布がシャープで、ピンホール等の欠陥が少な
く、しかも表面平滑性の優れた多孔質フィルムとその製
造法を提供することにある。本発明の他の目的は、上記
特性に加え、さらに平均孔径が数μm〜数百μmのオー
ダーにある多孔質フィルムとその製造法を提供すること
にある。本発明のさらに他の目的は、解像性と認識パタ
ーンの耐久性に優れるラベルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため鋭意検討した結果、ポリエチレン等の固体
粒子の分散液を支持体上に塗布、乾燥して塗膜を形成し
た後、加熱等により、固体粒子同士の接点を融着(焼
結)させると同時に、支持体と接触している固体粒子の
頂部を平坦化し、支持体を剥離すると、多数の固体粒子
がその粒子形状をほぼ維持した状態で互いに連結(若し
くは連接)した構造を有し且つ表面の固体粒子の頂部が
平坦な形状の多孔質フィルムが得られること、及びこう
して得られる多孔質フィルムは、平均孔径が数μm〜数
百μm程度であり、孔径分布がシャープでピンホール等
がなく、しかも表面平滑性に優れることを見出した。本
発明はこれらの知見に基づいて完成されたものである。
【0008】すなわち、本発明は、固体粒子が連結した
構造を有し且つ表面固体粒子の頂部が平坦に形成されて
いる多孔質フィルムを提供する。この多孔質フィルムに
おいて、固体粒子は粘度平均分子量30万以上の超高分
子量ポリエチレンで構成されていてもよい。また、固体
粒子の平均粒子径は例えば10〜200μm程度、空孔
率は例えば25〜80%程度である。本発明は、また、
固体粒子を溶媒中に分散させた分散液を支持体上に塗布
して固体粒子の塗膜を形成した後、固体粒子同士の接点
を融着させ且つ最外層の固体粒子の頂部を平坦に成形す
ることを特徴とする多孔質フィルムの製造法を提供す
る。
【0009】本発明は、さらに、上記の多孔質フィルム
をインク受容層として有するラベルを提供する。このラ
ベルは、ラベル裏面にホットメルト接着剤層を有してい
てもよい。また、ラベルの構成成分全体(剥離ライナー
を有するラベルでは剥離ライナーを除く)に占めるポリ
エチレン成分の割合は、例えば30重量%以上である。
前記多孔質フィルムからなるインク受容層上に熱転写印
字による認識パターンが形成されていてもよい。前記ラ
ベルはクリーニングの工程管理用のラベルとして使用で
きる。なお、本明細書では、インク受容層上に認識パタ
ーンが形成されたもの、及び認識パターンが未形成のも
のを含めて「ラベル」と称する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の多孔質フィルムは、多数
の固体粒子が互いに接触し、その接点において結合して
層構造をなしている点、及び表面の固体粒子の頂部が平
坦に形成されている点に特徴を有する。なお、平坦と
は、走査型電子顕微鏡写真のレベル(例えば、倍率10
00倍)でほぼ平坦であることを意味する。
【0011】前記固体粒子の材質としては、熱や圧力に
より互いに連結可能であり且つ頂部を平坦化可能なもの
であれば特に限定されないが、その代表的な例として熱
可塑性樹脂が挙げられる。この熱可塑性樹脂としては、
固体粒子を互いに連結する際、接点のみが融着し、それ
以外の部分は溶融流動化して無孔化することが無いよう
に、溶融粘度が非常に大きいことが望ましい。また、厚
み及び孔径の均一な多孔質フィルムを得るためには、粒
子径が揃っているのが好ましい。
【0012】このような観点から、前記熱可塑性樹脂と
して超高分子量の熱可塑性樹脂、例えば超高分子量のポ
リオレフィン、とりわけ超高分子量のポリエチレンが好
ましい。超高分子量樹脂の粘度平均分子量は、一般には
30万以上(例えば、30万〜600万程度)、好まし
くは100万以上(例えば、100万〜600万程度)
である。
【0013】前記固体粒子の平均粒子径は、特に制限さ
れないが、例えば10〜200μm程度、好ましくは1
5〜150μm程度である。平均粒子径が10μm未満
では、加熱時の温度コントロールが煩雑で成膜時に無孔
化しやすく多孔質フィルムを得ることができないことが
ある。また、平均粒子径が200μmを超える場合に
は、多孔質フィルムに対して要求されるセパレート機能
や選択透過性、印刷用基材やラベル基材のインク受容層
として用いる場合に求められる解像性等の特性が十分に
得られないことがある。
【0014】多孔質フィルムの空孔率は、例えば25〜
80%程度、好ましくは35〜70%程度である。空孔
率が25%未満では、多孔質フィルムとしての機能が十
分発揮されず、例えばラベルのインク受容層として用い
た場合にインクの多孔質への浸透が少なくなり、擦過、
洗浄等により認識パターンが消えやすくなる。また、空
孔率が80%を超えると、十分なフィルム強度が得られ
にくくなるだけでなく表面平滑性が低下し、例えばラベ
ルのインク受容層として用いた場合、印刷や印字の際に
インクとの接触面積が十分でなく、その結果解像度が低
下しやすくなる。また、空孔率が高すぎると、擦過、洗
浄等により認識パターンが消えやすくなる。
【0015】多孔質フィルムの平均孔径は、例えば1〜
200μm程度である。平均孔径が小さすぎると、ラベ
ルのインク受容層として用いた場合にインクが浸透しに
くくなり、逆に大きすぎると認識パターンに欠け等が生
じ解像度が低下しやすい。
【0016】なお、多孔質フィルムの空孔率や平均孔径
は、多孔質フィルムの製造時において、原料として用い
る固体粒子の粒子径や、固体粒子を互いに連接させる際
の温度、圧力等により調整することができる。
【0017】多孔質フィルムの厚みは、用途に応じて適
宜選択できるが、一般には2〜200μm程度である。
多孔質フィルムをラベルのインク受容層として用いる場
合、フィルムの厚みが2μm未満であると、擦過、洗浄
に対する耐性が低下し、認識パターンが消失しやすくな
り、逆に大きすぎると、ラベル端部より剥がれやすくな
る。
【0018】本発明の多孔質フィルムは、例えば、前記
固体粒子を溶媒中に均一に分散させた分散液(ディスパ
ージョン)を支持体上に塗布し、乾燥して塗膜を形成し
た後、固体粒子同士の接点を融着(焼結を含む)させる
とともに支持体と接触している固体粒子の頂部を平坦に
成形することにより製造できる。支持体は適宜剥離さ
れ、使用に供される。この際、支持体の剥離面を多孔質
フィルムの表面として利用するのが好ましい。原料固体
粒子の形状は、熱等により互いに連結させたとき各粒子
間に空隙が形成可能な形状であればよいが、一般には球
状又は楕球状のものが使用される。
【0019】溶媒としては、固体粒子を分散可能な溶媒
であれば特に限定されず、固体粒子の種類に応じて、
水、有機溶媒又はこれらの混合溶媒から適宜選択して使
用できるが、作業環境等の観点から水が好ましい。分散
液の調製は慣用の混合手段を用いて行うことができる。
【0020】支持体としては、前記固体粒子同士を融着
し且つ頂部を平坦化する際の熱や圧力に耐えられる程度
の耐熱性や強度を具備したシート状物であれば特に限定
されず、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィル
ム、ポリイミドフィルムなどのプラスチックフィルム;
金属箔;グラシン紙などの紙等の何れをも使用できる。
また、支持体としては表面平滑性の高いものが好まし
い。表面平滑性の高い支持体を用いると、固体粒子のう
ち支持体との接触部位を平坦化する際、該平坦面の平滑
性をより高くできるので、多孔質フィルム表面の光沢が
向上するとともに、ラベルのインク受容層として用いた
場合、印刷時における印刷媒体との密着性が大きく向上
する。
【0021】支持体上の固体粒子同士の融着及び固体粒
子の頂部の平坦化は、例えば、該固体粒子の融点付近の
温度又は融点以上の温度まで加熱したり、或いは適度な
力を支持体方向に加えることにより行うことができる。
このような操作により、固体粒子が僅かに溶融、流動し
て固体粒子同士の接点が接着するとともに、固体粒子の
うち支持体との接触部位が平坦化する。なお、固体粒子
からなる塗膜上に表面の平滑なシート状物を載置して上
記操作を行うことにより、固体粒子のうち該シート状物
との接触部位を平坦化することもできる。こうして得ら
れるフィルムも本発明の多孔質フィルムに含まれる。
【0022】前記操作における温度、圧力は、固体粒子
を構成する材料などにより適宜調整する。固体粒子とし
て超高分子量のポリエチレン等を用いる場合には、前記
温度は、好ましくは140〜200℃程度である。
【0023】本発明の多孔質フィルムは、多数の固体粒
子が連接して層を成し、且つ表層の固体粒子が特徴的な
形状を有するため、表面平滑性に優れるとともに、光沢
度が高く、しかも固体粒子の粒子径や成形条件を適宜選
択することにより所望の空孔率及び平均孔径が容易に得
られる。このため、この多孔質フィルムは、印刷用基
材、ラベル基材、テープ基材、滑りシート、通気性膜、
電池用セパレーター等様々な用途に使用することができ
る。特に、印刷用基材やラベル基材のインク受容層とし
て用いると、高解像度の印刷が可能となるだけでなく、
インクが多孔質内へも浸透するため、擦過や洗浄に対し
て強靱な耐性を発揮する。
【0024】図1は本発明のラベルの一例を示す概略断
面図である。この例において、ラベル1は前記本発明の
多孔質フィルムからなるインク受容層2と、このインク
受容層2のうち表面固体粒子の頂部が平坦に形成されて
いる側の面に形成された認識パターン4と、前記インク
受容層2の他方の面に設けられた接着剤層3とで構成さ
れている。
【0025】接着剤層3を構成する接着剤としては、感
圧性接着剤(アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤など)や
ホットメルト系接着剤などの汎用の接着剤を使用するこ
とができる。ラベル1をクリーニング工程管理用等とし
て用いる場合には、貼り付け作業が容易で、ほぼ永久的
に高接着強度を維持できるホットメルト接着剤を用いる
のが好ましい。また、ホットメルト接着剤の中でも、薬
品、溶剤、酸、アルカリに対して耐性の高いポリエチレ
ン系ホットメルト接着剤などのポリオレフィン系ホット
メルト接着剤が好ましい。
【0026】接着剤層3を設けることにより、使用時に
接着剤を塗布することなく、ラベル1を被着体に簡易に
貼着することができる。接着剤層3の厚みは、使用目的
に応じて、例えば1〜500μm程度の範囲から適宜選
択できる。
【0027】接着剤層3は、接着剤の種類に応じて、押
出しラミネーション、ホットメルトラミネーション、サ
ーマルラミネーション、コーティングなどの慣用のフィ
ルムラミネート法や塗工法により形成できる。また、予
めセパレータ上に粘着剤層を形成し、これを移着する方
法を用いることもできる。接着剤層3の多孔質フィルム
(インク受容層2)への積層は、多孔質フィルムを製造
する際に用いる支持体を剥離した後で行ってもよいが、
多孔質フィルムに支持体が積層されている状態で行う方
が作業性等の点で有利である。
【0028】接着剤層3の表面は、被着体に貼着するま
での間、汚染等を防止するため、剥離ライナー(セパレ
ータ)等で被覆してもよい。なお、インク受容層2と接
着剤層3との間に、必要に応じて補強層等の他の層を設
けてもよい。補強層としては、ラベルの基材として通常
使用されるものであればよく、例えば、金属、耐熱プラ
スチックシート、布、紙等が挙げられる。補強層等の他
の層も、インク受容層2や接着剤層3と同様、ポリオレ
フィン、特に、耐薬品性等に優れるポリエチレンで構成
するのが好ましい。
【0029】本発明のラベルの好ましい態様では、ラベ
ルの構成成分全体(剥離ライナーを有するラベルでは剥
離ライナーを除く)に占めるポリエチレン成分の割合が
30重量%以上(特に、50%以上)である。このよう
なラベルは、とりわけ耐薬品性、耐溶剤性、耐酸性及び
耐アルカリ性等に優れる。
【0030】認識パターン4は熱転写印字により形成で
きる。熱転写印字に用いるインクは、特に限定されない
が、インク受容層2をポリオレフィン、特に超高分子量
ポリエチレンからなる多孔質フィルムで構成する場合に
は、インクの樹脂成分もポリオレフィン、特にポリエチ
レンとするのが好ましい。インク受容層2とインクの構
成成分とを同質の樹脂で構成することにより、両者を強
固に熱融着させることができる。また、インクの樹脂成
分としてポリエチレン等のポリオレフィンを用いると、
該オレフィンが多くの薬品や溶剤、酸、アルカリに侵さ
れにくい性質を有するため、耐擦過性及び耐洗浄性に優
れるだけでなく、耐薬品性、耐溶剤性、耐酸性、耐アル
カリ性等に優れるラベルとすることができる。
【0031】インクの樹脂成分として用いるポリオレフ
ィンの粘度平均分子量は、耐溶剤性や熱溶融性、ないし
汎用の熱転写プリンタによるインクの転写圧着性などの
点から、5千〜30万程度が好ましく、より好ましくは
5千〜20万、特に6千〜1万程度である。
【0032】インクに用いる着色剤としては、例えば有
機系や無機系の顔料、カーボン、金属粉末など適宜なも
のを用いてよい。前記有機系顔料の例としては、アゾ系
顔料、フタロシアニン系顔料、トリフェニルメタン系顔
料、金属錯塩顔料、バット染料系顔料、キナクリドン系
顔料、イソインドリノン系顔料などが挙げられる。
【0033】また、無機系顔料としては、シリカ、チタ
ニア、アルミナ、亜鉛華、ジルコニア、酸化カルシウ
ム、マイカなどの白色物;酸化マンガン・アルミナ、酸
化クロム・酸化錫、酸化鉄、硫化カドミウム・硫化セレ
ンなどの赤色物;酸化コバルト、ジルコニア・酸化バナ
ジウム、酸化クロム・五酸化二バナジウムなどの青色
物;酸化クロム・酸化コバルト・酸化鉄・酸化マンガン
やクロム酸塩、過マンガン酸塩などの黒色物;ジルコニ
ウム・珪素・プラセオジム、バナジウム・錫、クロム・
チタン・アンチモンなどの黄色物;酸化クロム、コバル
ト・クロム、アルミナ・クロムなどの緑色物;アルミニ
ウム・マンガン、鉄・珪素・ジルコニウムなどの桃色物
などがその代表例として挙げられる。
【0034】インクにおける着色剤とポリオレフィン等
の樹脂成分の使用割合は、インク受容層2とのコントラ
ストや熱転写圧着性などにより適宜決定されるが、一般
にはポリオレフィン等の樹脂成分100重量部あたり5
0〜500重量部、好ましくは100〜300重量部の
着色剤が用いられる。
【0035】インクは、例えば、1種又は2種以上の着
色剤と前記樹脂成分をロールミルや三本ロールミル等の
適宜な混錬機にて加熱混合するか、必要に応じ前記樹脂
成分溶解性の溶媒を用いて、例えば、ロールミルやポッ
トミル等の適宜な混錬機で混合してペースト状等の流動
物として調製することができる。
【0036】熱転写方式によりパターンを形成する場合
に必要な印字リボンなどのインクシートは、例えば、塗
布方式、含浸方式等によりインクをフィルムや布等から
なる支持基材に保持させることにより形成することがで
きる。支持基材としては、ポリエステル、ポリイミド、
フッ素樹脂等のプラスチックフィルム、ポリアミドやポ
リエステル等の繊維からなる布などの通例のものを用い
てよい。インク層の密着性の向上には支持基材をワック
ス等でアンダーコーティング処理する方法が有効であ
る。
【0037】インクシートにおけるインク層の厚さは、
0.2〜5μmが一般的であり、0.8〜1.5μmが
好ましい。その厚さが0.2μm未満では隠蔽力に乏し
い場合があり、5μmを超えるとインク層をせん断して
良好に熱転写できず良好なパターンが形成できない場合
がある。
【0038】熱転写プリンタ等により熱転写方式で形成
する認識パターンは任意である。印字パターン、絵柄パ
ターン、バーコードパターンなどの任意な熱転写パター
ンを付与してよい。なお識別ラベルを形成する場合など
には、インク受容層2とインクパターンとに良好なコン
トラスト、ないし色調の相違が形成されるようにするこ
とが好ましい。なお付与パターンのより強固な定着を目
的に、パターンの熱転写後に必要に応じて熱ロール等を
介して加熱処理することもできる。
【0039】本発明のラベルは、インクが印字の際に多
孔質内に浸透するので、擦過や洗浄など過酷な使用環境
下でも認識パターンが消失しない。そのため、クリーニ
ング、リネン、レンタルユニホーム業界など、過酷な使
用条件下で、衣服等の流通、在庫管理をスピーディーに
行う必要のある業界において利用価値が高い。特に、水
洗やドライクリーニングの繰り返しにも耐えることがで
きるので、クリーニング工程管理用のラベルとして好適
である。
【0040】ラベルの被着体への貼り付け方法として
は、慣用の方法を採用できるが、接着剤層3をホットメ
ルト接着剤で構成する場合には、プレス機やアイロンを
用いて布地などの被着体に熱圧着により貼り付ける方法
が好ましい。この場合、熱板とラベルとの融着を防止す
るため、インク受容層2を構成する多孔質フィルムの材
質は超高分子量ポリエチレンであるのが望ましい。ま
た、この熱圧着法によれば、印刷直後のラベルと比較し
てインクがより多孔質内部に浸透するため、認識パター
ンの耐久性がさらに向上するという効果も得られる。
【0041】
【発明の効果】本発明の多孔質フィルムは、特徴的な構
造を有し且つ表面に特定形状の固体粒子を有しているた
め、平均孔径が数μm〜数百μmのオーダーにおいて、
孔径分布がシャープで、ピンホール等の欠陥が少なく、
しかも表面平滑性に優れる。本発明の多孔質フィルムの
製造法によれば、このような優れた特性を有する多孔質
フィルムを簡易に製造できる。本発明のラベルによれ
ば、上記の特性を有する多孔質フィルムをインク受容層
として備えているので、高解像度の認識パターンが得ら
れるだけでなく、インクが印字の際に多孔質内にも浸透
するので、擦過や洗浄など過酷な使用環境下でも印字消
えが生じない強靱な耐性を発揮する。
【0042】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をより詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定さ
れるものではない。
【0043】実施例1 粘度平均分子量200万、平均粒子径30μmの超高分
子量ポリエチレン微粒子100重量部、界面活性剤(エ
マルゲン906)3重量部、及びイオン交換水150重
量部からなる配合液をホモミキサーで分散し、超高分子
量ポリエチレン粒子のディスパージョンを調製した。こ
のディスパージョンを50μm厚のポリエチレンテレフ
タレート(PET)フィルムにアプリケーターを用いて
乾燥塗布量が60g/m2になるように塗布し、150
℃に設定された熱風乾燥機にて3分間乾燥、融着させ、
その後PETフィルムを剥離して、多孔質フィルムを得
た。この多孔質フィルムの走査型電子顕微鏡(SEM)
写真(1000倍、撮影角度75°)を図2に示す。得
られた多孔質フィルムの厚みは150μm、空孔率は6
0%であった。
【0044】実施例2 実施例1と同様にして、PETフィルム上に形成された
塗膜を乾燥、融着させた後、PETフィルムを剥離せず
に、塗膜表面に粘度平均分子量20万、厚さ60μmの
低密度ポリエチレンフィルム(接着剤層)を重ね、13
0℃の熱ラミネーターで貼り合わせた。その後、PET
フィルムを剥離し、ラベル形状に打抜き加工を行い、ク
リーニング用のラベルを得た。一方、粘度平均分子量が
約8千のポリエチレン100重量部に平均粒径が0.5
μmの黒色粉末150重量部を加えて約200℃で混合
して得た均一分散物をホットメルトのグラビア塗工機に
て厚さ6μmのポリエステルフィルム上に0.8μmの
厚さで塗布してインクシート(ポリオレフィン系インク
リボン)を得た。前記の黒色粉末は、酸化クロム・酸化
鉄・酸化コバルト・酸化マンガンからなる。次に、前記
のラベルの表面に、上記インクシートと市販の熱転写プ
リンタを用いて熱転写印字を行い、クリーニング用の表
示ラベルを得た。この表示ラベルを、アイロン(温度1
90℃、圧力196kPa、時間10秒)で、ポリエス
テル65%、綿35%の混紡衣料へ接着した。
【0045】実施例3 固体粒子として、粘度平均分子量200万、平均粒子径
60μmの超高分子量ポリエチレン微粒子を用いたこと
以外は実施例1と同様の操作を行い、多孔質フィルムを
得た。この多孔質フィルムの走査型電子顕微鏡(SE
M)写真(1000倍、撮影角度75°)を図3に示
す。得られた多孔質フィルムの厚みは140μm、空孔
率は55%であった。
【0046】実施例4 実施例3と同様の操作により、PETフィルム上に形成
された塗膜を乾燥、融着させた後、PETフィルムを剥
離せずに、塗膜表面に粘度平均分子量20万、厚さ60
μmの低密度ポリエチレンフィルムを重ね、130℃の
熱ラミネーターで貼り合わせた。その後、PETフィル
ムを剥離し、ラベル形状に打抜き加工を行い、クリーニ
ング用のラベルを得た。このラベルの表面に、実施例2
と同様にして熱転写印字を行い、クリーニング用の表示
ラベルを得た。この表示ラベルを、アイロン(温度19
0℃、圧力196kPa、時間10秒)で、ポリエステ
ル65%、綿35%の混紡衣料へ接着した。
【0047】比較例1 PETフィルム上に形成された塗膜を170℃に設定さ
れた熱風乾燥機にて30分乾燥、融着させたこと以外は
実施例1と同様の操作を行い、フィルムを得た。このフ
ィルムは無孔質であり、厚みは80μmであった。
【0048】比較例2 比較例1と同様にして、PETフィルム上に形成された
塗膜を乾燥、融着させた後、塗膜表面に粘度平均分子量
20万、厚さ60μmの低密度ポリエチレンフィルムを
重ね、130℃の熱ラミネーターで貼り合わせた。その
後、PETフィルムを剥離し、ラベル形状に打抜き加工
を行い、クリーニング用のラベルを得た。このラベルの
表面に、実施例2と同様にして熱転写印字を行い、クリ
ーニング用の表示ラベルを得た。この表示ラベルを、ア
イロン(温度190℃、圧力196kPa、時間10
秒)で、ポリエステル65%、綿35%の混紡衣料へ接
着した。
【0049】比較例3 粘度平均分子量200万、平均粒子径30μmの超高分
子量ポリエチレン微粒子を、温度150℃の加圧環境下
でシート状に成形し、厚さ200μm、平均孔径約30
μm、空孔率28%の多孔質フィルムを得た。このフィ
ルムの走査型電子顕微鏡(SEM)写真(1000倍、
撮影角度75°)を図4に示す。
【0050】比較例4 比較例3と同様にして得られた多孔質フィルムの片面
に、粘度平均分子量20万、厚さ60μmの低密度ポリ
エチレンフィルムを重ね、130℃の熱ラミネーターで
貼り合わせた。その後、ラベル形状に打抜き加工を行
い、クリーニング用のラベルを得た。このラベルの表面
に、実施例2と同様にして熱転写印字を行い、クリーニ
ング用の表示ラベルを得た。この表示ラベルを、アイロ
ン(温度190℃、圧力196kPa、時間10秒)
で、ポリエステル65%、綿35%の混紡衣料へ接着し
た。
【0051】評価試験 (印字性)実施例2、4、比較例2、4で得られた印字
前のラベルの表面に、日東電工(株)製「デュラプリン
ターSR」を用いて、ナローバー0.19mm及び0.
38mmのバーコード印字を行い、印字の欠けの有無に
より印字性を評価した。
【0052】(洗濯試験)10Lの水に、ライオン
(株)製「ハードダッシュ」250cc、ライオン
(株)製「LAビルダー」200cc、及び過酸化水素
水250ccを加え、これに、実施例2、4、比較例
2、4で得られた表示ラベルを接着した衣料を入れて、
70℃で10時間の連続洗濯試験を実施した。洗濯試験
終了後、印字のかすれ状態を評価した。
【0053】(溶剤擦過試験)トルエンを含浸させたベ
ンコットンに196kPaの圧力をかけながら、実施例
2、4、比較例2、4で得られた表示ラベルの表面を3
00往復し、印字のかすれ状態を評価した。
【0054】上記試験の結果を表1に示す。
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラベルの一例を示す概略断面図であ
る。
【図2】実施例1で得られた多孔質フィルムの表面の構
造及び粒子の形状を示す走査型電子顕微鏡写真である。
【図3】実施例3で得られた多孔質フィルムの表面の構
造及び粒子の形状を示す走査型電子顕微鏡写真である。
【図4】比較例3で得られた多孔質フィルムの表面の構
造及び粒子の形状を示す走査型電子顕微鏡写真である。
【符号の説明】
1 ラベル 2 インク受容層 3 接着剤層 4 認識パターン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体粒子が連結した構造を有し且つ表面
    固体粒子の頂部が平坦に形成されている多孔質フィル
    ム。
  2. 【請求項2】 固体粒子が粘度平均分子量30万以上の
    超高分子量ポリエチレンからなる請求項1記載の多孔質
    フィルム。
  3. 【請求項3】 固体粒子の平均粒子径が10〜200μ
    mである請求項1又は2記載の多孔質フィルム。
  4. 【請求項4】 空孔率が25〜80%である請求項1〜
    3の何れかの項に記載の多孔質フィルム。
  5. 【請求項5】 固体粒子を溶媒中に分散させた分散液を
    支持体上に塗布して固体粒子の塗膜を形成した後、固体
    粒子同士の接点を融着させ且つ最外層の固体粒子の頂部
    を平坦に成形することを特徴とする多孔質フィルムの製
    造法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4の何れかの項に記載の多孔
    質フィルムをインク受容層として有することを特徴とす
    るラベル。
  7. 【請求項7】 ラベル裏面にホットメルト接着剤層を有
    する請求項6記載のラベル。
  8. 【請求項8】 ラベルの構成成分全体(剥離ライナーを
    有するラベルでは剥離ライナーを除く)に占めるポリエ
    チレン成分の割合が30重量%以上である請求項6又は
    7記載のラベル。
  9. 【請求項9】 多孔質フィルムからなるインク受容層上
    に熱転写印字による認識パターンが形成されている請求
    項6〜8の何れかの項に記載のラベル。
  10. 【請求項10】 クリーニングの工程管理用として用い
    られる請求項6〜9の何れかの項に記載のラベル。
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