JP2000142470A - 車両フロントエンド構造 - Google Patents

車両フロントエンド構造

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JP2000142470A
JP2000142470A JP10314140A JP31414098A JP2000142470A JP 2000142470 A JP2000142470 A JP 2000142470A JP 10314140 A JP10314140 A JP 10314140A JP 31414098 A JP31414098 A JP 31414098A JP 2000142470 A JP2000142470 A JP 2000142470A
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JP
Japan
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radiator
vehicle
condenser
panel
fan
Prior art date
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Pending
Application number
JP10314140A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Nakai
清隆 中井
Takenori Nagata
武則 永田
Yoshiaki Yamamoto
喜章 山本
Katsumi Yoshida
勝美 吉田
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラジエータの冷却効率に優れた車両フロント
エンド構造の提供。 【解決手段】 パネル本体10と、前記パネル本体の上
縁に沿って車両前後方に突出して形成されたラジエータ
サポートアッパメンバ13とを備え、車両のラジエータ
2、コンデンサ4、及びファン3を保持するフロントエ
ンドパネル1を備えた車両フロントエンド構造におい
て、前記ラジエータと、前記ラジエータの車両前面に配
置された前記コンデンサとの間に前記ファンを配置した
ことを特徴とする車両フロントエンド構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも車両の
ラジエータ、コンデンサ及びファンを保持するフロント
エンドパネルを備えた車両フロントエンド構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両フロントエンド構造
としては、実開平7−26282号公報に示されるもの
が知られている。
【0003】これは、車両のフロントサイドメンバに取
り付けられ、車両のラジエータ、コンデンサ及びファン
を保持するフロントエンドパネルを備え、コンデンサ及
びラジエータの後面にファンが搭載される構造となって
いるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように従来技術では、コンデンサとラジエータの後方に
ファンが配置されているため、コンデンサとラジエータ
との両者の通風抵抗がファンの性能に悪影響を及ぼすこ
ととなる。また、コンデンサで暖められた空気がラジエ
ータに導入されることになる。この結果、主としてラジ
エータの冷却効率が低下するという問題がある。
【0005】故に、本発明は、上記実情に鑑みてなされ
たものであり、ファンがコンデンサとラジエータ両者の
通風抵抗を受けることなく、また、コンデンサで暖めら
れた空気がラジエータに導入されにくく、ラジエータの
冷却効率に優れた車両フロントエンド構造を提供するこ
とを技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するたひの手段】上記した技術的課題を解
決するために成された請求項1の発明は、パネル本体
と、前記パネル本体の上縁に沿って車両前後方に突出し
て形成されたラジエータサポートアッパメンバとを備
え、車両のラジエータ、コンデンサ、及びファンを保持
するフロントエンドパネルを備えた車両フロントエンド
構造において、前記ラジエータと、前記ラジエータの車
両前面に配置された前記コンデンサとの間に前記ファン
を配置したことを特徴とする車両フロントエンド構造と
したことである。
【0007】上記発明によれば、コンデンサとラジエー
タの間にファンを配置したため、コンデンサの通風抵抗
のみがファンに影響することとなる。ファンは比較的多
量の空気をラジエータに送風することができ、ラジエー
タの冷却効率を上げることができる。
【0008】上記した技術的課題を解決するために成さ
れた請求項2の発明は、前記コンデンサの外周縁に、前
記フロントエンドパネルとの間のすきまを設けて前記コ
ンデンサを配置したことを特徴とする、請求項1に記載
の車両フロントエンド構造とした。
【0009】上記発明によれば、コンデンサを通過する
空気に加えて、コンデンサの外周縁とフロントエンドパ
ネルとの間のすきまからも空気がファンに流入し、それ
がラジエータに供給されることからラジエータを通過す
る空気量を増やすことができ、ラジエータの冷却効率を
一層上げることができる。
【0010】上記した技術的課題を解決するために成さ
れた請求項3の発明は、前記ラジエータの外周縁に、前
記フロントエンドパネルとの間のすきまを設けることな
く前記ラジエータを配置したことを特徴とする、請求項
1又は2に記載の車両フロントエンド構造とした。
【0011】上記発明によれば、ファンを通過した空気
は全量ラジエータに向かうこととなりラジエータの冷却
効率を更に上げることができる。また、エンジンルーム
からの熱気の逆流も、ラジエータとフロントエンドパネ
ルとのすきまを詰めることにより完全に止めることがで
き、かかる観点からもラジエータの冷却効率を一層上げ
ることができる。
【0012】上記した技術的課題を解決するために成さ
れた請求項4の発明は、前記コンデンサの外周縁にフィ
ンを設け、前記コンデンサの外周縁と前記フロントエン
ドパネルとの間のすきまを調整したことを特徴とする、
請求項2又は3に記載の車両フロントエンド構造とし
た。
【0013】上記発明によれば、フィンを設けコンデン
サの外周縁とフロントエンドパネルとのすきまを調整す
ることにより、すきまを通過する空気量を減らし、コン
デンサ自体を通過する空気量を増加させることができ、
コンデンサの冷却効率も一層上げることができる。
【0014】上記した技術的課題を解決するために成さ
れた請求項5の発明は、前記パネル本体に、前記コンデ
ンサの外周縁より外側の位置に通風穴を設けたことを特
徴とする、請求項2〜4に記載の車両フロントエンド構
造とした。
【0015】上記発明によれば、特に高速走行時に、コ
ンデンサ、ファンを通過することなくラジエータに空気
を流入させることができ、ラジエータの冷却効率を一層
上げることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0017】図1は、本発明の実施形態例であるフロン
トエンド構造の分解斜視図である。図1において、フロ
ントエンドパネル1は、車両のエンジンの冷却水を冷や
すためのラジエータ2、エアコンの冷媒を冷却するコン
デンサ4、ラジエータ2の前面、コンデンサ4の後面に
配置されたファン3及び左右の一対のヘッドランプ(図
示せず)を保持するものであって、ロアメンバー8を介
して車両の左右一対のフロントサイドメンバ7間に取り
付けられている。また、フロントエンドパネル1は、そ
の車両幅方向両端で車両の左右一対のフロントフェンダ
ーリインフォース9にも固定されている。
【0018】このフロントエンドパネル1は、矩形形状
を呈した板状のパネル本体10を主としている。この板
状のパネル本体10の車両幅方向両側縁及び車両下方縁
には、車両前後方向に延在突出した互いに連続するフラ
ンジ11、12が一体に形成されている。パネル本体1
0の車両上方縁には、ラジエータサポートアッパメンバ
13が一体に形成されている。またパネル本体10に
は、周縁に車両後方に突出したフランジ14aを備えた
円形の開口14が形成されている。フランジ11、1
2、及びラジエータサポートアッパメンバ13により本
体10の剛性を確保している。ラジエータ2は、パネル
本体10の後面に、コンデンサ4は、パネル本体10の
前面に、車両前後方に突出したフランジ11、12及び
ラジエータサポートアッパメンバ13により囲まれた空
間に開口14を塞ぐ形で配置されており、ラジエータ2
及びコンデンサ4は、ボルト等によりパネル本体10に
締結固定されている。ファン3は、コンデンサ4により
塞がれる開口14内に収容されてフランジ14aから一
体に延在した支持部14bに回転自在に支持されてい
る。
【0019】パネル本体10の両側縁の両フランジ11
の外側面には、外方に突出するリブ18が一体に形成さ
れている。このリブ18は、車両上下方向に厚みがあり
且つ車両前後方向に渡る幅を持つもので、全体として先
端にいくにつれこの幅及び厚みが徐々に細かくなってい
く形状で且つ車両後方に開口したコ字状断面形状を呈し
ている。このリブ18は、その上壁がラジエータサポー
トアッパメンバ13の上壁と面一となるようにラジエー
タサポートアッパメンバ13から連続しており、先端で
車両のフロントフェンダーリインフォース9にボルト等
で締結固定されている。
【0020】パネル本体10の両側縁の両フランジ11
の外側面には、リブ18と車両上下方向において所定の
間隔をもって互いに平行に配置されたリブ19が一体に
形成されている。このリブ19は、車両上下方向に厚み
があり且つ車両前後方向に渡る幅を持つ閉断面形状を呈
している。また、リブ19は車両前方に突出したものと
なっており且つ全体として先端にいくにつれこの幅が徐
々に細かくなっていく形状を呈している。
【0021】リブ18の下壁の車両後方縁とリブ19の
後壁とは、フランジ11から連続した壁20により一体
に連結されている。ヘッドランプ(図示せず)は、リブ
18の下壁、リブ19の上壁、フランジ11及び壁20
により囲まれた空間内に収容されており、壁20にボル
ト等で締結固定されているものである。
【0022】ロアメンバー8は、フランジ12に沿いそ
の下面に位置し、フランジ12とボルト、溶接、樹脂成
形などにより締結一体化されている。また、車両のエン
ジンフード(図示せず)を締結するためのフードロック
6がラジエータサポートアッパメンバ13の略中央に、
ボルトなどの締結手段により締結固定されている。
【0023】図2はフロントエンドパネル1の略中央部
の縦断面図である。図2から明らかなように、コンデン
サ4は、パネル本体10から車両前方に延びている、フ
ランジ11、12及びラジエータサポートアッパメンバ
13との間に、各々すきまAを設けた位置に締結固定さ
れている。コンデンサ4には、その外周縁に車両後方向
きにフィン4aが設けられている。パネル本体10には
フィン4aよりも外側(上下側)の位置に通風穴10a
が設けられている。ラジエータ2は、ラジエータ2に設
けたフィン2aによりフランジ11、12及びラジエー
タサポートアッパメンバ13の間をふさぐように締結固
定されている。
【0024】車両前方から導入された空気は、主として
ファン3の吸引力によりコンデンサ4自身を通過する
か、コンデンサ4とラジエータサポートアッパメンバ1
3とのすきまAを通過する形でファン3に導入される。
このコンデンサ4自身を通過する空気によりコンデンサ
4は冷却されることとなる。この際、コンデンサ4に設
けたフィン4aは、コンデンサ4自身を通過する空気量
と、すきまAを通過する空気量との分配量を調整する役
目を果たす。すなわち、例えばフィン4aを長くするこ
とにより、すきまAを通過する空気量を制限し、コンデ
ンサ4自身を通過する空気量を比較的多くすることがで
き、コンデンサ4自身の冷却効率を上げることができ
る。このフィン4aは、図2では車両後方に向いている
が、すきまAを狭める作用を持つ位置であれば車両後方
向きに限定されるものではない。
【0025】ファン3に導入された空気は、主としてフ
ァン3の作用によりラジエータ2に押込まれる。この
際、ラジエータ2に設けたフィン2aの効果により、ラ
ジエータサポートアッパメンバ13等とラジエータ2と
の間にはすきまがないので、導入された空気全量がラジ
エータ2を冷却するのに使用され、ラジエータ2の冷却
効率を上げることができる。また、フィン2aによりラ
ジエータ2の後方に位置するエンジンルーム(図示せ
ず)からの熱気がラジエータ2に逆流することをも防ぐ
ことができ、更にラジエータ2の冷却効率をあげること
ができる。
【0026】また、パネル本体10に設けた通風穴10
aにより、コンデンサ4を通過しない空気を直接ラジエ
ータ2に導入することができ、一層冷却効率を上げるこ
とができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、ファンがコンデンサと
ラジエータ両者の通風抵抗を受けることなく、また、コ
ンデンサで暖められた空気がラジエータに導入されにく
く、ラジエータの冷却効率に優れた車両フロントエンド
構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるフロントエンド構造
の分解斜視図である。
【図2】フロントエンドパネル1の略中央部の縦断面図
である。
【符号の説明】
1 フロントエンドパネル 2 ラジエータ 2a フィン 3 ファン 4 コンデンサ 4a フィン 10 パネル本体 10a 通風穴 13 ラジエータサポートアッパメンバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 勝美 愛知県刈谷市昭和町2丁目3番地 アイシ ン・エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3D003 AA08 CA04 DA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル本体と、前記パネル本体の上縁に
    沿って車両前後方に突出して形成されたラジエータサポ
    ートアッパメンバとを備え、車両のラジエータ、コンデ
    ンサ、及びファンを保持するフロントエンドパネルを備
    えた車両フロントエンド構造において、前記ラジエータ
    と、前記ラジエータの車両前面に配置された前記コンデ
    ンサとの間に前記ファンを配置したことを特徴とする車
    両フロントエンド構造。
  2. 【請求項2】 前記コンデンサの外周縁に、前記フロン
    トエンドパネルとの間のすきまを設けて前記コンデンサ
    を配置したことを特徴とする、請求項1に記載の車両フ
    ロントエンド構造。
  3. 【請求項3】 前記ラジエータの外周縁に、前記フロン
    トエンドパネルとの間のすきまを設けることなく前記ラ
    ジエータを配置したことを特徴とする、請求項1又は2
    に記載の車両フロントエンド構造。
  4. 【請求項4】 前記コンデンサの外周縁にフィンを設
    け、前記コンデンサの外周縁と前記フロントエンドパネ
    ルとの間のすきまを調整したことを特徴とする、請求項
    2又は3に記載の車両フロントエンド構造。
  5. 【請求項5】 前記パネル本体に、前記コンデンサの外
    周縁より外側の位置に通風穴を設けたことを特徴とす
    る、請求項2〜4に記載の車両フロントエンド構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001028844A1 (fr) * 1999-10-20 2001-04-26 Denso Corporation Panneau de calandre
KR20040045804A (ko) * 2002-11-25 2004-06-02 현대자동차주식회사 자동차의 프론트 엔드 모듈 구조
JP2014181023A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Toyota Motor Corp 車体前部構造

Cited By (4)

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KR20040045804A (ko) * 2002-11-25 2004-06-02 현대자동차주식회사 자동차의 프론트 엔드 모듈 구조
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