JP2000143189A - 伸縮ブーム - Google Patents

伸縮ブーム

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JP2000143189A
JP2000143189A JP32212798A JP32212798A JP2000143189A JP 2000143189 A JP2000143189 A JP 2000143189A JP 32212798 A JP32212798 A JP 32212798A JP 32212798 A JP32212798 A JP 32212798A JP 2000143189 A JP2000143189 A JP 2000143189A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伸縮ブームの左右両側に配設された伸ワイヤ
の張力調整を同時にしかも容易に行なう。 【解決手段】 伸縮ブーム9はワイヤ張力調整器29を
有し、このワイヤ張力調整器29は伸縮シリンダ21に
おけるシリンダチューブ21aとシーブブラケット25
間に挟装され、伸縮ブーム9の左右方向に揺動自在な第
1揺動部材33及び第2揺動部材35と、シーブブラケ
ット25における伸縮シリンダ21側の端部に伸縮ブー
ム9の左右方向に揺動自在に設けられ先端部に配設され
た第1枢結部41を介して第1揺動部材33の先端部と
枢結されて連動する第3揺動部材37と、シーブブラケ
ット25における伸縮シリンダ21側の端部に伸縮ブー
ム9の左右方向に揺動自在に設けられ先端部に配設され
た第2枢結部47を介して第2揺動部材35の先端部と
枢結されて連動する第4揺動部材39と、第1枢結部4
1と第2枢結部43との距離を調整する調整軸53とを
有して構成されたパンタグラフ状のリンク52である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伸縮ブームに関し、さ
らに詳細には、高所作業車に設けられ第1ブームと第2
ブームと第3ブームとを入れ子式に構成し第3ブームを
ワイヤの作用により伸縮作動させる伸縮ブームに関す
る。
【0002】
【従来の技術】高所作業車は、車体上に設けられた旋回
台に伸縮、起伏等の作動が自在な伸縮ブームを枢支し、
この伸縮ブームの先端に作業台を設けて構成されている
ものがある。この高所作業車は作業時に伸縮ブームを起
伏・伸長させて作業台を所望の高所位置に移動させて高
所作業を行うことができる。
【0003】このような高所作業車の伸縮ブームとして
は、例えば、図9に示すように、高所作業車の車体(図
示せず)に起伏自在に設けられた基端ブーム9aと、こ
の基端ブーム9a内に伸縮動自在に挿入される中間ブー
ム9bと、この中間ブーム9b内に伸縮動自在に挿入さ
れる先端ブーム9cとを入れ子式に構成されたものがあ
る。この伸縮ブーム9には、中間ブーム9bを基端ブー
ム9aに対して伸縮作動させる伸縮シリンダ21が内蔵
されている。この伸縮シリンダ21のシリンダロッド2
1bの先端部は基端ブーム9aの基端部内側に取り付け
られ、シリンダチューブ21aはその側方に張り出す固
定軸23を介して中間ブーム9bの基端部内側に取り付
けられている。
【0004】固定軸23にはシリンダチューブ21aか
ら一定の離間寸法を有した位置に回転自在な縮シーブ2
4が設けられ、伸縮ブーム9の先端側におけるシリンダ
チューブ21aの左右方向には回転軸26が設けられ、
この回転軸26の両端部に伸シーブ27が軸支されてい
る。伸縮シリンダ21の上方であって先端ブーム9aの
内側には軸線方向に貫通孔を有する棒状のガイドパイプ
29が設けられている。このガイドパイプ29はその基
端部が基端ブーム9aの基端部内側に固着され、その先
端部が先端ブーム9cとシリンダチューブ21a間であ
って縮シーブ24と伸シーブ27間に配設されている。
ガイドパイプ29の先端部には左右方向に張り出す第1
ワイヤ接続部67が設けられ、シリンダチューブ21a
の下方であって先端ブーム9cの基端部には先端ブーム
9cの内側に突出する第2ワイヤ接続部69が設けられ
ている。
【0005】第1ワイヤ接続部67には縮ワイヤ71の
一方の端部が接続され、縮シーブ24に掛け回されて他
端が第2ワイヤ接続部69に接続されている。また、第
1ワイヤ接続部67には伸ワイヤ73の一方の端部がナ
ットの締め込みにより接続され、伸シーブ27に掛け回
されて他端が第2ワイヤ接続部67に接続されている。
ここで、伸縮シリンダ21、伸シーブ27、縮シーブ2
4、伸ワイヤ73、縮ワイヤ71、ガイドパイプ29及
び第2ワイヤ接続部69を以下、これらをまとめて「内
蔵用アセンブリ」と記す。
【0006】上記構成において、伸シーブ27に掛け回
された伸ワイヤ73の張力を調整するには、基端ブーム
9aに固定されたシリンダロッド21bの先端部を解除
するとともに、中間ブーム9bに固定されたシリンダチ
ューブ21aを解除した後に、内蔵用アセンブリを伸縮
ブームから抜き出す。そして、第1ワイヤ接続部31に
接続された伸ワイヤ37の端部をナットの締め込みを調
整して、伸ワイヤ37の張力を調整する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、伸ワイ
ヤは伸縮シリンダの左右両側にあるので、一方の側から
他方の伸ワイヤの張力調整を同時にすることはできな
い。また、伸ワイヤの張力調整を行なうには内蔵用アセ
ンブリを伸縮ブームから抜き出さなければならず、メン
テナンス作業の効率が低下する、という問題があった。
【0008】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、伸縮ブームの左右両側に配設された伸ワイ
ヤの張力調整を同時にしかも容易に行なうことができ、
メンテナンス作業の効率を向上させることができる伸縮
ブームを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の伸縮ブームは、第1ブーム(例えば、実施形
態における基端ブーム9a)とこの第1ブーム内に伸縮
動自在に挿入された第2ブーム(例えば、実施形態にお
ける中間ブーム9b)とこの第2ブーム内に伸縮動自在
に挿入された第3ブーム(例えば、実施形態における先
端ブーム9c)とを入れ子式に構成したものであり、第
1ブームの内側基端部にシリンダロッドの先端部が固着
され、第2ブームの内側基端部にシリンダ本体(例え
ば、実施形態におけるシリンダチューブ21a)が固着
されて、第3ブーム内に突出入自在な伸縮シリンダと、
伸縮シリンダにおける伸縮ブームの先端部側の端部より
も伸縮ブームの先端部側に配設される基台(例えば、実
施形態におけるシーブブラケット25)と、基台の左右
の少なくともいずれか一方の側壁に設けられる伸シーブ
と、伸シーブに掛け回される伸ワイヤと、シリンダ本体
と基台との間に挟装されシリンダ本体に対して基台を伸
縮ブームの伸縮方向と同一方向に移動させる基台移動手
段(例えば、実施形態におけるワイヤ張力調整器29)
とを有することが好ましい。
【0010】伸ワイヤの張力を調整するには、基台移動
手段により基台をシリンダ本体に対して伸縮ブームの伸
縮方向と同一方向に移動させる。すると、基台に設けら
れた伸シーブが伸縮ブームの伸縮方向と同一方向に移動
するので、伸シーブに掛け回された伸ワイヤの張力を調
整することができる。このとき、伸ワイヤの一端は第1
ブームの基部に固着され、他端は第3ブームの基端部に
固着されることが好ましい。
【0011】また、本発明の伸縮ブームは、第1ブーム
とこの第1ブーム内に伸縮動自在に挿入された第2ブー
ムとこの第2ブーム内に伸縮動自在に挿入された第3ブ
ームとを入れ子式に構成したものであり、第1ブームの
内側基端部にシリンダロッドの先端部が固着され、第2
ブームの内側基端部にシリンダ本体が固着されて、第3
ブーム内に突出入自在な伸縮シリンダと、伸縮シリンダ
における伸縮ブームの先端部側の端部よりも伸縮ブーム
の先端部側に配設される基台と、伸縮シリンダのシリン
ダ本体における左右の少なくともいずれか一方の側壁に
設けられる縮シーブと、基台の左右の少なくともいずれ
か一方の側壁に設けられる伸シーブと、伸縮シリンダの
上方又は下方に配置され、第1ブームの基端部に一端が
固着され他端が縮シーブと伸シーブ間に配置される棒状
部材(例えば、実施形態におけるガイドパイプ65)
と、一端が棒状部材の先端部に固着されて縮シーブに掛
け回され、他端が第3ブームの基端部に固着される縮ワ
イヤと、一端が棒状部材の先端部に固着されて伸シーブ
に掛け回され、他端が第3ブームの基端部に固着される
伸ワイヤと、シリンダ本体と基台との間に挟装されシリ
ンダ本体に対して基台を伸縮ブームの伸縮方向と同一方
向に移動させる基台移動手段とを有することが好まし
い。
【0012】基台移動手段を操作すると基台がシリンダ
本体に対して伸縮ブームの伸縮方向と同一の方向に移動
して、伸シーブに掛け回された伸ワイヤ及び縮シーブに
掛け回された縮ワイヤの少なくともいずれかの張力が調
整される。ここで、基台移動手段は、伸縮シリンダにお
ける伸縮ブームの先端部側の端部に設けられて伸縮ブー
ムの左右方向に揺動自在な第1揺動部材及び第2揺動部
材と、基台における伸縮シリンダの基端部側の端部に伸
縮ブームの左右方向に揺動自在に設けられ先端部に配設
された第1枢結部を介して第1揺動部材の先端部と枢結
されて連動する第3揺動部材と、基台における伸縮シリ
ンダの基端部側の端部に伸縮ブームの左右方向に揺動自
在に設けられ先端部に配設された第2枢結部を介して第
2揺動部材の先端部と枢結されて連動する第4揺動部材
と、第1枢結部と第2枢結部との距離を調整する距離調
整手段(例えば、実施形態における調整軸53)とを有
して構成されるパンタグラフ状のリンクであることが好
ましい。
【0013】距離調整手段を操作すると、第1枢結部と
第2枢結部間の距離を変化させることができ、この距離
を短くするとパンタグラフ状のリンクである基台移動手
段が伸長して伸縮シリンダと基台間の距離を広げて伸ワ
イヤや縮ワイヤの張力を大きくし、また、第1枢結部と
第2枢結部間の距離を長くすると、基台移動手段が縮小
して伸縮シリンダと基台間の距離を狭め伸ワイヤや縮ワ
イヤの張力を小さくする。従って、基台移動手段によ
り、伸縮シリンダの左右両端に配設された2つの伸ワイ
ヤの張力や縮ワイヤの張力を同時に調整することができ
る。また、縮シーブや棒状部材や伸ワイヤの端部に固着
された第3ブームの基端部の位置を調整することもき
る。更に、伸ワイヤと縮ワイヤがループ状に掛け回され
ているので、伸縮ブームの伸縮を同時に調整することが
できる。
【0014】第1枢結部には左ねじ又は右ねじを螺刻し
た雌ねじが設けられ、第2枢結部には右ねじ又は左ねじ
を螺刻した雌ねじが設けられ、距離調整手段は第1枢結
部に設けられた雌ねじと第2枢結部に設けられた雌ねじ
との間を螺合する調整軸であり、調整軸の一方の端部に
第1枢結部に設けられた雌ねじと螺合する左ねじ又は右
ねじを螺刻した第1ねじ部(例えば、実施形態における
左ねじ部55a)を有し、調整軸の他方の端部に第2枢
結部に螺合する右ねじ又は左ねじを螺刻した第2ねじ部
(例えば、実施形態における右ねじ部55b)を有し、
調整軸の一方の端部に調整軸を回転させる軸回転部(例
えば、実施形態における頭部57)を有し、調整軸の他
方の端部及び一方の端部よりも他方の端部側の少なくと
もいずれかに第1枢結部及び第2枢結部が調整軸から離
脱するのを防止するロックナットを有することが好まし
い。即ち、第1枢結部に左ねじ又は右ねじが螺刻された
雌ねじを有する場合には、第2枢結部には右ねじ又は左
ねじが螺刻された雌ねじを設ける。そして、調整軸の一
方の端部には第1枢結部に設けられた雌ねじと螺合する
左ねじ又は右ねじを螺刻した第1ねじ部を設け、調整軸
の他方の端部には第2枢結部に螺合する右ねじ又は左ね
じを螺刻した第2ねじ部を設ける。この調整軸を一方の
方向に回転させると第1枢結部と第2枢結部が互いに接
近する方向に移動し、他方の方向に回転させると両者が
互いに離反する方向に移動する。従って、基台移動手段
が伸長及び縮小作動して伸ワイヤや縮ワイヤの張力を調
整することができる。調整軸に螺刻される左ねじ及び右
ねじの範囲はワイヤ張力の調整範囲に応じて任意に決定
することができる。
【0015】また、調整軸に軸回転部を設けることで、
調整軸の回転を容易にすることができる。軸回転部の形
状は調整軸を回転させるためのトルクを与え易いような
形状であればよく、例えば、レンチ等の回転治具を装着
できるように2つの相対向する平面を有したものや、複
数の平面を軸回転部の周面に連接して配設したものや、
ドライバが係合するための係合溝(プラス、マイナス溝
等)を軸回転部の頂部に設けたもの等を例示することが
できる。
【0016】また、基台移動手段はグリスシリンダでも
よい。基台移動手段をグリスシリンダにした場合、グリ
スシリンダのロッド部の先端部を伸縮シリンダの伸縮ブ
ームの先端部側の端部又は基台の伸縮ブームの基部側の
端部のいずれか一方に接続し、グリスシリンダのボトム
部の底部を伸縮シリンダの伸縮ブームの先端部側の端部
又は基台の伸縮ブームの基部側の端部のいずれか他方に
接続することが好ましい。グリスシリンダにグリスを注
入することで、グリスシリンダを伸長作動させて伸縮シ
リンダと基台の距離を大きくすることで、伸ワイヤや縮
ワイヤの張力を調整することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図1から図8に基づいて説明する。本実施の形態は
高所で作業をする作業者が搭乗する作業台を先端部に有
する伸縮ブームを備えた高所作業車の態様を示す。
【0018】
【第1の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
から図6に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実
施の形態における伸縮ブームを搭載した高所作業車を示
す。最初に、本発明の伸縮ブームを説明する前に高所作
業車を説明する。高所作業車1は、図1に示すように、
車体3の前後左右の4箇所に車体3を支持するアウトリ
ガジャッキ5と、車体3上に油圧モータ(図示せず)に
よって旋回動自在な旋回台7とを有している。この旋回
台7には伸縮ブーム9が設けられ、その基端部が旋回台
7の上部に枢支されている。伸縮ブーム9は、旋回台7
の底部と伸縮ブーム9の中間部に連結されたブーム起伏
シリンダ11の伸縮作動により起伏作動自在に構成され
ている。
【0019】伸縮ブーム9の先端には垂直ポスト13が
設けられており、この垂直ポスト13は、伸縮ブーム9
の起伏角に応じて伸縮作動を行うレベリングシリンダ
(図示せず)によって常時垂直に維持される。垂直ポス
ト13には水平方向に突出する旋回アーム15が接続さ
れ、図示しない油圧モータによって旋回アーム15が垂
直ポスト13に対して水平旋回動自在に形成されてい
る。この旋回アーム15の先端部には有底筒状の作業台
17が設けられ、この作業台17には作業対象物等を吊
上げるめのウインチ装置19が設けられている。
【0020】図2は伸縮ブーム9の正面図を示し、図3
は伸縮ブーム9の平面図を示し、図4は伸縮ブーム9の
要部の斜視図を示し、図5は図4のIV矢視に相当する
部分の斜視図を示す。伸縮ブーム9は、図2,図3に示
すように、外側から基端ブーム9a、中間ブーム9b、
先端ブーム9cの3つのブーム部材からなり、入れ子式
に伸縮動自在に構成されている。基端ブーム9aと中間
ブーム9bと先端ブーム9cは金属性である。尚、先端
ブーム9cは図1に示す作業台17と車体3間の電気的
な絶縁性を確保するために、FRP等の絶縁性部材で形
成することもできる。伸縮ブーム9には中間ブーム9b
を基端ブーム9aに対して伸縮作動させる伸縮シリンダ
21が内蔵され、この伸縮シリンダ21はシリンダチュ
ーブ21aとこれに突出入自在に設けられたシリンダロ
ッド21bとを有している。シリンダロッド21bの先
端部は基端ブーム9aの基端部内側に取り付けられ、シ
リンダチューブ21aはシリンダロッド21b側の左右
の側壁から外方に突出する固定軸23を介して中間ブー
ム9bの基端部内側に取り付けられている。
【0021】固定軸23にはシリンダチューブ21aの
左右の各側壁から離間する方向に一定の距離を有した部
位に縮シーブ24が軸支されている。また、伸縮ブーム
9の先端側におけるシリンダチューブ21aの端部から
伸縮ブーム9の先端側には所定の間隙を有したシーブブ
ラケット25が設けられている。このシーブブラケット
25には伸縮シリンダ21の中心軸Jに対して略垂直方
向に挿通する回転軸26が回転自在に設けられ、この回
転軸26の両端部にはシーブブラケット25の各側壁か
ら離間する方向に所定距離を有した位置に伸シーブ27
が軸支されている。シーブブラケット25における伸縮
シリンダ21側の端部の上部と下部には伸縮シリンダ2
1側に突出するフランジ部25aが設けられている。
【0022】シリンダチューブ21aとシーブブラケッ
ト25との間にはワイヤ張力調整器29が挟装されてい
る。ワイヤ張力調整器29は、シリンダチューブ21a
のシーブブラケット25側の端部に接続され上部と下部
の各々にシーブブラケット25側に突出するフランジ部
31aを有したリンクブラケット31を有し、このリン
クブラケット31の各フランジ部31aの左右両端部に
伸縮ブーム9の左右方向に揺動自在な第1揺動部材33
と第2揺動部材35とを有している。また、シーブブラ
ケット25のフランジ部25aの左右両端部に伸縮ブー
ムの左右方向に揺動自在な第3揺動部材37と第4揺動
部材39とを有している。第1揺動部材33と第3揺動
部材37の先端部が第1枢結部41を介して揺動自在に
枢結され、第2揺動部材35と第4揺動部材39の先端
部が第2枢結部43を介して揺動自在に枢結されてい
る。上部と下部に配設された第1枢結部41間には、図
4に示すように、第1揺動部材33と第3揺動部材37
の先端部が揺動可能であって第1枢結部41間を接続す
る第1接続軸45が設けられている。また、上部と下部
に配設された第2枢結部43間には、図5に示すよう
に、第2揺動部材35と第4揺動部材39の先端部が揺
動可能であって第2枢結部43間を接続する第2接続軸
47が設けられている。
【0023】図4に示す第1接続軸45の中央部には伸
縮シリンダ21の伸縮方向と略垂直方向に貫通し左ねじ
を螺刻した雌ねじ49が設けられ、図5に示す第2接続
軸47の中央部には伸縮シリンダ21の伸縮方向と略垂
直方向に貫通し右ねじを螺刻した雌ねじ51が設けられ
ている。この雌ねじ49,51間に調整軸53が螺合す
ることで、図4に示すように、第1揺動部材33と第2
揺動部材35と第3揺動部材37と第4揺動部材39と
調整軸53とによりパンタグラフ状のリンク52を構成
している。
【0024】図6は調整軸53を示し、同図(a)は調
整軸53の平面図を示し、同図(b)は調整軸53の正
面図を示す。調整軸53は、同図(b)に示すように、
軸本体55と頭部57とを有し、軸本体55の頭部57
側には左ねじを螺刻した左ねじ部55aが設けられ、軸
本体55の先端部側には右ねじを螺刻した右ねじ部55
bが設けられている。頭部57は、同図(a)に示すよ
うに、調整軸53を回転させるため平面視六角形状をな
している。
【0025】左ねじ部55aが図4に示す第1接続軸4
5に螺合し、右ねじ部55bが図5に示す第2接続軸4
7に螺合し、調整軸53を一方の方向(頭部57側から
見て時計方向)に回転させると、第1接続軸45と第2
接続軸47が互いに接近する方向に移動し、他方の方向
(頭部57側から見て反時計方向)に回転させると第1
接続軸45と第2接続軸47が互いに離反する方向に移
動するので、パンタグラフ状のリンク52が伸縮シリン
ダ21の伸縮方向と同一方向に伸縮作動して、伸縮シリ
ンダ21に対してリンクブラケット31を伸縮シリンダ
21の伸縮方向と同一方向に移動させることができる。
【0026】調整軸53の先端部であって第2接続軸4
7から突出する部分には、図5に示すように、ロックナ
ット61が装着されている。このため、調整軸53を回
転させて第2接続部47が調整軸53の先端部方向に移
動しても第2接続部47がロックナット61に当接して
第2接続部47の移動を規制するので、第2接続部47
の調整軸53からの離脱による図3に示す伸縮ブーム9
の急激な縮小作動を未然に防止することができる。尚、
ロックナット61を左ねじ部55aの頭部側に設けるこ
ともできる。これにより、第1接続軸45の移動を規制
してパンタグラフ状のリンク52の縮小作動を制限する
ことができる。
【0027】図2、図3に示すように、伸縮シリンダ2
1の上方であって先端ブーム9aの内側には軸線Jの方
向に凹溝63を有する棒状のガイドパイプ65が設けら
れている。このガイドパイプ65はその基端部が基端ブ
ーム9aの基端部内側に固着され、その先端部が先端ブ
ーム9cとシリンダチューブ21a間であって縮シーブ
24と伸シーブ27間に配設されている。ガイドパイプ
65の先端部には左右の側方に張り出す第1ワイヤ接続
部67が設けられ、シリンダチューブ21aの下方であ
って先端ブーム9cの基端部には先端ブーム9cの内側
に突出する第2ワイヤ接続部69が設けられている。
【0028】第1ワイヤ接続部67には縮ワイヤ71の
一方の端部が接続され、縮シーブ24に掛け回されて他
端が第2ワイヤ接続部69に接続されている。また、第
1ワイヤ接続部67には伸ワイヤ73の一方の端部が接
続され、伸シーブ27に掛け回されて他端が第2ワイヤ
接続部69に接続されている。さらに詳細には、縮ワイ
ヤ71は縮シーブ24の固定軸23に対して垂直方向に
掛け回され、伸ワイヤ73は伸シーブ27の回転軸26
に対して垂直方向に掛け回されている。また、縮シーブ
24に掛け回された縮ワイヤ71とこの縮シーブ24か
ら延出する縮ワイヤ71と伸シーブ27に掛け回された
伸ワイヤ73及びこの伸シーブ27から延出する伸ワイ
ヤ73は同一平面内(図3の紙面に垂直方向の平面内)
に張られている。従って、縮シーブ24に掛け回された
縮ワイヤ71とこの縮シーブ24から延出する縮ワイヤ
71、及び伸シーブ27に掛け回された伸ワイヤ73と
この伸シーブ27から延出する伸ワイヤ73は平面視直
線状に張られるので、縮ワイヤ71や伸ワイヤ73によ
り縮シーブ24や伸シーブ27にスラスト荷重を与える
ことはない。
【0029】伸縮ブーム9の基端ブーム9a、中間ブー
ム9b、先端ブーム9cの各側面には、図3に示すよう
に、伸縮ブーム9が全縮状態のときに伸縮ブーム9の外
部から頭部57を露出させる貫通孔75が連穿されてい
る。この連穿された貫通孔75から頭部57を介して調
整軸53を回転させることで伸ワイヤ73の張力を調整
することができ、メンテナンス作業の効率を向上させる
ことができる。尚、貫通孔75は伸縮ブーム9が全縮状
態のときに連穿する場合には限られず、伸縮ブーム9が
全伸長状態の場合や所定長さの伸長状態の場合でもよ
い。また、調整軸53を回転させることで、伸ワイヤ7
3の張力を調整するとともに、縮ワイヤ71の張力及び
縮シーブ24、ガイドパイプ65、第2ワイヤ接続部6
9の位置を調整することもできる。
【0030】次に、本発明の第1の実施の形態の作用を
図2から図6を使用して説明する。最初に、図3に示す
全縮状態の伸縮ブーム9が車体5上に格納された状態
で、作業者が回転治具(図示せず)を貫通孔75に挿入
して回転治具の先端部を頭部57に係合させた後、回転
治具を介して図4に示す頭部57を時計方向に回転させ
ると、第1接続軸45と第2接続軸47が互いに接近す
る方向に移動し、これにともない第1揺動部材33と第
3揺動部材37の各先端部が基部を中心として伸縮シリ
ンダ21の中心軸方向に揺動移動するとともに、第2揺
動部材35と第4揺動部材39の各先端部が伸縮シリン
ダ21の中心軸方向に揺動移動する。その結果、パンタ
グラフ状のリンク52が伸長作動して、伸縮シリンダ2
1に対してシーブブラケット25が図3に示す伸縮ブー
ム9の先端部側に移動する。シーブブラケット25の伸
縮ブーム9の先端部側の移動により伸シーブ27が伸縮
ブーム9の先端部側に移動する。このため、シーブブラ
ケット27の左右両側に設けられた伸シーブ27に掛け
回された2本の伸ワイヤ73に作用する張力を同時に増
加させて、緩んだ伸ワイヤ73の張力を調整することが
できる。また、縮ワイヤ71の張力及び縮シーブ24、
ガイドパイプ65、第2ワイヤ接続部69の位置を調整
することもできる。
【0031】また、回転治具(図示せず)を介して図4
に示す頭部57を反時計方向に回転させると、第1接続
軸45と第2接続軸47が互いに離反する方向に移動
し、これにともない第1揺動部材33と第3揺動部材3
7の先端部が基部を中心として伸縮シリンダ21の中心
軸方向から離反する方向に揺動移動するとともに、第2
揺動部材35と第4揺動部材39も互いに離反する方向
に揺動移動する。その結果、パンタグラフ状のリンク5
2が縮小作動して、伸縮シリンダ21に対してシーブブ
ラケット25が伸縮シリンダ21側に移動する。従っ
て、伸シーブ27が伸縮シリンダ21に対して伸縮シリ
ンダ21側に移動するので、伸ワイヤ73に作用する張
力を小さくして、緊張された伸ワイヤ73の張力を調整
することができる。また、縮ワイヤ71の張力及び縮シ
ーブ24、ガイドパイプ65、第2ワイヤ接続部69の
位置を調整することもできる。
【0032】尚、本実施の形態では、第1接続軸45は
左ねじを螺刻した雌ねじとし、第2接続軸47は右ねじ
を螺刻した雌ねじとし、調整軸53がこれらに螺合する
ものとしたが、螺刻するねじの向きはこれに限るもので
はなく、第1接続軸45は右ねじを螺刻した雌ねじと
し、第2接続軸47は左ねじを螺刻した雌ねじとし、調
整軸53がこれらに螺合するものとすることができる。
また、伸縮ブーム9は縮シーブ24と縮ワイヤ71を取
り除いて構成することもできる。かかる構成の伸縮ブー
ム9において、ワイヤ張力調整器29をシリンダチュー
ブ21aとシーブブラケット25間に設け、ワイヤ張力
調整器29を作動させることで伸ワイヤ73の張力を調
整することができる。さらに、ワイヤ張力調整器29を
シリンダチューブ21aとシーブブラケット25間に設
けたが、縮シーブ24とシリンダロッド21b間に設け
ることで、縮ワイヤ71の張力を調整することができ
る。
【0033】
【第2の実施の形態】次に、本発明の第2の実施の形態
を図2、図7及び図8に基づいて説明する。第2の実施
の形態では第1の実施の形態との相違点のみを説明し、
第1の実施の形態と同一態様部分については同一符号を
付してその説明を省略する。
【0034】シーブブラケット25と伸縮シリンダ21
との間には、図7に示すように、グリスシリンダ77が
挟装されている。グリスシリンダ77はシリンダチュー
ブ77aとロッド77bとを有し、シリンダチューブ7
7aにロッド77bが突出入可能に構成されている。ロ
ッド77bの先端部はシーブブラケット25の伸縮シリ
ンダ21側の端部に接続されており、シリンダチューブ
77aの伸縮シリンダ21側の端部は伸縮シリンダ21
のシーブブラケット25側の端部に接続されている。シ
リンダチューブ77aの伸縮シリンダ21側の手前側の
側壁にはシリンダチューブ77a内にグリスを注入する
注入口となるグリスニップル79が設けられている。こ
のグリスニップル79は図示しない逆止弁を内蔵し、注
入されたグリスの逆流を防止するので、グリスの注入量
によりロッド77bの伸長量を制御することができる。
グリスニップル79には図示しないチューブが連結され
ており、このチューブの他端が図2に示す伸縮ブーム9
の外部に導かれている。
【0035】また、グリスシリンダ77のシリンダチュ
ーブ77aの奥側の側壁よりも外側には、図8に示すよ
うに、グリスシリンダ77の伸長量が所定以上になるの
を阻止する伸長量規制器81が設けられている。この伸
長量規制器81はシリンダチューブ77aの伸縮シリン
ダ21側の端部からシーブブラケット25側に突出し先
端部が下方へ湾曲して突出する第1係止部83を有した
第1係止手段85と、シーブブラケット25の伸縮シリ
ンダ21側の端部から伸縮シリンダ21側に突出し先端
部が上方に湾曲して突出する第2係止部87を有する第
2係止手段89とを有している。ロッド77bが伸長作
動してグリスシリンダ77の伸長量が所定以上になると
第1係止部83と第2係止部89とが当接するのでロッ
ド77bの伸長作動が規制されてロッド7bのシリンダ
チューブ77aからの脱落を防止して、図2に示す伸縮
ブーム9の急激な縮小作動を未然に防止することができ
る。
【0036】グリスシリンダ77が伸縮シリンダ21と
シーブブラケット25間に挟装され、グリスシリンダ7
7を伸長作動させることで、緩んだ伸ワイヤ73の張力
を増加させることができ、また、簡易な構成で左右両側
に配設された2つの伸シーブ27に掛け回された2本の
伸ワイヤ73の張力調整を同時にしかも容易に調整する
ことがきる。さらに、グリスニップル79にチューブを
連結し、このチューブの他端が伸縮ブーム9の外部に導
かれることで、グリスをグリスシリンダ77に容易に注
入することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の伸縮ブー
ムによれば、第1ブームの内側基端部にシリンダロッド
の先端部が固着され、第2ブームの内側基端部にシリン
ダ本体が固着されて、第3ブーム内に突出入自在な伸縮
シリンダと、この伸縮シリンダにおける伸縮ブームの先
端部側の端部よりも伸縮ブームの先端部側に配設される
基台と、この基台の左右の少なくともいずれか一方の側
壁に設けられる伸シーブと、この伸シーブに掛け回され
る伸ワイヤと、シリンダ本体と基台との間に挟装されシ
リンダ本体に対して基台を伸縮ブームの伸縮方向と同一
方向に移動させる基台移動手段を設けることで、基台移
動手段により基台をシリンダ本体に対して伸縮ブームの
伸縮方向と同一方向に移動させて伸ワイヤの張力を調整
することができる。
【0038】また、本発明の伸縮ブームによれば、伸縮
シリンダのシリンダ本体における左右の少なくともいず
れか一方の側壁に設けられる縮シーブと、基台の左右の
少なくともいずれか一方の側壁に設けられる伸シーブ
と、伸縮シリンダの上方又は下方に配置され、第1ブー
ムの基端部に一端が固着され他端が縮シーブと伸シーブ
間に配置される棒状部材と、一端が棒状部材の先端部に
固着されて縮シーブに掛け回され、他端が第3ブームの
基端部に固着される縮ワイヤと、一端が棒状部材の先端
部に固着されて伸シーブに掛け回され、他端が第3ブー
ムの基端部に固着される伸ワイヤと、シリンダ本体と基
台との間に挟装されシリンダ本体に対して基台を伸縮ブ
ームの伸縮方向と同一方向に移動させる基台移動手段と
を設けることで、基台移動手段により基台をシリンダ本
体に対して伸縮ブームの伸縮方向と同一方向に移動させ
てシリンダ本体の両側に掛け回された伸ワイヤの張力や
縮ワイヤの張力の少なくともいずれかを調整することが
できる。
【0039】更に、基台移動手段は、伸縮シリンダにお
ける伸縮ブームの先端部側の端部に設けられ伸縮ブーム
の左右方向に揺動自在な第1揺動部材と第2揺動部材
と、基台における伸縮シリンダの基端部側の端部に伸縮
ブームの左右方向に揺動自在に設けられ先端部に配設さ
れた第1枢結部を介して第1揺動部材の先端部と枢結さ
れて連動する第3揺動部材と、基台における伸縮シリン
ダの基端部側の端部に伸縮ブームの左右方向に揺動自在
に設けられ先端部に配設された第2枢結部を介して第2
揺動部材の先端部と枢結されて連動する第4揺動部材
と、第1枢結部と第2枢結部との距離を調整する距離調
整手段とを有して構成されるパンタグラフ状のリンクで
ある場合には、距離調整手段の作動により第1枢結部と
第2枢結部との距離を変化させてパンタグラフ状のリン
クを伸縮作動させることができるので、伸ワイヤや縮ワ
イヤの張力の調整や縮シーブ等の位置の調整を容易に行
なうことができる。
【0040】また、第1枢結部に左ねじ又は右ねじを螺
刻した雌ねじを有し、第2枢結部に右ねじ又は左ねじを
螺刻した雌ねじを有し、距離調整手段は第1枢結部に設
けられた雌ねじと第2枢結部に設けられた雌ねじとの間
を螺合する調整軸であり、この調整軸の一方の端部に第
1枢結部に設けられた雌ねじと螺合する左ねじ又は右ね
じを螺刻した第1ねじ部を有し、調整軸の他方の端部に
第2枢結部に螺合する右ねじ又は左ねじを螺刻した第2
ねじ部を有し、調整軸の一方の端部に調整軸を回転させ
る軸回転部を有し、調整軸の他方の端部及び一方の端部
よりも他方の端部側の少なくともいずれかに第1枢結部
及び第2枢結部が調整軸から離脱するのを防止するロッ
クナットを有する場合には、距離調整手段を回転させる
ことで、第1枢結部と第2枢結部との間の距離を容易に
変化させることができ、パンタグラフ状のリンクの高さ
を変化させて伸ワイヤ等の張力を調整や縮シーブ等の位
置の調整をすることができ、軸回転部を介して調整軸を
回転させることで調整軸の回転を容易にすることがで
き、ロックナットを調整軸に設けることで、第1枢結部
及び第2枢結部の調整軸からの離脱を防止して伸縮ブー
ムの突然の縮小作動を未然に防止することができる。
【0041】更に、基台移動手段をグリスシリンダと
し、グリスシリンダのロッド部の先端部を伸縮シリンダ
の伸縮ブームの先端部側の端部又は基台の伸縮ブームの
基部側の端部のいずれか一方に接続し、グリスシリンダ
のボトム部の底部を伸縮シリンダの伸縮ブームの先端部
側の端部又は基台の伸縮ブームの基部側の端部のいずれ
か他方に接続する場合には、グリスシリンダにグリスを
注入することでグリスシリンダが伸長作動して、伸ワイ
ヤ等の張力の調整や縮シーブ等の位置の調整を容易に行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の伸縮ブームを
有した高所作業車の正面図を示す。
【図2】本発明に係る第1の実施の形態の伸縮ブームの
正面図を示す。
【図3】本発明に係る第1の実施の形態の伸縮ブームの
平面図を示す。
【図4】本発明に係る第1の実施の形態の伸縮ブームの
要部を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る第1の実施の形態の伸縮ブームの
要部を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る第1の実施の形態の伸縮ブームに
おける調整軸を示し、同図(a)は調整軸の平面図を示
し、同図(b)は調整軸の正面図を示す。
【図7】本発明に係る第2の実施の形態の伸縮ブームの
要部を示す斜視図である。
【図8】本発明に係る第2の実施の形態の伸縮ブームの
要部を示す斜視図である。
【図9】従来技術の伸縮ブームの平面図を示す。
【符号の説明】
9 伸縮ブーム 9a 基端ブーム(第1ブーム) 9b 中間ブーム(第2ブーム) 9c 先端ブーム(第3ブーム) 21 伸縮シリンダ 21a シリンダチューブ(シリンダ本体) 21b シリンダロッド 24 縮シーブ 25 シーブブラケット(基台) 27 伸シーブ 29 ワイヤ張力調整器(基台移動手段) 33 第1揺動部材 35 第2揺動部材 37 第3揺動部材 39 第4揺動部材 41 第1枢結部 43 第2枢結部 49,51 雌ねじ 52 リンク 53 調整軸(距離調整手段) 55a 左ねじ部(第1ねじ部) 55b 右ねじ部(第2ねじ部) 57 頭部(軸回転部) 61 ロックナット 65 ガイドパイプ(棒状部材) 71 縮ワイヤ 73 伸ワイヤ 77 グリスシリンダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ブームとこの第1ブーム内に伸縮動
    自在に挿入された第2ブームとこの第2ブーム内に伸縮
    動自在に挿入された第3ブームとを入れ子式に構成した
    伸縮ブームであって、 前記第1ブームの内側基端部にシリンダロッドの先端部
    が固着され、前記第2ブームの内側基端部にシリンダ本
    体が固着されて、前記第3ブーム内に突出入自在な伸縮
    シリンダと、 前記伸縮シリンダにおける前記伸縮ブームの先端部側の
    端部よりも前記伸縮ブームの先端部側に配設される基台
    と、 前記基台の左右の少なくともいずれか一方の側壁に設け
    られる伸シーブと、 前記伸シーブに掛け回される伸ワイヤと、 前記シリンダ本体と前記基台との間に挟装され前記シリ
    ンダ本体に対して前記基台を前記伸縮ブームの伸縮方向
    と同一方向に移動させる基台移動手段とを有することを
    特徴とする伸縮ブーム。
  2. 【請求項2】 第1ブームとこの第1ブーム内に伸縮動
    自在に挿入された第2ブームとこの第2ブーム内に伸縮
    動自在に挿入された第3ブームとを入れ子式に構成した
    伸縮ブームであって、 前記第1ブームの内側基端部にシリンダロッドの先端部
    が固着され、前記第2ブームの内側基端部にシリンダ本
    体が固着されて、前記第3ブーム内に突出入自在な伸縮
    シリンダと、 前記伸縮シリンダにおける前記伸縮ブームの先端部側の
    端部よりも前記伸縮ブームの先端部側に配設される基台
    と、 前記伸縮シリンダの前記シリンダ本体における左右の少
    なくともいずれか一方の側壁に設けられる縮シーブと、 前記基台の左右の少なくともいずれか一方の側壁に設け
    られる伸シーブと、 前記伸縮シリンダの上方又は下方に配置され、前記第1
    ブームの基端部に一端が固着され他端が前記縮シーブと
    前記伸シーブ間に配置される棒状部材と、 一端が前記棒状部材の先端部に固着されて前記縮シーブ
    に掛け回され、他端が前記第3ブームの基端部に固着さ
    れる縮ワイヤと、 一端が前記棒状部材の先端部に固着されて前記伸シーブ
    に掛け回され、他端が前記第3ブームの基端部に固着さ
    れる伸ワイヤと、 前記シリンダ本体と前記基台との間に挟装され前記シリ
    ンダ本体に対して前記基台を前記伸縮ブームの伸縮方向
    と同一方向に移動させる基台移動手段とを有することを
    特徴とする伸縮ブーム。
  3. 【請求項3】 前記基台移動手段により前記基台を前記
    シリンダ本体に対して前記伸縮ブームの伸縮方向と同一
    方向に移動させると、前記伸シーブに掛け回された前記
    伸ワイヤ及び前記縮シーブに掛け回された前記縮ワイヤ
    の少なくともいずれかの張力が調整されることを特徴と
    する請求項2記載の伸縮ブーム。
  4. 【請求項4】 前記基台移動手段は、前記伸縮シリンダ
    における前記伸縮ブームの先端部側の端部に設けられて
    前記伸縮ブームの左右方向に揺動自在な第1揺動部材及
    び第2揺動部材と、前記基台における前記伸縮シリンダ
    の基端部側の端部に前記伸縮ブームの左右方向に揺動自
    在に設けられ先端部に配設された第1枢結部を介して前
    記第1揺動部材の先端部と枢結されて連動する第3揺動
    部材と、前記基台における前記伸縮シリンダの基端部側
    の端部に前記伸縮ブームの左右方向に揺動自在に設けら
    れ先端部に配設された第2枢結部を介して前記第2揺動
    部材の先端部と枢結されて連動する第4揺動部材と、前
    記第1枢結部と前記第2枢結部との距離を調整する距離
    調整手段とを有して構成されるパンタグラフ状のリンク
    であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記
    載の伸縮ブーム。
  5. 【請求項5】 前記第1枢結部に左ねじ又は右ねじを螺
    刻した雌ねじを有し、前記第2枢結部に右ねじ又は左ね
    じを螺刻した雌ねじを有し、前記距離調整手段は前記第
    1枢結部に設けられた前記雌ねじと前記第2枢結部に設
    けられた前記雌ねじとの間を螺合する調整軸であり、前
    記調整軸の一方の端部に前記第1枢結部に設けられた前
    記雌ねじと螺合する左ねじ又は右ねじを螺刻した第1ね
    じ部を有し、前記調整軸の他方の端部に前記第2枢結部
    に設けられた前記雌ねじと螺合する右ねじ又は左ねじを
    螺刻した第2ねじ部を有し、前記調整軸の一方の端部に
    前記調整軸を回転させる軸回転部を有し、前記調整軸の
    他方の端部及び一方の端部よりも他方の端部側の少なく
    ともいずれかに前記第1枢結部及び前記第2枢結部が前
    記調整軸から離脱するのを防止するロックナットを有す
    ることを特徴とする請求項4記載の伸縮ブーム。
  6. 【請求項6】 前記基台移動手段はグリスシリンダであ
    り、前記グリスシリンダのロッド部の先端部が前記伸縮
    シリンダの前記伸縮ブームの先端部側の端部又は前記基
    台の前記伸縮ブームの基部側の端部のいずれか一方に接
    続され、前記グリスシリンダのボトム部の底部が前記伸
    縮シリンダの前記伸縮ブームの先端部側の端部又は前記
    基台の前記伸縮ブームの基部側の端部のいずれか他方に
    接続されることを特徴とする請求項1から3のいずれか
    に記載の伸縮ブーム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114105023A (zh) * 2021-10-11 2022-03-01 衢州学院 一种建筑物料搬运用移动升降货车

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