JP2000144439A - 不導体素材へのめっき処理方法とそのための無電解処理液組成物 - Google Patents
不導体素材へのめっき処理方法とそのための無電解処理液組成物Info
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Abstract
トで外観性等の特性のすぐれためっき製品を得ることの
できる不導体素材への無電解めっき処理方法およびめっ
き処理溶液組成物である。 【解決手段】(a)不導体素材表面を貴金属/第一錫塩の
コロイドゾルを含有する活性化剤で活性化処理し;(b)
蟻酸或いはその塩類又はアルコール類から選択される1
種を還元剤とし、触媒金属イオンを含有する無電解めっ
き処理液に浸漬し、導電性を付与する無電解処理し;
(c)その後に、無電解処理された不導体素材表面に、所
望の金属イオンを含有するめっき溶液中で無電解処理或
いは電解処理することにより、所望の金属のめっき被膜
を不導体素材表面に形成できる処理方法及びそのための
無電解処理して不導体素材表面に容易に導電性を付与す
る溶液組成物である。
Description
へのめっき処理方法と処理液組成物に関する。即ち、本
発明は、不導体へ電解めっきするに際して、環境に毒性
のあるホルマリンやリン化合物を使用せずに、環境に優
しく、しかも、外観性、密着性等の諸物性のすぐれため
っき被膜製品が得られるめっき処理方法と処理液組成物
に関する。
ラミック、ガラス等の不導体素材の表面に電解めっきを
行うには、各素材に応じた適切な前処理を行った後、金
属パラジウム等の無電解めっきの触媒を用いて、被めっ
き物表面に付着させ、その後ホルマリンや次亜燐酸塩を
還元剤として無電解めっき処理液で導電性を付与した
後、電解めっきを行う方法が通常である。そして、金属
パラジウムを付着させる方法としては、(1)センシタイ
ザー→アクチベーター法、(2)アクチベーター→還元処
理、(3)キャタリスト→アクセレーター処理法の3つの
方法が主に使用されている。
は、センシタイザーと称される塩化第一錫の希塩酸溶液
に被めっきの不導体表面を浸漬し、Sn2+を析着させ感
受性化し、アクチベーターの塩化パラジウムの希塩酸溶
液に浸漬し、Pd2+を被めっきの不導体表面に付着さ
せ、付着したPd2+は、被めっき物表面に吸着されてい
るSn2+により還元され、金属パラジウム膜を形成す
る。次に、(2)アクチベーター→還元処理法では、パラ
ジウム塩の溶解した酸性、中性或いはアルカリ性の溶液
に浸漬し、Pd2+を被めっき表面に付着させる。このと
き、パラジウム塩溶液にはパラジウムをキレート化する
キレート剤が含まれていても良い。次に、次亜燐酸塩或
いはアミンボラン等の還元剤を含有する溶液により、還
元処理し、被めっき表面に付着しているPd2+が、金属
パラジウムに還元され析出するものである。
では、キャタリストと称される触媒のパラジウムと錫の
ゾルコロイド或いは錯塩、塩化第一錫及び塩酸或いは無
機塩化物を含有する溶液で処理し、被めっき表面にパラ
ジウム/錫のゾルコロイドを吸着させる。次に、希塩
酸、希硫酸等の酸性溶液或いは苛性ソーダ等のアルカリ
溶液に浸漬し、アクセレーター処理する。このアクセレ
ーター処理により、被めっき表面に吸着されたパラジウ
ム/錫ゾルの錫が、Pd2+を還元し、金属パラジウムと
して析出する。同時に錫は被めっき表面から取れ、アク
セレーター溶液中に溶解させる。即ち、以上の3つの方
法においては、いずれも、金属パラジウムを付着させた
後、被めっき物表面は無電解めっき処理液で処理され、
導電性が付与される。そして、無電解めっき溶液には、
主に無電解銅及び無電解ニッケルめっきが使用されてい
るが、そのうち、無電解銅は一般的にアルカリ性で還元
剤としてホルマリンが使用されている。然し乍ら、ホル
マリンの使用は、種々の健康上及び環境問題上に悪影響
を与える問題がある。
リン代替物としてグリオキシル酸又はグリオキシル酸誘
導体を使用する提案がある。然し乍ら、グリオキシル酸
及びグリオキシル酸誘導体を化学銅の還元剤として用い
る場合、副反応であるカニツアロ反応の速度が早く、消
耗量が非常に多くなる。また、反応分解物に難溶性の蓚
酸塩が生成し、これが被めっき表面に付着すると、ザ
ラ、ブツ等のめっき不良を誘発する。また、無電解銅め
っき処理液の安定性も非常に低下する。蓚酸塩はロ過に
より排除できるが、ロ布の目詰まりが早く、ロ布の洗浄
及び交換を頻繁に行わなければならず、また、ホルマリ
ンと比較して薬品単価が高いため、めっきコストが非常
に高くなる問題がある。また、他の代替物として、ジメ
チルアミンボラン及びその誘導体や次亜燐酸塩がある。
元剤として用いた場合、無電解銅めっき処理液中の銅濃
度が増大すると、析出物がパウダー状となりがちで、ス
ターダスト、ブツ、ザラの発生が多く、めっき処理後の
外観性が非常に悪くなり、まためっき処理液も自己分解
するなど、非常に安定性が悪くなる。ホルマリンと比較
して薬品単価が高く、めっき処理コストも非常に高くな
る。
合、銅電極では次亜燐酸塩の酸化反応が起こらないの
で、微量のニッケルを無電解銅液中に添加し、ニッケル
を共析させ、次亜燐酸塩の酸化反応が析出した被膜上で
進行させる。この場合、めっき被膜中には銅の他にニッ
ケル及び銅イオンの置換反応が起こり、析出粒子が粗く
なったりムラ析出する。従って、被膜の表面抵抗値が高
く、めっき処理後の外観性もスターダスト、ブツ、ザラ
が多く、非常に悪い。また、次亜燐酸塩は環境問題に影
響するため、排水規制が非常に厳しく、排水処理のコス
トが非常に高くなる。
オキシル酸誘導体、ジメチルアミンボラン、次亜燐酸塩
の使用は、工業化されていない。更に、不導体素材の表
面に導電性を付与する方法としては、他に、無電解ニッ
ケルめっき処理液がある。不導体表面への電気めっきの
下地めっきとしては、一般的に次亜燐酸塩を還元剤とし
た無電解ニッケルめっき処理液が使用される。特にAB
S樹脂等の汎用性プラスチックへのめっきでは、アルカ
リ性、中性の比較的低温で使用できるめっき処理液が用
いられる。然し乍ら、前記のように次亜燐酸塩の使用
は、環境問題から、燐の排水規制が非常に厳しく、排水
処理コストが非常に高くなる問題を持っている。
ッケルめっき処理液としては、ジメチルアミンボラン、
水素化硼素塩等の硼素系及びヒドラジン塩を用いた溶液
がある。そのうち、硼素系の還元剤を使用した無電解ニ
ッケル被膜は、非常に硬く内部応力も高いため、例え
ば、プラスチックの下地めっき(導電性付与のため)と
して使用する場合、ヒートサイクル試験を行うと、上層
の電気めっき被膜まで影響を与え、クラックが発生しや
すくなることがある。また、硼素系は薬品単価が高いた
め、めっきコストが非常に高くなる。
る例では、pHを高くし、80℃以上の高温で処理する
必要があり、熱変形温度の低いABS樹脂等の汎用性プ
ラスチック表面にめっきすると、変形や密着不良等の問
題が生じる。80℃以下の温度でめっきすると部分的に
めっき被膜が析出しないスキップ現象が現れ、めっき製
品として成立しない。
金属めっきを施す方法は、特開平7−11487号に開
示されているが、これは、ホルムアルデヒドのない自己
促進型補充型の浸漬金属被覆方法であり、また、錯化剤
としては、脂肪族、芳香族アミオン或いはアミノ酸、グ
ルコン酸、乳酸又は酢酸、酒石酸或いはそれらの塩類、
特に、モノエタノールアミンを用いる。然し乍ら、これ
は、親水化工程、活性化工程、改良した還元工程、電気
めっき工程の諸工程で処理されるものである。
として、アスコルビン酸を用いる例もある(特公昭48
−17384号参照)。これは選択的にPd2+を還元す
るために用いており、ニッケルイオンの還元には、次亜
燐酸イオンを用いているため、環境問題の解決にはなら
ない。
素材等の不導体素材表面への電気めっきの下地めっきと
しては、ホルマリン、次亜燐酸塩、グリオキシル酸や、
硼素系やヒドラジン塩を還元剤としためっき処理方法
は、コスト面及び環境問題の面で非常に困難であるの
で、コスト面及び環境面の問題が少ないか、ない他の還
元剤を使用するめっき方法が求められている。即ち、本
発明は、人体への健康及び地球環境に優しく、低コスト
で外観性等の特性のすぐれためっき製品を得ることので
きる不導体素材への無電解めっき処理方法を提供するも
のである。
境に優しい、特殊な新規な無電解めっき処理液を提供
し、その無電解めっき処理液より、不導体素材の表面抵
抗値を調整し、次いで電解めっきによりめっき処理を行
い、不導体素材表面に、低コストで外観性等の特性のす
ぐれた金属被膜を形成させる処理方法を提供することを
目的とする。
決のためになされたもので、本発明は、不導体素材表面
を貴金属/第一錫塩ゾル(コロイド或いは錯塩を形成し
ている)を含有する活性化剤で処理し、活性化処理し、
次いで蟻酸或いはその塩またはアルコール類を還元剤と
して用いる無電解めっき処理液を用いて、めっき素材表
面に導電性を付与した後に、所望の電解めっき処理を行
う構成である。
錫塩のコロイドゾルを含有する活性化剤で活性化処理
し;(b)蟻酸或いはその塩類又はアルコール類から選択
される1種を還元剤とし、触媒金属イオンを含有する無
電解めっき処理液に浸漬し、導電性を付与する無電解処
理し;(c)その後に、無電解処理された不導体素材表面
に、所望の金属イオンを含有するめっき溶液中で無電解
処理或いは電解処理し、所望の金属のめっき被膜を形成
することによる、不導体素材へのめっき処理方法を提供
する。そして、工程(a)の前に、不導体素材表面を、エ
ッチング処理にかけると好適である。また、工程(b)と
工程(c)の間で、時間を置く場合には、その前に、被め
っき物を酸性溶液で浸漬処理すると、よい。また、工程
(a)の前に酸性溶液で浸漬処理する前処理にかけると、
好適である場合もある。
ロイドゾルと第一錫塩或いはその塩酸塩或いはその塩化
物を含有する溶液が好適である。また、アルコール類
は、メタノール、エタノール、プロパノール、エチレン
グリコール及びグルセリンからなる群から選択される少
なくとも1種又はその塩が好適である。また、無電解め
っきされる金属は、銅、ニッケルの少なくとも1種を含
み得る。そして、無電解めっき処理液には、触媒とし
て、パラジウム、金、白金のいずれかのイオンを含有で
きる。また、無電解めっき処理溶液中の蟻酸あるいはそ
の塩又はアルコール類の濃度は、0.002〜1モル/
Lが好適である。そして、無電解めっき処理溶液は、ア
ルカリ性が好適である。更に、無電解めっき処理溶液
は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウ
ム或いはアンモニア水によりアルカリ性化できる。無電
解めっき処理後の不導体素材の表面抵抗値は、1kΩ・
cm〜104kΩ・cmの範囲に制御すると、好適である。
そして、工程(b)と工程(c)の間で、使用する酸性浸漬
溶液は、硫酸、塩酸等から選択される鉱酸、乳酸、蟻酸
等から選択される有機酸、酸性硫酸ソーダの無機酸性化
合物で酸性にされていることが好適である。また、この
酸性浸漬溶液は、硫酸銅、塩化ニッケル、硫酸亜鉛、硫
酸錫、硫酸コバルト等のいずれか一つの金属塩を含有す
ると、好適である。
アルコール類から選択される1種を還元剤とし、含有
し、そして、触媒貴金属イオンを含有することを特徴と
する不導体素材表面に導電性を与えるための無電解めっ
き処理液組成物を提供する。そして、アルコール類は、
メタノール、エタノール、プロパノール、エチレングリ
コール及びグルセリンからなる群から選択される少なく
とも1種又はその塩が好適である。また、無電解めっき
処理溶液中の蟻酸あるいはその塩又はアルコール類の濃
度は、0.002〜1モル/Lの範囲が好適である。そ
して、触媒貴金属イオンは、白金、パラジウム、ルテニ
ウム、ロジウム、イリジウムおよび金から選択された、
少なくとも1種のイオンが好適である。また、無電解め
っき処理液は、アルカリ性が好適である。そして、無電
解めっき処理溶液は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化リチウム或いはアンモニア水によりアルカリ
性化できる。また、無電解めっき処理液で処理した後の
不導体素材の表面抵抗値が、1kΩ・cm〜104kΩ・c
mの範囲に制御すると、好適である。
れた特性を有するめっき膜を形成するための不導体素材
へのめっき処理方法である。“不導体”とは、プラスチ
ック、セラミック、ガラス、紙、ガラス繊維、布等の本
来導電性のほとんどない物質よりなる物体を云う。即
ち、プラスチック、セラミック、ガラス等の不導体素材
では、導電性がほとんどないために、そのままでは電解
めっきを行えず、化学的手法により素材表面に導電性を
付与する必要がある。また、本発明の無電解めっき処理
方法の対象とする不導体素材には、スルーホールを有す
るセラミック基板も含み、スルーホール内面に銅めっき
被膜を形成することができる。
おいては、不導体素材表面に導電性を付与するために、
先ず、不導体素材を脱脂剤による清浄及びエッチングな
どの各不導体素材に適した前処理を行う。不導体素材表
面を、エッチング処理し、そして、必要な場合には、鉱
酸溶液で浸漬処理する前処理にかけることにより、処理
を容易にする。例えば、ABS樹脂では、アルカリ性、
中性、酸性の脱脂剤で50℃、約5分間以上、洗浄す
る。そして、必要に応じて水洗を行う。次に、めっき処
理すべき不導体素材に特性に応じて、エッチング処理を
行う。例えば、前記のABS樹脂では、無水クロム酸4
00g/Lと98%硫酸200ml/L及び3価クロム
20g/Lの混合液で、67℃、10分間エッチング処
理を行う。このエッチング処理液の組成及び処理条件
は、別に限定されるものではない。この処理によりAB
S樹脂のゴム成分であるブタジエン(B成分)が優先的
に溶解し、被めっき素材の表面に凹凸が形成される。
面を貴金属/第一錫塩ゾル含有溶液により処理する。活
性化剤としては、パラジウム−錫塩コロイドゾルと第一
錫塩或いはその塩酸塩或いはその塩化物を含有する溶液
が好適である。この活性化剤は従来用いられてきたもの
であり、市販されてもいる。一般的には、パラジウム−
錫ゾルを用い、一般的に市販されているキャタリストと
称するものでよく、塩化パラジウムと塩化第一錫及び塩
酸と水が主成分である。活性化処理のキャタリストは、
本発明のめっき処理方法では、不導体素材等に無電解め
っきを施すための無電解めっきの触媒核となるパラジウ
ムを、不導体素材表面に付着させる溶液が好適である。
パラジウム−錫ゾル以外に、塩酸、塩化第一錫、塩化第
二錫、塩化ナトリウム等の塩化物や錫酸ソーダ、酸性硫
酸ソーダ等の塩類及びピロガロール、蓚酸等の還元剤、
ノニオン、アニオン、両性の界面活性剤、ポリビニルヒ
ロリドン、ポリエチレングリコールモノラウレート等の
ゾルを安定化させる物質を含有すると、好適である。一
般的に市販のパラジウム−錫ゾル溶液(キャタリスト溶
液)であればよく、特に限定はない。特に、キャタリス
ト溶液としては、塩化パラジウムと塩化第一錫(2水塩
含有)のモル比が、1:10〜1:150であり、好適
には、更に、1:30〜1:120がよい。
液で、各不導体素材に応じて、濃度、温度、時間等を調
整し、処理する。処理された不導体素材表面には、パラ
ジウム−錫ゾルが吸着される。
に、被めっき素材の必要性において、水洗、酸、アルカ
リによる中和処理、硫酸ヒドラドンや過酸化水素水によ
る還元処理、キャタリストの被めっき素材への吸着性を
向上させるエチレンジアミンやアミン系界面活性剤等に
よる処理、キャタリストを安定化するための希塩酸溶液
によるキャタリストの前処理、即ち、プリデイップ処理
等の各被めっき素材に応じた処理を行うことができる。
また、キャタリストの被めっき素材への吸着性を向上さ
せるために、被めっき素材に応じて硫酸パラジウム等の
パラジウム塩が、エッチング処理液中に添加されてもよ
い。
場合、エッチングした後に十分に水洗し、35%塩酸1
00ml/Lと硫酸ヒドラジン3g/Lとの混合溶液に
より、20℃で2分間処理し、素材表面に付着している
エッチング処理液のクロム酸を3価クロムに還元し、素
材表面から除去する。クロム酸が付着したままキャタリ
スト溶液で処理すると、素材表面に吸着したパラジウム
−錫ゾルが、クロム酸により酸化分解され、触媒機能を
喪失し、後の無電解めっき処理液が析出せずに、不導体
素材の表面に導電性を付与することができなくなる。
あるが、クロム酸が除去されたABS樹脂表面を水洗し
た後に、35%塩酸200ml/Lの溶液に20℃で1
分間前処理し(プリデイップ)、水洗無しで直接キャタ
リスト溶液で活性化処理する。活性化処理液中のパラジ
ウム−錫ゾルは、水により加水分解を受け、安定性が低
下するため、活性化処理液に直接に水を持ち込まないよ
うに、この処理を行うことが重要である。
樹脂は、例えば、塩化パラジウム320mg/L、塩化
第一錫25g/L、塩化第二錫3g/L、35%塩酸3
00ml/Lを含有するパラジウム−錫ゾルのキャタリ
スト溶液により、30℃で、7分間処理される。この処
理により、被めっきのABS樹脂の表面にはパラジウム
が、約0.6mg/dm2の密度で、錫約0.8mg/dm2
の密度のパラジウム−錫ゾルが吸着される。
り、活性化処理までの本発明の処理方法及び処理液組成
物は、その濃度、処理温度、処理時間等の処理条件は、
特に限定されないものである。本発明のめっき処理方法
において、パラジウム−錫ゾルを吸着した不導体素材表
面は、水洗した後に、蟻酸およびその塩またはアルコー
ル類を還元剤とする無電解めっき処理液により浸漬処理
されて、導電性が与えられる。
スト処理(活性化処理)後に水洗を行い、通常アクセレ
ーターと呼ばれる希塩酸や希硫酸あるいはそれらの混合
酸液等を用い、或いは水酸化ナトリウムやアンモニウム
水等のアルカリ溶液により処理し、錫を不導体素材の表
面から除去した後に、パラジウムを金属化し、活性化す
る処理を行う。そして、従来方法では、この処理後に水
洗を行い、ホルマリン還元無電解銅めっきや次亜燐酸塩
還元無電解ニッケルめっき処理されるものである。この
アクセレーター処理を行わずに無電解めっき処理を行う
と、パラジウムが無電解めっきの反応開始触媒として働
くまでかなりの時間を要するために、めっき析出反応が
生じる前に、不導体素材の表面に付着しているパラジウ
ム−錫ゾルの一部が無電解めっき処理液中へ溶出し、そ
のときに、パラジウムが触媒核となり、不導体素材表面
上ではなく、無電解めっき処理液中で析出反応が起こ
る。一旦めっき液中で反応を起こすと、析出反応は連続
的に生じ(自己分解反応)、無電解めっき処理液の金属
および還元剤が著しく低下し、また、タンク等の付帯設
備へめっきが析出するようになる。このような状態にな
った無電解めっき処理液は、以後使用不可能になり、無
電解めっき処理液をすべて更新しなければならなく、排
水処理及び付帯設備の清掃も含め、処理コストが非常に
高くなる。また、不導体素材上に析出した無電解めっき
被膜は、パラジウムの不均一な活性状態や残留した錫及
びめっき処理液中で反応析出した粒子の付着により析出
が粗雑で、ムラの多いめっき被膜が得られる。このよう
な従来方法では、この被膜上に電解めっきを行っても、
ピット、ザラ スターダスト、梨地状外観、光沢ムラ等
が多く、外観性の乏しいめっき製品しか得られない。ま
た、不導体素材とめっき被膜の密着性も良好でない。従
って、パラジウム−錫ゾル(キャタリスト)を用いる従
来のめっき方法においては、アクセレーター処理が必要
不可欠である。
は、アクセレーター処理は不要で、行われずに、キャタ
リスト処理の活性化処理の後に水洗を行い、無電解めっ
きをする。以上のようなアクセレーター処理を行わずに
可能にできた点は、無電解めっき溶液の還元剤として、
蟻酸又はその塩あるいはアルコール類を用いることによ
る。使用するアルコール類は、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、エチレングリコール及びグルセリン
からなる群から選択される少なくとも1種又はその塩が
好適である。そして、無電解めっき処理液がアルカリ性
であることが好適である。そして、無電解めっき処理し
て得られた被膜の表面抵抗値が、1kΩ・cm〜104k
Ω・cmであることにより、解決されたものである。
上になると、無電解めっき被膜が非常に薄く粗雑な析出
被膜にならず、そのために、電解めっき後の外観性が非
常にすぐれたものとなる。また、被膜の表面抵抗値が、
104kΩ・cm以下では、電解めっきを析出させるため
に十分な導電性が得られ、この値以上では、電解めっき
が析出しない場合もある。
〜104kΩ・cmの範囲に維持するには、蟻酸或いはそ
の塩、アルコール類を還元剤とする無電解めっき処理液
を使用することが重要である。蟻酸あるいはその塩、又
はアルコール類は、アルカリ性溶液中で、金属を微量に
析出させる極く弱い還元力であるために、処理濃度、処
理温度、処理時間等の条件にあまり影響を受けず、前記
の範囲の表面抵抗値を維持することができる析出反応を
もたらし、極く薄い導電性被膜を形成することができ
る。また、還元力が弱いために、めっき処理液中にパラ
ジウムが溶出しても、連続析出反応が起こらず、自己分
解反応には至らない。従って、蟻酸或いはその塩、アル
コール類以外の還元剤を用いた場合には、例えば、還元
糖を用いる場合、電解めっきを行うには十分な300Ω
・cmの表面抵抗値は得られるものの、めっき被膜が粗雑
になり、電解めっき後の外観性は悪く、めっき製品とし
て成立するものでなく、まためっき処理後の無電解めっ
き処理液には自己分解した金属粉が多量に発生するもの
である。無電解めっき処理液中には、還元剤成分とし
て、蟻酸或いはその塩又はアルコール類を添加し、その
濃度は、0.002〜1モル/L程度が好適である。
り、無電解めっき処理液で浸漬処理した不導体素材の表
面上に形成する被膜の金属としては、銅又はニッケルが
好適である。塩化銅、塩化ニッケル、硫酸銅、硫酸ニッ
ケル等の可溶性塩から供給することができる。めっき溶
液の金属イオン濃度は、特に限定する必要はないが、金
属イオンとして0.002〜0.1モル/Lが好適であ
る。また、無電解めっき処理液中にはパラジウム、金、
白金イオンを含有していてもよい。これらの貴金属イオ
ンを添加することにより、無電解めっき処理液が活性化
され、銅及びニッケルが不導体素材表面上に析出し易く
なる。その濃度は、貴金属成分としてめっき溶液中0.
001〜1ミリモル/Lが好適である。
電解めっき処理溶液中で、銅、ニッケルイオンが安定し
たキレートを形成するものなら特に限定しないで使用で
きるが、アルカノールアミン、EDTA、乳酸、琥珀
酸、酒石酸、ロッセル塩、クエン酸、グルコン酸、酢
酸、アンモニアなどを用いることができる。また、これ
らの錯化剤は2種類以上含有してもよい。錯化剤の濃度
は特に限定はないが、0.1〜2モル/Lが好適であ
る。
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、アンモニア水を
使用できる。その濃度は、0.1〜4モル/Lが好適で
ある。以上のような成分を含有するように調製された無
電解ニッケルめっき処理溶液により、パラジウム−錫ゾ
ルが吸着している不導体素材表面を、20〜90℃の温
度で、0.5〜15分間処理する。その際に、無電解め
っき後の不導体素材の表面抵抗値が、1kΩ・cm〜10
4kΩ・cmとなるように無電解めっき条件を調整する。
キャタリスト溶液で処理した後、水洗を行い、例えば、
塩化銅3g/L、ロッセル塩30g/L、水酸化ナトリ
ウム40g/L、エチレングリコール5g/Lを含有す
る無電解めっき処理溶液により、50℃で、5分間処理
すると、無電解めっき処理した後のABS樹脂の表面抵
抗値は6.5kΩ・cmとなり、ABS樹脂表面には、パ
ラジウム0.6mg/dm2、錫0.15mg/dm2、銅
0.5mg/dm2の被膜が形成されている。
面は水洗後に電解めっきされる。無電解めっきした直後
の電解めっきの種類は特に限定されないが、酸性硫酸銅
めっき、ピロリン酸銅めっき、半光沢ニッケルめっき、
光沢ニッケルめっき、ニッケル−燐酸めっき等を適用す
ることができる。以後の電解めっきは、必要に応じて、
各種の電解めっきが行われる。また、厚付け無電解ニッ
ケル或いは銅めっきが行われることもできる。
初の電解めっきにかけるまでの時間が長時間に及ぶ場合
には、水洗後に、鉱酸或いは有機酸等により酸性化す
る。即ち、硫酸、塩酸、乳酸、蟻酸、酸性硫酸ソーダ等
の少なくとも1種以上を含有する酸性希薄溶液により、
処理し、或いは、この酸性溶液に更に、硫酸銅、塩化ニ
ッケル、硫酸亜鉛、硫酸錫、硫酸コバルト等の金属塩の
少なくとも1種以上を含有する溶液により処理した後
に、水洗後放置するのが好適である。即ち、無電解めっ
き処理液が高アルカリ性である場合には、被膜中にアル
カリが残留し、このアルカリ成分が経時的に導電性被膜
を劣化させ、電解めっきした後の外観性の不良や表面抵
抗値が高くなり、電解めっきが析出しなくなる等の欠陥
が出てくる。このような被膜劣化を防止するために、酸
性希薄溶液により処理することが好適である。但し、こ
のような酸性溶液の各成分の濃度は、処理温度、処理時
間は特に限定されない。
無電解めっき処理した後に、水洗した直後に、市販の光
沢剤を含有する酸性光沢硫酸銅めっき処理液により、3
A/dm2の電流密度で、20分間電解するすると、めっ
き被膜の外観性がより改善されたものが得られる。ま
た、電解めっき処理は、ニッケル、クロムという順に多
層のめっき被膜を得る場合にも、より高い外観性が得ら
れる。
BS樹脂の不導体素材を水洗した後に、12時間空中に
放置したところ、放置後の表面抵抗値は、100kΩ・
cmとなり、放置前よりも高い表面抵抗値になった。その
後、電解めっきを行ったところ、めっきは、完全に析出
したが、ユズ肌状で外観性の乏しいめっき製品であっ
た。
を行ったABS樹脂の不導体素材を水洗した後に、98
%硫酸50ml/Lの溶液により室温で、1分間処理し
たところ、処理直後の表面抵抗値は3kΩ・cmであった
が、12時間空中放置した後に測定した表面抵抗値は、
7kΩ・cmであった。即ち、表面抵抗値の大幅な上昇は
見られなかった。このような無電解めっき処理したAB
S樹脂の表面に、同様のめっき処理を行ったところ、得
られた電解めっき被膜は完全析出で、外観性、密着性と
もに優れたものであった。
合、本発明の無電解めっき処理法は、ホルマリン、次亜
リン酸等の人体に悪影響のある物質を使用せずに、外観
性、密着性などの諸物性のすぐれためっき被膜が作製で
きる。
処理方法と処理液組成物を具体的に実施例により説明す
るが、本発明はそれらによって限定されるものではな
い。
3mm(三菱レイヨン製ダイヤペット3001M)を、9
8%硫酸液150ml/L、CP整面剤N(キザイ株式
会社から製造、販売)30ml/Lの混合溶液で、50
℃で、5分間浸漬処理し、整面脱脂処理した。その後、
無水クロム酸400g/L、98%硫酸200ml/
L、3価クロム10g/Lの混合溶液により、68℃で
10分間エッチング処理した(A)。水洗した後、35%
塩酸100ml/Lとクロム除去剤EP−01−X(キ
ザイ株式会社から製造、販売)10ml/Lを含有する
溶液により、30℃、1分間浸漬処理し、前処理した
(B)。
塩化第一錫20g/L、35%塩酸300ml/Lのパ
ラジウム−錫ゾルを含有するキャタリスト溶液により、
35℃で、5分間活性化処理(C)をした。次に、水洗し
た後、硫酸銅10g/L、酒石酸40g/L、水酸化リ
チウム60g/L、エチレングリコール1g/Lを含有
する無電解めっき液により、50℃で7分間無電解めっ
き処理(D)を行った。その直後に、水洗した後、硫酸銅
200g/L、98%硫酸50g/L、塩素イオン12
0mg/L、市販の光沢剤カプソール(株式会社金属化
工技術研究所から製造、販売)を適量含有した酸性光沢
硫酸銅めっき溶液により、20℃で、3A/dm2の電流
密度で、30分間電解めっき処理を行った。以上、定法
に従って、順次、ニッケルめっき15μm、クロムめっ
き0.5μmの被膜を電解めっきにより形成した(E)。
ト、未着などがなく、外観性にもすぐれ、キャス(CA
SS)試験72時間で、レイテイングナンバー9.8で
あった。また、−40℃、1時間→室温30分間→80
℃、1時間の熱サイクル試験を5サイクルを行っても、
フクレクラックの発生がなく、諸物性にもすぐれためっ
き製品が得られた。
ABS樹脂テストピースの表面抵抗値は、1000kΩ
・cmであった。また、めっき処理した後の無電解めっき
液には、自己分解した金属粉末等の発生がなく、無電解
めっき処理溶液の安定性は良好であった。
グリコール濃度を、50mg/Lとして、無電解めっき
処理時間を10分間とした以外は、実施例1と同じ方法
でABS樹脂製テストピースに無電解めっき処理した。
処理した直後のABS樹脂テストピースの表面抵抗値を
測定すると、100kΩ・cmであり、実施例1と同様
に、クロムめっき処理後の外観性、諸物性はともにすぐ
れためっき製品が得られた。また、めっき処理後の無電
解めっき液には自己分解した金属粉末等の発生が見られ
ず、めっき処理溶液の安定性が良好であった。
ースに無電解めっき処理を行った。処理したままで、水
洗し、98%硫酸50g/L、硫酸銅5g/Lの酸性溶
液に室温で1分間浸漬処理した。処理した後、ABS樹
脂テストピースの表面抵抗値を測定すると、300kΩ
・cmであった。更に、この上に、実施例1と同様に銅、
ニッケル、クロムめっきを行った。得られためっき製品
は、外観、諸物性ともにすぐれたものであった。
ピースを、98%硫酸50g/L、硫酸銅5g/Lの酸
性溶液に室温で1分間浸漬処理した。処理した後、水洗
した後、室内に24時間放置した。24時間後のABS
樹脂テストピースの表面抵抗値を測定すると、320k
Ω・cmであった。これを実施例1と同様に、この被処理
表面の上に、銅、ニッケル、クロムめっきを行った。得
られためっき製品は、外観、諸物性ともにすぐれたもの
であった。
ートバイエアーカバー(東洋紡績株式会社製ナイロンT
−777)を、35%塩酸240ml/L、EPエッチ
ングPA400ml/L(キザイ株式会社から製造、販
売)を含有する混合溶液により、30℃で、10分間、
エッチング処理した。その後、35%塩酸50ml/L
の溶液に30℃で10分間浸漬の前処理した(B)。そし
て、水洗を行った後、35%塩酸50ml/Lの溶液に
20℃で1分間浸漬処理した後、塩化パラジウム400
mg/L、塩化第一錫35g/L、塩酸100ml/
L、塩化ナトリウム100g/Lを含有するパラジウム
−錫ゾルキャタリスト溶液により、35℃で5分間活性
化処理(C)を行った。次に、水洗後、塩化銅3g/L、
ロッセル塩30g/L、琥珀酸ソーダ10g/L、水酸
化ナトリウム40g/L、エチレングリコール10g/
Lを含有する無電解めっき処理液により、60℃で5分
間、無電解めっき処理(D)をした。
性光沢硫酸銅めっき処理並びにニッケル、クロムめっき
を行った(E)。得られためっき製品は、ザラ、スターダ
スト、未着部分などがなく、外観性に優れ、キャス(C
ASS)試験72時間でもレイテイングナンバー9.8
であり、−40℃、1時間→室温30分間→90℃、1
時間の熱サイクル試験を5サイクル行っても、フクレク
ラックの発生もなく、諸物性にもすぐれためっき製品で
あった。
ピースの表面抵抗値は、10kΩ・cmであった。また、
無電解めっき処理した後の無電解めっき液には、自己分
解した金属粉末等の発生がなく、液安定性は良好であっ
た。
に処理した6ナイロン製オートバイエアーカバーを水洗
した後、98%硫酸30ml/Lの酸性溶液により室温
で1分間浸漬処理し、水洗した後、室内に24時間放置
した。放置後、実施例1と同様に、この処理表面上に、
銅、ニッケル、クロムにより、電解めっき処理(E)を行
った。得られためっき製品は、外観性、諸物性ともにす
ぐれたものである。放置前のめっき製品の表面抵抗値
は、4kΩ・cmであった。
100mmの連続したピッチを有するエポキシ樹脂板10
0×100×10mmを、BGF−507(キザイ株式会
社から製造、販売)50g/Lを溶解し、含有したアル
カリ性脱脂剤中で、60℃で、10分間、超音波脱脂処
理を行った。水洗した後、パラジウム−錫ゾル吸着促進
剤CPコンデイショナーBD(キザイ株式会社から製
造、販売)30ml/Lを含有する溶液により、40℃
で、3分間、表面調整処理の前処理(C)を行った。その
ままで水洗した後、35%塩酸200ml/L溶液によ
り、室温で1分間浸漬処理した後、塩化パラジウム40
0mg/L、塩化第一錫35g/L、塩酸300mlの
パラジウム−錫ゾルキャタリスト溶液で、40℃、7分
間活性化処理し、水洗後、塩化銅3g/L、グルコン酸
ソーダ20g/L、ロッセル塩30g/L、水酸化リチ
ウム50g/L、エチレングリコール10g/Lを含有
する無電解めっき処理液により、70℃で3分間めっき
処理した(D)。そのままで水洗した後、30%塩酸20
ml/L、塩化銅20g/Lを含有する酸性溶液に、室
温で1分間浸漬処理した(E)。次に、水洗した後、スル
ファミン酸ニッケル320g/L、ホウ酸30g/L、
臭化ニッケル10g/Lを含有する、pH3.5のスル
ファミン酸ニッケルめっき溶液により、40℃で5A/
dm2の電流密度で、10時間連続めっき処理した。
膜を素材から引き剥がし、素材と接触していためっき裏
面を電子顕微鏡で観察すると、素材と同様のピッチが、
めっき裏面に正確に転写されていた。このことは、この
めっき技術が、金型作製に有用であることを意味する。
g/Lの酸性溶液で浸漬した後のめっき被膜の表面抵抗
値は、5kΩ・cmであった。また、めっき処理した後の
無電解めっき液には、自己分解した金属粉末等の発生が
なく、めっき処理溶液の安定性は良好であった。
0×2mmをセラクリーン507(キザイ株式会社から製
造、販売)200ml/Lの溶液により、60℃で、5
分間浸漬処理し、脱脂を行った。水洗した後、セラエッ
チャント(キザイ株式会社から製造、販売)に室温で3
分間浸漬処理し、エッチング処理した(A)。水洗した
後、イオン交換水により室温で5分間超音波洗浄した。
水洗後、パラジウム−錫ゾル吸着促進剤CPコンデイシ
ョナーBD(キザイ株式会社から製造、販売)30ml
/Lを含有する溶液により、40℃で3分間、表面調整
のための前処理(B)を行った。水洗後、35%塩酸20
0ml/Lの溶液に室温で1分間浸漬処理した後、塩化
パラジウム200mg/L、塩化第一錫15g/L、塩
酸300ml/Lのパラジウム−錫ゾルを含有するキャ
タリスト溶液により、40℃で、10分間浸漬処理し活
性化処理(C)を行った。更に、水洗した後、塩化銅1g
/L、グルコン酸ソーダ20g/L、モノエタノールア
ミン30g/L、水酸化リチウム30ml/L、エチレ
ングリコール5g/Lを含有する無電解めっき処理液に
より、70℃で、3分間無電解めっき処理した(D)。水
洗後、98%硫酸50ml/Lの溶液に、30℃、2分
間浸漬し、水洗なし、直接、硫酸銅75g/L、98%
硫酸銅190g/L、塩素イオン60mg/L、スルカ
ップAC−90(上村工業株式会社製造、販売)5ml
/Lのプリント基板用硫酸銅めっき溶液により、25℃
で、3A/dm2の電流密度で、40分間電解めっき処理
した(E)。めっきしたセラミックは、外観性、密着性等
のすぐれたセラミックスルーホール基板として十分使用
可能である。
0℃で2分間浸漬処理した後のめっき被膜の表面抵抗値
は、18kΩ・cmであった。また、めっき処理した後の
無電解めっき処理液には、自己分解した金属粉末等の発
生がなく、液安定性は良好であった。
用98%アルミナセラミック2万個をステンレスメッシ
ュのカゴに入れ、実施例8と同様に無電解めっき処理に
かけた。水洗した後、98%硫酸50ml/L、硫酸銅
2g/Lの溶液により、室温で3分間浸漬した。次に水
洗後、30ccの容量の六角形電気めっき用バレル装置に
移し変えた。硫酸度60g/L、硫酸65g/L、塩素
イオン35g/L、カプソールB−1(株式会社金属化
工技術研究所から製造、販売)4ml/L、カプソール
B−2(株式会社金属化工技術研究所から製造、販売)
0.75ml/Lを含有するバレル用光沢硫酸銅めっき
液により、電流密度0.4A/dm2、3〜8回/分の回
転速度で6時間バレル電解めっき処理した。めっきして
得られたセラミックチップは、外観、密着度等のセラミ
ックチップコンデンサとして十分に使用可能な物性であ
った。
/Lの溶液浸漬した後のめっき被膜の表面抵抗値は、5
kΩ・cmであった。また、めっき処理した後の無電解め
っき液には、自己分解した金属粉末等の発生がなく、液
安定性は良好であった。
エチレングリコールの代わりに還元糖を使用した以外
は、すべて実施例1と同じ条件で、めっき処理を行っ
た。クロムめっき後のめっき製品の外観は、スターダス
ト及びザラの発生があり、めっき製品として成立するも
のではなかった。72時間キャス(CASS)試験した
後のレイテイングナンバーは7であり、実施例1のめっ
き製品より耐食性で劣っていた。また、めっき後の無電
解めっき液中には、自己分解した金属粉の発生が多く、
液安定性も劣っていた。尚、無電解めっき処理をした後
の表面抵抗値は、300Ω・cmであった。
解銅めっき液CP−Cu305(キザイ株式会社から製
造、販売され、ホルマリン還元剤を含有)を使用した以
外は、すべて実施例1と同じ条件で、めっき処理を行っ
た。クロムめっきした後のめっき製品の外観は、スター
ダスト及びザラの発生が観測され、めっき製品として成
立するものではなかった。72時間キャス(CASS)
試験した後のレイテイングナンバーは、8であり、実施
例1のめっき製品より耐食性で劣っていた。尚、無電解
めっきをした後の表面抵抗値は、1Ω・cmであった。め
っき処理した後の無電解銅めっき液は、自己分解した金
属銅粉を多量に発生しており、液安定性も劣っていたの
で、無電解銅めっき液として使用できないものであっ
た。
水洗した後、室内で24時間放置した。放置後のABS
樹脂の表面抵抗値は、3500kΩ・cm〜3.5×10
4kΩ・cmとバラツキ幅が大きかった。その後、実施例1
と同様に電解めっきを行ったが、表面抵抗値が1×10
4kΩ・cm以上の部分は、完全に電解めっきが析出せず、
めっき製品として成立しなかった。
オートバイエアーカバーを無電解めっき処理を行った。
水洗した後、室内で24時間放置した。放置した後、め
っき被膜を測定したところ、その表面抵抗値は、100
kΩ・cm〜500kΩ・cmとバラツキが大きかった。その
後実施例1と同様に電解めっきを行った。電解めっき
は、完全に析出したが、表面抵抗値のバラツキの場所に
関係なく、外観がユズ肌状で、めっき製品として成立す
るものではなかった。
液で処理(活性化処理)したABS樹脂テストピース
を、水洗した後、98%硫酸50ml/Lの溶液で、4
0℃、5分間アクセレーター処理をした。水洗した後、
実施例1と同様に無電解めっき及び電解めっきを行った
が、電解めっきが完全に析出しない部分があり、めっき
製品として成立するものではなかった。電解めっきが完
全に析出しなかった部分を無電解めっきした後、その得
られた析出めっきの表面抵抗値を測定すると、104キ
ロオーム・cm以上であった。これにより、アクセレータ
ー処理無しの方が、良好な結果を得ることが分かる。
と処理液組成物は、前記のような処理方法とそのための
めっき組成物より、次のごとき技術的効果があった。即
ち、第1に、ホルマリン、次亜リン酸等の人体に悪影響
のある物質を使用せずに、外観性、密着性などの諸物性
のすぐれためっき被膜を作製できる。第2に、アクセレ
ーター処理は無しで、キャタリスト処理の活性化処理の
後に水洗を行い、無電解めっき処理で所望の金属被膜が
形成される。即ち、アクセレーター処理を行わずに可能
にできた点は、無電解めっき溶液の還元剤として、蟻酸
又はその塩あるいはアルコール類を用いたことによる。
第3に、無電解めっき処理液がアルカリ性であること、
そして、無電解めっき処理して得られた被膜の表面抵抗
値が、1kΩ・cm〜104kΩ・cmという低抵抗値を得
ることにより、容易で、低コストの無電解めっき処理が
可能になった。
素材の表面への無電解めっき処理によるめっき被膜の形
成が、容易になる。請求項3に記載の処理方法により、
無電解めっき処理工程(b)と(c)の間に時間を置くこと
もできる処理方法を可能にする。請求項4に記載の処理
方法により、無電解めっき処理すべき不導体素材表面
が、より清浄にされ、めっき被膜形成がより容易にな
る。
めっき処理を促進する処理方法を可能にする。請求項6
及び16に記載の処理方法及び無電解めっき処理溶液に
より、還元作用の適切に選択できるアルコール類を使用
して、アルカリ性溶液中で、金属を微量に析出させる極
く弱い還元力であるために、処理濃度、処理温度、処理
時間等の条件にあまり影響を受けず、所望の表面抵抗値
を維持することができる析出反応をもたらし、極く薄い
導電性被膜を形成することができ、、還元力が弱いため
に、めっき処理液中にパラジウムが溶出しても、連続析
出反応が起こらず、自己分解反応には至らない無電解め
っき溶液を提供できる。請求項7に記載の処理方法によ
り、銅、ニッケルイオンが安定したキレートを形成する
キレート剤により、活性化された不導体素材表面に導電
性が容易に得られる処理方法を提供する。請求項8及び
18に記載の処理方法及び無電解処理液組成物により、
無電解めっき処理が促進できる方法を提供できる。
を用いることにより、適切に不導体素材表面に導電性を
付与する方法が提供される。請求項10、11並びに1
9、20に記載のアルカリ性の処理溶液により、容易に
効率よく、不導体素材表面に導電性を付与する方法が提
供される。請求項12及び22に記載の処理方法及び無
電解めっき処理溶液により、被膜の表面抵抗値が、1k
Ω・cm以上になると、無電解めっき被膜が非常に薄く粗
雑な析出被膜にならず、そのために、電解めっき後の外
観性が非常にすぐれたものとなり、また、被膜の表面抵
抗値が、104kΩ・cm以下では、電解めっきを析出さ
せるために十分な導電性が得られ、この値以上では、電
解めっきが析出しない場合もある。請求項13、14に
よる酸性浸漬溶液処理により、無電解めっき処理工程
(b)と(c)の間に時間を置くこともでき、適当な処理方
法を選択することを可能にする。
り、容易に効率よく、不導体素材表面に導電性を付与す
ると同時に安定性の高い処理液組成物を提供する。更
に、環境に有害の還元剤を使用しないので、この処理液
を排出しても、人体への健康及び地球環境に優しい処理
液組成物を提供する。また、これは、プラスチック素
材、セラミック、ガラス、紙、ガラス繊維、布等の本来
導電性のほとんどない不導体素材表面へ、低コストで外
観性等の特性のすぐれためっき被膜を形成した製品を製
造できる処理液組成物を提供する。
Claims (22)
- 【請求項1】 (a)不導体素材表面を貴金属/第一錫
塩のコロイドゾルを含有する活性化剤で活性化処理し; (b)蟻酸或いはその塩類又はアルコール類から選択され
る1種を還元剤とし、触媒金属イオンを含有する無電解
めっき処理液に浸漬し、導電性を付与する無電解処理
し; (c)その後に、無電解処理された不導体素材表面に、所
望の金属イオンを含有するめっき溶液中で無電解処理或
いは電解処理し、所望の金属のめっき被膜を形成するこ
とを特徴とする不導体素材へのめっき処理方法。 - 【請求項2】 工程(a)の前に、不導体素材表面を、
エッチング処理にかけることを特徴とする請求項1に記
載のめっき処理方法。 - 【請求項3】 工程(b)と工程(c)の間で、時間を置
く場合には、その前に、被めっき物を酸性溶液で浸漬処
理することを特徴とする請求項1或いは2に記載のめっ
き処理方法。 - 【請求項4】 工程(a)の前に酸性溶液で浸漬処理す
る前処理にかけることを特徴とする請求項1〜3のいず
れかに記載のめっき処理方法。 - 【請求項5】 前記活性化剤は、パラジウム−錫塩コ
ロイドゾルと第一錫塩或いはその塩酸塩或いはその塩化
物を含有する溶液であることを特徴とする請求項1〜4
のいずれかに記載のめっき処理方法。 - 【請求項6】 前記アルコール類は、メタノール、エ
タノール、プロパノール、エチレングリコール及びグル
セリンからなる群から選択される少なくとも1種又はそ
の塩であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
記載のめっき処理方法。 - 【請求項7】 前記の無電解めっきされる金属は、
銅、ニッケルの少なくとも1種を含むことを特徴とする
請求項1〜6のいずれかに記載のめっき処理方法。 - 【請求項8】 前記の無電解めっき処理液には、触媒
として、パラジウム、金、白金のいずれかのイオンを含
有していることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに
記載のめっき処理方法。 - 【請求項9】 前記の無電解めっき処理溶液中の蟻酸
あるいはその塩又はアルコール類の濃度は、0.002
〜1モル/Lであることを特徴とする請求項1〜8のい
ずれかに記載のめっき処理方法。 - 【請求項10】 前記の無電解めっき処理溶液は、ア
ルカリ性であることを特徴とする請求項1〜9のいずれ
かに記載のめっき処理方法。 - 【請求項11】 前記の無電解めっき処理溶液は、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム或い
はアンモニア水によりアルカリ性化されていることを特
徴とする請求項10に記載のめっき処理方法。 - 【請求項12】 前記の無電解めっき処理後の不導体
素材の表面抵抗値が、1kΩ・cm〜104kΩ・cmの範
囲であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに
記載のめっき処理方法。 - 【請求項13】 工程(b)と工程(c)の間で、使用す
る酸性浸漬溶液は、硫酸、塩酸から選択される鉱酸、乳
酸、蟻酸から選択される有機酸、酸性硫酸ソーダの無機
酸性化合物で酸性にされていることを特徴とする請求項
3に記載のめっき処理方法。 - 【請求項14】 前記の酸性浸漬溶液は、硫酸銅、塩
化ニッケル、硫酸亜鉛、硫酸錫、硫酸コバルトのいずれ
か一つの金属塩を含有することを特徴とする請求項13
に記載のめっき処理方法。 - 【請求項15】 蟻酸或いはその塩類又はアルコール
類から選択される1種を還元剤とし、含有し、そして、
触媒貴金属イオンを含有することを特徴とする不導体素
材表面に導電性を与えるための無電解めっき処理液組成
物。 - 【請求項16】 前記アルコール類は、メタノール、
エタノール、プロパノール、エチレングリコール及びグ
ルセリンからなる群から選択される少なくとも1種又は
その塩であることを特徴とする請求項15に記載の無電
解めっき処理液組成物。 - 【請求項17】 前記の無電解めっき処理溶液中の蟻
酸あるいはその塩又はアルコール類の濃度は、0.00
2〜1モル/Lであることを特徴とする請求項15或い
は16に記載のめっき処理方法。 - 【請求項18】 前記の触媒貴金属イオンは、白金、
パラジウム、ルテニウム、ロジウム、イリジウムおよび
金から選択された、少なくとも1種のイオンであること
を特徴とする請求項15〜17のいずれかに記載の無電
解めっき処理液組成物。 - 【請求項19】 前記の無電解めっき処理液は、アル
カリ性であることを特徴とする請求項15〜18のいず
れかに記載の無電解めっき処理液組成物。 - 【請求項20】 前記の無電解めっき処理溶液は、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム或い
はアンモニア水によりアルカリ性化されていることを特
徴とする請求項19に記載の無電解めっき処理液組成
物。 - 【請求項21】 蟻酸あるいはその塩又はアルコール
類の濃度は、0.002〜1モル/Lであることを特徴
とする請求項15〜20のいずれかに記載の無電解めっ
き処理液組成物。 - 【請求項22】 無電解めっき処理液で処理した後の
不導体素材の表面抵抗値が、1kΩ・cm〜104kΩ・c
mの範囲であることを特徴とする請求項15〜21のい
ずれかに記載の無電解めっき処理液組成物。
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---|---|---|---|
JP10310487A JP2000144439A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 不導体素材へのめっき処理方法とそのための無電解処理液組成物 |
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JP10310487A JP2000144439A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 不導体素材へのめっき処理方法とそのための無電解処理液組成物 |
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