JP2000139429A - ティーバッグ用の杜仲玄米茶 - Google Patents

ティーバッグ用の杜仲玄米茶

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JP2000139429A
JP2000139429A JP10317165A JP31716598A JP2000139429A JP 2000139429 A JP2000139429 A JP 2000139429A JP 10317165 A JP10317165 A JP 10317165A JP 31716598 A JP31716598 A JP 31716598A JP 2000139429 A JP2000139429 A JP 2000139429A
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邦康 岡村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緑色杜仲茶と玄米を適量混合することによ
り、爽やかな味と香りのする杜仲茶を手軽に飲めるティ
ーバッグ用の杜仲玄米茶を提供する。 【解決手段】 杜仲の生葉1を裁断して蒸熱処理した
後、乾燥させた緑色杜仲茶10の粗粉砕片A2及び微粉
砕片A1と、焙煎した玄米25の粗粉砕片A3と、を混
合し、これをバッグに封入したティーバッグ用の杜仲玄
米茶30である。これにより、杜仲茶の持つ独特の渋味
と香りが解消されて、万人が飲み易いお茶となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はティーバッグ用の杜
仲玄米茶に係り、特に、杜仲の生葉を処理して緑色にし
た杜仲玄米茶と、焙煎した玄米とを最適な混合比にブレ
ンドさせたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から杜仲茶は、美容と健康に良いと
されているが、独特の渋味と香り・風味を持ち、一般の
緑茶のように万人が飲み易いお茶ではない。上記杜仲茶
を充填したティーバッグでは、ティーバッグを茶碗に入
れてお湯を注いでも、なかなか色や味が抽出されず、時
間をかけて抽出した杜仲茶は独特の渋味と香り・風味を
持ち、手軽に飲めない。
【0003】即ち、従来の杜仲茶の製法は、収穫した生
葉をそのまま乾燥して萎凋させ、茶色から黒褐色の葉色
とする。そして、これを細かく砕くものであるが、ティ
ーバッグのフィルター網目よりも大きい粗粉砕片とし、
これをティーバッグに充填させている。このようなティ
ーバッグは、お湯の中に入れると杜仲茶の黒い粉がティ
ーバッグのフィルター網目から外へ出ないが、杜仲茶の
色や香り成分もお湯に溶けにくい。そこで、長時間を掛
けて抽出した抽出液は、茶褐色となりその味や香りが、
なじみにくく飲みにくいものになってしまう。更に、抽
出された杜仲の成分は葉の一部に過ぎず、その成分量は
1/100〜1/800程度しかない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の杜仲
茶の特質を改善し、一般緑茶のティーバッグのように早
く抽出でき、手軽に飲用できるとともに、杜仲茶が持つ
独特な渋味や香りを解消し、しかも、杜仲の持つ成分を
充分に取れるティーバッグ用の杜仲玄米茶を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
のティーバッグ用の杜仲玄米茶は、杜仲の生葉を裁断し
て蒸熱処理した後、乾燥させた緑色杜仲茶の粗粉砕片及
び微粉砕片と、焙煎した玄米の粗粉砕片とを混合し、バ
ッグに封入したことを特徴とするものである。
【0006】また、請求項2のティーバッグ用の杜仲玄
米茶は、杜仲の生葉を裁断して蒸熱処理した後、揉捻・
乾燥させた緑色杜仲茶の粗粉砕片及び微粉砕片と、焙煎
した玄米の粗粉砕片とを混合し、バッグに封入したこと
を特徴とするものである。
【0007】また、請求項3のティーバッグ用の杜仲玄
米茶は、請求項1または2記載のティーバッグ用の杜仲
玄米茶において、上記玄米の粗粉砕片を12〜48メッ
シュとし、これを重量比で10〜20%含有させ、上記
杜仲茶の微粉砕片を300メッシュ以下とし、これを重
量比で2〜5%含有させ、更に、上記杜仲茶の粗粉砕片
を12〜48メッシュとし、これを重量比で残部%だけ
含有させてなることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明の杜仲玄米茶は、杜仲の生葉を蒸して葉
内の酵素を殺して乾燥させることで杜仲の緑色を保持す
る緑色杜仲茶とし、この緑色杜仲茶を粗粉砕片及び微粉
砕片の混合物として抽出し易くし、これに焙煎した玄米
を適量混合することにより、杜仲茶に玄米の風味と香り
を付加し、抽出時間により「爽やかな味と香り」から
「コクの有る深い味と香り」まで好みに応じた杜仲茶が
手軽に飲めるティーバッグ用の杜仲玄米茶とする。
【0009】本発明の請求項1によると、ティーバッグ
をお湯に入れると、ティーバッグのフィルター網目から
杜仲茶の微粉砕片が外側へ出て湯中にその総ての成分が
流出するとともに、短時間に味と香りの出る玄米の抽出
液と混合し合い、杜仲の独特の渋味と香りが適度に抽出
されて、万人が飲み易い杜仲玄米茶となる。
【0010】また、本発明の請求項2によると、緑色杜
仲茶は、より抽出し易く加工されているから、上記の抽
出操作をより短時間に行うことができる杜仲玄米茶とな
る。
【0011】また、本発明の請求項3によると、緑色杜
仲茶の微粉砕片を300メッシュ以下とし、これを重量
比で2〜5%含有させ、玄米の粗粉砕片を12〜48メ
ッシュとし、これを重量比で10〜20%含有させ、ま
た、また、緑色杜仲茶の粗粉砕片を12〜48メッシュ
とし、これを重量比で残部%重量だけ含有させているか
ら、ティーバッグ用として最適な混合割合となり、緑色
杜仲茶の微粉砕片と玄米とがお湯の中で短時間に最適な
割合で抽出し合い、また、杜仲の独特の渋味と香りが適
度に抽出されて、一層味わい深い杜仲玄米茶となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の第1
実施形態を説明する。図1は本発明のティーバッグ等に
も使用される杜仲玄米茶の製造工程を説明するフローチ
ャートである。
【0013】図1において、先ず、杜仲の生葉1を長さ
20mm程度に「裁断」2する。続いて、裁断生葉2に
100℃の水蒸気を5〜30秒間吹き付け、裁断生葉2
を「蒸煮・殺青」3する。これで、酵素が破壊されて発
酵が阻止される。次に、蒸煮品を40℃で含水率4〜5
%となるまで「乾燥」8する。こうして、緑色杜仲茶1
0としての形態を整える。
【0014】続いて、上記緑色杜仲茶10は、「乾燥
機」11により乾燥温度:65〜75℃で乾燥時間:1
時間乾燥運転を続けて、含水率4%以内にする。次に、
「粗砕機」12により緑色杜仲茶10を細かく粉砕し、
「迴篩機」13により48メッシュパスを行ない、パス
した緑色杜仲茶10は「微砕機」14により粉砕して
「微粉混合比3%」の微粉砕片A1を「ブレンダー」1
5に供給する。
【0015】尚、上記「迴篩機」13により、48メッ
シュパスしない緑色杜仲茶10は、「粗砕機」16と
「迴篩機」17を通し、48メッシュパスする微粉砕片
A1を上記「微砕機」14に供給し、12メッシュパス
した粗粉砕片A2は、混合比77%として「ブレンダ
ー」15に供給する。また、12メッシュオンしたもの
は、再び、「粗砕機」16と「迴篩機」17とを通し、
48メッシュパスと12メッシュパスとに分けて「ブレ
ンダー」15に供給する。
【0016】次に、玄米焙煎品25は、一般の製法によ
って作られた玄米焙煎品を使用し、これを「粗砕機」1
8と「迴篩機」19とを通し、12メッシュパスした玄
米の粗粉砕片A3を、玄米混合比20%の玄米焙煎品と
して「ブレンダー」15に供給する。上記のようにし
て、「ブレンダー」15には、玄米の粗粉砕片A3を1
2〜48メッシュとし、これを重量比で10〜20%含
有させ、上記緑色杜仲茶10の微粉砕片A1を300メ
ッシュ以下とし、これを重量比で2〜5%含有させる。
【0017】更に、上記緑色杜仲茶10の粗粉砕片A2
を12〜48メッシュとし、これを残部%重量(77%
以下)だけ含有させてなる。上記各成分の混合割合は、
図2に示すようになっている。そして、上記「ブレンダ
ー」15で十分に混合された杜仲玄米茶30は、ティー
バッグ用の原料としてティーバッグに詰め込まれる。
【0018】本発明の杜仲玄米茶30は、上記製法によ
って作られ、以下のように個々の最適値とその最適混合
比のテストと、この最適混合比による杜仲玄米茶30の
抽出作用を確認した。テスト結果から得られた最適値
は、下記のようになった。 配合割合 杜仲茶粗粉砕片 12メッシュ〜48メッシュ 含有重量77% 杜仲茶微粉砕片 300メッシュ以下 含有重量3% 玄米粉砕片 12メッシュ〜48メッシュ 含有重量20%
【0019】上記結果から、図2に示すように、(1)
玄米粉砕品である粗粉砕片A3の割合は、好みにより変
えられるが、緑色杜仲茶10の味と香りを僅かに残すた
めには、玄米は10〜20%が適当範囲である。(2)
緑色杜仲茶の微粉砕品である微粉砕片A1(300メッ
シュ以下)を混入すると、ティーバッグを茶碗に入れて
湯を注いだ場合、300メッシュ以下の微粉砕片A1は
ティーバッグの網目を通過して湯中に流れ出し、速やか
に水色を緑色に変化させる。この抽出液中には杜仲茶の
総ての成分を含んでいる。(3)緑色杜仲茶10の微粉
砕片A1の混入割合は、5%以下が限度であり、2〜5
%が適当範囲である。微粉砕片A1が多すぎると、ティ
ーバッグの網目を微粉で詰まらせてしまい、ティーバッ
グ内部の成分の抽出速度が遅れる。また、ティーバッグ
を製造する機械において、製造中に微粉砕片A1と粗粉
砕片A2が分離してしまい、機械運転に支障を来した
り、計量に誤差を生じる不具合が多発する。そして、微
粉砕片A1が少なすぎると、この微粉砕片A1を混入す
る効果が減少する。以上を確認した。
【0020】一般に杜仲茶は、通常の緑茶のように湯で
抽出した液を飲用する場合と、抹茶のように微粉砕した
粉末を湯に解いて飲用する場合がある。(1)抹茶のよ
うに、杜仲茶を微粉砕して湯と混合した液は、微粉が水
中に浮遊するために、水色は0やかな緑色となり、ま
た、杜仲茶独特の味や香りが消失する。そして、杜仲の
総ての有効成分が摂取される。(2)通常の緑茶のよう
に、杜仲茶を湯で抽出した液を飲用する場合、杜仲の総
ての有効成分が抽出されるため、水色は黄色を帯びた薄
い緑色となり、杜仲独特の味と香りとなる。しかし、抽
出される成分は、葉の一部に過ぎず抽出成分は1/10
0〜1/800程度となる。本発明では、上記(1)と
(2)を兼ね備え、且つ、玄米の香りを付加して、飲み
やすく又成分を充分に取り込める杜仲玄米茶となる。
【0021】続いて、本発明の杜仲玄米茶30をティー
バッグに詰め込んだ製品の実際のテストを試みた。この
ティーバッグを茶碗に入れて湯を注ぐと、先ず、杜仲玄
米茶30は、緑色杜仲茶の微粉砕品がティーバッグの網
目から通過して湯を水色から緑色にする。この段階で
は、杜仲茶の渋味と香りはない。次いで、玄米の味と香
りが抽出され、両者が適度の混合比でブレンドし合い、
短時間に飲用し易い杜仲玄米茶となる。勿論、上記ティ
ーバッグの抽出時間を長くすれば、緑色杜仲茶の粗粉砕
品からも杜仲の成分が抽出され、コクの有る深い味わい
の杜仲玄米茶となる。
【0022】上記のように、抽出時間の違いにより、杜
仲茶の緑色濃度やその成分濃度が好みのものになり、且
つ、玄米の風味が付加されて、一般の緑茶のように万人
が飲み易いお茶ともなるし、コクの有る深い味わいの杜
仲玄米茶ともなる。
【0023】本発明の第1実施形態のティーバッグ用の
杜仲玄米茶30によると、下記の効果が奏される。先
ず、緑色杜仲茶の微粉砕片と、焙煎した玄米茶の粗粉砕
片から、比較的短時間に抽出液が抽出し、馴染みにくい
杜仲臭のない杜仲玄米茶が手軽に得られる。また、緑色
杜仲茶の微粉砕片を抹茶のように飲用して摂取すること
ができるから、杜仲の有効成分を十分取ることができ
る。
【0024】また、杜仲玄米茶の抽出時間を調節すれ
ば、緑色杜仲茶の粗粉砕片からの抽出も有り、その抽出
度合いにより味わい深い杜仲茶の味と香りを得ることも
できる。
【0025】本発明は、上記第1実施形態に示すティー
バッグ用の杜仲玄米茶に限定されるものではない。上記
第1実施形態において、緑色杜仲茶をより抽出し易くす
る場合は、図1に示すように、杜仲の生葉1を「生葉裁
断」2し、「蒸煮・殺青」3して酵素を殺した後、葉の
繊維質を積極的に破砕する揉捻工程を追加するのが好ま
しい。
【0026】即ち、図3において、先ず、杜仲の生葉1
を長さ20mm程度に「裁断」2する。続いて、裁断生
葉2に100℃の水蒸気を5〜30秒間吹き付け、裁断
生葉2を「蒸煮・殺青」3する。これで、酵素が破壊さ
れて発酵が阻止される。上記裁断生葉を「蒸煮・殺青」
後、ただちに次の工程に進む場合は、「冷却」を省略す
ることもできる。次に、蒸煮品を揉捻する。揉捻は、粗
揉工程、揉捻工程、中揉工程、精揉工程からなる。上記
「粗揉工程」4では、蒸煮品に70〜90℃の熱風をあ
てながら、蒸煮品を揉み乾燥させる。揉作時間は、20
〜40分行なう。上記「揉捻工程」5では、細胞破壊を
促すことによって含有成分の溶け出しを促進する。上記
「中揉工程」6では、温度50℃で20分間回転させて
水分が約30%となるまで乾燥させる。上記「精捻工
程」7では、40℃で「乾燥」8を続ける。尚、上記
「精捻工程」7は省略しても良い。こうして、緑色杜仲
茶10としての形態を整える。最後に、揉捻品を温度5
0℃の温風で乾燥させる。
【0027】上記のような所謂「揉捻」を付加した緑色
杜仲茶の製法を採用することにより、上記第1実施形態
よりも緑色杜仲茶の微粉砕片の抽出速度が速いものにな
る。ここで、上記第2実施形態による製法の杜仲玄米茶
30をティーバッグに詰め込んだ製品の実際のテストを
試みた。このティーバッグを茶碗に入れて湯を注げば、
先ず、杜仲玄米茶30は、緑色杜仲茶の微粉砕品がティ
ーバッグの網目から通過して素速く湯を水色から緑色に
する。この段階では杜仲茶の渋味と香りはない。次に、
玄米の味と香りが抽出され、両者が適度の混合比でブレ
ンドし合い、短時間に飲用し易い杜仲玄米茶となる。ま
た、上記ティーバッグの抽出時間を少し長くすれば、緑
色杜仲茶の粗粉砕品からも杜仲の成分が抽出され、コク
の有る深い味わいの杜仲玄米茶となる。その時間が早く
なる点以外は、上記第1実施形態と同様な作用・効果が
発揮されるから、説明を省略する。
【0028】更に、本発明に使用される緑色杜仲茶の製
法は、図4に示すような製法によっても良い。まず、杜
仲の生葉1を生葉裁断機を用いて長さ20mm程度に
「裁断」2する。続いて、蒸し機を用いて裁断生葉2に
90〜100℃の水蒸気を20〜60秒間吹き付け、裁
断生葉2を「蒸煮・殺青」3する。これで、酵素が破壊
されて発酵が阻止される。上記生葉裁断2は「蒸煮・殺
青」により、高温となっているので、次工程へ進むまで
に時間のある場合は、冷却機を用いて「冷却」を行う。
もっとも、上記裁断生葉2を「蒸煮・殺青」後、直ちに
次工程へ進む時は「冷却」を省略してもよく、必須の工
程ではない。
【0029】次に、蒸煮品の「乾燥A」4を行う。上記
「乾燥A」では、粗揉機を用い蒸煮品に80〜120℃
の熱風をあてながら、40〜60分間をかけて、含水率
20〜25%となるまで蒸煮品を揉み乾燥させる。ここ
では、通常の粗揉機よりも練込みの圧力を強くすること
により、積極的に葉を破壊して破砕する。次に、蒸煮品
の「練込み破砕」を行う。上記「練込み破砕」5Aで
は、チョッパーを用いて常温で6〜8メッシュパスとな
るようにひき肉のように練込んで破砕する。次に、蒸煮
品の「乾燥B」6を行う。上記「乾燥B」では、中揉機
を用い蒸煮品に40〜60℃の熱風をあてながら、40
〜60分間をかけて、含水率10〜15%となるまで蒸
煮品を乾燥させる。尚、この工程は省略しても良い。次
に、蒸煮品の「乾燥C」8を行う。上記「乾燥C」で
は、熱風乾燥機を用いて温度70〜90℃で40〜60
分間をかけて含水率4〜5%となるまで乾燥させる。こ
うして、緑色杜仲茶10としての形態を整える。
【0030】上記緑色杜仲茶10を、図1に「※X」で
示すように、乾燥機に供給することにより、上記第1実
施形態と同様な製造工程を経由して杜仲玄米茶30が得
られる。この緑色杜仲茶20を使用したときも、上記第
1実施形態と同様にティーバッグに充填させられるし、
ティーバッグにお湯を注ぐことにより、同様な作用と効
果が得られるから、その説明を省略する。
【0031】上記第3実施形態の緑色杜仲茶10を使用
すると、生葉の状態から全ての工程で葉を傷めて組織を
破壊しながら乾燥し、乾燥の中間でティーバッグ原料と
するのに適した形状としたから、抽出性が良い製品が得
られる。
【0032】尚、本発明は上記の実施形態に限定される
ものではなく、その要旨の範囲で実施形態を変更しう
る。例えば、緑色杜仲茶10は、杜仲の生葉を蒸熱処理
して酵素を殺し、緑色を保ったまで乾燥させたものであ
れば良く、その製造方法は、上記各実施形態に限らず、
公知の種々の製造方法を採用し得る。
【0033】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、ティーバッ
グをお湯に入れると、ティーバッグのフィルター網目か
ら杜仲茶の微粉砕片が外側へ出て湯中にその総ての成分
が抽出するとともに、短時間に味と香りの出る玄米の抽
出液と混合し合い、杜仲の独特の渋味と香りが解消さ
れ、万人が飲み易い杜仲玄米茶となる効果が発揮され
る。
【0034】本発明の請求項2よると、ティーバッグを
お湯に入れると、より短時間に、ティーバッグのフィル
ター網目から杜仲茶の微粉砕片が外側へ出て素速く湯中
にその総ての成分が抽出するとともに、味と香りの出る
玄米の抽出液と混合し合い、また、適度な杜仲の独特の
渋味と香りが得られ、一層味わい深い杜仲玄米茶となる
効果が発揮される。
【0035】また、請求項3によると、緑色杜仲茶の微
粉砕片を300メッシュ以下とし、これを重量比で2〜
5%含有させ、玄米の粗粉砕片を12〜48メッシュと
し、これを重量比で10〜20%含有させ、また、ま
た、緑色杜仲茶の粗粉砕片を12〜48メッシュとし、
これを重量比で残部%重量だけ含有させているから、テ
ィーバッグ用として最適な混合割合となり、緑色杜仲茶
の微粉砕片と玄米とがお湯の中で短時間に最適な割合で
抽出し合い、また、杜仲の独特の渋味と香りが適度に抽
出されて、一層味わい深い杜仲玄米茶となる効果が発揮
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、ティーバッグ用
杜仲玄米茶の製造工程図である。
【図2】本発明の実施形態を示し、緑色杜仲茶の粗粉砕
片及び微粉砕片と、玄米の粗粉砕片の混合比の円グラフ
である。
【図3】本発明の第2実施形態を示し、ティーバッグ用
杜仲玄米茶の製造工程図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示し、ティーバッグ用
杜仲玄米茶の製造工程図である。
【符号の説明】
1 杜仲の生葉 2 生葉裁断 3 蒸煮・殺青 4 粗揉工程 5 揉捻工程 6 中揉工程 7 精捻工程 8 乾燥 10,20 緑色杜仲茶 11 乾燥機 12,16,18 粗砕機 13,17,19 迴篩機 14 微砕機 15 ブレンダー 25 玄米 30 杜仲玄米茶 A1 緑色杜仲茶の微粉砕
片 A2 緑色杜仲茶の粗粉砕
片 A3 玄米の粗粉砕片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 杜仲の生葉を裁断して蒸熱処理した後、
    乾燥させた緑色杜仲茶の粗粉砕片及び微粉砕片と、焙煎
    した玄米の粗粉砕片とを混合し、バッグに封入したこと
    を特徴とするティーバッグ用の杜仲玄米茶。
  2. 【請求項2】 杜仲の生葉を裁断して蒸熱処理した後、
    揉捻・乾燥させた緑色杜仲茶の粗粉砕片及び微粉砕片
    と、焙煎した玄米の粗粉砕片とを混合し、バッグに封入
    したことを特徴とするティーバッグ用の杜仲玄米茶。
  3. 【請求項3】 上記玄米の粗粉砕片を12〜48メッシ
    ュとし、これを重量比で10〜20%含有させ、上記杜
    仲茶の微粉砕片を300メッシュ以下とし、これを重量
    比で2〜5%含有させ、更に、上記杜仲茶の粗粉砕片を
    12〜48メッシュとし、これを重量比で残部%だけ含
    有させてなることを特徴とする請求項1または2記載の
    ティーバッグ用の杜仲玄米茶。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005099735A1 (ja) * 2004-03-31 2005-10-27 Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. 杜仲葉成分を含むリパーゼ阻害剤
CN102511581A (zh) * 2011-12-20 2012-06-27 浙江大学 多层次复合香味的绿茶加工方法
JP2019180314A (ja) * 2018-04-12 2019-10-24 株式会社ファンケル 穀物を含有する藤茶飲料

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