JP4540323B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、挿入部に流体圧アクチュエータで構成した湾曲部を備える、工業用、医療用に適用される内視鏡に関する。
一般に、工業用、医療用に適用可能な内視鏡には、管腔内に挿入される柔軟で長尺な挿入部が設けられている。そして、この長尺な挿入部の先端部側には湾曲部が設けられていることが多い。この湾曲部は、使用者が湾曲操作することによって湾曲動作されて、例えば観察方向を使用者の所望する方向に向けられるようになっている。
一般的な、内視鏡では挿入部内に前記湾曲部から延出する湾曲ワイヤが挿通されており、操作部に設けられている湾曲操作ノブを操作することによって、前記湾曲ワイヤが牽引弛緩されて、湾曲部が湾曲動作するようになっている。
これに対して、工業用の内視鏡においては、挿入部を30メートル、或いはそれ以上に挿入することを要求されることがある。このため、内視鏡の湾曲部を湾曲動作させる湾曲機構を、前述したような湾曲ワイヤを牽引弛緩させる構成にした場合、湾曲ワイヤと他部材との間に発生する摺動抵抗等によって湾曲操作に相当の力量が必要になるなど、湾曲部を使用者の所望する状態にスムーズに湾曲させることが困難になるおそれがある。
このため、このように長尺な挿入部を有する内視鏡においては、空気等の流体を供給することによって湾曲部が湾曲動作するように、この湾曲部に流体圧アクチュエータを設けた内視鏡が提案されている。
前記流体圧アクチュエータを備えた構成の内視鏡としては例えば、特開平4−135570号公報の挿入チューブや特許3279341号公報の可撓管などが示されており、挿入部の先端部側に、周方向に沿って複数の加圧室を設けた弾性管状体を配設している。したがって、複数の加圧室内に選択的に空気を供給して加圧することによって、加圧された加圧室と反対方向に弾性管状体が湾曲動作する。
特開平4−135570号公報 特許3279341号公報
しかしながら、上述した湾曲ワイヤを牽引弛緩させる構成の挿入部を有する内視鏡や、前記特開平4−135570号公報の挿入チューブ及び特許3279341号公報の可撓管に示されている流体圧アクチュエータを備えた湾曲部を有する内視鏡では、使用目的や用途に応じて挿入部を交換することができなかった。このため、例えば、直線状のパイプ内の検査を行う場合、実際の検査では湾曲部を必要としないが、湾曲部を有する内視鏡を使用する場合がある。また、例えば長さが3メートルのパイプ内の検査を行う場合にも、挿入部が5メートルの長さの内視鏡を使用することがある。これは、内視鏡が高価であるため、検査目的や状況(湾曲部が必要であるか否か、或いはパイプ長等)に応じた挿入部を有する内視鏡を揃えることが難しいためであり、想定される様々な検査状況に対応可能な内視鏡を1つだけ選択すると、このような状況が頻繁に発生して、内視鏡の有する機能を常に十分に発揮させることが難しかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、湾曲部の要不要や、挿入部の長さ寸法の変更等を使用目的や状況に合わせて変更可能な、使い勝手に優れた内視鏡を提供することを目的にしている。
本発明の内視鏡は、観察光学系及び照明光学系を備えた先端硬質部と、流体圧アクチュエータから成る湾曲部と、柔軟性を有する可撓管部と、を有する挿入部を備えた内視鏡であって、前記湾曲部の基端部と前記可撓管部の先端部とを着脱自在に連結する係合部に、前記湾曲部と前記可撓管部とで流体を流通させるための流体的接続部、及び前記湾曲部と前記可撓管部とを電気的に連結させるための電気的接続部が設けられ、前電気的接続部の一のコネクタが前記係合部の一方の着脱面に対して凸設され、前記他方のコネクタが前記係合部の他方の着脱面に対して凹設された構成において、
前記先端硬質部の基端部に、前記可撓管部の先端部に設けられた前記係合部を構成する電気的接続部の一方のコネクタと電気的に連結可能な他方のコネクタ、或いは前記係合部を構成する電気的接続部の他方のコネクタと電気的に連結可能な一方のコネクタを設けて、前記先端硬質部の基端部と前記可撓管部の先端部とを着脱自在に構成している。
この構成によれば、内視鏡の挿入部を、必要に応じて、先端部、湾曲部及び可撓管部を連設して構成されるタイプや、先端部及び可撓管部とを連設して構成されるタイプとに適宜、変更可能である。
本発明によれば、湾曲部の要不要や、挿入部の長さ寸法の変更等を使用目的や状況に合わせて変更可能な、使い勝手に優れた内視鏡を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1ないし図18は本発明の一実施形態に係り、図1は内視鏡装置の構成を説明する図、図2は先端硬質部の構成を説明する図、図3は湾曲部の構成を説明する図、図4は流体圧アクチュエータの構成を説明する図、図5は流体圧アクチュエータを形成する工程を説明する図、図6は湾曲部の先端側及び基端側に設ける撮像用着脱機構を構成する構成部材を説明する図、図7は可撓管部の構成を説明する図、図8は可撓管部の先端側及び基端側に設ける撮像用着脱機構及び流体用着脱機構を構成する構成部材を説明する図、図9は挿入部の構成を説明する図、図10は挿入部の構成例を説明する図、図11は可撓管部の他の構成を説明する図、図12は挿入部の他の構成を説明する図、図13は他の電気的接続構成を説明する図、図14は湾曲部又は可撓管部の先端部に着脱自在なアダプタの一構成例を説明する図、図15は湾曲部又は可撓管部の先端部に着脱自在なアダプタの他の構成例を説明する図、図16は湾曲部又は可撓管部の先端部に着脱自在なアダプタの別の構成例を説明する図、図17は湾曲部又は可撓管部の先端部に着脱自在なアダプタのまた他の構成例を説明する図、図18は湾曲部又は可撓管部の先端部に着脱自在なアダプタのまた別の構成例を説明する図、
なお、図2(a)は先端硬質部の構成を説明する断面図、図2(b)は先端硬質部を基端面側から見たときの図、図2(c)はLED基板及び撮像装置の構成を説明する図、図3(a)は湾曲部を先端面側から見たときの図、図3(b)は湾曲部を図3(a)のA−A線に沿って切断したときの断面図、図3(c)は湾曲部を基端面側から見たときの図、図4(a)はマルチルーメンチューブを説明する図、図4(b)は内コイルを説明する図、図4(c)は内チューブを説明する図、図4(d)は排気チューブを説明する図、図4(e)は挿入部側流体供給チューブを説明する図、図4(f)は外チューブを説明する図、図4(g)は前口金を説明する図、図4(h)は後口金を説明する図、図4(i)は外コイルを説明する図、図5(a)はマルチルーメンチューブの中央貫通孔に内チューブを被覆した内コイルを配置状態を示す図、図5(b)は配置チューブ及び挿入部側チューブを配置した状態を示す図、図5(c)は外チューブを被覆配置した状態を示す図、図5(d)は口金を配置した状態を示す図、図6(a)は第1他方側撮像用着脱機構側を説明する図、図6(b)は第2一方側撮像用着脱機構側を説明する図、図7(a)は可撓管部を先端面側から見たときの図、図7(b)は湾曲部を図7(a)のB−B線に沿って切断したときの断面図、図7(c)は湾曲部を基端面側から見たときの図、8(a)は第2他方側流体用着脱機構を説明する図、図8(b)は第2一方側流体用着脱機構を説明する図、図10(a)は先端硬質部、湾曲部及び可撓管部で構成される挿入部を示す図、図10(b)は先端硬質部及び可撓管部で構成される挿入部を示す図、図11(a)は複数の可撓管の概略構成を説明する図、図11(b)は複数の可撓管を組み合わせた可撓管部と、湾曲部と、先端硬質部とで構成される挿入部を説明する図、図12(a)は撮像装置を可撓管部に配設した構成例を説明する図、図12(b)はLED照明を可撓管部に配設した構成例を説明する図、図12(c)は撮像装置を湾曲部に配設した構成例を説明する図、図13(a)は金属パイプと突起電極と電極部とによる電気的接続を示す図、図13(b)はパイプ電極による電気的接続を説明する図である。
図1に示すように本実施形態の内視鏡装置1は、細長な挿入部2に後述する撮像装置を内蔵した電子式の内視鏡3と、この内視鏡3の挿入部2を巻回するドラム部4とで主に構成されている。なお、符号6はドラム部4を構成する上フランジ4aに配置された例えばLCDモニタであり、このLCDモニタ6には前記内視鏡3の撮像装置でとらえた内視鏡画像が表示されるようになっている。
前記内視鏡3の挿入部2は、先端側から順に先端部を構成する先端硬質部2aと、この先端硬質部2aに第1着脱機構91を介して着脱自在に連設される湾曲部2bと、この湾曲部2bに第2着脱機構92を介して着脱自在に連設される可撓管部2cとで構成されている。
本実施形態の前記先端硬質部2aの例えば先端面中央部には撮像光学系を構成する撮像用レンズ群11が配置され、この撮像用レンズ群11の周囲には照明光学系を構成する光学素子として例えばLED照明12が複数個、配置されている。前記湾曲部2bは後述する流体圧アクチュエータ(図3の符号30参照)として構成されている。前記可撓管部2cは柔軟で長尺な可撓性部材として形成されている。
前記第1着脱機構91は例えば先端側に配置される第1一方側着脱部91Aと例えば基端側に配置される第1他方側着脱部91Bとを備え、前記第2着脱機構92は例えば先端側に配置される第2一方側着脱部92Aと例えば基端側に配置される第2他方側着脱部92Bとを備えている。
前記第1着脱機構91の第1一方側着脱部91Aは、前記先端硬質部2aの基端側に構成され、前記第1他方側着脱部91Bは前記湾曲部2bの先端側に構成されている。前記第1一方側着脱部91Aには後述する第1一方側機械的接続部及び第1一方側電気的接続部が設けられている。一方、前記第1他方側着脱部91Bには前記第1一方側機械的接続部に着脱自在に接続される後述する第1他方側機械的接続部及び前記第1一方側電気的接続部に着脱自在に接続される後述する第1他方側電気的接続部が設けられている。
前記第2着脱機構92の第2一方側着脱部92Aは、前記湾曲部2bの基端側に構成され、前記第2他方側着脱部92Bは前記可撓管部2cの先端側に構成されている。前記第2一方側着脱部92Aには後述する第2一方側機械的接続部、第2一方側電気的接続部及び第2一方側流体的接続部が設けられている。一方、前記第2他方側着脱部92Bには前記第2一方側機械的接続部に着脱自在に接続される後述する第2他方側機械的接続部と、前記第2一方側電気的接続に着脱自在に接続される後述する第2他方側電気的接続部及び前記第2一方側流体的接続部に着脱自在に接続される後述する第2他方側流体的接続部が設けられている。
前記ドラム部4は例えばボビン形状であり、円盤状の上フランジ4a、前記挿入部2が巻回される管状の挿入部巻回部4b、円盤状の下フランジ4c及びこの下フランジ4cの一面側に配置されるゴム足4dとで構成されている。なお、符号4eは支持棒である。
前記上フランジ4aにはモニタ固定部材5を介して前記LCDモニタ6が配置されるようになっている。また、この上フランジ4aにはバッテリ収納部に設けられたバッテリ用蓋部7a、ボンベ収納部に設けられたボンベ用蓋部7bが開閉自在に配置されている。さらに、この上フランジ4aには前記内視鏡3の湾曲部2bの湾曲操作指示を行うジョイスティック8a等を備えたリモートコントローラ(以下、リモコンと略記する)8から出射される例えば通信用光線を受光する受光部9が設けられている。
前記挿入部巻回部4b内には図示しない仕切り板が配置され、この仕切り板には前記バッテリ、前記ガスボンベ、前記リモコン8の湾曲操作指示にしたがって前記ガスボンベから流体圧アクチュエータに供給する流体の制御を行う流体供給量制御部、前記撮像装置の例えばCCDを駆動する駆動信号やこのCCDから伝送された画像信号を映像信号に変換するCCU等が配置されている。
図2(a)ないし図2(c)を参照して先端硬質部2aの構成を説明する。
前記先端硬質部2aは、管状の先端部本体20と、前記第1一方側着脱部91Aの第1一方側機械的接続部を構成する着脱リング部材21とで主に構成されている。
前記先端部本体20には、中央に位置する撮像光学用孔20aと、この撮像光学用孔20aを挟んで平行に配置された一対の照明光学用孔20bとが形成されている。前記着脱リング部材21は前記先端部本体20に対して回動自在に配置されている。この着脱リング部材21の基端側内周面には雌ネジ21aが形成されている。
前記撮像光学用孔20aには前記撮像用レンズ群11に加えて、撮像装置13及び第1コネクタ14aとが主に配置されいてる。この第1コネクタ14aは、前記第1一方側着脱部91Aの第1一方側電気的接続部の1つである第1一方側撮像用着脱機構を構成する。この第1コネクタ14aは、第1コネクタホルダ15aに第1コネクタ抑え16aを介して配設され、この状態のとき、前記撮像光学用孔20aの基端側開口面から突出するように配置される。また、前記第1コネクタ14aと前記撮像装置13とは例えばフレキシブル基板17によって電気的に接続されている。
前記照明光学用孔20bの先端側には、表面側に前記LED照明12を複数配設し、裏面側に一対の電極((不図示)を設けたLED基板18が配設されている。この照明光学用孔20bの基端側には前記第1一方側着脱部91Aの第1一方側電気的接続部の別の1つである第1一方側照明用着脱機構を構成する第1接点19aが設けられている。
なお、前記先端部本体20の先端面には前記LED基板18が配置される環状凹部が形成されている。符号12aはLED照明を構成する充填剤であり、符号12bはLED基板18の一対の電極と第1接点19aとをそれぞれ電気的に接続する一対の電線である。
図3(a)ないし図6(b)を参照して湾曲部2bの構成を説明する。
まず、図3(b)に示すように前記湾曲部2bの湾曲機構は流体圧アクチュエータ30で構成されている。この湾曲部2bの先端側には前記第1着脱機構91の第1他方側着脱部91Bが構成されて、基端側には前記第2着脱機構92の第2一方側着脱部92Aが構成されている。
ここで、図4(a)ないし図5(d)を参照して前記流体圧アクチュエータ30の構成を簡単に説明する。
図4(a)ないし図4(i)に示すように流体圧アクチュエータ30は、マルチルーメンチューブ31と、例えば4本の一方側流体コネクタ32と、内コイル33と、前口金34と、後口金35と、外コイル36と、内側薄肉チューブ(以下、内チューブと略記する)37と、外側薄肉チューブ(以下、外チューブと略記する)38と、2本の排気チューブ39とで主に構成されている。
図4(a)に示すマルチルーメンチューブ31は柔軟なシリコン材で形成されている。このマルチルーメンチューブ31は、断面形状が略円形状で、流体室を構成する例えば4つの透孔31a、31b、31c、31dと、中央部に軸方向に対して平行な中央貫通孔31eとを有している。
図4(e)に示す一方側流体コネクタ32は流体的接続部の一方側を構成するものであり、前記マルチルーメンチューブ31の4つの透孔31a、31b、31c、31dの基端側に配設されるようになっている。この一方側流体コネクタ32は、例えば樹脂部材で形成された管状部材であり、中途部には太径部32aが形成され、基端部には水密を図る目的等で使用される後述するOリング53が配設される周溝32bが形成されている。なお、この基端部は端部側が先細になるテーパー面32cとして構成されている。
図4(b)に示す内コイル33は、例えばステンレス製であり、前記マルチルーメンチューブ31の中央貫通孔31eに挿通配置される内側管状部材である。
図4(c)に示す内チューブ37は、例えばフッ素製の薄肉チューブで形成され、前記内コイル33の外周側に被覆配置される。この内チューブ37は、前記マルチルーメンチューブ31が前記内コイル33の線間に挟み込まれて破損することを防止する。
図4(i)に示す外コイル36は、例えばステンレス製であり、前記マルチルーメンチューブ31の外周側を被覆する外側管状部材である。
図4(f)に示す外チューブ38は、例えばフッ素製の薄肉チューブで形成され、前記マルチルーメンチューブ31の外周側に被覆配置される。この外チューブ38は、前記マルチルーメンチューブ31が前記外コイル36の線間に挟み込まれて破損することを防止する。
図4(d)に示す排気チューブ39は、例えば管状の金属部材で形成され、前記マルチルーメンチューブ31と内チューブ37との間、及び前記マルチルーメンチューブ31と外チューブ38との間にそれぞれ配置される。
図4(g)に示す前口金34は前記マルチルーメンチューブ31の先端部に被覆配置される。この前口金34には第1他方側機械的接続部となる、前記着脱リング部材21の雌ネジ21aと螺合する雄ネジ34aを形成した着脱凸状部34bが先端側に設けられいてる。
図4(h)に示す後口金35は前記マルチルーメンチューブ31の基端部に被覆配置される。この後口金35には第2一方側機械的接続部となる前記雌ネジ21aを形成した前記着脱リング部材21が回動自在に配置される周溝35aが形成されている。
なお、前記内チューブ37及び外チューブ38は、上述したとおり内コイル33若しくは外コイル36の線間にマルチルーメンチューブ31が挟み込まれて穴あき等の不具合が発生することを防止する他に、このマルチルーメンチューブ31が軽油等に触れて膨潤を起こす等の不具合を防止する。
図4(a)ないし図5(d)を参照して流体圧アクチュエータ30の構成手順の一例を説明する。
まず、前記内チューブ37を内コイル33に被せる。そして、この状態の内コイル33を、図5(a)に示すように前記マルチルーメンチューブ31の中央貫通孔31e内に挿入配置する。
次に、図5(b)に示すように前記マルチルーメンチューブ31の透孔31a、31b、31c、31dの先端側に例えばシリコン接着剤等を流し込んで、先端側開口を閉塞する閉塞部40を形成する。また、前記中央貫通孔31eの先端側と内チューブ37との間に前記排気チューブ39を配置し、その後、マルチルーメンチューブ31の先端側に先端側糸巻き固定部41aを形成する。このことによって、前記排気チューブ39及び内チューブ37の被覆されている内コイル33が前記マルチルーメンチューブ31の先端側に一体的に配置される。
さらに、前記透孔31a、31b、31c、31dの基端側開口に前記一方側流体コネクタ32を配置し、透孔31a、31b、31c、31dと一方側流体コネクタ32との隙間を例えばシリコン接着剤等で塞ぐ。その後、マルチルーメンチューブ31の基端側に基端側糸巻き固定部41bを形成して、前記一方側流体コネクタ32をマルチルーメンチューブ31の基端側に一体的に配置する。このことによって、前記マルチルーメンチューブ31の透孔31a、31b、31c、31dが流体室(図3(b)の符号42参照)として構成される。
次いで、図5(c)に示すように前記外チューブ38を前記マルチルーメンチューブ31の外周面側に被覆配置する。また、先端側の外チューブ38とマルチルーメンチューブ31との間に前記排気チューブ39を配置する。その後、このマルチルーメンチューブ31の先端側に先端側糸巻き固定部41cを形成して前記外チューブ38をマルチルーメンチューブ31に一体的に配置する。
次に、図5(d)に示すように前記外チューブ38を配置した状態のマルチルーメンチューブ31の先端側に前口金34を被覆配置するとともに、前記後口金35を基端側に被覆配置する。このとき、後口金35、前口金34の順にマルチルーメンチューブ31の先端側から口金35、34をそれぞれ挿通していく。
また、前記外コイル36を外チューブ38が配置されている状態のマルチルーメンチューブ31の外周側に配置する。このとき、図中の一点鎖線に示すように外コイル36の先端部を前記前口金34のコイル配置部34c上に配置されるとともに、基端部を前記後口金35のコイル配置部35b上に配置させる。このことによって、流体圧アクチュエータ30が構成される。
なお、本実施形態においてはマルチルーメンチューブ31の中央貫通孔31eの周囲に4つの透孔31a、31b、31c、31dを規則的に配列させた構成を示しているが、透孔の数は湾曲方向及び湾曲させたい形状等によって設定されるものである。つまり、4つに限定されるものではなく、それ以上であっても、それ以下であってもよい。
次に、図3(a)、図3(b)及び図6(a)を参照して前記第1一方側着脱部91Aとともに第1着脱機構91を構成する第1他方側着脱部91Bについて説明する。
図3(a)及び図3(b)に示すように前記第1他方側着脱部91Bの第1他方側機械的接続部である雄ネジ34aが形成されている着脱凸状部34bの先端側開口部には第1着脱部本体51が配設されるようになっている。この第1着脱部本体51には中央に位置する撮像用孔51aと、この撮像用孔51aを挟んで平行に配置された一対の照明用孔51bとが形成されている。
前記撮像用孔51aには第1他方側電気的接続部の1つである第1他方側撮像用着脱機構を構成する、前記第1コネクタ14aと電気的に接続される第2コネクタ14bが設けられている。この第2コネクタ14bは、第1コネクタホルダ15bに第1コネクタ抑え16bを介して配設され、第1コネクタホルダ15bの先端面が前記第1着脱部本体51の先端面に対して面一致状態で前記撮像用孔51aに配置されている。
一方、前記照明用孔51bには前記第1他方側電気的接続部の他の1つである第1照明用他方側着脱機構を構成する、前記第1接点19aと電気的に接触される第2接点19bが設けられている。
そして、前記着脱リング部材21の雌ネジ21aと前記着脱凸状部34bの雄ネジ34aとを螺合によって連結状態にすることによって、前記第2コネクタ14bと前記第1コネクタ14aとが電気的に接続された状態になるとともに、前記第2接点19bと前記第1接点19aとが電気的に接触した状態になるように構成されている。
この結果、前記先端硬質部2aと前記湾曲部2bの先端側とについては、前記先端硬質部2aに設けられる前記第1着脱機構91の第1一方側機械的接続部を構成する雌ネジ21aが形成されている着脱リング部材21と、前記湾曲部2bの先端側に設けられる前記第1着脱機構91の第1他方側機械的接続部を構成する雄ネジ34aを形成した着脱凸状部34bとの螺合によって、機械的及び電気的に着脱自在な構成になっている。
次に、図3(b)、図3(c)及び図6(b)を参照して第2着脱機構92を構成する第2一方側着脱部92Aについて説明する。
図3(b)及び図3(c)に示すように前記後口金35の周溝35aには第2着脱機構92の第2一方側機械的接続部を構成する前記第1一方側機械的接続部と同部材である雌ネジ21aを形成した前記着脱リング部材21が回動自在に配置される。また、前記後口金35の基端側開口部には第2着脱部本体52が配設される。この第2着脱部本体52には中央に位置する撮像用孔52aと、この撮像用孔52aを挟んで平行に配置された一対の照明用孔52bと、前記流体圧アクチュエータ30を構成する一方側流体コネクタ32が配置される4つの流体用孔52cとが形成されている。
前記撮像用孔52aには第2一方側電気的接続部の1つである第2一方側撮像用着脱機構を構成する前記第1一方側撮像用着脱機構と同様に構成された第1コネクタ14aが設けられている。この第1コネクタ14aは、第1コネクタホルダ15aに第1コネクタ抑え16aを介して所定状態で前記撮像用孔52aに配置される。また、前記照明用孔52bには前記第2一方側電気的接続部の別の1つである第2一方側照明用着脱機構を構成する前記第1一方側照明用着脱機構と同様に構成された第1接点19aが設けられている。つまり、この第2一方側着脱部92Aの構成は、ここまでについては、前記第1一方側着脱部91Aの構成と同様である。
この第2一方側着脱部92Aにおいては、前記第1コネクタ14a及び第1接点19aに加えて、第2一方側流体用着脱機構である前記流体用孔52cに一方側流体コネクタ32が所定量、突出して設けられている。この一方側流体コネクタ32の周溝32bには必要に応じてOリング53が配置されるようになっている。
そして、前記湾曲部2bを構成する前口金34に設けられた第1着脱部本体51に配置されている第2コネクタ14bと、前記後口金35に設けられた第2着脱部本体52に配置されている第1コネクタ14aとは撮像ケーブル54によって電気的に接続されている。また、前記湾曲部2bを構成する前口金34に設けられた第1着脱部本体51に配置されている第2接点19bと、前記後口金35に設けられている第2着脱部本体52に配置されている第1接点19aとはそれぞれ電線55によって電気的に接続されている。
なお、前記撮像ケーブル54及び電線55は前記流体圧アクチュエータ30を構成する内コイル33の内孔を挿通している。また、前記図3(b)において符号43は湾曲カバーである。この湾曲カバー43は、例えば金属網管で形成され、前記湾曲部2bの最外装を構成する。この湾曲カバー43の先端部は、前記前口金34のカバー配置部34d上に配置され、基端部が前記後口金35のカバー配置部35c上に配置される。
次いで、図7(a)ないし図8(b)を参照して可撓管部2cの構成を説明する。
図に示すように前記可撓管部2cは、管状の先端部材61と、管状の基端部材62と、この基端部材62及び前記先端部材61の外周面側に配設されるチューブ体63とで主に構成されている。このチューブ体63は、例えば帯状の金属薄板を螺旋状に形成したフレックス63aと、このフレックス63aを被覆する金属線部材を編み込んで形成した網状管63bと、この網状管63bを被覆する樹脂チューブ63cとで構成されている。
また、本実施形態の可撓管部2cにおいては、少なくとも、この可撓管部2cの先端側に前記第2着脱機構92の第2他方側着脱部92Bが構成されてている。なお、符号92Aは可撓管部2cの基端側に設けた、前記第2着脱機構92と略同様に構成した第2一方側着脱部92Aである。
したがって、前記先端部材61には前記湾曲部2bを構成する後口金35に回動自在に設けた着脱リング部材21の雌ネジ21aに螺合する雄ネジ61aを形成した着脱凸状部61bが設けられる。また、前記基端部材62には周溝62aが形成されており、この周溝62aには前記第1一方側機械的接続部と同部材である雌ネジ21aを形成した前記着脱リング部材21が回動自在に配置される。
前記先端部材61には前記第2着脱機構92の第2他方側着脱部92Bを構成するための第3着脱部本体64が設けられている。この第3着脱部本体64には中央に位置する撮像用孔64aと、この撮像用孔64aを挟んで平行に配置された一対の照明用孔64bと、前記第2着脱部本体52から突出する一方側流体コネクタ32に対向するように形成された第2他方側流体用着脱機構である流体用孔64cとが形成されている。この流体用孔64cは、例えば先端側を太径にした太孔64dと、この太孔64dに連通する細孔64eとで構成されている。前記太孔64dには第2他方側流体用着脱機構となる連結具65が配置され、細孔64eにはチューブ接続パイプ66が配設されるようになっている。
前記撮像用孔64aには第2他方側電気的接続部の1つである第2撮像用他方側着脱機構を構成する前記第1撮像用他方側電気的接続部と同様に構成された第2コネクタ14bが設けられている。前記第1コネクタ14aは、第1コネクタホルダ15aに第1コネクタ抑え16aを介して配設された状態で、前記撮像用孔64aに所定状態で配置されている。また、前記照明用孔64bには前記第2他方側電気的接続部の別の1つである第2照明用他方側着脱機構を構成する前記第1照明用他方側電気的接続部と同様に構成された第2接点19bが設けられている。つまり、この第2他方側着脱部92Bの構成は、ここまでについては、前記第1他方側着脱部91Bの構成と同様である。
この第2他方側着脱部92Bにおいては、前記第2コネクタ14b及び第2接点19bに加えて、前記流体用孔64cの太孔64dには前記一方側流体コネクタ32に係入配置されるゴム等の弾性部材で形成された連結具65が所定量、先端面から突出して配設される。一方、前記細孔64eにはチューブ接続パイプ66が配設される。
したがって、前記湾曲部2bを構成する後口金35に配設された着脱リング部材21の雌ネジ21aと前記着脱凸状部61bの雄ネジ61aとを螺合して連結状態にすることによって、前記第2コネクタ14bと前記第1コネクタ14aとが電気的に接続された状態になる。また、前記第2接点19bと前記第1接点19aとが電気的に接触した状態になる。さらに、前記一方側流体コネクタ32に連結具65が係入配置されて連通状態になる。このとき、連結具65は先端面が突出しているので、この連結具65の先端面が52の端面に当接して変形されることによって確実な水密状態になる。
この結果、前記湾曲部2bの基端側と前記可撓管部2cの先端側とは、前記湾曲部2bに設けられる前記第2着脱機構92の第2一方側機械的接続部を構成する雌ネジ21aが形成されている着脱リング部材21と、前記可撓管部2cの先端側に設けられる前記第2着脱機構92の第2他方側機械的接続部を構成する雄ネジ61aを形成した着脱凸状部61bとの螺合によって、機械的、電気的及び流体的に着脱自在な構成になっている。
また、前記先端硬質部2aの91Aと、前記湾曲部2bの92Aとは前記一方側流体コネクタ32が突出しているか否かが異なるだけである。このため、前記先端硬質部2aを構成する先端部本体20に配設された着脱リング部材21の雌ネジ21aと前記着脱凸状部61bの雄ネジ61aとを螺合して連結状態にすることが可能である。そして、前記先端硬質部2aと可撓管部2cとを螺合によって連結固定することによって、前記第2コネクタ14bと前記第1コネクタ14aとが電気的に接続された状態になる共に、前記第2接点19bと前記第1接点19aとが電気的に接触した状態になる。そして、前記連結具65が20の基端面に当接した状態になる。このことによって、先端硬質部2aと可撓管部2cとで構成された、言い換えれば湾曲部2bのない、挿入部2が構成される。
この結果、前記先端硬質部2aと前記可撓管部2cの先端側とは、前記先端硬質部2aに設けられる前記第1着脱機構91の第1一方側機械的接続部を構成する雌ネジ21aが形成されている着脱リング部材21と、前記可撓管部2cの先端側に設けられる前記第2着脱機構92の第2他方側機械的接続部を構成する雄ネジ61aを形成した着脱凸状部61bとの螺合によって、機械的及び電気的に着脱自在な構成になっている。
なお、前記基端部材62には前記湾曲部2bの基端側に設けた第2一方側着脱部92Aと同様の第2着脱部本体52が設けられる。そして、この第2着脱部本体52の中央に位置する撮像用孔52aに第2撮像用一方側着脱機構を構成する第1コネクタ14aが設けられる。また、前記撮像用孔52aを挟んで平行に配置された一対の照明用孔52bには前記第2一方側電気的接続部の他の1つである第2照明用一方側着脱機構を構成する第1接点19aが設けられている。さらに、前記4つの流体用孔52cには前記一方側流体コネクタ32と基端部側の構成が同様の流体用コネクタ67が設けられている。即ち、可撓管部2cの基端部は前記第2一方側着脱部92Aと同様に構成される。
そして、前記可撓管部2cを構成する先端部材61に設けられた第3着脱部本体64に配置されている第2コネクタ14bと、前記基端部材62に設けられた第2着脱部本体52に配置されている第1コネクタ14aとを撮像ケーブル54によって電気的に接続する。また、前記可撓管部2cを構成する前記先端部材61に設けられた第3着脱部本体64に配置されている第2接点19bと、前記基端部材62に設けられている第2着脱部本体52に配置されている第1接点19aとは電線55によって電気的に接続されている。さらに、前記可撓管部2cを構成する前記先端部材61に設けられた第3着脱部本体64に配置されているチューブ接続パイプ66と、前記基端部材62に設けられている第2着脱部本体52に配置されている流体用コネクタ67とは流体チューブ68によって連通されている。
なお、本実施形態の場合、前記ドラム部4に前記第2着脱機構92を構成する前記第2他方側着脱部92Bと同様の構成の図示しないドラム部着脱部を設けることによって、可撓管部2cの基端部がドラム部4に対して着脱自在に取り付け可能になる。
上述のように各部を構成したことによって、図9に示すように先端硬質部2aに設けた第1一方側着脱部91Aと湾曲部2bに設けた第1他方側着脱部91Bとで第1着脱機構91を構成するとともに、湾曲部2bに設けた第2一方側着脱部92Aと可撓管部2cに設けた第2他方側着脱部92Bとで第2着脱機構92を構成して、先端硬質部2aと、湾曲部2bと、可撓管部2cとが着脱自在な構成の挿入部2を構成することができる。なお、前記第1コネクタ14a及び第2コネクタ14bは角形に限定されるものではなく、丸形等であってもよい。
この結果、図10(a)に示すように先端硬質部2aと、湾曲部2bと、可撓管部2cとを第1着脱機構91及び第2着脱機構92とで連設した挿入部2を有する内視鏡や、図10(b)に示すように先端硬質部2aと可撓管部2cとを第1一方側着脱部91Aと第2他方側着脱部92Bとで構成される着脱機構で連設した挿入部2Aを有する内視鏡が構成される。
なお、本実施形態においては、第1及び第2着脱機構を構成する一方側機械的接続部を雌ネジとし、他方側機械的接続部を雄ネジとしているが、この逆に一方側機械的接続部を雄ネジとし、他方側機械的接続部を雌ネジとし構成するようにしてもよい。同様に、一方側電気的接続部と他方側電気的接続部との構成及び一方側流体的接続部と他方側流体的接続部との構成を逆の構成にしてもよい。
このように、内視鏡の挿入部を先端硬質部、湾曲部、可撓管部とに分離する一方、先端硬質部に第1一方側着脱部を設け、湾曲部の先端側に第1他方側着脱部を設けるとともに基端側に第2一方側着脱部を設け、可撓管部に第2他方側着脱部を設けることによって、内視鏡の挿入部を、必要に応じて、先端部、湾曲部及び可撓管部を連設して構成されるタイプと、先端部及び可撓管部とを連設して構成されるタイプとに自在に変更することができる。この結果、内視鏡観察の自由度が向上する。また、湾曲部を取り外して使用できるため、湾曲部への余分な負荷がかからず、湾曲部の劣化を防止することができる。
以下、図面を参照して本実施形態の変形例を説明する。
上述した実施形態においては、可撓管部2cを1本の可撓管で構成しているがこの可撓管部2cを図10(a)に示すように複数の例えば長さ寸法の異なる可撓管71a、71b、71c、71d…として構成するようにしても良い。この可撓管71a、71b、71c、71d…を構成するに当たって、前記図7(a)ないし図8(b)に示したように可撓管両端部にそれぞれ前記第2着脱機構92を構成する第2他方側着脱部92Bと第2一方側着脱部92Aとを設ける。
この結果、図10(b)に示すように例えば複数の可撓管71a、71c、71dを組み合わせて所望の長さ寸法の可撓管部2dを適宜構成し、この可撓管部2dを前記先端硬質部2a又は前記先端硬質部2a及び湾曲部2bに組み合わせて内視鏡を構成する。
このことによって、湾曲部の有無を選択的に設定して挿入部を構成することができるばかりでなく、可撓管の組合せを適宜変化させて所望の長さ寸法の可撓管部を構成して、挿入部の長さ寸法を最適な長さ寸法に構成した内視鏡観察を行うことができる。また、可撓管部に不具合が生じた場合には、その部分のみを取り外すことで、内視鏡の使用が可能になる。
上述した実施形態においては、前記先端硬質部2aに撮像装置13とLED照明12とを配置する構成を示しているが、図12(a)に示すように可撓管部2cの先端面側に撮像装置13を設ける構成にしたり、図12(b)に示すように可撓管部2cの先端面側にLED照明12を設ける構成にしてもよい。この場合、湾曲部内には光学像を伝送するイメージガイド81又は照明光を伝送するライトガイド82を挿通配置させるとともに、端面には光学像伝送用コネクタ83又は照明光伝送用コネクタ(不図示)を設ける。
さらに、図12(c)に示すように必要に応じては湾曲部2bの先端面側に撮像装置13を設ける構成にしてもよい。
これらのことによって、LED照明と撮像装置とを離間配置させて、LED照明の熱による悪影響が撮像装置に及ぶことを防止することができる。
上述した実施形態においてはLED基板18の一対の電極と第1接点19aとを電線12bで電気的に接続する構成としているが、図13(a)に示すように照明光学用孔20b内に金属パイプ101を配設する一方、前記LED基板18に前記金属パイプ101の内周面に当接する突起電極102を設け、前記第1接点19aが配設されている基板の裏面側に前記金属パイプ101の端面が当接する電極部103を設ける。
このことによって、電線をLED基板と第1接点とに接続する作業工程を設けることなく、組立工程中においてLED基板と第1接点との電気的接続を確実に行うことができる。
また、照明光の電気的接続を、第1接点19aと第2接点19bとを接触させて電気的導通をとる代わりに、図13(b)に示すようにパイプ電極106、107、108を設け、互いのパイプ電極106と図示しない先端硬質部に設けた突起電極とを嵌合接触させたり、パイプ電極107、108とを嵌合接触させて電気的導通を取るようにしてもよい。なお、符号105は電極同士を電気的に接続する電線であり、符号109、110は嵌合接触をスムーズに行うさせるための案内部材である。この案内部材109の先端部を先細テーパー形状に形成することによって、確実かつスムーズな嵌合接触を行える。
上述した実施形態においては直視観察用に構成した先端硬質部2aを湾曲部2b又は可撓管部2cの先端側に着脱自在な構成としているが、湾曲部2b又は可撓管部2cの先端側に着脱自在に配設されるものは、直視観察用の先端硬質部2aに限定されるものはなく、以下の図14ないし図18に示すように湾曲部2b又は可撓管部2cの先端側にアダプタを着脱させる構成にしてもよい。なお、複数のアダプタを連設する構成の場合、各アダプタ同士の電気的接続部は上述した構成のいずれかにしている。
図14では例えば湾曲部2bの先端部には、側視観察用アダプタ111と側視照明光学アダプタ112とで構成される側視観察部113又は接続アダプタ114と直視観察光学系と直視照明光学系とを備えた直視アダプタ115とで構成される直視観察部116が選択的に取り付け可能になっている。
図15では例えば湾曲部2bの先端部には直視カメラアダプタ121が着脱自在に接続されるようになっており、この直視カメラアダプタ121の先端側には前記直視アダプタ115又は側視観察光学系と側視照明光学系とを備えた側視アダプタ122が選択的に取り付け可能になっている。加えて、前記直視アダプタ115を前記側視アダプタ122の先端側に取り付けることも可能になっている。
図16では例えば湾曲部2bの先端部には、手元側から順に側視カメラアダプタ131、側視照明光学アダプタ132、直視カメラアダプタ133及び直視照明光学アダプタ134が取り付け可能になっている。
図17では例えば湾曲部2bの先端部には直視カメラアダプタ141が配設されるようになっており、この直視カメラアダプタ141の先端部にはLED照明を一列に配置した照明光学アダプタ142又はLED照明を複数列に配置した大光量照明光学アダプタ143が選択的に取り付け可能になっている。
図18では例えば湾曲部2bの先端部に先端アダプタ151、152、153、…と、図示しない撮像装置及びLED照明12を備えた観察ユニット161、162、163、…とで構成される観察アダプタ171、172、173、…がそれぞれ取り付け可能になっている。
これらのアダプタを適宜選択して湾曲部又は可撓管部の先端部に取り付けて観察を行うことによって、様々な検査状況に対応させた内視鏡観察を行うことができる。
なお、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
内視鏡装置の構成を説明する図 先端硬質部の構成を説明する図 湾曲部の構成を説明する図 流体圧アクチュエータの構成を説明する図 流体圧アクチュエータを形成する工程を説明する図 湾曲部の先端側及び基端側に設ける撮像用着脱機構を構成する構成部材を説明する図 可撓管部の構成を説明する図 可撓管部の先端側及び基端側に設ける撮像用着脱機構及び流体用着脱機構を構成する構成部材を説明する図 挿入部の構成を説明する図 挿入部の構成例を説明する図 可撓管部の他の構成を説明する図 挿入部の他の構成を説明する図 他の電気的接続構成を説明する図 湾曲部又は可撓管部の先端部に着脱自在なアダプタの一構成例を説明する図 湾曲部又は可撓管部の先端部に着脱自在なアダプタの他の構成例を説明する図 湾曲部又は可撓管部の先端部に着脱自在なアダプタの別の構成例を説明する図 湾曲部又は可撓管部の先端部に着脱自在なアダプタのまた他の構成例を説明する図 湾曲部又は可撓管部の先端部に着脱自在なアダプタのまた別の構成例を説明する図
符号の説明
1…内視鏡装置
2…挿入部
2a…先端硬質部
2b…湾曲部
2c…可撓管部
3…内視鏡
91…第1着脱機構
91A…第1一方側着脱部
91B…第1他方側着脱部
92…第2着脱機構
92A…第2一方側着脱部
92B…第2他方側着脱部
代理人 弁理士 伊藤 進

Claims (1)

  1. 観察光学系及び照明光学系を備えた先端硬質部と、流体圧アクチュエータから成る湾曲部と、柔軟性を有する可撓管部と、を有する挿入部を備えた内視鏡であって、
    前記湾曲部の基端部と前記可撓管部の先端部とを着脱自在に連結する係合部に、前記湾曲部と前記可撓管部とで流体を流通させるための流体的接続部、及び前記湾曲部と前記可撓管部とを電気的に連結させるための電気的接続部が設けられ、前電気的接続部の一のコネクタが前記係合部の一方の着脱面に対して凸設され、前記電気的接続部の他方のコネクタが前記係合部の他方の着脱面に対して凹設された構成において、
    前記先端硬質部の基端部に、前記可撓管部の先端部に設けられた前記係合部を構成する電気的接続部の一方のコネクタと電気的に連結可能な他方のコネクタ、或いは前記係合部を構成する電気的接続部の他方のコネクタと電気的に連結可能な一方のコネクタを設けて、前記先端硬質部の基端部と前記可撓管部の先端部とを着脱自在に構成したことを特徴とする内視鏡。
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