JP2000146259A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JP2000146259A
JP2000146259A JP10343561A JP34356198A JP2000146259A JP 2000146259 A JP2000146259 A JP 2000146259A JP 10343561 A JP10343561 A JP 10343561A JP 34356198 A JP34356198 A JP 34356198A JP 2000146259 A JP2000146259 A JP 2000146259A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内環境の快適性を損なうことなく防カビ運
転の実行を可能とし、充分な防カビ効果を得ることがで
きる空調装置を提供する。 【解決手段】 室内機3aにおいて、送風ファン6によ
って吸い込んだ室内空気を室内機3a内に流通させて内
部に残存している水分や匂いを機外(室内2)に放出す
る防カビ運転を行う。このとき、同時に換気ユニット4
においては、換気ファン11によって室内空気を室外1
0に排出する換気運転を行い、防カビ運転によって室内
機3aから室内2に放出された水分や匂いを、室外10
に排出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内の冷暖房だ
けでなく、室内換気も併せて行うことができる空調装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空調装置では、冷房運転又は除湿運転を
行うと、室内に設置された室内機において室内空気を冷
却したときに熱交換器に水分が凝縮して滴下するので、
熱交換器の下部にドレンパンを配置して、滴下した水を
貯留し排水している。しかしながら、全ての水(除湿
水)が完全に外部に排水される訳ではなく、冷房運転又
は除湿運転の停止後に、除湿水が熱交換器やドレンパン
等に残ってしまうことが多い。そして、室内機の内部は
高湿度の環境になるため、カビが成長しやすい。このカ
ビの存在は、空調運転時の不快な匂いの原因となると共
に、室内機内部の構成部品の寿命を縮める原因ともな
る。
【0003】そこで、冷房運転又は除湿運転終了後に、
室内機が備える送風ファンを駆動して室内空気を吸い込
み、吸い込んだ室内空気を室内機内に流通させて室内機
内に残存している水分を外部に放出する防カビ運転を一
定時間行う空調装置が普及しつつある。この防カビ運転
を行うことによって室内機内部は乾燥するため、カビの
成長を抑制することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記防カビ運転では、
室内機内部の水分を外部に、即ち室内に放出するため、
匂いや湿気の戻り現象が発生する。そのため、防カビ運
転は人が室内にいないとき(室内から出ているとき)、
即ち冷房運転等を終了した後に行うようにしている。し
かし、人が再び室内に戻ってきたときには、上記の匂い
や湿気の戻り現象によって室内環境の快適性を損なうた
め、不快感を感じてしまうことになる。また、冷房運転
等を終了した後に必ず人が室内から出て行くとは限ら
ず、従って人が室内に残っているときに防カビ運転を行
うと上記戻り現象によって不快感を感じることになる。
そのため、防カビ運転の実行時期が限定されてしまい、
防カビ効果を充分に得られない場合がある。
【0005】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであり、その目的は、室内環境の快適性
を損なうことなく防カビ運転の実行を可能とし、充分な
防カビ効果を得ることができる空調装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の空調装
置は、同じ室内2に関して配置された空調ユニット3と
換気ユニット4とを備え、上記空調ユニット3は、送風
ファン6によって吸い込んだ室内空気を熱交換器7を用
いて加熱又は冷却した後に室内2に吹き出す空調運転を
行い、上記換気ユニット4は、換気ファン11によって
室内空気を室外10に排出する換気運転を行う空調装置
において、上記空調ユニット3においては、上記送風フ
ァン6によって吸い込んだ室内空気をユニット3内に流
通させてユニット3内に残存している水分を外部に放出
する防カビ運転を可能とし、上記空調ユニット3による
防カビ運転と、上記換気ユニット4による換気運転との
同時運転を行わせる防カビ運転制御手段27を備えたこ
とを特徴としている。
【0007】上記請求項1の空調装置では、空調ユニッ
ト3による防カビ運転と換気ユニット4による換気運転
との同時運転を行うことができる。従って、防カビ運転
によって室内2に放出された水分や匂いは、換気運転に
よって室外10に排出される。従って、室内環境の快適
性を損なうことなく防カビ運転を行うことができるの
で、防カビ運転終了後に室内2に入って来た人が不快感
を感じることはほとんどなく、また室内2に人がいると
きでも防カビ運転を行うことができる。このように防カ
ビ運転の実行時期が制限されることはないため、充分な
防カビ効果を得ることができる。
【0008】また請求項2の空調装置は、上記防カビ運
転のみを行い上記同時運転を禁止する単独運転モード
と、上記防カビ運転と換気運転との同時運転が可能な連
動運転モードとを切換えるモード切換手段37、38を
設けたことを特徴としている。
【0009】上記請求項2の空調装置では、モード切換
手段37、38によって単独運転モードと連動運転モー
ドとが切換えられる。従って、ユーザが好む態様で防カ
ビ運転を行うことができ、使用性を向上することができ
る。
【0010】さらに請求項3の空調装置は、上記換気ユ
ニット4の換気通路16の吸引口を上記空調ユニット3
の背部に配置し、上記防カビ運転は、上記空調ユニット
3による空調運転において設定可能な最小風量以下の風
量で行うことを特徴としている。
【0011】上記請求項3の空調装置では、空調運転に
おいて設定可能な最小風量以下の風量で防カビ運転を行
うので、空調ユニット3から放出された水分や匂いを、
空調ユニット3の周辺の空間のみに滞留させることがで
きる。そして、空調ユニット3の背部に配置した吸引口
から排気を行うことによって、空調ユニット3の周辺に
滞留している水分や匂いを効率よく室外に排気すること
ができる。従って、室内環境に与える影響を最小限にし
て防カビ運転を行うことができる。これは、室内2に人
がいるときに防カビ運転を行う場合に特に効果的であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、この発明の空調装置の具体
的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明
する。
【0013】図1は、本発明の一実施の形態である空調
装置1の設置状態を示す概略図である。空調装置1は、
同じ室内2に関して配置された空調ユニット3と換気ユ
ニット4とを備える。
【0014】空調ユニット3は、室内2に据え付けられ
た室内機3aと、室外10に据え付けられた室外機3b
とを備え、空調運転と防カビ運転とを選択的に行う。空
調運転とは、室内2をユーザが望む環境にするために行
う運転のことであり、例えば冷房運転、暖房運転、送風
運転、除湿運転などが該当する。冷房運転を行う場合に
は、冷媒を室外機3bの圧縮機8から順に室外熱交換器
12、図示しない減圧機構、室内熱交換器7と流通さ
せ、室外熱交換器12を凝縮器として機能させると共
に、室内熱交換器7を蒸発器として機能させる。そし
て、送風ファン6によって吸い込んだ室内空気を室内熱
交換器7で冷却し、室内空気から吸収した熱量を冷媒を
介して室外10に放出することにより、室内2の温度を
下げて冷房を行う。
【0015】また、暖房運転を行う場合には、冷媒を上
記冷房運転時とは逆方向に流通させ、室外熱交換器12
を蒸発器として機能させると共に、室内熱交換器7を凝
縮器として機能させる。そして、室外熱交換器12で吸
収した熱量を冷媒を介して室内2に放出し、即ち送風フ
ァン6によって吸い込んだ室内空気を室内熱交換器7で
加熱し、これによって室内2の温度を上昇させて暖房を
行う。さらに、送風運転とは、室内熱交換器7の運転を
停止した状態とし、送風ファン6だけを運転することに
よって、送風ファン6によって吸い込んだ室内空気を加
熱・冷却することなく、そのまま室内2に吹き出す運転
のことをいう。
【0016】また、防カビ運転とは、室内機3aの内部
を乾燥させてカビの成長を抑制するために行う運転のこ
とであり、具体的には、送風ファン6によって吸い込ん
だ室内空気を室内機3a内に流通させて室内機3a内に
残存している水分を室内2に放出する運転のことであ
る。通常は、冷房運転又は除湿運転の終了後に自動的に
防カビ運転を行うようにしているけれども、ユーザの操
作に応答して任意に行うようにしてもよい。
【0017】尚、この防カビ運転は、実質的には上記送
風運転と同じ動作であるので、送風運転機能を備えた空
調装置1の場合は、送風運転機能を利用して実行するこ
とができる。また、この防カビ運転は、送風ファン6に
よって吸い込んだ室内空気を室内熱交換器7で加熱して
から室内機3a内に流通させてもよく、この場合は実質
的には上記暖房運転と同じ動作であるので、暖房運転機
能を備えた空調装置1の場合は、暖房運転を利用して防
カビ運転を実行できる。
【0018】但し、防カビ運転での風量は、空調運転で
設定可能な最小風量以下の風量に設定することが好まし
い。これは、空調運転は室内環境を調節するために行う
ものであり、従って室内2の空気を攪拌できるだけの風
量で空調空気を室内2に吹き出す必要があるけれども、
防カビ運転で室内2に放出される水分や匂いをわざわざ
攪拌する必要はないからである。
【0019】一方、室内機3aの背部の壁5には、配管
貫通孔9が形成されている。この配管貫通孔9には、室
内機3aと室外機3bとを接続する配管や信号線が挿通
されると共に、換気ユニット4の換気通路16(図2参
照)も形成されている。
【0020】換気ユニット4は、室外10側において室
内機3aに近接して据え付けられると共に、配管貫通孔
9の換気通路16に接続されており、換気運転を行う。
換気運転とは、換気ファン11によって換気通路16に
吸引した室内空気を室外10に排出する運転のことをい
う。
【0021】図2は、配管貫通孔9付近の拡大断面図で
あり、図3は配管貫通孔9の内部状態を示す断面図であ
る。図2に示すように、壁5に設けられた配管貫通孔9
にウォールパイプ13を挿入し、ウォールパイプ13内
の仕切板14によって仕切られた一方の空間である配管
通路15に室内機3aからの配管、配線類を通してい
る。一方、ウォールパイプ13内の他方の空間である換
気通路16は、室内2側の開口が吸引口であり、室外1
0側の開口には誘導路17の先端部17aを差し込み、
誘導路17の後端を図1に示す換気ユニット4のベルマ
ウス部を構成する板部18の円孔19に接続している。
ベルマウス部は、誘導路17から換気ファン11に室内
空気を導くものである。
【0022】誘導路17は、円筒を軸に対して斜めに平
面で切断した形状の中間部17bと、中間部17bの一
端側に形成された断面半月状の先端部17aと、中間部
17bの他端側に形成された円筒部17cとを有してい
る。この円筒部17cの端部に半径方向外向きに延びる
フランジ部17dを設け、このフランジ部17dと板部
18との間にシールリング20を取り付けて、フランジ
部17dと板部18との間から室外10の空気を吸い込
まないようにシールしている。
【0023】また、図3に示すように、ウォールパイプ
13内は上述したように仕切板14によって配管通路1
5と換気通路16とに仕切られているが、配管通路15
には、内外連絡線21と、断熱材22、23に包まれた
冷媒配管24、ドレンホース25と、制御信号線26と
を通している。内外連絡線21は、室内機3aに設けら
れた制御部27(図4参照)と室外機3bとを電気的に
接続し、制御信号線26は制御部27と換気ユニット4
とを電気的に接続している。また、ウォールパイプ13
の換気通路16には、誘導路17の先端部17aが挿入
されている。
【0024】図4は、空調装置1の電気的構成を概略的
に示すブロック図である。室内機3aには、マイクロコ
ンピュータなどを用いて構成された制御部(防カビ運転
制御手段)27が設けられている。この制御部27に
は、室内機3aが備える操作パネル28及びリモコン
(リモートコントロール装置)29からの操作信号や、
図示しない各種のセンサからの検知信号が入力されお
り、これらの入力信号に基づいて空調ユニット3(室内
機3a及び室外機3b)と換気ユニット4の運転が制御
される。
【0025】例えば、リモコン29からの防カビ信号が
入力されると、指令記憶領域30に「防カビ指令」が書
き込まれ、防カビタイマ31をスタートさせて、一定期
間の防カビ運転を行う。また、リモコン29からの換気
信号が入力されると、指令記憶領域32に「換気指令」
が書き込まれ、換気ユニット4による換気運転を行う。
【0026】図5は、リモコン29の平面図である。リ
モコン29は、空調装置1の運転の開始及び停止を指示
するための運転/停止ボタン33、室内2の空調温度を
設定するための温度設定ボタン34、空調装置1の運転
モードを設定するための複数個のモード設定ボタン35
を備える。そして、上記の各ボタンによって設定された
温度条件、運転モードや、空調装置1の運転状態など
は、LCD(液晶ディスプレイ)36に表示され、ユー
ザが確認することができる。
【0027】上記モード設定ボタン35のうち、防カビ
設定ボタン37は、防カビ運転を行うか否かを設定する
ためのボタンであり、また換気設定ボタン38は、換気
運転を行うか否かを設定するためのボタンである。空調
装置1では、図6に示すように、初期値として「防カビ
OFF」指令及び「換気OFF」指令が設定されてい
る。そして、図6(a)に示すように、防カビ設定ボタ
ン37を押すと、初期値である「防カビOFF」指令か
ら「防カビON」指令に切り換わり、以後は防カビ設定
ボタン37を押すことによって、2つの指令が切り換わ
る。そして、選択された指令が上記防カビ信号として制
御部27に送出される。
【0028】また、図6(b)に示すように、換気設定
ボタン38を押すと、初期値である「換気OFF」指令
から「換気自動ON」指令に切り換わり、もう1回押す
と、「換気自動ON」指令から「換気常時ON」指令に
切り換わる。そして、以後は換気設定ボタン38を押す
ことによって、3つの指令が順番に切り換わる。ここ
で、「換気自動ON」指令とは、防カビ運転時に換気運
転も同時に行う指令であり、「換気常時ON」指令と
は、防カビ運転や冷暖房運転等の実行又は停止にかかわ
らず、常時換気運転を行う指令である。そして、選択さ
れた指令が上記換気信号として制御部27に送出され
る。
【0029】従って、「防カビON」指令と「換気自動
ON」指令又は「換気常時ON」指令とが設定されたと
きは、防カビ運転と換気運転との同時運転が可能な連動
運転モードである。これに対し、「防カビON」指令と
「換気OFF」指令とが設定されたときは、防カビ運転
のみを行い、上記同時運転を禁止する単独運転モードで
ある。尚、これらのモード設定は、室内機3aが備える
操作パネル28で行うように構成してもよい。
【0030】図7は、空調装置1の制御動作を説明する
フローチャートであり、図8は空調装置1の動作状態を
示すタイムチャートである。ステップS1では、冷房運
転中か否かを判断し、ステップS2ではドライ(除湿)
運転中か否かを判断する。そして、冷房運転中又はドラ
イ(除湿)運転中であれば、ステップS3に進む。
【0031】ステップS3では、運転状態から停止状態
へ変化したか否かを判断する。この判断は、例えば運転
/停止ボタン33が押されたか否か、あるいは空調運転
タイマの設定時間が経過したか否かによって行う。判断
が肯定の場合は、ステップS4に進み、判断が否定の場
合は、ステップS1に戻る。
【0032】ステップS4では、「防カビON」指令が
設定されているか否かを判断する。設定されていない場
合は、ステップS5に進み、そのまま空調装置1の運転
を停止させる。一方、設定されている場合は、ステップ
S6で防カビ運転を開始すると共に、ステップS7で防
カビタイマ31の計時動作を開始させる(図8の時刻t
0)。
【0033】さらに、ステップS8では、換気設定が自
動であるか否か、即ち「換気自動ON」指令が設定され
ているか否かを判断する。設定されている場合は、ステ
ップS9で換気運転を開始する。これによって、防カビ
運転と換気運転との同時運転が行われる。
【0034】そして、ステップS10では、防カビタイ
マ31による設定時間T(例えば、1時間)の計時が終
了したか否かを判断する。計時が終了した場合は、ステ
ップS11で防カビ運転を終了し、ステップS12で換
気運転も終了する(図8の時刻t1)。
【0035】一方、ステップS8での判断が否定の場合
は、換気運転を禁止しているか、あるいは常時換気運転
を行っているかのどちらかである。従って、この場合は
ステップS13に進み、防カビタイマ31による設定時
間Tの計時が終了したか否かを判断する。そして、計時
が終了した場合は、ステップS11で防カビ運転を終了
する。このとき、換気ユニット4の運転状態(換気運転
状態又は停止状態)は維持される。
【0036】以上のように本実施の形態によれば、防カ
ビ運転と換気運転との同時運転を行うことができるの
で、防カビ運転によって室内2に放出された水分や匂い
は、換気運転によって室外10に排出される。従って、
室内環境の快適性を損なうことなく防カビ運転を行うこ
とができるので、防カビ運転終了後に室内2に入って来
た人が不快感を感じることはなく、また室内2に人がい
るときでも防カビ運転を行うことができる。このように
防カビ運転の実行時期が制限されることはないため、充
分な防カビ効果を得ることができる。
【0037】また換気運転を行うことなく防カビ運転の
みを行うか、防カビ運転と換気運転の同時運転を行うか
をユーザが選択できるので、ユーザが好む態様で防カビ
運転を行うことができ、使用性を向上することができ
る。
【0038】さらに、防カビ運転を空調運転において設
定可能な最小風量以下の風量で行うようにすれば、室内
機3aから放出された水分や匂いを、室内機3aの周辺
の空間のみに滞留させることができる。そして、室内機
3aの背部に配置した吸引口から排気を行うことによっ
て、室内機3aの周辺に滞留している水分や匂いを効率
よく室外10に排気することができる。従って、室内環
境に与える影響を最小限にして防カビ運転を行うことが
できる。これは、室内2に人がいるときに防カビ運転を
行う場合に効果的である。
【0039】
【発明の効果】以上のように請求項1の空調装置によれ
ば、防カビ運転によって放出された水分や匂いは換気運
転によって室外に排出されるので、室内環境の快適性を
損なうことなく防カビ運転を行うことができる。従っ
て、防カビ運転終了後に室内に入って来た人が不快感を
感じることはほとんどなく、また室内に人がいるときで
も防カビ運転を行うことができる。このように防カビ運
転の実行時期が制限されることはないため、充分な防カ
ビ効果を得ることができ、空調ユニットの寿命を伸ばす
ことが可能となる。
【0040】また請求項2の空調装置によれば、ユーザ
が好む態様で防カビ運転を行うことができるので、使用
性を向上することができる。
【0041】さらに請求項3の空調装置によれば、室内
環境に与える影響を最小限にして防カビ運転を行うこと
ができる。従って、室内に人がいるときに防カビ運転を
行う場合に、特に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である空調装置の設置状
態を示す概略図である。
【図2】配管貫通孔付近の拡大断面図である。
【図3】上記配管貫通孔の内部状態を示す断面図であ
る。
【図4】上記空調装置の電気的構成を概略的に示すブロ
ック図である。
【図5】上記空調装置を操作するリモコンの平面図であ
る。
【図6】上記リモコンの操作手順を説明するための説明
図である。
【図7】上記空調装置の制御動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図8】上記空調装置の動作状態を示すタイムチャート
である。
【符号の説明】
1 空調装置 2 室内 3 空調ユニット 3a 室内機 3b 室外機 4 換気ユニット 5 壁 6 送風ファン 7 室内熱交換器 10 室外 11 換気ファン 16 換気通路 27 制御部 28 操作パネル 29 リモコン 37 防カビ設定ボタン 38 換気設定ボタン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同じ室内(2)に関して配置された空調
    ユニット(3)と換気ユニット(4)とを備え、上記空
    調ユニット(3)は、送風ファン(6)によって吸い込
    んだ室内空気を熱交換器(7)を用いて加熱又は冷却し
    た後に室内(2)に吹き出す空調運転を行い、上記換気
    ユニット(4)は、換気ファン(11)によって室内空
    気を室外(10)に排出する換気運転を行う空調装置に
    おいて、上記空調ユニット(3)においては、上記送風
    ファン(6)によって吸い込んだ室内空気をユニット
    (3)内に流通させてユニット(3)内に残存している
    水分を外部に放出する防カビ運転を可能とし、上記空調
    ユニット(3)による防カビ運転と、上記換気ユニット
    (4)による換気運転との同時運転を行わせる防カビ運
    転制御手段(27)を備えたことを特徴とする空調装
    置。
  2. 【請求項2】 上記防カビ運転のみを行い上記同時運転
    を禁止する単独運転モードと、上記防カビ運転と換気運
    転との同時運転が可能な連動運転モードとを切換えるモ
    ード切換手段(37)(38)を設けたことを特徴とす
    る請求項1の空調装置。
  3. 【請求項3】 上記換気ユニット(4)の換気通路(1
    6)の吸引口を上記空調ユニット(3)の背部に配置
    し、上記防カビ運転は、上記空調ユニット(3)による
    空調運転において設定可能な最小風量以下の風量で行う
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2の空調装置。
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