JP2000145627A - 可変容量斜板式圧縮機 - Google Patents

可変容量斜板式圧縮機

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JP2000145627A
JP2000145627A JP11314044A JP31404499A JP2000145627A JP 2000145627 A JP2000145627 A JP 2000145627A JP 11314044 A JP11314044 A JP 11314044A JP 31404499 A JP31404499 A JP 31404499A JP 2000145627 A JP2000145627 A JP 2000145627A
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swash plate
arm
support arms
guide grooves
type compressor
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Kyunan An
休 楠 安
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Ford Motor Co
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Halla Climate Control Corp
Ford Motor Co
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/10Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
    • F04B27/1036Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
    • F04B27/1054Actuating elements
    • F04B27/1072Pivot mechanisms

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は構造が簡単で製造が容易であり製造
費用が低廉な可変容量斜板式圧縮機の提供。 【解決手段】 多数のシリンダボアが提供されるシリン
ダブロックを有し、クランク室と吸入室及び吐出室がそ
の内部に形成されるハウジング手段;クランク室の圧力
を調節するための圧力調節手段;回転可能に支持される
駆動軸;往復運動する多数のピストン;駆動軸と共に回
転される回転体;圧力変化により傾斜角が変化する斜
板;前記斜板と前記ピストンらを連動させるシュー;及
び、前記の回転体に形成される一組の支持アーム、連結
手段とを有するヒンジ手段として、該支持アームらのそ
れぞれは前記駆動軸がそれらの間に位置され得るよう
に、相互に対向するように開口された案内溝を有し、前
記の連結手段は前記の案内溝らのそれぞれと滑り可能に
噛み合うこと;を含む可変容量斜板式圧縮機であること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造が簡単で製造
が容易であり製造費用が低廉な可変容量斜板式圧縮機に
関する。
【0002】
【従来の技術】車輌エアコンに広く使用される可変容量
斜板式圧縮機は、通常的に駆動軸と該駆動軸に装着され
て駆動軸と共に回転する回転体(rotor)またはラ
グプレート(lug plate)及び斜板(swas
h plate)とを含む。斜板は駆動軸に滑り運動可
能に設けられた球形のスリーブ部材(sleeve m
ember)の外部球形面上に回転可能に支持される。
【0003】回転体と斜板との間にはヒンジ機構(hi
nge mechanism)が配置されるが、ヒンジ
機構は普通回転体から圧縮機の後方に突出される第1ア
ーム部材、斜板から圧縮機の前方に突出される第2アー
ム部材、及び第1、2アーム部材にそれぞれ形成された
一組のホール(hole)を通して第1、2アーム部材
を相互に連結するピン要素を含む。前記ホールは長く延
長されて形成され、従ってピン要素は斜板の傾斜角の変
化により前記各ホールの内面に沿って上下に動くように
なる。斜板の下端部にはストップ部材(stop me
mber)が提供され、斜板の最大傾斜角を制限するよ
うになる。圧縮機はまた多数のピストンを含み、それぞ
れのピストンは半球形状のシュー(shoes)により
斜板と噛み合うようになる。
【0004】ヒンジ機構により斜板は駆動軸に沿って滑
り、また駆動軸に対して傾斜角が変わる。また前記のヒ
ンジ機構により駆動軸と回転体及び斜板は共に回転す
る。駆動軸が回転することにより、回転体と斜板とは駆
動軸と共に回転するようになり、それにより斜板に噛み
合ったそれぞれのピストンは、シリンダボア内で往復運
動し、冷媒ガスの吸入及び圧縮が行われる。圧縮機の容
量はクランク室の圧力と吸入圧力との間の圧力差により
斜板の傾斜角を変化させることにより制御される。
【0005】前記の形態の可変容量圧縮機において、斜
板は回転軸と共に回転しながら、回転体に対して前後方
に章動運動(nutation motion)を行う
が、斜板の回転運動はピストンの往復運動に変換され
る。吸入行程の間ピストンに作用する吸入力(suct
ion force)は斜板に作用し、一方圧縮行程の
間ピストンに作用する圧縮反力(compressio
n reactionforce)もまた斜板に作用す
るようになる。斜板に作用する吸入力及び圧縮反力によ
り斜板は捻れまたはベンディングモーメント(bend
ing moment)を受けるようになる。引いて、
回転軸により加えられるトルク(torque)は、ヒ
ンジ機構を通して斜板に伝達されるので、斜板は回転体
に対して前後方の章動運動とは異なる方向に捻れるよう
になる。
【0006】かかる諸問題に対する一解決策として、米
国特許番号第5,540,559号があげられるが、該
特許ではヒンジユニット(hinge unit)を使
用している。該ヒンジユニットは、回転斜板の後面から
突出される一組のブラケット、一端部でそれぞれのブラ
ケットに固定され、他端部は球形要素(spheric
al element)に固定される一組の案内ピン、
及び回転体の上部全面から突出される一組の支持アーム
(support arm)を含む。それぞれの支持ア
ームには、円形の案内ホールが形成され、該円形の各案
内ホールには、案内ピンの球形要素が滑り可能に挿入さ
れる。
【0007】また他の解決策として、米国特許番号第
5,336,056号があげられるが、該特許における
ヒンジ手段は、回転支持体から軸に対して後方に延長さ
れる一組の支持アームを有する。各支持アームのそれぞ
れは、貫通ボア(through−bore)を有し、
該貫通ボア内にはボール要素(ball elemen
t)を旋回可能に収容するために、レース部材(rac
e member)が堅固に設けられる。ボール要素も
また貫通ホールが形成されていて、その内部に案内ピン
を受容して、該案内ピンの滑り運動を案内する。そし
て、斜板アセンブリーの回転駆動要素(rotary
drive element)には、2個の貫通ボアが
形成されて、それぞれには案内ピンが挿入固定される。
【0008】しかし、前記の米国特許らにおけるヒンジ
機構の構造は複雑で、特に米国特許番号第5,540,
559号における案内ホールとガイドピンの球形要素、
そして米国特許番号第5,336,056号における各
貫通ホールを加工することは複雑で精密な機械加工が求
められる。また回転体または回転支持体から突出される
一組の支持アームは、相互に対称するように反対位置に
形成しなければならず、機械加工上の難しさを伴う。か
かる要素は、圧縮機の製造費用を上昇させる。
【0009】従って、構造及び加工において簡単で、上
述した斜板の捻れやベンディングモーメントを解決する
ことができる圧縮機が求められていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は従来の
可変容量斜板式圧縮機が直面していた上述の諸問題点を
解決することができる可変容量斜板式圧縮機を提供する
ことにある。
【0011】本発明の他の目的は、構造が簡単で製造が
容易であって、製造費用が低廉な可変容量斜板式圧縮機
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による可変容量斜
板式圧縮機は、多数のシリンダボアが提供されるシリン
ダブロックを有し、クランク室と吸入室及び吐出室がそ
の内部に形成されるハウジング手段;前記ハウジング手
段の一側に設けられて、クランク室の圧力を調節するた
めの圧力調節手段;前記ハウジング手段により回転可能
に支持される駆動軸;前記各シリンダボアのそれぞれの
内部に挿入されて往復運動する多数のピストン;前記駆
動軸に装着され、前記クランク室内で前記駆動軸と共に
回転される回転体;ヒンジ手段を通して前記回転体と共
に動作するように前記回転体に連結され、また前記駆動
軸に滑り可能に装着されて、前記クランク室の圧力変化
により傾斜角が変化する斜板;前記斜板の回転運動を、
前記シリンダボアのそれぞれの内部で、前記ピストンの
往復運動に転換させるために、前記斜板と前記各ピスト
ンを連動させるシュー;及び、前記回転体に形成される
一組の支持アーム、前記斜板から突出されるアーム、及
び該アームに設けられて前記各支持アームと前記アーム
を動作可能に結合させる連結手段を有するヒンジ手段と
して、該各支持アームのそれぞれは前記駆動軸がそれら
の間に位置され得るように、相互に対向するように開口
された案内溝を有し、前記連結手段は前記各案内溝のそ
れぞれと滑り可能に噛み合うもの;を含む可変容量斜板
式圧縮機であることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例による可変容
量斜板式圧縮機について、図1乃至図4を参照して説明
する。
【0014】図1を参照すると、可変容量斜板式圧縮機
(variable capacity swash
plate type compressor)(1
0)は、多数のシリンダボア(bore)(14)を有
するシリンダブロック(12)、前方ハウジング(1
6)、及び後方ハウジング(18)を有する。シリンダ
ブロック(12)の両端部は、それぞれ前方ハウジング
(16)と後方ハウジング(18)とにより密封される
ように結合され、シリンダブロック(12)と後方ハウ
ジング(18)との間にはバルブプレート(valve
plate)(20)が介在される。
【0015】シリンダブロック(12)と前方ハウジン
グ(16)とは、気密(air−tight seal
ed)されたクランク室(22)を形成するようにな
る。駆動軸(24)は、前方ハウジング(16)を通過
してシリンダブロック(12)まで延長するように配置
され、またレディアルベアリング(26、27)により
回転可能に支持される。シリンダブロック(12)と前
後方ハウジング(16、18)は、貫通ボルト(29)
により相互に結合される。
【0016】回転体(rotor)(30)は、駆動軸
(24)と共に回転するようにクランク室(22)を横
切る駆動軸(24)に固定されるように装着される。回
転体(30)は、前方ハウジング(16)内部の端部
(inner end)に設けられたスラストベアリン
グ(32)により支持される。
【0017】斜板(swash plate)(34)
は駆動軸(24)に回転可能に支持され、駆動軸(2
4)と斜板(34)との間には球形スリーブ(sphe
rical sleeve)が介在される場合もある
が、この場合、斜板(34)は、球形スリーブの外部支
持面に回転可能に支持される。
【0018】図1において斜板(34)は、最大傾斜角
の位置にあり、この時のスプリング(38)は最大に圧
縮された状態であり、突出部(36)のストップ面(s
top surface)(36a)は回転体(30)
と接触するようになるので、斜板(34)の傾斜角は回
転体(30)により制限される。また駆動軸(24)に
はストッパー(stopper)(37)が提供され、
斜板(34)の最小傾斜角が制限される。
【0019】図2、3、4に図示するように、図面符号
Kに示したヒンジ手段は、前記回転体(30)の上面か
ら駆動軸(24)の後方に延長されて突出される一組の
支持アーム(40)と前記斜板(34)の前面上端から
前記の支持アーム(40)に向けて突出されるアーム
(44)、そして該アーム(44)の両側に突出される
クロスピン(47)により構成され、前記支持アーム
(40)の先端部内部のそれぞれには前記クロスピン
(47)の移動を案内するための長方形(rectan
gular)またはアーク(arc)の案内溝(gui
de groove)(42)が相互に対向して形成さ
れる。
【0020】このとき、該案内溝(42)はある一つの
ピストンが上死点に位置し、この斜板が最大傾斜角を成
す時、該斜板(34)に形成されたアーム(44)の先
端部のクロスピン(47)の両端が位置される一組の予
定位置(predetermined positio
n)と、前記ある一つのピストンが上死点に位置し、該
斜板(34)が最小傾斜角を成す時、前記クロスピン
(47)の両端が位置されるもう一組の予定位置を連結
する軌跡に沿って形成される。クロスピン(47)によ
り各支持アーム(40)とアーム(44)は、相互に滑
り可能に連結される。
【0021】前記の実施例では、前記一組の支持アーム
(40)と斜板側のアーム(44)に図示説明されてい
るが、その反対に回転体と斜板の構造によって、その反
対に形成され得ることは勿論である。
【0022】アーム(44)は段差がある貫通孔(st
epped through−bore)(45)を有
し、該貫通孔(45)にクロスピン(47)が受容され
る。クロスピン(47)には突出部(48)が設けら
れ、段差がある貫通孔(45)の段差面と突出部(4
8)の段差面は貫通孔(45)の中間部分で相互に接面
してストップ面を形成する。
【0023】従って、ピストン(50)を通して斜板
(34)に作用する吸入力と圧縮反力は、ヒンジ手段を
構成するアーム(44)、支持アーム(40)及びクロ
スピン(47)により吸収されるが、この時斜板(3
4)の回転力もまたヒンジ手段に作用するようになるの
で、クロスピン(47)を通して斜板(34)の回転力
がクロスピン(47)の左右側の中のいずれか一方向に
作用するようになる(図2において斜板(34)が矢印
方向に回転する場合、クロスピン(47)の左側部
分)。
【0024】クロスピン(47)の両端部面には陥没部
(47a)(図3)を設けることにより、支持アーム
(40)の案内溝(42)との接触面積を減少させ、そ
れによりクロスピン(47)と案内溝(42)との間の
摩擦を減少させることにより、容易に斜板(34)の傾
斜角を変化させ得るようになる。
【0025】ヒンジ手段(K)により回転体(30)と
斜板(34)とは、相互にピボット(pivot)結合
され、従って、駆動軸(24)が回転することにより回
転体(30)が回転するようになり、また斜板(34)
も回転するようになる。クロスピン(47)が支持アー
ム(40)の案内溝(42)に沿って上下に移動するこ
とにより、斜板(34)は駆動軸(24)に対して傾斜
角が変化される。即ち、斜板(34)の傾斜角が駆動軸
(24)に直交する仮想平面(imaginary p
lane)に対して調整される。
【0026】図1に図示するように、各半球形シュー
(shoes)(52)の平面部は、斜板(34)の外
周面と接触するようになり、各シュー(52)の半球面
の外周は、ピストン(50)に形成されたシューポケッ
ト(51)と滑り可能に噛み合う。このように多数のピ
ストン(50)は、各シュー(52)を通して斜板(3
4)と噛み合うようになり、斜板(34)が回転するこ
とにより各ピストン(50)は、個々のシリンダボア
(14)内で往復運動をするようになる。即ち、各シュ
ー(52)は、斜板(34)の回転運動を個々のピスト
ン(50)の往復運動に転換させるための運動転換手段
(motion conversion means)
として作用する。
【0027】後方ハウジング(18)は、冷媒ガスの流
入及び流出のための流入口(54)と流出口(56)、
吸入室(58)及び吐出室(60)を有する。個々のシ
リンダボア(14)は、バルブプレート(20)に形成
された吸入口(66)及び吐出口(68)を通してそれ
ぞれ吸入室(58)及び吐出室(60)と連通される。
それぞれの吸入口(66)は吸入バルブ(62)により
開閉され、それぞれの吐出口(68)は、吐出バルブ
(64)により開閉されるし、リテーナー(retai
ner)(70)は、吐出バルブ(64)が開放される
程度を制限する。
【0028】圧縮機(10)には圧力調節手段(72)
が備えられ、クランク室(22)内の流体圧力の水準を
調節することにより、斜板(34)の傾斜角を変化させ
るようになる。
【0029】図9と図10とを参照すると、斜板(3
4)に作用する吸入力(suction force)
と圧縮反力(compression reactio
n force)との合力の作用点は、斜板(34)の
中心線、即ち斜板(34)が上死点に位置したピストン
(50)と噛み合うようになる斜板(34)が予定位置
(P)から斜板(34)の回転方向に対して右側に、即
ちSに指示された位置に移動するようになる。斜板(3
4)の回転により、例えば7個のシリンダボア(14)
内で7個の各ピストン(50)がそれぞれ往復運動をす
ると仮定する時、斜板(34)の回転方向に対して斜板
(34)の右側の半分部分では圧縮反力(Pd、Pin
t)が、そして左側の半分部分では吸入力(Ps)がそ
れぞれ斜板(34)に作用する。この時の力の大きさ
は、Pd>Pint>Psの関係を維持する。
【0030】ピストン(50)が往復運動する間上死点
(TDC)に接近する時、シリンダボア(14)から吐
出室(60)への圧縮された冷媒ガスの吐出が完了され
る。そして、ピストン(50)の運動が上死点(TD
C)から下死点(B1)に反転される時、圧縮される前
の冷媒ガスの吸入が、上死点(TDC)と下死点(B
1)との間の時間の間相次いで実行される。
【0031】図10を参照すると、それぞれのピストン
(50)が下死点(B1)と上死点(TDC)との間で
移動される時、冷媒ガスの圧縮反力が斜板(34)に作
用するようになり、ピストン(50)が上死点(TD
C)と下死点(B2)との間で移動される時、吸入力が
斜板(34)に作用するようになる。従って、ピストン
を通して斜板(34)に作用するようになる圧縮反力と
吸入力との合力は、駆動軸(24)の中心軸と直交する
斜板(34)の中心線、即ち斜板(34)が上死点(T
DC)に位置したピストンと噛み合うようになる斜板
(34)の予定位置(P)から斜板の回転方向に対して
右側の位置(S)に移動するようになる。点線は各シリ
ンダ内の圧力水準を示す。
【0032】回転体(30)の一組の支持アーム(4
0)の内の1つは、位置(S)と対向する回転体(3
0)の位置(P2)に配置され、他の支持アーム(4
0)は前記の支持アームと対向する位置(P1)に対称
的に形成され、斜板(34)のアーム(44)は駆動軸
(24)の中心軸と直交する斜板(34)の中心線上に
位置される。かかる構造を有するヒンジ手段(K)は、
斜板(34)に作用するベンディングモーメントを防止
するようになり、従って、斜板(34)が駆動軸(2
4)に及ぼす力を減少させ得るようになる。
【0033】図1を参照して上述した構造を有する圧縮
機の作用を説明すると、駆動軸(24)が回転する時、
ヒンジ手段を通して一定した傾斜角を有する斜板(3
4)もまた回転するようになり、従って各シュー(5
2)を通して斜板(34)の回転運動は、個々の各シリ
ンダボア(14)内で各ピストン(50)の往復運動に
転換される。それにより冷媒ガスは、後方ハウジング
(18)の吸入室(58)から個々のシリンダボア(1
4)に流入し、ピストン(50)の往復運動により圧縮
される。圧縮された冷媒ガスは、個々のシリンダボア
(14)から吐出室(60)に吐出される。
【0034】この時、個々のシリンダボア(14)から
吐出室(60)に吐出される冷媒ガス量は、クランク室
(22)の圧力水準を調整する圧力調節手段(72)に
より調節される。即ち、蒸発器の負荷が増加すると、吸
入室(58)内の圧力(Psc)が高くなり、それによ
って圧力調節手段(72)は吐出室(60)からクラン
ク室(22)に移動される冷媒ガスを遮断するので、ク
ランク室(22)の圧力水準(Pcc)は低くなる。ク
ランク室(22)の圧力水準が低くなる時、クランク室
(22)の圧力(Pcc)がピストン(11)に作用す
る力が減少するようになり、従って斜板(94)の傾斜
角は増加するようになる。これにより、ヒンジ手段
(K)を成すクロスピン(47)は、両端部から案内溝
(42)に沿って案内溝(42)の外側縁に(上方に)
滑り移動される。従って、斜板(34)はスプリング
(38)力に対抗して圧縮機の前方に移動される。この
ように斜板(34)の傾斜角は増加するようになり、そ
の結果個々のピストン(50)の行程長さが延長されて
圧縮機の圧縮容量が増加するようになる。
【0035】反面、蒸発器の負荷が減少すると、吸入室
(58)内の圧力(Psc)が低下され、それにより圧
力調節手段(72)は吐出室(60)の圧縮された冷媒
ガスをクランク室(22)に送る。クランク室(22)
の圧力水準が高くなることにより、クランク室(22)
の圧力(Pcc)がピストン(110)に作用する力は
増加し、従って、斜板(34)の傾斜角は減少する。即
ち、ヒンジ手段(K)を成すクロスピン(47)は、案
内溝(42)に沿って案内溝(42)の内側縁(下方)
に滑り移動される。従って、斜板(34)は圧縮機の後
方に移動され、それによって斜板(34)の傾斜角は減
少するようになる。結果的にピストン(50)の行程長
さが短くなって圧縮機の圧縮容量が減少される。
【0036】図9、10に示すように、圧縮機の駆動時
にそれぞれのピストン(50)に作用する吸入力は、図
9の大略左側の半分部分で斜板(24)に作用するよう
になる。一方、それぞれのピストン(50)に作用する
圧縮反力は、図9の大略右側の半分部分で斜板に作用す
るようになる。
【0037】ヒンジ手段(K)を成す一組の支持アーム
(40)の中の1つは、上死点(TDC)に対して左側
位置(P1)に、そして残りの1つは上死点(T)に対
して右側位置(P2)に形成されるので、斜板(34)
に作用する吸入力と圧縮反力は各支持アーム(40)、
アーム(44)及びクロスピン(47)により支持され
て吸収される。従って、駆動軸(24)に対して垂直で
ある軸を中心として、斜板(34)の捻れやベンディン
グモーメントを受けることを防止することができる。
【0038】クロスピン(47)の各両端部の面は、支
持アーム(40)のそれぞれの各案内溝(42)の表面
と面接触するようになるので、吸入力と圧縮反力の印加
により各案内溝(42)の各表面の片摩耗を防止できる
ようになる。
【0039】図5乃至図8は、前記クロスピンが前記斜
板から突出されるアーム部(74)と一体に形成された
点及び別途のピン手段を有することを除いて、図1乃至
図4に図示された実施例と同一である。
【0040】図5は、本発明の他の実施例による可変容
量斜板式圧縮機に使用するためのヒンジ手段を示す部分
断面図であって、前記クロスピン部(76)と前記アー
ム部(74)とが一体に形成されており、ピン部(7
6)の両端部はシリンダ形状の要素(78)が形成され
ている。またシリンダ形状要素(78)は、支持アーム
(40)の案内溝(42)の表面との接触による摩擦を
最小化するための構成を有する。
【0041】図6は、本発明のまた他の実施例による可
変容量斜板式圧縮機に使用するためのヒンジ手段を示す
部分断面図である。斜板(34)から突出されるアーム
(82)は、直立部と該直立部を横切る方向に前記各案
内溝の間から延長される延長部を有し、アーム(82)
には貫通孔(84)が形成される。また該貫通孔(8
4)の両端の付近には端子部(86)が形成される。一
組のピン(88)のそれぞれは貫通孔(84)の両端部
から貫通孔(84)内にむりやりにはめ込んで合わせる
が、それぞれのピン(88)は案内溝(423)の各表
面と接面するようになるヘッド部(head port
ion)と、該ヘッド部から延長されてヘッド部より小
さい直径を有する貫通孔(84)との内径と接面する胴
体部を有する。それぞれのピン(88)のヘッド部と胴
体部とが接面する部分は、アーム(82)の貫通孔(8
4)の中段差部(86)の傾斜面と接触するようになっ
て、ピン(88)が貫通孔(84)の中心部方向への追
加的な挿入を制限するようになる。
【0042】図7(a)、(b)は、本発明のまた他の
実施例による可変容量斜板式圧縮機に使用するためのヒ
ンジ手段を示すものであって、まず図7(a)を参照す
ると、斜板(34)から突出されるアーム(90)は、
その先端部の支持アーム(40)に向けて両側に延長さ
れる延長部を有し、該延長部には貫通孔(92)が形成
される。延長部の両端にはそれぞれ半球形状のポケット
(pocket)(94)が形成される。それぞれのポ
ケット(94)にはボール要素(ball eleme
nt)(96)が配置される。該延長部には前記の貫通
孔を形成しない場合もあるが、重量減少及びポケット加
工の容易性を図るために貫通孔を形成することが好まし
く、支持アームの案内溝も図7(b)のように半円形状
にすることもできる。
【0043】図8は本発明のまた他の実施例によるヒン
ジ手段を示すもので、図7(a)の変形である。本実施
例では貫通孔(92)にコイルスプリング(98)を提
供することにより、それぞれのポケット(94)とアー
ム(90)とボール要素(96)と間の間隙(clea
rance)による雑音を減少させるようになり、また
コイルスプリング(98)を通して各ボール要素(9
6)はそれぞれに及ぼす力を相互に伝達させることによ
り力を分散させるようになる。
【0044】
【発明の効果】本発明による可変容量圧縮機では、ピス
トンを通して斜板に作用する吸入力と圧縮反力は、ヒン
ジ手段により適切に支持分散されるので、斜板の回転体
に対する捻れ現象を効果的に防止すると同時に、その構
造が簡単で容易であるので、圧縮機製造の生産性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるヒンジ手段が提供され
た可変容量斜板式圧縮機の縦断面図である。
【図2】図1の圧縮機で回転体の周りの構成要素を示す
平面図である。
【図3】図2のA−A線に沿って切り取った部分断面図
である。
【図4】図1の圧縮機において、回転体の周りの構成要
素を示す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例による可変容量斜板式圧縮
機に使用するためのヒンジ手段を示す部分断面図であ
る。
【図6】本発明のまた他の実施例による可変容量斜板式
圧縮機に使用するためのヒンジ手段を示す部分断面図で
ある。
【図7】図7(a),(b)は、本発明のまた他の実施
例による可変容量斜板式圧縮機に使用するためのヒンジ
手段を示す部分断面図である。
【図8】本発明のまた他の実施例による可変容量斜板式
圧縮機に使用するためのヒンジ手段を示す部分断面図で
ある。
【図9】冷媒ガスの吸入及び圧縮時の吸入力及び圧縮反
力の合力が斜板に作用する位置を示す図面である。
【図10】可変容量圧縮機において、時間とピストンの
位置及びシリンダ圧力との間の関係を示す線図である。
【符号の説明】
10:圧縮機 16:前方ハウジング 18:後方ハウジング K:ヒンジ手段 34:斜板 44:アーム 47:クロスピン

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のシリンダボアが提供されるシリン
    ダブロックを有し、クランク室と吸入室及び吐出室がそ
    の内部に形成されるハウジング手段;前記クランク室の
    圧力を調節するための圧力調節手段;前記ハウジング手
    段により回転可能に支持される駆動軸;前記の各シリン
    ダボアのそれぞれの内部に挿入されて往復運動する多数
    のピストン;前記駆動軸に装着され、また前記駆動軸に
    回転可能に固定されて、前記クランク室内で前記駆動軸
    と共に回転され、ヒンジ機構の第1部分を有する回転
    体;前記ヒンジ機構の第2部分を有し、前記ヒンジ機構
    を通して前記回転体に動作可能に連結され、また前記駆
    動軸に滑り可能に装着されて、前記クランク室の圧力変
    化により傾斜角が変化する斜板;前記斜板の回転運動
    を、前記シリンダボアのそれぞれの内部で前記ピストン
    の往復運動に転換させるために、前記の斜板と前記各ピ
    ストンの間に配置される運動転換手段、 前記ヒンジ機構の前記第1部分は、前記回転体から前記
    斜板側に突出される一組の支持アームを有し、該各支持
    アームのそれぞれは案内溝を有し、前記ヒンジ機構の前
    記第2部分は、前記斜板から延長される一端部を有する
    アーム及び前記アームの他端部により支持されるピン手
    段を有し;及び前記案内溝はそれぞれの支持アームの内
    面に形成されて、前記各案内溝が相互に平行に対向して
    形成され、前記ピン手段は該ピン手段の両端部で前記案
    内溝と滑り可能に噛み合うように配置され、前記各案内
    溝内における前記ピン手段の運動を案内するもの;を含
    むことを特徴とする可変容量斜板式圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記各支持アームのそれぞれの内面に配
    置される前記各案内溝は軌跡に沿って形成されるが、該
    軌跡は前記各ピストンの中の1つがその上死点に位置
    し、前記斜板が最大傾斜角の位置にある時、前記ピン手
    段の両端部が前記各支持アームの前記各内面と接触する
    ようになる一組の予定位置と、前記各ピストンの中の前
    記1つがその上死点に位置し、前記の斜板が最小傾斜角
    の位置にある時、前記ピン手段の前記両端部が前記各支
    持アームの前記各内面と接触するようになるもう一組の
    予定位置を連結することによって形成されることを特徴
    とする請求項1記載の可変容量斜板式圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記一組の支持アームの内の1つは、前
    記斜板に作用する冷媒ガスの吸入力と圧縮反力との合力
    の作用点に対向する前記回転体上の対応位置に配置さ
    れ、もう1つは前記の吸入力と圧縮反力との合力の前記
    作用点に反対の位置に対向する前記回転体上の対応位置
    に配置され、前記斜板の前記アームは、前記一組の支持
    アームの間に配置されることを特徴とする請求項1記載
    の可変容量斜板式圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記のアームは、該アームの前記他端部
    に形成された貫通孔を有し、前記連結手段は前記貫通孔
    に挿入された時、前記各案内溝の間から延長され、その
    両端が前記各支持アームの前記各案内溝と滑り可能に噛
    み合うようになるピンを含むことを特徴とする請求項1
    記載の可変容量斜板式圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記アームは前記貫通孔の内周面の周り
    に形成される段差部を有し、前記ピンは前記の段差部に
    相応して形成される突出部を有することにより、前記斜
    板が回転する時、前記段差部と前記突出部は、前記斜板
    の回転力が前記ヒンジ機構に一方向に印加されすぎるこ
    とを防止するためのストッピング手段として作用するこ
    とを特徴とする請求項4記載の可変容量斜板式圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記ピン手段は、前記各案内溝の間から
    延長され、その両端から前記各案内溝と滑り可能に接触
    するようになるピンを含み、前記アームは前記ピンと一
    体に形成され、前記ピンは、その中心部で前記アームの
    前記他端部により支持されることを特徴とする請求項1
    記載の可変容量斜板式圧縮機。
  7. 【請求項7】 前記アームは直立部、該直立部から前記
    各案内溝の間から延長される延長部、及び該延長部に形
    成される貫通孔を含み、前記直立部の一端部は、前記斜
    板に固定されるように連結され、他端部は前記延長部に
    固定されるように連結され、前記ピン手段は前記延長部
    の両端部のそれぞれから前記の貫通孔に挿入され、前記
    各貫通孔とそれぞれの端部で滑り可能に接触する一組の
    ピンを含むことを特徴とする請求項1記載の可変容量斜
    板式圧縮機。
  8. 【請求項8】 前記アームは、前記貫通孔の内周面のま
    わりに形成される一組の段差部を有し、前記一組のピン
    のそれぞれは、対応する案内溝と滑り可能に接触するヘ
    ッド部と、該ヘッド部から延長される胴体部を有し、前
    記ヘッド部と前記胴体部との接面部は、前記段差部の傾
    斜面と接触されるようになることを特徴とする請求項7
    記載の可変容量斜板式圧縮機。
  9. 【請求項9】 前記各案内溝のそれぞれは長方形である
    ことを特徴とする請求項1記載の可変容量斜板式圧縮
    機。
  10. 【請求項10】 多数のシリンダボアが提供されるシリ
    ンダブロックを有し、クランク室と吸入室及び吐出室が
    その内部に形成されるハウジング;前記クランク室の圧
    力を調節するための圧力調節手段;前記ハウジング手段
    により回転可能に支持される駆動軸;前記各シリンダボ
    アのそれぞれの内部に挿入されて往復運動する多数のピ
    ストン;前記駆動軸に装着され、また前記の駆動軸に回
    転可能に固定されて、前記クランク室内で前記駆動軸と
    共に回転され、ヒンジ機構の第1部分を有する回転体;
    前記ヒンジ機構の第2部分を有し、前記ヒンジ機構を通
    して前記回転体に動作可能に連結され、また前記駆動軸
    に滑り可能に装着されて、前記クランク室の圧力変化に
    より傾斜角が変化する斜板;前記斜板の回転運動を、前
    記シリンダボアのそれぞれの内部で前記ピストンの往復
    運動に転換させるために、前記の斜板と前記各ピストン
    の間に配置される運動転換手段、 前記ヒンジ機構の前記第2部分は、前記斜板から前記回
    転体側に突出される一組の支持アームを有し、前記各支
    持アームのそれぞれは案内溝を有し、前記ヒンジ機構の
    第1部分は、前記の回転体から延長される一端部を有す
    るアーム及び該アームの他端部により支持されるピン手
    段を有し;及び、 前記案内溝はそれぞれの支持アームの内面に形成され
    て、前記各案内溝が相互に平行に対向して形成され、前
    記ピン手段は該ピン手段の両端部で前記各案内溝と滑り
    可能に噛み合うように配置され、前記各案内溝内におけ
    る前記ピン手段の運動を案内するもの;を含むことを特
    徴とする可変容量斜板式圧縮機。
  11. 【請求項11】 前記各支持アームのそれぞれの前記内
    面に配置される前記各案内溝は軌跡に沿って形成される
    が、該軌跡は前記各ピストンの中の1つがその上死点に
    位置し、前記斜板が最大傾斜角の位置にある時、前記ピ
    ン手段の両端部が前記各支持アームの前記各内面と接触
    するようになる一組の予定位置と、前記各ピストンの中
    の前記1つがその上死点に位置し、前記斜板が最小傾斜
    角の位置にある時、前記ピン手段の前記両端部が前記各
    支持アームの前記各内面と接触するようになるもう一組
    の予定位置を連結することによって形成されることを特
    徴とする請求項10記載の可変容量斜板式圧縮機。
  12. 【請求項12】 前記一組の支持アームの内の1つは、
    前記斜板に作用する冷媒ガスの吸入力と圧縮反力との合
    力が作用する前記斜板上の作用点に配置され、もう1つ
    は前記作用点に反対の位置に配置され、前記回転体の前
    記アームは、前記一組の支持アームの間に配置されるこ
    とを特徴とする請求項10記載の可変容量斜板式圧縮
    機。
  13. 【請求項13】 前記アームは、該アームの前記他端部
    に形成された貫通孔を有し、前記連結手段は前記貫通孔
    に挿入された時、前記各案内溝の間から延長され、その
    両端が前記各支持アームの前記各案内溝と滑り可能に噛
    み合うようになるピンを含むことを特徴とする請求項1
    0記載の可変容量斜板式圧縮機。
  14. 【請求項14】 前記アームは前記貫通孔の内周面の周
    りに形成される段差部を有し、前記ピンは前記段差部に
    相応して形成される突出部を有することにより、前記斜
    板が回転する時、前記段差部と前記突出部は、前記斜板
    の回転力が前記ヒンジ機構に一方向に印加されすぎるこ
    とを防止するためのストッピング手段として作用するこ
    とを特徴とする請求項13記載の可変容量斜板式圧縮
    機。
  15. 【請求項15】 多数のシリンダボアが提供されるシリ
    ンダブロックを有し、クランク室と吸入室及び吐出室が
    その内部に形成されるハウジング;前記クランク室の圧
    力を調節するための圧力調節手段;前記のハウジング手
    段により回転可能に支持される駆動軸;前記各シリンダ
    ボアのそれぞれの内部に挿入されて往復運動する多数の
    ピストン;前記の駆動軸に装着され、また前記駆動軸に
    回転可能に固定されて、前記クランク室内で前記の駆動
    軸と共に回転され、ヒンジ機構の第1部分を有する回転
    体;前記ヒンジ機構の第2部分を有し、前記のヒンジ機
    構を通して前記の回転体に動作可能に連結され、また前
    記駆動軸に滑り可能に装着されて、前記クランク室の圧
    力変化により傾斜角が変化する斜板;前記斜板の回転運
    動を、前記シリンダボアのそれぞれの内部で前記ピスト
    ンの往復運動に転換させるために、前記の斜板と前記各
    ピストンの間に配置される運動転換手段、 前記ヒンジ機構の前記第1部分は、前記回転体から前記
    斜板側に突出される一組の支持アームを有し、該各支持
    アームのそれぞれは案内溝を有し、前記ヒンジ機構の前
    記第2部分は、前記斜板から突出され、また直立部と該
    直立部を横切る方向に前記各案内溝の間から延長される
    延長部を有するT字形状のアーム、前記延長部の両端部
    に形成される一組の半球形ポケット、及び該各ポケット
    のそれぞれに配置される一組のボール要素を含み、前記
    直立部の一端部は前記斜板に固定されるように連結さ
    れ、前記直立部の他端部は前記延長部に連結され;及び
    前記案内溝はそれぞれの支持アームの内面に形成され
    て、前記各案内溝が相互に平行に対向して形成され、前
    記各ボール要素は前記斜板の傾斜角調節に相応して、前
    記各案内溝内で上下に滑り可能に配置され、また前記各
    案内溝と回転可能に接触すること;を含むこと特徴とす
    る可変容量斜板式圧縮機。
  16. 【請求項16】 前記各支持アームのそれぞれの前記内
    面に配置される前記各案内溝は軌跡によって形成される
    が、該軌跡は前記各ピストンの中の1つがその上死点に
    位置し、前記斜板が最大傾斜角の位置にある時、前記ピ
    ン手段の両端部が前記各支持アームの前記各内面と接触
    するようになる一組の予定位置と、前記各ピストンの中
    の前記1つがその上死点に位置し、前記斜板が最小傾斜
    角の位置にある時、前記ピン手段の前記両端部が前記各
    支持アームの前記各内面と接触するようになるもう一組
    の予定位置を連結することによって形成されることを特
    徴とする請求項15記載の可変容量斜板式圧縮機。
  17. 【請求項17】 前記一組の支持アームの中の1つは、
    前記の斜板に印加される吸入力と圧縮反力との合力が作
    用する作用点に対向する前記回転体上の対応位置に配置
    され、もう1つは前記の作用点に反対の位置に対向する
    前記回転体上の対応位置に配置され、前記斜板のT字形
    状のアームは、前記各支持アームの間に配置されること
    を特徴とする請求項15記載の可変容量斜板式圧縮機。
  18. 【請求項18】 前記T字形状のアームは、前記延長部
    に形成された貫通孔、及び前記各ポケットに配置される
    前記各ボール要素と接触するように、前記貫通孔に配置
    されるスプリング手段を更に含むことを特徴とする請求
    項15記載の可変容量斜板式圧縮機。
JP11314044A 1998-11-10 1999-11-04 可変容量斜板式圧縮機 Pending JP2000145627A (ja)

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