JP2000136248A - 熱可塑性エラストマペレットおよび成形体の製造方法 - Google Patents

熱可塑性エラストマペレットおよび成形体の製造方法

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JP2000136248A
JP2000136248A JP11237036A JP23703699A JP2000136248A JP 2000136248 A JP2000136248 A JP 2000136248A JP 11237036 A JP11237036 A JP 11237036A JP 23703699 A JP23703699 A JP 23703699A JP 2000136248 A JP2000136248 A JP 2000136248A
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thermoplastic elastomer
powder
pellets
pellet
fatty acid
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JP11237036A
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English (en)
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Toyohiko Masuda
豊彦 増田
Minoru Tagaya
実 多賀谷
Akira Kinoshita
明 木下
Akira Sakugi
朗 柵木
Tsutomu Kobayashi
勉 小林
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Toray Monofilament Co Ltd
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Monofilament Co Ltd
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存安定性と成形機への供給安定性に優れた
熱可塑性エラストマペレットおよびこのペレットを使用
した組成物の成形方法を提供する。 【解決手段】 本発明の熱可塑性エラストマペレット
は、熱可塑性エラストマペレットの表面に、脂肪酸金属
塩粉末、脂肪酸アミド粉末、ポリオレフィン粉末、シリ
カ粉末、炭酸カルシウム粉末およびフッ素樹脂粉末から
選ばれた少なくとも1種の粉末を0.1〜8重量%付着
せしめたことを特徴とする。また、本発明の成形体の製
造方法は、上記熱可塑性エラストマペレットまたはこの
熱可塑性エラストマペレットを含有する熱可塑性樹脂組
成物を溶融成形に供することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保存安定性と成形
機への供給安定性に優れた熱可塑性エラストマペレット
およびこのペレットを使用した組成物の成形方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性エラストマーは、常温ではゴム
弾性体としての挙動を示し、温度上昇によって塑性変形
を示す高分子材料であることから、溶融成形可能なゴム
弾性体として、耐衝撃性や耐摩耗性などを必要とする繊
維、フィルム、自動車部品および電気製品部品などの成
型品として広く使用されてきた。
【0003】しかしながら、従来の熱可塑性エラストマ
ーは、軟化点が低いことに起因して、気温の高い夏場の
倉庫や成形体生産現場において、この熱可塑性エラスト
マからなるペレットや顆粒がブロッキングを起こし、ハ
ンドリング性が低下したり、成形機への供給が不能にな
るなどの問題を有していた。
【0004】すなわち、従来の熱可塑性エラストマペレ
ットは、ブロッキングによる保存安定性と成形機への供
給安定性に問題があり、この問題点に起因するトラブル
の改良がしきりに望まれていたのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものであり、保存安定性と成形機への供給安
定性に優れた熱可塑性エラストマペレットおよびこのペ
レットを使用した組成物の成形方法の提供を目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の熱可塑性エラストマペレットは、熱可塑
性エラストマペレットの表面に、脂肪酸金属塩粉末、脂
肪酸アミド粉末、ポリオレフィン粉末、シリカ粉末、炭
酸カルシウム粉末およびフッ素樹脂粉末から選ばれた少
なくとも1種の粉末(以下、ブロッキング防止剤とい
う)を0.1〜8重量%付着せしめたことを特徴とす
る。
【0007】なお、本発明の熱可塑性エラストマペレッ
トにおいては、前記熱可塑性エラストマペレットがプロ
ピレン・エチレンランダム共重合体成分(a)とポリプ
ロピレン成分(b)とポリブテン成分(c)とからなる
ブロック共重合体ペレットであること、前記脂肪酸金属
塩がステアリン酸金属塩、特にステアリン酸カルシウム
を主体としてなるものであること、前記脂肪酸アミドが
エチレンビスオクタデカンアミドを主体としてなるもの
であること、および脂肪酸金属塩粉末、脂肪酸アミド粉
末、炭酸カルシウム粉末およびポリオレフィン粉末の1
次粒子または2次以上に凝集した粒子の平均粒径が0.
001〜0.3mmの範囲にあること、シリカ粉末が無
水無定型シリカを主体としてなり、1次粒子の平均粒径
が0.005〜0.05μmで粒子状態が1次粒子また
は2次以上に凝集したものであることが、いずれも好ま
しい条件であり、これらの条件を適用することにより、
一層すぐれた効果の取得を期待することができる。
【0008】また、本発明の成形体の製造方法は、上記
熱可塑性エラストマペレットまたはこの熱可塑性エラス
トマペレットを含有する熱可塑性樹脂組成物を溶融成形
に供することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明の熱可塑性エラストマーペレットを
構成する熱可塑性エラストマは、常温ではゴム弾性体と
しての挙動を示し、温度上昇によって塑性変形を示す高
分子材料であれば特に制限されるものではなく、その具
体例としてはポリスチレン・ポリブタジエン・ポリスチ
レンブロックコポリマ,ポリスチレン・ポリイソプレン
・ポリスチレンブロックコポリマ,ポリスチレン・ポリ
(エチレン・ブチレン)・ポリスチレンブロックコポリ
マ,およびポリスチレン・ポリ(エチレン・プロピレ
ン)・ポリスチレンブロックコポリマなどのスチレン系
熱可塑性エラストマ、エチレン・プロピレン・ジエンコ
ポリマなどのオレフィン系ゴムとポリプロピレンまたは
エチレンなどのポリオレフィンとのブレンド体、このブ
レンド体に有機過酸化物または硫黄、加硫助剤、加硫促
進剤などを加えてゴム相を部分架橋または完全架橋した
もの,およびプロピレン・エチレンランダム共重合体成
分(a)とポリプロピレン成分(b)とポリブテン成分
(c)とからなるブロックコポリマなどのポリオレフィ
ン系熱可塑性エラストマ、ポリウレタン系熱可塑性エラ
ストマ、ポリエステル系熱可塑性エラストマ、1,2−
ポリブタジエン系熱可塑性エラストマ、トランスポリイ
ソプレン系熱可塑性エラストマ、フッ素ゴム系熱可塑性
エラストマ、塩素化ポリエチレン系熱可塑性エラストマ
およびポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマなどを挙げ
ることができる。
【0011】これらの熱可塑性エラストマ中でも、特に
ポリオレフィン系熱可塑性エラストマが好ましく、この
ポリオレフィン系熱可塑性エラストマの中では、プロピ
レン・エチレンランダム共重合体成分(a)とポリプロ
ピレン成分(b)とポリブテン成分(c)とからなるブ
ロックコポリマ(以下、ブロック共重合体(A)とい
う)が特に好ましく使用される。
【0012】上記ブロック共重合体(A)とは、具体的
には下記(a),(b)および(c)成分を公知の方法
でブロック共重合した重合体である。
【0013】(a)プロピレンに基づく単量体単位を8
5〜20モル%とエチレンに基づく単量体単位を15〜
80モル%とから構成されるプロピレン・エチレンラン
ダム共重合体成分:25〜98.99重量% (b)ポリプロピレン成分:1〜70重量% (c)ポリブテン成分:0.01〜5重量%。
【0014】また、上記ブロック共重合体(A)が、上
記成分(a)、(b)および(c)成分からなるブロッ
ク共重合体を、有機過酸化物と共に溶融混練したもの
(以下、ブロック共重合体(A2)という)であること
がより好ましい。
【0015】上記ブロック共重合体(A2)を得るため
に使用する有機過酸化物としては、公知の化合物を使用
することができ、それらの具体例としては、メチルエチ
ルケトンパーオキサイド、メチルイソブチルケトンパー
オキサイド、シクロへキサノンパーオキサイドなどのケ
トンパーオキサイド、イソブチリルパーオキサイド、ラ
ウロイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイドな
どのジアシルパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼン
ハイドロパーオキサイドなどのハイドロパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,
5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、1,3−
ビス−(t−ブチルパーオキシ・イソプロピル)−ベン
ゼン、ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)−ヘキサン
−3などのジアルキルパーオキサイド、1,1−ジ−t
−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘ
キサン、2,2−ジ−(t−ブチルパーオキシ)−ブタ
ンなどのパーオキシケタール、t−ブチルパーオキシピ
バレート、t−ブチルパーオキシベンゾエートなどのア
ルキルパーエステル、およびt−ブチルパーオキシイソ
プロピルカーボネートなどのパーカーボネートなどを挙
げることができる。
【0016】上記した有機過酸化物の配合量は特に制限
されないが、一般には、ブロック共重合体100重量部
に対して、0.001〜3重量部の範囲であることが好
ましい。有機過酸化物を配合することで、得られるブロ
ック共重合体が均一な物性を有するものとなる。
【0017】さらに、ブロック共重合体と上記した有機
過酸化物と溶融混練を行うときに、一分子中にラジカル
重合性基を2個以上有する化合物を存在させることもで
きる。この一分子中にラジカル重合性基を2個以上有す
る化合物を存在させることにより、ブロック共重合体の
分子鎖を架橋させることができ、それによって耐熱性を
改良することができるからである。
【0018】上記の一分子中にラジカル重合性基を2個
以上有する化合物(以下、単に架橋剤ともいう、)とし
ては、公知の化合物を何ら制限なく採用することができ
る。具体的には、ジビニルベンゼンのようなジビニル化
合物、ジアリルフタレート、ジアリルテレフタレート、
ジアリルイソフタレート、酒石酸ジアリル、エポキシコ
ハク酸ジアリル、ジアリルマレート、ジアリルカーボネ
ートなどのジアリル化合物、P−キノンジオキシム、
P,P−ジベンゾイルキノンジオキシムのようなオキシ
ム化合物、フェニルマレイミドのようなマレイミド化合
物、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレ
ートなどのシアヌール酸またはソシアヌール酸のジまた
はトリアリルエステル、エチレングリコールメタクリレ
ート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ペンタ
エリスリトールトリアクリレートなどのアクリル酸およ
びメタクリル酸エステル化合物、液状の1,2−ポリブ
タジエンなどの主鎖または側鎖に二重結合を有するオリ
ゴマー、およびシンジオタクチック−1,2−ポリブタ
ジエンなどの主鎖または側鎖に二重結合を有するポリマ
ーなどを例示することができる。
【0019】上記した架橋剤の配合量は特に制限されな
いが、一般には、ブロック共重合体100重量部に対し
て、0.01〜20重量部、さらに0.02〜10重量
部の範囲であることが好ましい。
【0020】上記したブロック共重合体と有機過酸化
物、さらに必要に応じて配合される架橋剤の混練は、一
般には、ブロック共重合体の融点且つ有機過酸化物の分
解温度以上の温度で公知の混練装置を使用して行われる
が、通常は170〜330℃で混練することが好まし
い。
【0021】上記ブロック共重合体としては、JIS
K6301に従って測定したJISA硬度が80以下の
ものを用いるのが好ましい。
【0022】上記ブロック共重合体は、他の樹脂類、公
知の添加剤、例えば、酸化防止剤、光安定剤、帯電防止
剤などおよび各種粒子類、例えば、酸化チタン、チッ化
ケイ素、クレー、タルク、カオリン、ジルコニウム酸や
架橋高分子粒子、および各種金属粒子などを配合したも
のであってもよい。
【0023】上記ブロック共重合体(A)またはブロッ
ク共重合体(A2)の市販品としては、(株)トクヤマ
製“PER”が知られている。
【0024】本発明の熱可塑性エラストマペレットとに
おけるペレットとは、いかなる形状のものでもよく、広
義には粉末、顆粒状を含むものである。
【0025】本発明の熱可塑性エラストマペレット表面
には、脂肪酸金属塩粉末、脂肪酸アミド粉末、ポリオレ
フィン粉末、シリカ粉末、炭酸カルシウム粉末およびフ
ッ素樹脂粉末から選ばれた少なくとも1種の粉末が付着
していることが必要である。
【0026】本発明における脂肪酸金属塩粉末とは、脂
肪族モノカルボン酸と金属元素との化合物を主体とする
少なくとも常温で粉末状のものであり、例えば、ステア
リン酸と、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウ
ム、バリウム、亜鉛、アルミニウム、マグネシウム、
銅、ニッケルまたはコバルトなどの金属元素との化合物
を好ましく挙げることができ、これらの中から少なくと
も1種を使用する。中でもステアリン酸カルシウムを主
体としてなるものが特に好ましい。ここで本発明におけ
るステアリン酸カルシウムを主体としてなるものとは、
ステアリン酸カルシウムの他に、遊離の飽和脂肪酸、不
飽和脂肪酸およびそれらの金属塩およびエステルなどの
誘導体を含有するものを含んでもよく、いわゆる工業用
ステアリン酸カルシウムを包含することを意味する。
【0027】本発明における脂肪酸アミド粉末とは、脂
肪族モノカルボン酸とアミンとの化合物を主体とする少
なくとも常温で粉末状のものであり、例えば、エチレン
ビスオクタデカンアミド(以下、EBAという)、メチ
レンビスオクタデカンアミド、オレイックアミド、オク
タデカンアミド、エチレンビスヘキサデカンアミド、メ
チレンビスヘキサデカンアミド、およびヘキサデカンア
ミドなどを挙げることができ、これらの中から選ばれた
少なくとも1種を使用する。中でもエチレンビスオクタ
デカンアミドを主体としてなるものが好ましく使用でき
る。
【0028】本発明におけるポリオレフィン粉末とは、
ポロエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、
ポリブテンなどのポリオレフィン類の粉末状のものであ
り、これらの中から選ばれた少なくとも1種を使用す
る。中でもポリプロピレン粉末が好ましく使用できる。
【0029】本発明におけるシリカ粉末とは、酸化ケイ
素を主体とするものであり、乾式シリカ、湿式シリカの
いずれも使用することができる。これらの中でも、シリ
カ表面の水酸基をモノメチルトリクロロシランまたはジ
メチルジクロロシラン等と反応させた疎水性の無水無定
型シリカが特に好ましい。上記した無水無定型シリカの
市販品は、(株)トクヤマ製の“レオロシール”MT−
10,DM−10,DM−20,DM−30およびDM
−30Sなどが知られている。
【0030】本発明における炭酸カルシウムとは、石灰
石を科学的に精製したコロイド炭酸カルシウム、沈降性
炭酸カルシウムなどの軽質炭酸カルシウムおよび石灰石
を機械的に粉砕・分級した重質炭酸カルシウムなどを使
用することができ、必要に応じてアクリル酸塩またはス
テアリン酸塩等で表面処理したものを使用することもで
きる。
【0031】本発明におけるフッ素樹脂粉末とは、ポリ
テトラフルオロエチレン(以下、PTFEという)、エ
チレン・テトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化
ビニリデン、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロ
プロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン・ヘキサ
フルオロプロピレン・フッ化ビニリデン共重合体、テト
ラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン・パー
フルオロアルキルビニルエーテル共重合体およびポリモ
ノクロルトリフルオロエチレンなどの粉末状のものであ
り、これらの中から選ばれた少なくとも1種を使用す
る。中でも、PTFE粉末が好ましく使用される。
【0032】ブロッキング防止剤の熱可塑性エラストマ
ペレット表面への付着量は、この熱可塑性エラストマペ
レットに対して0.1〜8重量%の範囲であることが必
要であり、0.5〜6重量%の範囲であることがより好
ましい。付着量が0.1重量%より少ないと、高温雰囲
気中における熱可塑性エラストマペレットのブロッキン
グを防止できないため好ましくない。一方、付着量が7
重量%より多いと、得られる組成物の物性が著しく低下
したり、熱可塑性エラストマペレットから付着している
粉体が脱落飛散して作業環境に悪影響を与えることにな
るため好ましくない。
【0033】熱可塑性エラストマペレットへのブロッキ
ング防止剤の付着は、工業的にはV型などのロータリー
ブレンダに所定量の熱可塑性エラストマペレットとブロ
ッキング防止剤とを仕込み、必要に応じてブレンダー内
を乾燥空気または窒素ガスなどの不活性ガスで置換して
5分間以上混合することで行うことが好ましい。
【0034】また、ロータリーブレンダーから取り出し
たブロッキング防止剤が付着した熱可塑性エラストマペ
レットは、篩い上で振動させて余分なブロッキング防止
剤を除去することが操業環境保持の面から好ましい。
【0035】かくして得られたブロッキング防止剤が付
着した熱可塑性エラストマペレットは、熱可塑性エラス
トマを含有する組成物の製造に好適である。
【0036】すなわち、本発明の熱可塑性エラストマ
は、この熱可塑性エラストマ単独で、または他のあらゆ
る公知の熱可塑性樹脂、例えばポリエチレンテレフタレ
ート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリシクロ
へキサンジメタンテレフタレートおよび生分解性脂肪族
ポリエステル他のポリエステル類、ナイロン6、ナイロ
ン66、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン4、ナ
イロン4・6、ナイロン6・66、ナイロン6・10お
よびナイロン6・12他のポリアミド類、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテンおよびポリブ
テン、脂環ポリオレフィン他のポリオレフィン類、ポリ
スチレン、スチレン・アクリロニトリル共重合体、スチ
レン・メタクリル酸メチル共重合体およびアクリロニト
リル・ブタジエン・スチレン共重合体などの(シンジオ
タクチック構造を含む)ポリスチレン類、ポリフェニレ
ンサルファイド類、ポリカーボネート類、ポリフッ化ビ
ニリデン、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプ
ロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン・ヘキサフ
ルオロプロピレン・フッ化ビニリデン共重合体、テトラ
フルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン・パーフ
ルオロアルキルビニルエーテル共重合体およびポリモノ
クロルトリフルオロエチレン他のフッ素樹脂類およびポ
リ(メタ)アクリレート類などと任意に組み合わせて使
用することができる。また、組合せの形態は、混練、複
合など適宜行うことができる。
【0037】ここで、本発明における成形体とは、少な
くとも上記熱可塑性エラストマを含有する線形、非線形
各種成形体のことであり、具体的には、モノフィラメン
ト、マルチフィラメント、ステープルファイバー、不織
布などの未延伸あるいは延伸した繊維類、未延伸あるい
は延伸したフィルム、シート類、バンパーなどの自動車
部品、電気・電子部品などあらゆる成形体に好ましく使
用することができる。
【0038】また、成形方法としては、押出し、射出、
プレスなど様々な方法を採用することができる。
【0039】すなわち、本発明の熱可塑性エラストマを
含有する成形品の製造は、ブロッキング防止剤が付着し
た熱可塑性エラストマペレット単独または公知の各種熱
可塑性樹脂類と組み合わせた熱可塑性エラストマペレッ
トを含有する熱可塑性樹脂組成物として、エクストルダ
ー押し出し成型機、メルトプレッシャー押し出し成型
機、エクストルダー射出成型機、ヒートプレス成型機な
どに供給して行うことができる。
【0040】そして、この場合にブロッキング防止剤を
付着させていない熱可塑性エラストマペレットを使用す
ると、ペレットがブロッキングを起こして塊状になり、
各種成形機への供給が均一に行われずに、成形品が品質
斑の多いものとなったり、成形が不可能になったりする
という不具合が招かれる。
【0041】これに対し、本発明の熱可塑性エラストマ
ペレットは、ブロッキング防止剤が付着しているので、
倉庫に保管中のペレットのブロッキングや、成形機のペ
レットホッパー内やペレット計量器およびペレット配管
内におけるペレットのブロッキングを防止して、各種成
形機への供給を均一に行うことができるため、保存安定
性と成形機への供給安定性に優れ、各種成形品の原料と
して好適に使用することができる。
【0042】そして、本発明の成形体の製造方法によれ
ば、品質斑のない各種成形品を効率的に製造することが
できる。
【0043】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。
【0044】なお、実施例における熱可塑性エラストマ
ペレットのブロッキング有無の判定は、次の方法で行っ
た。 1.熱可塑性エラストマペレット25gを50ccステ
ンレス製ビーカー中に入れペレット表面を平らになら
す。 2.ビーカー中のペレット上に500gの上皿天秤用分
銅を乗せる。 3.ビーカーを50℃にコントロールされた熱風オーブ
ン中で6時間加熱する。 4.ビーカーをオーブンから取り出し、ペレットのブロ
ッキング状態を観察し、次の基準でブロッキング程度を
判定した。
【0045】「×」;ブロッキングが激しくてビーカー
からペレットが取り出せない、またはビーカーからペレ
ットが取り出せるものの、10個以上のペレット個体が
ブロッキングして塊状になっているもの、 「○」;3〜9個のペレット個体のブロッキングしか認
められないもの、 「◎」;2個以下のペレット個体のブロッキングしか認
められないもの。
【0046】また、ブロッキング判定は、上記基準で
「◎」であるものの、ペレットからブロッキング防止剤
の脱落の多い場合は、粉末飛散による作業環境汚染が懸
念されるため粉末脱落多として総合判定は不適格とし
た。 [実施例1]原料の熱可塑性エラストマーペレットとし
て、ブロック共重合体(A)またはブロック共重合体
(A2)である“PER”R110E((株)トクヤマ
製品、ビカット軟化点(JIS K7206):50
℃)ペレット100重量部と、ブロッキング防止剤とし
てステアリン酸カルシウム粉末(片山化学工業株式会社
製品…以下、St−Ca粉末という)4重量部とを、V
型ロータリーブレンダーに仕込み、25rpmで15分
間混合してステアリン酸カルシウムが原料の熱可塑性エ
ラストマーペレットに対して4重量部付着した熱可塑性
エラストマーペレットを得た。
【0047】この熱可塑性エラストマーペレットのブロ
ッキング判定は「◎」であり、粉体脱落も少なく、総合
判定は適格であった。なお、ブロッキング判定結果、粉
体脱落程度および総合判定結果を表1に示した。 [実施例2〜5、比較実施例1〜3]実施例1における
St−Caの付着量を表1に記載のとおり変更した以外
は、実施例1と同様に行って得た熱可塑性エラストマー
ペレットの評価結果を実施例2〜5および比較実施例1
〜3として表1に併示した。 [実施例6〜9]実施例1におけるSt−Caを、EB
A粉末(ライオンアクゾ株式会社製品)に変更(実施例
6)、ポリプロピレン粉末(以下、PP粉末という)に
変更(実施例7)およびPTFE粉末に変更(実施例
8)、沈降性炭酸カルシウム(以下、CaCO3とい
う)である“Brilliant”-15(白石カルシウム(株)
製)に変更(実施例9)した以外は、実施例1と同様に
行って得た熱可塑性エラストマーペレットの評価結果を
実施例6〜8として表1に併示した。 [実施例10]実施例2におけるSt−Caを無水無定
型シリカ(以下、SiO2という)である“レオロシー
ル”DM−20に変更した以外は、実施例2と同様に行
って得た熱可塑性エラストマペレットの評価結果を表1
に併示する。
【0048】
【表1】 [実施例11]実施例1で得たSt−Caが原料の熱可
塑性エラストマーペレットに対して4重量部付着した熱
可塑性エラストマーペレット200kgをチップ車に仕
込み、39℃の工場内で12時間放置した後、成形体を
製造するために1軸エクストルダーの計量ホッパーにチ
ップ車下部からペレットを投入する操作を行ったとこ
ろ、ペレットはブロッキングしておらず、問題なく計量
ホッパーに投入でき、成形体の製造を行うことができ
た。 [比較実施例4]比較実施例2で得たSt−Caが原料
の熱可塑性エラストマーペレットに対して0.05重量
部付着した熱可塑性エラストマーペレット200kg
を、手でほぐしながらチップ車に仕込み、39℃の工場
内で12時間放置した後、1軸エクストルダーの計量ホ
ッパーにチップ車下部からペレットを投入する操作を行
ったところ、ペレットがブロッキングしてチップ車下部
から出てこないため、計量ホッパーに投入することがで
きなかった。 [実施例12]実施例1で得たSt−Caが原料の熱可
塑性エラストマーペレットに対して4重量部付着した熱
可塑性エラストマーペレット40kgと、乾燥したポリ
エチレンテレフタレートペレット160kgとを、V型
ロータリーブレンダーで混合後、チップ車に仕込み、3
9℃の工場内で12時間放置した後、成形体を製造する
ために1軸エクストルダーの計量ホッパーにチップ車下
部から混合ペレットを投入する操作を行ったところ、混
合ペレットはブロッキングしておらず、問題なく計量ホ
ッパーに投入でき、成形体の製造を行うことができた。 [比較実施例5]比較実施例2で得たSt−Caが原料
の熱可塑性エラストマーペレットに対して0.05重量
部付着した熱可塑性エラストマーペレット40kgと、
乾燥したポリエチレンテレフタレートペレット160k
gとを、V型ロータリーブレンダーで混合後、チップ車
に仕込み、39℃の工場内で12時間放置した後、成形
体を製造するために1軸エクストルダーの計量ホッパー
にチップ車下部から混合ペレットを投入する操作を行っ
たところ、混合ペレットがブロッキングしてチップ車下
部から出てこないため、計量ホッパーに投入することが
できなかった。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱可塑性
エラストマペレットは、ブロッキング防止剤が付着して
いるので、倉庫に保管中のペレットのブロッキングや、
成型機のペレットホッパー内やペレット計量器およびペ
レット配管内におけるペレットのブロッキングを防止し
て、各種成形機への供給を均一に行うことができるた
め、保存安定性と成形機への供給安定性に優れ、各種成
形品の原料として好適に使用することができる。
【0050】そして、本発明の成形体の製造方法によれ
ば、品質斑のない各種成形品を効率的に製造することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多賀谷 実 静岡県三島市4845番地 東レ株式会社三島 工場内 (72)発明者 木下 明 愛知県岡崎市昭和町字河原1番地 東レ・ モノフィラメント株式会社内 (72)発明者 柵木 朗 愛知県岡崎市昭和町字河原1番地 東レ・ モノフィラメント株式会社内 (72)発明者 小林 勉 愛知県岡崎市昭和町字河原1番地 東レ・ モノフィラメント株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性エラストマペレットの表面に、
    脂肪酸金属塩粉末、脂肪酸アミド粉末、ポリオレフィン
    粉末、シリカ粉末、炭酸カルシウム粉末およびフッ素樹
    脂粉末から選ばれた少なくとも1種の粉末を0.1〜8
    重量%付着せしめたことを特徴とする熱可塑性エラスト
    マペレット。
  2. 【請求項2】 前記熱可塑性エラストマペレットが、プ
    ロピレン・エチレンランダム共重合体成分(a)とポリ
    プロピレン成分(b)とポリブテン成分(c)とからな
    るブロック共重合体ペレットであることを特徴とする請
    求項1に記載の熱可塑性エラストマペレット。
  3. 【請求項3】 前記脂肪酸金属塩が、ステアリン酸金属
    塩を主体としてなるものであることを特徴とする請求項
    1または2に記載の熱可塑性エラストマペレット。
  4. 【請求項4】 前記脂肪酸金属塩が、ステアリン酸カル
    シウムを主体としてなるものであることを特徴とする請
    求項1または2に記載の熱可塑性エラストマペレット。
  5. 【請求項5】 前記脂肪酸アミドが、エチレンビスオク
    タデカンアミドを主体としてなるものであることを特徴
    とする請求項1または2に記載の熱可塑性エラストマペ
    レット。
  6. 【請求項6】 シリカ粉末が、無水無定型シリカを主体
    としてなるものであることを特徴とする請求項1または
    2に記載の熱可塑性エラストマペレット。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱
    可塑性エラストマペレットまたはこの熱可塑性エラスト
    マペレットを含有する熱可塑性樹脂組成物を溶融成形に
    供することを特徴とする成形体の製造方法。
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