JPH1058015A - 板圧延用ロールの加工装置 - Google Patents

板圧延用ロールの加工装置

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JPH1058015A
JPH1058015A JP23856096A JP23856096A JPH1058015A JP H1058015 A JPH1058015 A JP H1058015A JP 23856096 A JP23856096 A JP 23856096A JP 23856096 A JP23856096 A JP 23856096A JP H1058015 A JPH1058015 A JP H1058015A
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chamfering
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Yoshimitsu Beppu
芳光 別府
Mitsuo Kawabata
光雄 川端
Kazutada Yamauchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークロール胴部の研磨加工と同時に端部の
面取りもしくはR加工を一台の加工機で実施する。 【解決手段】 圧延用ロール胴部の研磨または研削と端
部への面取りまたはR加工を一台の加工機で行うに際
し、ロール3長手方向に移動自在のロール胴部の研磨ま
たは研削ヘッドとロールを挟んで対向する側に、ロール
3長手方向ならびにロール半径方向に移動可能の面取り
加工もしくはR加工用の切削工具12を備えた切削加工
台7を設置し、ロール胴部の研磨または研削加工と、ロ
ール端部の面取りまたはR加工を同時に行うことによっ
て、ロール加工の効率化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄鋼、アルミニウ
ム、銅等の金属板を圧延するために用いる圧延用ロール
の加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】6重式圧延機は、図10に示すとおり、
ワークロール81とバックアップロール82の間に中間
ロール83を配置し、これを板幅に合わせシフトさせる
もので、4重式圧延機より優れた形状矯正能力を持って
いる。6重式圧延機においては、中間ロール83をシフ
トした状態で圧延を行った場合、ワークロール81の一
端部と中間ロール83の胴部が接触することによって、
ワークロール81のエッジ割損、中間ロール83の胴部
に疵等が発生し、ロール原単位を悪化させるという問題
の生じることが知られている。
【0003】このため、通常の6重式圧延機において
は、ワークロールの端部に面取りもしくはR加工を施
し、ワークロールの端部と中間ロールの胴部の接触面圧
を軽減させる手法が一般的に行われている。また、イニ
シャルクラウンやテーパを有するワークロールを軸方向
に移動させ、鋼板の形状制御を行う圧延機等において
は、ワークロールの両端部に面取りもしくはR加工を施
し、ワークロールの両端部とバックアップロールの胴部
の接触面圧を軽減させている。このワークロール端部の
面取りもしくはR加工は、通常ワークロール両端部に施
されるが、前記図10に示す6重式圧延機ではワークロ
ールの一端部に施せば十分である。このワークロール端
部に面取りもしくはR加工を施す方法としては、下記の
3つの方法が実施されている。 (1) 研磨台上においてグラインダー等を用い手作業
によりワークロール端部に面取りもしくはR加工を施す
方法、(2) 初期加工されたワークロールに対して数
値制御(Numerically Controlle
d 通常NC)加工機を用いて面取りもしくはR加工の
形状を維持する方法、(3) 別途専用加工機を用いて
ワークロール端部に面取りもしくはR加工を施す方法。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)の方法は、
研磨作業と平行して同時加工により端部へ面取りもしく
はR加工を施すことは困難である。また、(2)の方法
は、通常研磨では平行して端部へ面取りもしくはR加工
は可能であるが、ワークロール圧延部に深い疵が発生
し、胴部重切削が必要となった場合、グラインダー等に
よる手作業または専用加工機を用いてワークロール端部
に再度初期面取りもしくはR加工を施す必要が生じるた
め、別途切削装置が必要となる。さらに、(3)の方法
は、回転体に対する手作業のため危険が伴う等の問題点
を有している。
【0005】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消し、ワークロール端部に必要に応じ初期加工(重加
工)ないし手入れ加工(軽加工)までの面取りもしくは
R加工を一台の加工機で実施でき、かつ安全に胴部の研
磨加工と平行して同時に行える板圧延用ロール加工装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、圧
延用ロール胴部の研磨または研削と端部への面取りもし
くはR加工を一台の加工機で施す板圧延用ロールの加工
装置であって、ロール長手方向に移動自在のロール胴部
の研磨または研削ヘッドとロールを挟んで対向する側
に、ロール長手方向ならびにロール半径方向に移動可能
の面取り加工もしくはR加工用の切削工具台を設置する
こととしている。このように、ロール長手方向に移動自
在のロール胴部の研磨または研削ヘッドとロールを挟ん
で対向する側に、ロール長手方向ならびにロール半径方
向に移動可能の面取り加工もしくはR加工用切削工具台
を設置したことによって、ロール胴部の研磨または研削
と平行してロール端部への面取りもしくはR加工を一台
の加工機で施すことができる。
【0007】本発明の請求項2は、圧延用ロール胴部の
研磨または研削と両端部への面取りもしくはR加工を一
台の加工機で施す板圧延用ロールの加工装置であって、
ロール長手方向に移動自在のロール胴部の研磨または研
削ヘッドとロールを挟んで対向する側に、ロール長手方
向ならびにロール半径方向に移動可能の面取り加工もし
くはR加工の初期加工(重加工)から手入加工(軽加
工)まで、必要に応じた加工が可能な切削ヘッドを具備
した切削台を設置することとしている。このように、ロ
ール長手方向に移動自在のロール胴部の研磨または研削
ヘッドとロールを挟んで対向する側に、ロール長手方向
ならびにロール半径方向に移動可能の面取り加工もしく
はR加工の初期加工(重加工)から手入加工(軽加工)
まで、必要に応じた加工が可能な切削ヘッドを具備した
切削台を設置したことによって、ロール胴部の研磨また
は研削と平行してロール端部への面取りもしくはR加工
の初期加工(重加工)から手入加工(軽加工)まで、加
工工具を取替えることなく加工でき、高能率でロール端
部への面取りもしくはR加工を施すことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】従来のロール加工機(研磨機、切
削機)は、図7に示すとおり、ロール軸受け台2上に載
置したロール3を回転させるロール回転機構4およびロ
ール3を研削、研磨する研磨工具7を備えた工具台5
と、該工具台5をねじ軸6を介してロール3の長手方向
に平行に移動させる工具台移動機構8から構成されてい
る。
【0009】一台の加工機を用いてロール胴部の研削、
研磨とロール端部の面取りもしくはR加工の切削加工を
行うに際し、図8に示すとおり、一つの工具台5にロー
ル胴部を研削、研磨する研磨工具7と、ロール端部を切
削加工する切削工具12を取付けた場合、ロール胴部の
研削、研磨とロール端部の面取りもしくはR加工の切削
加工を同時に行うことは不可能である。
【0010】また、図9に示すとおり、ロール3の胴部
を研削、研磨する工具台5と同方向にロール端部の面取
りまたはR加工の切削加工を行う端部切削工具台11を
取付けた場合、ロール3の胴部を研削、研磨する工具台
5の移動範囲において、ロール端部の面取りもしくはR
加工の切削加工を同時に行うことは不可能である。した
がって、図8、図9の加工方法では、ロール加工の能率
低下を招くこととなる。
【0011】本発明においては、ロール長手方向である
X軸方向に移動自在のロール胴部の研磨または研削ヘッ
ドとロールを挟んで対向する側に、ロール長手方向であ
るX軸方向ならびにロール半径方向であるY軸方向に移
動可能の面取り加工もしくはR加工用の切削工具台を設
置したので、ロール胴部の研磨または研削加工と、ロー
ル端部の面取りもしくはR加工の切削加工を同時に行う
ことができる。
【0012】本発明におけるロール胴部の研磨または研
削加工を行う工具台は、従来の研磨または研削加工を行
う工具台と同様に、ロール長手方向であるX軸方向に移
動可能であるが、ロール端部の面取りもしくはR加工用
の切削工具台は、ロール幅に応じて所定位置で固定可能
で、切削ヘッドのみがロール長手方向ならびにロール半
径方向に移動可能なX−Yテーブルとなっている。
【0013】ロール端部の面取りもしくはR加工用工具
を砥石とした場合は、面取り加工であれば面取り砥石を
ロール半径方向のY軸方向に移動させるだけでよいが、
R加工の場合は、ロール長手方向のX軸方向ならびにロ
ール半径方向のY軸方向に移動させる必要がある。ま
た、この移動曲線は、砥石形状により決定されるが、複
雑な曲線となるために制御装置での操作が複雑となる。
ロール端部の面取りもしくはR加工用工具を砥石とした
場合は、重加工を行うには低能率であり、実用的でな
く、別途重加工用の加工装置が必要となる。
【0014】本発明の請求項2においては、ロール端部
の面取りもしくはR加工用工具を切削バイトとすること
によって、初期加工(重加工)から手入加工(軽加工)
まで、加工用工具を取替えることなく加工することが可
能となり、高能率でロール端部の面取りもしくはR加工
を施すことができる。さらに、切削バイトの形状を所望
の面取り形状またはR形状とすることによって、ロール
半径方向のY軸方向に移動させるだけで、所定の面取り
形状またはR形状に切削加工することができる。ただ
し、ロールが非常に硬度の高い材質の場合は、丸バイト
を使用してロール長手方向のX軸方向ならびにロール半
径方向のY軸方向に移動させ、切削加工するのが良いの
で、ロール長手方向のX軸方向ならびにロール半径方向
のY軸方向に移動可能なX−Yテーブルとしている。た
だし、この場合の移動曲線は、前記の砥石の場合と異な
り、円弧でよいため操作が容易である。
【0015】
【実施例】以下に本発明の板圧延用ロールの加工装置の
詳細を実施の一例を示す図1ないし図6に基づいて説明
する。図1は本発明の板圧延用ロールの加工装置の概略
平面図、図2はロール端部のR加工用工具をRバイトと
した場合の動作説明図、図3はロール端部のR加工用工
具を丸バイトとした場合の動作説明図、図4はロール端
部のR加工用工具を砥石とした場合の動作説明図、図5
はロール端部のR加工用工具を丸バイトとした場合のX
−Yテーブルの説明図で、(a)図は平面図、(b)図
は側面図、図6はロール端部を丸バイトでR加工を行う
場合の座標位置の変化の一例図である。
【0016】図1において、1は板圧延用ロール加工装
置のベット、2はベット1上に設けた一対のロール軸受
け台、3はロール軸受け台2、2上に載置したロール、
4はロール軸受け台2、2上に載置したロール3を回転
させるロール回転機構、5はロール軸受け台2、2上に
載置したロール3の長手方向(X軸方向)に工具台送り
用ボールねじのねじ軸6の回転によって往復動すると共
に、図示しない切込み量送り機構によってロール3の半
径方向(Y軸方向)に移動するロール3の胴部を研磨す
る研磨工具7を備えた工具台、8は工具台送り用ボール
ねじのねじ軸6を回転させる工具台移動機構で、図示し
ない制御装置によって工具台移動機構8を操作して工具
台送り用ボールねじのねじ軸6を正逆回転させれば、ね
じ軸6に沿って研磨工具7を備えた工具台5がロール3
の長手方向(X軸方向)に往復動し、ロール3の胴部表
面を研磨工具7により研磨するよう構成されている。
【0017】11は研磨工具7を備えた工具台5とロー
ル3を挟んで対向する側のベッド上でロール3の端部に
対応する位置に固定した切削工具12を備えた端部切削
工具台で、図5に示すとおり、パルスモータ13によっ
てねじ軸14を介してロール3の長手方向(X軸方向)
に移動するXテーブル15と、パルスモータ16によっ
てねじ軸17を介してロール3の半径方向(Y軸方向)
に移動するYテーブル18が設置され、Xテーブル15
に固定された切削工具ホルダー19にロール3端部の面
取りまたはR加工用の切削工具12が取付けられてい
る。Xテーブル15は、ロール3の長手方向(X軸方
向)に10mm以上、Yテーブル18は、ロール半径方
向(Y軸方向)に10mm以上移動可能であり、ロール
3を回転させてパルスモータ13、16によってねじ軸
14、17を回転させ、Xテーブル15をロール3の長
手方向(X軸方向)に、Yテーブル18をロール半径方
向(Y軸方向)に移動させることによって、ロール3端
部を面取りまたはR加工できるよう構成されている。
【0018】上記のとおり構成したことによって、ロー
ル3の胴部の研磨と端部の面取りまたはR加工を行う場
合には、ベット1上に設けた一対のロール軸受け台2、
2上に載置したロール3を、ロール回転機構4を駆動し
て回転させると共に、工具台移動機構8を駆動して工具
台送りボールねじのねじ軸6を回転させて研磨工具7を
備えた工具台5をロール3の長手方向(X軸方向)に移
動させつつ、図示しない切込み量送り機構によってロー
ル3の半径方向(Y軸方向)に研磨工具7を送り込んで
ロール3の胴部の研磨を行う。また、ロール3の端部に
対応する位置に固定した端部切削工具台11のX−Yテ
ーブル15、18からなる切削工具12を保持する切削
ヘッドを、パルスモータ13、16によってねじ軸1
4、17を回転させ、ロール3の長手方向(X軸方向)
ならびにロール半径方向(Y軸方向)に移動させれば、
切削工具12が回転するロール3端部の面取りまたはR
加工の切削加工を行うことができる。
【0019】この場合、ロール3の端部に対応する位置
に固定した端部切削工具台11は、研磨工具7を備えた
工具台5とロール3を挟んで対向する側のベッド上に設
けているので、研磨工具7を備えた工具台5のロール3
の長手方向(X軸方向)への移動を阻害することはな
く、ロール3の胴部の研磨と端部の面取りまたはR加工
を同時に平行して行うことができ、ロール3の胴部の研
磨と端部の面取りまたはR加工を、短時間で効率的に行
うことができる。なお、上記説明では、端部切削工具台
11は研磨工具7と反対側のベッド上に設置したが、こ
れに限らず同様の動作ができればベッド上に設ける必要
はない。
【0020】この場合、ロール3の端部加工用の切削工
具12を切削バイトとすれば、初期加工(重加工)から
手入加工(軽加工)まで、加工用工具を取替えることな
く加工可能であり、高能率でロール3の端面の面取りま
たはR加工を行うことができる。また、図2に示すとお
り、切削バイト12aの形状を所望の面取り形状または
R形状とすれば、切削バイト12aをロール3の半径方
向であるY軸方向に移動させるだけで、ロール3の端部
に所望の面取りまたはR加工を施すことができる。
【0021】さらに、ロール3の材質が非常に硬度の高
い場合は、図3に示すとおり、切削バイトとして丸バイ
ト12bを用い、パルスモータ13、16によってねじ
軸14、17を回転させ、Xテーブル15をロール3の
長手方向(X軸方向)に、Yテーブル18をロール半径
方向(Y軸方向)に移動させ、丸バイト12bにより回
転するロール3端部の面取りまたはR加工の切削加工を
行うのが得策である。例えば、R加工の切削加工を行う
場合の座標位置は、図6に示すとおり、X=Rcos
θ、Y=Rsinθ、θ:0→π/4となるように制御
する。このようなX−Yテーブル15、18の移動制御
方法としては、NC制御、カム駆動、リンク駆動、手動
が考えられるが、いずれの方法でもよい。
【0022】なお、本発明においては、ロール3の胴部
の研磨加工と端部の切削加工を一台の加工機からなるロ
ール加工装置で行うため、大小様々な研磨・切削屑が発
生し、研磨・切削屑の処理が懸念されたが、テストの結
果、切削屑も比較的小さくて短く、長いものでも30m
m程度で、飛散もしないことから、端部切削工具台11
の下にバスケットを設け、大きめの切削屑を捕獲すれ
ば、従来設置されているマグネットセパレータによっ
て、研磨屑、切削屑共に処理することができる。
【0023】また、ロール3の端部加工用の切削工具1
2を砥石とした場合は、端部加工が面取り加工であれば
面取り砥石をY軸方向に移動させるだけでよいが、端部
加工がR加工の場合は、図4に示すとおり、砥石12c
をX軸方向およびY軸方向に移動させる必要がある。ま
た、この砥石12cの移動曲線は、砥石12c形状によ
り決定されるが、複雑な曲線となるために操作が複雑と
なる。しかも、ロール3の端部加工用の切削工具12を
砥石12cとした場合は、初期加工(重加工)を行うに
は切削バイトに比較して低能率であり、実用的ではな
く、別途初期加工(重加工)用の加工装置が必要となる
ので、本発明では、切削工具12を切削バイトとした。
【0024】上記図1の実施例においては、ロール3の
端部加工用の切削工具12を備えた端部切削工具台11
を両端部に2台設置した場合について説明したが、切削
工具12を備えた端部切削工具台11をベッド1上にロ
ール3の長手方向に沿って移動可能に設置すれば、1台
の切削工具12を備えた端部切削工具台11でロール3
の両端部の切削加工を実施することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明の板圧延用ロールの加工装置は、
ロール長手方向に移動自在のロール胴部の研磨または研
削ヘッドとロールを挟んで対向する側に、ロール長手方
向ならびにロール長手方向と直交する方向に移動可能の
面取り加工もしくはR加工用工具を備えた切削加工台を
設置したことによって、一台の加工装置でロール胴部の
研磨と端部面取りまたはR加工を平行して同時に行うこ
とができ、工程省略もしくは研磨作業能率を向上させる
ことができる。また、ロール胴部の研磨機とは別にロー
ル端部面取りまたはR加工用装置を不要とできる。
【0026】また、本発明の板圧延用ロールの加工装置
は、4重式板圧延機でワークロールシフト機構を有する
圧延機用のワークロールに適用しても、同様の効果が得
られることは容易に予測することできる。さらに、本発
明の板圧延用ロールの加工装置により6重式板圧延機の
ワークロールの端部切削加工を実施すれば、ワークロー
ルの端部割損が皆無となり、中間ロール胴部のワークロ
ール端部による疵がなくなることによって、中間ロール
胴部の重切削が皆無となり、この疵による圧延板への転
写疵が皆無となり、中間ロールの使用期間を20%程度
延長することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板圧延用ロールの加工装置の概略平面
図である。
【図2】ロール端部のR加工用工具をRバイトとした場
合の動作説明図である。
【図3】ロール端部のR加工用工具を丸バイトとした場
合の動作説明図である。
【図4】ロール端部のR加工用工具を砥石とした場合の
動作説明図である。
【図5】ロール端部のR加工用工具を丸バイトとした場
合のX−Yテーブルの説明図で、(a)図は平面図、
(b)図は側面図である。
【図6】ロール端部を丸バイトでR加工を行う場合の座
標位置の変化の一例図である。
【図7】従来のロール用研磨・研削機を示すもので、
(a)図は概略平面図、(b)図は概略側面図である。
【図8】ロール胴部の研磨工具と端部の切削工具とが移
動台を共有した場合の概略平面図である。
【図9】ロール胴部の研磨工具台と端部の切削工具とを
同一操作側に設置した場合の概略平面図である。
【図10】6重式板圧延機におけるロール損傷発生の概
略説明図である。
【符号の説明】
1 ベット 2 ロール軸受け台 3 ロール 4 ロール回転機構 5 工具台 6、14、17 ねじ軸 7 研磨工具 8 工具台移動機構 11 端部切削工具台 12 切削工具 12a 切削バイト 12b 丸バイト 12c 砥石 13、16 パルスモータ 15 Xテーブル 18 Yテーブル 19 切削工具ホルダー 81 ワークロール 82 バックアップロール 83 中間ロール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延用ロール胴部の研磨または研削と端
    部への面取りまたはR加工を一台の加工機で行う板圧延
    用ロールの加工装置であって、ロール長手方向に移動自
    在のロール胴部の研磨または研削ヘッドとロールを挟ん
    で対向する側に、ロール長手方向ならびにロール半径方
    向に移動可能の面取り加工もしくはR加工用の切削工具
    を備えた切削加工台を設置したことを特徴とする板圧延
    用ロールの加工装置。
  2. 【請求項2】 圧延用ロール胴部の研磨または研削と端
    部への面取りまたはR加工を一台の加工機で行う板圧延
    用ロールの加工装置であって、ロール長手方向に移動自
    在のロール胴部の研磨または研削ヘッドとロールを挟ん
    で対向する側に、面取り加工もしくはR加工の初期加工
    (重加工)から手入加工(軽加工)まで必要に応じた加
    工が可能で、ロール長手方向ならびにロール半径方向に
    移動可能の切削バイトを具備した切削工具台を設置した
    ことを特徴とする板圧延用ロールの加工装置。
JP8238560A 1996-08-20 1996-08-20 板圧延用ロールの加工装置 Expired - Lifetime JP3050133B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103506901A (zh) * 2013-09-07 2014-01-15 陈先锋 一种高效拉丝机
CN103659283A (zh) * 2013-11-09 2014-03-26 无锡华玉铝业有限公司 自动化节能熔铸轧生产线
KR101888016B1 (ko) * 2017-03-30 2018-08-13 김영래 나이프롤 제조 및 재가공장치

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