JP2000137171A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2000137171A
JP2000137171A JP10308856A JP30885698A JP2000137171A JP 2000137171 A JP2000137171 A JP 2000137171A JP 10308856 A JP10308856 A JP 10308856A JP 30885698 A JP30885698 A JP 30885698A JP 2000137171 A JP2000137171 A JP 2000137171A
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battery
lamp
endoscope
light source
voltage
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Kazutaka Matsumoto
和孝 松本
Seiichi Hosoda
誠一 細田
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型光源装置に備えられている電源の消耗状態
を、使用者が認知することを可能にする内視鏡装置を提
供すること。 【解決手段】バッテリ型光源20には照明光を発するラ
ンプ1と、このランプ1に電源を供給する電池2と、ラ
ンプ1と電池2との導通路の中途部に配置され、この導
通路を導通状態あるいは非導通状態に切り換えるスイッ
チ3と、この電池2の電圧を検出して電圧値信号を生成
する検出手段である電圧検出部4と、この電圧検出部4
から出力された電圧値信号を基に表示信号を生成する駆
動回路5と、この駆動回路5から出力された表示信号を
受けて電池の消耗状態を表示する告知手段6である液晶
パネル30が電池収納部23側面に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯使用に適する
内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用分野及び工業用分野で広く用いら
れる内視鏡は、診断或いは検査対象部位が生体、プラン
ト等の内部であるので、照明する手段が必要である。こ
のため、一般的な内視鏡装置では内視鏡の外部装置とし
て光源装置を用意し、この光源装置内のランプの照明光
を内視鏡に設けたライトガイドファイバに導光し、この
ライトガイドファイバで導光された照明光を挿入部の先
端側の照明窓から出射して、検査対象部位を照明する構
成になっている。
【0003】前記光源装置は、一般的には商用電源から
供給される電源を利用して光源装置内部のランプを発光
させるものである。これに対し、電源に乾電池等のバッ
テリを用いて小型光源装置としたバッテリ型光源を使用
する内視鏡装置がある。例えば、特開平10−4313
3号公報には、このバッテリ型光源を内視鏡操作部に着
脱自在に取り付けられ、このバッテリ型光源を薬液浸漬
等によって確実に消毒、滅菌でき、かつ漏電やバッテリ
の異常等の機能障害が生じるおそれのない内視鏡が提案
されている。このようなバッテリ型光源を取り付けて使
用可能な内視鏡は、電源のないところでの使用が可能で
あり、持ち運びが容易であるので、緊急時の使用などに
適している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−43133号公報に示されている内視鏡を使用し
ていると、使用中の予期せぬときに電池切れが発生して
検査に支障を来すことがあった。また、バッテリ型光源
に装填されている電池が電池切れ間近或いは電池切れ状
態であることを知らずに内視鏡装置を準備・使用して緊
急時に対応できなくなるおそれがあった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、小型光源装置に備えられている電源の消耗状態
を、使用者が認知することを可能にする内視鏡装置を提
供することを目的にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡装置は、
照明光を導光するライトガイドファイバを有する内視鏡
と、前記内視鏡に着脱自在で、前記ライトガイドファイ
バの照明光入射端に照明光を供給する照明ランプ及びこ
の照明ランプを点灯させる電源を有する小型光源装置と
を備える内視鏡装置であって、前記小型光源装置の電源
の消耗状態を告知する告知手段を具備している。
【0007】また、告知手段を、照明ランプ点灯時の電
源の電圧を検出する検出手段と、この検出手段で検出し
た結果に基づいて消耗状態を告知する液晶パネル又は発
光体又は発音体の単体、あるいはこれら液晶パネル、発
光体、発音体を組み合わせた複合装置とで構成してい
る。
【0008】この構成によれば、小型光源装置のランプ
点灯時の電源の電圧を検出手段で検出し、この検出結果
に基づいた電源の消耗状態が告知手段によって使用者に
告知される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図3は本発明の第1実
施形態に係り、図1は内視鏡装置の全体構成を示す図、
図2は告知手段の1例である液晶パネルを説明する図、
図3は小型光源装置の電気回路を示す図である。図1に
示すように本実施形態の内視鏡装置は、内視鏡10と、
この内視鏡10に着脱自在な小型光源装置であるバッテ
リ型光源20とで構成されている。
【0010】前記内視鏡10は、可撓性を有する挿入部
11と、この挿入部11の後端部に位置する操作部12
と、この操作部12の後端に設けられた接眼部13とで
構成されている。
【0011】一方、前記バッテリ型光源20は、前記操
作部12との連結部になる取付け部21と、照明ランプ
(図3符号1)を収納するランプ収納部22と、電源で
ある1つ又は複数の乾電池或いは充電式電池等の電池
(図3符号2)を収納する電池収納部23とで構成され
ている。前記ランプ収納部22の基端部には着脱自在な
ランプキャップ24が設けられ、前記電池収納部23の
基端部には着脱自在な電池キャップ25が設けられてい
る。そして、それぞれのキャップ24,25を取り外す
ことによってランプ及び電池の交換を行える。
【0012】前記内視鏡10の挿入部11は、先端側か
ら順に硬質な先端構成部14と、この先端構成部14の
後端に連設する湾曲自在な湾曲部15と、この湾曲部1
5の後端に連設する可撓性を有する可撓管部16とで構
成され、前記操作部12に配設される図示しない湾曲ノ
ブを回動操作することにより、前記湾曲部15を所望の
方向に湾曲できる構成になっている。
【0013】前記挿入部11内には、観察像を伝送する
イメージガイドファイバ(不図示)や前記バッテリ型光
源20からの照明光を伝送するライトガイドファイバ
(不図示)が挿通するとともに、図示しない吸引チャン
ネルが形成されている。
【0014】前記イメージガイドファイバの先端部分
は、図示しない対物レンズとともに前記先端構成部14
に固定されている。そして、このイメージガイドファイ
バの後端部分は前記接眼部13に内蔵される図示しない
接眼レンズの結像位置に固定されている。
【0015】一方、前記ライトガイドファイバの先端部
分は、図示しない照明窓とともに前記先端構成部14に
固定されている。そして、このライトガイドファイバの
後端部分の照明光入射端は前記ランプ収納部22に内蔵
されている照明ランプ1に対峙するようにライトガイド
口金17(図2参照)に固定されている。前記照明ラン
プから発する照明光は、前記ライトガイドファイバを導
光して前記先端構成部14に設けられている照明窓より
観察部位を照射する。
【0016】また、前記吸引チャンネルの先端部は、前
記先端構成部14に固定されている。この吸引チャンネ
ルは図示しない内視鏡用処置具を挿通して、処置用チャ
ンネルとしても使用される。
【0017】図2に示すように前記バッテリ型光源20
の取付け部21にはライトガイド口金17に係入する取
付け部本体26と、この取付け部本体26に回動自在に
配設された内周面に雌ネジを形成した固定部材27と、
前記取付け部本体26の外周面に設けられた特定位置を
指示する指標28と、この指標28を基準に配置した位
置決めピン29とが設けられている。なお、符号30
は、液晶パネルであり、この液晶パネル30には前記電
池の消耗状態が一目で分かるように、電池の残容量を目
安として表す電池を模したインジケータが表示されるよ
うになっている。
【0018】一方、前記操作部12のライトガイド口金
17には前記位置決めピン29が係入するピン受け部1
8と、前記固定部材27の雌ネジに螺合する雄ネジ部1
9が設けられている。
【0019】したがって、バッテリ型光源20に設けら
れた位置決めピン29を、内視鏡のライトガイド口金1
7のピン受け部18に係合させて接続し、前記雄ネジ部
19に固定部材27の雌ネジを螺合することによって、
バッテリ型光源20が内視鏡10の操作部12に一体的
に固定される。
【0020】図3に示すようにはバッテリ型光源20に
は照明光を発するランプ1と、このランプ1に電源を供
給する電池2と、前記ランプ1と前記電池2との導通路
の中途部に配置され、この導通路を導通状態あるいは非
導通状態に切り換えるスイッチ3と、この電池2の電圧
を検出して電圧値信号を生成する検出手段である電圧検
出部4と、この電圧検出部4から出力された電圧値信号
を基に表示信号を生成する駆動回路5と、この駆動回路
5から出力された表示信号を受けて電池の消耗状態を使
用者に告知する告知手段6とで構成されている。なお、
本実施形態においては告知手段として液晶パネル30が
電池収納部23側面に設けてある。
【0021】前記電圧検出部4は、検出した電圧値と、
電池の基準電圧値とを比較して消耗状態を段階別に表す
電圧値信号を生成する1つ又は複数の比較回路を内蔵し
ている。また、駆動回路5は、電圧値信号を基に表示信
号を演算処理する処理回路を内蔵している。本実施形態
においては前記図2で示した液晶パネル30に表示され
る電池を模したインジケータに電池の消耗状態が、例え
ば3段階で示されるようになっており、表示の濃淡によ
り電池の消耗状態が示される。図では3段階表示のうち
中間の消耗状態を表示している。
【0022】なお、前記駆動回路5と液晶パネル30と
は前記電池2に電気的に接続されている。また、前記電
圧検出部4の比較回路の数と前記液晶パネル30の段階
表示数とは対応している。さらに、段階表示数は3段階
に限定されるものではなくそれ以上の段階表示であって
もそれ以下の段階表示であってもよい。
【0023】上述のように構成したバッテリ型光源20
を有する内視鏡装置の作用を説明する。まず、バッテリ
型光源20を内視鏡10に装着して内視鏡装置を構成す
る。
【0024】次に、バッテリ型光源20のスイッチ3を
操作して通電状態にし、ランプ1を点灯させる。する
と、電圧検出部4では基準電圧と、検出した電圧値とを
比較回路で比較し、この比較結果から電圧値信号を生成
して駆動回路5に出力する。
【0025】前記電圧値信号が入力された駆動回路5で
はこの電圧値信号を演算処理して表示信号を生成して液
晶パネル30に出力する。この表示信号を受けた液晶パ
ネル30では前記表示信号に基づいて電池消耗状態を電
池を模したインジケータとして図2に示したように表示
する。このことによって、使用者は、インジケータを確
認して、新しい電池に交換する必要があるか否か、予備
の電池を用意するようがあるか否かを判断して内視鏡装
置を使用する。
【0026】なお、前記電圧検出部4の前段に図示しな
いスイッチ又はタイマーを配置し、この電圧検出部4を
任意或いは周期的に通電状態にして前記電池2の電圧値
を検出するようにしてもよい。また、電圧検出部4に比
較回路を設ける代わりにA/Dコンバータを用いて消耗
状態を数値で表すようにしてもよい。
【0027】このように、内視鏡装置に設けた液晶パネ
ルにバッテリ型光源の電池の消耗状態を知らしめるイン
ジケータが表示されることにより、使用者はインジケー
タを一目見てバッテリ型光源の電池の消耗状態を知るこ
とができる。このことにより、バッテリ不足等であるこ
とを知らずに内視鏡装置を使用したとき発生する不具合
が解消される。
【0028】また、バッテリ型光源のスイッチを操作し
て通電状態にしたとき、液晶パネルに電池の消耗状態が
表示されるので、この表示がされているか否かによっ
て、使用者はバッテリ型光源が通電状態であるか否かを
判断することができる。このことによって、使用者がバ
ッテリ型光源の電池消耗状態を確認することによって、
スイッチの操作状態の判断を行える。
【0029】さらに、前記電圧検出部4の前段にスイッ
チ又はタイマーを設けて任意のタイミング又は周期的に
電圧検出を行うことによって電池の消耗を少なくするこ
とができる。
【0030】なお、図4に示すように前記液晶パネル3
0の代わりに告知手段として発光ダイオード31を用い
て電池の消耗状態を告知するようにしても良い。例え
ば、電池電圧が低くなるにしたがって発光ダイオードが
暗くなったり、電池電圧が既定値を下回った場合にの
み、発光ダイオードが点灯あるいは点滅したり、電池電
圧が既定値を下回った場合に発光色が青から赤に切り替
わったり、図示しない第2の発光ダイオードが点灯ある
いは消灯するなどすることにより、使用者に電池の消耗
を知らせることができる。
【0031】また、複数の発光ダイオードを電池電圧の
高低の変化によって点灯状態が変化するレベルメーター
として形成するようにしてもよい。
【0032】さらに、告知手段として図示しないブザー
などの発音体を配設して電池消耗状態を音色や連続音の
間隔の違いで報知したり、前記液晶パネルや前記発光ダ
イオードと発音体とを組み合わせて電池消耗状態を視覚
及び聴覚で告知するようにしてもよい。
【0033】上述の実施形態においてはイメージガイド
ファイバを用いた内視鏡と、バッテリ型光源とを組合せ
た内視鏡装置について説明したが、内視鏡10は先端構
成部14にCCD(電荷結合素子)を内蔵したいわゆる
電子内視鏡であってもよい。
【0034】図5ないし図7は本発明の第2実施形態に
係り、図5はバッテリ型光源の他の構成の電気回路図、
図6は液晶パネルの表示例を示す図、図7は一般的な電
池の放電特性図である。図の電気回路に示すように本実
施形態のバッテリ型光源20Aは、ランプ1の電源であ
る電池2と、ランプ点灯検出回路を内蔵してランプ点灯
検知信号を生成する計数回路32と、図示しないA/D
コンバータを内蔵し電圧値信号を生成する電圧検出部4
と、電池を使用してランプが点灯している時間の積算時
間及びそのときの電池電圧値とを記憶する記憶保持機能
を有する記録保持部を有する一方、前記電圧値信号とと
もに出力するランプ点灯時間の積算時間値である積算点
灯時間信号を生成する記憶回路33と、電圧値信号から
電池の消耗状態を演算するとともに、積算点灯時間信号
と電圧値信号とを基に電池2のおおよその残り使用時間
及びランプ1の使用時間を表示するための表示信号を生
成する演算回路34と、この表示信号を受けて電池の消
耗状態を表示する告知手段6である液晶パネル30とで
構成されている。なお、この表示パネルには電池の消耗
状態表示と、電池の残容量を目安として示す残り使用時
間表示やランプの積算点灯時間表示を、同時又は選択的
に表示できるようになっている。そして、図6に示すよ
うに本実施形態の液晶パネル30には消耗状態表示部3
0Aと、電池の残り使用時間又はランプの積算点灯時間
の表示を選択的に行える時間選択表示部30Bとが設け
てある。
【0035】なお、前記電圧検出部4、演算回路34及
び告知手段6である液晶パネル30とは前記記憶回路3
3を経由して電気的に接続されている。また、導通路の
中間部には前記電圧検出部4、前記計数回路32及び前
記ランプ1の導通/非導通を制御するスイッチ3が配設
されている。さらに、前記記憶回路33には前記電池2
より常時電力が供給されて前記積算時間と電池電圧値と
がメモリー情報として記憶保持されるようになってい
る。そして、この記憶回路33内のメモリー情報は、前
記電池2を交換することによって、電力の供給が断たれ
て記憶保持した内容が破棄される。
【0036】上述のように構成したバッテリ型光源20
Aを有する内視鏡装置の作用を説明する。まず、バッテ
リ型光源20を内視鏡10に装着して内視鏡装置を構成
する。
【0037】次に、バッテリ型光源20のスイッチ3を
操作して通電状態にし、ランプ1を点灯させる。する
と、電圧検出部4に内蔵されたA/Dコンバータによっ
て電源電圧の検出を行い、電圧値を数値化した電圧値信
号を生成して、この電圧値信号を記憶回路33を経由し
て演算回路34に出力する。
【0038】一方、前記計数回路32では前記ランプ1
の点灯を検知してランプ点灯検知信号を生成して前記記
憶回路33にこのランプ点灯検知信号を出力する。この
ランプ点灯検知信号が入力された前記記憶回路33では
この記憶回路33に記憶されていたランプ点灯時間の積
算時間値に前記ランプ1が点灯を開始したときからの時
間を積算して生成した積算点灯時間信号を前記演算回路
34に出力する。このとき、前記記憶回路33には前記
演算回路34に出力される電圧値と積算点灯時間とが新
たなメモリー情報として記憶保持される。
【0039】前記演算回路34では入力されたこれら電
圧値信号と積算点灯時間信号とを元に演算処理を実行し
て表示信号を生成し、この表示信号を液晶パネル30に
出力する。このことにより、液晶パネル30に電池の残
り使用可能時間及び電池残量のバーグラフとが表示され
る。なお、電池の残り使用可能時間を表示させる代わり
にランプの積算点灯時間を表示してこの時間から電池の
残り使用可能時間を予測してもよい。
【0040】なお、前記スイッチ3を、一度切った状態
にしてから再点灯させる場合、電池2が見かけの起電力
が復元される現象である再分極現象を起こして、見かけ
の電圧値が上がることにより、この電圧値を電圧値信号
とすることによって消耗状態の表示に支障を来すおそれ
がある。このため、前記演算回路34では再分極現象に
よる電圧値信号による電池消耗状態の判断ミスを防止す
るため、再点灯させた際に出力される電圧値信号をキャ
ンセルするため、遅延動作を行って演算を開始する。こ
のため、キャンセルしている間の遅延動作中には、演算
回路34には前回スイッチ3を切る直前の電圧値信号が
記憶回路33から出力され、この電圧値信号によって演
算処理が行われるようになっている。
【0041】なお、一般的な電池の放電特性を図7を参
照に説明する。図において縦軸は電圧V、横軸は時間T
を示し、初期電圧をV0 、初期電圧降下が終わる時点の
電圧値をV1 、時間をT1 、定常放電状態の終わる電圧
値をV2 、時間をT2 、最終的に電圧が0になる時間を
T3 とする。
【0042】初期電圧降下状態すなわち0<T<T1 か
つV1 <V<V0 の放電状態は例えばn乗の回帰式、 V=Tn +Tn-1 +……+a (1) として次
式で表せる。
【0043】一方、定常放電状態すなわちT1 <T<T
2 かつV2 <V<V1 の放電状態は例えば直線回帰式、 V=Tb+c (2) として次
式で表せる。
【0044】また、定常放電状態後すなわちT2 <T<
T3 かつ0<V<V2 の放電状態は例えばm乗の回帰
式、 V=Tm +Tm-1 +……+d (3) として
次式で表せる。上記式(1)(2)(3)のa,b,
c,d,n,mは任意の定数である。
【0045】前記演算回路34では、記憶回路33から
入力される積算点灯時間信号と電圧値信号をT及びVに
置き換えて上記(1)〜(3)式を用いて残り使用時間
を予測値を計算して表示信号を生成する。
【0046】また、初期電圧効果状態下では(2),
(3)式の各定数a,b,c,dは、既定値を用いて計
算を行う。また、定常放電状態以降は実測したV,Tを
用いて、例えば最小二乗法などを用いて逐次(2)式又
は(3)式を立式して残り使用時間を予測する計算を行
う。
【0047】また、図に点線で示したように充電状態の
完了していない充電池や、中古の電池を使用した場合に
は、電圧値がV1 あるいはV2 を下回った時点で残り使
用時間を予測する計算に用いる計算式を切り替える。
【0048】このように、バッテリ型光源のランプを点
灯させると、液晶パネルに電池の消耗状態及び電池の使
用可能な予測時間あるいはランプの積算点灯時間を表示
して、使用者に電池の消耗状態や使用可能な時間の目安
を知らしめることができる。
【0049】また、記憶回路に記憶されている積算時間
と、電池電圧値との2つのパラメータを基に逐次演算を
行うので、電池の残り使用時間予測値の精度を向上させ
ることができる。
【0050】さらに、電池の残り使用時間予測を行うに
際し、スイッチ再投入時の再分極現象を排除するため、
演算回路を遅延動作させたことにより、前記第1実施形
態よりもより正確な消耗状態の表示を行うことができ
る。
【0051】なお、前記記憶回路33の電源として前記
電池2とは別の第2の電池(不図示)を用いる構成であ
ってもよい。また、前記記憶回路33の他に第2記憶回
路を設け、この第2記憶回路にランプが点灯している時
間の積算時間を記憶保持するようにしてもよい。さら
に、前記記憶回路33の記憶保持部に不揮発型のメモリ
ーを用いるようにしてもよい。
【0052】尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。
【0053】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0054】(1)照明光を導光するライトガイドファ
イバを有する内視鏡と、前記内視鏡に着脱自在で、前記
ライトガイドファイバの照明光入射端に照明光を供給す
る照明ランプ及びこの照明ランプを点灯させる電源を有
する小型光源装置とを備える内視鏡装置において、前記
小型光源装置の電源の消耗状態を告知する告知手段を具
備する内視鏡装置。
【0055】(2)前記告知手段は、前記電源の電圧値
を検出する検出手段と、この検出手段で検出した結果に
基づいて消耗状態を告知する液晶パネル又は発光体又は
発音体の単体、あるいはこれら液晶パネル、発光体、発
音体を組み合わせた複合装置とで構成した付記1記載の
内視鏡装置。
【0056】(3)前記検出手段は、前記照明ランプ点
灯時の電源電圧を検出する付記2記載の内視鏡装置。
【0057】(4)前記電源は、1つ又は複数の乾電
池、又は充電式電池である付記1記載の内視鏡装置。
【0058】(5)前記告知手段は、さらに、前記照明
ランプの点灯時間を積算し記憶する記憶回路を備えた付
記2記載の内視鏡装置。
【0059】(6)前記記憶回路は、通常、常時通電状
態で、記憶保持機能を有する記録保持部を有する付記5
記載の内視鏡装置。
【0060】(7)前記記憶保持部は、不揮発型のメモ
リーである付記6記載の内視鏡装置。
【0061】(8)前記告知手段は、さらに、前記記憶
回路から出力される積算した使用時間と、前記検出手段
で検出した電源電圧値とを基に前記電源の残り使用時間
を演算する演算回路を備える付記5記載の内視鏡装置。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、小
型光源装置に備えられている電源の消耗状態を、使用者
が認知することを可能にする内視鏡装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明の第1実施形態に係
り、図1は内視鏡装置の全体構成を示す図
【図2】告知手段の1例である液晶パネルを説明する図
【図3】小型光源装置の電気回路を示す図
【図4】告知手段の他の例を説明する図
【図5】図5ないし図7は本発明の第2実施形態に係
り、図5はバッテリ型光源の他の構成の電気回路図
【図6】液晶パネルの表示例を示す図
【図7】一般的な電池の放電特性図
【符号の説明】
1…ランプ 2…電池 4…電圧検出部 5…駆動回路 6…告知手段 10…内視鏡 20…小型光源装置 30…液晶パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G035 AA21 AA22 AB03 AC01 AC16 AD28 AD38 AD42 AD64 AD65 2H040 BA00 CA04 CA09 CA11 CA12 CA23 CA27 DA03 DA15 DA19 DA21 DA56 DA57 EA00 4C061 AA00 AA29 BB02 CC04 DD03 FF11 FF46 JJ17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光を導光するライトガイドファイバ
    を有する内視鏡と、前記内視鏡に着脱自在で、前記ライ
    トガイドファイバの照明光入射端に照明光を供給する照
    明ランプ及びこの照明ランプを点灯させる電源を有する
    小型光源装置とを備える内視鏡装置において、 前記小型光源装置の電源の消耗状態を告知する告知手段
    を具備することを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記告知手段を、前記電源の電圧値を検
    出する検出手段と、この検出手段で検出した結果に基づ
    いて消耗状態を告知する液晶パネル又は発光体又は発音
    体の単体、あるいはこれら液晶パネル、発光体、発音体
    を組み合わせた複合装置とで構成したことを特徴とする
    請求項1記載の内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記照明ランプ点灯時
    の電源電圧を検出することを特徴とする請求項2記載の
    内視鏡装置。
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