JP2000142127A - 建設機械の燃料タンク装置 - Google Patents

建設機械の燃料タンク装置

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JP2000142127A
JP2000142127A JP31953698A JP31953698A JP2000142127A JP 2000142127 A JP2000142127 A JP 2000142127A JP 31953698 A JP31953698 A JP 31953698A JP 31953698 A JP31953698 A JP 31953698A JP 2000142127 A JP2000142127 A JP 2000142127A
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fuel tank
fuel
construction machine
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Yasushi Konomura
靖 此村
Takeshi Ueki
剛 植木
Nobuyuki Kimura
信行 木村
Fumio Fukusa
文男 福佐
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料タンクが満タン時に、建設機械が傾斜地
を登坂するために最大可能登坂角まで傾いたときでも、
給油口から燃料が溢れるのをなくして安全性を高めると
共に、無駄な燃料をなくし、1回の給油による建設機械
の作業量を増やすことができる。 【解決手段】 油圧ショベルがその後側が低く前側が高
い最大可能登坂角αで傾いた状態で登坂作業を行ってい
る場合でも、補助燃料タンク23は給油口16の給油口
先端16Aよりも低くなるように収納ボックス19内に
取付けられる。これにより、燃料タンク15,23内の
燃料が満タン状態であっても、燃料の液面Lは給油口1
6の給油口先端16Aよりも低い位置にあるから、給油
口16から燃料が溢れるのを防ぎ、無駄な燃料漏れをな
くすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、油圧ショ
ベル等の建設機械に設けられ、主燃料タンクと補助燃料
タンクとを備えた建設機械の燃料タンク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、
下部走行体と、該下部走行体に旋回可能に搭載された上
部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けら
れた作業装置とを備えている。
【0003】また、上部旋回体は、骨組み構造をなす旋
回フレームと、該旋回フレームに設けられ、原動機,油
圧ポンプ等を収容した建屋カバーと、該建屋カバーの前
部左側に設けられたキャブボックスと、旋回フレームの
後端部に取付けられたカウンタウェイト等によって大略
構成されている。さらに、旋回フレームには燃料タンク
が設けられ、該燃料タンクは、建屋カバー内に収容され
た原動機に供給する燃料を貯えるものである。
【0004】また、油圧ショベルは、例えば山奥で掘削
作業を行う場合があり、この場合には油圧ショベルの整
備点検時期に合わせて給油車が定期的に作業現場まで赴
き、油圧ショベルに給油を行うようにしている。しか
し、作業時の燃料使用量は油圧ショベルの稼動時間また
は作業内容、作業量等に応じて異なるため、作業途中で
燃料を使い切ってしまうことがある。
【0005】そこで、油圧ショベルには、既存の燃料タ
ンク(以下、主燃料タンクという)の他に補助燃料タン
クを追加したものがある。この種の油圧ショベルは、建
設機械のフレームに設けられ上面側に燃料を給油する給
油口を有する主燃料タンクと、該主燃料タンクの近傍に
位置して前記フレームに設けられた補助燃料タンクとを
備えている。また、前記主燃料タンクと補助燃料タンク
とは、該補助燃料タンクが主燃料タンクの前側に位置す
るように、フレームの上面に載置された状態で固定され
ている。さらに、主燃料タンクの給油口には呼吸弁を備
えたキャップが取付けられている。
【0006】このように、主燃料タンク、補助燃料タン
ク等からなる燃料タンク装置を備えた従来技術による油
圧ショベルでは、主燃料タンクに補助燃料タンクを追加
した分だけ燃料タンクの容量が増えるから、作業途中で
の燃料不足を防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による油圧ショベルでは、掘削作業現場の傾斜地
で、この油圧ショベルが登坂作業を行うと、後側が低く
前側が高い状態となる。また、主燃料タンクの給油口に
取付けられたキャップには呼吸弁が設けられているた
め、主燃料タンクと補助燃料タンクに燃料を満タンに給
油した状態で、油圧ショベルの前側が高くなる最大可能
登坂角まで傾けて登坂作業を行うと、給油口先端が補助
燃料タンクよりも低くなってしまうことがある。この場
合、給油口先端より高くなった補助燃料タンク内の燃料
分が、キャップに設けた呼吸弁を通して溢れてしまう場
合があり、燃料が無駄に消費されてしまうことがある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、満タンに給油した状態
で建設機械を最大可能登坂角まで傾いた場合でも、給油
口から燃料が溢れるのを防止して燃料の無駄をなくすと
共に、安全性を高めることのできるようにした建設機械
の燃料タンク装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による建設機械の
燃料タンク装置は、建設機械のフレームに設けられ上面
側に燃料を給油する給油口を有する主燃料タンクと、該
主燃料タンクの近傍に位置して前記フレームに設けられ
た補助燃料タンクとを備えている。
【0010】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1による発明が採用する構成の特徴は、前記補助
燃料タンクを、建設機械が最大可能登坂角まで傾いたと
きでも、前記主燃料タンクの給油口先端よりも低い位置
に設けたことにある。
【0011】このように構成したことにより、建設機械
を最大可能登坂角まで傾いた場合であっても、補助燃料
タンクは給油口先端よりも低い位置にある。これによ
り、燃料タンクに満タン給油した状態で建設機械を最大
可能登坂角まで傾けたときには、燃料の液面は給油口先
端よりも低い位置にある。このため、燃料タンク内の燃
料は、給油口から溢れることなく、燃料の無駄をなくす
ことができる。
【0012】請求項2の発明は、主燃料タンクの給油口
に呼吸弁を備えたキャップを取付けたことにある。これ
により、燃料タンク内の圧力は、呼吸弁を通して一定圧
に保つことができる。
【0013】請求項3の発明は、フレームに主燃料タン
クの前側に位置して収納ボックスを設け、補助燃料タン
クを該収納ボックス内に配設し、前記補助燃料タンク
を、後側が低く前側が高い状態で最大可能登坂角まで傾
いたときでも、前記主燃料タンクの給油口先端よりも低
い位置に設ける構成としたことにある。
【0014】これにより、建設機械がその前側が高い状
態で最大可能登坂角まで傾いたときでも、補助燃料タン
クは給油口先端よりも低い位置にあるから、燃料タンク
に燃料を満タン給油した場合であっても、燃料の液面は
給油口先端よりも低い位置にあり、燃料タンク内の燃料
が、給油口から溢れるのを防止することができる。さら
に、既存の収納ボックス内の空間を利用して補助燃料タ
ンクを配設することができる。
【0015】請求項4の発明は、主燃料タンクと補助燃
料タンクとの間に、該主燃料タンクの上部と補助燃料タ
ンクの上部とを連通する連通配管を設けたことにある。
これにより、連通配管を経由して補助燃料タンクと主燃
料タンクとの間で空気を流通させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械の燃料タンク装置として油圧ショベルの燃料タ
ンク装置を例に挙げ、図1ないし図3を参照して説明す
る。
【0017】1は下部走行体、2は該下部走行体1上に
旋回可能に搭載された上部旋回体で、該上部旋回体2
は、前側中央に作業装置3が俯仰動可能に設けられた旋
回フレーム4と、該旋回フレーム4の左前側に設けられ
運転室を画成するキャブボックス5と、旋回フレーム4
の後部に設けられ、内部に原動機、油圧ポンプ(いずれ
も図示せず)等を収容した建屋カバー6とによって大略
構成されている。また、前記建屋カバー6の後側にはカ
ウンタウェイト7が設けられている。
【0018】ここで、旋回フレーム4は、前後方向に延
びたセンタフレーム8と、該センタフレーム8の左,右
両側に位置して前後方向に延びたサイドフレーム9,9
(片方のみ図示)と、該各サイドフレーム9をセンタフ
レーム8に固定する複数本の張出しビーム10,11,
…(図2中に2本のみ図示)と、センタフレーム8とサ
イドフレーム9との間に位置して下面側を覆う底カバー
12とによって大略構成されている。また、旋回フレー
ム4の右前側には、底カバー12に対面して上板13が
設けられ、該上板13には、後述の下側ケース20の開
口20Fに対応した開口13Aが形成され、前端部は前
枠13Bとなって底カバー12に固着されている。
【0019】14は建屋カバー6の前側に位置して旋回
フレーム4に搭載された作動油タンクで、該作動油タン
ク14は、建屋カバー6内の油圧ポンプによって下部走
行体1、作業装置3等に給排される作動油を貯留するも
のである。
【0020】15は張出しビーム10,11の上側に支
持された状態で旋回フレーム4に搭載された既存の主燃
料タンクで、該主燃料タンク15は、前面部15A、後
面部15B、左,右の側面部15C,15C(片方のみ
図示)、底面部15D、上面部15Eによって箱形状に
形成され、前記側面部15Cの上部には、後述する燃料
戻し配管36の先端側が接続されている。また、上面部
15Eには給油口16が上向きに突設され、給油口先端
16Aには、該給油口先端16Aを施蓋する後述のキャ
ップ17が取付けられている。
【0021】17は給油口16に取付けられたキャップ
で、該キャップ17には2個のチェック弁からなる呼吸
弁18が設けられ、該呼吸弁18は主燃料タンク15内
が負圧または正圧になるのを防止し、燃料タンク15,
23内の圧力を一定圧に保つ圧力調整機構を構成してい
る。
【0022】19は主燃料タンク15の前側に位置して
旋回フレーム4の上板13に設けられた収納ボックス
で、該収納ボックス19は、後述の下側ケース20、上
側ケース21等によって構成されている。
【0023】20は上板13にボルト止めされた下側ケ
ースで、該下側ケース20は、前面カバー20A、後面
カバー20B、左,右の側面カバー20C,20C(片
方のみ図示)、底面カバー20D、上面カバー20Eに
よって略箱形状に形成され、前記上面カバー20Eは後
述の補助燃料タンク23を収容するために枠板状に形成
され、前記底面カバー20Dには開口20Fが設けられ
ている。
【0024】21は下側ケース20上に搭載された上側
ケースで、該上側ケース21は、前面カバー21A、後
面カバー21B、左,右の側面カバー21C,21C
(片方のみ図示)、底面カバー21D、上面カバー21
Eによって略箱形状に形成され、前記上面カバー21E
には開口21Fが設けられている。また、上側ケース2
1には、前記開口21Fを開閉する蓋体22が上面カバ
ー21Eに回動可能に取付けられている。ここで、上側
ケース21としては旋回フレーム4の上板13に取付け
られていた既存の収納ボックスが利用されている。
【0025】そして、収納ボックス19内には後から取
付けた補助燃料タンク23を収容すると共に、上側ケー
ス21の底面カバー21D上の空間に、主燃料タンク1
5に給油を行なうときに用いられる給油ポンプ、グリー
スガン等の給脂用工具、整備用工具(図示せず)等を収
容している。
【0026】23は収納ボックス19内に後から取付け
られた補助燃料タンクで、該補助燃料タンク23は、前
述した主燃料タンク15とほぼ同様に、前面部23A、
後面部23B、左,右の側面部23C,23C(片方の
み図示)、底面部23D、上面部23Eとによって箱形
状に形成され、前記上面部23Eには、後述する連通配
管38のホース継手38Aが接続されるねじ筒23Fが
液密に固着されている。また、前記底面部23Dには、
一部を凹陥してドレン溜め23Gが設けられている。そ
して、補助燃料タンク23は、ブラケット(図示せず)
を介して下側ケース20と上側ケース21との間にボル
ト止めされている。
【0027】ここで、図3に示す如く、油圧ショベルが
登坂作業するときに、車体が最大に傾斜し得る最大可能
登坂角α(例えば、30°〜35°)で傾いたときに
は、後側が低く前側が高くなる。
【0028】このため、補助燃料タンク23は、油圧シ
ョベルの前側が高い状態で最大可能登坂角αまで傾いた
ときでも、補助燃料タンク23が給油口16の給油口先
端16Aを通る水平線A−Aよりも低い位置となるよう
に収納ボックス19内に取付ける構成となっている。こ
れにより、燃料タンク15,23に燃料を満タン給油し
た状態で油圧ショベルが前側を高くする最大可能登坂角
αで傾いた登坂作業を行っている場合でも、燃料の液面
Lは給油口16の給油口先端16Aよりも低い位置にな
る。
【0029】24は燃料ラインで、該燃料ライン24
は、主燃料タンク15の底面部15Dから上方に突出し
て固着された主燃料タンク側燃料配管25と、補助燃料
タンク23のドレン溜め23Gの位置に固着された補助
燃料タンク側燃料配管26と、主燃料タンク15の下側
に位置して主燃料タンク側燃料配管25と補助燃料タン
ク側燃料配管26とを合流して接続するT字継手27
と、該T字継手27に接続され、燃料ポンプ(図示せ
ず)等を経由して原動機側に向けて延びる燃料供給配管
28とによって構成されている。そして、燃料ライン2
4は、主燃料タンク15、補助燃料タンク23内の燃料
を原動機に向けて供給するものである。
【0030】29はドレンラインで、該ドレンライン2
9は、主燃料タンク15の底面部15Dに固着された主
燃料タンク側ドレン配管30と、補助燃料タンク23の
ドレン溜め23Gに固着された補助燃料タンク側ドレン
配管31と、主燃料タンク15の下側に位置して主燃料
タンク側ドレン配管30と補助燃料タンク側ドレン配管
31とを合流して接続するT字継手32と、該T字継手
32に接続され、途中にドレンコック33が設けられた
ドレン廃棄管34とによって構成されている。そして、
ドレンライン29では、主燃料タンク15、補助燃料タ
ンク23内に溜ったドレンを排出する場合、1個のドレ
ンコック33を操作することにより、主燃料タンク側ド
レン配管30、補助燃料タンク側ドレン配管31、T字
継手32を経由してドレン廃棄管34からドレンを排出
するものである。
【0031】35は連通ラインで、該連通ライン35
は、先端側が主燃料タンク15の側面部15C上部に接
続された燃料戻し配管36と、該燃料戻し配管36の途
中に設けられたT字継手37と、一方が該T字継手37
に接続され、他方が補助燃料タンク23側で上面部23
Eのねじ筒23Fに螺着されたホース継手38Aとなっ
た連通配管38とによって構成されている。そして、連
通ライン35は、給油時に主燃料タンク15から燃料ラ
イン24を経由した燃料が補助燃料タンク23側に流入
したとき、該補助燃料タンク23内の空気を主燃料タン
ク15側に逃がす呼吸配管として機能している。また、
連通配管38では、T字継手37とホース継手38Aと
の間が透明ホース38Bによって構成され、該透明ホー
ス38Bは内部で燃料が流通した場合に、その燃料を外
部から目視で確認できる程度の透明度を有している。
【0032】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、燃料タンク15,23に燃料
を給油する場合には、主燃料タンク15の給油口16か
ら燃料を給油するだけで、補助燃料タンク側燃料配管2
6、補助燃料タンク側ドレン配管31、連通配管38を
利用して補助燃料タンク23側に燃料を流入させること
ができ、主燃料タンク15と補助燃料タンク23とに燃
料を給油することができる。
【0033】この場合、燃料の給油が進み、補助燃料タ
ンク23内が燃料で満たされると、主燃料タンク15内
での燃料の上昇に伴って連通配管38内に燃料が流入す
るから、透明ホース38B内の燃料の液面を目視によっ
て確認することにより、短時間のうちに正確な燃料給油
を行うことができる。
【0034】次に、掘削作業現場である傾斜地で、油圧
ショベルが最大可能登坂角αで傾いた状態で、登坂作業
を行う場合について、図3を参照しつつ説明する。この
とき、油圧ショベルは、その後側が低く前側が高い状態
にある。
【0035】この状態では、補助燃料タンク23は、該
補助燃料タンク23が給油口16の給油口先端16Aを
通る水平線A−Aよりも低い位置となるように、収納ボ
ックス19に後から取付けられている。従って、燃料タ
ンク15,23内の燃料が給油口16近くまで満タン給
油した状態であっても、燃料の液面Lは給油口16の給
油口先端16Aよりも低い位置になる。このため、主燃
料タンク15内の燃料は、油圧ショベルが最大可能登坂
角αで傾いた登坂作業を行っている場合であっても、給
油口16の給油口先端16Aから溢れるのを防止して燃
料の無駄をなくすと共に、外部への燃料流出を防ぎ、安
全性を高めることができる。
【0036】この結果、無駄な燃料をなくして燃料タン
ク15,23内の燃料を有効的に使用することにより、
1回の給油による油圧ショベルの作業量を増やすことが
でき、油圧ショベルの稼動効率を向上させることができ
る。
【0037】なお、実施の形態では、収納ボックス19
を下側ケース20、上側ケース21等によって形成した
場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、
例えば、収納ボックス19を単体のケースとして形成し
てもよい。
【0038】また、実施の形態では、主燃料タンク側ド
レン配管30と補助燃料タンク側ドレン配管31とをT
字継手32で接続し、該T字継手32に接続されたドレ
ン廃棄管34の途中にドレンコック33を設けるように
したが、本発明はこれに限らず、主燃料タンク側ドレン
配管30と補助燃料タンク側ドレン配管31との途中に
ドレンコックをそれぞれ設けるようにしてもよい。
【0039】また、実施の形態では、燃料戻し配管36
を主燃料タンク15の側面部15Cに接続した場合を例
示したが、これに替えて、例えば、燃料戻し配管36を
主燃料タンク15の前面部15A、上面部15E等に接
続する構成としてもよい。また、連通配管38を補助燃
料タンク23の後面部23B、側面部23C等に接続す
る構成としてもよい。
【0040】また、実施の形態では、主燃料タンク15
の底面部15Dと補助燃料タンク23の底面部23Dを
平坦な板体によって形成したが、これに限らず、中央付
近に向けて燃料が集まるように傾斜した円錐状の板体に
より形成してもよい。
【0041】さらに、実施の形態では、油圧ショベルを
例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば
油圧クレーン、ホイールローダ、ブルドーザ等の種々の
建設機械にも適用できるものである。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、補助燃料タンクを、建設機械が最大可能登坂角ま
で傾いたときでも、主燃料タンクの給油口先端よりも低
い位置に設けたから、燃料タンクに満タン給油した状態
で建設機械を最大可能登坂角まで傾いた場合であって
も、燃料の液面は給油口先端よりも低い位置にある。こ
のため、燃料タンク内の燃料は給油口から溢れることな
く、無駄な燃料をなくすと共に、安全性を高めることが
できる。また、主燃料タンクと補助燃料タンク内の燃料
を有効的に使用することにより、1回の給油による建設
機械の作業量を増やすことができ、油圧ショベルの稼動
効率を向上させることができる。
【0043】請求項2の発明では、主燃料タンクの給油
口に呼吸弁を備えたキャップを取付けたから、該呼吸弁
によって主燃料タンクと補助燃料タンク内の圧力を一定
圧に保つことができる。
【0044】請求項3の発明では、フレームに主燃料タ
ンクの前側に位置して収納ボックスを設け、補助燃料タ
ンクを該収納ボックス内に配設し、補助燃料タンクを、
後側が低く前側が高い状態で最大可能登坂角まで傾いた
ときでも、主燃料タンクの給油口先端よりも低い位置に
設けているから、建設機械がその前側を高くした登坂作
業にあるときでも、補助燃料タンクは給油口先端よりも
低い位置にある。
【0045】これにより、燃料タンクに燃料を満タン給
油した状態で建設機械の前側を高くした最大可能登坂角
まで傾いた場合であっても、燃料の液面は給油口先端よ
りも低い位置となり、燃料タンク内の燃料が、給油口か
ら溢れるのを防止することができる。しかも、既存の収
納ボックス内の空間を利用するにより、補助燃料タンク
を効率よく配設することができる。
【0046】請求項4の発明では、主燃料タンクと補助
燃料タンクとの間に、該主燃料タンクの上部と補助燃料
タンクの上部とを連通する連通配管を設けているから、
連通配管を経由して補助燃料タンクと主燃料タンクとの
間で空気を流通させることができ、補助燃料タンク内の
空気を主燃料タンク側に逃す呼吸配管として機能させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す
外観斜視図である。
【図2】主燃料タンク、収納ボックス、補助燃料タンク
等を拡大して示す要部拡大断面図である。
【図3】油圧ショベルがその前側を高くした最大可能登
坂角で傾いたときの主燃料タンク、収納ボックス、補助
燃料タンク等を拡大して示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
4 旋回フレーム 15 主燃料タンク 16 給油口 16A 給油口先端 19 収納ボックス 23 補助燃料タンク 38 連通配管 α 最大可能登坂角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 37/00 301 B60K 15/02 C (72)発明者 福佐 文男 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D015 CA00 3D038 CA00 CA15 CA22 CA27 CA29 CA30 CB09 CC12 CC14 CD01 3E084 AA05 AA12 AB04 BA02 CA01 DA01 EA02 FA09 GA08 KA19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械のフレームに設けられ上面側に
    燃料を給油する給油口を有する主燃料タンクと、該主燃
    料タンクの近傍に位置して前記フレームに設けられた補
    助燃料タンクとを備えた建設機械の燃料タンク装置にお
    いて、 前記補助燃料タンクは、建設機械が最大可能登坂角まで
    傾いたときでも、前記主燃料タンクの給油口先端よりも
    低い位置に設けたことを特徴とする建設機械の燃料タン
    ク装置。
  2. 【請求項2】 前記主燃料タンクの給油口には呼吸弁を
    備えたキャップを取付けてなる請求項1記載の建設機械
    の燃料タンク装置。
  3. 【請求項3】 前記フレームには前記主燃料タンクの前
    側に位置して収納ボックスを設け、前記補助燃料タンク
    は該収納ボックス内に配設し、前記補助燃料タンクは、
    後側が低く前側が高い状態で最大可能登坂角まで傾いた
    ときでも、前記主燃料タンクの給油口先端よりも低い位
    置に設ける構成としてなる請求項1または2記載の建設
    機械の燃料タンク装置。
  4. 【請求項4】 前記主燃料タンクと補助燃料タンクとの
    間には、該主燃料タンクの上部と補助燃料タンクの上部
    とを連通させる連通配管を設けてなる請求項1,2また
    は3記載の建設機械の燃料タンク装置。
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