JP2000135602A - 曲面切削方法及びピストン - Google Patents

曲面切削方法及びピストン

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JP2000135602A
JP2000135602A JP10311399A JP31139998A JP2000135602A JP 2000135602 A JP2000135602 A JP 2000135602A JP 10311399 A JP10311399 A JP 10311399A JP 31139998 A JP31139998 A JP 31139998A JP 2000135602 A JP2000135602 A JP 2000135602A
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cutting
curved surface
axis
axis direction
moving device
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JP10311399A
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Junji Niigata
順治 新潟
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削工具を移動させる移動装置の送り機構の
バックラッシュを実質的に排除して切削加工精度の向
上、及び加工コストの低減を図るようにした曲面切削装
置を提供する。 【解決手段】 軸端に設けられたワーク支持手段6によ
りワーク60を支持して回転させる主軸4と、主軸4に
平行なZ軸方向及びこのZ軸と水平面内で直交するX軸
方向に夫々送り機構を介して移動可能な移動装置15
と、移動装置15に設けられて回転するワーク60の被
切削面60b’を所要の曲面に切削する切削工具12と
を備えた曲面切削装置1において、移動装置15の少な
くともX軸の一側方向に荷重を付与してX軸方向の送り
機構のバックラッシュを除去する押圧手段20を設けた
構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、曲面切削方法及び
曲面切削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両の空調装置の冷媒を圧縮す
るコンプレッサとして図5に示すような回転斜板式コン
プレッサがある。この回転斜板式コンプレッサ51は、
ハウジング52にシリンダ53が複数例えば、周方向に
5個等配されており、各シリンダ53にピストン54が
往復動可能に嵌挿されている。一方、駆動軸55に斜板
56が設けられており、この斜板56は、周縁部が各ピ
ストン54の中央に設けられた凹部54aに遊嵌され、
その両端面が半球状のスペーサ57、57を介して凹部
54aの両端面に形成されている半球面状の係合凹部5
4b、54bに係合されている。斜板56は、駆動軸5
5と共に回転して各ピストン54を往復動させる。これ
により、駆動軸55が1回転する間に各ピストン54が
1往復動されて冷媒ガスを各2回圧縮する。
【0003】ところで、ピストン54の係合凹部54
b、54bの曲面の切削加工は、図6に示すように凹部
54aからボールカッタ61を挿入し(Z軸方向)、当
該ボールカッタ61を回転させながら矢印X、又はX’
方向に移動させて端面を切削して所要の曲面の係合凹部
54b、54bに加工する。この場合、凹部54aの開
口幅がボールカッタ61の外径よりも大きいことが必要
である。また、図7に示すようにピストン60の凹部6
0aの開口幅が狭い場合には、短軸が凹部60aの開口
幅よりも僅かに小さい回転楕円体形状(ラグピーボール
状)のカッタ62により係合凹部60b、60bを切削
加工する。
【0004】或いは、図8に示すようにワークとしての
ピストン60を主軸台の主軸にチャック(共に図示せ
ず)を介して装着して回転させ、一方、バイト63を設
けた移動装置(図示せず)を前記主軸の軸方向に平行な
Z軸方向及びこのZ軸と水平面内で直交するX軸方向に
移動させて所要の曲面の係合凹部60b、60bを切削
加工する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ボール
カッタ61、62により係合凹部54b、60bを切削
加工する場合、これらのボールカッタ61、62を球面
転写するため真円度は、カッタ61、62の精度に依存
する。また、ボールカッタ61、62が摩耗してその外
径が小さくなるとこれに伴い係合凹部54b、60bの
大きさが小さくなってしまう。このため、ボールカッタ
61、62を頻繁に交換することが必要となり、コスト
アップの要因となると共に、作業性が低下する等の問題
がある。
【0006】また、切削工具としてバイト63を使用し
た場合には、ボールカッタを使用した場合のような球面
転写や摩耗等の問題を排除することは可能であるが、移
動装置を駆動するためのボールねじ等を使用した送り機
構のバックラッシュにより切削面に段差が発生するとい
う問題がある。即ち、図8において係合凹部60bを切
削する場合、切削開始位置Paから切削終了位置Pbま
でバイト63を矢印Z方向に移動させ、且つ切削開始位
置Paから中心位置Pcまで矢印X方向にバイト63を
移動させ、当該中心位置Pcにおいて矢印X’方向にバ
イト63を移動させながら切削終了位置Pbまで切削加
工を行う。このため、バイト63の移動方向がX方向に
向かう単調増加方向から逆方向のX’方向に向かう単調
減少方向に変化する際に移動装置を駆動する送り機構の
バックラッシュにより、係合凹部60bの中心位置Pc
近傍の切削面に段差が発生する。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、切削工具を移動させる移動装置の送り機構のバック
ラッシュを実質的に排除して切削加工精度の向上、及び
加工コストの低減を図るようにした曲面切削方法及び曲
面切削装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、軸端に設けられたワーク支持手
段によりワークを保持して回転させる主軸の軸方向に平
行なZ軸方向及びこのZ軸と水平面内で直交するX軸方
向に夫々送り機構を介して移動する移動装置に設けられ
た切削工具により前記主軸に装着されて回転するワーク
の被切削面を所要の曲面に切削する曲面切削方法におい
て、前記移動装置の少なくともX軸の一側方向に荷重を
付与して前記送り機構の前記X軸方向のバックラッシュ
を除去することを特徴とする。
【0009】請求項2の発明では、軸端に設けられたワ
ーク支持手段によりワークを保持して回転させる主軸
と、前記主軸の軸方向に平行なZ軸方向及びこのZ軸と
水平面内で直交するX軸方向に夫々送り機構を介して移
動可能な移動装置と、前記移動装置に設けられて前記回
転するワークの被切削面を所要の曲面に切削する切削工
具とを備えた曲面切削装置において、前記移動装置の少
なくとも前記X軸の一側方向に荷重を付与して前記X軸
方向の送り機構のバックラッシュを除去する押圧手段を
設けたことを特徴とする。
【0010】請求項3の発明では、前記押圧手段は、索
体を介して前記X軸テーブルに取り付けられた錘体であ
ることを特徴とする。ワークを主軸に装着して回転させ
ると共に、主軸に平行なZ軸方向及びこのZ軸と水平面
内で直交するX軸方向に夫々送り機構を介して移動する
移動装置に設けた切削工具により、前記主軸に装着され
て回転するワークの被切削面を所要の曲面に切削する。
前記移動装置は、X軸の一側方向に荷重を付与されてい
ることで、当該X軸方向における送り機構のバックラッ
シュが除去され、切削開始位置から切削終了位置まで切
削具をZ軸方向に移動させながら、且つ前記切削開始位
置から所定位置までX軸方向に単調増加又は単調減少さ
せて曲面を切削し、前記所定位置から前記切削終了位置
までX軸方向に単調減少させて切削する際に、前記所定
位置近傍において被切削面に段差が発生することを防止
する。
【0011】また、押圧手段として錘体を用いること
で、簡単な構成で移動装置にX軸の一側方向に荷重を付
与することができ、安価な構造とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明に係る曲面切削装
置の概略構成を示す平面図である。図1において、曲面
切削装置1は、本体2上に配設された主軸台3、主軸台
3に回転自在に軸支された主軸4、主軸4を回転駆動す
る主軸モータ5、主軸4の先端に装着固定されてワーク
を支持するチャック(ワーク支持手段)6、本体2上に
配設され主軸4のチャック6と対向して配置されバイト
ホルダ(刃物台)11を移動させる移動装置15、移動
装置15に設けられて当該移動装置15の送り機構のバ
ックラッシュを除去する押圧手段20、図示しないCN
C制御装置等により構成されている。
【0013】移動装置15は、主軸3の軸方向(Z軸方
向)に進退可能に配設されたZ軸テーブル16、Z軸テ
ーブル16上に配設され、主軸3の軸方向(Z軸方向)
と水平面内で直交するX軸方向に移動可能なX軸テーブ
ル17、Z軸テーブル16を送り機構例えば、ボールね
じ(図示せず)を介して駆動する駆動用モータ18、X
軸テーブル17をボールねじ(図示せず)を介して駆動
する駆動用モータ19、及びX軸テーブル17をX軸の
一側方向例えば、X’方向に常時押圧力を付与する押圧
手段20等により構成されている。Z軸テーブル16の
駆動用モータ18、及びX軸テーブル16の駆動用モー
タ19は、夫々制御装置(図示せず)により送り速度、
送り量等が制御される。
【0014】バイトホルダ11は、X軸テーブル17に
配設されており、主軸4に装着されているチャック6と
対向可能とされ、バイト(切削工具)12が着脱可能に
装着されている。そして、バイト12は、Z軸テーブル
16、X軸テーブル17によりチャック6に装着された
ワークに対して水平面内でZ軸方向及びX軸方向に自由
に移動可能とされている。
【0015】図1及び図2に示すように押圧手段20
は、本体1の一側例えば、X軸テーブル17の基端側上
面にZ軸方向に沿って配設されたガイドレール21、基
端がガイドレール21にZ軸方向に摺動可能に支持され
たアーム22、アーム22の先端に回転自在に軸支され
たプーリ23、プーリ23に掛回され、一端がX軸テー
ブル17の基端に連結されたワイヤロープ24、ワイヤ
ロープ24の他端に垂設された錘体25等により構成さ
れている。錘体25は、X軸テーブル17に常時X’方
向に荷重Fを付与して当該X軸テーブル17の送り機構
である送りねじのバックラッシュを除去している。
【0016】前記CNC制御装置は、操作盤(図示せ
ず)により円弧補間切削法による補間半径、その中心位
置座標、切削開始位置座標等の切削条件を入力すると、
主軸4の回転速度、Z軸テーブル16、X軸テーブル1
7の各送り速度等を自動制御する。次に、上記構成の曲
面切削装置の作用と共に、切削方法を説明する。
【0017】ワークとしては、例えば、図7に示すピス
トン60とし、係合凹部60bの曲面を切削加工する場
合について説明する。尚、凹部60aの両側に対向して
形成される係合凹部60b、60bは、各中心線が凹部
60aの中心線Oと一致しており、この中心線Oを回転
中心とする球面の一部とされている。図3に示すように
ピストン60は、凹部60aの中心線Oを主軸4の回転
中心(Z軸)に一致してチャック6に装着される。ピス
トン60は、前工程で所要の削り代を残して粗切削加工
が施されて切削曲面としての係合凹部60b’、60
b’が形成されている。次いで、主軸4が回転駆動さ
れ、ピストン60が矢印のように回転される。そして、
バイト12が従来公知の円弧補間切削法により、X−Z
軸平面の円弧状に沿ってX軸及びZ軸方向に送られる。
即ち、補間半径、その中心位置座標、切削開始位置を前
述したCNC制御装置に入力すると、円弧補間演算が実
行され、バイト12の円弧状の各位置座標におけるX軸
及びZ軸の各送り量が順次求められる。そして、求めた
送り量に応じて、Z軸テーブル16及びX軸テーブル1
7の各駆動用モータ18、19を駆動して設定したX−
Z平面の円弧に沿ってバイト12が送られていくことに
なる。
【0018】X軸テーブル17は、錘体25により常時
X’方向に荷重Fを付与されて送り機構である送りねじ
のバックラッシュが除去されており、係合凹部60bの
精度不良が解消される。即ち、X軸テーブル17は、バ
イト12が係合凹部60b’のX軸方向の切削開始位置
Paから係合凹部60b’の中心位置PcまでX方向に
単調増加しながら移動して切削し、当該中心位置Pcか
らX’方向に単調減少しながら切削終了位置Pbまで移
動して切削する。このとき、X軸テーブル17は、錘体
25によりX’方向に荷重Fで常時引っ張られているこ
とで、前記送りねじによるバックラッシュが除去されて
おり、前記単調増加から単調減少に変化する際に係合凹
部60bの中心位置Xc近傍における切削不良が除去さ
れる。これにより、係合凹部60bが高精度に切削加工
される。
【0019】尚、上記実施例では、切削曲面として凹曲
面を形成する場合について記述したが、切削曲面が単調
増加から単調減少に変化するような凸曲面についても同
様に高精度に切削することができる。即ち、切削曲面が
単調増加又は単調減少から単調減少又は単調増加に変化
するような曲面の切削加工を高精度に行うことができ
る。
【0020】尚、上記実施例においては、X軸テーブル
17の送り機構のバックラッシュを除去するための押圧
手段として錘体25を使用した場合について記述した
が、これに限るものではなく、図4に示すようにX軸テ
ーブル17の基端に摩擦板30を設け、駆動ロール31
と従動ロール32とにより挟持し、駆動ロール31によ
り常時一側方向例えば、X’方向に押圧力(荷重)を付
与するようにしてもよい。或いは、単動油圧シリンダ、
バネ等によりX軸テーブル17に常時一側方向例えば、
X’方向に押圧力を付与するようにしてもよい。
【0021】また、上記実施例では、移動装置15のX
軸テーブル17について一側方向(X’方向)に押圧力
を付与して当該X軸テーブル17の送り機構のバックラ
ッシュを除去するようにしたが、Z軸テーブル16につ
いても適用しても良い。移動装置15のX軸方向、Z軸
方向の各送り機構のバックラッシュを取り除くことによ
り、各種の切削曲面の精度の向上を図ることが可能とな
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ワー
クを主軸台の主軸に装着して回転させると共に、主軸に
平行なZ軸方向及びこのZ軸と水平面内で直交するX軸
方向に夫々送り機構を介して移動する移動装置は、X軸
の一側方向に荷重を付与されていることで、当該X軸方
向における送り機構のバックラッシュが除去され、切削
開始位置から切削終了位置まで切削具をZ軸方向に移動
させながら、且つ前記切削開始位置から所定位置までX
軸方向に単調増加又は単調減少させて曲面を切削し、前
記所定位置から前記切削終了位置までX軸方向に単調減
少又は単調増加させて切削する際に、前記所定位置近傍
において前記被切削面に段差が発生することが防止さ
れ、曲面加工を精度良く行うことが可能となる。
【0023】また、押圧手段として錘体を用いること
で、簡単な構成で移動装置にX軸の一側方向に荷重を付
与することができ、安価な構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る曲面切削装置の概略構成を示す平
面図である。
【図2】図1に示す曲面切削装置の押圧手段の側面図で
ある。
【図3】図1に示す曲面切削装置の主軸に装着したワー
クとバイトとの関係を示す説明図である。
【図4】本発明に係る押圧手段の他の実施例を示す説明
図である。
【図5】回転斜板式コンプレッサの説明図である。
【図6】図5に示すコンプレッサのピストンの係合凹部
の切削加工方法を示す説明図である。
【図7】コンプレッサの他の形状のピストンの係合凹部
の切削加工方法を示す説明図である。
【図8】図7に示すピストンの係合凹部の他の切削加工
方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 曲面切削装置 2 本体 3 主軸台 4 主軸 5、18、19 駆動用モータ 6 チャック 11 バイトホルダ(刃物台) 12 バイト(切削工具) 15 移動台 16 Z軸テーブル 17 X軸テーブル 20 押圧手段 25 錘体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月17日(2000.1.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 曲面切削方法及びピストン
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転斜板式コンプ
レッサにおけるピストンの回転する斜板の両面に設けた
半球状のスペーサと夫々係合する凹部の凹曲面の切削加
工に好適な曲面切削方法及びピストンに関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、回転斜板式コンプレッサのピストンにおける斜板側
の半球状のスペーサと係合する凹曲面をバイトにより切
削して加工精度の向上、及び加工コストの低減を図るよ
うにした曲面切削方法及びピストンを提供することを目
的とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明では、回転斜板式コンプレッサの回転す
る斜板の両面に夫々設けられた半球状のスペーサと夫々
係合する凹部が離隔対向して形成されたピストンの前記
凹部を形成する曲面切削方法であって、主軸の軸端に設
けられたワーク支持手段により前記ワークを前記対向す
る凹部の中心を前記主軸の回転中心に一致させて装着し
て回転させ、前記主軸の軸方向に平行なZ軸方向及びこ
のZ軸と水平面内で直交するX軸方向に移動可能な且つ
少なくとも前記X軸方向のバックラッシュが除去された
移動装置に設けたバイトにより前記主軸に装着されて回
転するピストンの凹部を所要の凹曲面に切削することを
特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項2の発明では、請求項1に記載の曲
面切削方法により形成したピストンであって、前記凹部
が前記回転中心周りに球面をなしていることを特徴とす
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】回転斜板式コンプレッサのピストンを切削
装置の主軸に装着して回転させると共に、主軸に平行な
Z軸方向及びこのZ軸と水平面内で直交するX軸方向に
夫々移動可能な移動装置の少なくともX軸方向のバック
ラッシュを除去しながら、前記移動装置に設けたバイト
により前記ピストンの凹部を切削して凹曲面を形成
る。前記移動装置は、X軸方向におけるバックラッシュ
が除去され、切削開始位置から切削終了位置まで前記バ
イトをZ軸方向に移動させながら、且つ前記切削開始位
置から所定位置までX軸方向に単調増加させて凹曲面
切削し、前記所定位置から前記切削終了位置までX軸方
向に単調減少させて凹曲面を切削する際に、前記所定位
置近傍において凹曲面に段差が発生することを防止す
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明に係る曲面切削方
法を実施するための曲面切削装置の概略構成を示す平面
図である。図1において、曲面切削装置1は、本体2上
に配設された主軸台3、主軸台3に回転自在に軸支され
た主軸4、主軸4を回転駆動する主軸モータ5、主軸4
の先端に装着固定されてワークを支持するチャック(ワ
ーク支持手段)6、本体2上に配設され主軸4のチャッ
ク6と対向して配置されバイトホルダ(刃物台)11を
移動させる移動装置15、移動装置15に設けられて当
該移動装置15の送り機構のバックラッシュを除去する
押圧手段20、図示しないCNC制御装置等により構成
されている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、回転
斜板式コンプレッサの回転する斜板の両面に夫々設けら
れた半球状のスペーサと夫々係合する凹部が離隔対向し
て形成されたピストンの前記凹部を形成する曲面切削方
法であって、主軸の軸端に設けられたワーク支持手段に
より前記ワークを前記対向する凹部の中心を前記主軸の
回転中心に一致させて装着して回転させ、前記主軸の軸
方向に平行なZ軸方向及びこのZ軸と水平面内で直交す
るX軸方向に移動可能な且つ少なくとも前記X軸方向の
バックラッシュが除去された移動装置に設けたバイトに
より前記主軸に装着されて回転するピストンの凹部を所
要の凹曲面に切削することで、前記凹曲面に段差が発生
することが防止され、曲面加工を精度良く行うことが可
能となると共に加工コストの低減が図られる。請求項2
では、請求項1に記載の曲面切削方法によりピストンの
凹部を形成することで、加工精度の高い凹部を有するピ
ストンのコストの低減を図ることが可能となる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】本発明に係る曲面切削方法を実施するための
面切削装置の概略構成を示す平面図である。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】図1に示す押圧手段の他の例を示す図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸端に設けられたワーク支持手段により
    ワークを保持して回転させる主軸の軸方向に平行なZ軸
    方向及びこのZ軸と水平面内で直交するX軸方向に夫々
    送り機構を介して移動する移動装置に設けられた切削工
    具により前記主軸に装着されて回転するワークの被切削
    面を所要の曲面に切削する曲面切削方法において、 前記移動装置の少なくともX軸の一側方向に荷重を付与
    して前記送り機構の前記X軸方向のバックラッシュを除
    去することを特徴とする曲面切削方法。
  2. 【請求項2】 軸端に設けられたワーク支持手段により
    ワークを保持して回転させる主軸と、 前記主軸の軸方向に平行なZ軸方向及びこのZ軸と水平
    面内で直交するX軸方向に夫々送り機構を介して移動可
    能な移動装置と、 前記移動装置に設けられて前記回転するワークの被切削
    面を所要の曲面に切削する切削工具とを備えた曲面切削
    装置において、 前記移動装置の少なくとも前記X軸の一側方向に荷重を
    付与して前記X軸方向の送り機構のバックラッシュを除
    去する押圧手段を設けたことを特徴とする曲面切削装
    置。
  3. 【請求項3】 前記押圧手段は、索体を介して前記X軸
    テーブルに取り付けられた錘体であることを特徴とする
    請求項2に記載の曲面切削装置。
JP10311399A 1998-10-30 1998-10-30 曲面切削方法及びピストン Pending JP2000135602A (ja)

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