JP2000131868A - 受像シート及び記録方法 - Google Patents

受像シート及び記録方法

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JP2000131868A JP30853798A JP30853798A JP2000131868A JP 2000131868 A JP2000131868 A JP 2000131868A JP 30853798 A JP30853798 A JP 30853798A JP 30853798 A JP30853798 A JP 30853798A JP 2000131868 A JP2000131868 A JP 2000131868A
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伸穂 池内
Masafumi Hayashi
雅史 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造メーカーの異なる各種の電子写真複写機
/プリンタに適用でき、種々の定着温度下において、O
HPの投影画像がグレー化を生じないで、色調再現性に
優れ、鮮明な投影画像が得られる汎用性のある受像シー
トを提供する。 【解決手段】 受像シートは、基材1の少なくとも一方
の面に、受容層2を設けて、該受容層2を構成する結着
樹脂の貯蔵弾性率が、40℃以下の温度において106
Pa以上で、130℃の時の貯蔵弾性率をG′130 、2
00℃の時の貯蔵弾性率をG′200 とした時に、G′
130 /G′200 ≦9.0、かつG′130 ≦103 Paの
関係を有しているため、受像シートの平滑な受像表面上
に付着したトナー3が、定着時の温度によって、充分に
受容層2に埋め込まれ、かつ、界面と相溶性をもつこと
で、平滑化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
って形成される画像を記録する透明受像シートに関し、
特にカラー画像をOHPにて投影した場合に、投影画像
のグレー化を抑えることができる受像シートに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近、電子写真方式を使用して、イエロ
ー、マゼンタ、シアンの3色または上記の3色にブラッ
クを加えた4色のトナーの混色によりフルカラー画像の
形成方法が実用化されている。この電子写真方式で用い
られる受像シートは、文字や画像などの記録情報を、確
実に記録保持するため、一般的に、基材上に、受容層を
形成した構成をとっている。この受像シートは、例え
ば、講演会、学校、企業、その他の説明会や展示会など
で使用されている情報伝達手段として、OHP(オーバ
ーヘッドプロジェクター)用で用いられている。
【0003】電子写真方式により形成されたカラー画像
をOHPにて投影した時に、投影画像がグレー化(グレ
ーの色調を示す)し、色調再現の範囲が狭まるという現
象が生じる。これは、受像シートの平滑な受像表面の上
に付着したトナーが、定着時の加熱によって、充分に受
容層に埋め込まされて、平滑化されずに、粒状に盛り上
がってしまい、OHPの投影時に入射光が散乱され、ス
クリーン上に影を形成するからである。このグレー化の
問題の解決方法として、例えば特許公報第263302
3号では、160℃における受容層樹脂の貯蔵弾性率を
100〜10000dyne/cm2 の範囲にして、さ
らにトナーの定着温度においてトナーの結着樹脂よりも
高い貯蔵弾性率を有する受容層樹脂を使用することを示
している。しかし、現在の電子写真方式による定着温度
は、各機種により140〜195℃と広範囲にわたり、
160℃での貯蔵弾性率の規定だけからでは、必ずしも
鮮明な投影画像を得られない。
【0004】また、トナー定着温度において、トナーの
結着樹脂よりも高い貯蔵弾性率を有する受容層樹脂で
は、トナーの受容層への埋め込みが不十分となり、鮮明
な投影画像が得られない。同様のことが特開平8−19
4394号に記載している150℃における受容層樹脂
の貯蔵弾性率とトナーの貯蔵弾性率の関係の規定につい
ても言える。また、特開平8−334916号では、ポ
リエステル樹脂からなる透明受容層の貯蔵弾性率
(Ep )が定着されるべきトナーの結着樹脂の貯蔵弾性
率(Et )との間に、 −50≦(Ep −Et )≦2500 (単位:P
a) の関係を示しているが、各種実験を行った結果、受容層
樹脂の貯蔵弾性率がトナーの結着樹脂の貯蔵弾性率よ
り、低い方が、各種電子写真複写機/プリンタとの適性
が得られ、その結果、汎用性をもたせることができる。
特開平8−305066では、スチレン−ブタジエンブ
ロック共重合体を含有する受容層の貯蔵弾性率を140
〜200℃の範囲で規定しているが、トナー結着樹脂に
は主にポリエステル樹脂が用いられているため、トナー
との相溶性が悪くなり、鮮明な投影画像を得るには適さ
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明で
は、上記の問題を解決するために、製造メーカーの異な
る各種の電子写真複写機/プリンタに適用でき、種々の
定着温度下において、OHPの投影画像がグレー化を生
じないで、色調再現性に優れ、鮮明な投影画像が得られ
る汎用性のある受像シートを提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基材の少なくとも一方の面に、受容層を
設けた受像シートにおいて、該受容層を構成する結着樹
脂の貯蔵弾性率が、40℃以下の温度において106
a以上で、130℃の時の貯蔵弾性率をG′13 0 、20
0℃の時の貯蔵弾性率をG′200 とした時に、 G′130 /G′200 ≦9.0、かつG′130 ≦103
a の関係を有していることを特徴とする。
【0007】前記の受容層の厚みが、0.1〜10.0
μmであることが好ましい。また、上記の受像シートに
おいて、電子写真方式の記録で、130〜200℃の間
の各々の温度におけるトナー結着樹脂の貯蔵弾性率
(G′A )と、受容層結着樹脂の貯蔵弾性率(G′B
との関係において、 0.1≦G′A /G′B ≦2500 の関係を有していることが好ましい。また、前記の受容
層の結着樹脂が、ビスフェノールA骨格を有するポリエ
ステル樹脂、エポキシ樹脂の中から少なくとも1つを含
有していることが好ましい。さらに、受像シートの平行
線透過率が70%以上であることが好ましい。本発明の
記録方法は、上記に記載する受像シートを用いて、トナ
ー定着における定着ロールの表面温度を130〜200
℃の範囲で、電子写真方式の記録を行うことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】本発明の作用は、以下の通りである。本発明の
受像シートは、基材の少なくとも一方の面に、受容層を
設けて、該受容層を構成する結着樹脂の貯蔵弾性率が、
40℃以下の温度において106 Pa以上で、130℃
の時の貯蔵弾性率をG′130 、200℃の時の貯蔵弾性
率をG′200 とした時に、 G′130 /G′200 ≦9.0、かつG′130 ≦103
a の関係を有しているため、受像シートの平滑な受像表面
上に付着したトナーが、定着時の温度によって、充分に
受容層に埋め込まれ、かつ、界面と相溶性をもつこと
で、平滑化する。
【0009】また、130〜200℃の間で、トナー結
着樹脂の貯蔵弾性率(G′A )と、受容層結着樹脂の貯
蔵弾性率(G′B )とにおいて、 0.1≦G′A /G′B ≦2500 の関係を有していることにより、さらに上記のトナーの
受容層へ埋め込みが適切に行われ、製造メーカーの異な
る各種の電子写真複写機/プリンタに対し、種々の定着
温度下において、OHPの投影画像がグレー化を生じな
いで、色調再現性に優れ、鮮明な投影画像が得られる、
汎用性のある受像シートである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明の受像シートは、図1に示すよう
に、基材1の一方の面に、受容層2を設けていて、電子
写真複写機/プリンタで画像形成されると、受像シート
の平滑な受像表面上に付着したトナー3が、定着時の温
度によって、充分に受容層に埋め込まれ、かつ、界面が
相溶して、平滑化される。(図4参照) また、本発明の受像シートは、図2に示すように、基材
1と受容層2の間にプライマー層4を設けて両者の接着
性を向上させることができる。さらに、図3に示すよう
に、本発明の受像シートは、表及び裏の最表面に、帯電
制御層51、52を設けて、受像シートの表面電気抵抗
率を制御することができる。尚、帯電制御層は、従来公
知の帯電制御剤を用いて形成できる。
【0011】(基材)本発明の受像シートで用いられる
基材としては、受像シートが例えばOHPシート用等で
透過光により記録画像を観察する用途では、透明性、耐
熱性、寸法安定性、剛性を備えた熱可塑性樹脂により形
成されたものが好ましい。具体的には、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチ
レン樹脂、二酢酸セルロース樹脂、三酢酸セルロース樹
脂等の、厚さ10〜250μm程度、好ましくは50〜
180μm程度のフィルム又はシートが挙げられる。中
でも、ポリエチレンテレフタレート樹脂が上記の性能の
点でより好ましい。
【0012】尚、本発明の受像シートをOHPシート用
等で透過光により記録画像を観察する用途の場合では、
基材と受容層と、必要に応じて背面層の受像シート全体
の構成で、平行線透過率が70%以上にすることが望ま
しい。それによって、優れた透過画像を得ることができ
る。また、反射光により記録画像を観察する用途では、
これら樹脂シート又はフィルムは、着色剤等の添加によ
り白色等の不透明であることが好ましい。この場合は、
基材は普通紙、コート紙等の紙類、プラスチックフィル
ムや、プラスチックベースの合成紙であってもよい。ま
た、半透明の基材とすれば、電飾用途にも使用できる。
尚、基材上に形成される層との密着性を向上させる目的
で、基材の表面にプライマー処理(図2、3参照)や、
コロナ放電処理等の公知の易接着処理を施しても良い。
【0013】(受容層)本発明の受像シートは基材の少
なくとも一方の面に、受容層を設けるものである。受容
層において、その構成する結着樹脂の貯蔵弾性率が、4
0℃以下の温度において106 Pa以上で、130℃の
時の貯蔵弾性率をG′130 、200℃の時の貯蔵弾性率
をG′200 とした時に、 G′130 /G′200 ≦9.0、かつG′130 ≦103
a の関係を有しているため、定着時の加熱温度を想定した
130〜200℃の範囲で、受容層結着樹脂の貯蔵弾性
率の変化が少なく、安定している。よって、受像表面上
に付着したトナーが、定着時の加熱によって、充分に受
容層に埋め込まれ、平滑化する。本発明では、樹脂の貯
蔵弾性率を規定するが、その測定は、レオメトリックス
社製のDynamic Spectrometer A
RESを使用して行うことができる。得られた貯蔵弾性
率の値は、最小二乗法にて補正した値を使用している。
【0014】受容層はトナーとの相溶性に優れた樹脂を
使用することが好ましい。受容層を形成する結着樹脂と
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリア
クリル酸エステル、ポリスチレン等のビニル樹脂、ビス
フェノール骨格やアルキレン骨格を有するジオールと、
2価のカルボン酸あるいは3価のカルボン酸が縮重合し
てなるポリエステル樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレン
やプロピレン等のポリオレフィンと他のビニルモノマー
との共重合体、アイオノマー、エチルセルロース、酢酸
セルロース等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート樹
脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂等が挙げられる。フ
ェノキシ樹脂は、主にエピクロルヒドリンとビスフェノ
ールから合成され、末端に反応性のエポキシ基をもたな
い。詳しくは、高純度ビスフェノールAとエピクロルヒ
ドリンを1:1のモル比、または高純度ビスフェノール
AジグリシジルエーテルとビスフェノールAを1:1の
モル比の反応で合成される。
【0015】これらの樹脂は、軟化点が30℃以上20
0℃以下のものが用いられる。軟化点が30℃未満のも
のは保存性の点で好ましくなく、受像シートを積み重ね
た時に受容層が接触面と接着する、いわゆるブロッキン
グが生じやすい。また、軟化点が200℃を越えると、
画像形成(定着)時に多量のエネルギーを必要とするた
め好ましくない。特に、トナーの結着樹脂には、後で詳
しく記すが、一般にビスフェノールA骨格を有するポリ
エステル樹脂が多用されるため、その相溶性、定着性等
の点から、ビスフェノールA骨格を有するポリエステル
樹脂、エポキシ樹脂を受容層の結着樹脂に用いることが
好ましい。
【0016】使用するポリエステル樹脂として、エチレ
ングリコールまたはプロピレングリコールで変性したビ
スフェノールAをジオール成分として用いたポリエステ
ル樹脂が優れたトナー定着性を有する。ポリエステル樹
脂の酸成分としては、特に制限はなく、例えば、フマル
酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、マレイン
酸、コハク酸、アジピン酸、シトラコン酸、イタコン
酸、セバシン酸、マロン酸、ヘキサカルボン酸、トリメ
リット酸等を用いることができる。係るポリエステル樹
脂の中でもプロピレングリコール、またはエチレングリ
コール変性ビスフェノールAをジオール成分として用
い、フマル酸、マレイン酸、テレフタル酸、トリメリッ
ト酸を酸成分として用いた樹脂が、特にトナーのバイン
ダー樹脂との相溶性が良く、トナー定着性及びトナー濡
れ性が良く、良好な品質の画像を与える。
【0017】エポキシ樹脂は、分子内にエポキシ基を2
個以上含有するポリマー及びそのエポキシ基の開環反応
により生成する樹脂であり、主にエピクロルヒドリンと
活性水素を有する化合物とを反応させた後、脱塩酸反応
を行って得られる。より好ましくは、エポキシ当量が5
00g以上のものが、ブロッキング防止の点より望まし
い。130〜200℃の間で、トナー結着樹脂の貯蔵弾
性率(G′A )と、受容層結着樹脂の貯蔵弾性率(G′
B )とにおいて、 0.1≦G′A /G′B ≦2500 の関係を有しているので、定着時の加熱温度を想定した
温度の130〜200℃の間で、トナー結着樹脂の貯蔵
弾性率(G′A )が受容層結着樹脂の貯蔵弾性率(G′
B )に対し、1/10〜2500倍であり、受容層結着
樹脂の貯蔵弾性率は比較的低めである。したがって、受
像表面上に付着したトナーの受容層への埋め込みが適切
に行われ、製造メーカーの異なる各種の電子写真複写機
/プリンタに対しても、OHPの投影画像がグレー化を
生じないで、色調再現性に優れ、鮮明な投影画像が得ら
れる。
【0018】受容層には、上記の結着樹脂に、透明性を
阻害しない程度に、フィラー、導電性物質、離型剤等を
添加することができる。フィラーとして、有機フィラー
や無機フィラーのいずれか一方または両方を使用でき、
受像シートの搬送適性を向上させることができる。有機
フィラーとしては、四フッ化エチレン樹脂、エチレン−
四フッ化エチレン共重合体等のフッ素系樹脂、ポリエチ
レン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等の有機樹脂からなるフ
ィラーが挙げられる。一方、無機フィラーとしては、シ
リカ、コロイダルシリカ、アルミナ、カオリン、クレ
ー、炭酸カルシウム、タルク、二酸化チタン、炭酸カル
シウム等が挙げられる。また、含有させるフィラーの平
均粒径は0.1〜10μmの範囲で受容層厚みより大き
いことが好ましい。平均粒径が0.1μm未満である
と、所望の効果が充分に得られず、また10μmを越え
ると、受容層でフィラーを保持できない点で好ましくな
い。また、フィラーの含有量は受容層層形成樹脂に対し
て0.1〜10重量%の範囲が好ましい。含有量が多す
ぎると、透明性が低下し、特に透明性が要求される場合
には、ヘイズを10以下に抑えるべく、含有量上限は5
重量%とすることが好ましい。また、含有量が少なすぎ
ると、所望の搬送適性の向上効果が得られない。
【0019】受容層に添加できる導電性物質としては、
導電性高分子材料または金属酸化物が挙げられる。導電
性高分子材料としては、π電子共役系構造を有すること
が特徴である。具体的には例えばスルホン化ポリアニリ
ン、化学的にドーピングしたポリアセチレン、ポリパラ
フェニレンビニレン、ポリパラフェニレンスルフィド、
化学的に重合とドーピングしたポリピロール、ポリチオ
フェン、ポリアニリン、熱処理により生成したフェノー
ル樹脂の熱処理物、ポリアミドの熱処理物、ペリレン酸
無水物の熱処理物等が挙げられる。上記のπ電子共役系
構造を有する導電性高分子材料として、特にスルホン化
ポリアニリン、ポリチオフェンが有用である。
【0020】金属酸化物として、例えば、酸化亜鉛(Z
nO)、酸化スズ(SnO2 )、酸化インジウム(In
23 )、酸化チタン(Ti02 )等が挙げられる。こ
れらの金属酸化物は、必要に応じてドーパントを添加し
ても良い。ドーパントは、例えば、Znの場合はAl
(アルミニウム)、Sb(アンチモン)、Snの場合は
Sb(アンチモン)、またIn23 の場合はSnが一
般的に使用される。尚、上記の金属酸化物は、1種類で
も、他の種類と組み合わせて使用してもよい。さらに、
上記金属酸化物は、SnO2 または、Sbでドープされ
たSnO2 で被覆されていても良い。
【0021】本発明の受像シートでは、金属酸化物とし
て塗工適性、表面電気抵抗率の安定性と金属電気伝導
性、価格等の点から、SnO2 あるいは、SnO2 で被
覆された金属酸化物や、特にSbドープSnO2 を使用
することが好ましい。このような金属酸化物は、球状だ
けでなく、針状結晶であっても良い。球状の場合、一次
粒径は10nm〜1000nmが好ましい。針状結晶の
場合、繊維長が0.1〜2μmの範囲で、アスペクト比
が10〜50の範囲内にある針状結晶が好ましい。この
ような大きさの針状の金属酸化物を使用することによ
り、受容層の透明性が向上し、受像シートをOHPのよ
うな透過光により記録画像を観察するような用途に使用
する場合に、透過画像の品質を高めることができる。
【0022】上記の金属酸化物を使用した受容層用塗工
液の配合としては、金属酸化物の重量/熱可塑性樹脂の
重量=0.2〜2.0が好ましい。金属酸化物の重量/
熱可塑性樹脂の重量比が0.2未満では、金属酸化物の
量が少ないため、受容層の表面電気抵抗率が安定しな
い。また金属酸化物/熱可塑性樹脂が2.0を越える
と、特にSbでドープされたSnO2 の場合、金属酸化
物の特有の色が目立ち、好ましくない。(SbドープS
nO2 の場合は、青味の色が表面に目立って出てく
る。) これら上記の導電性物質は、水分散系が多いため、受容
層に混在させるためには、前記受容層樹脂を水分散化す
ることが好ましい。水分散化手法としては、受容層樹脂
をケトン系溶剤に溶解し、分散剤と水を加えた後に、そ
の溶剤を除去することが一般的である。
【0023】また、受容層には上記フィラー、導電性物
質の他、各種界面活性剤、ワックス、オイル等の離型剤
を本発明の効果を妨げない範囲で混合使用しても良い。
受容層の形成は、上記結着樹脂成分、その他必要に応じ
て各種添加剤などを有する塗液を、グラビア印刷、シル
クスクリーン印刷等の公知の印刷手段、あるいは、グラ
ビアコート等の公知の塗工手段により形成し、厚さは
0.05〜10.0μm程度であり、好ましくは0.1
〜10.0μmである。その厚さが少なすぎると、受像
表面上に付着したトナーが受容層に充分に埋め込めなく
なり、OHPの投影画像でグレー化が生じやすい。一
方、厚さが10.0μmを超えると、受容層の凝集破壊
によるオフセットが顕著に生じやすくなり、プリンター
での搬送時に受像シートが定着ローラー等にはりつきや
すくなる。さらに、受容層中に導電剤を入れずに、その
外側あるいは表裏の最外層に抵抗制御層を設けても良
い。その抵抗制御層に使用する材料としては、例えば酸
化スズや酸化亜鉛等の金属微粒子やポリチオフェンやポ
リアニリン等のπ電子共役二重結合を有する導電性ポリ
マーとバインダー樹脂が挙げられる。
【0024】(背面層)本発明の受像シートは、基材の
少なくとも一方の面に、受容層を設け、さらに必要に応
じて前記基材の他方の面に、フィラーあるいはSi基を
含有した背面層を設けることができる。搬送適性をより
向上させ、基材表面側の受容層に対して、カール防止性
をもたせるため、基材の受容層の設けられていない側
に、背面層を形成してもよい。さらに、背面層は、基材
表面の受容層と同様の画像受容性をもたせれば、受像シ
ートの表、裏に関わらず、また受像シートの両面に画像
を形成することができる。
【0025】背面層は、アクリル系樹脂、ポリエステル
系樹脂、ウレタン系樹脂等や、シリコーン基が付加され
た熱可塑性樹脂として、シリコーン変性アクリル系樹
脂、シリコーン変性ウレタン系樹脂、シリコーン変性ポ
リエステル系樹脂等が使用できる。さらに、アクリル
系、ビニル系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリ
アミド系又はセルロース系樹脂のバインダー樹脂の主鎖
に、ポリシロキサンセグメント、フッ化炭素セグメント
及び長鎖アルキルセグメントの中の少なくとも1種の離
型性セグメントを有するグラフトコポリマーも、熱可塑
性樹脂として、使用できる。
【0026】背面層の形成は、上記の樹脂と有機フィラ
ーまたは無機フィラーと、その他添加剤を必要に応じて
加えて、受容層と同様に公知の塗工手段により行われ、
背面層の厚さは、0.01〜10.0μm程度あれば十
分な効果が得られる。背面層のフィラーは、有機フィラ
ーとしては、四フッ化エチレン樹脂、エチレン−四フッ
化エチレン共重合体等のフッ素系樹脂、ポリエチレン樹
脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹
脂、ベンゾグアナミン樹脂等の有機樹脂からなるフィラ
ーが挙げられる。一方、無機フィラーとしては、シリ
カ、コロイダルシリカ、アルミナ、カオリン、クレー、
炭酸カルシウム、タルク、二酸化チタン、炭酸カルシウ
ム等が使用できる。
【0027】(トナー)電子写真方式の画像形成で使用
されるトナーは、結着樹脂、着色剤、荷電制御剤等を溶
融混練し、粉砕、分級することにより、製造することが
できる。あるいは、最近では重合トナーも見受けられ
る。トナー結着樹脂は、特開平5−27479号等に記
載しているように、例えば下記化学式1で表されるエチ
レングリコールまたはプロピレングリコールで変性した
変性ビスフェノールAを、ジオールとして用いたポリエ
ステル樹脂が挙げられる。
【0028】
【化1】 (式中、Rはエチレン基またはプロピレン基、x、yは
それぞれ1以上の整数で、かつx+yの平均値は2〜7
である。)
【0029】上記のアルコール成分と共縮重合する酸成
分は、マレイン酸、フマール酸、シトラコン酸、イタコ
ン酸、グルタコン酸、フマル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジ
ピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、マロン酸等が挙げ
られる。また、特開平5−80586号等に記載してい
るように、例えば線状または測鎖を有する線状ポリエス
テルと、3価以上のカルボン酸及び/または3価以上の
アルコールとを共縮重合させたポリエステル樹脂が挙げ
られる。また、トナー結着樹脂は、ポリエステル樹脂の
他にスチレンまたはスチレン−アクリル系樹脂等を加え
ることができる。トナーの着色剤は各種染料、顔料が使
用でき、荷電制御剤として負帯電性のもので、例えば含
金属アゾ染料等が挙げられ、また正帯電性の荷電制御剤
も使用できる。また、トナーには電気抵抗、帯電量の制
御やトナーのクリーニング性を高めるため、アクリル−
ビニル系モノマー共重合体等の重合体微粒子や疎水性シ
リカ微粉末等を加えたり、トナー調整時のオフセット防
止剤としてワックス等の特性改良剤等も加えることがで
きる。
【0030】トナーの結着樹脂において、定着時の加熱
温度を想定した温度130〜200℃の間で、そのトナ
ー結着樹脂の貯蔵弾性率(G′A )と、受容層結着樹脂
の貯蔵弾性率(G′B )とにおいて、 0.1≦G′A /G′B ≦2500 の関係を有していることが好ましい。これによって、受
像表面上に付着したトナーの受容層への埋め込みが適切
に行われ、製造メーカーの異なる各種の電子写真複写機
/プリンタに対しても、OHPの投影画像がグレー化を
生じないで、色調再現性に優れ、鮮明な投影画像が得ら
れる。
【0031】
【実施例】次に実施例をあげて、本発明を具体的に説明
する。尚、文中、部または%とあるのは、特に断りのな
い限り重量基準である。(実施例1)下記に示す基材、
受容層塗工液1を用いて、基材の一方の面に、受容層を
設ける。受容層は3.0μmの厚さで、実施例1の受像
シートを作製した。基材 厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
【0032】受容層塗工液1 樹脂A 30部 (テレフタル酸+エチレンオキサイド変性ビスフェノールAから成るポリエス テル樹脂、130℃の時の貯蔵弾性率G′130 =31、200℃の時の貯蔵弾性 率G′200 =6、G′130 /G′200 =5.2) メチルエチルケトン 35部 トルエン 35部 シリカ(平均粒径5μm) 0.05部
【0033】(実施例2)実施例1で使用した受容層塗
工液1を、下記組成の受容層塗工液2に変更した以外
は、実施例1と同様にして、実施例2の受像シートを作
製した。受容層塗工液2 樹脂B 30部 (テレフタル酸+エチレングリコールから成るポリエステル樹脂、130℃の 時の貯蔵弾性率G′130 =10、200℃の時の貯蔵弾性率G′200 =19、G ′130 /G′200 =0.53) メチルエチルケトン 35部 トルエン 35部 シリカ(平均粒径5μm) 0.05部
【0034】(実施例3)実施例1で使用した受容層塗
工液1を、下記組成の受容層塗工液3に変更した以外
は、実施例1と同様にして、実施例3の受像シートを作
製した。受容層塗工液3 樹脂C(エポキシ当量874〜975であるエポキシ樹脂) 30部 (130℃の時の貯蔵弾性率G′130 =65、200℃の時の貯蔵弾性率G′ 200 =35、G′130 /G′200 =1.9) メチルエチルケトン 35部 トルエン 35部 シリカ 0.05部
【0035】(実施例4)実施例1で使用した受容層塗
工液1を、下記組成の受容層塗工液4に変更した以外
は、実施例1と同様にして、実施例4の受像シートを作
製した。受容層塗工液4 樹脂D 30部 (ポリエステル樹脂A/エポキシ樹脂C=重量比1/1から成る樹脂、130 ℃の時の貯蔵弾性率G′130 =65、200℃の時の貯蔵弾性率G′200 =35 、G′130 /G′200 =1.9) メチルエチルケトン 35部 トルエン 35部 シリカ 0.05部
【0036】(比較例1)実施例1で使用した受容層塗
工液1を、下記組成の受容層塗工液5に変更した以外
は、実施例1と同様にして、比較例1の受像シートを作
製した。受容層塗工液5 樹脂E 30部 (東洋紡績株式会社製、ポリエステル樹脂、バイロン200、貯蔵弾性率G′ 130 =64500、貯蔵弾性率G′200 =63、G′130 /G′200 =1020 ) メチルエチルケトン 35部 トルエン 35部 シリカ 0.05部
【0037】(比較例2)実施例1で使用した受容層塗
工液1を、下記組成の受容層塗工液6に変更した以外
は、実施例1と同様にして、比較例2の受像シートを作
製した。受容層塗工液6 樹脂F 30部 (油化シェルエポキシ製、エポキシ樹脂、エピコート#1001、エポキシ当 量450〜500、貯蔵弾性率G′130 =4、貯蔵弾性率G′200 =17、G′ 130 /G′200 =0.24) メチルエチルケトン 35部 トルエン 35部 シリカ 0.05部
【0038】上記の実施例及び比較例の受像シートを用
いて、下記の方法にて、画像品質のの評価を実施した。 (評価方法)画像品質 下記の電子写真方式のフルカラープリンターにより、各
受像シートにカラーチャートの画像を形成して、その受
像シートをOHPにて投影した時の投影画像について、
グレー化の有無、色調再現性を目視にて評価する。
【0039】プリンター:市販のカラーレーザープリン
ターを改良したもので、ロール表面温度をモニタリング
できるようにしたプリンターで下記2種のトナーを使用
する。トナー :トナーA1 において、トナー結着樹脂の貯蔵弾
性率(G′A1)が130℃で33、200℃で660で
ある。トナーA2 において、トナー結着樹脂の貯蔵弾性
率(G′A2)が130℃で10500、200℃で14
500である。記録条件 :プリンターの定着ロールの表面温度は、トナ
ーA1 の場合150℃、トナーA2 の場合190℃であ
る。線圧は10kg/A4幅にした。その際、定着ロー
ル表面には2mg/A4のシリコンオイルを供給した。
記録速度は3ppmとした。
【0040】上記の各実施例及び比較例の受像シート
を、電子写真方式で記録する際に、130〜200℃の
間で、トナー結着樹脂の貯蔵弾性率(G′A1、G′A2
と、受容層結着樹脂の貯蔵弾性率(G′B )とにおい
て、G′A1/G′B 、G′A2/G′B を算出すると、下
記表1の通りである。
【表1】
【0041】評価の判断基準は以下の通りである。 ○:イエローのハイライト部において、グレー化が無
く、色調再現性が良好で、鮮明な投影画像である。 △:イエローのハイライト部において、グレー化が少し
認められるが、色調再現性はほぼ良好であり、画像鮮明
性もほぼ良好である。 ×:イエローのハイライト部において、グレー化が明瞭
に認められ、色調再現性が悪く、不鮮明な画像である。
【0042】(評価結果)各実施例及び比較例の評価結
果を表2に示す。
【表2】
【0043】
【発明の効果】以上の通り、本発明の受像シートは、基
材の少なくとも一方の面に、受容層を設けて、該受容層
を構成する結着樹脂の貯蔵弾性率が、40℃以下の温度
において106 Pa以上で、130℃の時の貯蔵弾性率
をG′130 、200℃の時の貯蔵弾性率をG′200 とし
た時に、 G′130 /G′200 ≦9.0、かつG′130 ≦103
a の関係を有しているため、受像シートの平滑な受像表面
上に付着したトナーが、定着時の温度によって、充分に
受容層に埋め込まれ、かつ、界面と相溶性をもつこと
で、平滑化する。
【0044】また、130〜200℃の間で、トナー結
着樹脂の貯蔵弾性率(G′A )と、受容層結着樹脂の貯
蔵弾性率(G′B )とにおいて、 0.1≦G′A /G′B ≦2500 の関係を有していることにより、さらに上記のトナーの
受容層へ埋め込みが適切に行われ、製造メーカーの異な
る各種の電子写真複写機/プリンタに対し、種々の定着
温度下において、OHPの投影画像がグレー化を生じな
いで、色調再現性に優れ、鮮明な投影画像が得られる、
汎用性のある受像シートとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受像シートの一つの実施の形態を示す
断面図である。
【図2】本発明の受像シートの他の実施の形態を示す断
面図である。
【図3】本発明の受像シートの他の実施の形態を示す断
面図である。
【図4】本発明の受像シートで、トナーが受容層へ埋め
込まれた状態を説明する概略断面図である。
【符号の説明】
1 基材 2 受容層 3 トナー 4 プライマー層 51、52 帯電制御層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の少なくとも一方の面に、受容層を
    設けた受像シートにおいて、該受容層を構成する結着樹
    脂の貯蔵弾性率が、40℃以下の温度において106
    a以上で、130℃の時の貯蔵弾性率をG′130 、20
    0℃の時の貯蔵弾性率をG′200 とした時に、 G′130 /G′200 ≦9.0、かつG′130 ≦103
    a の関係を有していることを特徴とする受像シート。
  2. 【請求項2】 前記の受容層の厚みが、0.1〜10.
    0μmであることを特徴とする上記の請求項1に記載す
    る受像シート。
  3. 【請求項3】 上記の請求項1に記載する受像シートに
    おいて、電子写真方式の記録で、130〜200℃の間
    の各々の温度におけるトナー結着樹脂の貯蔵弾性率
    (G′A )と受容層結着樹脂の貯蔵弾性率(G′B )と
    の関係において、 0.1≦G′A /G′B ≦2500 の関係を有していることを特徴とする受像シート。
  4. 【請求項4】前記の受容層の結着樹脂が、ビスフェノー
    ルA骨格を有するポリエステル樹脂、エポキシ樹脂の中
    から少なくとも1つを含有していることを特徴とする上
    記の請求項1〜3のいずれかに記載する受像シート。
  5. 【請求項5】 受像シートの平行線透過率が70%以上
    であることを特徴とする上記の請求項1〜4のいずれか
    1項に記載する受像シート。
  6. 【請求項6】 上記の請求項1〜5に記載する受像シー
    トを用いて、トナー定着における定着ロールの表面温度
    を130〜200℃の範囲で、電子写真方式の記録を行
    うことを特徴とする記録方法。
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