JP2007252492A - 内視鏡用光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】白色光源の発光量が減少した場合にもライトガイドから照射される白色光の光量をできるだけ一定に保つことができる内視鏡用光源装置を提供すること。
【解決手段】白色光源201から発した白色光はアフォーカル光学系203により径が縮小され、集光レンズ207で集光されてライトガイド101に入射する。アフォーカル光学系の第2レンズ203bは、外周にねじとギヤが形成された可動鏡筒211内に固定される。可動鏡筒211は、内周にねじが形成された固定鏡筒212に螺合している。焦点調整用モータ213のピニオン214は可動鏡筒のギヤに噛合させている。制御部21は、白色光源202を点灯させ、ダイクロイックミラーで反射された成分を受光する光量センサ220の出力に基づいて光量規定となるよう焦点調整用モータを駆動する。
【選択図】図3

Description

本発明は、内視鏡内に引き通されたライトガイドへ白色光と励起光とを供給するための内視鏡用光源装置に関する。
生体組織は、特定の波長の光が照射されると、励起して蛍光を発する。また、腫瘍や癌などの病変が生じている異常な生体組織は、正常な生体組織よりも弱い蛍光を発する。この反応現象を利用して生体組織に生じた異状を検出する内視鏡システムが開発されている。
この種の内視鏡システムは、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に開示される内視鏡システムの光源装置は、白色光源21から発した白色光と励起光源22から発した励起光とをライトガイド12に入射させるため、白色光の光路内にダイクロイックミラー24を備えている。白色光は、ダイクロイックミラー24を透過してライトガイドに入射し、このライトガイドに導かれて内視鏡先端まで導かれ、体腔内を照明する。一方、励起光は、ダイクロイックミラーで反射されてライトガイドに入射し、このライトガイドに導かれて内視鏡先端まで導かれ、体腔壁に照射されて体腔壁下の生体組織を励起し、蛍光を生じさせる。
この種の内視鏡システムの光源装置は、白色光及び励起光を集光レンズを用いて収束光にしてライトガイドの端面に入射させている。なお、白色光源としては、キセノンランプ、水銀ランプ、メタルハライドランプ等の放電型の高輝度ランプが用いられるが、これらのランプは初期光量が大きいため、白色光の集光点をライトガイドの端面に合わせると、使用初期にはライトガイドの先端から体腔内に照射される白色光の光量が過大となり、内視鏡先端部の温度が上昇して体内での危険性が生じる。このため、従来の光源装置は、白色光の集光点をライトガイドの端面からずらし、ライトガイドへの入射効率が最大とならないように設定している。一方、白色光源は使用時間の経過に伴って発光量が減少し、場合によっては初期光量の半分程度にまで減少する。
特開2002−065602号公報 (図1)
しかしながら、従来の内視鏡用光源装置では、白色光の集光位置が初期光量に合わせて設定された位置に固定されているため、発光量が減少するとライトガイドから照射される白色光の光量が低下し、内視鏡の視野が暗くなるという問題がある。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、白色光源の発光量が減少した場合にもライトガイドから照射される白色光の光量をできるだけ一定に保つことができる内視鏡用光源装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明にかかる内視鏡用光源装置は、体腔内を照明するための白色光を発する白色光源と、体腔壁の生体組織を励起させて蛍光を発生させるための励起光を発する励起光源と、励起光の光路と白色光の光路とが交差する位置に配置され、励起光と白色光とのいずれか一方を反射させ、他方を透過させることにより互いに異なる方向から入射する励起光と白色光とを同一方向に向けるダイクロイックミラーと、ダイクロイックミラーにより同一方向に向けられた光を内視鏡の挿入部に引き通されたライトガイドの端面に集光させる集光レンズと、白色光源とダイクロイックミラーとの間に設けられ、ライトガイドに対する白色光の収束度合いを調整する焦点調整機構と、ダイクロイックミラーにより分離された白色光のうち、集光レンズに向かわない成分を受光する光量センサと、光量センサの受光量に応じて、ライトガイドの先端から射出される白色光の光量がほぼ一定になるように焦点調整機構を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
白色光源とダイクロイックミラーとの間の光路中に、白色光源から平行光として発した白色光の光束径を変更するために2枚のレンズで構成されるアフォーカル光学系を備える場合には、焦点調整機構は、アフォーカル光学系の一方のレンズを光軸方向に移動させることが望ましい。
具体的には、以下のような構成が考えられる。すなわち、アフォーカル光学系の一方のレンズを、外周にねじ及びギヤが形成された筒状の可動鏡筒に取り付け、可動鏡筒を、一端の内周にねじが形成された固定鏡筒に対し、可動鏡筒のねじを固定鏡筒のねじに螺合させることにより取り付けられ、焦点調整機構は、焦点調整用モータを備え、モータの回転軸に取り付けられたピニオンをギヤに噛合させ、モータを回転駆動することにより、可動鏡筒を固定鏡筒に対して回転させ、ねじ送りによりレンズをその光軸方向に移動させる。
なお、アフォーカル光学系は、初期状態では白色光が発散光として集光レンズに入射するよう設定されることが望ましい。この場合、制御部は、光量センサの受光量がほぼ一定となるよう焦点調節機構を制御することができる。
本発明によれば、ダイクロイックミラーで分離された白色光の一部を光量センサで検出し、これに基づいて焦点調節機構を制御することにより、白色光源の発光量が変化した場合にも、ライトガイドから射出される白色光の光量の変化を抑えることができる。すなわち、白色光源の使用開始時には、発光量が大きいので白色光の集光位置がライトガイドの端面に一致しないよう設定し、取り込み効率を低くする。使用時間が経過して白色光源の発光量が減少すると、光量センサの受光量も低下する。そこで、制御部は、焦点調節機構を制御して白色光の集光位置をライトガイドの端面に近づけ、取り込み効率を高める。これにより、白色光源の発光量の低下を補い、ライトガイドから照射される白色光の光量をできるかぎり一定に保つことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。本発明の内視鏡用光源装置は、蛍光観察が可能な一般的な内視鏡システムに適用される。そこで、一般的な内視鏡システムの全体的な構成について簡単に説明し、その後、実施形態の内視鏡用光源装置について説明する。
図1は、蛍光内視鏡システムの外観図である。図1に示されるように、内視鏡システムは、電子内視鏡10、光源プロセッサ装置20、及び、表示装置30を備えている。光源プロセッサ装置20は、電子内視鏡10に白色光及び励起光を入射させる内視鏡光源装置の機能を含んでいる。
電子内視鏡10は、体腔内に挿入するために細長く形成された挿入部10a、その挿入部10aの先端部分を湾曲操作するためのアングルノブ等を有する操作部10b、操作部10bと光源プロセッサ装置20とを接続するために操作部10bから延びるケーブル部10c、及び、ケーブル部10cの先端を光源プロセッサ装置20に着脱自在に装着するためのコネクタ部10dに区分される。
そして、この電子内視鏡10は、挿入部10aの内部に対物光学系及び撮像素子を備えている。対物光学系は、挿入部10aの先端に対向した被写体の像を形成し、撮像素子は、対物光学系によって形成された像を撮像して画像データに変換する。画像データは、挿入部10a、操作部10b、ケーブル部10c、及び、コネクタ部10d内に順に引き通された信号線を通じて光源プロセッサ装置20へ伝送される。
また、この電子内視鏡10は、照明光及び励起光を内視鏡先端に伝送するため、束ねられた可撓な光ファイバからなるライトガイドを備えている。ライトガイドは、挿入部10a、操作部10b、ケーブル部10c、及び、コネクタ部10d内に順に引き通されており、コネクタ部10dが光源プロセッサ装置20に装着されている場合、ライトガイドの基端は、光源プロセッサ装置20内で白色光及び励起光の集光位置近傍に配置される。
図2は、実施形態の光源プロセッサ装置20の概略的な構成を示すブロック図である。光源プロセッサ装置20は、光源プロセッサ装置20全体を制御する制御部21、電子内視鏡10のライトガイドへ白色光を供給する白色光源201、ライトガイドへ励起光を供給する励起光源202、ライトガイドに対する白色光の収束度合いを調整する焦点調整機構210、白色光の光量を検出する光量センサ220、及び、電子内視鏡10の撮像素子11から出力される画像データを処理するための画像処理部22を備えている。
制御部21は、操作盤上の切替スイッチが操作されることによって、体腔壁のカラー画像により観察する通常観察モードと、体腔壁の蛍光画像に基づいて得られた特殊観察画像を観察する特殊観察モードとの何れか一方に観察モードを切り替える。なお、制御部21は、光源プロセッサ装置20の電源が投入された起動時、あるいは、電源投入10分後などの動作の区切りで自動的に、後述のキャリブレーションを実行する。
制御部21は、通常観察モードでは、電子内視鏡10の挿入部10aが挿入された体腔内を照明するための白色光を電子内視鏡10内のライトガイドに入射させ、特殊観察モードでは、体腔内を照明するための白色光と、体腔壁下の生体組織を励起させるための励起光とをライトガイドに交互に入射させる。
画像処理部22は、通常観察モードでは、電子内視鏡10の撮像素子11から出力される画像データを処理して表示装置30に出力する。表示装置30は、入力された画像データに基づいて、体腔内の通常画像を表示する。
一方、特殊観察モードでは、画像処理部22は、挿入部10aの先端から白色光が射出されている期間に撮像素子11から取得される参照画像データと、挿入部10aの先端から励起光が射出されている期間に撮像素子11から取得される蛍光画像データとを交互に取得する。そして、画像処理部22は、一組の参照画像データと蛍光画像データとを取得する毎に、参照画像データと蛍光画像データとを比較し、参照画像データの輝度に対する蛍光画像データの輝度の割合が一定の値より低い画素を病変部と特定し、これらの画素を例えば赤色で表示する患部画像データを生成する。そして、患部画像データを参照画像データに合成することにより、白色光により照明された体腔内の画像に病変部を赤色で重ねて表示する特殊観察画像データを順次生成して表示装置30に出力する。表示装置30は、入力された特殊観察画像データに基づいて、体腔内の画像に病変部が赤色で表示された特殊観察画像を表示する。
図3は、光源プロセッサ装置20内の光学系部分を模式的に示す説明図である。光学系は、体腔内を照明するための白色光を発するハロゲンランプ等を利用した白色光源201と、体腔壁の生体組織を励起させて蛍光を発生させるための励起光を発するレーザーを利用した励起光源202と、電子内視鏡10の挿入部10aに引き通されたライトガイド101に対して白色光と励起光とを選択的に入射させる光源アダプター300とを備えている。
白色光源201から発した平行な白色光は、第1レンズ203aと第2レンズ203bとの2枚の正レンズから構成されるアフォーカル光学系203によりビーム径が縮小されて光源アダプター300に入射する。一方、励起光源202から発した励起光は、ファイバー束204に導かれ、コリメートレンズ205によりほぼ平行光に変換されて光源アダプター300に入射する。
励起光の光路と白色光の光路とは交差するよう構成されている。そして、光源アダプター300には、これらの白色光の光路と励起光の光路との交差位置に配置され、励起光を反射させ、白色光を透過させることにより互いに異なる方向から入射する励起光と白色光とを同一方向に向けるダイクロイックミラー206と、ダイクロイックミラー206を透過した白色光及びダイクロイックミラー206で反射された励起光を集光してライトガイド101に入射させる集光レンズ207と、特殊観察モードで白色光を断続的に透過させるロータリーシャッター208と、このロータリーシャッター208を回転駆動するシャッター用モータ209とが配置されている。
ライトガイド101に対する白色光の収束度合いを調整する焦点調整機構210は、白色光源201とダイクロイックミラー206との間に設けられ、アフォーカル光学系203の第2レンズ203bを光軸方向に移動させる機能を持つ。第2レンズ203bは、図3中上側となる一端の外周にねじが形成され、下側となる一端の外周にギヤが形成された可動鏡筒211内に固定されている。そして、この可動鏡筒211は、図中下側となる一端の内周にねじが形成された固定鏡筒212に対し、可動鏡筒211のねじを固定鏡筒212のねじに螺合させることにより取り付けられている。焦点調整機構210は、焦点調整用モータ213を備え、このモータ213の回転軸に取り付けられたピニオン214を可動鏡筒211の外周に形成されたギヤに噛合させている。
焦点調整用モータ213は、キャリブレーション時に制御部21により回転駆動され、可動鏡筒211を固定鏡筒212に対して回転させ、ねじ送りにより第2レンズ203bを光軸方向に移動させる。これにより、集光レンズ207に入射する白色光の収束度が変化し、結果的に集光レンズ207を透過してライトガイド101に向かう白色光の収束度を変化させ、その集光位置を光軸方向に調整することが可能となる。
また、光源アダプター300には、ダイクロイックミラー206により分離された白色光のうち、集光レンズ207に向かわない成分を受光する光量センサ220が設けられている。この例では、ダイクロイックミラー206は白色光源から発する白色光の大部分を透過させ、励起光源から発する励起光を反射させる。ただし、白色光の一部は、ダイクロイックミラー206で反射される。光量センサ220は、ダイクロイックミラー206により反射された白色光の一部の成分を受光して光量を検出する。
なお、光量センサ220の受光量は、白色光源201の発光量と、アフォーカル光学系203から射出される白色光の収束度によって変化する。収束度が同一であれば、発光量に比例して受光量が変化し、発光量が同一であれば、収束度が小さい(発散している)ほど受光量は小さく、収束度が大きくなると、一定の収束度までは受光量が増加する。制御部21は、この光量センサ220の出力に基づき、受光量がほぼ一定(所定の規定値)となるように第2レンズ203bの位置を調整する。これにより、ライトガイド101の先端から照射される白色光の光量をほぼ一定(観察に適する光量)に保つことができる。
次に、光源プロセッサ装置20の具体的な構成を図4〜図6に基づいて説明する。図4は、光源プロセッサ装置20の全体構成を示す断面図、図5は、光源アダプター300の斜視図、図6は、図4に示す構成のうち白色光源201から光源アダプター300までの部分を拡大して示す断面図である。
光源プロセッサ装置20の筐体内には、図中左側に電源ユニット23が配置され、図中右側には底面に配置されたベース24上に、白色光源201を支持する放熱板が形成された白色光源台25、アフォーカル光学系203の2枚のレンズ203a,203bを保持するレンズ支持台26、光源アダプター300が固定されている。光源プロセッサ装置20の筐体の前面には、電子内視鏡10のコネクタ部10dに設けられた図示せぬ信号コネクタが嵌合する信号コネクタ受け27と、同じくコネクタ部10dから突出するライトガイド101が挿入されるガイド筒28とが設けられている。
光源アダプター300の構成については、図4に加えて、図5及び図6をも参照して説明する。光源アダプター300は、図4及び図5に示すように、光源プロセッサ装置20内でベース24に固定されたアダプター本体310と、このアダプター本体310に水平方向に沿って設けられたガイドレール311にガイドされてアフォーカル光学系203の光軸に対して垂直な方向にスライド可能な移動ステージ320とを備えている。アダプター本体310には、ステージ移動用モータ312(図6参照)が設けられ、このモータの回転軸に固着されたピニオン312aが移動ステージ320の上端に形成されたラック321に噛合している。
移動ステージ320には、図5に示されるように、ダイクロイックミラー206が装着されたミラーボックス部322が形成されると共に、このミラーボックス部322を中央にして一方側にはロータリーシャッター208を回転駆動するモータ209が収納されたモータ収納部323が形成され、他方側には断面円形の光路孔324が移動ステージ320を貫通して形成されている。ロータリーシャッター208は、中心角約160°の扇形の開口が形成された円板である。
ステージ移動用モータ312を回転させることにより、移動ステージ320をガイドレール311に沿って水平方向に移動させ、ダイクロイックミラー206を白色光と励起光との交差位置と、交差位置から外れた待避位置との間で移動させることができる。
ミラーボックス部322は、図6に示すように、ダイクロイックミラー206で反射される励起光がダイクロイックミラー206に向けて通る第1の開口322aと、ダイクロイックミラー206により白色光と同一方向に向けられた光が透過する第2の開口322bとを有している。
ファイバー束204は、図5に示すようにコネクタC1を介して励起光源202に接続され、図6に示すようにコネクタC2により保持体231に接続されている。コリメートレンズ205は、鏡筒232内の一端に保持されており、他端側に保持体231が嵌合している。鏡筒232は、図示せぬ支持機構によりアダプター本体310、あるいは、アダプター本体が固定されたベース24に固定されている。
図6に拡大して示すように、可動鏡筒211の左端外周には、ねじが形成され、これが固定鏡筒212の右端の内周に形成されたねじに螺合している。また、固定鏡筒212の周壁の1面には、焦点調整用モータ213が固着されており、このモータの回転軸に固定されたピニオン214が可動鏡筒211の右端に形成されたギヤに噛合している。焦点調整用モータ213を回転駆動することにより、アフォーカル光学系203の第1レンズ203aと第2レンズ203bとの間隔が変化し、集光レンズ207により形成される白色光の集光位置が集光レンズ207の光軸方向に変位する。
制御部21は、特殊観察モードでは、ダイクロイックミラー206が励起光と白色光との交差位置に配置されるようステージ移動用モータ312を駆動し、シャッター用モータ209によりロータリーシャッター208を回転駆動する。これにより、白色光を断続的にダイクロイックミラー206に入射させ、白色光が入射する間は励起光源204をオフし、白色光が遮断される間に励起光源204をオンすることにより、白色光と励起光とを交互にライトガイド101に入射させる。
一方、通常観察モードでは、制御部21は、ステージ移動用モータ312を駆動することにより、ダイクロイックミラー206が待避位置に配置するよう移動ステージ320を移動させる。これにより、白色光の光路からダイクロイックミラー206とロータリーシャッター208とが待避し、光路孔324が集光レンズ207の光軸上に配置される。したがって、白色光源201を点灯することにより、白色光を連続的にライトガイド101に入射させることができる。
白色光の内視鏡先端からの照射量を調整するには、キャリブレーションを実行する。キャリブレーションでは、制御部21は、ダイクロイックミラー206が励起光と白色光との交差位置に配置されるようステージ移動用モータ312を駆動し、白色光源201を点灯させて光量センサ220の受光量を検出し、これに基づいて焦点調整機構210を制御する。
次に、白色光のキャリブレーションの処理について図7に示すフローチャートに基づいて説明する。白色光キャリブレーション処理は、使用者が光源プロセッサ装置20の電源をオンして起動した際、あるいは、電源投入10分後などの動作の区切りで自動的に実行される。
制御部21は、白色光源201を点灯させ、光量センサの受光量を測定する(S01)。続いて、制御部21は、カウンタnの値を0にリセットし(S02)、焦点調整用モータ213を所定の方向に回転駆動する(S03)。焦点調整用モータ213を回転させると、ライトガイド101に対する白色光の集光点の位置が変化するため、測定される受光量も変化する。そこで、制御部21は、この受光量変化が所定の規定値に近づく傾向か否かを判断する(S04)。
既定値に近づく傾向でない場合(S04, NO)には、焦点調整用モータ213の回転方向を逆転させ(S05)、S04の判断を再度実行する。光量が規定値に近づく傾向である場合(S04, YES)には、焦点調整用モータ213を同一方向に回転させ(S06)、測定した光量が規定値に達したか否かを判断する(S07)。
光量が規定値に達したと判断されると(S07, YES)、制御部21は、キャリブレーション処理を正常終了し、システム始動の処理に入る。
一方、光量が規定値に達していないと判断されると(S07, NO)、カウンタnの値をインクリメントし(S08)、カウンタnの値が規定の回数に達したか否かを判断する(S09)。白色光源201のランプが寿命に近づくと、発光量が大きく低下し、ライトガイドに対する集光位置を調整しても十分な光量が得られないことがある。このような場合には、第2レンズ2103bを移動させても受光量が規定値に達しない。そこで、カウンタnを用いて焦点調整用モータの駆動量を測定し、駆動量がある程度に達するまで(nが規定回数に達するまでS09, NO)は、S04からの処理を繰り返し、駆動量がある程度に達した場合(nが規定回数に達し場合、S09, YES)には、ランプの寿命であると判断し、ランプ交換の警告を表示し(S10)、処理を異常終了する。
上記のキャリブレーションを実行することにより、白色光源201の発光量にかかわらず、ライトガイド101を通して内視鏡先端から照射される白色光の光量を適切に設定することができる。すなわち、使用開始時で白色光源の発光量が大きい場合には、集光位置をライトガイドの端面から遠ざけることにより取り込み率を低下させ、内視鏡先端の温度上昇を防ぎ、使用時間が経過して発光量が低下した場合には、集光位置をライトガイドの端面に近づけることにより取り込み率を増加させ、ライトガイドから照射される白色光の光量を十分に確保することができる。
一般的な内視鏡システムの外観図である。 実施形態の光源プロセッサ装置の概略的な構成を示すブロック図である。 実施形態の光源プロセッサ装置の光学系の説明図である。 実施形態の光源プロセッサ装置の全体構成を示す断面図である。 実施形態の光源プロセッサ装置の光源アダプターの斜視図である。 実施形態の光源プロセッサ装置の白色光源から光源アダプター部分を拡大して示す断面図である。 実施形態の光源プロセッサ装置の白色光のキャリブレーション処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 電子内視鏡
10a 挿入部
10b 操作部
10c ケーブル部
10d コネクタ部
101 ライトガイド
20 光源プロセッサ装置(内視鏡用光源装置)
21 制御部
22 画像処理部
201 白色光源
202 励起光源
203 アフォーカル光学系
204 光ファイバ束
205 コリメートレンズ
206 ダイクロイックミラー
207 集光レンズ
210 焦点調整機構
211 可動鏡筒
212 固定鏡筒
213 焦点調整用モータ
214 ピニオン
300 光源アダプター
310 アダプター本体
320 移動ステージ
322 ミラーボックス部

Claims (4)

  1. 体腔内を照明するための白色光を発する白色光源と、
    体腔壁の生体組織を励起させて蛍光を発生させるための励起光を発する励起光源と、
    前記励起光の光路と前記白色光の光路とが交差する位置に配置され、励起光と白色光とのいずれか一方を反射させ、他方を透過させることにより互いに異なる方向から入射する励起光と白色光とを同一方向に向けるダイクロイックミラーと、
    該ダイクロイックミラーにより同一方向に向けられた光を内視鏡の挿入部に引き通されたライトガイドの端面に集光させる集光レンズと、
    前記白色光源と前記ダイクロイックミラーとの間に設けられ、前記ライトガイドに対する前記白色光の収束度合いを調整する焦点調整機構と、
    前記ダイクロイックミラーにより分離された白色光のうち、前記集光レンズに向かわない成分を受光する光量センサと、
    該光量センサの受光量に応じて、前記ライトガイドの先端から射出される白色光の光量がほぼ一定になるように前記焦点調整機構を制御する制御部とを備えることを特徴とする内視鏡用光源装置。
  2. 前記白色光源と前記ダイクロイックミラーとの間の光路中に、前記白色光源から平行光として発した白色光の光束径を変更するために2枚のレンズで構成されるアフォーカル光学系を備え、前記焦点調整機構は、前記アフォーカル光学系の一方のレンズを光軸方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用光源装置。
  3. 前記アフォーカル光学系の一方のレンズは、外周にねじ及びギヤが形成された筒状の可動鏡筒に取り付けられ、該可動鏡筒は、一端の内周にねじが形成された固定鏡筒に対し、前記可動鏡筒のねじを前記固定鏡筒のねじに螺合させることにより取り付けられ、前記焦点調整機構は、焦点調整用モータを備え、該モータの回転軸に取り付けられたピニオンを前記ギヤに噛合させ、該モータを回転駆動することにより、前記可動鏡筒を前記固定鏡筒に対して回転させ、ねじ送りにより前記レンズをその光軸方向に移動させることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用光源装置。
  4. 前記光量センサの受光量がほぼ一定となるよう前記焦点調節機構を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内視鏡用光源装置。
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