JP4922601B2 - 内視鏡用照明光量増大ユニット及び内視鏡システム - Google Patents
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Description
例えば第1の従来例としての特開2004-313241号公報においては、内視鏡挿入部の先端部に複数種類の光学アダプタを着脱可能にした内視鏡システムが開示されており、この内視鏡装置においては光学アダプタ側に光学アダプタの種別を判定できるようにする判定部を設け、内視鏡システムの制御部で光学アダプタの種別を判定する光学アダプタ種別判定手段を設けている。
また、 第2の従来例としての特許第3270106号公報には、内視鏡挿入部の先端部に対物光学系及び撮像素子と、照明光学系とを設けた光学アダプタを着脱自在にした内視鏡システムが開示されている。また、この公報には、内視鏡挿入部の先端部と、光学アダプタとの間に撮像素子の出力信号を増幅する増幅回路等の付加機能を生じさせるモジュールを介挿することができるものを開示している。
第2の従来例においても挿入部内に挿通したライトガイドを用いて照明光を伝送する構成になっている。
このように内視鏡挿入部をより細径化することに対する要望に対応するために、最近の内視鏡システムにおいては、挿入部内には信号線或いは駆動線を挿通し、光学アダプタ側に発光ダイオード(LEDと略記)を設ける構成にしている(例えば特許文献3の特開2005−110879号公報)。
このように、先端アダプタ側にLEDを設けた内視鏡システムの場合には、検査対象物に適した光学アダプタを装着してその内部を検査することができるが、検査対象物の内部空間が広くなっているような場合には、照明光量が不足してしまう欠点があった。
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、光学アダプタをそのまま利用でき、低コストでその光学アダプタのみを装着した場合よりも照明光量を大きくできる構成の内視鏡用照明光量増大ユニット及びこの内視鏡用照明光量増大ユニットを着脱自在で使用できる内視鏡システムを提供することを目的とする。
また、本発明の内視鏡システムは、撮像素子を先端部に内蔵した内視鏡挿入部を有する内視鏡部と、前記先端部に着脱自在で、照明光を照射する第1の発光素子による照明手段及び前記撮像素子に光学像を結ぶ対物光学系とを内蔵した光学アダプタと、前記内視鏡部の基端部が着脱自在、若しくは一体的に接続され、前記発光素子を発光させる駆動手段及び前記撮像素子に対する信号処理を行う信号処理手段を内蔵した装置本体とを備えた内視鏡システムにおいて、前記光学アダプタと先端部との間に着脱自在に設けられ、前記第1の発光素子とは異なる第2の発光素子と、前記光学系と前記撮像素子との間の光路中に介在する中継光学系とを備え、当該第2の発光素子を前記第1の発光素子と共に発光させることで、前記第1の発光素子のみを発光させた際の照明光量よりも照明光量を増大させ、前記中継光学系によって、前記対物光学系による焦点距離を長くさせて、前記撮像素子上に光学像を結ばせる、内視鏡用照明光量増大ユニットを有し、当該増大した照明光量のもとで前記撮像素子による撮像動作を行うことを特徴とする。
を示し、図4は側視型の光学アダプタに対応した第1変形例におけるブーストモジュールの構成を示し、図5は第2変形例におけるブーストモジュールの回路構成を示す。
図1に示すように本発明の実施例1の内視鏡システム1は、パイプ等の検査対象物の内部に挿入される内視鏡ユニット(以下、スコープユニットと略記)2と、このスコープユニット2の先端に着脱自在となる光学アダプタ3と、このスコープユニット2の先端と光学アダプタ3との間に介在(着脱)自在に装着され、照明光量を大きくする内視鏡用照明光量増大ユニットとしてのブーストモジュール4と、スコープユニット2の後端(基端)が着脱自在に接続される装置本体5と、この装置本体5に接続されるパーソナルコンピュータ(以下、PCと略記)6とから構成される。
上記挿入部11は、その先端に設けられた硬質の先端部15と、この先端部15の後端に湾曲自在に設けられた湾曲部16と、この湾曲部16の後端からその後端に至る可撓部17とを有する。なお、湾曲部16は、操作部12に設けた湾曲操作ノブ18を操作することにより、上下、左右の任意の方向に湾曲することができる。
上記先端部15には、撮像手段として例えば電荷結像素子(CCDと略記)19が設けてあり、このCCD19により撮像された信号は、装置本体5内部に設けられた信号処理手段により信号処理される。
この装置本体5には、装着自在の記録媒体としてのメモリカード21が装着されるメモリカードスロットが設けてある。また、この装置本体5には、例えばUSBコネクタ等のシリアル入出力端子23が設けてあり、インタフェースケーブル24を介してPC6を接続できるようにしている。
図1に示すように上記先端部15の外周面には、例えばねじ部が設けてあり、光学アダプタ3或いはブーストモジュール4の後端に設けた図示しない雌ねじ部と螺合して着脱自在となる。
この光学アダプタ3を先端部15に装着した状態を図2(A)に示す。図2(A)のような装着状態とすることにより、ブーストモジュール4を使用しないで内視鏡検査に使用することができる。
また、図3に示すように、この光学アダプタ3には、この光学アダプタ3を識別するためのID情報の発生手段として、ID抵抗Rd1が設けてある。このID抵抗Rd1は、例えばLED25とにより一体化されて、LEDモジュール26が形成されている。
また、この光学アダプタ3の後面側には、例えば3個の接点からなる接点部28が設けてあり、この光学アダプタ3を先端部15に装着した場合には、先端部15に設けた3個の接点からなる接点部29に接続される。
図1に示すように、光学アダプタ3と先端部15との間に介在自在に装着可能なブーストモジュール4は、例えば前面の中央部と後面の中央部に凹部が設けられた円柱形状であり、その前面中央の凹部に光学アダプタ3の後端が着脱自在に取り付けられる。
そして、このブーストモジュール4の後端を先端部15に取り付け、かつその前端に光学アダプタ3を取り付けた状態を図2(B)に示す。
図1及び図2(B)に示すように、このブーストモジュール4の前面における円環状部分には、例えば複数のLED31a、31b、…、31iが取り付けられている。そして、これらを発光(点灯)駆動することにより、光学アダプタ3に設けたLED25のみの発光駆動の場合よりもはるかに大きな光量で照明できる照明光量増大手段が形成される。
また、このブーストモジュール4の内部には、光学アダプタ3の対物光学系27と先端部15のCCD18との間の光路中に介在される中継光学系34が設けてある。そして、このブーストモジュール4を光学アダプタ3と先端部15との間に介挿した場合には、対物光学系27による焦点距離を若干長くして、CCD18に光学像を結ぶことができるようにしている。
また、このブーストモジュール4の内部には、光学アダプタ3に設けたID抵抗Rd1と直列に接続されることにより、このブーストモジュール4の識別も可能とするID補正抵抗Rd2が設けてある。
また、図3に示すようにスコープユニット2の後端のコネクタ部14による接点部は、装置本体5のコネクタ部37の接点部に接続される。
この装置本体5内には、LED25やLED25及びLED31a〜31iを発光駆動するLED駆動回路41が設けてあり、このLED駆動回路41によるLED駆動電源は、スコープユニット2内の信号線(駆動線)を経て、先端部15の接点部29に供給される。
そして、先端部15に光学アダプタ3が接続された場合には、この接点部29に接続される接点部28を経てLED25にLED駆動電源が供給される。
また、装置本体5内に設けたCCD駆動回路42によるCCD駆動信号は、スコープユニット2内の信号線を介してその先端部15に設けたCCD19にバッファ43aを介して印加される。そして、このCCD駆動信号の印加により、CCD19により光電変換された信号は、バッファ43bを介して装置本体5内のアンプ44により電流増幅(低インピーダンスに変換)された後、映像信号処理回路45に入力される。
この映像信号処理回路45により、video信号(映像信号)が生成され、このvideo信号はモニタ20に入力され、video信号に対応する内視鏡画像が表示される。
つまり、先端部15に、光学アダプタ3が接続された場合には、ID検出部46の入力端は、ID抵抗Rd1が接続される。また、先端部15に、ブーストモジュール4が介在されて、光学アダプタ3が接続された場合には、ID検出部46の入力端は、両抵抗Rd2及びRd1が直列に接続される。
CPU47は、ID検出部46により識別された情報から、LED駆動回路41の動作を制御する制御情報を送り、この制御情報によりLED駆動回路41は、スコープユニット2の先端側に実際に装着された光学アダプタ3及びブーストモジュール4に設けられたLED25,LED31a〜31iを適切に駆動できるようになっている。
このために、装置本体5内に設けたROM48には、ID検出部46により識別された情報からその情報の場合にLED駆動回路41から出力すべきLED駆動電流或いはLED駆動電圧に関係する制御情報が格納されている。
このCPU47は、CCD駆動回路42、映像信号処理回路45の動作も制御する。また、CPU47は、メモリカードI/F49を介してメモリカード21に格納された設定及び制御の情報を読み取り、その情報により装置本体5内の各部の制御を行うことができるようにしている。また、CPU47は、メモリカード21に更新した情報を格納する動作も行う。
また、このCPU47は、PC6とシリアル信号で通信を行い、例えばPC6側からCPU47を介して装置本体5の各部の設定或いは動作制御を行うことができるようにしている。また、PC6は、CPU47を介して、装置本体5の各部の設定情報等を取り込むことができるようにしている。
次にこの様な構成による本実施例の動作を説明する。
本実施例の内視鏡システム1により、例えば細長のパイプ内部を検査する場合には、図2(A)に示すようにスコープユニット2の先端の先端部15に光学アダプタ3を装着する。各光学アダプタ3には、図3に示すようにID抵抗Rd1がそれぞれ内蔵されており、装置本体5のID検出部46はそのID抵抗Rd1から光学アダプタ3の種類等を識別し、その情報をCPU47に送る。
そして、このLED25が適切な駆動条件で発光することにより、その照明光のもとでCCD19は撮像動作を行う。このCCD19により撮像された信号は、装置本体5内の映像信号処理回路45で信号処理されvideo信号が生成される。このvideo信号はモニタ20に出力される。そして、モニタ20の表示面には、video信号に対応する内視鏡画像が表示され、ユーザはその内視鏡画像を観察して、検査を行うことができる。
一方、広い内部空間を有するタンクや、化学プラント等の検査対象物の内部を検査する場合には、図2(B)に示すようにスコープユニット2の先端の先端部15にブーストモジュール4を介在して光学アダプタ3を装着する。
CPU47は、その情報から対応する制御情報をROM48から読み出し、LED駆動回路41に制御情報を送り、LED駆動回路41は実際に装着されたブーストモジュール4及び光学アダプタ3に設けられたLED31a〜31iとLED25とが直列接続された場合に適切に駆動する所定の駆動条件で適切に発光させる。
そして、このCCD19により撮像された信号は、装置本体5内の映像信号処理回路45で信号処理され、生成されたvideo信号がモニタ20に出力される。そして、モニタ20の表示面には、video信号に対応する内視鏡画像が表示され、ユーザはその内視鏡画像を観察して、検査を行うことができる。
また、本実施例によれば、ブーストモジュール4を介在させない状態で使用することもできるので、検査対象物に応じて適切に検査することができる。また、ユーザによる選択の自由度を拡げられると共に、拡張性を向上できる。
また、本実施例によれば、既存の光学アダプタ3をそのまま用い、この光学アダプタ3のみでは照明光量が不足する場合にその照明光量のみを増大できる機能を持つブーストモジュール4を用意すれば、広い内部空間を有する検査対象物の検査に対応できるようになり、メーカ側及びユーザとも低コストで対応ができ、そのメリットが大きい。
また、この側視型のブーストモジュール4Bは、光学アダプタ3Bの側視方向の面に複数のLED31a〜31iが設けてある。また、光学アダプタ3B及び側視型ブーストモジュール4Bには、ID抵抗Rd1′、ID補正抵抗Rd2′が設けてある。その他は、実施例1と同様であり、実施例1の場合と同様の作用効果を有する。
また、本実施例においては、図3に示したようにブーストモジュール4を介在させた場合、ブーストモジュール4のLED31a〜31iを直列接続させた状態で発光駆動させる構成にしているが、図5に示す第2変形例のブーストモジュール4CのようにLED25と並列で発光駆動させる構成にしても良い。
なお、上述したブーストモジュール4に設けたLED31a〜31iは、光学アダプタ3の外周面を囲むように円環状に配置された構成で示しているが、このような円環状の構造に限定されるものでない。また、ブーストモジュール4は複数のLEDに限定されるものでない。
例えば1個のLEDでも照明光量をブーストできれば良いのであるから、光学アダプタ
3の外周面における例えば一箇所からその外周面より突出するような構造にして、その突
出した部分に、例えば1個のLEDを配置するようにしても良い。
図6に示すように本参考例の内視鏡システム1Bは、図1の内視鏡システム1において、ブーストモジュール4の代わりにフラッシュ発光させるフラッシュモジュール54を着脱自在にしている。
このフラッシュモジュール54は、先端光学アダプタ3とほぼ同径の円柱形状で、その前面の中央には中空部が形成され、その外周面には先端部15の外周面と同じねじ部が設けてあり、光学アダプタ3が着脱自在に取り付けられる。
このフラッシュモジュール54を含めた内視鏡システム1Bの内部構成を図8に示す。
本参考例においては、フラッシュモジュール54の装着に対応してフラッシュ照明とノーマル照明とを交互に行うように制御する。
図9はフラッシュモジュール54内に設けられたフラッシュ回路55の構成をノーマル照明の状態で示し、図10はフラッシュ照明の状態を示す。
(図8のLED駆動回路41から供給される)LED電源は、電源入力端33aを介して第1のスイッチSW1の一方の接点に供給されると共に、第2のスイッチSW2の一方の接点(L)に供給される。なお、第2のスイッチSW2の一方の接点(L)、他方の接点(H)は、図11の第1のスイッチSW1の接点状態、”L”、”H”に便宜的に合わせたものである。
第1のスイッチSW1の他方の接点は、充電用のコンデンサC1を介して接地(GND)されると共に、フラッシュ用の抵抗Rfを介して第2のスイッチSW2の接点(H)に接続される。なお、フラッシュ回路55内のGNDは、実際には信号線を介して図8に示す装置本体5内のGNDに接続される。
また、この第1のスイッチSW1の他方の接点は、ピーク値検出用ダイオードDpを介してコンパレータ56の非反転入力端に接続される。このコンパレータ56の反転入力端は定電圧ダイオードDzのカソードと接続され、この反転入力端には基準電圧Vrefが印加される。この定電圧ダイオードDzは、抵抗R1を介してLED電源が供給され、基準電圧Vrefを発生する。
また、ピーク値検出用ダイオードDpのカソードは、ピーク値検出用の並列のコンデンサC2及び抵抗R2を介してGNDに接続される。このコンデンサC2の容量は、充電用のコンデンサC1の容量に比較して十分に小さい。
また、コンパレータ56の出力Bは、第1スイッチSW1のopen/close(OFF/ON)を制御する信号となると共に、第2スイッチSW2の接点(L)、(H)の切替を制御する。なお、第2のスイッチSW2の共通接点は、光学アダプタ3内のLED25に接続される。
この状態においては、コンデンサC1には、LED電源から充電電流Icで充電される。また、この場合には、LED電源が第2のスイッチSW2を経てLED25にノーマル照明(ノーマル発光)用の電流Idが流れ、LED25はノーマル照明を行う。
そして、コンデンサC1が充電されて、その電位(Aで示す)が上昇し、ダイオードDpを通してのコンパレータ56の非反転入力端の電位Vpが基準電圧Vref以上か否かをコンパレータ56が比較検出する。そして、Vp>Vrefになるとコンパレータ56の出力Bが”L”から”H”に遷移し、この出力Bで第1のスイッチSW1をopenに、第2のスイッチSW2の接点(H)がONになるように切り替え、図10に示すフラッシュ照明状態にする。
また、この場合のコンデンサC1の電位Aは、ダイオードDpを通して電位Vpとしてコンパレータ56に印加され、この電位Vpが基準電圧Vref以下になると、コンパレータ56の出力Bが反転して、その出力Bにより図9に示すように第1のスイッチSW1は接点(L)がONに、第2スイッチS2はcloseとなり、ノーマル照明状態になる。
本参考例は、図11に示すようなタイミング図に示す動作を行う。図11に示すようにノーマル照明状態では、第1のスイッチSW1はclose、第2のスイッチSW2は接点(L)が選択される。
この状態においては、コンデンサC1が充電されるため、その電位A及びダイオードDpを通した電位Vpが次第に上昇する。
このフラッシュ照明状態においては、コンデンサC1に充電された電荷がフラッシュ用の抵抗Rfを介してLED25にフラッシュ状に電流Ifとして流れ、LED25はフラッシュ発光する。
また、本実施例においては、CPU47は、映像信号処理回路45からの例えば輝度信号のレベルを監視し、そのレベルが急激に大きくなったタイミングで駆動トリガをCCD駆動回路42に出力する。
CCD駆動回路42は、駆動トリガが入力されない状態では、高速にCCD駆動信号をCCD19に印加する高速の素子シャッタモードで動作する。
また、CPU47は、駆動トリガをCCD駆動回路41に出力したタイミングに、映像信号処理回路45に制御信号を送り、この駆動トリガを出力した期間から例えば1〜数10フレーム期間の映像信号のみをモニタ20側に出力する。つまり、フラッシュ照明を行い、このフラッシュ照明による大きな照明光量で照明した場合に撮像された画像のみをモニタ20に表示する。
このような構成及び動作を行う本参考例によれば、フラッシュ照明を行えるようにしているので、大きな空間内でも明るく照明することができる。また、本実施例のフラッシュモジュール54によれば、その外径を光学アダプタ3と同径程度に細くできる。その他、実施例1と同様の効果を有する。
なお、本参考例では、ノーマル照明時には、第2のスイッチSW2を接点(L)がONとなるようにしているが、第2のスイッチSW2を接点(H)がclose/openするON/OFFスイッチにして、ノーマル照明時には、openとなるようにしても良い。このようにすることにより、コンデンサC1への充電期間をより短縮化できるようにしても良い。
このフラッシュ回路55Bにおけるその他の構成は参考例と同様である。図12の状態は参考例におけるコンデンサC1によるフラッシュ照明時の動作状態を示し、この状態では参考例で説明したフラッシュ照明の動作を行うと共に、この期間、第1のスイッチSW1′を介して第2の充電用コンデンサC1′が充電される。
そして、コンパレータ56の出力BでスイッチSW1′とSW2切り替えられると、今度は第2の充電用コンデンサC1′に充電された電荷により、フラッシュ照明を行うことになる。このフラッシュ照明を行った場合、CPU47は上述したように高速素子シャッタを用いた動作を行う。
つまり、参考例では、ノーマル照明とフラッシュ照明とを交互に行っていたが、本変形例ではフラッシュ照明を交互に行うようにしている。このため、より短い周期でフラッシュ照明による明るく照明された画像を得ることができる。
本実施例は、実施例1と参考例とを組み合わせたような構成であり、スコープユニット2の先端部15には、フラッシュモジュール54Cが介在されて光学アダプタ3が装着される。このフラッシュモジュール54Cは、例えばフラッシュ照明用のLED31a、31bが設けてある。ここでは、2つのLED31a、31bとして示しているが、1つでも3つ以上でも良い。
また、このフラッシュモジュール54C内には、このフラッシュモジュール54C内のLED31a、31bをフラッシュ発光させるフラッシュ回路55Cが設けてある。その他、このフラッシュモジュール54Cには、ID抵抗Rd4が設けてある。
図14は、フラッシュ回路55Cの構成例を示す。
参考例では光学アダプタ3に設けたLED25をノーマル発光とフラッシュ発光させていたが、本実施例ではこのLED25をノーマル発光にのみ使用し、フラッシュモジュール54C内のLED31a、31bをフラッシュ発光させる。
つまり、第1のスイッチSW1がcloseの時には第2のスイッチSW2″はopen、第1のスイッチSW1がopenの時には第2のスイッチSW2″はcloseとなるように制御される。
そして、図14に示すフラッシュ照明時には、光学アダプタ3のLED25がノーマル発光、フラッシュモジュール54C内のLED31a、31bはフラッシュ発光する。
そして、コンパレータ56の非反転入力端の電位Vpが基準電圧Vref以下になると、コンパレータ56の出力Bが反転して、その出力Bにより第1のスイッチSW1がclose、第2のスイッチSW2″がopenになる。そして、実施例2におけるノーマル照明時と同様の状態になる。
そして、コンデンサC1は、充電されることにより、電位Aが上昇し、コンパレータ56の非反転入力端の電位Vpが基準電圧Vrefを超えると、コンパレータ56の出力Bが反転して、その出力Bにより図14に示すフラッシュ照明状態になる。
図15は第1変形例のフラッシュ回路55Dの構成を示す。本変形例は、図14のフラッシュ回路55Cにおいて、第1のスイッチSW1を除去してコンデンサC1を常時充電する構成にしている。また、本変形例ではさらにLED25に流れる電流を常時OFFにする(図15では第3のスイッチSW3によりOFFにしている)。
本変形例では、LED25に流れる電流を常時OFFにして、LED駆動回路41からLED25をノーマル発光させる場合の電流よりも遙かに大きな電流をフラッシュ回路55Dに供給可能にしている。
なお、図15の変形例として、2つのLED31a、31bを交互にフラッシュ発光させる構成にすることもできる。このようにする場合には、図12に示すようにコンパレータ56の出力Bで第1のスイッチSW1を制御する構成にし、さらに第2のスイッチSW2″をLED31a、31bを切り替えるスイッチにしてコンパレータ56の出力Bでこのスイッチを切り替えるようにすれば良い。
本発明は、上述した実施例等に限定されるものでなく、例えば図16に示すようにフレキシブルなブーストモジュール或いはフラッシュモジュール61を先端部15と光学アダプタ3との間に介在自在に装着可能な構成にしても良い。つまり、上述した各実施例等においては、リジッドなモジュールを介在させていたが、図16に示すようにフレキシブルなモジュール61を介在させる構成にしても良い。
そして、複数のLED31a、31b、…を発光させて照明光量を増大し、タンク内部等を明るく照明できるようにしている。
この場合には、細長のパイプ内部でパイプ側面を観察する場合にも、観察しようとする部位の周辺部を多数のLED31a、31b、…で照明することにより、パイプの側面でのその反射光により、実際に観察しようとする部位側にもその反射光で照明することができ、明るい照明状態でS/Nの良い画像を得ることができる。
なお、上述した各実施例においては、先端部15に撮像素子を内蔵した挿入部11を有するスコープユニット2が装置本体5或いは5Bに着脱自在の構成で示しているが、本発明はこれに限定されるものでなく、装置本体5或いは5Bにその基端が一体化された内視鏡部を有する場合にも同様に適用できることは明らかである。
なお、上述した各実施例等を部分的に組み合わせる等して構成される実施例等も本発明に属する。
1.請求項1において、前記照明光量増大手段は、前記先端アダプタに設けられた前記発光素子若しくは前記内視鏡用照明光量増大ユニットに設けられた発光素子を発光させることにより、少なくとも前記先端アダプタに設けられた前記発光素子を発光させた場合よりもその照明光量を大きくする。
2.請求項4において、前記フラッシュ照明手段は、充放電を行う複数のコンデンサを有し、前記複数のコンデンサを用いて、前記光学アダプタの発光素子と、内視鏡用照明光量増大ユニット内の発光素子とを交互にフラッシュ発光させる。
3.請求項4において、前記フラッシュ照明手段は、充放電を行う複数のコンデンサを有し、前記複数のコンデンサを用いて、内視鏡用照明光量増大ユニット内の複数の発光素子を交互にフラッシュ発光させる。
4.請求項1において、前記内視鏡用照明光量増大ユニットを識別させるID用抵抗が設けてある。
2…スコープユニット(内視鏡ユニット)
3…光学アダプタ
4…ブーストモジュール
5…装置本体
6…PC
11…挿入部
15…先端部
19…CCD
20…モニタ
25…LED
27…対物光学系
28、29、32、33…接点部
31a、31b、…31i…LED
34…中継光学系
41…LED駆動回路
42…CCD駆動回路
45…映像信号処理回路
46…ID検出部
47…CPU
54…フラッシュモジュール
55…フラッシュ回路
56…コンパレータ
SW1,SW2…スイッチ
C1…充電用コンデンサ
Claims (4)
- 挿入部の先端に形成され、撮像素子を内蔵した内視鏡先端部と、該内視鏡先端部に着脱自在で、照明光を出射する第1の発光素子及び前記撮像素子に光学像を結ぶ対物光学系とを内蔵した光学アダプタとの間に着脱自在に装着され、照明光量を大きくする内視鏡用照明光量増大ユニットであって、
当該内視鏡用照明光量増大ユニットは、
前記第1の発光素子とは異なる第2の発光素子と、前記光学系と前記撮像素子との間の光路中に介在する中継光学系を備え、
前記第2の発光素子を前記第1の発光素子と共に発光させることで、前記第1の発光素子のみの照明光量よりも増大した照明光量を照射させると共に、
前記中継光学系によって、前記対物光学系による焦点距離を長くさせて、前記撮像素子上に光学像を結ばせ、
当該増大した照明光量のもとで前記撮像素子により撮像動作を行わせることを特徴とする内視鏡用照明光量増大ユニット。 - 前記照明光量増大手段は、前記第2の発光素子をフラッシュ的に発光させてフラッシュ照明を行うフラッシュ照明手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用照明光量増大ユニット。
- 撮像素子を先端部に内蔵した内視鏡挿入部を有する内視鏡部と、前記先端部に着脱自在で、照明光を照射する第1の発光素子による照明手段及び前記撮像素子に光学像を結ぶ対物光学系とを内蔵した光学アダプタと、前記内視鏡部の基端部が着脱自在、若しくは一体的に接続され、前記発光素子を発光させる駆動手段及び前記撮像素子に対する信号処理を行う信号処理手段を内蔵した装置本体とを備えた内視鏡システムにおいて、
前記光学アダプタと前記先端部との間に着脱自在に設けられ、
前記第1の発光素子とは異なる第2の発光素子と、前記光学系と前記撮像素子との間の光路中に介在する中継光学系とを備え、
当該第2の発光素子を前記第1の発光素子と共に発光させることで、前記第1の発光素子のみを発光させた際の照明光量よりも照明光量を増大させ、
前記中継光学系によって、前記対物光学系による焦点距離を長くさせて、前記撮像素子上に光学像を結ばせる、内視鏡用照明光量増大ユニットを有し、
当該増大した照明光量のもとで前記撮像素子による撮像動作を行うことを特徴とする内視鏡システム。 - 前記内視鏡用照明光量増大ユニットは、前記第2の発光素子をフラッシュ的に発光させてフラッシュ照明を行うフラッシュ照明手段を有し、
前記信号処理手段は、高速の素子シャッタで駆動された前記撮像素子の出力信号から、前記フラッシュ照明時に前記撮像素子で撮像された画像の映像信号を生成することを特徴とする請求項3に記載の内視鏡システム。
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