JP2000139174A - コンバインの刈取部駆動装置 - Google Patents

コンバインの刈取部駆動装置

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JP2000139174A
JP2000139174A JP10320728A JP32072898A JP2000139174A JP 2000139174 A JP2000139174 A JP 2000139174A JP 10320728 A JP10320728 A JP 10320728A JP 32072898 A JP32072898 A JP 32072898A JP 2000139174 A JP2000139174 A JP 2000139174A
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泰男 瀬野
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広志 北川原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のコンバインの刈取部駆動装置は、一方
向クラッチのメンテナンスの際にミッションケース全体
を分解する必要があり、不便であった。 【解決手段】 ミッションケース22の側壁に、刈取P
TO軸55と刈取走行同調軸57とを同一軸心上に対向
配置せしめるクラッチ収容部202を、ミッションケー
ス22の走行駆動用歯車収容部200とは区画されるよ
うにして設け、該クラッチ収容部202内において該刈
取PTO軸55と刈取走行同調軸57とを刈取走行同調
軸57が機体前進方向に回転するときに係合させる一方
向クラッチ64を介して連結するとともに、前記クラッ
チ収容部202を構成する一壁部分22cを前記ミッシ
ョンケース22の側壁に対し脱着自在に取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの刈取
部が機体前進時には正方向に駆動される一方、後進時に
は逆方向に駆動されないようにするために、駆動伝達経
路の適宜位置に一方向クラッチを設けた刈取部駆動装置
において、該一方向クラッチのメンテナンスを容易に行
うことができ、かつ安価な刈取部駆動装置を提供するた
めの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバインを用いた刈取作業において
は、機体前進時には刈取作業を行うべく刈取部を駆動さ
せる必要があるが、機体後進時に刈取部を逆転させる
と、刈り取った穀稈が前方に放出したり、詰まりの原因
となるため、後進時には刈取部の逆方向駆動を防止する
ため、駆動伝達経路の適宜位置に一方向クラッチを設け
た刈取部駆動装置の技術は公知となっている。この刈取
部駆動装置は、一方向クラッチを駆動伝達経路の適宜位
置、例えば、ミッションケース内に収容される伝動ギア
のボス部や駆動装置に軸支された刈取PTO軸先端の刈
取出力プーリーのボス部等に設けており、コンバインを
使用した刈取作業において、コンバイン前進時は該一方
向クラッチが係合して刈取部を駆動させるべく刈取PT
O軸を駆動回転させる一方、後進時には該一方向クラッ
チの係合が解除されて刈取PTO軸の駆動は行われなく
空転して、刈取部を逆駆動させないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一方向クラッ
チをミッションケース内の伝動ギアのボス部に設けた刈
取部駆動装置は、一方向クラッチがミッションケース内
部にあるために、一方向クラッチをメンテナンス等する
ためにはミッションケース全体を分解し、修理・交換を
行ってから再び組み立てる必要があり、面倒であった。
特に一方向クラッチは一定使用期間毎に交換が必要なも
のであるため、その際に逐一ミッションケース全体の分
解・組立を行う必要があり、メンテナンス上とりわけ不
便であった。また、一方向クラッチをPTO軸先端のプ
ーリーのボス部に設けた構成の刈取部駆動装置は、クラ
ッチが装置外部にあるためメンテナンス的には前述のも
のに比して多少有利であったが、一方向クラッチ用の油
をプーリーのボス部に封入してシールする必要があるの
で、そのようなプーリーを特別に設計製造する必要が生
じ、その結果コストアップとなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。請求項1においては、ミッション
ケースの側壁に、刈取PTO軸と刈取走行同調軸とを同
一軸心上に対向配置せしめるクラッチ収容部を、ミッシ
ョンケースの走行駆動用歯車収容部とは区画されるよう
にして設け、該クラッチ収容部内において、該刈取PT
O軸と刈取走行同調軸とを刈取走行同調軸が機体前進方
向に回転するときに係合させる一方向クラッチを介して
連結するとともに、前記クラッチ収容部を構成する一壁
部分を前記ミッションケースの側壁に対し脱着自在に取
り付けたものである。
【0005】請求項2においては、前記クラッチ収容部
と、前記ミッションケースの走行駆動用歯車収容部とは
潤滑油が相互に流通自在に構成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は本発明の一実施例に係る刈取部
駆動装置を具備したコンバインの全体的な構成を示した
側面図、図2は同じく平面図、図3は同じく正面模式
図、図4はトランスミッションのスケルトン図、図5は
トランスミッション全体の模式斜視図、図6は走行用の
第一無段変速ユニットを含むトランスミッションの断面
展開図、図7は旋回用の第二無段変速ユニットを含むト
ランスミッションの断面展開図、図8はトランスミッシ
ョンの左側面断面図、図9は同じく左側面図、図10は
同じく右側面図、図11は刈取PTO軸を含むトランス
ミッションの断面展開図、図12は図9において凹部蓋
体を取り外した状態を示すクラッチ収容部の断面拡大
図、図13はクラッチ収容部内部における潤滑油の流れ
を示す断面拡大図、図14はトランスミッションにおい
て刈取PTO軸の回転数を変更する方法を示した断面拡
大図である。
【0007】まず、図1及び図2より本発明のコンバイ
ンの全体構成について説明する。トラックフレーム1に
は左右のクローラ式走行装置2L・2Rを装設してい
る。3は前記トラックフレーム1に架設する機台、4は
フイードチェン5を左側に張架し扱胴6及び処理胴7を
内蔵している脱穀機である脱穀部、8は刈刃9及び穀稈
搬送機構10等を備える刈取部、11は刈取フレーム1
2を介して刈取部8を昇降させる油圧シリンダである。
13は排藁チェン14の終端を臨ませる排藁処理部、1
5は脱穀部4からの穀粒を揚穀筒16を介して搬入する
穀物タンク、17は前記穀物タンク15の穀粒を機外に
搬出する排出オーガ、18は丸型の操向ハンドル19を
支架するハンドルポスト、68は主変速レバー、20は
運転席であり、また、21は、機体左右方向に沿う出力
軸を有するエンジンであり、このエンジン21からの動
力によって、コンバインの前方より連続的に穀稈を刈取
って脱穀するように構成している。
【0008】また、このコンバインのトランスミッショ
ンには図4に示すように、走行系の第一無段変速ユニッ
ト及び旋回系の第二無段変速ユニットを具備しており、
それぞれのユニットはエンジン21より駆動力を得るよ
う構成されている。そして、エンジン21により駆動力
を得た第一無段変速ユニットにより、正逆の回転方向と
回転数増減の制御が行われたのち、駆動力が走行系伝動
機構Rを介して差動機構33に伝達される。また、エン
ジン21により駆動力を得た第二無段変速ユニットによ
り正逆の回転方向と回転数増減の制御が行われたのち、
駆動力が正逆転付与機構Sを介して差動機構33に伝達
される。このような構成で、差動機構33に連動連結さ
れた左右のクローラ式走行装置2L・2Rの駆動スプロ
ケット34L・34Rに駆動力を常時伝達し、前後直進
走行及び、左右駆動スプロケット34L・34Rに対す
る回転数の相対的な増減制御により旋回を可能としたも
のであり、以下において、この走行及び旋回の機構につ
いて説明する。
【0009】次にトランスミッションの構成について図
3乃至図14より説明する。本実施例においては無段変
速ユニットとして静油圧式無段変速装置(以下HST装
置)Hを採用しており、前記クローラ式走行装置2L・
2Rを駆動するトランスミッションMは前記ミッション
ケース22内の走行系伝動機構R、正逆転付与機構S及
び遊星ギア機構35L・35R、及び該ミッションケー
ス22に載置されたHST装置Hより構成される。HS
T装置Hは、一組の走行油圧ポンプ23及び走行油圧モ
ータ24からなる主変速機構である走行用の第一無段変
速ユニット25と、一組の旋回油圧ポンプ26及び旋回
油圧モータ27からなる旋回機構である旋回用の第二無
段変速ユニット28とからなる。また、ミッションケー
ス22は左側(図6及び図7において左側)のケース部
22L及び右側のケース部22Rより構成され、ケース
部22L・22Rがミッションケース22の左右方向で
中央付近において接合されている。
【0010】そして、両ケース部22L・22Rの内部
においては、主区画たる走行駆動用歯車収容部200が
形成され、該収容部200内に潤滑油及びHST作動油
としての油を溜めることができるようにしている。該走
行駆動用歯車収容部200内には、遊星ギア機構35L
・35R、走行系伝動機構Rの大部分及び後述の差動機
構33等、駐車ブレーキ機構T等が配置されている。
【0011】また、図9に示すように前記走行用の第一
無段変速ユニット25は、機体の前後方向における後方
(図9における右側)に横置きしたケース内に走行油圧
ポンプ23及び走行油圧モータ24が並設されており、
該走行油圧ポンプ23の入力軸23a及び、該走行油圧
モータ24の出力軸24aの各々が機体左右方向に軸支
され、互いに前後方向に並列されている。
【0012】また、前記旋回用の第二無段変速ユニット
28においては、機体の前後方向における前方(図9に
おける左側)から旋回油圧ポンプ26及び、旋回油圧モ
ータ27が並設され横置きのケースに内装されており、
該旋回油圧ポンプ26の入力軸26a及び、該旋回油圧
モータ27の出力軸27aの各々が機体左右方向に軸支
され、互いに前後方向に並列されている。
【0013】一方、図3及び図5で示すように前記ミッ
ションケース22の右側のケース部22Rの右上部に
は、ミッションケース22の上面よりも上方に延出する
入力ケース部22aが突出形成されている。入力ケース
部22aは右側ケース部22Rの右端部に一体形成さ
れ、該入力ケース部22aの右端開口を閉じるべく蓋体
22bが固定されている。そして、該ミッションケース
22の上面に臨む入力ケース部22aの左側面におい
て、機体後方から順に走行用の第一無段変速ユニット2
5及び旋回用の第二無段変速ユニット28を並設させる
ように、両無段変速ユニット25・28のケースを取り
付けている。
【0014】また、ミッションケース22内には走行系
伝動機構R及び正逆転付与機構Sが配設されており、該
走行系伝動機構Rへの動力を受け入れるギア42及び正
逆転付与機構Sへの動力を受け入れるギア97が、該入
力ケース部22a内に設けられている。そして、前記第
一無段変速ユニット25の走行油圧モータ24の出力軸
24aの一端が入力ケース部22a内に挿入されギア4
2に係合され、また、前記第二無段変速ユニット28の
旋回油圧モータ27の出力軸27aの一端が入力ケース
部22a内に挿入されギア97に係合されている。
【0015】また、図6で示すように、走行用の第一無
段変速ユニット25のケースから入力ケース部22aと
は反対側へ、前記走行油圧ポンプ23の入力軸23aが
突出しており、その端部には二連の入力プーリー23b
が入力軸23aに一体的に装着されており、また、図7
で示すように、旋回用の第二無段変速ユニット28のケ
ースから入力ケース部22aとは反対側へ、前記旋回油
圧ポンプ26の入力軸26aが突出しており、その端部
には一連の入力プーリー26bが入力軸26aに一体的
に装着されている。そして図5で示すように、前記入力
プーリー23bの一方と入力プーリー26bとの間には
伝動ベルト30が巻回されており、旋回油圧ポンプ26
の入力軸26aを伝動ベルト30と、入力プーリー23
b・26bを介し、前記走行油圧ポンプ23の入力軸2
3aに連動連結させている。31は伝動ベルト30を適
当な張り具合に調整するテンションプーリーである。ま
た、前記エンジン21の出力軸21aには出力プーリー
21bが一体的に装着されており、該出力プーリー21
bと前記走行油圧ポンプ23の入力プーリー23bの他
方との間には伝動ベルト29が巻回されている。このよ
うにして走行油圧ポンプ23の入力軸23aを伝動ベル
ト29、プーリー等を介しエンジン21に連動連結させ
ている。
【0016】また、ミッションケース22の左側ケース
部22Lの側面から、刈取走行同調軸57が突出してお
り、該刈取走行同調軸57上には一体的に回転する刈取
出力プーリー55bが固設され、図3に示すように、該
刈取出力プーリー55bと刈取入力ギアボックス120
の刈取入力プーリー121との間に刈取伝動ベルト12
2が巻回されている。そしてミッションケース22内の
副変速駆動軸53からギア56、55aを介して、エン
ジン21の出力が刈取入力ギアボックス120に伝達さ
れる。
【0017】また、図5に示すように、第一・第二無段
変速ユニット25・28の各々のケース上面には、走行
油圧ポンプ23及び旋回油圧ポンプ26に対する変速ア
ーム23c、26cが配設されており、該変速アーム2
3c、26cの回動操作により、走行油圧ポンプ23及
び旋回油圧ポンプ26の可動斜板145、146がそれ
ぞれ傾動し、走行油圧モータ24及び旋回油圧モータ2
7の回転速度及び回転方向が制御される。
【0018】次に、図4、図6及び図7より、差動機構
33の構成について説明する。ミッションケース22内
の差動機構33は左右の一対の遊星ギア機構35L・3
5Rを有し、各遊星ギア機構35L・35Rはサンギア
36L・36Rと、該サンギア36L・36Rの外周で
噛合う複数のプラネタリギア37L・37Rと、リング
ギア38L・38Rに一体構成されプラネタリギア37
L・37Rに噛合うインターナルギア38a・38a
と、サンギア軸39と同軸線上の車軸40L・40Rに
固設されプラネタリギア37L・37Rを枢支するキャ
リア41L・41R等から構成されている。該プラネタ
リギア37L・37Rは車軸40L・40Rから放射状
に均等配置されてキャリア41L・41Rにそれぞれ回
転自在に軸支され、左右のサンギア36L・36Rを挟
んで左右のキャリア41L・41Rを配置させると共
に、前記インターナルギア38a・38aは各プラネタ
リギア37L・37Rに噛み合い、サンギア軸39とは
同一軸心上に配置させ、車軸40L・40Rに回転自在
に軸支させている。
【0019】そして、左右の前記サンギア36L・36
Rは共通のサンギア軸39の外周面上に刻設され、両サ
ンギア36L・36Rの中間部に係止したセンタギア4
6を介して、副変速機構32等からなる走行系伝動機構
Rに連動連結され、さらに走行系伝動機構Rの入力部に
は、前記第一無段変速ユニット25の出力軸24aに係
合されるギア42が連動連結されている。
【0020】副変速機構32は、ミッションケース22
に横架した副変速駆動軸53の一端に入力用ギア44を
固設し、該副変速駆動軸53上には低速用ギア50、中
速用ギア51を固設し、高速用ギア52を遊嵌し、高速
ギア52と噛合可能なクラッチスライダ81を摺動可能
にスプライン嵌合している。また、前記副変速駆動軸5
3と平行に回転自在に横架した副変速従動軸45上に
は、ギア47・48を遊嵌し、その間にクラッチスライ
ダ80を両者に嵌合可能にスプライン嵌合し、出力ギア
49を固設している。そして、ギア47と低速用ギア5
0、ギア48と中速用ギア51、ギア49と高速用ギア
52とをそれぞれ常時嵌合させている。
【0021】これら二つのクラッチスライダ80・81
は運転席近傍に配備した一本の副変速レバーに連係さ
れ、該副変速レバーが操作されることで各々の軸53、
45上を同時に摺動して、クラッチスライダ80・81
のいずれかがギア47・48・52のいずれかと係合す
るように構成され、これにより、副変速従動軸45に三
段の変速回転が得られ、出力ギア49から出力されるよ
うになっている。
【0022】このような構成において走行油圧モータ2
4の回転出力が、図6及び図8に示すように出力軸24
aから入力ケース部22a内のギア42を介して、カウ
ンター軸43上のギア43a、入力用ギア44を介して
副変速機構32に伝達され、副変速機構32において変
速したのち出力ギア49からカウンターギア54、セン
タギア46を経由して左右のサンギア36L・36Rを
回転駆動させるのである。そして、左右の遊星歯車機構
35L・35Rを介し車軸40に伝達させることによ
り、左右の駆動スプロケット34L・34Rを回転駆動
させ、クローラ式走行装置2L・2Rを駆動させるので
ある。
【0023】一方、図7及び図8に示すように、左右の
前記リングギア38L・38Rは、支軸63上に遊嵌し
たギア63c・63d、アイドル軸62上のアイドルギ
ア62a等からなる正逆転付与機構Sに連動連結され、
さらに正逆転付与機構Sの入力部には第二無段変速ユニ
ット28の出力軸27aに係合されるギア97が連動連
結されている。
【0024】そして、旋回用の第二無段変速ユニット2
8の旋回油圧モータ27の回転出力が、出力軸27aか
ら順に伝達ギア97、カウンター軸96上の駆動ギア9
6aに伝達され、さらに入力用の伝動ギア91を介して
旋回入力軸90、クラッチ装置Cを介してクラッチ軸6
1へと伝達される。
【0025】前記旋回入力軸90には同歯数の駆動ギア
90a・90bが刻設され、またクラッチ軸61上に
は、該駆動ギア90a・90bと常時噛み合うクラッチ
ギア61b・61cが遊嵌配置されている。そして、両
クラッチギア61b・61cの間に、該クラッチギア6
1b・61cの各々に対して係脱自在なクラッチスライ
ダ61dを、クラッチ軸61と相対回転不能で、かつ、
軸方向摺動自在に設置することにより、前記クラッチ装
置Cを構成している。このクラッチスライダ61dは前
述の副変速機構32のクラッチスライダ80・81と連
動連係され、副変速機構32が中立位置にあるときには
クラッチギア61b・61cのいずれとも係合せず、副
変速機構32が1速から3速までの伝動状態にあるとき
のみ係合して旋回入力軸90からの動力をクラッチ軸6
1に伝達し、クラッチ軸61と一体の出力ギア61aよ
り出力するように構成されている。
【0026】そして、クラッチ軸61上の出力ギア61
aの回転は支軸63上に遊嵌した旋回入力ギア63bに
直接的に伝達され、ギア63dを介してリングギア38
Rに伝達される。また、左側のリングギア38Lに対し
ては、クラッチ軸61上の出力ギア61aの回転はアイ
ドル軸62上のアイドルギア62aにて逆転されたの
ち、支軸63上の旋回入力ギア63aに伝達され、ギア
63cを介してリングギア38Lに伝達される。このよ
うにして旋回油圧モータ27の回転出力が、左右のリン
グギア38L・38Rを互いに逆回転方向へ、かつ左右
同一回転数で伝達される。
【0027】このような構成で、走行油圧ポンプ23の
可動斜板145に対する変速アーム23cが、運転席近
傍に配備した主変速レバー68にリンク機構を介して連
動連係されており、第一無段変速ユニット25は該主変
速レバー68の回動操作により可動斜板145の傾斜角
度が変更されて走行油圧モータ24の正逆の回転方向と
回転数増減及び回転停止の制御を行うことが可能となっ
ている。また、旋回油圧ポンプ26の可動斜板146に
対する変速アーム26cが操向ハンドル19にリンク機
構を介して連動連係されており、第二無段変速ユニット
28は該操向ハンドル19の回動により可動斜板146
の傾斜角度が変更されて旋回油圧モータ27の正逆の回
転方向と回転数増減及び回転停止の制御を行うよう構成
されている。
【0028】そして、操向ハンドル19を直進走行位置
におくと、旋回油圧ポンプ26が中立位置となり、旋回
油圧モータ27の駆動が停止して左右リングギア38が
静止固定された状態となり、主変速レバー68にて走行
油圧ポンプ23より圧油を吐出させて走行油圧モータ2
4を駆動すると、その回転はセンタギア46から左右の
サンギア36L・36Rに同一回転数で伝達され、左右
遊星ギア機構35L・35Rのプラネタリギア37L・
37R、キャリア41L・41Rを介し、左右の駆動ス
プロケット34L・34Rが左右同回転方向の同一回転
数で駆動されて、機体の前進直進走行が行われる。ま
た、主変速レバー68にて走行油圧ポンプ23からの圧
油吐出方向を反転させると、機体は後進状態で直進走行
する。
【0029】ここで、操向ハンドル19を右に切ると、
旋回油圧ポンプ26は作動状態となって圧油を吐出し、
該圧油を受けて旋回油圧モータ27が駆動される。該旋
回油圧モータ27から出力された動力は旋回入力軸90
からクラッチ装置Cを経て正逆転付与機構Sに至り、こ
こで同一回転数のまま二手に分けられ、その一方は前記
遊星ギア機構35のリングギア38Lを正転させ、他方
はリングギア38Rを逆転させる。正転するリングギア
38Lの回転数はサンギア36Lによって正転している
左キャリア41Lの回転数に加算される一方、逆転する
リングギア38Rの回転数はサンギア36Rによって正
転している右キャリア41Rの回転数に減算される。こ
れによって両駆動スプロケット34L・34Rの駆動状
態を維持しつつ、駆動スプロケット34Lの回転数が駆
動スプロケット34Rのそれよりも高くなって右方へ進
路が変更されるのである。
【0030】旋回油圧ポンプ26からの吐出油量は操向
ハンドル19の切れ角度が大きくなるに従って増加し、
これに応じて旋回油圧モータ27の回転数も無段に増加
するので、左右の駆動スプロケット34・34に生じる
相対回転差は次第に大きくなり、より小さな旋回半径で
機体が旋回することとなる。また、操向ハンドル19を
左に切ると、旋回油圧ポンプ26の圧油吐出方向が反転
して旋回油圧モータ27の回転方向が逆になり、これに
よって最終的に、左キャリア41Lの回転数が減算され
る一方、右キャリア41Rの回転数が加算されて、駆動
スプロケット34Rの回転数が駆動スプロケット34L
のそれよりも高くなって左方へ進路が変更されるのであ
る。
【0031】また、正逆転付与機構Sの旋回入力軸90
には直進性を安定させるためのブレーキ機構Bが装備さ
れている。このブレーキ機構Bは、旋回入力軸90上で
一体的に回転する前記伝動ギア91と、旋回入力軸90
に外嵌され、伝動ギア91よりも歯数が少ない摩擦板で
構成した制動ギア92とを有する。そして、伝動ギア9
1は旋回油圧モータ27からの動力を伝達する駆動ギア
96aと噛み合っており、該伝動ギア91を介して、旋
回入力軸90に動力が伝達されるように構成されてい
る。
【0032】また、同じく駆動ギア96aと噛み合う制
動ギア92が旋回入力軸90に二枚外嵌されており、さ
らに三枚の相手側摩擦板93・93・93が前記制動ギ
ア92を挟み込むようにして旋回入力軸90と一体回転
するよう装着され、該相手側摩擦板93と制動ギア92
は、蓋体22bにて受け止められた皿バネ95のバネ力
を受ける押圧板94を介して常時押圧されている。そし
て、この押圧力を受けることにより伝動ギア91、相手
側摩擦板93、及び制動ギア92は常時圧接状態を保
つ。
【0033】このような構成において駆動ギア96aか
ら動力が伝達されると、伝動ギア91より旋回入力軸9
0に動力が伝達される一方、駆動ギア96aにより動力
を伝達された制動ギア92が伝動ギア91とは異なる回
転数で旋回入力軸90上で回転するので、伝動ギア91
と制動ギア92間において相対回転差が発生し、伝動ギ
ア91、相手側摩擦板93及び制動ギア92の間に摩擦
抵抗が発生し、該旋回入力軸90に対するブレーキ作用
が発生する。これにより、旋回油圧ポンプ26の中立位
置が正確に出ておらず、旋回油圧モータ27が微動に回
転しようとしても、旋回入力軸90が制動されているの
で左右リングギア38L・38Rの静止固定状態が維持
される。
【0034】続いて、図示せぬハンドブレーキを操作す
ることにより走行系伝動機構Rに制動力を付与させる駐
車ブレーキ機構Tについて、図6を用いて説明する。ま
ず、ハンドブレーキに連動連結したブレーキアーム11
3を回動操作すると連動してカム軸110が回転する。
そしてカム軸110の回転によりプレッシャープレート
111が回動するとともに図7において左方向への推力
が発生して、副変速従動軸45上に一体的に装着された
摩擦板とミッションケース22側に装着された摩擦板と
が重合してなる多板式摩擦ブレーキ112を押圧する。
この押圧により副変速従動軸45に抵抗を与え駐車ブレ
ーキ作用を発生させるのである。
【0035】また、図7、図8及び図12に示すように
走行油圧ポンプ23の入力軸23aの他端はケース外側
に突出し、外側面に第一・第二無段変速ユニット25・
28に対する作動油補給用のチャージポンプCPが付設
され、前記入力軸23aからの動力によって駆動され、
また、旋回油圧ポンプ26の入力軸26aの他端も、入
力ケース部22a、蓋体22bを貫通して突出し、該蓋
体22b外側面に刈取部の昇降用ポンプSPを付設し、
動力を伝えている。
【0036】前記チャージポンプCPと昇降用油圧ポン
プSPとの各々の吸入側は図10に示すようにミッショ
ンケース22の右側ケース部22R外側面に配設したサ
クションポート151・152に配管を介して接続され
ている。図8で示すようにミッションケース22の内部
には互いに仕切られた第一・第二油室142a・142
bが形成され、該第一油室142aは、ミッションケー
ス22内に収容したギア等を潤滑する潤滑油が溜められ
た油溜めに開放されその内部にストレーナ141が横架
されている。このストレーナ141にて濾過された油が
ミッションケース22のケース部22L外側面に取付け
た外装式の油フィルタ140を通過して更に濾過され、
第二油室142b内に溜められてサクションポート15
1・152より吸い込まれるようになっている。
【0037】また、図9に示すように、ミッションケー
ス22のケース部22L前方寄りの外側面には、前記刈
取部8を対地昇降操作自在な昇降バルブユニットVUが
配置されている。即ち、昇降バルブユニットVUのバル
ブケース150がケース部22Lの外側面に脱着自在に
付設され、該バルブケース150の正面にはポンプポー
ト153とシリンダポート155が、下面にはタンクポ
ートが、上面には三位置切換式で電磁操作式の方向制御
弁147が配設されている。昇降用ポンプSPから送ら
れる作動油がポンプポート153に導入される。
【0038】次に、本発明の要部である刈取PTO軸5
5のクラッチ収容部202について説明する。図11に
示すように、上述の左側ケース部22Lの左側側壁上部
外側には椀状の壁22cが形設されて、その内部に収容
凹部(図12における58)を形成している。一方、上
述の刈取PTO軸55は軸心部分に油路55cを形成し
て中空状に構成しており、該刈取PTO軸55の左側は
前記左側ケース部22Lの側壁部分に軸支され、その先
端は該側壁から外側に突出して、前記収容凹部58内に
位置している。
【0039】該収容凹部58内において、該刈取PTO
軸55の先端にはニードルベアリング59が設置される
小径部分が形成され、該刈取PTO軸55の軸支部分と
上記小径部分との間において、刈取PTO軸55の外周
面にはスプラインを刻設している。そして、該スプライ
ンには、後述の伝動筒60をスプライン嵌合する構成と
している。上記伝動筒60は、円筒の一端を平面で閉じ
た形状としており、該閉塞部分の中央に貫通孔を開口
し、該貫通孔の内周面にスプライン溝を形成して、前記
刈取PTO軸55に形成したスプラインに噛合するよう
外嵌し、同一軸心上で一体的に回動するようにしてい
る。
【0040】該伝動筒60の内部には、刈取走行同調軸
57が同一軸心上に配置され、該刈取走行同調軸57の
一端の軸心位置に穿設した穴57aの内周に前記ニード
ルベアリング59が装着されて前記刈取PTO軸55の
小径部が挿入される。そして、該刈取走行同調軸57端
は、上記ニードルベアリング59により前記刈取PTO
軸55に対し相対回転自在に支持している。そして、該
伝動筒60の内周面には一方向クラッチ64が取り付け
られる。該一方向クラッチ64は、伝動筒60の内周面
と刈取走行同調軸57の外周面との間に位置して、刈取
PTO軸55が機体前進方向に回転するときはクラッチ
が係合して伝動筒60の回転を刈取走行同調軸57に伝
達し、機体後進時に逆方向に回転するときはクラッチの
係合が解除されて空転し、刈取走行同調軸57へ回転を
伝達しないようにしている。
【0041】そして前記刈取PTO軸55先端部、ニー
ドルベアリング59、伝動筒60、刈取走行同調軸57
及び一方向クラッチ64を収容した収容凹部58は、蓋
体22dによって閉じられる。即ち、この蓋体22dと
左側ケース部22Lの収容凹部58とにより、一方向ク
ラッチ64を収容するための小区画たるクラッチ収容部
202が構成される。該蓋体22dは取付ボルト65に
よって左側ケース部22Lに脱着自在としている。そし
て、前記刈取走行同調軸57は、該蓋体22dにベアリ
ングを介して軸支されて外側に突出し、その先端には刈
取出力プーリー55bを取り付けている。
【0042】上記のようにクラッチ収容部202を構成
することにより、図12に示すように取付ボルト65を
緩めて外すことにより蓋体22dを取り外すことがで
き、ミッションケース22全体を分解することなく、一
部の分解のみでクラッチ収容部202内部の一方向クラ
ッチ64が簡単に点検・修理・交換できるのである。
【0043】また、前述のチャージポンプCPにより第
一・第二無段変速ユニット25・28に補給され、該第
一・第二無段変速ユニット25・28からの余剰油とな
る潤滑油は、前記収容凹部58内部において図13に矢
印で示す如く流れる。即ち、第一・第二無段変速ユニッ
ト25・28から溢れた潤滑油は、図10に示すよう
に、油孔164を通じて入力ケース部22a内に排出さ
れ、該入力ケース部22aの底部に油溜め201を形成
する。入力ケース部22a内はミッションケース22の
右側ケース22Rと左側ケース22Lとで区画された走
行駆動用歯車収容部200内と油孔165を通じて連通
しているので、油溜め201に溜まる油量が油孔165
にて規定されオーバーフローする分は走行駆動用歯車収
容部200に戻される。この入力ケース部22a内に突
入する前記刈取PTO軸55の軸端をこの油溜め201
に臨ませてあるため、該油溜め201に溜まった潤滑油
は刈取PTO軸55内の油路55cを通り刈取走行同調
軸57の端部孔57a内に入る。
【0044】そして、刈取PTO軸55先端外周面のニ
ードルベアリング59を通過し、刈取走行同調軸57と
伝動筒60との間の一方向クラッチ64内部を通って、
伝動筒60外側を経由して収容凹部58から、最後には
刈取PTO軸55を軸支するベアリングを通過して走行
駆動用歯車収容部200へ導かれる。このように一方向
クラッチ64に潤滑油を流して流動性を付与して循環さ
せることにより、クラッチ収容部202内にゴミ等が堆
積することが防止され、一方向クラッチ64の寿命を長
くすることができる。
【0045】最後に、刈取PTO軸55の回転数を容易
に変更可能とした構成について説明する。即ち、図11
に示すように、前述の副変速駆動軸53及び刈取PTO
軸55の軸端は、入力ケース部22a内に突出してい
る。該入力ケース部22aと前記走行駆動用歯車収容部
200とは右側ケース部22Rの側面によって区画され
隔たれている。該入力ケース部22a内に突入する副変
速駆動軸53の端部外周面には、スプラインを刻設して
いる。また、刈取PTO軸55端部の外周面にもスプラ
インを形成している。
【0046】そして、副変速駆動軸53と刈取PTO軸
55とを連動連結する二つのギア56・55aは、該二
軸53・55上にそれぞれ形設されたスプラインに噛合
する係合孔を有しており、それぞれ副変速駆動軸53・
刈取PTO軸55に外嵌される。また、副変速駆動軸5
3には、更に同様の係合孔を有する入力用ギア44が外
嵌される。即ち、これら三つのギア56・55a・44
は、副変速駆動軸53又は刈取PTO軸55のスプライ
ン上を軸線方向に摺動可能としており、脱着が可能な構
成となっている。そして、これらギア56・55a・4
4が抜けることのないように、ギア55aは止め輪55
dにより刈取PTO軸55に固定され、ギア56及び入
力用ギア44はベアリングを介して止め輪53aにより
副変速駆動軸53に固定される。
【0047】前記入力ケース部22aの蓋体22bは、
取付ボルトの脱着により装脱自在に構成されている。従
って、図14に示すように蓋体22bを外し、軸53・
55から止め輪53a・55dを抜くことにより、副変
速駆動軸53と刈取PTO軸55とを連動連結する二つ
のギア56・55aを軸53・55より入力ケース部2
2a外へ抜き出して、異なる歯数のものに容易に交換す
ることができる。従って、ミッションケース22全体を
分解することなく、一部の分解のみによって刈取PTO
軸55の回転数を変更することが可能であり、従って刈
取部の仕様の変更や適用機種の変更等にも容易に対応で
きる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏するのである。即ち、請求項
1に示す如く、ミッションケースの側壁に、刈取PTO
軸と刈取走行同調軸とを同一軸心上に対向配置せしめる
クラッチ収容部を、ミッションケースの走行駆動用歯車
収容部とは区画されるようにして設け、該クラッチ収容
部内において、該刈取PTO軸と刈取走行同調軸とを刈
取走行同調軸が機体前進方向に回転するときに係合させ
る一方向クラッチを介して連結するとともに、前記クラ
ッチ収容部を構成する一壁部分を前記ミッションケース
の側壁に対し脱着自在に取り付けたので、ミッションケ
ース全体を分解することなく、一壁部分をミッションケ
ースの側壁から取り外すのみでクラッチ収容部内部の一
方向クラッチが簡単に点検・修理・交換でき、メンテナ
ンス性が向上する。また、プーリーのボス部内部に一方
向クラッチを配置してオイルを封入する構成に比して
も、プーリー自体の構造が簡潔となるので、製造コスト
が低減される。
【0049】請求項2に示す如く、前記クラッチ収容部
と、前記ミッションケースの走行駆動用歯車収容部とは
潤滑油が相互に流通自在に構成したので、潤滑油の循環
により、一方向クラッチ内で発生する油分の固まりその
他のゴミがクラッチ収容部内部に滞留することが防止さ
れる。従って、上述の異物による一方向クラッチの劣化
が防止され、一方向クラッチの寿命を長くすることがで
き、結果として装置のメンテナンスコストの軽減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る刈取部駆動装置を具備
したコンバインの全体的な構成を示した側面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】同じく正面模式図。
【図4】トランスミッションのスケルトン図。
【図5】トランスミッション全体の模式斜視図。
【図6】走行用の第一無段変速ユニットを含むトランス
ミッションの断面展開図。
【図7】旋回用の第二無段変速ユニットを含むトランス
ミッションの断面展開図。
【図8】トランスミッションの左側面断面図。
【図9】同じく左側面図。
【図10】同じく右側面図。
【図11】刈取PTO軸を含むトランスミッションの断
面展開図。
【図12】図9において凹部蓋体を取り外した状態を示
すクラッチ収容部の断面拡大図。
【図13】クラッチ収容部内部における潤滑油の流れを
示す断面拡大図。
【図14】トランスミッションにおいて刈取PTO軸の
回転数を変更する方法を示した断面拡大図。
【符号の説明】
22 ミッションケース 22d 一壁部分(蓋体) 22L 左側ケース部 55 刈取PTO軸 55b 刈取出力プーリー 57 刈取走行同調軸 58 収容凹部 60 伝動筒 64 一方向クラッチ 200 走行駆動用歯車収容部 202 クラッチ収容部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清岡 晃司 兵庫県尼崎市猪名寺2丁目18番1号 株式 会社神崎高級工機製作所内 Fターム(参考) 2B076 AA03 BA08 DA02 DA05 DB06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミッションケースの側壁に、刈取PTO
    軸と刈取走行同調軸とを同一軸心上に対向配置せしめる
    クラッチ収容部を、ミッションケースの走行駆動用歯車
    収容部とは区画されるようにして設け、該クラッチ収容
    部内において、該刈取PTO軸と刈取走行同調軸とを刈
    取走行同調軸が機体前進方向に回転するときに係合させ
    る一方向クラッチを介して連結するとともに、前記クラ
    ッチ収容部を構成する一壁部分を前記ミッションケース
    の側壁に対し脱着自在に取り付けたことを特徴とするコ
    ンバインの刈取部駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記クラッチ収容部と、前記ミッション
    ケースの走行駆動用歯車収容部とは潤滑油が相互に流通
    自在に構成してある請求項1記載のコンバインの刈取部
    駆動装置。
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