JPH10120385A - 屈伸ブームの作動規制装置 - Google Patents

屈伸ブームの作動規制装置

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JPH10120385A
JPH10120385A JP20027697A JP20027697A JPH10120385A JP H10120385 A JPH10120385 A JP H10120385A JP 20027697 A JP20027697 A JP 20027697A JP 20027697 A JP20027697 A JP 20027697A JP H10120385 A JPH10120385 A JP H10120385A
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JP
Japan
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leveling
boom
bending
upper boom
wire
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JP20027697A
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Takashi Kimura
隆 木村
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Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屈伸ブームにおけるアッパブームの屈伸角の
作動制御を安価な構成で行うことができる屈伸ブームの
作動規制装置を得る。 【解決手段】 レベリングワイヤ31,32は、一端が
旋回台3に繋がれるとともに他端が作業台支持部材16
に取り付けられたバルブ作動装置23に繋がれて配設さ
れている。レベリングワイヤ31もしくは32には規制
バルブ操作部材50が取り付けられ、アッパブーム12
には規制バルブ64,65が取り付けられている。そし
て、基台3に対してアッパブーム12が所定角度以上伸
長し、規制バルブ操作部材50におけるドッグ62が規
制バルブ64,65に対して所定移動量以上相対移動し
たときには、規制バルブ64,65が作動して、アッパ
ブーム12の旋回台3に対する屈伸角度が大きくなる方
向の作動を行わせる起伏シリンダ13および屈伸シリン
ダ14への作動油の給排を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所作業車等の高
所作業装置に配設される屈伸ブームに関し、さらには、
この屈伸ブームの起伏および屈伸作動の規制を行う作動
規制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】屈伸ブームは、ロアブームとアッパブー
ムとから構成されており、ロアブームは車体に対して起
伏自在に配設され、アッパブームはロアブームに対して
屈伸自在に配設されている。そして、アッパブームの先
端部に作業者が搭乗可能な作業台を設け、各ブームの起
伏作動や屈伸作動を行うことにより作業台に搭乗した作
業者を所望の高所に移動させる。なお、この作業台は、
レベリング手段によってロアブームの起伏角度およびア
ッパブームの屈伸角度の如何に拘らず常時水平に維持さ
れる。
【0003】このように構成された高所作業車において
は、屈伸ブームの作動時に車体が不安定になることを防
止するため、車体に対するアッパブームの屈伸角度が所
定角度以上(例えば75°以上)とならないように、屈
伸ブームの起伏および屈伸作動の規制を行う作動規制装
置を設けている。作動規制装置は車体に配設されてお
り、同じく車体に配設された規制バルブを作動させるこ
とにより、各ブームの起伏および屈伸作動を行わせるシ
リンダの作動制御を行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような作動規制装
置による作動規制を行う場合、屈伸ブームにポテンショ
メータ等の電気式角度計やリミットスイッチを設置して
アッパブームの屈伸角度の検出を行い、その検出結果を
規制バルブに送信するように構成していたが、作動規制
装置が複雑化して高価になるという問題があった。
【0005】また、このような高所作業車においては、
作業台に搭乗した作業者の感電を防止するため、車体と
屈伸ブームとを電気的に絶縁するように構成したものが
あるが、車体と屈伸ブームとの絶縁を確保したまま検出
結果を送信するには、光通信等によって送信する必要が
あり、作動規制装置がより高価になるという問題があっ
た。
【0006】さらに、上記の高所作業車においては、作
業台内の清掃や水抜きを行うために作業台を垂直に傾け
る(チルトさせる)必要を生じる場合があるが、レベリ
ング手段によって作業台は常時水平に維持されている。
従って、図12(A)に示すように、作業台支持部材1
16を介してアッパブーム112の先端部に設けられた
作業台117を、地面Gに近づけた状態から90°回動
させるためには、(B)に示すように、作業台支持部材
116を2分割に構成してリンク機構を設ける等の構成
としなければならない。
【0007】このため、作業台117の重量の増加に繋
がり、屈伸ブームの作動時に車体が不安定になりやすく
なることから、作動規制装置による屈伸ブームの作動規
制範囲が広くなる(作業範囲が狭くなる)という問題も
生じる。
【0008】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、屈伸ブームにおけるアッパブームの屈伸角
の作動制御を簡単な構成で安価に行うことができるとと
もに、作業範囲を広く取ることができる屈伸ブームの作
動規制装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の屈伸ブームの作動規制装置は、ロアブー
ムを基台に対して起伏自在に配設しているとともに、ア
ッパブームをロアブームに対して同一垂直面内で屈伸自
在に配設し、さらに、アッパブームの先端部には作業台
を配設して屈伸ブームを構成している。この屈伸ブーム
には、レベリング手段が設けられており、ロアブームの
起伏角度およびアッパブームの屈伸角度の如何に拘らず
作業台を所定角度に維持させるようになっている。
【0010】そして、このレベリング手段には、作業台
を垂直面内方向に揺動させて作業台を所定角度で維持す
るレベリングワイヤを有している。このレベリングワイ
ヤは、一端が基台に繋がれてアッパブームとロアブーム
とを繋ぐ関節部を通り、他端が作業台に繋がれて配設さ
れている。そして、ロアブームの起伏作動およびアッパ
ブームの屈伸作動に応じ、アッパブームに対して他端が
相対移動することにより作業台を垂直面内方向に揺動さ
せて作業台を所定角度で維持するようになっている。
【0011】レベリングワイヤのアッパブームに沿った
位置には、規制バルブ操作部材が取り付けられ、さら
に、アッパブームには規制バルブ操作部材により作動さ
れる規制バルブが取り付けられている。そして、規制バ
ルブ操作部材がレベリングワイヤとともに規制バルブに
対して所定移動量以上相対移動したときには、規制バル
ブ操作部材によって規制バルブを作動させ、アッパブー
ムの基台に対する屈伸角度が大きくなる方向の作動を行
わせる起伏アクチュエータおよび屈伸アクチュエータへ
の作動油の給排を規制する。
【0012】このように構成された屈伸ブームの作動規
制装置によれば、ロアブームの起伏作動およびアッパブ
ームの屈伸作動がなされたときは、レベリングワイヤの
相対移動によって作業台は基台に対して常時所定角度を
維持する。すなわち、アッパブームに対する作業台の角
度を検出できれば、基台に対するアッパブームの屈伸角
度を知ることができる。ここで、アッパブームに対する
作業台の角度は、アッパブームにおけるレベリングワイ
ヤの相対移動量に比例する。このため、この相対移動量
が所定移動量以上であるときにアッパブームの基台に対
する屈伸角度が大きくなる方向の作動を規制すれば、ア
ッパブームは基台に対して所定の屈伸角度以上になるこ
とがない。
【0013】そして、上記の屈伸ブームの作動規制装置
においては、レベリングワイヤの相対移動によって動く
規制バルブ操作部材によって直接規制バルブを作動させ
て各アクチュエータへの作動油の給排制御を行うことと
し、且つ、この規制バルブをアッパブームに取り付けて
いるため、屈伸ブーム内において作動規制装置を構成す
ることができる。
【0014】なお、レベリング手段は、一端がアッパブ
ームに繋がれるとともに他端が作業台に繋がれたレベリ
ングシリンダと、レベリングワイヤの相対移動量に応じ
てレベリングシリンダの伸縮作動制御を行うレベリング
バルブとを有した構成とすることが好ましい。
【0015】このような構成とすることにより、レベリ
ングワイヤは、レベリングバルブの作動制御を行うだけ
で、作業台の揺動作動はレベリングシリンダの推力によ
ってなされるため、レベリングワイヤに作用する力は小
さくてすみ、レベリングワイヤの構成を簡単にすること
ができる。
【0016】また、レベリングワイヤの相対移動量に応
じてレベリングシリンダの伸縮作動制御を行うレベリン
グバルブとを有した構成とした場合には、さらに、レベ
リングワイヤとレベリングバルブとを連結部材によって
係脱自在な構成とし、レベリングワイヤとレベリングバ
ルブとの連結を解除した状態で、操作部材によってレベ
リングバルブを操作することができるように構成するこ
とが好ましい。
【0017】これにより、レベリングワイヤとレベリン
グバルブとの連結を解除した後に操作部材を操作してレ
ベリングシリンダの伸縮作動を行えば、アッパブームに
対して作業台を任意の角度で揺動させることができるよ
うに構成することができ、このような構成としても作業
台の重量を増加させることがないため、作動規制される
範囲を狭くすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しながら説明する。まず、本発明
に係る屈伸ブームの作動規制装置を備えた高所作業車に
ついて、図2を参照しながら説明する。この高所作業車
1は、車体2の上に旋回自在に旋回台(基台)3を有
し、この旋回台3には屈伸ブーム10が取り付けられて
いる。屈伸ブーム10は、ロアブーム11とアッパブー
ム12とから構成されている。
【0019】ロアブーム11は、起伏シリンダ13によ
り車体2に対して起伏自在に構成され、アッパブーム1
2は屈伸シリンダ14によりロアブーム11に対して屈
伸自在に構成されている。なお、屈伸シリンダ14は、
ロアブーム11の左右にそれぞれ一本づつ配設されてい
る。
【0020】ロアブーム11の先端には屈折ピン15を
介して屈伸自在にアッパブーム12が取り付けられてい
る。アッパブーム12は、先端に作業台支持部材16が
取り付けられており、この作業台支持部材16には作業
台17が取り付けられている。作業台17は、作業者が
搭乗可能に形成されており、レベリング手段20によ
り、屈伸ブーム10の作動の如何に拘らず常時水平(所
定角度)に保持される。
【0021】高所作業を行う時には、作業台17に搭乗
した作業者が操作装置の操作を行い、旋回台3の旋回制
御、ロアブーム11の起伏制御、アッパブーム12の屈
伸制御を行って屈伸ブーム10を作動させ、作業台17
を高所における任意の作業位置に移動させる。
【0022】このときのロアブーム11とアッパブーム
12の作動制御は各油圧シリンダ13,14の作動を制
御することによりなされる。各油圧シリンダ13,14
は、車体2に備えられた油圧ポンプ(図示せず)から供
給される作動油を、作動制御バルブによって給排制御す
ることにより作動が制御されるようになっている。この
作動制御バルブの作動制御は操作装置の操作に基づいて
なされる。
【0023】次に、図1および図3を加えて作業台17
を常時水平に維持するためのレベリング手段20につい
て説明する。レベリング手段20は、レベリングシリン
ダ21と、このレベリングシリンダ21に取り付けられ
たリンク装置22と、バルブ作動装置23と、レベリン
グ制御バルブ24とを有して構成されている。レベリン
グシリンダ21は、ボトム側端部がアッパブーム12に
揺動自在に枢支され、ロッド側端部にはリンク装置22
が取り付けられている。
【0024】リンク装置22は、レベリングシリンダ2
1のロッド側端部に基端部が揺動自在に枢支された第一
および第二アーム22a,22bからなる。第一アーム
22aの先端部は作業台支持部材16に揺動自在に枢支
され、第二アーム22bの先端部はアッパブーム12の
先端部12aに揺動自在に枢支されている。
【0025】作業台支持部材16は、アッパブーム12
の軸方向と直角方向に伸びる枢支軸18によってアッパ
ブーム12の先端部12aに対して揺動自在に枢支され
ているため、作業台17は、ロアブーム11の起伏方向
と同一の垂直面内方向の揺動が自在となる。これによ
り、レベリングシリンダ21の伸縮作動を行えば、アッ
パブーム12に対して作業台支持部材16が揺動作動を
行うこととなる。
【0026】従って、地面に対するアッパブーム12の
起伏角度の変化に対応してレベリングシリンダ21を伸
縮作動させれば、ロアブーム11およびアッパブーム1
2の起伏角度の如何に拘らず作業台17を常時水平に維
持することができる。
【0027】ここで、レベリングシリンダ21の伸縮作
動制御について説明する。レベリングシリンダ21の作
動制御は、作業台支持部材16に取り付けられているレ
ベリング制御バルブ24の作動によってなされる。レベ
リング制御バルブ24は、アッパブーム12の先端部1
2aに設けられているバルブ作動装置23を介して作動
する。
【0028】バルブ作動装置23は、枢支軸18の回り
を回動自在に取り付けられた作動装置取付部材19に、
詳細を後述する第7シーブ47とともに取り付けられて
いるため、アッパブーム12に対して回動自在となって
いる。バルブ作動装置23には、作業台17の方に伸び
るアクチュエータ23aが形成され、このアクチュエー
タ23aには、レベリング制御バルブ24のスプールが
繋がれている。このため、アッパブーム12に対してバ
ルブ作動装置23を回動させることにより、レベリング
制御バルブ24を作動させることができ、レベリングシ
リンダ21の伸縮作動を行うことができる。
【0029】ここで、レベリング制御バルブ24を作動
させるべくなされるバルブ作動装置23の回動作動につ
いて説明する。バルブ作動装置23には、各ブーム内を
伸びるレベリングワイヤ30の一端が取り付けられてい
る。レベリングワイヤ30は、引張側レベリングワイヤ
31と、支え側レベリングワイヤ32とから構成され、
各々のワイヤ31,32の一端は、旋回台3に設けられ
たワイヤ支持部材3aに取り付けられている。
【0030】屈伸ブーム10内には、第1シーブ41か
ら第7シーブ47までの7組のシーブが設けられてお
り、各シーブ41等は、引張側レベリングワイヤ31が
掛け回される引張側シーブ41a等と、支え側レベリン
グワイヤ32が掛け回される支え側シーブ41bとの2
個のシーブから構成されている。
【0031】まず、引張側レベリングワイヤ31の各シ
ーブ41a等への掛け回し方について説明する。なお、
以下に説明する各ワイヤの巻き付け方向や各ワイヤが伸
びる方向は、図3に示すように見た場合である。基端部
がワイヤ支持部材3aに取り付けられた引張側レベリン
グワイヤ31は、引張側第1シーブ41aに左巻にほぼ
一周巻き付けられた後に左斜め上方に伸びて引張側第2
シーブ42aに掛けられる。
【0032】引張側第2シーブ42aに掛けられた引張
側レベリングワイヤ31は、ロアブーム11内を左方に
伸びて引張側第3シーブ43aの下側に掛けられ、その
後、左斜め上方に伸びて引張側第4シーブ44aに左巻
にほぼ一周掛け回される。引張側第4シーブ44aに掛
け回された引張側レベリングワイヤ31は、右斜め上方
に伸びて引張側第5シーブ45aに掛けられた後、アッ
パブーム12内を右方に伸びる。そして、引張側第6シ
ーブ46aに掛けられた後、右斜め下方に伸びて下側か
ら左回りに引張側第7シーブ47aに掛け回される。
【0033】引張側レベリングワイヤ31の先端部には
ストッパがカシメられており、引張側第7シーブ47a
に掛け回した後に、この引張側第7シーブ47aに形成
された係止部にストッパを係止させることにより、引張
側レベリングワイヤ31の先端側が固定される。
【0034】次に、支え側レベリングワイヤ32の各シ
ーブ41b等への掛け回し方について説明する。支え側
レベリングワイヤ32の基端部は、引張側レベリングワ
イヤ31と同じくワイヤ支持部材3aに取り付けられて
いる。そして、支え側第1シーブ41bに右巻にほぼ一
周巻き付けられた後に左斜め上方に伸びて支え側第2シ
ーブ42bに掛けられる。
【0035】支え側第2シーブ42bに掛けられた支え
側レベリングワイヤ32は、ロアブーム11内を左方に
伸びて支え側第3シーブ43bの上側に掛けられ、その
後、支え側第4シーブ44bに右巻にほぼ一周半掛け回
される。支え側第4シーブ44bに掛け回された支え側
レベリングワイヤ32は、右斜め上方に伸びて支え側第
5シーブ45bに掛けられた後、アッパブーム12内を
右方に伸びる。そして、支え側第6シーブ46bに掛け
られた後、上側から右回りに支え側第7シーブ47bに
掛け回される。
【0036】支え側レベリングワイヤ32の先端部にも
ストッパがカシメられており、支え側第7シーブ47b
に形成された係止部にストッパを係止させることによ
り、支え側レベリングワイヤ32の先端側が固定され
る。
【0037】このように構成された屈伸ブーム10にお
いては、屈伸シリンダ14の伸長作動を行うことによっ
てロアブーム11に対してアッパブーム12の屈伸作動
を行うと、引張側第4シーブ44aにおける引張側レベ
リングワイヤ31の巻き付け量が多くなるため、引張側
レベリングワイヤ31はアッパブーム12内において矢
印Lで示すように左方に引っ張られる。また、支え側レ
ベリングワイヤ32は、支え側第4シーブ44bにおけ
る巻き付け量が少なくなるため、矢印Rで示すように右
方に引っ張られる。
【0038】これにより、バルブ作動装置23は下側か
ら引っ張られるため右回りに回転し、アクチュエータ2
3aが下方に揺動することによって、レベリング制御バ
ルブ24の縮小作動制御を行わせる。このレベリング制
御バルブ24の縮小作動制御によって、レベリングシリ
ンダ21が縮小作動を行うため、アッパブーム12が起
仰しても作業台支持部材16を常時水平に維持すること
ができる。
【0039】また、起伏シリンダ13の伸長作動を行っ
てロアブーム11の起仰作動を行うと、引張側第1シー
ブ41aにおける引張側レベリングワイヤ31の巻き付
け量が少なくなるとともに、支え側第1シーブ41bに
おける支え側レベリングワイヤ32の巻き付け量が多く
なる。このため、上記とは逆にバルブ作動装置23は左
回りに回転して、アクチュエータ23aが上方に揺動
し、レベリング制御バルブ24の伸長作動制御を行わせ
る。
【0040】なお、屈伸ブーム10においては、各レベ
リングワイヤ31,32を一本のワイヤによって構成せ
ずに、各ブーム11,12においてまっすぐに左右方向
に伸びる部分(シーブに掛け回されない部分)を、FR
P製のロッド33,34によって形成し、各レベリング
ワイヤ31,32とロッド33,34とは、連結部材3
5,36によって繋がれている。このような構成とする
ことにより、各レベリングワイヤ31,32を金属によ
って形成した場合でも、ワイヤの基端部と先端部とを絶
縁することができる。また、長年の使用によりワイヤが
伸びた場合でもその影響を少なくすることができる。
【0041】ここで、各レベリングワイヤ31,32に
おける連結部材35,36側には、ターンバックル37
が設けられ、各レベリングワイヤ31,32の張力調節
が可能に構成されている。なお、図1および図3におい
ては、便宜上、アッパブーム12内において支え側ロッ
ド34と支え側レベリングワイヤ32とを繋ぐ部分に設
けられたターンバックル37のみを表している。
【0042】このように構成された屈伸ブーム10によ
れば、各ブーム11,12の起伏角度および屈伸角度の
如何に拘らず、作業台支持部材16を常時一定の角度に
維持することができるため、作業台17を常時水平に維
持することができる。従って、各シリンダ13,14の
伸縮作動を行うことにより、水平に維持したまま作業台
17を所望の高所に移動させることができる。
【0043】しかしながら、前記のように、地面Gに対
するアッパブーム12の起仰角度が大きくなると車体2
が不安定になるおそれがあるため、高所作業車1におい
ては、地面Gおよび旋回台3が水平であるとした場合の
地面Gに対するアッパブーム12の起仰角度が75°
(所定角度)となったときに、アッパブーム12の屈伸
角度が大きくなる方向の各シリンダ13,14の作動を
規制するようにしている。
【0044】以下、各シリンダ13,14の作動規制に
ついて説明する。図1に示すように各ブーム11,12
がほぼ水平に並んだ格納状態から、両シリンダ13,1
4もしくは、屈伸シリンダ14のみの伸長作動を行う
と、地面Gに対してアッパブーム12が起仰する。アッ
パブーム12が起仰することによる、引張側レベリング
ワイヤ31の左方への引張量および支え側レベリングワ
イヤ32の右方へのアッパブーム12に対する相対移動
量は、ロアブーム11の起伏角度の如何に拘らず、アッ
パブーム12に対する作業台17の角度θによって定ま
る。
【0045】作業台17は常時水平状態が維持されてい
るため、作業台17に対するアッパブーム12の角度θ
は、地面Gに対するアッパブーム12の角度と一致す
る。従って、θ=75°となったときの、引張側レベリ
ングワイヤ31の左方への相対移動量もしくは支え側レ
ベリングワイヤ32の右方への相対移動量を予め測って
おき、いずれかのレベリングワイヤ31,32の移動量
がθ=75°となったときの相対移動量に達したとき
に、規制バルブ操作部材50によって規制バルブ64,
65を作動させて両シリンダ13,14の作動を規制す
れば、アッパブーム12の地面Gに対する起仰角度が7
5°を超えることはない。
【0046】ここで、図4から図7を加えて、規制バル
ブ操作部材50について説明する。規制バルブ操作部材
50は、ターンバックル37の外周に形成されたネジ山
37aに螺合可能な雌ネジ51a,52aが中心部を貫
通して形成された前および後固定用ナット51,52
と、取付板53と、この取付板53が固着された取付板
保持部材54と、ロッドガイド板55と、このロッドガ
イド板55と取付板保持部材54とを相対回転自在に枢
支する枢支ピン56とを有している。
【0047】ロッドガイド板55には上下に伸びる長穴
55aが形成され、この長穴55aにはロッド57が挿
入される。なお、このロッド57の先端部には、長穴5
5aに対する抜け止めのワッシャ58が取り付けられて
いる。ロッド57の基端部にはボス59が固着され、こ
のボス59は、アッパブーム12の内側面に設けられた
ボス支持部材12bに水平方向の揺動が自在に枢支され
ている。
【0048】さらに、ボス59においてロッド57が固
着された側と反対側には、アーム61が水平方向外方に
伸びて固着されている。アーム61の先端部には、ドッ
グ(カムプレート)62が取り付けられ、このドッグ6
2の下面には、凸部62aと凹部62bとが形成されて
おり、アクチュエータ63の上端部に配設されたローラ
63aが当接している。アクチュエータ63は、常時上
方に伸びる方向の付勢力を有して上下方向に伸縮自在に
構成され、この上下作動によって規制用バルブ64,6
5の切換作動を行うようになっている。
【0049】前および後固定用ナット51,52は断面
形状が凸状に形成されており、太い部分は取付板53に
形成された貫通孔53aの内径よりも大きい外径で形成
され、細い部分51b,52bは貫通孔53aの内径よ
りも小さい外径で形成されている。このように形成され
た固定用ナット51,52は、取付板53の貫通孔53
a内に挿入された状態にあるターンバックル37の両側
からそれぞれねじ込まれる。そして、細い部分51b,
52bが貫通孔53a内に位置するとともに、細い部分
51b,52bの端面同士が当接した状態でしっかりと
締め付けることにより、ターンバックル37に対して
(すなわち、支え側レベリングワイヤ32の軸回りに)
取付板が回転自在に保持される。
【0050】このように構成された規制バルブ操作部材
50によれば、各ブーム11,12の起仰作動を行うこ
とにより、支え側レベリングワイヤ32に繋がるターン
バックル37が図3において矢印Rで示す方向(先端方
向)に移動すると、ロッドガイド板55も先端方向に移
動するため、鎖線で示すように、ボス59を中心として
右回りに回動する。これにより、ドッグ62は右回りに
回動することとなり、アクチュエータ63に対しては、
水平状態を維持したまま左方に移動することとなる。
【0051】なお、上記のようにターンバックル37が
移動した状態においては、取付板保持部材54に対して
ロッドガイド板55が水平旋回自在であるため、図7に
も鎖線で示すように、ボス59の揺動中心に向かって旋
回する。これにより、ターンバックル37の移動に伴う
ロッド57の揺動、すなわち、ドッグ62の前後方向へ
の移動を容易に行うことができる。また、ロッド57等
からなるリンクは、ボス59によってアッパブーム12
に固定されているため、支え側レベリングワイヤ32に
振動が生じても、ドッグ62は常に水平に旋回する。
【0052】そして、アッパブーム12が地面に対して
水平から75°までの範囲にあるときは、ローラ63a
が凸部62aに位置してアクチュエータ62が押し下げ
られた状態となっており、起仰角度が75°を超えたと
きにはローラ63aが凹部62bに位置してアクチュエ
ータ63が押し上げられた状態となる。このようなアク
チュエータ63の上下作動により、規制用バルブ64,
65が切換作動を行う。
【0053】ここで、図8を加えて、上記の規制用バル
ブ64,65の作動を含めた、各油圧シリンダ13,1
4の作動制御を行う油圧回路について説明する。この油
圧回路は、起伏シリンダ13のボトム側油室13aに繋
がる第1油圧ラインL1と、起伏シリンダ13のロッド
側油室13bに繋がる第2油圧ラインL2と、これら油
圧ラインL1,L2を油圧ポンプP又はオイルタンクT
に選択的に接続させる切換バルブ66と、第2油圧ライ
ンL2に配設された起伏作動規制用バルブ64を有して
いる。
【0054】さらに、それぞれの屈伸シリンダ14,1
4のボトム側油室14aに繋がる第3油圧ラインL3
と、屈伸シリンダ14のロッド側油室14bに繋がる第
4油圧ラインL4と、これら油圧ラインL3,L4を油
圧ポンプP又はオイルタンクTに選択的に接続させる切
換バルブ67と、第3油圧ラインL3に配設された屈伸
作動規制用バルブ65を有して構成されている。
【0055】この油圧回路では、切換バルブ66を中立
位置から切換えて第1油圧ラインL1を油圧ポンプPに
接続するとともに第2油圧ラインL2をオイルタンクT
に接続すると、起伏シリンダ13は伸長作動し、ロアブ
ーム11を起仰させる。逆に、第1油圧ラインL1をオ
イルタンクTに接続するとともに第2油圧ラインL2を
油圧ポンプPに接続すると、起伏シリンダ13は縮小作
動し、ロアブーム11を倒伏させる。
【0056】また、切換バルブ67を中立位置から切換
えて第3油圧ラインL3を油圧ポンプPに接続するとと
もに第4油圧ラインL4をオイルタンクTに接続する
と、屈伸シリンダ14は伸長作動し、アッパブーム12
をロアブーム11に対して起仰させる。逆に、第3油圧
ラインL3をオイルタンクTに接続するとともに第4油
圧ラインL4を油圧ポンプPに接続すると、屈伸シリン
ダ14は縮小作動し、アッパブーム12を倒伏させる。
【0057】ここで、ドッグ62によってアクチュエー
タ63が押し下げられている状態においては、各規制用
バルブ64,65は右動(図8に示す状態と反対の位
置)しており、切換バルブ66,67の作動に応じて、
各シリンダ13,14の伸縮作動を行わせる。そして、
アッパブーム12の起仰角度が75°を超えてアクチュ
エータ63による押し下げが開放された状態において
は、各規制用バルブ63は左動して、起伏シリンダ13
のロッド側油室13bおよび屈伸シリンダ14のボトム
側油室14aへの作動油の供給を遮断する。なお、この
遮断は逆止弁によってなされるため、ロッド側油室13
bおよびボトム側油室14aからの作動油の排出は許容
される。
【0058】これにより、ロアブーム11の倒伏作動お
よびアッパブーム12の起仰作動が規制されるため、そ
れ以上地面Gに対するアッパブーム12の屈伸角度が大
きくなる方向の作動がなされることがなく、逆にアッパ
ブーム12の屈伸角度が小さくなる方向の作動のみが許
容される。
【0059】このように構成された高所作業車1におい
ては、旋回台3と屈伸ブーム10との間や、作業台17
と屈伸ブーム10との間を絶縁するように構成した場合
でも、レベリングワイヤ31,32によって絶縁性が低
下することはない。また、各シリンダ13,14の作動
規制を行わせる規制バルブ64,65も、送油ホースに
よって繋がれるため、絶縁性が低下することがない。従
って、簡単な構成でも作業台17等の地面Gに対する絶
縁性を確保することができる。
【0060】なお、高所作業車1においては、レベリン
グワイヤ31,32における絶縁性を確保するために、
各ワイヤの途中にFRP製のロッド33,34を設ける
こととしているが、レベリングワイヤ31,32自体に
絶縁性がある材料を用いれば、ロッドは必ずしもFRP
である必要はない。
【0061】また、上記の屈伸ブーム10においては、
アッパブーム12が図1に示すようなアッパブーム12
がほぼ水平な状態である格納状態からの仰角が所定角度
以上になったときの規制を行う場合について説明した
が、俯角が所定角度以上になったときの規制も行うよう
に構成してもよい。このような構成とする場合には、ボ
ス59を中心としてロッド57が左旋回したときに、ド
ッグ62によって規制用バルブの作動を行わせるように
すればよい。
【0062】さらに、規制バルブ操作部材50は、支え
側レベリングワイヤ32の移動量を検出せずに、引張側
レベリングワイヤ31の移動量を検出することによって
作動させるように構成してもよい。さらに、必ずしもロ
ッド57等を用いたリンクとして構成する必要はなく、
いずれかのレベリングワイヤ31,32に直接ドッグを
取り付けて規制用バルブを作動させるようにしてもよ
い。
【0063】また、屈伸ブーム10においては、起伏お
よび屈伸作動に伴う引張側および支え側レベリングワイ
ヤ31,32の移動によって、レベリングシリンダ21
の伸縮作動を行わせるレベリング手段20を設けている
が、レベリング機構はこのような構成に限られるもので
はない。例えば、レベリングシリンダ21やレベリング
制御バルブ24等を用いることなく(油圧制御ではな
く)、レベリングワイヤの相対移動によって作業台17
を直接揺動させるように構成してもよい。
【0064】次に図9から図11を加えて、上記の高所
作業車1において作業台17をチルトさせることができ
るように構成した場合について説明する。この高所作業
車1は、バルブ作動装置23のアクチュエータ23aと
レベリング制御バルブ24のスプール24aとが係止ピ
ン(連結部材)26によって係脱自在に連結されるとと
もに、スプール24aにレバー(操作部材)25が固着
されている点を除き、前記の高所作業車1と同一の構成
である。このため、同一構成部分については同一の符号
を付してここでの詳細な説明は省略する。
【0065】従って、係止ピン26を取り外すことによ
りアクチュエータ23aとスプール24aとの連結を解
除すれば、レバー25をスプール24aの移動方向と同
一方向(図9(B)においては上下方向)に移動させる
ことにより、スプール24aを移動させることができ
る。すなわち、レバー25を操作することにより直接レ
ベリング制御バルブ24を作動させて、レベリングシリ
ンダ21の伸縮作動を行うことができる。
【0066】このように構成された高所作業車1におい
ては、図11(A)に示すようにアッパブーム12の先
端部12aが下方に位置するように屈伸ブーム10を作
動させ、作業台17を地面Gの近傍に位置させる。この
状態では図10(A)にも示すように、レベリング手段
20によって作業台17は地面Gに対して水平に保持さ
れる。
【0067】そして、地面Gにいる作業者(図示せず)
が、係止ピン26を取り外した後にレバー25を下方に
操作することにより、図10(B)および図11(B)
に示すように作業台17を揺動させることができるた
め、いわゆる作業台17のチルトを行うことができる。
【0068】これにより、地上Gにいる作業者はレバー
25の操作を行うだけで作業台17のチルトを行い、作
業台17内の水抜きや清掃を行うことができるため、作
業者の労力の軽減を図ることができる。また、作業台支
持部材16に直接作業台17を取り付けることができる
ため、作業台17の構成を簡素化することができる。ま
た、アッパブーム12の先端部(作業台17)の重量の
軽減を図ることができるため、屈伸ブーム10の作動時
における転倒モーメントの増加を抑えることができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の屈伸ブー
ムの作動規制装置は、基台に対するアッパブームの屈伸
角に比例してアッパブームに取り付けられた規制バルブ
に対して相対移動する規制バルブ操作手段を有してお
り、この規制バルブ操作手段によって規制バルブを直接
作動させることにより、基台に対するアッパブームの屈
伸角が所定角以上になる各ブームの作動を規制する。す
なわち、レベリングワイヤに規制バルブ操作部材を取り
付け、アッパブームに規制バルブを取り付けるととも
に、この規制バルブを介して起伏アクチュエータおよび
屈伸アクチュエータへの給排油路を接続すればよいた
め、簡単な構成でしかも安価に屈伸ブームの作動規制装
置を得ることができる。
【0070】なお、レベリング手段は、レベリングシリ
ンダと、レベリングワイヤの相対移動量に応じてレベリ
ングシリンダの伸縮作動制御を行うレベリングバルブと
を有した構成とすることが好ましく、このような構成と
することにより、レベリングワイヤは、レベリングバル
ブの作動制御を行うだけでよくなるため、レベリングワ
イヤの構成を簡単にすることができる。
【0071】また、上記の屈伸ブームの作動規制装置に
おいては、連結部材によってレベリングワイヤとレベリ
ングバルブとを係脱自在に連結し、両者の連結を解除し
た状態で操作部材によってレベリングバルブを作動させ
ることができるように構成することが好ましい。このよ
うな構成とすることにより、作業台のチルトを行うこと
ができる等アッパブームに対して作業台を所望の角度で
揺動させることができるようになるが、作業台の重量を
増加させることがないため、作動規制装置による屈伸ブ
ームの作動規制範囲を狭くすることができ、作業範囲を
広く取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る屈伸ブームの作動規制装置を備え
た屈伸ブームの側面図である。
【図2】上記屈伸ブームを備えた高所作業車の背面図で
ある。
【図3】上記屈伸ブームにおけるアッパブームの部分拡
大図である。
【図4】図3におけるIV−IV断面図である。
【図5】図4におけるV矢視図である。
【図6】図4におけるVI−VI断面図である。
【図7】図6におけるVII−VII断面図である。
【図8】前記屈伸ブームの油圧回路図である。
【図9】上記屈伸ブームにおいて作業台をチルトさせる
ことができるようにしたアッパブームの部分拡大図であ
り、側面の断面を(A)に示し、(A)におけるB矢視
図を(B)に示す。
【図10】前記アッパブームの部分拡大図であり、レベ
リング手段により作業台が水平に維持されている状態を
(A)に示し、作業台をチルトさせた状態を(B)に示
す。
【図11】前記アッパブームと作業台の側面図であり、
レベリング手段により作業台が水平に維持されている状
態を(A)に示し、作業台をチルトさせた状態を(B)
に示す。
【図12】従来のアッパブームと作業台の側面図であ
り、レベリング手段により作業台が水平に維持されてい
る状態を(A)に示し、作業台をチルトさせた状態を
(B)に示す。
【符号の説明】
1 高所作業車 2 車体 3 旋回台 10 屈伸ブーム 11 ロアブーム 12 アッパブーム 13 起伏シリンダ 14 屈伸シリンダ 17 作業台 20 レベリング手段 23 バルブ作動装置 24 レベリング制御バルブ 25 レバー 26 係止ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、 起伏用油圧アクチュエータの作動により前記基台に対し
    て起伏自在に配設されたロアブームと、 屈伸用油圧アクチュエータの作動により前記ロアブーム
    に対して同一垂直面内で屈伸自在に配設されたアッパブ
    ームと、 このアッパブームの先端部に配設された作業台と、 前記ロアブームの起伏角度および前記アッパブームの屈
    伸角度の如何に拘らず前記作業台を所定角度に維持させ
    るレベリング手段とからなる屈伸ブームの作動規制装置
    において、 前記レベリング手段が、一端が前記基台に繋がれて前記
    アッパブームと前記ロアブームとを繋ぐ関節部を通り、
    他端が前記作業台に繋がれて配設され、前記ロアブーム
    の起伏作動および前記アッパブームの屈伸作動に応じて
    前記アッパブームに対して前記他端が相対移動すること
    により前記作業台を垂直面内方向に揺動させて前記作業
    台を前記所定角度で維持するレベリングワイヤを有し、 前記アッパブームに沿った位置において前記レベリング
    ワイヤに取り付けられた規制バルブ操作部材と、 前記アッパブームに取り付けられて、前記規制バルブ操
    作部材により作動される規制バルブとからなり、 前記規制バルブ操作部材が前記レベリングワイヤととも
    に前記規制バルブに対して所定移動量以上相対移動した
    ときに、前記規制バルブを作動させて前記アッパブーム
    の前記基台に対する屈伸角度が大きくなる方向の作動を
    行わせる前記起伏アクチュエータおよび前記屈伸アクチ
    ュエータへの作動油の給排を規制することを特徴とする
    屈伸ブームの作動規制装置。
  2. 【請求項2】 前記レベリング手段が、 一端が前記アッパブームに繋がれるとともに他端が前記
    作業台に繋がれたレベリングシリンダと、 前記レベリングワイヤが繋がれて前記レベリングワイヤ
    の相対移動量に応じて前記レベリングシリンダの伸縮作
    動制御を行うレベリングバルブとを有していることを特
    徴とする請求項1に記載の屈伸ブームの作動規制装置。
  3. 【請求項3】 前記レベリングワイヤと前記レベリング
    バルブとを係脱自在に連結する連結部材と、 この連結部材により前記レベリングワイヤと前記レベリ
    ングバルブとの連結を解除した状態で、前記レベリング
    バルブを作動させることができる操作部材とを有するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の屈伸ブームの作動規制
    装置。
JP20027697A 1996-08-29 1997-07-25 屈伸ブームの作動規制装置 Pending JPH10120385A (ja)

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JP22868796 1996-08-29
JP8-228687 1996-08-29
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6127441A (en) * 1998-11-05 2000-10-03 Nippon Unicar Company Limited Expandable resin composition
KR100839627B1 (ko) 2005-07-09 2008-06-19 주식회사 세인이엔지 고소작업차의 신축식 다단붐
CN103922250A (zh) * 2013-01-16 2014-07-16 徐州徐工随车起重机有限公司 工作斗调平系统及折叠臂高空作业车

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20040106

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