JP2000141474A - ポリエステルフィルムおよびその製造方法 - Google Patents

ポリエステルフィルムおよびその製造方法

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JP2000141474A
JP2000141474A JP22246599A JP22246599A JP2000141474A JP 2000141474 A JP2000141474 A JP 2000141474A JP 22246599 A JP22246599 A JP 22246599A JP 22246599 A JP22246599 A JP 22246599A JP 2000141474 A JP2000141474 A JP 2000141474A
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film
polyester film
light
heat shrinkage
polyester
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JP22246599A
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Masaaki Kotoura
正晃 琴浦
Hikari Sugii
光 杉井
Tetsuya Tsunekawa
哲也 恒川
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱収縮率が小さく、磁気気記録媒体用、プリン
タリボン用、コンデンサー用、包装用等として好適なポ
リエステルフィルムとして広く活用が可能であるポリエ
ステルフィルムを提供すること。 【解決手段】ポリエチレンテレフタレートを主成分とし
た未延伸フィルムを長手(縦)方向および幅(横)方向
のうちの少なくとも一つの方向に延伸した後、フィルム
の厚み方向の少なくとも一方向からUV光を照射し、フ
ィルムの熱収縮率を低減させることを特徴とするポリエ
ステルフィルムの製造方法およびその製造方法により製
造されたポリエステルフィルムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来のポリエステ
ルフィルムの物性、品質を大幅に向上させたフィルム、
具体的には、長手方向および幅方向の熱収縮率が小さ
く、製膜安定性や生産性に優れた、磁気記録媒体用、プ
リンタリボン用、コンデンサー用、包装用などとして好
適なポリエステルフィルムとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルフィルムは、その優れた機
械的特性、熱的特性、電気的特性、表面特性、光学特
性、また、耐熱性、耐薬品性などの性質を利用して、磁
気記録媒体用、コンデンサー用、包装用などの種々の用
途に幅広く用いられている。
【0003】一方、これらの用途においての製品の高品
質化、コンパクト化などのニーズに従い、ポリエステル
フィルムに対する要求特性もますます厳しくなってきて
いる。上記の各用途の中でも、特に磁気記録媒体用途で
は、高品質化とともに、長時間記録化、コンパクト化に
ともなうベースフィルムの薄膜化のために、さらなる高
弾性率化、高強度化が望まれ、また記録の高密度化とと
もに、さらなる熱寸法安定性が望まれている。
【0004】一般に、ポリエステルフィルムは、温度と
ともに収縮する性質がある。
【0005】かかるポリエステルフィルムの熱収縮率を
小さくする手段として、高温で熱処理を施すことや、延
伸後に弛緩熱処理を施すことや、フィルムを長手方向と
幅方向の両方向にリラックス処理する熱処理方法(例え
ば、特公平5−54414号公報)や、フィルムをロー
ル状に巻き取った状態で110℃〜130℃の雰囲気中
に6時間以上放置する処理方法(例えば、特開昭60−
103517号公報)や、フィルムを比較的ゆるく巻
き、そのまま加熱炉中で熱処理する方法(例えば、特開
昭58−98219号公報)、さらには、フィルムの固
有粘度を小さくする方法(特開平9−16952号公
報)などが知られている。
【0006】しかしながら、上記のような従来の技術に
より製造したポリエステルフィルムには、例えば、次の
ような問題がある。
【0007】高温において熱処理を施したり、延伸後に
弛緩熱処理やリラックス処理を施したりすると、それに
伴って弾性率などの機械的特性が低下する。フィルムを
ロール状に巻き取った状態で110℃〜130℃の雰囲
気中に6時間以上放置する処理方法は、ロール表層部と
ロール芯部に処理ムラが生じ、しかも、フィルムにしわ
や巻硬度ムラ、平面性悪化などは発生し、その結果、ロ
ール状フィルムの外観が悪化するばかりでなく、加熱処
理時間が長く、生産性がよくない。
【0008】また、フィルムを比較的ゆるく巻いて熱処
理する方法は、広幅で長尺のフィルムをゆるく巻くこと
が困難であり、また、フィルム間に空気層が存在するた
めに、各フィルム間の熱伝導が遅く、ロール状フィルム
全体の昇温に時間がかかる。
【0009】また、巻き取り後の熱処理による方法で
は、ポリエステルのガラス転移温度付近の熱収縮率を小
さくすることはできるが、100℃付近での熱収縮率を
小さくすることはできない。
【0010】また、固有粘度の小さなフィルムは、耐引
き裂き性が低下するため延伸時に破れが発生しやすく、
生産性が低下するだけでなく、裁断や磁気記録媒体にお
ける磁性層塗布、包装材料における印刷などのフィルム
加工工程でも破れが発生しやすくなり、加工性が低下す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、弾性
率などの機械的特性を低下させることなく、また、処理
時間に長時間を要したり、特別な設備を設置して、生産
性や加工性を低下させることなく、熱寸法安定性や機械
的特性に優れたポリエステルフィルムを提供すること、
また、そのようなポリエステルフィルムを製造する方法
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、以下の製法で熱収
縮率の小さなポリエステルフィルムを得ることができる
ことを見出した。
【0013】すなわち、本発明のポリエステルフィルム
の製造方法は、ポリエチレンテレフタレートを主成分と
する未延伸フィルムを長手方向および幅方向のうちの少
なくとも一つの方向に延伸した後、フィルムの厚み方向
の少なくとも一方向からUV光を照射し、フィルムの熱
収縮率を低減させることを特徴とするポリエステルフィ
ルムの製造方法である。
【0014】また、本発明のポリエステルフィルムは、
かかる本発明のポリエステルフィルムの製造方法により
得られるものであるが、その特徴は、長手方向の100
℃の熱収縮率が2%以下で、フィルムの表面部のカルボ
キシル基量(R1)と中央部のカルボキシル基量(R
2)が、下記(1)式を満足することを特徴とするポリ
エステルフィルムである。
【0015】R1/R2≧1.1 ……(1)
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0017】本発明のポリエステルフィルムを構成する
ポリエチレンテレフタレートとは、酸成分として、テレ
フタル酸を少なくとも80モル%以上含有するポリマー
である。酸成分については、少量の他のジカルボン酸成
分を共重合してもよく、またエチレングリコールを主た
るジオール成分とするが、他のジオール成分を共重合成
分として加えてもかまわない。
【0018】テレフタル酸以外のジカルボン酸成分とし
ては、芳香族ジカルボン酸成分として例えば、イソフタ
ル酸、フタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、
1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレン
ジカルボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、
4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸、4,4’
−ジフェニルスルホンジカルボン酸等を用いることがで
きる。
【0019】脂環族ジカルボン酸成分としては、例え
ば、シクロヘキサンジカルボン酸等を用いることができ
る。脂肪族ジカルボン酸成分としては、例えば、アジピ
ン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸等を
用いることができる。これらの酸成分は1種のみ用いて
もよく、2種以上併用してもよく、さらには、ヒドロキ
シエトキシ安息香酸等のオキシ酸等を一部共重合しても
よい。また、エチレングリコール以外のジオール成分と
しては、例えば、1,2−プロパンジオール、1,3−
プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、1,3−
ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペ
ンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2−
シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサン
ジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
アルキレングリコール、2,2’−ビス(4’−β−ヒ
ドロキシエトキシフェニル)プロパン等を用いることが
できる。これらのジオール成分は1種のみ用いてもよ
く、2種以上併用してもよい。
【0020】本発明に用いられるポリエチレンテレフタ
レートには、必要に応じて、難燃剤、熱安定剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、顔料、染料、脂肪酸
エステル、ワックス等の有機滑剤、あるいは消泡剤を配
合することができる。
【0021】また、易滑性や耐摩耗性、耐スクラッチ性
を付与するために、クレー、マイカ、酸化チタン、炭酸
カルシウム、カリオン、タルク、湿式または乾式シリ
カ、コロイド状シリカ、リン酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、アルミナ、ジルコニア等の無機粒子、アクリル酸
類、スチレン等を構成成分とする有機粒子等を配合した
り、ポリエステル重合反応時に添加する触媒等によって
析出する、いわゆる内部粒子を含有せしめたり、界面活
性剤を配合したりすることができる。
【0022】本発明のポリエステルフィルムの製造方法
は、ポリエチレンテレフタレートを主成分とした未延伸
フィルムを長手方向および幅方向の少なくとも一つの方
向に延伸した後、実質的にフィルム厚み方向の少なくと
も一方からUV光を照射して熱収縮率を低減させて得ら
れることを特徴とする。
【0023】本発明では、フィルムの延伸方法は、特に
限定されないが、長手方向および幅方向のうちの少なく
とも一つの方向に延伸されたフィルムであることが、機
械強度、熱収縮率に対する効果の点から、好ましい。
【0024】さらに、二軸配向の方法としては、同時二
軸延伸方式、逐次二軸延伸方式、いずれでもよいが、実
質的に無配向なフィルムをまず周速差のあるロール間で
長手方向に延伸し、続いてフィルムの両端部をクリップ
で把持するテンターにて幅方向延伸、熱処理する方法、
あるいは、先に幅方向に延伸し、その後長手方向に延
伸、熱処理をする逐次二軸延伸法、長手方向および幅方
向に同時に延伸する同時二軸延伸法等を好ましく採用で
きる。この場合、熱処理前に再縦、および/あるいは再
横延伸を行ってもよい。また、さらに、多段延伸を行う
ことが好ましい。
【0025】ここでいう実質的に無配向な状態のフィル
ムとは、十分乾燥された原料ペレットを押出機に供給
し、T型口金により、回転する金属製キャスティングド
ラム上にシート状に押し出し、冷却固化せしめたもの、
もしくは未乾燥ペレットをベント式押出機に供給し同様
に得られたものをいう。また、この無配向状態のフィル
ムのエッジ部の最大厚み(A)と幅方向中央部の厚み
(B)との比(A/B)が、2〜6のものが好ましく用
いられる。
【0026】本発明における長手方向延伸は、ごく一般
的な縦延伸方法(例えば、周速差のあるロール間で90
〜100℃の温度で2〜4倍延伸)で行ってもよいが、
2段階以上の延伸帯域で行う多段延伸法を適用するのが
好ましい。また、この多段延伸法においては、高温の1
段目延伸と低温の2段目延伸を組み合わせることが好ま
しい。1段目の延伸温度は100〜120℃の範囲に設
定することが好ましく、また、延伸倍率は1.5〜2.
5倍の範囲で行うことが好ましい。引き続いて、2段目
の延伸は、70〜98℃の温度範囲で行うことが好まし
い。延伸倍率は、1段目の幅方向の延伸倍率にもよる
が、延伸ムラ、破断を抑えるために、2〜3.5倍の範
囲に設定することが好ましい。
【0027】得られた長手方向1軸延伸フィルムは、引
き続き、フィルム両端部を走行するクリップで把持する
テンターに導かれ、該フィルムのガラス転移温度(T
g)〜Tg+60℃の温度に加熱され、3〜7倍、幅方
向に延伸、あるいは、該フィルムのガラス転移温度(T
g)〜Tg+30℃の温度(T1)に加熱され、全横延
伸倍率の30〜80%の倍率で延伸され、(T1−20
℃)〜T1の範囲(T2)まで降温し、全横延伸倍率ま
で幅方向延伸を施される。
【0028】熱処理(熱固定)は、180℃〜240℃
の温度範囲で行う。また、この熱処理に際して熱処理温
度を2段階以上で行うこともできる。この熱処理に際し
て、1段目の熱処理温度をT1〜ポリエステルの融解温
度Tm−40℃の範囲(T3)で行い、段階的に昇温し
2段目の熱処理温度をT2〜Tmの範囲で行うことが好
ましい。
【0029】UV照射は、一軸配向フィルム、二軸配向
フィルムに行うことが好ましい。具体的にUV照射は、
延伸直後熱処理前のフィルム、延伸後熱処理した直後の
フィルム、熱処理後室温まで冷却されたフィルム、また
中間スプールにフィルム巻き取り後、製品幅にスリット
するときなど、延伸後のどの工程で行ってもよい。熱収
縮率低減の観点からは、UV光照射前にフィルムに熱処
理を施しておくことが好ましい。
【0030】本発明でいうUV光とは、一般に、波長4
00nm以下の波長の光を含有する光であり、本発明で
は、270〜330nmの波長の紫外光を選択的に照射
することが好ましい。
【0031】使用する光源としては、270〜300n
mの波長を有する光の相対強度が10%以上であること
が好ましい。また、250nm未満の波長の光について
は、実質的にカットされていることが好ましく、相対強
度で1%未満である光源を使用することが好ましい。2
70〜300nmの波長を有する光の相対強度が10%
以上であることが、フィルムの熱収縮率低減の観点から
好ましい。また、250nm未満の波長の光がフィルム
に照射されると、ポリエステルの光劣化が激しくなり、
フィルム機械物性が悪化することが多いので注意すべき
である。波長270〜300nmの光の相対強度は、2
5%以上がより好ましく、35%以上がさらに好まし
い。本発明では、具体的には、高圧水銀ランプやメタル
ハライド型ランプ等、公知のランプやレーザー光を好ま
しく使用できるが、本発明ではメタルハライド型の光源
が特に好ましい。ランプを光源として使用する場合、そ
の様式は、集光型、平行型(半集光型)、拡散型のいず
れでもよい。使用するポリマーの組成、製造条件、使用
する設備の都合等により適宜選択可能である。なかでも
集光型、半集光型が、フィルム破れ抑制の観点から好ま
しい。フィルムとUV光源間の距離は、40〜300m
mが好ましい。
【0032】ポリエステルフィルムにUV光を照射する
際のエネルギー密度は、0.1J/cm2 以上、10J
/cm2 以下であることが好ましい。本発明でいうエネ
ルギー密度とは、300〜390nmの波長の光を検知
するセンサーを有したUV強度計による積算値である。
熱収縮率低減の観点からは、エネルギー密度が0.1J
/cm2 以上、また、フィルム破れ抑制の観点からは、
エネルギー密度が10J/cm2 以下であることが好ま
しい。
【0033】UV光をポリエステルフィルムに照射する
時間は、0.05秒から10秒間が好ましい。熱収縮率
低減の観点からは、0.05秒以上が好ましく、フィル
ム破れ抑制による生産性向上、機械的特性維持の観点か
らは10秒以下が好ましい。
【0034】さらにはUV照射を、繰り返し行ってもよ
い。つまり、フィルムにUV光を照射し、冷却すること
を2回〜10回繰り返すことも、熱収縮率低減の観点か
ら好ましい。なお、ポリエステルフィルムの幅方向の大
きさは、0.2m〜10mである。
【0035】本発明のポリエステルフィルムの固有粘度
は、0.58〜3dl/gであることが好ましい。好ま
しくは0.6〜2.5dl/g、さらに好ましくは0.
65〜2dl/gである。かかる固有粘度の高いポリエ
ステルを得る手段としては、ポリエステルチップを固相
重合する方法が最も好ましく用いられる。機械強度や製
膜安定性の点から、ポリエステルフィルムの固有粘度は
0.58dl/g以上であり、押出時の駆動電流値や濾
圧などの実用的な観点からは3dl/g以下である。
【0036】本発明のポリエステルフィルムは、長手方
向の100℃、熱収縮率が2%以下であることが必要で
ある。好ましくは、1.5%以下、さらに好ましくは1
%以下である。熱収縮率が2%より大きくなると、磁気
記録媒体用フィルムのトラックずれ、プリンターリボン
用フィルムのしわの発生が生じるため、好ましくない。
【0037】さらに本発明のポリエステルフィルムは、
フィルムの表層部のカルボキシル基量(R1)と中央部
のカルボキシル基量(R2)が、下記(1)式を満足す
ることが必要である。
【0038】 R1/R2≧1.1 ……(1) 好ましくは、R1/R2≧1.3、さらに好ましくは、
R1/R2≧1.4である。R1/R2<1.2である
と、熱収縮率が大きく、磁気記録媒体用フィルムとして
使用する上で好ましくない。
【0039】また、本発明のポリエステルフィルムは、
長手方向と幅方向の弾性率の和が10GPa以上18G
Pa以下、好ましくは12GPa以上18GPa以下で
あることが、長時間記録用磁気テープに使用した場合に
おいて、走行時に磁気ヘッドやガイドピンから受ける張
力のために発生する磁気テープの伸びの抑制や、良好な
電磁変換特性を要求される磁気記録媒体用フィルムとし
て使用する上で好ましい。
【0040】本発明のポリエステルフィルムは、フィル
ム長手方向の弾性率(A)と熱収縮率(B)が、以下の
(2)式を満足すると、高弾性率と低熱収縮率を両立で
き、磁気記録媒体用フィルム、プリンターリボン用フィ
ルムなどとして好ましい。
【0041】 B(%)≦0.5×A(GPa)−2.0 ……(2) さらに、本発明のポリエステルフィルムは、フィルム長
手方向と幅方向の弾性率の和(C)と熱収縮率の和
(D)が、下記(3)式を満足することが好ましい。
【0042】 D(%)≦0.8×C(GPa)−7.0 ……(3) また、本発明のポリエステルフィルムは単膜でもよい
が、これに他のポリマー層、例えば、ポリエステル、ポ
リオレフィン、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、アク
リル系ポリマーなどを積層してもよい。特に、ポリエス
テル層を表層に薄く積層する場合、積層部の厚み(M)
は、該積層部に含有されている粒子の平均径(N)より
も薄くするのが良く(M<N)、好ましくは、Nの1/
1000〜1/2、さらに好ましくは、1/100〜1
/10とすることにより、走行性、易滑性、平滑性に優
れたフィルムとすることができ、特に表面特性を重視す
る磁気記録用のベースフィルムとしては好ましい。
【0043】また、ポリエステルからなる3層以上の積
層フィルムの場合、中央層に回収原料などを混合させて
おくことにより、生産性、品質向上を図ることもでき
る。このような粒子としては、酸化珪素、酸化マグネシ
ウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、架橋ポリエステル、架橋ポリスチレン、マイカ、タ
ルク、カオリン等が挙げられるが、これらに限定される
ことはない。
【0044】次に、本発明のポリエステルフィルムの製
造方法について、例を挙げて具体的に説明する。
【0045】例えば、ポリエステルとして、ポリエチレ
ンテレフタレートのペレット(例えば、比表面積300
2 /gの湿式シリカ0.5重量%配合、固有粘度0.
65dl/g)を真空下で180℃、3時間以上乾燥す
る。このペレットを270℃〜300℃の温度に加熱さ
れた押出機に供給し、フィルターにて濾過し、Tダイよ
りシート状に押出す。また、このとき必要があれば、2
台以上の押出機、2層以上に分割されたピノール、また
は口金を用いて、2層以上の積層フィルムとしてもよ
い。また、異物を除去するためにフィルター、例えば焼
結金属、多孔性セラミック、サンド、金網などを用いる
ことが好ましい。
【0046】Tダイから押出しされたシートを表面温度
25℃に冷却されたドラム上に静電気力により密着固化
せしめ実質的に非晶状態の未延伸キャストフィルムを得
る。該キャストフィルムを、加熱された複数のロール群
に導き、予熱ロールで90℃〜100℃に加熱され、2
〜4倍の延伸倍率で長手方向延伸を行い、引き続き、該
フィルムを、フィルム両端部を走行するクリップで把持
するテンターに導かれ、該フィルムのガラス転移温度
(Tg)〜Tg+60℃の温度に加熱され、3〜7倍延
伸する。続いて、180℃〜240℃の温度範囲で熱固
定を行う。その後、テンタークリップに把持されている
状態で、少なくとも厚み方向の1方向から、UV光照射
を、光源としてメタルハライドランプ(オゾンレスタイ
プ)を用いて、照射距離80mm、平行光線型で、0.
5秒照射する。その後、ワインダーを使用してフィルム
を巻き取る。
【0047】なお、本発明におけるポリエステルフィル
ムの厚みは、0.1〜300μmであることが好まし
い。
【0048】なお、そのような厚みは、例として、下記
に説明する如く、用途、目的等に応じて適宜に決定する
ことができる。特に、限定されるものでないが、通常、
磁気材料用途では1μm以上20μm以下が好ましく、
また、プリンターリボン用途では1μm以上8μm以
下、コンデンサ用途では0.1μm以上15μm以下で
あることが好ましい。
【0049】また、本発明では、フィルムの表面にウレ
タン、アクリル、エステル、シリコン、ワックスなどで
代表される樹脂コート層を付設して表面改質したフィル
ムとしてもよい。この場合、表面改質は、製膜ラインの
途中で行う方が製造コスト低減などの点から好ましい。
【0050】
【実施例】以下、次に本発明の効果をより明確にするた
めに実施例、比較例を示す。
【0051】なお、ここで用いた物性の測定方法と効果
の評価方法は、次のとおりである。
【0052】
【物性の測定方法ならびに効果の評価方法】(1)固有
粘度 オルトクロロフェノール中、25℃で、0.1g/ml
濃度で、測定した値である。単位はdl/gで表す。 (2) カルボキシル基の濃度 ESCAを使用し、中山らの文献( Y. Nakayama et a
l., Surface and Interface analysis vol 24, 711(199
6).)に記載された方法にしたがって測定した。
【0053】測定装置と条件は、下記のとおりである。
測定用サンプルは、トリフルオロエタノールによりカル
ボキシル基を気相ラベル化して使用した。結合エネルギ
ーはC1sのピーク値が284.6eVになるように調
整した。カルボキシル濃度は、検出深さ中の炭素原子の
数に対する比率で算出した。
【0054】フィルム中央層のカルボキシル濃度の測定
では、スピンコーター上でフィルム表面にヘキサフルオ
ロイソプロパノールを滴下し、フィルムを元の厚みの1
/2の厚みになるまで溶解し、その後、前記カルボキシ
ル基のラベル化を施して測定に供した。
【0055】
【測定装置】
装置本体:SSX−100(米国SSI社製) X線源 :Al−Kα(10kV、20mA)
【0056】
【測定条件】真空度 :5x10−7Pa (3)エネルギー密度(J/cm2 ) 日本電池製のUV強度計(UV350N型)を用い、積
算値を測定した。 (4) 波長270〜300nmの相対強度(%) 25℃、60RH、1気圧の条件下、分光器を用いて、
光源の発光スペクトル(波長(nm)vs. 発光強度
(mJ))を測定する。ここで得られた発光スペクトル
のデータを解析し、下記式から波長270〜300nm
の紫外光の相対強度を求めた。
【0057】相対強度 =[(発光スペクトルにおける
270〜300nmの発光強度の積分値)/最大発光強
度]x100 ここで、最大発光強度とは、発光スペクトルにおいて最
大の強度を示す波長の発光強度であり、本発明において
好ましく使用する、紫外線ランプでは365nmまたは
254nmの発光強度である。 (5)弾性率 JIS K−7127に規定された方法にしたがって、
インストロンタイプの引っ張り試験機を用いて、25
℃、65%RHの雰囲気下で測定した。サンプルは測定
方向に長さ200mm、幅10mmの短冊状に切り出
し、初期引張りチャック間距離は100mmとし、引張
り速度200mm/分とした。 (6)熱収縮率 JIS C−2318に規定された方法にしたがってフ
ィルム長手方向、幅方向の熱収縮率を測定した。試料幅
10mm、試料長200mmのサンプルをギアオーブン
により100℃、30分の条件下で熱処理し、試料長の
変化から、下記式により熱収縮率を算出した。
【0058】熱収縮率(%)=[(熱処理前の長さ−熱
処理後の長さ)/熱処理前の長さ]×100 (7)融解温度、ガラス転移温度(Tg) 示差走査熱量計(DSC)として、セイコー電子工業株
式会社製ロボットDSC「RDC220」を用い、デー
タ解析装置として、同社製ディスクステーション「SS
C/5200」を用いて、アルミニウム製受皿に5mg
のサンプルを充填して、300℃の温度で5分間溶融し
た後、液体窒素中で急冷する。この試料を、常温から2
0℃/分の昇温速度で昇温して、昇温DSC曲線を得
た。該チャートから、融解に伴い吸熱ピークを求め、融
解温度(Tm)とした。ガラス転移温度は、JIS K
−7121に従い、測定した。 実施例1(表1) ポリエチレンテレフタレート(固有粘度0.65dl/
g、融点255℃)のペレットを180℃で3時間真空
乾燥した後に、280℃に加熱された押出機に供給して
溶融押し出しし、Tダイよりシート状に吐出した。
【0059】さらに、このシートを表面温度25℃の冷
却ドラム上に静電気力で密着させて冷却固化し、実質的
に無配向状態のフィルムを得た。このフィルムを、加熱
されたロール群に導き、90℃に予熱した後、延伸倍率
3.75倍で長手方向に延伸を行った。該1軸延伸フィ
ルムを両端部をクリップで把持するテンターに導き、9
5℃で3.5倍幅方向に延伸し、引き続き、熱処理を2
00℃、5秒行った直後に、テンターで把持された状態
でフィルムにUV照射を行った。UV光源として日本電
池(株)製、メタルハライドランプ(オゾンレスタイ
プ)を用い、照射距離100mm、照射時間0.5秒で
片面から行った。続いてフィルムエッジを除去し、厚さ
15μm、幅1mのポリエステルフィルムを得た。
【0060】得られたポリエステルフィルムの熱収縮
率、弾性率を表1に示した。熱収縮率が小さいポリエス
テルフィルムを得ることができた。
【0061】
【表1】
【0062】MD:長手方向、TD:幅方向 実施例2〜3、比較例1(表1) 実施例2、3は、エネルギー密度、照射時間を変更し
て、UV照射を行ったフィルムである。表1に示してい
るように、熱収縮率が小さいポリエステルフィルムを得
ることができた。一方、UV照射を行わない場合には、
熱収縮率が大幅に大きくなった。
【0063】実施例4(表2、表3) ポリエチレンテレフタレート(固有粘度0.67、融点
255℃)のペレットを180℃で3時間真空乾燥した
後に、280℃に加熱された押出機に供給して溶融押出
し、Tダイよりシート状に吐出した。さらにこのシート
を表面温度25℃の冷却ドラム上に静電気力で密着させ
て冷却固化し、実質的に無配向状態のフィルムを得た。
【0064】このフィルムを、表2に示したような延伸
条件で製膜を行い、熱処理を200℃で5秒間行った。
その後、テンターで把持された状態のいったん冷却され
たフィルムにUV照射を行った。UV光を光源として日
本電池(株)製、メタルハライドランプ(オゾンレスタ
イプ)を用い、照射距離80mm、照射時間0.5秒で
片面から行った。その後、フィルムエッジを除去し、厚
さ6μm、幅2mのポリエステルフィルムを得た。
【0065】得られたポリエステルフィルムの熱収縮
率、弾性率を表3に示した。熱収縮率が小さいポリエス
テルフィルムを得ることができた。
【0066】
【表2】
【0067】
【表3】
【0068】MD:長手方向、TD:幅方向 実施例5、6、比較例2(表3) 実施例5、6はフィルムの延伸、熱処理条件を実施例4
と同じにして行い、その後、エネルギー密度、照射時間
を変更してUV照射を行ったフィルムである。表3に示
しているように、熱収縮率が小さいポリエステルフィル
ムを得ることができた。一方、UV照射を行わない場合
には、熱収縮率が大幅に大きくなった。 実施例7(表4) 実施例4のポリエステルフィルムを、さらに、オフライ
ンでUV照射を実施例4と同じ条件で、さらに3回繰り
返し行うと、さらに熱収縮率が小さい、ポリエステルフ
ィルムが得られた。
【0069】
【表4】
【0070】実施例8 実施例1と同様にして、実質的に無配向状態のフィルム
を得、延伸、熱処理を行った。そのあと、幅方向に張力
がかかっていない状態(フリー状態、長手方向には張力
負荷している状態)でUV光を照射した。UV光源とし
て日本電池(株)製、メタルハライドランプ(オゾンレ
スタイプ)を用い、照射距離100mm、照射時間0.
4秒で片面から行った。続いてフィルムエッジを除去
し、厚さ15μm、幅1mのポリエステルフィルムを得
た。
【0071】得られたポリエステルフィルムの熱収縮
率、弾性率を表5に示した。熱収縮率が小さいポリエス
テルフィルムを得ることができた。
【0072】
【表5】
【0073】MD:長手方向、TD:幅方向 実施例9 実施例4と同様にして、実質的に無配向状態のフィルム
を得、延伸、熱処理を行った。そのあと、幅方向に張力
がかかっていない状態(フリー状態)でUV光を照射し
た。UV光源として日本電池(株)製、メタルハライド
ランプ(オゾンレスタイプ)を用い、照射距離80m
m、照射時間0.8秒で片面から行った。続いてフィル
ムエッジを除去し、厚さ15μm、幅1mのポリエステ
ルフィルムを得た。
【0074】得られたポリエステルフィルムの熱収縮
率、弾性率を表5に示した。熱収縮率が小さいポリエス
テルフィルムを得ることができた。 実施例10 実施例4と同様にして、実質的に無配向状態のフィルム
を得、延伸、熱処理を行い、幅1mのポリエステルフィ
ルムを得た。その後、0.33m幅にスリットする工程
で、幅方向はフリー状態(長手方向は張力負荷している
状態)でUV光を照射した。UV光源として日本電池
(株)製、メタルハライドランプ(オゾンレスタイプ)
を用い、照射距離80mm、照射時間0.3秒で両面か
ら行った。
【0075】得られたポリエステルフィルムの熱収縮
率、弾性率を表5に示した。熱収縮率が小さいポリエス
テルフィルムを得ることができた。
【0076】以上のように、本発明の製造方法を用いた
ポリエステルフィルムは熱収縮率が小さく、高弾性率で
あるが、本発明の範囲外のポリエステルフィルムは、熱
収縮率が大きくなる。
【0077】
【発明の効果】本発明のポリエステルフィルムは、UV
光照射により、フィルムの低熱収縮化を図ったものであ
り、磁気記録媒体用、プリンターリボン用、コンデンサ
ー用、包装用など各種フィルム用途に広く活用が可能で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 67:00 B29L 7:00 C08L 67:00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエチレンテレフタレートを主成分とす
    る未延伸フィルムを長手(縦)方向および幅(横)方向
    のうちの少なくとも一つの方向に延伸した後、フィルム
    の厚み方向の少なくとも一方向から紫外光(以下、「U
    V光」と略す)を照射し、フィルムの熱収縮率を低減さ
    せることを特徴とするポリエステルフィルムの製造方
    法。
  2. 【請求項2】UV光照射前に、フィルムに熱処理を施す
    ことを特徴とする請求項1記載のポリエステルフィルム
    の製造方法。
  3. 【請求項3】UV光照射時のエネルギー密度が、0.1
    J/cm2 以上、10J/cm2 以下であることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載のポリエステルフィ
    ルムの製造方法。
  4. 【請求項4】UV光を0.05秒〜10秒間照射するこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のポリエステルフィルムの製造方法。
  5. 【請求項5】UV光を照射するに際して、270〜30
    0nmの波長を有するUV光の相対強度を10%以上と
    し、250nm未満の波長のUV光の相対強度を1%未
    満とすることを特徴とする請求項1から請求項4のいず
    れかに記載のポリエステルフィルムの製造方法。
  6. 【請求項6】フィルムにUV光を照射した後、フィルム
    を冷却する操作を2回〜10回繰り返すことを特徴とす
    る請求項1から請求項5のいずれかに記載のポリエステ
    ルフィルムの製造方法。
  7. 【請求項7】ポリエステルフィルムの長手方向の100
    ℃の熱収縮率が2%以下で、フィルムの表面部のカルボ
    キシル基量(R1)と中央部のカルボキシル基量(R
    2)が、下記(1)式を満足することを特徴とするポリ
    エステルフィルム。 R1/R2≧1.1 ……(1)
  8. 【請求項8】フィルム長手方向と幅方向の弾性率の和
    が、10〜18GPaであることを特徴とする請求項7
    記載のポリエステルフィルム。
  9. 【請求項9】フィルム長手方向の弾性率(A)と熱収縮
    率(B)が、以下の(2)式を満足することを特徴とす
    る請求項7または請求項8に記載のポリエステルフィル
    ム。 B(%)≦0.5×A(GPa)−2.0 ……(2)
  10. 【請求項10】フィルム長手方向と幅方向の弾性率の和
    (C)と熱収縮率の和(D)が、下記(3)式を満足す
    ることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれかに
    記載のポリエステルフィルム。 D(%)≦0.8×C(GPa)−7.0 ……(3)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002361736A (ja) * 2001-06-12 2002-12-18 Toray Ind Inc ハードコート用二軸延伸ポリエステルフィルム
WO2013031094A1 (ja) * 2011-08-30 2013-03-07 パナソニック株式会社 加熱装置

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